JP3205503B2 - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP3205503B2
JP3205503B2 JP7078896A JP7078896A JP3205503B2 JP 3205503 B2 JP3205503 B2 JP 3205503B2 JP 7078896 A JP7078896 A JP 7078896A JP 7078896 A JP7078896 A JP 7078896A JP 3205503 B2 JP3205503 B2 JP 3205503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、特に、ワープロ、パソコンなどの個人用表示装置、
携帯情報端末などの多人数で使用する装置などに好適に
使用される液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶と高分子との複合系材料を用
いた液晶表示装置として、下記のものが知られている。
【0003】高分子中マトリクス中に液晶領域を包含
し、電圧印加による液晶の屈折率の変化を利用し、液晶
と高分子の屈折率の違いによる散乱状態と屈折率の一致
による透明状態とスイッチングすることによって、表示
を行う高分子分散型液晶(PDLC)表示装置が特表昭
58−501631号公報に開示されている。
【0004】また、液晶と光重合性樹脂との前駆体混合
物に紫外線を照射して、液晶と高分子を3次元的に相分
離させることによって得られる液晶表示装置が特表昭6
1−502128号公報に開示されている。
【0005】これらの装置は、基本的に、液晶と高分子
との屈折率差に起因する散乱−透明間の状態変化を電気
的に制御することによって表示を行う散乱モードの液晶
表示装置である。
【0006】液晶と光重合性樹脂との前駆体混合物に
紫外線照射して作製される液晶層の液晶領域の空間分布
に規則性を持たせるために、上記前駆体混合物に紫外線
を照射する時にホトマスクを使用する方法が下記に開示
されている。
【0007】特開平1−269922号公報は、液晶と
光重合性樹脂との前駆体混合物にホトマスクを介して1
段目の露光を行い、さらに、ホトマスクを除いて紫外線
照射しホトマスクによって遮光された部分にさらに紫外
線を照射して、異なる電気光学特性を示す領域を形成す
る方法を開示している。この方法で得られる液晶表示装
置は、基本的に散乱モードの表示装置である。これらの
散乱モードの液晶表示装置においては、ドロプレット状
の液晶領域が空間的にランダムに形成されている。
【0008】特開平5−257135号公報は、配向規
制力を有する配向膜付きの2枚の基板間に、液晶と光重
合性樹脂の前駆体混合物を注入し、ホトマスクを介して
紫外線を照射することによって製造される液晶装置を開
示している。
【0009】また、液晶と高分子との複合系材料を用い
た広視野角液晶表示装置を提供することが検討されてい
る。液晶表示装置の視角特性を改良するためには、絵素
内で少なくとも一方の基板上で2方向以上の方向に液晶
分子を配向させることが好ましい。
【0010】液晶表示装置の視角特性を図1(a)及び
(b)を参照しながら説明する。(a)は絵素内の液晶
分子9が少なくとも2方向以上の方向に配向している液
晶表示装置、(b)は従来のTN(ツイスティッドネマ
ティック)配向している液晶表示装置の電圧の印加に伴
う液晶分子の配向の変化と視角特性との関係を説明する
ための模式図である。(a)の液晶表示装置の一対の基
板1と2に狭持された液晶層は、高分子壁7と高分子壁
7に包囲された液晶領域8を有する。液晶領域8内の液
晶分子9は、対称軸6を中心に軸対称配向している。
【0011】従来のTN配向状態では、図1(b)の中
段に示す中間調状態においてただ1つの配向方向を有す
る。従って、液晶分子を矢印Aの視角方向から見る場合
と、矢印B方向から見る場合とで、明るさや見かけの屈
折率などの表示特性に関する物性値が異なる。これに対
し、図1(a)の液晶表示装置では、液晶分子の見かけ
の屈折率は矢印A及びBの両方向からの見た場合の平均
の屈折率となるので、それぞれの視角方向に対して透過
率が平均化されて等しくなり、その結果、視角特性が図
1(b)のTNモードに比べて改善される。図1(b)
は軸対称配向を有する液晶領域の対称軸を含む断面を示
しているので、中間調状態では2つの配向方向のみが図
示されているが、実際には軸対称配向した液晶分子の見
かけの屈折率が全て平均された結果が観察される。従っ
て、従来のTNモードの液晶表示装置の視角特性を改善
するためには、液晶分子の配向方向は2以上であればよ
いが、軸対称配向の方がさらに好ましい。
【0012】これまでに、広視角モードの液晶表示装置
として、以下のものが開示されている。
【0013】特開平4−338923号公報および特
開平4−212928号公報は、前述の高分子分散型液
晶装置と互いに直交する偏光板とを組み合わせた広視野
角モードの液晶表示装置を開示している。
【0014】特開平5−27242号公報は、偏光板
を用る非散乱型の液晶セルの視角特性を改善する方法と
して、液晶と光重合性樹脂との前駆体混合物から相分離
により液晶と高分子材料との複合材料からなる液晶層を
形成する方法を開示している。この方法によると、生成
した高分子体によって液晶ドメインの配向状態がランダ
ム状態になり、電圧印加時に個々のドメインで液晶分子
の立ち上がる方向が異なるために、各方向から見た見か
け上の透過率が等しくなるために、中間調状態での視角
特性が改善される。
【0015】本発明者らは、特開平6−301015
号公報および特開平7−120728号公報に、光重合
時にホトマスクなどで光強度分布を制御することにより
液晶分子が絵素領域内で軸対称状配向状態となり、液晶
分子に印加する電圧を制御することにより、軸対称状配
向(渦巻き状配向など)がホメオトロピック状態に変化
するように動作する、視角特性が著しく改善された液晶
装置を開示している。
【0016】上述の液晶と光重合性樹脂との前駆体混合
物から光重合により高分子壁を形成する従来の方法にお
いては、光重合開始剤(開始剤)として、Igacu
re651やIrgacure184(チバガイギー社
製)などの光重合開始剤が使用されていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記光重合開始剤は、
光照射により分子が開裂し、ラジカルとなって光重合性
樹脂(モノマー)とラジカル反応を引き起こす。しか
し、従来の光重合開始剤は分子内に重合性の官能基を有
さないので、すべての光重合開始剤が反応することはな
く未反応のまま系中に残存する。光照射によってラジカ
ルとなった開裂端の一部は、光重合性樹脂と反応してラ
ジカル重合を開始し、高分子の末端部分としてとりこま
れるが、そのすべてが取り込まれることはない。高分子
中に取り込まれない化合物(光重合開始剤及び光重合開
始剤が開裂して生成したラジカル等)は、液晶領域中に
不純物として混入するので、液晶材料のTN-I点(ネマ
ティック−等方性液体転移点)を低下させたり、液晶分
子の応答速度を低下(応答時間を長くする)させたり、
さらに電圧保持率(比抵抗)を低下させる原因となる。
N-I点が低下すると、液晶表示装置が正常に動作する
温度の上限が低下するので、好ましくない。また、応答
速度の低下や電圧保持特性の低下は、表示品質の低下を
招く。
【0018】さらに、高分子壁に実質的に包囲された液
晶領域を絵素領域に対して、規則的に配置し、液晶分子
の配向変化に起因する透過光の偏光状態の変化を利用す
る表示モード(TN,STN,ECB,FLC、軸対称
配向)の液晶表示装置においては、上述の散乱モードの
高分子分散型液晶表示モードの液晶表示装置に比較し、
液晶領域内の液晶分子の配向状態が表示品質に大きく影
響する。液晶領域内に不純物が含まれると、配向の均一
性が低下し、配向欠陥を生じ、表示品質が低下するとう
いう問題がある。特に、軸対称モードの液晶表示装置を
高分子材料と液晶材料との混合物からなる表示領域中に
等方相が見られる温度以上の温度で保存すると、液晶領
域に配向不良が発生するという問題がある。
【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、応答特性や
電圧保持特性に優れた液晶−高分子複合系液晶表示装置
及びその製造方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、少なくとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基
板の間に狭持され、高分子壁に実質的に包囲された複数
の液晶領域が規則的に形成された液晶層と、を有する液
晶表示装置であって、該高分子壁は光重合性樹脂と分子
内に重合性官能基を有する光重合開始剤とを含み、その
ことによって上記目的が達成される。
【0021】前記液晶領域内の液晶分子の配向状態は、
軸対称状であってもよい。
【0022】前記一対の基板の少なくとも一方の基板の
前記液晶層側表面に配向膜を有してもよい。
【0023】前記液晶領域の液晶分子の配向状態が、ツ
イスティッドネマティック型(TN)、スーパーツイス
ティッドネマティック型(STN)、電界制御複屈折型
(ECB)、又は、強誘電性液晶型(FLC)の配向の
いずれかであってもよい。
【0024】前記液晶領域は、表示を行う最小単位であ
る絵素領域毎に形成されてもよい。
【0025】本発明の液晶表示装置の製造方法は、少な
くとも一方が透明な一対の基板と、該一対の基板の間に
狭持され、高分子壁に実質的に包囲された複数の液晶領
域が規則的に形成された液晶層と、を有する液晶表示装
置の製造方法であって、該一対の基板間に、光重合性樹
脂、液晶材料と分子内に重合性官能基を有する光重合
始剤とを含む前駆体混合物を注入する工程と、該前駆体
混合物に光を照射し、該液晶層を形成する工程と、を包
含し、そのことによって上記目的が達成される。
【0026】前記光照射工程は、空間的に規則的なパタ
ーンの強度分布を有する光を照射し、前記高分子壁に実
質的に包囲された前記複数の液晶領域を規則的に形成す
る工程を包含してもよい。
【0027】前記注入工程の前に、前記一対の基板の少
なくとも一方の基板上に、セル厚よりも低い壁を升目状
に形成する工程を、更に包含してもよい。
【0028】前記光照射工程の前に、前記前駆体混合物
の温度を制御し相分離を行わせる工程をさらに包含し、
該光照射工程は、該前駆体混合物が相分離した状態にお
いて、光照射する工程であってもよい。
【0029】前記光照射工程において、前記前駆体混合
物に電圧を印加しながら、光照射してもよい。
【0030】以下、作用について説明する。
【0031】本発明の液晶表示装置の液晶層の形成に用
いられる光重合開始剤は、分子内に重合性官能基を有
し、液晶領域を包囲する高分子領域(高分子壁)を形成
する光重合性樹脂の光重合反応の開始剤として作用する
とともに、光重合性樹脂と重合する。従って、本発明の
光重合開始剤は、光重合性樹脂との重合反応によって、
高分子壁に固定される。その結果、光重合開始剤が、液
晶領域や高分子領域中に低分子の化合物として残存する
可能性が低くなる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明者らは、液晶−高分子複合
系材料からなる液晶層の液晶領域中に残留しない光重合
開始剤の構造を鋭意検討した結果、本発明に到達した。
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0033】(光重合開始剤の構造因子)液晶中への光
重合開始剤の残留量を低下させるために、分子中に重合
性官能基を有する光重合開始剤を使用することが効果的
である。分子中に重合性官能基を有する光重合開始剤は
光重合性モノマーと同様に、ラジカル重合により高分子
中に取り込まれる(光硬化反応によって形成される高分
子鎖に化学結合する)。すなわち、一旦、光照射によっ
て生成したラジカルが光重合性モノマーの重合反応の開
始に関与せず(副反応によって)、液晶中に残存した場
合でも、その重合性官能基の重合反応により光重合性モ
ノマーと同様に高分子中に取り込まれる。重合性官能基
を有する光重合開始剤が高分子中に取り込まれる機構
は、開裂によって生じたラジカルがラジカル重合の開
始端として高分子鎖の末端に結合する機構と、光重合
開始剤又は光重合開始剤の開裂によって生成したラジカ
ル等の化合物の分子内に含まれる重合性官能基がラジカ
ル重合することによって高分子鎖に結合する機構がある
ために、光重合開始剤又は光重合開始剤の反応によって
生じた化合物が、液晶中に残存する量は極端に低下す
る。
【0034】重合性官能基とは、ラジカル反応により重
合することが可能な官能基であり、CH2=CH−、C
2=CHCOO−、CH2=C(CH3)COO−、エ
ポキシ基などである。これらの官能基の光重合開始剤分
子内の存在位置は、下記に示す反応式における光重合開
始剤の開裂端R1とR2の片方でも両方でもよい。
【0035】 反応式 R1−R2 → R1・ + R2・ 上記の他に、特開平5−230122号公報や特開平6
−110039号公報に開示されている光重合開始剤を
用いることもできる。但し、重合速度や重合率の観点か
ら重合性官能基としては、CH2=CH−、CH2=CH
COO−、CH2=C(CH3)COO−が好ましい。
【0036】(駆動法)本発明の液晶表示装置は、種々
の駆動方法で駆動できる。すなわち、単純マトリックス
駆動、a−Si(アモルファスシリコン)TFT(薄膜
トランジスタ)、p−Si(ポリシリコン)TFT、M
IM(Metal-Insulator-Metal)素子などのスイッチン
グ素子を用いたアクティブ駆動などの駆動法を用いるこ
とができる。
【0037】(基板材料)基板材料としては、透明固体
であるガラス、高分子フィルムなど、不透明固体として
は、反射型を狙った金属薄膜つき基板やSiなどの半導
体基板などを利用できる。
【0038】プラスチック基板としては、可視光に吸収
を持たない材料が好ましく、PET(ポリエチレンテレ
フターレート)、アクリル系ポリマー、ポリスチレン、
ポリカーボネートなどを使用できる。
【0039】さらに、異なる材料からなる基板を組み合
わせてセルを作製することもでき、又、同種異種問わ
ず基板厚みの異なった基板を2枚組み合わせて使用する
こともできる。また、プラスチック基板の場合、基板自
身に偏光能を持たせることによって、偏光板を一体化し
た液晶表示装置を作製することができる。
【0040】
【実施例】以下本発明の実施例を説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0041】(実施例1、比較例1) 本実施例の液晶表示装置10は、図1(a)に示すよう
に、一対のガラス基板1及び2と、その間に狭持された
液晶層とを有している。液晶層は、高分子壁7に実質的
に包囲された複数の液晶領域8を有し、高分子壁7は、
光重合性樹脂によって形成されている。本実施例では、
液晶領域8は高分子壁7と両基板1及び2によって実質
的に包囲されている。また、基板1及び2の液晶層側の
表面には、所望のパターンの透明電極(不図示)がそれ
ぞれ形成されている。液晶領域内の液晶分子9は、軸
対称性を有しながらツイスト配向している。ここでは、
ツイスト角を90°に設定した。本実施例では、透過型
の液晶表示装置10を構成したが、反射型液晶表示装置
を構成する場合は、一方の基板に半導体基板等の不透明
な基板を用いることができる。また、本実施例では、絵
素領域毎に1つの液晶領域を形成したが、長絵素(絵素
の縦横比が異なる)を用いる場合は、1つの絵素領域に
対して、複数の液晶領域を形成してもよい。この場合に
おいても、液晶領域は空間的に規則的に配置される。
【0042】次に、液晶表示装置10の製造方法を説明
する。
【0043】ITO(酸化インジュウムおよび酸化スズ
の混合物、50nm)からなる所望のパターンの透明電
極を有する1.1mm厚の2枚のガラス基板1、2を用
い、5μmのスペーサー(不図示)によりセル厚を保た
せることによりセルを構成した。本実施例では、公知の
方法を用いて、アクティブマトリクス型液晶セルを形成
する。
【0044】得られたセル中に、イソボルニルアクリレ
ート0.08g、R−684(日本化薬社製)0.04
g、p−フェニルスチレン0.04g、さらに液晶材料
ZLI−4792(メルク社製、カイラルピッチは、セ
ル間で90°となるように調整して使用した。)0.8
4gと下記(化1)で示される構造を有する光重合開始
剤A 0.005gを均一混合し得られた前駆体混合物
を、真空注入法で注入した。
【0045】
【化1】 (開始剤A)
【0046】作製したセルの上に図2に示す遮光領域2
0aと透過領域20bを有するホトマスク20を配置
し、その後、透明電極間に周波数60Hz、振幅±4V
の電圧を印加しながらホトマスク側から平行光線を得ら
れる高圧水銀ランプ下8mW/cm2のところで100
℃、8分照射した。このようにして、セル中の前駆体混
合物に、空間的に規則的なパターンの強度分布を有した
紫外線を照射することができる。なお、上記の光照射工
程の温度は、前駆体混合物の相溶化温度以上であり、相
分離後の液晶相のTN-I点以下の温度であることが好ま
しい。光重合誘起相分離によって液晶相が形成される過
程で、液晶相に電界が印加されることによって、液晶分
子の配向が安定化する。
【0047】その後、電圧を印加した状態で、25℃
(液晶はネマティック状態)にセルを徐々に冷却(10
℃/hrの冷却速度)し、さらに3分間連続で紫外線を
マスクの無い状態で全面に照射し、樹脂をさらに硬化さ
せた。
【0048】得られた液晶セルを偏光顕微鏡で観察した
ところ、図3に示すように、ほぼホトマスクのパターン
どうりの位置に高分子壁7と液晶領域8とが形成され
た。また、液晶領域8に放射状の消光模様5が観察され
たことから、液晶領域8の中央付近の軸を中心に軸対称
状の配向状態になっていることがわかった。軸対称配向
においては、分子軸が偏光板の偏光軸に平行な液晶分子
と、分子軸が偏光軸に対して傾いている液晶分子とが、
連続的に存在する。その結果、放射状の消光模様が観察
される。
【0049】作製したセルに偏光板をその偏光軸が互い
に直交するように貼り合わせ、得られた液晶表示装置の
特性を評価した結果を表1に示す。光重合開始剤として
Irgacure651を用いた以外は、上記実施例1
と同様に作製した液晶表示装置を比較例1とした。
【0050】液晶表示装置の特性の評価条件を以下に示
す。
【0051】応答時間(応答速度): 電圧を0−5V
の間で変化させ、相対透過率が90%変化するのに要す
る時間を測定した。透過率が上昇するのに要する時間τ
rと透過率が減少するのに要する時間τdとの和で評価
した。
【0052】液晶領域中のTN-I点:昇温速度0.5℃
/分で昇温しながら偏光顕微鏡で観察し、ネマティック
相中に等方性液体相が出現する温度を測定した。
【0053】電圧保持率:パルス幅5μsec、振幅5V
のパルス電圧を印加後、16.5msec間保持する電位の割合
を測定した。
【0054】
【表1】
【0055】表1の結果から明らかなように、光重合開
始剤Aを使用した実施例1の液晶表示装置の応答速度、
N-I点、電圧保持率は、従来の光重合開始剤を用いた
比較例1の液晶表示装置よりも優れている。
【0056】(実施例2、比較例2)本実施例では、一
方の基板の高分子壁が形成される領域に予め、レジスト
壁を形成し、マスクを用いずに紫外線を照射すること以
外は、実施例1と同様である。なお、本実施例では、レ
ジストを用いて壁を形成したが、他の材料を用いて形成
することもできる。例えば、感光性のない高分子膜上に
パターンを有するレジスト層を形成し、このレジスト層
をマスクとして高分子膜をエッチングすることによって
も、壁を形成することができる。
【0057】本実施例の液晶表示装置は以下のようにし
て、製造することができる。本実施例も実施例1と同様
にアクティブマトリクス型液晶表示装置を形成する。
【0058】厚さ1.1mmの2枚のガラス基板上にI
TO(酸化インジュウムおよび酸化スズの混合物、厚
さ:50nm)からなる所望のパターンの透明電極を形
成した。一方の基板上に、図4に示すように、5μmの
スペーサー41を含んだレジスト壁42(OMR83に
より作製:東京応化社製)を高さが2.7μmになるよ
うに形成した。作製した基板と他方の基板とを接着剤シ
ールで貼り合わせることによりセルを構成した。得られ
たセル中に、イソボルニルアクリレート0.04g、R
−684(日本化薬社製)0.02g、p−フェニルス
チレン0.02g、さらに液晶材料ZLI−4792
(メルク社製、カイラルピッチは、セル間で90°とな
るように調整して使用した。)0.92gと上記の光重
合開始剤A0.005gを均一混合し得られた前駆体混
合物を、真空注入法で注入した。
【0059】その後、レジスト壁42で包囲される領域
中に形成される液晶領域が一つになるように温度制御に
よって前駆体混合物の相分離を制御し、さらに液晶領域
に電圧を印加することによって、相分離によって形成さ
れた液晶領域中の液晶分子を軸対称配向にした。その
後、室温まで冷却し、高圧水銀ランプ下4mW/cm
のところで、セル中の前駆体混合物に紫外線を20分照
射した。さらに、樹脂を完全に硬化させるために、4m
W/cmの紫外線を室温で10分間連続で照射した。
【0060】得られたセルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ実施例1と同様の軸対称配向状態になっていることが
観察された。作製したセルに実施例1と同様に偏光板を
貼り合わせ、得られた液晶表示装置の特性を評価した結
果を表2に示す。特性の評価方法は実施例1と同様であ
る。
【0061】光重合開始剤としてIrgacure65
1を用いた以外は、実施例2と同様にして作製した液晶
表示装置を比較例2とした。
【0062】
【表2】
【0063】表2から分かるように、光重合開始剤Aを
使用した実施例2の液晶表示装置の応答速度、T
N-I点、電圧保持率は、従来の光重合開始剤を用いた比
較例2の液晶表示装置よりも優れている。
【0064】(実施例3、比較例3) (TNモード) 本実施例の液晶表示装置50の断面図を図5に示す。液
晶表示装置50は、液晶領域8における液晶分子9の配
向がTN配向をしていること以外は、実施例1の液晶表
示装置と実質的に同じである。なお、TN配向を得るた
めに基板1及び2上の液晶層に接する側に配向膜1b、
2bが形成され、所定の方向にラビング処理されてい
る。
【0065】本実施例の液晶表示装置50は、以下のよ
うにして製造される。
【0066】IT0(酸化インジウムおよび酸化スズの
混合物、50nm)からなる所望のパターンの透明電極
1a及び1bを有する1.1mm厚のガラス基板上に、
ポリイミド膜(AL4552:日本合成ゴム社製)をス
ピンコート法を用いて塗布し、ナイロン布によりラビン
グ処理を行った。作製した2枚の基板を互いにラビング
方向が直交するように5μmのスペーサー(不図示)を
介して貼り合わせた。
【0067】作製したセル中に、イソボルニルアクリレ
ート0.04g、R−684 0.02g、p−フェニ
ルスチレン0.02g、さらに液晶材科ZLI−479
2(メルク社製)0.92gと前述の光重合開始剤A
0.005gを均一混合して得られた前駆体混合物を、
真空注入法で注入した。なお、本実施例で用いた液晶材
科ZLI−4792は、カイラルピッチが80μmにな
るように調整して使用した。TNモードでは、液晶分子
のツイスト角は、基板の配向規制力(ラビング方向)に
よって規定されるので、表示特性に優れる、ロングピッ
チのネマティック液晶を用いた。
【0068】その後、得られたセル上に図2に示すホト
マスク20を配置し、実施例1と同様にして高分子壁7
に取り囲まれた液晶領域8を有するTNモードのセルを
作製した。得られたセルに、それぞれの基板の偏光軸が
それぞれのラビング方向と一致するようにそれぞれの基
板に偏光板を貼り合わせ、液晶表示装置を得た。
【0069】作製した液晶表示装置50の液晶領域8内
の液晶分子9はTN配向しており、かつ、均一な配向状
態であった。さらに、表示面をペンで押しても表示特性
に変化はなかった。また、応答速度を評価した結果を下
記の比較例3の結果とともに表3に示す。
【0070】光重合開始剤としてIrgacure65
1を用いた以外は、実施例3と同様にして作製した液晶
表示装置を比較例3とした。
【0071】表3から明らかなように、実施例1、2と
同様に、本発明による重合性官能基を有する光重合開始
剤を用いることにより、応答速度が著しく改善された。
【0072】
【表3】
【0073】実施例4、比較例4 (STNモード) 本実施例は、液晶表示装置の液晶領域における液晶分子
の配向がSTN配向をしていること以外は、実施例1の
液晶表示装置と実質的に同じである。なお、本実施例で
は、単純マトリクス駆動用の液晶表示装置を構成する。
【0074】本実施例の液晶表示装置は以下のようにし
て作製される。
【0075】ITO(酸化インジュウムおよび酸化スズ
の混合物、50nm)からなるストライプ状のパターン
の透明電極を有する1.1mm厚のガラス基板上に、ポ
リイミド膜(サンエバー:日産化学社製)をスピンコー
トで塗布し、ナイロン布によりラビング処理を行った。
作製した2枚の基板をストライプ状電極が互いに直交
し、ラビング方向が互いに240°になるように、9μ
mのスペーサーを介して貼り合わせた。
【0076】得られたセルに、イソボルニルアクリレー
ト0.04g、R−684(日本化薬社製)0.02
g、p−フェニルスチレン0.02g、さらに液晶材料
ZLI−4427(メルク社製:カイラルピッチは、セ
ル間で240°となるように調整して使用した。)0.
92gと光重合開始剤A 0.005gを均一混合して
得られた前駆体混合物を、真空注入法で注入した。
【0077】その後、実施例1と同様にして高分子壁に
取り囲まれた液晶領域を有するSTNモードのセルを作
製した。
【0078】作製したセルに、偏光軸がラビング方向か
ら45°、かつ、互いに105°となるように偏光板を
貼り合わせ、液晶表示装置を作製した。
【0079】作製した液晶表示装置の液晶領域内の液晶
分子はSTN配向しており、かつ、均一な配向状態であ
った。さらに、表示面をペンで押しても表示特性に変化
はなかった。また、応答速度を評価した結果を下記の比
較例4の結果とともに表4に示す。
【0080】光重合開始剤としてIrgacure65
1を用いた以外は、実施例3と同様にして作製した液晶
表示装置を比較例3とした。
【0081】表4から明らかなように、先の実施例1〜
3と同様に、本発明による重合性官能基を有する光重合
開始剤を用いることにより、応答速度が著しく改善され
た。
【0082】
【表4】
【0083】また、液晶領域内の液晶分子の配向をホモ
ジニアス配向、ホメオトロピック配向またはハイブリッ
ド配向させて、電界制御複屈折モードの表示を行うこと
ができる。なお、本願明細書では、電界制御複屈折モー
ドの表示を行うための液晶分子の配向を総称してECB
型配向と呼ぶ。
【0084】(実施例5、比較例5)(FLC) 本実施例は、液晶表示装置の液晶領域を形成する液晶と
して、表面安定化強誘電性液晶(SSFLC)を用いた
こと以外は、実施例1の液晶表示装置と実質的に同じで
ある。なお、本実施例では、単純マトリクス駆動用の液
晶表示装置を構成する。
【0085】本実施例の液晶表示装置は以下のようにし
て作製される。
【0086】ITO(酸化インジュウムおよび酸化スズ
の混合物、50nm)からなるストライプ状のパターン
の透明電極を有する1.1mm厚のガラス基板上に、ポ
リイミド膜(サンエバー:日産化学社製)をスピンコー
トで塗布し、ナイロン布によりラビング処理を行った。
作製した2枚の基板をストライプ状の電極が互いに直交
し、且つ、ラビング方向が互いに直交するように2μm
のスペーサーを介して貼り合わせた。
【0087】得られたセル中に、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート(NKエステルA−200、新中村化
学工業社製)0.03g、ラウリルアクリレート0.1
4g、スチレン0.03g、さらに液晶材料ZLI−4
003(メルク社製)0.80gと前述の光重合開始剤
A0.005gを均一混合して得られた前駆体混合物
を、真空注入法で注入した。
【0088】その後、作製したセルの上に図2に示すホ
トマスクを配置し、実施例1と同様にして高分子壁に取
り囲まれた液晶領域を有するFLCモード(SSF型:
表面安定化強誘電性液晶型の配向)のセルを作製した。
作製したセルを、偏光軸が互いに90°になるように偏
光板を貼り合わせ、液晶表示装置を作製した。
【0089】作製したセルは、偏光顕微鏡で観察したと
ころSSF配向しており、かつ、均一な配向状態であっ
た。さらに、ペンで表示面を押しても表示特性に変化は
なかった。さらに、通常のFLCモードのセルで起こる
外力による配向乱れが、セルを押しても起こらなかっ
た。
【0090】光重合開始剤としてIrgacure65
1を用いた以外は、実施例5と同様にして作製した液晶
表示装置を比較例5とした。先の実施例1〜4と同様
に、本発明による重合性官能基を有する光重合開始剤を
用いることにより、応答速度が著しく改善された。
【0091】
【発明の効果】上述したように、本発明によると、液晶
領域を高分子壁で実質的に取り囲んだ液晶層を有する液
晶表示装置において、高分子壁を構成する光重合性樹脂
の重合度(反応度)及び液晶領域の液晶のTN-I点が高
くなり、応答速度及び電圧保持率に優れた液晶表示装置
及びその製造方法が提供される。本発明の液晶表示装置
は、特に下記の分野に好適に用いられる。
【0092】液晶領域が高分子壁で取り囲まれている
ので、外力に対する液晶表示装置の変形を抑えることが
可能となり、特に、ペン入力時の色変化を抑えることが
できる。また、従来の大画面表示装置では、重力により
セル厚が表示装置の上部と下部とで異なり表示むらとな
っていたが、本発明の装置では、表示装置全面におい
て、高分子壁によって両基板が接着されているので、セ
ル厚変化が起こりにくく、均一な表示を提供することが
できる。
【0093】液晶と光重合性樹脂との相分離を有効に
利用することにより、液晶領域の配向状態を軸対称状
(同心円状、放射状、渦巻き状など)に配向させること
ができ、視角特性の優れた液晶表示装置を作製すること
ができる。また、本発明の化合物は、液晶−高分子界面
での配向規制力を強化することができる。これは、配向
規制力は、液晶−高分子界面において高分子中に固定さ
れる液晶分子によって生じており、本発明の光重合性開
始剤を用いることによって、高分子の硬化反応がより完
全に進行することによって、液晶−高分子界面において
液晶分子がより強固に固定されるためと考えられる。
【0094】高分子壁に実質的に包囲された液晶領域を
絵素領域に対して、規則的に配置し、液晶分子の配向変
化に起因する透過光の偏光状態の変化を利用する表示モ
ード(TN,STN,ECB,SSFLC、軸対称配
向)の液晶表示装置においては、液晶領域(液晶ドロプ
レット)がランダムに形成された従来の散乱モードの高
分子分散型液晶表示モードの液晶表示装置に比較し、液
晶領域内の液晶分子の配向状態が表示品質に大きく影響
する。したがって、液晶領域に不純物として含まれる光
重合開始剤の量が低減されことによって、液晶領域内の
液晶分子の配向が安定化し、配向欠陥を生じ難くするこ
とによって、優れた表示品位を有する液晶表示装置を提
供することができる。さらに、相分離を完全に近づけ、
液晶領域の液晶のTN-I点を高くすることによって、軸
対称モードの液晶表示装置を高温で保存した場合の液晶
領域に配向不良が発生するという問題を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置による広視野角化の原理
を説明する模式図である。(a)は本発明による液晶表
示装置の断面図、(b)は従来のTN型液晶表示装置の
断面図である。
【図2】本発明の実施例1で用いられるホトマスクを示
す模式図である。
【図3】実施例1の液晶表示装置を偏光顕微鏡で観察し
た結果を示す模式図である。
【図4】実施例2で用いられるビーズを混入したレジス
ト壁を有する基板の模式図である。
【図5】実施例3の液晶表示装置の断面を示す模式図。
【符号の説明】
1、2 基板 5 消光模様 6 対称軸 7 高分子壁 8 液晶領域 9 液晶分子 10 液晶表示装置 20 マスク 20a 遮光領域 20b 透光領域 41 ビーズ 42 レジスト壁 50 液晶表示装置 51、52 基板 51a、52a 透明電極 51b,52b 配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−120728(JP,A) 特開 平6−301015(JP,A) 特開 平6−160817(JP,A) 特開 平5−230122(JP,A) 特開 平6−110039(JP,A) 特開 平9−255706(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1334 G02F 1/136

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明な一対の基板と、 該一対の基板の間に狭持され、高分子壁に実質的に包囲
    された複数の液晶領域が規則的に形成された液晶層と、
    を有する液晶表示装置であって、 該高分子壁は光重合性樹脂と分子内に重合性官能基を有
    する光重合開始剤とを含む液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶領域内の液晶分子の配向状態
    が、軸対称状である請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の基板の少なくとも一方の基板
    の前記液晶層側表面に配向膜を有する請求項1に記載の
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記液晶領域の液晶分子の配向状態が、
    ツイスティッドネマティック型(TN)、スーパーツイ
    スティッドネマティック型(STN)、電界制御複屈折
    型(ECB)、又は、強誘電性液晶型(FLC)の配向
    のいずれかである請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶領域は、表示を行う最小単位で
    ある絵素領域毎に形成されている請求項1から4のいず
    れかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一方が透明な一対の基板と、
    該一対の基板の間に狭持され、高分子壁に実質的に包囲
    された複数の液晶領域が規則的に形成された液晶層と、
    を有する液晶表示装置の製造方法であって、 該一対の基板間に、光重合性樹脂、液晶材料と分子内に
    重合性官能基を有する光重合開始剤とを含む前駆体混合
    物を注入する工程と、 該前駆体混合物に光を照射し、該液晶層を形成する工程
    と、 を包含する液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記光照射工程は、空間的に規則的なパ
    ターンの強度分布を有する光を照射し、前記高分子壁に
    実質的に包囲された前記複数の液晶領域を規則的に形成
    する工程を包含する請求項6に記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記注入工程の前に、前記一対の基板の
    少なくとも一方の基板上に、セル厚よりも低い壁を升目
    状に形成する工程を、更に包含する請求項7に記載の液
    晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記光照射工程の前に、前記前駆体混合
    物の温度を制御し相分離を行わせる工程をさらに包含
    し、 該光照射工程は、該前駆体混合物が相分離した状態にお
    いて、光照射する工程である請求項8に記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記光照射工程において、前記前駆体
    混合物に電圧を印加しながら、光照射する請求項9に記
    載の液晶表示装置の製造方法。
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