JP3205786U - 底面給水式プランター - Google Patents

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Abstract

【課題】 多孔性加工物、スポンジ、不繊布、紐、等の特別な給水材を使用することなく土を給水材として利用して、適度の給水がなされる底面給水式プランターを提供する。【解決手段】 上部のプランター本体1と下部の貯水槽2とからなり、プランター本体1内には、貯水槽2の上方でプランター本体1の内面により支持されたプランター底板3を有する。該プランター底板3は、すり鉢状に傾斜した内面4aを有して貯水槽2の底面近傍まで突出し、突出端4bに導水口4cが設けられた給水室4を備える。この給水室4の傾斜した内面4aの傾斜角を、貯水槽2の底面に対して40度〜60度の角度範囲とした。【選択図】図1

Description

本考案は、植物プランターに関し、より詳しくは、土を給水材として利用する底面給水式のプランターに関する。
底面給水式プランターには、一般的に、上段のプランター本体の下段に貯水槽を設けて二重構造としている。その内、後掲の特許文献1、特許文献2及び特許文献3等においては、貯水槽からプランター本体への給水材として、多孔性加工物、スポンジ、不繊布、紐、など様々な素材が使用されている。しかし、これらの給水材を利用したプランターは長期の水やりが不要と言う共通点はあるが、構造の複雑化、取扱の煩雑化、給水材の機能維持作業(メンテナンス)の必要などの難がある。
そこで、特別な給水材を使用せずに、貯水槽の水をプランター本体内の土に給水する案が、例えば、特許文献4及び特許文献5等に記載されている。これらの案においては、プランター本体と貯水槽との間に皿状の部材を設け、該皿状部材から導水口を備えた筒を貯水槽内に突出させることにより、土の毛細管現象を利用して筒先端からプランター本体内に給水するものである。しかしながら、これらの案においては、貯水槽に突出させた筒の内径が小さく狭いため上層から筒内に入る土が筒の入口乃至中間で詰まり、筒の先端まで届かず、土粒子間に大きな空間が形成されてしまい毛細管現象が遮られるおそれがある。また、筒のテーパー角が小さいため筒内に詰め込まれた土の密度が高くなり、プランター本体内の土との密度の差が大きくなる。このため、土密度が高い筒内は水が迅速に飽和状態に満たされるが、土密度が低いプランター本体内では水の浸透速度が遅くなり、場合によっては、プランター本体の上層部に拡散して均等に分布するまでに時間がかかりすぎる等の問題が生じる。
特開平8−100 特開平2002−95353 特開平2003−9687 実用新案登録3118116 実用新案登録3146548
本考案は、給水材としての多孔性加工物、スポンジ・不繊布・紐等の付加的な素材を使用しない底面給水式プランターを提供する。
本考案は、また、土自体を給水材として安定して機能させることができ、貯水槽からプランター本体の上層部の土までの水の浸透速度が植物を育てるのに適した速度になる底面給水式プランターを提供する。
本考案は、更に、従来のプランターと同様に、取り扱いが簡便で、不使用時には複数のプランターをコンパクトに積み重ねることができる底面給水式プランターを提供する。
本考案に係る底面給水式プランターは、上部のプランター本体と下部の貯水槽とからなり、前記プランター本体は、前記貯水槽の上方で前記プランター本体の内面に支持されたプランター底板を有し、該プランター底板は、テーパー状の傾斜面を介して前記貯水槽の底面近傍まで突出し、突出端に導水口が設けられた給水室を備え、この給水室の前記傾斜面の傾斜角を、前記貯水槽の底面に対して40度〜60度の範囲としたことを特徴とする。
前記プランター底板は、周壁及び底壁を備え、該周壁及び底壁の少なくとも一方には複数の第1の通気口が設けられている。
前記プランター本体と前記貯水槽の一方には、前記プランター底板を囲む位置で、かつ前記貯水槽内の水位の上限よりも高い位置に複数の第2の通気口が設けられている。
前記第1の通気口及び前記第2の通気口の少なくとも一方は、長孔形状に形成するとよい。
前記プランター本体と前記貯水槽の一方には、前記プランター底板の周囲を囲み、かつ前記貯水槽内の水位の上限よりも高い位置に注水口が設けられている。
前記貯水槽は周壁の一部に略透明の覗き窓を有する。
本考案に係る底面給水式プランターによれば、プランター底板が、前記貯水槽の底面近傍まですり鉢状に傾斜させた内面を有して突出し、突出端に導入口が設けられた給水室を備え、この給水室の前記内面の傾斜角を、前記貯水槽の底面に対して40度〜60度の角度範囲としたことにより、給水室の土の密度は、導水口に近い突出端の内側部分が高く、内面の上記傾斜角に対応した給水室の横断面積の拡大とともに徐々に低くなり、プランター本体内の土の密度に近づく。このため、導水口に近い突出端の土密度の高い部分は、土の量が少ないため、毛細管現象による水の浸透速度が速く、直ぐに飽和状態になるが、上層部に向かう水は、浸透速度を土密度に応じて徐々に緩和しつつ給水室内を上昇し、土密度に大きな差のないプランター本体内の土粒子間に拡散していく。即ち、給水室の導水口から導入された水は、浸透速度を徐々に緩めながらプランター本体内へ拡散して均等に分布し、プランター本体内の土への給水が過剰にならない適度の浸透速度での給水が可能になる。従来の底面給水式プランターに使用されていた給水用の多孔性加工物、スポンジ、不繊布、紐、等を使用しないため、取扱が簡便でプランターの構造も複雑なものにならない。
また、前記プランター底板は、周壁及び底壁を備え、該周壁及び底壁の少なくとも一方に複数の第1の通気口を設けたため、植物の育成に必要な酸素を含む空気を第1の通気口から土粒子の孔隙に供給することができ、根腐れを予防する効果を有する。
前記プランター本体と前記貯水槽の一方には、前記プランター底板の周囲を囲む位置で、かつ前記貯水槽内の水位の上限よりも高い位置に複数の第2の通気口を設けたため、前記第1の通気口から土粒子の孔隙に供給される空気を、プランターの外部から貯水槽内の水面上とプランター底板の周囲との間の空間に導入することができ、土粒子の孔隙に供給される空気を新鮮なものにすることができる。
前記第1の通気口及び前記第2の通気口の少なくとも一方を長孔形状に形成することにより、土粒子の孔隙に十分な量の酸素を供給することができるとともに、小さい通気口に生じがちな目詰まりを防止することができる。また、特に第2の通気口は長孔とし、そのサイズを蚊の侵入が防止できるものにするとよい。
前記プランター本体と前記貯水槽の一方には、前記プランター底板の周囲を囲む位置で、かつ前記貯水槽内の水位の上限よりも高い位置に注水口を設けることにより、注水口から注がれた水は、底板の側壁とプランターの内壁の間隙を経て貯水槽に流入するため、注水口と貯水槽とを結ぶ通路をプランター内側に設ける必要がない。
前記貯水槽は、周壁の一部に透明の覗き窓を有するため、貯水槽内の水量の確認が容易である。
本考案の実施例に係る底面給水式プランターの縦断側面図である。 図1の底面給水式プランターにおける土中の水分移動を模式的に矢印で示した図である。 図1のプランター底板の斜視図である。 図1のプランターの平面図である。 図1のプランターにおける第1及び第2の通気口の働きを模式的に矢印で示した概略縦断側面図である。 本考案の変更例に係る底面給水式プランターの縦断側面図である。 図1のプランターにおける注水口及び覗き窓を示す本考案に係る底面給水式プランターの正面図である。 本考案に係る底面給水式プランターにおいて乾燥土を使用したときの毛細管現象による湿潤完了時間までの水消費量の経時的推移と、湿潤完了後に植物を植えた際の水消費量とを示すグラフである。
図1乃至図7を参照して、本考案に係る底面給水式プランターの実施形態について説明する。
図1において、本考案によるプランター10は、全体を例えばFRP等の合成樹脂で一体に成形された容器であり、上部はプランター本体1、下部は貯水槽2として機能し、プランター本体1内には、貯水槽2の上方でプランター本体1の内面により着脱自在に支持されたプランター底板3を配置する。このプランター底板3は、すり鉢状に傾斜させた内面4aを有して貯水槽2の底面近傍まで下方に突出し、突出端4bに導水口4cが設けられた給水室4を備える。この給水室4は図示の通り逆円錐形をしており、内面4aの傾斜角は、貯水槽2の底面に対して40度〜60度の角度範囲に設定されている。導水口4cは、突出端4bの外周に沿って90度の角度毎に2〜3個形成し、計8〜12個設ける。なお、給水室4の突出端4bの先端は、貯水槽2内の水位が導水口4cよりも低下した場合にも給水が可能なように開放されている。
給水室4の内面4aは、傾斜角を貯水槽2の底面に対して40度未満にすると、プランター底板3における給水室4の占める面積が大きくなるとともに、給水室4内の土の密度が低くなり、導水口4cから導入した水の適切な浸透速度乃至拡散速度が得られない。また、プランター底板3における給水室4の占める面積を広げない場合は、貯水槽2を浅くしなければならず、貯水量を十分に確保した状態で給水室4の突出端4bを貯水槽2の底面近傍に位置させることができない。貯水槽2の底面に対する内面4aの傾斜角が60度を超えると、土の粒子の密度の高低、乃至土粒子の孔隙の大小、の差が給水室4内とプランター本体1内とで大きくなるため、給水室4内の土はすぐに飽和状態になるまで湿潤する一方で、プランター本体の上層部の土に水が浸透するまでに時間がかかりすぎる不具合が生じる。また、内面4aの内径が小さいと、給水室4内に土を入れる際に、突出端4bまで届く途中で土が詰まりやすく土粒子間に大きな空間が形成されて毛細管現象が遮られるおそれがある。
図示例においては、プランター本体1と貯水槽2とを一体の容器として説明したが、それぞれを別体として形成し、貯水槽2上にプランター本体1を載置する形態をとるようにしてもよく、その場合は、不使用時等に、プランター10を、本体1と貯水槽2とに分離して、よりコンパクトに収納することが可能になる。
また、本実施例においては、プランター底板3を、プランター本体1とは別体とし、プランター本体1内に着脱自在に支持されるものとして構成したが、プランター本体1と一体に構成してもよい。但し、給水室4を備えたプランター底板3をプランター本体1とは別体とすることにより、プランター底板3を外すとプランター本体1の内部が全て露出するため掃除がし易くなるという利点がある。
プランター底板3に設けられた給水室4の貯水槽2内への突出端4bは、内径を小さくしてある。プランター本体1に土が入れられたとき、給水室4にも土が投入されるが、この突出端4bの内側部分は内部容積が小さく、土の収容量が少ないため、導水口4cから水が導入されると、突出端4bの内側部分の土の保水量は直ぐに飽和状態になる。しかし、給水室4の容積は、突出端4bから上層部に向かって内面4aの傾斜角に対応した給水室の横断面積の拡大に伴って拡大するため、収容される土の量もそれに伴って多くなる。
このため、図2に模式的に太い矢印で示されるように、給水室4の導水口4cから導入されて突出端4b内で飽和状態になった水は、毛細管現象により上層部に向かい、更に給水室4からプランター本体1内の土へと緩やかな浸透速度で分散乃至拡散する。図2における、矢印の太さの違いは、水の浸透速度の変化を表している。このように、給水室4内の突出端4b内の土と上層部の土とでは水の浸透速度に大きな差が生じるため、結果としてプランター本体1内への過剰給水が予防される。また、給水室4の導水口4cから導入された水の浸透速度は、給水室4より上方のプランター本体1の上層の保水量の増減に従って変動し、植物の生育に適応した水分移動が行われる。上層の保水量が十分なときは、突出端4b内も飽和状態にあるため、導水口4cからの導水は停止状態にある。逆に、上層の保水量が低下すると、導水口4cから給水室4内の突出端4b内及び下層を経て上層への水分移動(浸透)が行われる。
なお、給水室4の寸法と数は、プランター10のサイズや容量により異なる。プランター10の長手寸法が55cmまでは同サイズの給水室4を1個設ければよいが、60cmを超える場合は2個必要となる。本実施例のプランター10の各部分のサイズは、後掲の給水性能の確認実験に関する説明において述べる。
図3及び図4に明瞭に示される如く、プランター底板3は周壁3a及び底壁3bを備え、これら周壁3a及び底壁3bには通気口3cが形成されている。通気口3cは、植物の育成に必要な酸素を含む空気を、プランター底板3の周囲と貯水槽2内の水面上との間の空間からプランター底板3上に位置する土の粒子の孔隙に通気して、植物の根腐れを予防するのに役立つ。図示例において、通気口3cはいずれも長孔であるが、長孔の延びる方向は図示の方向に対して直交する方向でも斜め方向でもよい。長孔に代えて丸孔でもよいが、長孔の方がプランター本体1内の土による目詰まりが生じにくい。
再び図1において、貯水槽2には、水位の上限2aよりも高い位置に通気口2bが形成されている。この通気口2bは、貯水槽2内の水面上とプランター底板3の周囲との間の空間にプランター10の外部から空気を導入することができる。
図5に模式的に矢印で示される如く、通気口2bから導入される空気は、プランター底板3の周壁3a及び底壁3bに形成された通気口3cからプランター底板3上に位置する土の粒子の孔隙に供給される空気を新鮮なものにする。
貯水槽2に設けたこの通気口2bは、過剰な注水や降雨の際に生じた余分な水を、余剰水として排水する機能をも有する。上限水位2aを超える過剰な注水も、余剰水として通気口2bから排水される。但し、上限水位2aより通気口2bの方が高い位置にあるため、上限水位2aを超えても直ちに排水される訳ではなく、排水されるまで若干の時間差を持たせることで注水作業の便宜を図っている。
図6は、図1の貯水槽2に形成した通気口2bを、縦の長孔12bにした上記実施例の変形例を示す。通気口2b,12bは、このようにその数や形状を種々工夫することで、貯水槽2,12内の水面上とプランター底板3、13の周囲との間の空間に、プランター10,110の外部から導入する空気の量を変化させることができる。ただ、貯水槽2,12内への蚊の侵入を防止するには、丸孔2bより、狭い隙間でも必要な通気量を確保できる長孔12bが適している。
なお、上記においては、通気口2b,12bを貯水槽2、12の上部に形成したものとして説明したが、プランター底板3,13を囲むプランター本体1,11の下部に形成してもよい。
図7に示されるプランター10の正面(図1における左側)から明らかなように、プランター本体1の下部におけるプランター底板3の周壁3aを囲む一部には、貯水槽2内の水位の上限2aよりも高い位置に注水口5が常時開放状態で設けられている。この注水口5から注がれた水は、底板3の周壁3aと貯水槽2の内壁との間隙を経て貯水槽2に流入するため、注水口5と貯水槽2とを結ぶ通路をプランター10の内側に設ける必要がない。この点、従来のプランターの多くは、注水口から貯水槽に至る通路をプランターの内側に突出させて設けており、プランター内部の構造を複雑にしており、それにより、例えば、複数のプランターの積み重ね収納を阻害している。
図7には、注水口5の下方に貯水槽2内の水位を確認することができる覗き窓6が示されている。即ち、貯水槽2の周壁2cの一部(図示例では正面側)が透明板で構成されており、この覗き窓6の上部には水位の上限2aを示す水位線2dが記されている。また、覗き窓6の透明板の下部には排水口7を開閉するキャップ7aが示されている。なお、覗き窓6及び排水口7は、その高さ位置が適切に保たれていれば、それぞれ貯水槽2の周壁の何処に設けられてもよい。
次に、図8を参照して、本考案に係る底面給水式プランターの給水性能を確認するために行った実験について説明する。
実験方法
十分に乾操した土を本考案に係るプランター本体1の8分目まで入れ、上からの散水はせずに、貯水槽2の水が、給水室4から毛細管現象のみでプランター表層部の土の表面を湿潤させるまでに要する時間と水の消費量とを調べた(実施時期:2月、ビニールハウス内)。プランター10の寸法は、プランター本体部1の上端開口部の平面寸法39cmx寸法17cm、貯水槽部2の下端底部の平面寸法36cmx20cmであり、プランター本体部1内の土の深さは13cmとした。底板3に設けた給水室4の上端部の内径は8.5cm、傾斜内面4aの傾斜角は45度、突出端4bの内径は0.7cmとし、突出端4bには、内径0.4cmの導水口を突出端の外周に沿って90度の角度毎に2個2ヶ所、3個2ヶ所、計10個設けた。
図8は、乾燥土を用いたプランター本体1の表層の土が、毛細管現象のみにより、給水室4の突出端4bにおける給水開始から湿潤完了するまでの時間と、完了後に植物を植えた後の水の消費量をグラフ化したものである 。
実験結果
図8に示される如く、貯水槽2の水が、毛細管現象による浸透力のみで、プランター本体1の表層部の土の表面を湿潤させるまでに35時間を要した。この間の水の消費量は2.7Lで、1時間当たり77mLの水を消費した。最初の4時間は、給水室4から近位部のプランター本体1の土への浸透で、この間が最も速く1時間当たり225mLの速度で消費した。その後はプランター本体1の表層部の土へ1時間当たり58mLの消費量で、緩徐に浸透して行った。
上記の通り、乾操土を用いて給水能力を調べた結果では、給水室から上層部の土中における 毛細管現象による水の浸透速度は極めて緩徐で、図8の様に土全体が湿潤するまで長時間を要した。しかし、湿潤完了後に植物を植えた際の水の消費量は平均 100mL/日で、本考案に係るプランター10の給水による水の浸透速度は、植物を育てるのに適した土中の水分移動の維持能力を持つものであることを確認した。
湿潤した土の毛細管現象は、土粒子聞の孔隙の表面張力が強く働くために、浸透速度が増大するのが原則である。このため植物を植えた後の湿潤土の水分移動は迅速で、自然蒸散と植物の根からの水分吸収による自然サイクルによって、土中の保水性は調整される。
以上の通り、この実験により、乾燥土を使用して得られた水の浸透速度は、湿潤した土の保水性が自然蒸散と植物の根からの水分吸収に応じたものとなっており、本考案に係る給水室の給水能力が有効に機能することを確認できた。
本発明の園芸管理上の注意であるが 、この実験から得られたデータでは、水槽の水が枯渇したことに気づかず、土中の保水性が低下し、植物が萎れかかった際は、注水口5からの注水と同時にプランター本体1に散水を行えば回復が速まる。即ち、貯水槽2への注水のみでは、植物に必要な保水性の回復に時間を要するため、回復が遅れることがある。
植物を植えた後も、土壌全体の湿潤性が維持されるまでの2日聞は、毎日散水する必要がある。土壌の水消費量は天候や気温で大きく変動する。図8の実験結果は冬季のデータであるため、水消費量は少ないが、夏季に行った別の実験では、8日間の散水が不要であった。
1:プランター本体
2:貯水槽
2a:通気口
3:プランター底板
3a:周壁
3b:底壁
3c:通気口
4:給水室
4a:傾斜内面
4b:突出端
4c:導水口
5:注水口
6:覗き窓
7:キャップ付き排水口

Claims (3)

  1. 上部のプランター本体と下部の貯水槽とからなり、前記プランター本体は、前記貯水槽の上方で前記プランター本体の内面に支持されたプランター底板を有し、該プランター底板は、すり鉢状に傾斜させた内面を有して前記貯水槽の底面近傍まで突出し、突出端に導水口が設けられた給水室を備え、この給水室の前記内面の傾斜角を、前記貯水槽の底面に対して40度〜60度の範囲としたことを特徴とする底面給水式プランター。
  2. 前記プランター本体と前記貯水槽の一方には、前記プランター底板の周囲で前記貯水槽内の水位の上限よりも高い位置に注水口が設けられている請求項1に記載の底面給水式プランター。
  3. 前記貯水槽は、周壁の一部に透明の覗き窓を有する請求項1に記載の底面給水式プランター。


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