JP3206086U - お好み焼き風鯛焼き - Google Patents

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淳一 原田
淳一 原田
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ヤマト食品株式会社
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【課題】簡単に、かつ容易に製造できるお好み焼き風鯛焼きを提供する。【解決手段】野菜や肉などの具材の上面と下面に、別途作成したシート状の生地3を配し、全体を押圧した。【選択図】図1

Description

本考案は、一般の鯛焼きの餡に代えて、野菜や肉などの具材を用いたお好み焼き風鯛焼きに関するものである。
一般の鯛焼きの製造に関しては、焼き板に形成した鯛の焼き型に餡を充填するときには、まず、焼き板に液状の生地を一々平面状に流し込み、そして、餡をその上に置いた後にも、またその餡の上に更に液状の生地を流し込む作業をしなければならないために、製造には手間や時間、更には熟練した技術を必要としていた。
お好み焼き風鯛焼きの製造に際しては、小麦、砂糖、重曹などから成る生地成分を混合して、それを液状化した生地を、焼き板の焼き面に平面状に流し込み、その上に載せた具材上に、更に液状の生地を再び平面状に散布するので、その散布を適正に行うためには練習や技術を要するだけでなく、生地の厚みや製品に斑が生じ、生地の無駄が生じるなどの欠点を有する。
そこで本考案は、それらの欠点を解決しようとするものである。
本考案は、野菜や肉などの具材の上面と下面に、別途作成したシート状の生地(以下生地シートと言う)を配し、全体を上下に押圧したお好み焼き風鯛焼きから成る。
本考案のお好み焼き風鯛焼きは、その具材を液状の生地ではなく、別途作成した二枚の生地シートで挟んで作るので、お好み焼き風鯛焼きを短時間に、かつ容易に作ることができ、生地の厚さが均等で、製品斑が生じないだけでなく、長時間の訓練や特別な技術も要しないという効果を有する。
二つ折りの焼き板に形成した各焼き型の上に生地シートを配置したところを示す平面図である。 焼き型が鯛の場合の鯛の焼き型を示す平面図である。
二つ折りの焼き板のそれぞれに、複数の焼き型を左右対称に形成しておき、先ずその焼き板を所望の温度まで加熱し、別途作成しておいた小麦粉、還元水飴、こんにゃく粉、卵白、植物油脂、食塩、グリセリン等から成る生地シートを、左右の各焼き型の上に載せ、それらの左右の生地シートの上に、具材を載せる。そして更に、具材と生地シートの接着をよくするためのつなぎ生地を少量、具材の上に添加する場合がある。
裏面に加熱部を備えた焼き板を具備した電気式焼成器の場合は、設定した温度と時間にもとずき焼成を行い、焼成を完了したら焼き板を開いて製品を取り出す。
本考案のお好み焼き風鯛焼きは、一般には図2に示すような鯛の形状をしているが、必要に応じていろいろな形状とすることができるので、添付の図1では、色々な形状の焼き型を含める意味で、焼き型を単なる菱形の形状で示している。つまり、本考案の鯛焼きは鯛の形状に限定されるものではない。
二つ折りの焼き板1を、電気式焼成器の場合は180℃〜190℃前後に加熱してから(ガス式焼成器の場合は150℃前後に加熱してから)、左右の焼き板1に形成した各焼き型2を覆うように、別途作成してある生地シート3を焼き板の上に並べる。好ましくは、生地シートを焼き型の上に並べる前に、一旦水に潜らせることにより、焼成中にシートは破れることがなく、しかも、出来上がった鯛焼きの姿がはっきりしたものとなるという効果を奏することができる。
次いで、肉、野菜、天かす、そば麺、ソース等から成る具材を各生地シート3の上に載せ、その上に、つなぎ生地を少量振りかけることにより、出来上がった製品の生地シート2がずれることがなく、きれいな形態を維持することができ、製品価値を高めることができる。
そして、二つ折りの焼き板1の一方を他方の焼き板1の上に折り畳み、電気式焼成器の場合は、約3分間焼成(ガス式焼成器の場合は約6分間焼成)し、少し強めの温度で焼成する。その間、適宜焼き具合を調整するために、焼き板1を適宜上下反転させながら焼成し、焼成を完了する。そして、上側の焼き板を開いて製品を取り出す。
なお、生地シートの形状は四角形状には限定されず、適宜の形状に変更できる。
1 焼き板
2 焼き型
3 生地シート
4 鯛の焼き型

Claims (1)

  1. 野菜や肉などの具材の上面と下面に、別途作成したシート状の生地を配し、全体を上下に圧接したお好み焼き風鯛焼き
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