JPH10223177A - 低圧水銀蒸気放電ランプ - Google Patents
低圧水銀蒸気放電ランプInfo
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- JPH10223177A JPH10223177A JP1953697A JP1953697A JPH10223177A JP H10223177 A JPH10223177 A JP H10223177A JP 1953697 A JP1953697 A JP 1953697A JP 1953697 A JP1953697 A JP 1953697A JP H10223177 A JPH10223177 A JP H10223177A
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Abstract
を防止する。 【解決手段】 バルブの両端に、一対のサポートワイヤ
12で装架されたフィラメント13を有する電極4を配置す
る。電極部分11において、フィラメント13とバルブの端
部との間に、加熱によって水銀を放出する水銀放出基体
14を配置する。水銀放出基体14はサポートワイヤ12の一
方に配設する。
Description
た低圧水銀蒸気放電ランプに関する。
蒸気放電ランプに水銀を封入する方法としては、液状の
水銀を細管からバルブ内に滴下するのが一般的である
が、この方法では、水銀の量を少くすると、滴下の際に
水銀が滴下装置の出口や細管に付着したまま滴下されな
いことがあるため、必要量以上の水銀をバルブ内に滴下
しており、水銀を定量封入することが困難であった。
水銀をアマルガムとしてバルブ内に封入する方法がある
が、アマルガムはその温度特性からどのようなランプに
も利用できるものでない。
銀合金(水銀放出基体)をバルブ内に配置した後に加熱
溶融させて水銀を放出させる方法がある。例えば、特開
昭57−118347号公報に記載されているように、
一対のサポートワイヤでフィラメントが装架された電極
部分の周囲にリング状の水銀合金を配置した例がある。
なお、例えば、特開平6−260139号公報または特
開平6−338286号公報に記載されているように、
水銀合金をバルブ内に臨むステム部分に配置する例もあ
るが、その水銀合金の配置に工夫が必要となる。
分の周囲にリング状の水銀合金を配置した場合、特に、
バルブの管径が細くなると、点灯時に、リング状の水銀
合金の影がバルブの管壁に映りやすくなる問題がある。
ので、バルブの管径が細い場合でも、点灯時に水銀放出
基体の影がバルブの管壁に映るのを防止できる低圧水銀
蒸気放電ランプを提供することを目的とする。
蒸気放電ランプは、バルブと;バルブの両端に配設され
た一対のサポートワイヤに装架されたフィラメントを有
する電極と;少くとも一方の電極部分でフィラメントと
バルブの端部との間に配設され、加熱によって水銀を放
出する水銀放出基体と;バルブ内に封入された水銀と希
ガスを含む放電媒体と;を具備しているものである。
高周波誘導加熱によって加熱することにより、定量の水
銀をバルブ内に放出させる。
部との間に配設することにより、バルブの管径が細い場
合でも、点灯時に水銀放出基体の影がバルブの管壁に映
るのを防止する。
支持するサポートワイヤ、アノードワイヤ、サポートワ
イヤなどとは別にバルブ内に突出するサードワイヤを含
む。
は、請求項1記載の低圧水銀蒸気放電ランプにおいて、
水銀放出基体は、バルブの端部からバルブ内に突出した
ワイヤに配設されるものであり、水銀放出基体を例えば
溶接によって固定可能とする。
は、請求項1記載の低圧水銀蒸気放電ランプにおいて、
水銀放出基体は、一対のサポートワイヤの一方に取り付
けられているものであり、水銀放出基体を例えば溶接に
よって固定可能とする。
は、請求項1ないし3いずれか一記載の低圧水銀蒸気放
電ランプにおいて、水銀放出基体は、水銀とチタン、亜
鉛、ビスマス、スズのうち少くとも1つを含む合金であ
り、定量の水銀をバルブ内に放出可能とする。
は、請求項1ないし4いずれか一記載の低圧水銀蒸気放
電ランプにおいて、水銀放出基体は、高周波誘導加熱に
より溶融して水銀を放出可能に形成されているものであ
り、定量の水銀をバルブ内に放出可能とする。
ランプの一実施の形態を図面を参照して説明する。
し、図1は低圧水銀蒸気放電ランプの電極部分の側面
図、図2は水銀放出基体の断面図、図3は低圧水銀蒸気
放電ランプの全体の側面図、図4は照明器具の側面図で
ある。
しての直管形の蛍光ランプ1は、バルブ2を有し、この
バルブ2は透光性を有する例えばソーダライムガラス製
で円筒状に形成され、バルブ2の両端部には鉛ガラス製
のステム3が封止形成されている。
に位置される電極4が封止され、バルブ2の両端には口
金5が固着され、各口金5には電極4に電気的に接続さ
れた一対のランプピン6が突設されている。
塗布されている。バルブ2内には、体積比で90%以上
のアルゴンガスまたは混合ガスなどの希ガスと水銀を含
む放電媒体が封入されている。
分11には、ワイヤとしての一対のサポートワイヤ12がス
テム3から突出され、これら一対のサポートワイヤ12の
先端間にコイル状のフィラメント13の両端が接続支持さ
れている。一対のサポートワイヤ12は一対のランプピン
6に接続されている。
一方のサポートワイヤ12には、フィラメント13とステム
3との間で、電極部分11の中心軸側に寄って長方形板状
の水銀放出基体14が溶接により固定配置されている。な
お、フィラメント13と水銀放出基体14との距離が小さ過
ぎると、点灯時に、フィラメント13と水銀放出基体14と
の間で微放電を起こす恐れがあるのである程度の距離を
保つことが必要である。
のGEMEDIS(商品名)が用いられる。図2に示す
ように、水銀放出基体14は、Fe(鉄)−Ni(ニッケ
ル)合金製の基板15を有し、この基板15の一側にTi
(チタン)−Hg(水銀)合金が塗布された水銀合金層
16が形成され、基板15の他側にゲッター剤が塗布された
ゲッター層17が形成されている。水銀合金層16には、蛍
光ランプ1内に封入する定量の水銀が含有される。そし
て、基板15がサポートワイヤ12に溶接によって固定され
る。なお、水銀合金層16としては、Tiの合金の他、Z
n(亜鉛)、Bi(ビスマス)、Sn(スズ)などの合
金を用いてもよい。
有し、この器具本体21の両端に蛍光ランプ1を接続する
ランプソケット22が取り付けられ、器具本体21の内部に
蛍光ランプ1を点灯させる点灯装置23が配置されてい
る。
をステム3のサポートワイヤ12に溶接固定し、このステ
ム3を組み合わせたバルブ2の排気、封止を行なう。
体14を高周波誘導加熱し、水銀放出基体14を溶融させ
て、定量の水銀をバルブ2内に放出させる。このとき、
高周波誘導加熱装置の通常の誘導コイルにフェライト
(MxO・Fe203、MxはFe、Ni、Cu、Z
n、Mgなどの金属)を挿入することで、水銀放出基体
14の加熱上限温度が約700℃から約950℃程度に上
昇するため、製造工程での加熱時間を短縮できる。な
お、水銀放出基体14は、水銀放出後の水銀の再吸収が実
質的になく、定量の水銀がバルブ2内に保持される。
体14を、フィラメント13とステム3との間で、電極部分
11の中心軸側に寄って一方のサポートワイヤ12に支持す
るため、水銀放出基体14をバルブ2内に容易かつ確実に
固定配置でき、しかも、バルブ2の管径が細い場合で
も、点灯時に水銀放出基体14の影がバルブ2の管壁に映
るのを防止できる。
5は低圧水銀蒸気放電ランプの電極部分の側面図であ
る。
蛍光ランプなどで採用されているように、電極部分11に
おいて、ステム3からワイヤとしての一対のアノードワ
イヤ31を突出させた例であり、一方のアノードワイヤ31
の中間部、すなわち、フィラメント13とステム3との間
で、電極部分11の中心軸側に寄って水銀放出基体14が溶
接により固定配置されている。
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
6は低圧水銀蒸気放電ランプの電極部分の側面図であ
る。
て、ステム3の中心部からワイヤとしてサードワイヤ41
を突出させた例であり、このサードワイヤ41の先端部、
すなわち、フィラメント13とステム3との間で、電極部
分11の中心軸部分に位置して水銀放出基体14が溶接によ
り固定配置されている。
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
7は低圧水銀蒸気放電ランプの電極部分の側面図であ
る。
心部からワイヤ51を突出させた例であり、このワイヤ51
の表面に水銀合金層が形成され、ワイヤ状の水銀放出基
体14が形成されている。
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。特
に、ワイヤ状の水銀放出基体14の場合、バルブ2の管径
が細い蛍光ランプ1でも、点灯時に水銀放出基体14の影
がバルブ2の管壁に映るのを防止できる。
によれば、水銀放出基体を少くとも一方の電極部分でフ
ィラメントとバルブの端部との間に配設するため、バル
ブの管径が細い場合でも、点灯時に水銀放出基体の影が
バルブの管壁に映るのを防止できる。
よれば、請求項1記載の低圧水銀蒸気放電ランプの効果
に加えて、水銀放出基体をバルブの端部からバルブ内に
突出したワイヤに配設するため、水銀放出基体を容易か
つ確実に固定できる。
よれば、請求項1または2記載の低圧水銀蒸気放電ラン
プの効果に加えて、水銀放出基体を一対のサポートワイ
ヤの一方に取り付けるため、水銀放出基体を容易かつ確
実に固定できる。
よれば、請求項1ないし3いずれか一記載の低圧水銀蒸
気放電ランプの効果に加えて、水銀放出基体は水銀とチ
タン、亜鉛、ビスマス、スズのうち少くとも1つを含む
合金であるため、定量の水銀をバルブ内に放出させるこ
とができる。
よれば、請求項1ないし4いずれか一記載の低圧水銀蒸
気放電ランプの効果に加えて、水銀放出基体は高周波誘
導加熱により溶融して水銀を放出できる。
放電ランプの電極部分の側面図である。
ある。
放電ランプの電極部分の側面図である。
放電ランプの電極部分の側面図である。
放電ランプの電極部分の側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 バルブと;バルブの両端に配設された一
対のサポートワイヤに装架されたフィラメントを有する
電極と;少くとも一方の電極部分でフィラメントとバル
ブの端部との間に配設され、加熱によって水銀を放出す
る水銀放出基体と;バルブ内に封入された水銀と希ガス
を含む放電媒体と;を具備していることを特徴とする低
圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項2】 水銀放出基体は、バルブの端部からバル
ブ内に突出したワイヤに配設されることを特徴とする請
求項1記載の低圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項3】 水銀放出基体は、一対のサポートワイヤ
の一方に取り付けられていることを特徴とする請求項1
記載の低圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項4】 水銀放出基体は、水銀とチタン、亜鉛、
ビスマス、スズのうち少くとも1つを含む合金であるこ
とを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の低圧
水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項5】 水銀放出基体は、高周波誘導加熱により
溶融して水銀を放出可能に形成されていることを特徴と
する請求項1ないし4いずれか一記載の低圧水銀蒸気放
電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1953697A JPH10223177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 低圧水銀蒸気放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1953697A JPH10223177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 低圧水銀蒸気放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223177A true JPH10223177A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12002057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1953697A Pending JPH10223177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 低圧水銀蒸気放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223177A (ja) |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1953697A patent/JPH10223177A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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