JP3206312B2 - 無人走行車の分岐システム - Google Patents

無人走行車の分岐システム

Info

Publication number
JP3206312B2
JP3206312B2 JP18029894A JP18029894A JP3206312B2 JP 3206312 B2 JP3206312 B2 JP 3206312B2 JP 18029894 A JP18029894 A JP 18029894A JP 18029894 A JP18029894 A JP 18029894A JP 3206312 B2 JP3206312 B2 JP 3206312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
branch
magnetic tape
branching
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18029894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0844426A (ja
Inventor
利夫 三木
宗訓 大島
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP18029894A priority Critical patent/JP3206312B2/ja
Publication of JPH0844426A publication Critical patent/JPH0844426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206312B2 publication Critical patent/JP3206312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場や倉庫内などで
予め定められた走行路を無人で走行する無人走行車の分
岐システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場や倉庫内では、部品など
を無人で補給・搬送する走行車が使用されている。かか
る走行車の従来構成について説明する。図6(a)は、
この走行車の構成を示す側面図であり、同図(b)は、
同構成を示す正面図である。これらの図に示すように、
走行車1は、その先後端にそれぞれ備えられる遊輪2,
2と、中央左右側にそれぞれ設けられる左動輪3L,右
動輪3Rとにより走行するものであり、各動輪を回転さ
せるモータ(図示省略)を、回転数差を与えて駆動する
ことにより、操舵を行なうようになっている。
【0003】また、走行車1の先後端の底部には、セン
サユニット4,4が設けられており、目標となる走行路
に沿って床面に予め敷設された磁気テープの磁気を検出
するようになっている。
【0004】次に、かかる走行車の電気的構成について
図7を参照して説明する。この図に示すように、センサ
ユニット4は、磁気を検出する磁気センサ51〜5mを走
行方向(磁気テープ10)とは直交する方向に一列に等
間隔に配列させたものから構成される。磁気センサ51
〜5mの各出力は、感度調節器6によりそれぞれ感度が
調節される。ここで、調節される感度は、磁気テープ1
0の直上に位置する磁気センサだけが、磁気テープ10
の磁気を検出してオンするように設定される。なお、感
度調節器6での感度設定は、外部からの指令(例えば、
ボリュームなど)により行なわれるようになっている。
【0005】位置検出器7は、分岐部以外の場所では、
感度調節器6を介したセンサユニット4の出力から、オ
ンとなっている磁気センサの範囲を検出して、その範囲
の中心を示す信号を出力する。ここで、センサユニット
4の中心(磁気センサ51〜5mの配列中心)と走行車1
の中心との対応関係を予め知る(例えば、両者が一致す
るようにセンサユニット4を取り付ける)ことにより、
走行車1が磁気テープ10からどれだけ偏位して走行し
ているかを知ることができる。
【0006】メインコントローラ11は、この偏位がゼ
ロとなるように、動輪3L,3Rを回転させるモータの駆
動量を決定する。そして、決定された駆動量に基づいて
モータドライブコントローラ12が実際に各モータを駆
動するようになっている。なお、センサユニット4が、
走行車1の両端に取り付けられているのは、走行車1が
前後進のいずれにも走行制御可とするためである。
【0007】ここで、実際の走行経路の一例を図8に示
す。この図に示すように、走行経路には、分岐部・合流
部が設けられており、さらに図示はしないがステーショ
ンが設けられ、ここで荷を積込・積卸のため停止するよ
うになっている。これら分岐経路の指示や、停止・通過
の指示は、図示しない集中管理装置により行なわれ、走
行車1は、この指示を無線により受信する。アンテナ8
および受信部9は、そのために設けられる。
【0008】次に、分岐部での走行制御について説明す
る。走行車1は、分岐部の手前に到達したのを、設置さ
れたマーカ(図示しない)により検出して、分岐する場
合には、どちらの方向へ進行すべきかの情報を受信す
る。ここで、位置検出器7は、直進するときには、通常
の制御と同様にオンとなった磁気センサの範囲中心を示
す信号を出力する一方、左へ分岐するときには、オンと
なった磁気センサのうちの左端から磁気テープ10の幅
の半分の地点を示す信号を出力する。同様に、右へ分岐
するときには、オンとなった磁気センサのうちの右端か
ら磁気テープ10の幅の半分の地点を示す信号を出力す
る。すなわち、分岐する場合において、走行車は、分岐
する側であって検出した磁気テープ10の端部から半分
の距離を、磁気テープの中心と想定して走行制御を行な
うのである。
【0009】ところで、近年では、工場での製造行程が
複雑化する傾向にあり、このため、走行車の走行経路も
複雑になりつつある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すように、左右の旋回半径が異なる分岐部を、無人走
行車が走行する場合において、走行車が直進するときに
は、オンとなる磁気センサの中心は、A点、B点、F点
では、進むべき進路を案内する磁気テープ10の中心線
とは一致するが、C点、D点では、磁気テープ10の中
心線よりも右側となる一方、E点では、オンとなる磁気
センサの中心は、磁気テープ10の中心線よりも左側と
なる。
【0011】このため、図において上方から下方に直進
する場合には、C点、B点において右側寄りに走行制御
される一方、E点においては逆に左側寄りに走行制御さ
れてしまう。この結果、走行車は、最初、中心から右へ
振れ、次に、左へと振れて蛇行してしてしまい、最悪の
場合にフィードバック制御が収束せずに発散して走行ル
ートから外れてしまう、という問題があった。特に、被
搬送物が振動に敏感である場合には、走行車が不安定に
走行するという点だけでも好ましいものではなかった。
【0012】また、従来の分岐においては、上述した構
成から判るように1つの地点から直進を含めて3分岐す
るのが限度であり、4分岐以上は不可能であった。この
ため、走行経路の配置に自由度がなく、複雑になりつつ
ある搬送経路に対処しきれない、という問題もあった。
【0013】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、異半径で分岐する
場合においても、正確に走行制御が可能である一方、同
一地点から4以上の分岐が可能である無人走行車の分岐
システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、人走行者
の分岐システムであって、複数の分岐経路の各々を案内
するように敷設された帯状磁性体であって、その磁束密
度が相異なる帯状磁性体と、磁束密度が相異なる帯状磁
性体を識別するセンサユニットと、記分岐経路のいず
れかに分岐、あるいは前記分岐経路のいずれかから合流
する場合には、前記センサユニットによって、当該分岐
経路を案内する帯状磁性体を識別するとともに、識別し
た帯状磁性体に沿って走行するように制御を行なう制御
手段とを具備することを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明において、前記センサユニットは、識別
した帯状磁性体を幅方向にわたって検出し、前記制御手
段は、識別した帯状磁性体における内側端部から当該帯
状磁性体の幅の略半分の地点を、当該帯状磁性体の中心
と想定して、この中心に一致するように走行制御を行な
ことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
に記載の発明において、前記帯状磁性体は、左右の分
岐経路を外側から順次組にして、同じ組では略同一の磁
束密度とするとともに、外側に位置する組ほど、時速密
度が順次小となることを特徴としている。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0021】<第1実施例>まず、この実施例における
分岐部の構成について、3分岐を例にとって説明する。
この図に示すように、分岐部は、直進経路を案内する
磁気テープ10と分岐経路、を案内する磁気テープ
30とから構成される。ここで、分岐経路を案内する磁
気テープの内側(内周側)の端部を、単に、内側端部と
いう。磁気テープ30の磁束密度BTH1は、磁気テープ
10の磁束密度BTH0よりも小さく設定される。また、
磁気テープ30の、分岐する側(内側)の端部は、分岐
始点40において磁気テープ10の端部と滑らかに接し
ている。なお、磁気テープの磁束密度を異ならせるの
は、磁気テープを複数枚重ねて敷設しても良いし、着磁
時に行なっても良い。
【0022】次に、走行車の構成について説明する。図
2は、この走行車の電気的構成を示すブロック図であ
り、図7と同一の構成要素には、同一の符号を付与して
いる。この図に示すように、センサユニット20は、磁
気を検出する磁気センサ211〜21mと221〜22n
を、それぞれ走行方向と直交する方向に一列に等間隔に
配列させたものから構成され、前者を上方にして垂直方
向に2列配置となっている。磁気センサの数mおよびn
は、同数であっても良いし、異なっていても良い。
【0023】次に、磁気センサ211〜21mと221
22nとの各出力は、感度調節器23,24によりそれ
ぞれ感度が調節される。調節される感度は、磁気センサ
211〜21mの各々が磁気テープ10による磁気のみを
検出するように設定される一方、磁気センサ221〜2
nの各々が磁気テープ10の磁気とともに、磁気テー
プ30の磁気を検出するように設定される。なお、感度
調節器23,24における感度設定は、それぞれ外部か
らの指令により行なわれるようになっている。
【0024】直進コントローラ25は、感度調節器23
を介した磁気センサ211〜21mの出力から、オンとな
っている磁気センサのうちの中心および両端位置を示す
信号を出力する。一方、分岐コントローラ26は、感度
調節器24を介した磁気センサ221〜22nの出力から
オンとなっている磁気センサのうちの、左右端に位置す
るものを検出する。
【0025】位置検出器27は、分岐部以外の場所で
は、直進コントローラ25の出力を主とし、分岐コント
ローラ26の出力を補助的に用いて、オンとなっている
磁気センサの範囲を検出して、その範囲の中心を示す信
号を出力する。また、分岐部において、分岐部の手前に
達したのを設置されたマーカ(図示しない)により検出
し、どの方向へ進行すべきかの情報を受信するのは、従
来と同様であるが、分岐時における走行制御が次のよう
に行なわれている点で相違する。
【0026】すなわち、位置検出器27は、直進すると
きには、磁気センサ211〜21mのうちの、オンとなっ
たものの範囲中心を示す信号を出力する一方、左側に分
岐するときには(あるいは左側から合流するときに
は)、磁気センサ221〜22nのうちの、オンとなって
いるセンサの左端位置を示す信号に、磁気テープの幅の
半分に相当する値を補正して出力する。同様に、右側へ
分岐するときには(あるいは右側から合流するときに
は)、オンとなった磁気センサのうちの、オンとなって
いるセンサの右端位置を示す信号に、磁気テープの幅の
半分に相当する値を補正して出力する。
【0027】<第1実施例の動作>次に、上述した第1
実施例の動作について説明する。分岐部以外の場所での
走行制御は、磁気センサ211〜21mとともに、磁気セ
ンサ221〜22nを用いて走行制御する点以外は、図
6、7に示した従来の走行車と同じである。
【0028】そこで、分岐部での動作を中心にして説明
する。走行車が分岐部の手前に到達すると、受信部9
は、進行すべき経路の情報をアンテナ8を介して受信す
る。受信した情報により経路に直進すべき場合に、位
置検出器27は、直進コントローラ25の出力のみを選
択して、磁気センサ211〜21mのうちの、オンとなっ
ているセンサの範囲中心を示す信号を出力する。このと
き、直進経路を案内する磁気テープ10の磁束密度
は、分岐経路、を案内する磁気テープ30のそれよ
りも大きく、また、磁気センサ211〜21mは、磁気テ
ープ10の磁気のみを検出してオンとなるように予め感
度調節されているので、直進時には、左右の分岐半径が
異なる分岐部であっても、磁気テープ幅の変動の影響を
受けずに、分岐以外の場所と全く同様に安定した走行制
御が可能となる。
【0029】なお、直進で合流する場合には、進行すべ
き経路の情報を受信しない点以外は、分岐と同じであ
る。
【0030】一方、分岐部の手前で受信した情報により
左経路に分岐する場合に、位置検出器27は、分岐コ
ントローラ26の出力を選択して、磁気センサ221
22nのうちの、オンとなっているものの左端の位置を
示す信号を選択し、磁気テープの幅の半分に相当する値
を補正し、磁気テープ30の中心と想定して出力する。
同様に、右経路に分岐する場合に、位置検出器27
は、分岐コントローラ26の出力を選択して、磁気セン
サ221〜22nのうちの、オンとなっているものの右端
の位置を示す信号を選択し、磁気テープの幅の半分に相
当する値を補正し、磁気テープ30の中心と想定して出
力する。これにより、左右のどちらかに分岐する場合で
も、全く同様な走行制御が可能となる。
【0031】なお、合流する場合には、進行すべき経路
の情報を受信しない点以外は、分岐と同じである。ま
た、位置検出器27は、分岐部の通過後には、オンとな
る磁気センサ221〜22nの両端位置の中心を示す信号
を出力すれば、磁気テープ30の中心にしたがって走行
制御することも可能となる。
【0032】なお、上述したセンサユニット20の構成
は、図2に示すものに限られず、例えば、図3に示すよ
うに、磁気センサ211〜21mと221〜22nとを磁気
テープから等距離に2列に配列しても良いし、図4に示
すように、両者を一列に交互に配列しても良い。いずれ
にしても、磁気センサ211〜21mの各々が、直進経路
を案内する磁気テープ10の磁気のみを検出するよう
に、そして、磁気センサ221〜22nの各々が磁気テー
プ30の磁気を検出するように、それぞれ感度調節され
ていれば良い。
【0033】<変形例>上述した第1実施例では、分岐
における直進案内用の磁気テープ10と分岐案内用の磁
気テープ30とを磁束密度の相違により区別して検出し
たが、この変形例では、両者を磁極の相違によりこれを
区別した。例えば、図1において、走行車に対向する面
を、磁気テープ10にあってはN極に、磁気テープ30
にあってはS極にしてそれぞれ敷設するのである。この
場合、磁気センサ211〜21mがN極を検出する一方、
磁気センサ221〜22nがS極を検出することにより、
両者を区別して検出することが可能である。走行制御に
ついては、第1実施例と同様である。なお、いうまでも
ないが、N極、S極の対応関係は逆であってもかまわな
い。
【0034】この変形例によれば、直進・分岐方向に対
応して、帯状磁石を裏・表にして敷設すれば良いので、
複数種類の帯状磁石を用意する必要がなくなる。したが
って、構成を簡略にして、分岐部における直進走行が安
定して、分岐を行なうことができる。
【0035】<第2実施例>上述した第1実施例は、異
半径で左右に分岐する場合に適用するものであったが、
この第2実施例は、同一地点から4つ以上に分岐する場
合に適用するものである。
【0036】まず、この実施例をおける分岐部の構成に
ついて、5分岐を例にとって説明する。この図に示すよ
うに、分岐部は、直進、分岐角度小で左分岐、分
岐角度小で右分岐、分岐角度大で左分岐、および分
岐角度大で右分岐の5経路へ分岐するものである。
【0037】この図に示すように、経路、、への
案内は、引き続き磁気テープ10により行なわれる一
方、経路、への案内は、磁気テープ10より磁束密
度の小さい磁気テープ30により行なわれる。また、磁
気テープ30の、分岐する側の端部は、分岐始点40に
おいて磁気テープ10の端部と滑らかに接している。
【0038】走行車の構造については、基本的に、図2
に示した第1実施例と同一であるが、分岐時において、
位置検出器27は、どの経路を進行すべきかにより、ど
の磁気テープを、どの部分を基準として案内するかにお
いて、次のように相違する。すなわち、位置検出器27
は、経路に直進、あるいは経路、に分岐する場合
には、直進コントローラ25を選択する一方、経路、
に分岐する場合には、分岐コントローラ26を選択す
る。
【0039】<第2実施例の動作>次に、上述した第2
実施例の動作について説明する。分岐部以外の場所での
走行制御は、磁気センサ211〜21mとともに、磁気セ
ンサ221〜22nを用いて走行制御する点以外は、図
6,7に示した従来の走行車と同じであるので、分岐部
での動作を中心にして説明する。
【0040】走行車が分岐部の手前に到達すると、受信
部9は、進行すべき経路の情報をアンテナ8を介して受
信する。受信した情報により経路、、に進行すべ
き場合に、位置検出器27は、直進コントローラ25の
出力のみを選択し、経路に直進するときには、磁気セ
ンサ211〜21mのうちの、オンとなっているセンサの
範囲中心を示す信号を出力する一方、経路あるいは
に分岐するときには、磁気センサ211〜21mのうち
の、オンとなっているセンサの左あるいは右端位置を示
す信号に、磁気テープの幅の半分に相当する値だけ補正
して、磁気テープ10の中心と想定して出力する。
【0041】このとき、経路、、を案内する磁気
テープ10の磁束密度は、角度大なる経路、を案内
する磁気テープ30のそれよりも大きく、また、磁気セ
ンサ211〜21mは、磁気テープ10の磁気のみを検出
してオンとなるように予め感度調節されているので、経
路、、への進行時には、経路、へ案内する磁
気テープ30の影響を受けずに、安定した走行制御が可
能となる。
【0042】なお、経路、、から合流する場合に
は、進行すべき経路の情報を受信しない点以外は、分岐
と同じである。
【0043】一方、分岐部の手前で受信した情報により
経路あるいはに分岐する場合に、位置検出器27
は、分岐コントローラ26の出力を選択し、磁気センサ
221〜22nのうちの、オンとなっているセンサの左あ
るいは右端位置を示す信号に、磁気テープの幅の半分に
相当する値だけ補正して、磁気テープ30の中心と想定
して出力する。これにより、左右のどちらかの、分岐角
度大なる経路、に分岐する場合でも、全く同様な走
行制御が可能となる。
【0044】なお、経路、から合流する場合には、
進行すべき経路の情報を受信しない点以外は、分岐と同
じである。また、位置検出器27は、分岐部を通過後に
は、オンとなる磁気センサ221〜22nの両端の中心位
置を示す信号を出力すれば、磁気テープ30にしたがっ
て走行制御することも可能となる。
【0045】<第2実施例の変形例>上述した第2実施
例では、経路、、の案内用磁気テープ10と経路
、の案内用磁気テープ30とを磁束密度の相違によ
り区別して検出したが、この変形例では、磁極の相違に
よりこれを区別した。例えば、図5において、走行車に
対向する面を、磁気テープ10にあってはN極にして、
磁気テープ30にあってはS極にして、それぞれ敷設す
るのである。この場合、磁気センサ211〜21mがN極
を検出する一方、磁気センサ221〜22nがS極を検出
することにより、両者を区別して検出することが可能で
ある。走行制御については、第1実施例と同様である。
なお、いうまでもないが、N極、S極の対応関係は逆で
あってもかまわない。
【0046】この変形例によれば、経路、、およ
び経路、に対応して、帯状磁石を裏・表にして敷設
すれば良いので、複数種類の帯状磁石を用意する必要が
なくなる。
【0047】また、上述した第2実施例において、経路
、、が異半径にて分岐させる必要があるならば、
この部分に第1実施例を適用しても良い。ただし、この
場合には、各経路に敷設する磁気テープの磁束密度を、
経路<経路<経路、のように異ならせるとと
もに、センサユニット4を三列配置にして、各磁気テー
プを識別することができるように感度調節することが必
要となる。
【0048】<第2実施例の応用例>また、上述した実
施例では、5分岐を例にとって説明したが、本願発明は
これに限られるものではない。
【0049】例えば、一般的に、i(iは2以上の整
数)個の経路に分岐する場合についても適用可能であ
る。この場合、左右の分岐経路を外側から順次組にし
て、組内では同じ磁束密度とした第1〜第j(jは2以
上の整数)の帯状テープを、第1〜第iの経路に沿って
敷設する。ここで、i,jは、それぞれi≦2j+1を
満たす正の整数である。このとき、外側に位置する組ほ
ど、磁束密度が順次小となるように第1〜jの磁気テー
プを敷設するとともに、センサユニット4をj列配置に
して、各磁気テープを識別することができるように感度
調節することが必要となる。そして、走行車がこの分岐
を通過する場合には、直進する場合を除き、センサユニ
ット4が、当該経路を案内する磁気テープの内側端部を
検出することにより走行制御が行なわれる。
【0050】これを、上述の第2実施例で言えば、経路
、、経路、、をそれぞれ組にして、それぞれ
磁束密度の異なる磁気テープ10、30を敷設する。こ
のとき磁気テープ10,30は、外側に位置する組であ
る経路、が、磁束密度が小となるように敷設され
る。そして、経路に直進する場合を除き、分岐・合流
する場合には、センサユニット4が、当該経路を案内す
る磁気テープの内側端部を検出して走行制御が行なわれ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、それぞ
れ次のような効果がある。
【0052】本発明によれば、分岐部分において、無人
走行車を案内する帯状磁性体を、その磁束密度によって
区別するので、分岐経路数を多数とすることができ、こ
のため、走行経路の配置に自由度が広がり、複雑になり
つつある搬送経路に対処することが可能となる。また、
分岐経路のいずれかに分岐、あるいは、分岐経路のいず
れかから合流する場合には、分岐部分における帯状磁性
体の幅変動の影響を受けにくくなるので、無人走行車の
走行が不安定になることを防止することが可能となる。
さらに、分岐経路数が多数である場合でも、必要となる
帯状磁性体の種類を低減することが可能となる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例における分岐部の構成を
示す平面図である。
【図2】同実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施例におけるセンサユニットの変形例を示
す図である。
【図4】同実施例におけるセンサユニットの他の変形例
を示す図である。
【図5】この発明の第2実施例における分岐部の構成を
示す平面図である。
【図6】(a)は、走行車の構成を示す側面図であり、
(b)は、同構成を示す平面図である。
【図7】従来の走行車の電気的構成を示す図である。
【図8】走行車の走行経路の一例を示す平面図である。
【図9】異半径にて3分岐する場合において、従来の走
行車の欠点を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 走行車 10、30 磁気テープ(帯状磁性体) 20 センサユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−311412(JP,A) 特開 昭62−184507(JP,A) 特開 平3−127105(JP,A) 特開 平1−255906(JP,A) 特開 昭61−100813(JP,A) 特開 平2−80912(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人走行者の分岐システムであって、複数の分岐経路の各々を案内するように敷設された 帯状
    磁性体であって、その磁束密度が相異なる帯状磁性体
    と、磁束密度が相異なる帯状磁性体 を識別するセンサユニッ
    トと、 記分岐経路のいずれかに分岐、あるいは前記分岐経路
    のいずれかから合流する場合には、前記センサユニット
    によって、当該分岐経路を案内する帯状磁性体を識別す
    るとともに、識別した帯状磁性体に沿って走行するよう
    制御を行なう制御手段と を具備することを特徴とする
    無人走行者の分岐システム。
  2. 【請求項2】 前記センサユニットは、識別した帯状磁
    性体を幅方向にわたって検出し、 前記制御手段は、識別した帯状磁性体における内側端部
    から当該帯状磁性体の幅の略半分の地点を、当該帯状磁
    性体の中心と想定して、この中心に一致するように走行
    制御を行なう ことを特徴とする請求項1記載の無人走行
    者の分岐システム。
  3. 【請求項3】 前記帯状磁性体は、左右の分岐経路を外
    側から順次組にして、同じ組では略同一の磁束密度とす
    るとともに、外側に位置する組ほど、時速密度が順次小
    となることを特徴とする請求項記載の無人走行者の分
    岐システム。
JP18029894A 1994-08-01 1994-08-01 無人走行車の分岐システム Expired - Fee Related JP3206312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18029894A JP3206312B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 無人走行車の分岐システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18029894A JP3206312B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 無人走行車の分岐システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0844426A JPH0844426A (ja) 1996-02-16
JP3206312B2 true JP3206312B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=16080767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18029894A Expired - Fee Related JP3206312B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 無人走行車の分岐システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206312B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5332952B2 (ja) * 2009-06-26 2013-11-06 トヨタ車体株式会社 無人搬送車の走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0844426A (ja) 1996-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703396B2 (en) Carriage system
EP0472028B1 (en) Vehicle control system for multi-branching track
US8406949B2 (en) Travel control device for unmanned conveyance vehicle
CA2824189A1 (en) Automatic guided vehicle system and method
US20110153135A1 (en) Travel control device for unmanned conveyance vehicle
CN110515374B (zh) 输送台车的引导路
JP3206312B2 (ja) 無人走行車の分岐システム
JP2001209429A (ja) 無人搬送車の位置および方位の補正装置
JP2521430B2 (ja) ゴルフ用搬車走行誘導法
JPH01282615A (ja) 自走式無人車の位置補正方式
JPS60209821A (ja) 無人車用磁気センサアレイ
JPS61118815A (ja) 光学式移動車誘導路
JPS62109105A (ja) 車輌の磁気誘導方法
JPS62175813A (ja) 無人車輌の曲線経路誘導方法
JPS63292309A (ja) 移動車の誘導設備
JP5212228B2 (ja) 無人搬送システム
JPS61211708A (ja) 搬送車の進行位置・方位検出方法
JP2784253B2 (ja) 移動車の走行制御装置
JP3301518B2 (ja) 移動車の誘導設備
JPH03127105A (ja) 磁気誘導式無人搬送車の操舵装置
JPH09269820A (ja) 車両の誘導装置
JPH0340846B2 (ja)
JPH10283030A (ja) 無人搬送車用走行設備
JP3735897B2 (ja) 無人車誘導装置
JP2582655B2 (ja) 移動体のコースずれ検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees