JP3205075B2 - 低圧水銀蒸気放電灯 - Google Patents

低圧水銀蒸気放電灯

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JP3205075B2
JP3205075B2 JP25993492A JP25993492A JP3205075B2 JP 3205075 B2 JP3205075 B2 JP 3205075B2 JP 25993492 A JP25993492 A JP 25993492A JP 25993492 A JP25993492 A JP 25993492A JP 3205075 B2 JP3205075 B2 JP 3205075B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • H01J61/18Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having a metallic vapour as the principal constituent
    • H01J61/20Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having a metallic vapour as the principal constituent mercury vapour

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極の回りに、水銀を
放出する機能をもつ金属リングを設置してなるけい光ラ
ンプ等のような低圧水銀蒸気放電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】けい光ランプやUV放出低圧放電灯は、
両端に電極を封装したガラスバルブの内部に水銀を封入
して構成されている。
【0003】この種のランプにおいて、バルブ内に水銀
を封入する手段として、従来から液体水銀を封入する方
法が広く知られている。しかし、液体水銀を封入するや
り方は秤量が難しいので封入量のばらつきが多く、高精
度な定量封入には不向きであり、このようなばらつきが
生じても最低必要限度の水銀量を確保するために若干多
めに封入するようにしており、よって、水銀の無駄使い
が生じる。
【0004】このような不具合を防止するため、水銀を
アマルガムや水銀カプセル、または多孔性セラミックに
水銀を含侵させたペレットなどの形態で封入する手段が
提案されており、これらは固体の状態で封入できるので
高精度な水銀の秤量が可能であり、定量封入には向いて
いる。
【0005】しかしながら、このような固体水銀をバル
ブ内に単に粒の形態で封入すると、バルブ内で自由に動
くため水銀の位置が定まらず、点灯中の水銀の温度がば
らつき、したがって蒸気圧がばらつく不具合がある。こ
のため、従来の場合、上記固体水銀をバルブに突出して
接続した排気管や細管に収容する手段が採用されている
が、このような支持構造は排気管や細管の加工が面倒で
あるなどの欠点がある。このようなことから、電極の回
りに水銀放出機能を有する金属リングを設置する手段が
知られている。すなわち、水銀放出機能を有する金属リ
ングを設けた従来の例を、図15および図16に示すけ
い光ランプにもとづき説明する。
【0006】同図において10はソーダライムガラスか
らなるバルブである。バルブ10の両端部はステム1
1、11により封止されており、これらステム11、1
1にはフィラメントからなる電極12、12が取付けら
れている。各フィラメント電極12、12は、それぞれ
一対のウエルズ13、13に架設されており、これらフ
ィラメント電極12、12には酸化バリウム等のような
Ba系のエミッタが塗布されている。バルブ10の端部
にはそれぞれ口金14、14が被着されており、これら
口金14、14には口金ピン15、15が突設され、こ
れら口金ピン15、15は上記ウエルズ13、13に接
続されている。バルブ10の内面には図3に図示したけ
い光体被膜21が形成されている。
【0007】上記フィラメント電極12、12の回りに
は水銀放出作用を有する金属リング(以下、水銀放出金
属リングと称する)16、16が設けられている。水銀
放出金属リング16は、金属リング全体が水銀合金で構
成される場合と、例えば鉄にニッケルメッキを施した帯
状の基体となる金属片に、水銀とチタニウムの合金粉か
らなる水銀合金を圧着結合したものなどが用いられる。
図15および図16の場合は後者の例であり、鉄にニッ
ケルメッキを施した帯状の基体となる金属片、つまり基
板17に、水銀とチタニウムの合金粉からなる水銀合金
18を付着させ、このような金属帯(例えばGEMED
IS=商品名)を全体としてリング形状に成形したもの
である。
【0008】このような水銀放出金属リング16は、フ
ィラメント電極12を包囲しているとともに、支持ワイ
ヤ19に溶接されており、この支持ワイヤ19はステム
11に植設されている。なお、この水銀放出金属リング
16は、内周面に上記水銀合金18を付着させてあると
ともに、外周面にゲッター20を塗布してある。そし
て、バルブ10内にはアルゴンなどのような希ガスが封
入されている。
【0009】このような構造のランプにおいては、バル
ブ10を排気して封止した後にバルブ10の外部から高
周波誘導加熱コイルなどにより水銀放出金属リング16
を誘導加熱し、水銀合金18から水銀を放出させてバル
ブ10内に封入させるようにしている。このような構造
の水銀封入手段であれば、水銀が固体の状態で封入され
るので定量封入が可能であり、水銀蒸気圧がばらつくな
どの不具合がなくなる。
【0010】また、このような水銀放出金属リング16
はフィラメント電極12を包囲しているので、点灯中に
フィラメント電極12から電極物質やこの電極に塗布さ
れているエミッタが蒸発したり飛散しても、この金属リ
ング16が遮えぎってバルブ壁に付着することを防止
し、バルブ10の黒化を軽減することができる利点もあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におい
て、けい光ランプ等に封入される水銀の量は、ランプ
(バルブ)の大きさ、入力電力、けい光体の種類等によ
り大きく変わることが判ってきた。例えば、最近使用数
が増加してきた単波長の希土類けい光体を用いた高演色
性のけい光ランプは、同等大きさ、同等入力でありなが
ら従来からよく知られているハロリン酸カルシウムけい
光体を用いたランプに比べ、規定通りの寿命時間点灯す
るには、封入水銀量を2〜3倍も必要とすることが明ら
かになっている。よって、ランプの品種毎に水銀の封入
量をきめ細かく変更する必要が出てきた。
【0012】このような要請に対し、上記のような水銀
放出金属リング16を使用する手段で対応しようとする
と、水銀放出金属リング16の径を変えてリングの大き
さを変えるか、リング形基板17に付着される水銀合金
18の付着量を変えるなどの手段が考えられる。
【0013】しかし、水銀放出金属リング16の径の大
きさを変える手段は、リング16がバルブ10やフィラ
メント12に接触する虞れがあり、よって、この手段を
採用には限度がある。また、基板17に付着される水銀
合金18の付着量を変える手段は、水銀付着量の異なる
多種類の水銀放出金属リング16を準備しなければなら
ず、このような多種類の水銀放出金属リング16は製造
や在庫管理が面倒になり、コストアップを招く欠点があ
る。
【0014】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、品種ごとに細かく
水銀封入量を変えることができ、構成が容易で生産性が
高く、品質が安定する水銀放出金属リングを用いた低圧
水銀蒸気放電灯を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、バルブの両端
に電極を封装し、この電極の回りを水銀放出作用を有す
る金属リングで囲った低圧水銀蒸気放電灯において、上
記水銀放出金属リングは、水銀放出作用を有する金属片
と、水銀放出作用をもたない金属片とを周方向に連結し
てリング形に構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、水銀放出金属リングを複数の
金属片により構成し、その一部の金属片を水銀放出作用
を有する金属片にて構成したので、水銀封入量を変えた
い場合は、水銀放出作用を有する金属片を長くしたり、
その使用数を増やすなどの対応により上記要求を満たす
ことができる。
【0017】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図4に示す
第1の実施例にもとづき説明する。図面は本発明を図6
に示したけい光ランプと同様なけい光ランプに適用した
例を示し、図6と同一部分は同一番号を付して説明を省
略する。
【0018】図1は電極マウントを示すもので、この電
極マウントは、ステム11に気密に貫通したウエルズ1
3、13にフィラメント電極12を掛け渡し、このフィ
ラメント電極12を取り囲むようにして水銀放出金属リ
ング30を設けてある。
【0019】上記ステム11には、排気管22が接続さ
れており、この排気管22は図3に示すように、バルブ
10の封止後に封止切りされている。ステム11の側面
には上記排気管22と放電空間を導通させる排気孔23
(図3に示す)が設けられている。
【0020】また、ステム11には支持ワイヤ19が植
設されており、この支持ワイヤ19はウエルズ13、1
3と絶縁されていて、先端に上記水銀放出金属リング3
0が固定されている。上記支持ワイヤ19は、例えばジ
ュメット線からなり、ステム11との熱膨脹係数の差が
20×10-7cm/cm/℃以下のジュメット線を用いてい
る。これにより、支持ワイヤ19の熱膨張率がステム1
1と近似するので、ステム11の熱歪みを少なくし、ク
ラックの発生を防止することができる。
【0021】上記水銀放出金属リング30について説明
する。本実施例の水銀放出金属リング30は、フィラメ
ント電極12のコイル軸方向に沿って長く形成された長
円形リングをなしており、フィラメント電極12を包囲
している。この水銀放出金属リング30は複数枚の金属
片、例えば2枚の金属片31、32を周方向に連結して
構成されている。一方の金属片31は水銀放出作用をも
つもので、他方の金属片32は水銀放出作用を持たない
金属片である。
【0022】水銀放出作用をもつ金属片31は、鉄にニ
ッケルメッキを施した帯板状の基板311に、水銀とチ
タニウムの合金粉からなる水銀合金312を付着させた
ものであり、水銀合金312はこの帯状基板311の一
側面に一定の幅をなして帯状に圧着結合されている。そ
して、この帯状基板311の他側面には、アルミニウム
とジルコニウムの合金からなるゲッタ313が帯状に塗
布されている。なお、このような水銀放出作用をもつ金
属片31として、例えばGEMEDIS(=商品名)を
使用することができる。
【0023】水銀放出作用を持たない金属片32は、鉄
でもよいが、鉄にニッケルメッキを施した帯板、または
鉄にFe3 4 の被膜を施した帯板などが使用されてお
り、このような帯板は酸化防止の点で有効である。これ
ら水銀放出作用をもつ金属片31と水銀放出作用を持た
ない金属片32は、相互の端部を接合して全体をリング
形に形成してある。
【0024】本実施例の場合、それぞれの金属片31、
32は図4に示す製造方法および結合構造により接合さ
れている。つまり、上記したそれぞれの金属片31、3
2は、図4に示すそれぞれ長尺な帯板素材310、32
0から所定の長さに切り出されて構成されており、これ
ら金属片31、32の一端部には係止舌片315、32
5が形成されているとともに、他端には切欠部316、
326が形成されている。そして、これら金属片31、
32をそれぞれ半周形状となるように曲げ成形する。こ
の場合、それぞれの金属片31、32をU字形に曲げる
ことも考えられるが、本実施例の場合はそれぞれJ字形
に曲げてあり、これら金属片31、32の連結箇所が平
面視で相互に対角線上に位置するようになっている。こ
のような屈曲形状の金属片31、32は、それぞれ係止
舌片315、325を相手側の金属片の切欠部316、
326と対向させ、これら係止舌片315、325を折
り曲げてかしめることにより相手側の切欠部316、3
26に進入させて係合させる。
【0025】このような係合により、分割されている2
枚の金属片31、32が相互に結合されて全体として長
円形のリング形をなすことができる。なお、この場合、
係止舌片315、325をそれぞれリングの外側に向け
て折り曲げてある。このような係合により、分割されて
いる2枚の金属片31、32が相互に結合されて全体と
して長円形のリング形をなすことができる。
【0026】なお、このようなリング形の構造体は、一
方の金属片31に付着した水銀合金312がリング30
の内面側に位置されてフィラメント12と対面するよう
になり、ゲッタ313がリング30の外面側に位置され
る。
【0027】上記のように構成した水銀放出金属リング
30は、フィラメント12を包囲して支持ワイヤ19に
溶接されるが、この場合支持ワイヤ19は水銀放出作用
を持たない金属片32に溶着されている。
【0028】そしてまた、このような支持ワイヤ19と
水銀放出作用を持たない金属片32との接合箇所は、そ
れぞれ係止舌片315、325による係合箇所を避けて
おり、かつ長円形リングにおける長辺側の平坦面のほぼ
中央部に位置して相互に接合されている。
【0029】このような構造のランプにおいては、バル
ブ10を排気して封止した後、バルブの外部から図示し
ない高周波誘導加熱コイルにより水銀放出リング30を
高周波誘導加熱すると、水銀合金312が加熱されて水
銀を放出する。よって、バルブ10内に水銀を持ち込む
ことができる。
【0030】そして、上記構成の場合、フィラメント1
2を囲んだ水銀放出金属リング30が、複数の金属片3
1、32を連結して構成されており、その一方の金属片
31に水銀合金312を担持させてあるから、この金属
片31の長さによってバルブ10内に封入する水銀量を
設定することができる。すなわち、封入水銀量を多くし
たい場合は、図4に示す水銀放出作用をもつ金属片31
の長さL1 を長くすればこの金属片31に付着している
水銀合金312の量が増し、また長さL1 を短くすれば
この金属片31に付着している水銀合金312の量が少
なくなる。よって、水銀放出作用をもつ金属片31の長
さL1 を、所望する封入水銀量に適応させて選定すれ
ば、封入水銀量の変更、選択が容易にできる。
【0031】この場合、一方の金属片31の長さL1
変更するのみでは出来上がった水銀放出金属リング30
の大きさが変化し、リングが小さくなるとフィラメント
12に接触する心配があり、逆に大きくなり過ぎるとバ
ルブ10の内面に接触する虞れがある。そこで、上記の
ように一方の金属片31の長さL1 を変更した場合は、
他方の水銀放出作用をもたない金属片32の長さL2
変更して、全周長さを、変更しない場合と同等となるよ
うに変更、選択すればよい。
【0032】もちろん、小形ランプには全周長さを短く
した水銀放出金属リング30を用いることができ、大形
のランプには全周長さを長くした水銀放出金属リング3
0を用いることができる。このようにすれば、バルブ1
0に封入する水銀量を細かく変更選択することができ、
品種毎に要求される水銀封入量を高精度に規制すること
ができる。
【0033】また、上記水銀放出金属リング30は、水
銀放出作用をもつ金属片31と、水銀放出作用をもたな
い金属片32とを係止舌片315、325を折り曲げて
かしめることにより結合してあるので、結合強度が高
く、ランプ製造時や使用時に外れて分解する心配がな
い。
【0034】つまり、これら金属片31と32は、電気
溶接などによっても接合可能であるが、溶接の場合は接
合強度にばらつきが生じ、水銀放出のための高周波加熱
や点灯使用中の温度上昇により溶接箇所が剥がれる心配
があるが、上記係止舌片315、325を折り曲げてか
しめることによって結合した場合は機械的に結合される
ので、このような不具合が少ない。
【0035】しかも、金属片31、32を電気溶接など
により接合する場合、溶接時の加熱によって水銀合金3
12が加熱されて蒸発し、この蒸発水銀により作業環境
が汚染される心配があり、また封入する水銀量が減少
し、しかもこのような減少量は一定でないので、封入水
銀量がばらつき易くなる。これに対し、上記かしめ結合
は、このような不具合を解消することができる。
【0036】また、水銀放出作用をもつ金属片31と、
水銀放出作用をもたない金属片32は、全体で長円形リ
ングをなす金属リング30の長辺に沿う平坦な箇所で、
相互にかしめ結合してあるから、曲面でかしめ結合する
場合に比べて係止舌片315、325の折り曲げが容易
であり、作業性がよく、確実なかしめが可能となる。
【0037】そして、係止舌片315、325をそれぞ
れリングの外側に向けて折り曲げるようにしたから、支
持ワイヤ19を溶接する時に金属リング30の内側に挿
入される電極の挿脱の邪魔にならず、溶接電極を水銀放
出作用をもたない金属片32の内面に確実に密着させる
こともできる。
【0038】さらに、上記実施例の場合、支持ワイヤ2
9を水銀放出作用をもたない金属片32に接合したか
ら、水銀合金312を保持した基板311の温度むらを
防止することができる。すなわち、水銀放出作用をもつ
金属片31に支持ワイヤ29を溶接すると、溶接箇所の
熱容量が増えるから、高周波加熱中にこの箇所の温度が
他に比べて低くなり、この箇所を所定の温度に上昇させ
ようとするには高周波出力を増す必要があり、このよう
にすると他の箇所の温度が過度に上昇する。また、水銀
放出作用をもつ金属片31に支持ワイヤ29を溶接する
と、この溶接時に水銀合金312が加熱されて蒸発し、
このため作業環境が汚染されたり、水銀量が減少して封
入水銀量がばらつき易くなる。これに対し、本実施例の
場合、支持ワイヤ29を水銀放出作用をもたない金属片
32に接合したから、上記にような各不具合を回避する
ことができる。
【0039】また、上記水銀放出金属リング30は、フ
ィラメント電極12を包囲する長円または楕円形をな
し、この長径に沿う側面であり、しかも上記水銀放出作
用をもたない金属片32に支持ワイヤ29を接合したか
ら、この長径に沿う側面は比較的平坦面となり、支持ワ
イヤ29を安定して添接させることができ、このため溶
接作業が容易になり、作業性が向上する。
【0040】さらに、支持ワイヤ29と上記水銀放出作
用をもたない金属片32との接合箇所は、水銀放出作用
をもつ金属片31と水銀放出作用をもたない金属片32
との連結箇所を避けた位置であるから、互いに溶接およ
びかしめ接合箇所が干渉しない。また水銀放出作用をも
つ金属片31と水銀放出作用をもたない金属片32との
連結箇所は板が積層される箇所であるため熱容量が大き
くてここに支持ワイヤ29を溶接するのは困難である
が、これを避けた位置に支持ワイヤ29を溶接すること
により溶接が容易になる。
【0041】そしてまた、水銀放出作用をもつ金属片3
1と、水銀放出作用をもたない金属片32は、それぞれ
の端部に形成した係止舌片315、325を相手側の切
欠部316、326に折り曲げてかしめることにより係
合させたので、これら金属片31と32は、各端部にお
いては相互に離間した2箇所で接合されている。この結
果、各端部が全面で積層されて接合される場合に比べ
て、これら離間した接合箇所の間に電流が流れるように
なり、これらの間で発熱し、水銀放出作用をもつ金属片
31の加熱領域が増し、水銀合金312が確実に加熱さ
れ、蒸発が促されるようになる。上記実施例の構成につ
いて実験した結果を説明する。
【0042】水銀放出作用をもつ金属片31として、鉄
にニッケルメッキを施した帯板状の基板311に、水銀
とチタニウムの合金粉からなる水銀合金312を付着さ
せてなるGEMEDIS(=商品名)を用い、この金属
片31は単長さ当りの水銀保有量が4.5mg/cm であ
り、これを全長2.5cmの長さに切断して用いた。した
がって、この金属片31は水銀を11.25mg保有して
いる。水銀放出作用を持たない金属片32は、鉄にニッ
ケルメッキを施した帯板状のものを用いた。
【0043】これら金属片31、32を図2のように連
結して水銀放出金属リング30を製造し、これをジュメ
ット線からなる支持ワイヤ19を介してステム11に取
り付け、40Wのけい光ランプに使用した。
【0044】バルブ内に設置した水銀放出金属リング3
0から水銀を放出させるための加熱条件は、870℃の
温度で55秒とした。この加熱によりバルブ内に放出さ
れた水銀を化学分析測定により計量したところ約9.0
mgであり、40Wのけい光ランプとして必要な最低封入
量に近い量である。
【0045】また、金属片31(GEMEDIS)の長
さを変更したところ、この長さにほぼ比例して水銀の放
出量が変化することが確認され、水銀封入量の管理が高
精度にかつ安定して行えることが明らかになった。この
ようなランプは、加熱時に水銀放出金属リング30の変
形がなく、点灯中のバルブ黒化も少ないことが確かめら
れた。また、ジュメット線からなる支持ワイヤ19を埋
め込んだステム11では、熱歪みによるクラックの発生
がないことも確かめられた。
【0046】下記表1は、支持ワイヤ19としてジュメ
ット線を用いた場合と、単なるニッケルワイヤを用いた
場合とにおけるステム11のクラック発生率を調べた結
果を示す。
【0047】
【表1】 上記表1より、支持ワイヤ19としてジュメット線を用
いた場合、ステム11にクラックが発生しなくなる。な
お、本発明は上記の実施例に制約されるものではない。
【0048】すなわち、上記実施例の場合、内面に水銀
合金312を付着した水銀放出作用をもつ金属片31の
一端は、水銀放出作用をもたない金属片32の他端に重
ねて連結されており、このため水銀放出作用をもつ金属
片31の一端部の内面に付着してある水銀合金312が
水銀放出作用をもたない金属片32の他端外面に接触し
て覆われるから水銀の放出が妨げられる場合がある。こ
れを防止するため、図5に示す第2の実施例の通り、重
なり予定部の水銀合金312を予め剥がしておけば、水
銀の無駄な使用が防止される。また、重なり部分に水銀
合金を付着させないために、図6および図7に示す第3
および第4の実施例のような構成を採用してもよい。
【0049】図6に示す第3実施例は、水銀放出作用を
もつ金属片31の内面に水銀合金312を付着した場合
であり、このような場合は、水銀放出作用をもつ金属片
31の両端をそれぞれ水銀放出作用をもたない金属片3
2の両端に対して、いづれも内側に位置して重ねるよう
にすれば、水銀合金312が覆われなくなる。
【0050】また、図7に示す第4実施例は、水銀放出
作用をもつ金属片31の外面に水銀合金312を付着し
た場合であり、このような場合は、水銀放出作用をもつ
金属片31の両端をそれぞれ水銀放出作用をもたない金
属片32の両端に対して、いづれも外側に位置して重ね
るようにすれば、水銀合金312が覆われなくなる。
【0051】なお、図7の場合は、水銀放出作用をもた
ない金属片32の両端に形成した係止舌片325、32
5を外側に位置する水銀放出作用をもつ金属片31の切
欠部316、316に引っ掛けるように折り曲げること
になるが、この場合、図8に示す第5実施例のように、
係止舌片325、325の折り曲げ端部が水銀放出作用
をもつ金属片31の外面に付着した水銀合金312に重
ならないようにすれば、水銀合金312が覆われなくな
り、水銀を良好に放出できる。
【0052】さらに、本発明は図9に示す第6の実施例
のようにしてもよい。つまり、第9図に示す例は、水銀
放出作用をもつ金属片31の端部の先端縁に係止舌片3
15a、315aを形成し、水銀放出作用をもたない金
属片32の両端に切欠部326、326を設け、上記係
止舌片315a、315aをこれら切欠部326、32
6に引っ掛けるように折り曲げたものであり、係止舌片
315a、315aを水銀放出作用をもつ金属片31の
先端縁に形成したから、水銀放出作用をもつ金属片31
を実質的に短くすることができ、第1実施例の場合に比
べて使用材料費の節約になる。
【0053】さらに、水銀合金312を帯板の曲げ部分
に付着させてある場合は、この曲げ加工により水銀合金
312が剥がれることが心配される。このためには、図
10に示す第7の実施例に示す通り、水銀合金312を
水銀放出作用をもつ金属片31の曲げ部分を避けた平坦
部のみに付着させることが望ましい。
【0054】また、水銀合金312を金属片31の曲げ
部分を避けた箇所に設けるために、図11、図12、図
13にそれぞれ示す第8ないし第10の実施例のように
することが考えられる。すなわち、これら第8ないし第
10の実施例は、図面から理解できるように、全体で長
円リング形をなす水銀放出金属リング30が、屈曲部に
おいては水銀放出作用をもたない金属片32aにより形
成されており、平坦な部分は外面(内面でも可)に水銀
合金312を付着した平坦形状の水銀放出作用をもつ金
属片31aにより形成したものである。このような構成
の場合は、屈曲部に水銀合金312が付着されていない
から、曲げ加工による水銀合金312の剥がれがない。
【0055】さらに、上記各実施例の場合、水銀放出作
用をもつ金属片31と、水銀放出作用をもたない金属片
32とを、係止舌片315、325を折り曲げてかしめ
ることにより結合したが、これら金属片31、32の連
結は電気溶接などによっても接合可能であり、または、
図14に示す第11の実施例のような構造の他のかしめ
係合手段を用いてもよい。図14のかしめ係合手段は、
金属片31、32の端部を相互に重ね合わせ、これらを
ポンチ等の治具で突き破り、この突き破りにより一方の
金属片に形成された出っ張り部のばり500が他方の金
属片の孔を貫通して係止し、これにより金属片相互を機
械的に結合してある。
【0056】このようなかしめ結合の場合は、前記各実
施例の場合と同様に、溶接手段を採用しないから、溶接
の加熱により水銀合金312が加熱されて蒸発しなく、
このため作業環境が汚染される心配がなく、また水銀量
の減少がなく、封入水銀量のばらつきを防止することが
できる。
【0057】また、上記各実施例の場合、水銀放出作用
をもつ金属片31として、鉄にニッケルメッキを施した
帯板状の基板311に、水銀とチタニウムの合金粉から
なる水銀合金312を付着させたもの、例えばGEME
DISを用いたが、本発明はこれに限らず、金属片全体
が所定の加熱により水銀を放出する水銀合金(アマルガ
ム)であってもよい。さらにまた、本発明はけい光ラン
プに限らず、紫外線放出用の低圧水銀蒸気放電灯などで
あっても実施可能である。また、バルブ形状は直管形に
限らず、環状やU字形などのような屈曲形ランプであっ
ても実施可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
銀放出金属リングを複数の金属片により構成し、その一
部の金属片を水銀放出作用を有する金属片にて構成した
ので、水銀封入量を変えたい場合は、水銀放出作用を有
する金属片を長くしたり、その使用数を増やすなどの対
応により適用が可能になる。よって、水銀放出作用を有
する金属片の選択により、品種ごとに細かく水銀封入量
を変えることができる。またこのものは、金属片を長く
したり、使用数を増やすなどの対応で実現できるから構
造が簡単で生産性が高く、品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すけい光ランプのマ
ウントの斜視図。
【図2】同実施例の水銀放出金属リングの斜視図。
【図3】上記マウントをバルブに封着した状態を示すけ
い光ランプの端部の断面図。
【図4】水銀放出金属リングを製造する過程を示す説明
図。
【図5】本発明の第2の実施例を示し、水銀放出金属リ
ングの構成を示す説明図。
【図6】本発明の第3の実施例を示し、水銀放出金属リ
ングの構成を示す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施例を示し、水銀放出金属リ
ングの構成を示す斜視図。
【図8】本発明の第5の実施例を示し、係止舌片の重な
り構造を示す図。
【図9】本発明の第6の実施例を示し、水銀放出金属リ
ングの構成を示す説明図。
【図10】本発明の第7の実施例を示し、水銀放出金属
リングの構成を示す説明図。
【図11】本発明の第8の実施例を示し、水銀放出金属
リングの構成を示す斜視図。
【図12】本発明の第9の実施例を示し、水銀放出金属
リングの構成を示す斜視図。
【図13】本発明の第10の実施例を示し、水銀放出金
属リングの構成を示す斜視図。
【図14】本発明の第11の実施例を示し、水銀放出金
属リングを製造する過程を示す説明図。
【図15】従来のけい光ランプの全体を示す斜視図。
【図16】従来のけい光ランプの電極部を示す斜視図。
【符号の説明】
10…バルブ、11…ステム、12…フィラメント、1
3…ウエルズ、19…支持ワイヤ、30…水銀放出金属
リング、31、31a…水銀放出作用を有する金属片、
32、32a…水銀放出作用を有さない金属片、311
…基板、312…水銀合金、313…ゲッタ、315、
325…係止舌片、316、326…切欠部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 剛夫 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 沼田 光次 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 戸田 尚之 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 中沢 睦 神奈川県川崎市川崎区砂子1丁目8番地 1川崎三井ビルディング5階 東芝照明 プレシジョン株式会社内 (56)参考文献 特表 昭57−501703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブの端部に電極を封装し、この電極
    の回りを水銀放出作用を有する金属リングで囲った低圧
    水銀蒸気放電灯において、 上記水銀放出金属リングは、水銀放出作用を有する金属
    片と、水銀放出作用をもたない金属片とを周方向に連結
    してリング形に構成したことを特徴とする低圧水銀蒸気
    放電灯。
  2. 【請求項2】 上記水銀放出作用を有する金属片と、水
    銀放出作用をもたない金属片とは、かしめによる機械的
    係合により結合してあることを特徴とする請求項1に記
    載の低圧水銀蒸気放電灯。
  3. 【請求項3】 上記水銀放出作用を有する金属片は、基
    体となる金属片の表面に水銀合金を付着して構成してあ
    ることを特徴とする請求項1に記載の低圧水銀蒸気放電
    灯。
  4. 【請求項4】 上記水銀放出金属リングは支持ワイヤを
    介してステムに固定されており、この支持ワイヤは上記
    水銀放出金属リングのうちの上記水銀放出作用をもたな
    い金属片に接合してあることを特徴とする請求項1に記
    載の低圧水銀蒸気放電灯。
  5. 【請求項5】 上記水銀放出金属リングは電極を包囲す
    る長円または楕円形をなし、この長径に沿う平らな部分
    で上記水銀放出作用を有する金属片と、水銀放出作用を
    もたない金属片とを連結したことを特徴とする請求項1
    に記載の低圧水銀蒸気放電灯。
  6. 【請求項6】 上記水銀放出金属リングは電極を包囲す
    る長円または楕円形をなし、この長径に沿う平らな部分
    でしかも上記水銀放出作用をもたない金属片と上記支持
    ワイヤとを接合したことを特徴とする請求項4に記載の
    低圧水銀蒸気放電灯。
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DE29616879U1 (de) * 1996-09-30 1998-01-29 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH, 81543 München Niederdruckentladungslampe
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