JP3204525U - 発泡成形体および発泡成形用成形型 - Google Patents

発泡成形体および発泡成形用成形型 Download PDF

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Abstract

【課題】排水処理に用いられる微生物担持体の収容容器として水面付近の汚れ成分を分解し浄化するのに好適な発泡成形体および発泡成形用成形型を提供する。【解決手段】成形型内の発泡粒子が半球状中空枠形に成形されてなる発泡成形体であって、頂部11と、頂部を通る半球状中空枠形の軸方向から視て軸を中心として放射状に延びる複数の湾曲筋部12と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部13と、頂部の周囲に形成された複数の小さい台形窓部15aと、半球状中空枠形の周縁部に沿って形成された複数の大きい台形窓部15bとを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、発泡成形体および発泡成形用成形型に関する。更に詳しくは、排水処理装置の排水処理槽内に充填される微生物担持体の収容容器として用いることができる発泡成形体および発泡成形用成形型に関する。
排水処理装置の排水処理槽内に充填される微生物担持体の収容容器として、2つの半球状中空枠体を締結部材にて球状に連結したものが用いられていた(例えば、特許文献1参照)。この半球状枠体は、熱可塑性樹脂を用いたインジェクション成型により製造されている。
特開2002−113482号公報
熱可塑性樹脂のインジェクション成型品からなる従来の球状中空枠体は比重が1程度であるため、例えば、多孔性セラミックスからなる微生物担持体を収容した球状中空枠体を排水処理槽内に充填すると水中に沈む傾向にある。一方、排水は排水処理槽の上層から下層へ移動しながら浄化されるが、排水中には水面付近に滞留しやすい汚れ成分が多く含まれている。したがって、従来の球状中空枠体では水面付近の汚れ成分を微生物担持体に付着させて分解し浄化するのに不向きであった。
本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであり、排水処理に用いられる微生物担持体の収容容器として好適な発泡成形体および発泡成形用成形型を提供することを目的とする。
かくして、本考案によれば、半球状中空枠形の発泡成形体であって、頂部と、該頂部を通る前記半球状中空枠形の軸方向から視て前記軸を中心として放射状に延びる複数の湾曲筋部と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部と、前記頂部の周囲に形成された複数の小さい台形窓部と、前記半球状中空枠形の周縁部に沿って形成された複数の大きい台形窓部とを有する発泡成形体が提供される。
また、本考案の別の観点によれば、複数の通気孔を有する凹型および凸型からなり、半球状中空枠形の頂部の周囲に形成された複数の小さい台形窓部と、前記半球状中空枠形の周縁部に沿って形成された複数の大きい台形窓部とを有する発泡成形体を成形するための前記半球状中空枠形のキャビティを有する発泡成形用成形型であって、
前記キャビティは、頂部と、該頂部を通る前記半球状中空枠形の軸方向から視て前記軸を中心として放射状に延びる複数の湾曲筋部と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部とを有する発泡成形用成形型が提供される。
本考案の発泡成形体は、比重が軽く水に浮くため、排水処理に用いられる微生物担持体の収容容器(球状中空枠体)として排水処理槽内に充填することにより、排水処理槽内の排水の水面付近の浄化を効率よく行うことができる。また、これに加えて、微生物担持体を収容した球状中空枠体を格子状の仕切り(例えば、金網)を用いて排水処理槽の中層から底層付近に留めておくことにより、排水処理槽の上層から底層に亘って確実に排水の浄化が行われるので、排水処理の高効率化を図ることができる。
また、本考案の発泡成形用成形型によれば、排水処理に用いられる微生物担持体の収容容器として好適な発泡成形体を製造することができる。
本考案の発泡成形体の一実施形態を示す斜視図である。 図1の発泡成形体の正断面図である。 図1の発泡成形体を2つ組み合わせて形成した球状中空枠体の使用状態を示す正面図である。 図1の発泡成形体用成形型を備えた発泡成形装置の構成図である。 図4の成形型の一方向から見た断面図である。 図5の成形型と軸心廻りに90°異なる方向から見た断面図である。 図4の成形型のキャビティ内に予備発泡粒子が充填される際の空気の流れを説明する図である。
(発泡成形体について)
本考案の発泡成形体は、成形型内の発泡粒子が半球状中空枠形に成形されてなる発泡成形体である。
ここで「半球状中空枠形」とは、中実の半球体の中身をくり抜いて外郭のみ残し、半球状の外郭に複数の窓部を形成してなる枠形である。以下、本考案の発泡成形体を「半球状中空枠体」と言う場合がある。
この発泡成形体としての半球状中空枠体を2つ組み合わせて球状中空枠体を形成することにより、例えば、排水処理に用いられる多孔性の微生物担持体を収容する容器を構成することができる。
本考案において、前記半球状中空枠形は、頂部と、該頂部から湾曲放射状に延びる複数の湾曲筋部と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部とを有するものである。
このような構成の半球状中空枠形によれば、後述する成形型内に予備発泡粒子を充填し加熱して発泡成形体を製造する際に、予備発泡粒子の充填をスムーズに行うことができる。
発泡成形体としての半球状中空枠体のサイズは、特に限定されないが、例えば、半径60〜150mm程度とすることができる。また、半球状中空枠体に形成される窓部の大きさは、被収容物が窓部を通って外部へ出ない程度であればよい。被収容物が微生物担持体である場合は、強度とのバランスをとることが必要であるが、通水性を高めるためにできるだけ半球状中空枠体の開口率を大きくすることが好ましい。
本考案の発泡成形体において、前記発泡粒子の樹脂成分としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂等を挙げることができる。これら樹脂成分は、単独で使用しても、混合して使用してもよい。なお、(メタ)アクリルはアクリル又はメタクリルを意味する。
ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、ポリメチルスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニトリルブタジエン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体等が挙げられる。これらの樹脂は混合されていてもよい。
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
ポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物を用いる場合、例えば、ポリスチレン系樹脂100重量部に対してポリオレフィン系樹脂10〜100重量部とすることができる。
本考案において、予備発泡粒子とは、発泡性樹脂粒子を所定の嵩倍数まで加熱発泡させた樹脂粒子を意味する。
(1)樹脂粒子
樹脂粒子を構成する樹脂成分は加熱によって発泡可能であれば特に限定されず、上述した公知の熱可塑性樹脂を使用できる。本考案においては、樹脂成分は、ポリスチレン系樹脂が好ましい。ポリスチレン系樹脂は、高倍の発泡成形体を得ることができるからである。
本考案において、ポリスチレン系樹脂とはスチレン単独重合体、又はスチレン単量体を主成分とし、スチレン単量体と共重合可能な他の単量体との共重合体を意味する。また、スチレン系単量体とは、スチレン単量体、又はスチレン単量体を主成分とし、スチレン単量体と共重合可能な他の単量体との混合物を意味する。ここでスチレン単量体を主成分とするとは、スチレン単量体が全単量体100質量部に対して60質量部以上を占めることを意味する。共重合体はランダム共重合体や、ブロック共重合体であってもよい。
また、スチレン単量体と共重合可能な他の単量体として、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、ジビニルベンゼン及びポリエチレングリコールジメタクリレートのようなビニル系単量体を挙げることができる。本考案において、アルキルとは炭素数1〜30のアルキルを意味する。
本考案においては、より高倍の発泡成形体を得ることができるため、樹脂成分としてスチレン単独重合体が好ましい。
ポリスチレン系樹脂は樹脂成分の発泡性確保の観点から、好ましくは18×104〜70×104、より好ましくは20×104〜50×104の重量平均分子量を有する。なお、本考案において、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)で測定される。
樹脂粒子の製造には、公知の重合法、即ち、懸濁重合法、シード重合法等を適宜使用できる。また、樹脂成分を樹脂粒子とする際、公知の製造方法及び製造設備をいずれも使用できる。
(2)発泡剤
発泡剤としては、公知の種々の発泡剤が使用できる。例えば、プロパン、n−ブタン(ノルマルブタン)、イソブタン、n−ペンタン(ノルマルペンタン)及びイソペンタンのような炭化水素を挙げることができる。これらの内、より大きな発泡性能を発泡性樹脂粒子に導入することができ、この際、発泡剤は単独で用いてもよく2種以上を用いてもよい。
発泡剤の含有率としては、発泡性樹脂粒子100質量部に対して、4〜10質量部であることが好ましい。発泡剤の含有率が4質量部未満であると、発泡性樹脂粒子の発泡性が低下することがある。発泡性が低下すると、嵩倍数の高い低嵩密度の予備発泡粒子が得られ難くなることがある。一方、10質量部を超えると、予備発泡粒子中の気泡サイズが過大となり易く、成形性の低下や、得られる発泡成形体の圧縮、曲げ等の強度特性の低下が発生することがある。より好ましい発泡剤の含有率は、5〜9質量部の範囲である。
また、更に均一に発泡性樹脂粒子を予備発泡させ得る発泡助剤を用いてもよい。発泡助剤として、例えば、シクロヘキサン及びd−リモネンのような溶剤、ジイソブチルアジペート、グリセリン、ジアセチル化モノラウレート及びやし油のような可塑剤(高沸点溶剤)を挙げることができる。
(3)その他の原材料
本考案においては、所望の発泡成形体を得ることができる限り、樹脂粒子は他の添加剤等を含んでいてもよい。添加剤として、具体的には、表面処理剤、難燃剤、難燃助剤、被覆剤、連鎖移動剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、消泡剤、増粘剤、熱安定剤、レベリング剤、滑剤、帯電防止剤、表面処理剤、赤外線遮蔽剤等が挙げられる。なお、樹脂粒子がこれらの添加剤を含む場合、樹脂粒子から得られる予備発泡粒子、発泡成形体もこれらの添加剤を含む。
(4)発泡性樹脂粒子の製造方法
発泡性樹脂粒子は発泡剤を樹脂粒子に含浸させることによって得ることができる。
発泡性樹脂粒子の製造方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
例えば、攪拌機付密閉耐圧容器内で樹脂粒子を水性媒体に懸濁させ、次いで発泡剤を導入し、樹脂粒子に発泡剤を含浸させる方法等を挙げることができる。
また、発泡剤の含浸は50〜100℃、1.0〜8.0時間行うことが好ましい。更に所望の発泡性能を得る為に、溶剤、可塑剤等の発泡助剤となるものを添加してもよい。
<予備発泡粒子>
本考案において、予備発泡粒子とは、発泡性樹脂粒子を所定の嵩倍数まで加熱発泡させた樹脂粒子を意味する。
予備発泡粒子は、所望の嵩倍数を有する予備発泡粒子を得ることができる限り、公知の予備発泡方法を用いて製造できる。予備発泡方法の一例を挙げれば、水蒸気等の加熱媒体を用いて発泡性樹脂粒子を加熱し、所定の嵩倍数に予備発泡させることで、予備発泡粒子を得ることができる。
本考案においては、より容易に予備発泡を行うことができるため、95〜125℃の水蒸気を用いて発泡性樹脂粒子を予備発泡させることが好ましい。また、予備発泡粒子から水分を除去するために、好ましくは室温で、12時間以上放置してもよい。
また、予備発泡粒子の平均粒子径は6.0mm以下が好ましく、5.0mm以下がより好ましい。平均粒子径が6.0mmより大きいと、発泡成形装置への予備発泡粒子の充填性が低下することがあり、得られる発泡成形体の強度が低下することがある。なお、本考案においては、予備発泡粒子は、それらの流動性確保の観点から、球状〜略球状(卵状)であることが好ましい。
以下、図面を参照しながら本考案の発泡成形体および発泡成形用成形型の一実施形態を説明する。なお、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は本考案の発泡成形体の一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1の発泡成形体の正断面図である。
本考案の発泡成形体10は、頂部11と、頂部11から湾曲放射状に延びる複数の湾曲筋部12と、各湾曲筋部12を連結する円環状連結部13とを有する半球状中空枠体10である。
頂部11は、後述する成形型のキャビティにおける予備発泡粒子が充填される部分で成形された略円盤形の部分であり、その外面には凹部11aが形成されている。
この頂部11から周方向に等間隔(中心角度45°)で8本の湾曲筋部12が湾曲放射状に延びている。より具体的には、本実施形態では、半球状中空枠体10の半径rが80mm程度、湾曲筋部12の幅Wが15mm程度、湾曲筋部12および頂部11の厚みTが10mm程度に設定した場合を例示している。
円環状連結部13は、各湾曲筋部12の解放した端部を連結する第1円環状連結部13aと、各湾曲筋部12の中間部を連結する第2円環状連結部13bとからなる。この第1円環状連結部13aによって、半球状中空枠体10の拡径した周縁部13aが形成され、この周縁部13a(第1円環状連結部13a)の端面には周方向に等間隔(中心角度120°)で3つの切欠凹部14aが形成されている。なお、各切欠凹部14aの間は相対的に突出した凸条部14bとされており、切欠凹部14aと凸条部14bの長さは等しくされている。
また、半球状中空枠体10において、各湾曲筋部12と第1および第2円環状連結部13a、13bとの交差位置付近にはアール部10Rが形成されている。
また、第1円環状連結部13aはその内側に、軸心Pに対して平行な平行面13a1を有している。なお、軸心Pの方向は、成形型の型抜き方向と平行な方向である。
さらに、第2円環状連結部13bは、湾曲筋部12よりも内側に突出して、軸心Pに対して平行な平行面13bf1と垂直な垂直面13bf2とを有する扇形断面部分13bfを有している。
このように構成された半球状中空枠体10は、頂部11の周囲に8つの小さい台形窓部15aを有すると共に、周縁部13aに沿って8つの大きい台形窓部15bを有している。
また、半球状中空枠体10の内外面を含む表面には、後述する成形型に設けられた通気孔の跡16が多数存在している。この通気孔の跡16の形成位置は、頂部11の内外面、各湾曲筋部12の内外面、第1円環状連結部13aの内外面、第1および第2円環状連結部13a、13bにおける軸心Pと垂直な面である。
図3は図1の発泡成形体を2つ組み合わせて形成した球状中空枠体の使用状態を示す正面図である。図3では、球状中空枠体100内に複数個の微生物担持体Sを収容した場合を示している。本実施形態では、一辺が2〜8cm程度のブロック形微生物担持体Sを用いている。なお、微生物担持体Sとしては特に限定されず、例えば、多孔性のセラミックスまたは樹脂成型物などを用いることができる。
この場合、2つの半球状中空枠体10のそれぞれに微生物担持体Sを盛り、一方の半球状中空枠体10における周縁部13aの各切欠凹部14aに、他方の半球状中空枠体10における周縁部13aの各凸条部14bを嵌め込むようにして周縁部13a同士を重ね合わせ、周縁部13a同士を複数の結束部材20で縛り付ける。これにより、微生物担持体Sを一対の発泡成形体10からなる球状中空枠体100内に収容してなる排水処理用接触材Cが構成される。
(発泡成形装置について)
図4は図1の発泡成形体用成形型を備えた発泡成形装置の構成図である。
本考案の発泡成形体(半球状中空枠体)10を成形する発泡成形装置300は、多数の通気孔200g1、200g2を有する凹型201と凸型202からなる成形型200と、凹型201およびこれを保持する凹型フレーム203とによって構成される第1蒸気室204と、凸型202およびこれを保持する凸型フレーム205とによって構成される第2蒸気室206と、凹型フレーム203を貫通して凹型201に形成された充填口201aに挿入された先端部を有するフィーダーEと、凸型フレーム204を凹型フレーム203に対して接近または離間させる方向に移動させる移動機構Fとを備える。
移動機構Fは、凹型フレーム203に対して凸型フレーム205が接近・離間する方向に往復移動させるようこれらを連結する図示しない複数のガイドピンと、凸型フレーム205を前記方向に往復移動させる油圧シリンダとを備える。
フィーダーEは、凹型201に形成された充填口201aに挿される円筒形の充填パイプEaと、充填パイプEa内を挿通する図示しないピストン部材および押出ピンとを備える。なお、ピストン部材は押出部材を挿通させる貫通孔を有しており、押出ピンはピストン部材の充填口201a側の端面に対して突出・引っ込み可能に構成されている。
また、この発泡成形装置300において、バルブ207v、208vを有する蒸気供給管207、208が凹型および凸型フレーム203、205の上部に接続されると共に、バルブ209v、210vを有する第1および第2ドレン管209、210が凹型および凸型フレーム203、205の下部に接続されている。
なお、図示省略するが、バルブを有する第1および第2エアー排出管が第1および第2ドレン管209、210の途中部に接続されると共に、真空ポンプが第1および第2エアー排出管に接続される場合もある。
なお、本実施形態では、凹型201と凸型202からなる成形型200を1つ備えた発泡成形装置300を例示しているが、発泡成形装置300には複数の成形型200が備えられてもよい。
(発泡成形用成形型について)
図5は図4の成形型の一方向から見た断面図であり、図6は図5の成形型と軸心廻りに90°異なる方向から見た断面図であり、図7は図4の成形型のキャビティ内に予備発泡粒子が充填される際の空気の流れを説明する図である。なお、図7において、矢印は空気の流れであって、矢印点線部分はキャビティ内における気流を示し、矢印実線部分はキャビティから成形型の各通気孔に流入した気流を示している。
凹型201に凸型202が嵌合した閉状態の成形型200は、前記半球状中空枠体10と同形状のキャビティ200Cを有している。すなわち、成形型200のキャビティ200Cは、半球状中空枠体10と同様に、頂部211と、頂部211から放射状に延びる複数の湾曲筋部212と、各湾曲筋部212を連結する第1および第2円環状連結部213a、213bからなる円環状連結部213とを有する半球状中空枠形に形成されている。
凹型201および凸型202は、この半球状中空枠体10と同形状のキャビティ200Cを形成する形状に形成されている。
さらに詳しく説明すると、凸型202は、キャビティ200Cの頂部211、湾曲筋部212および第2円環状連結部213bで囲まれた箇所(半球状中空枠体10の8つの台形窓部15aが形成される箇所)に配置される8つの内側突起部202cと、キャビティ200Cの湾曲筋部212、第1および第2円環状連結部213a、213bで囲まれた箇所(半球状中空枠体10の8つの台形窓部15bが形成される箇所)に配置される8つの外側突起部202dとを有する。
また、凹型201は、凸型202の内側突起部202cと嵌合する8つの内側凹部201cと、凸型202の外側突起部202dと嵌合する8つの外側凹部201dとを有する。
半球状中空枠体10は、頂部11の周囲に8つの小さい台形窓部15aを有すると共に、周縁部13aに沿って8つの大きい台形窓部15bを有している。
キャビティ200Cは、湾曲筋部212と第1および第2円環状連結部213a、213bとの交差位置付近(特に、予備発泡粒子充填時の空気の流れの上流側)にアール部200Rを有している。そのため、凹型201は、キャビティ200Cのアール部200Rを形成するためのアール部(図示省略)を有している。この凹型201のアール部によって半球状中空枠体10の前記アール部10Rが形成される(図1参照)。
また、キャビティ200Cは、湾曲筋部212と第1および第2円環状連結部213a、213bとの交差位置付近に型抜き方向(軸心P方向)と平行な筒形面214a、214bを有している。そのため、凸型202は、キャビティ200Cの筒形面214a、214bを形成するための第1および第2筒形外面202a、202bを有している。この凸型202の筒形外面202a、202bによって、半球状中空枠体10の第1円環状連結部13aの前記平行面13a1および第2円環状連結部13bの前記平行面13bf1が形成される(図2参照)。
また、凹型201および凸型202には、半球状中空枠体10の頂部11の内外面、各湾曲筋部12の内外面、第1円環状連結部13aの内外面、第1および第2円環状連結部13a、13bの軸心Pと垂直な面と対応する位置であって、半球状中空枠体10の多数の通気孔の跡16と対応する位置に、前記通気孔200g1、200g2が形成されている。そして、各通気孔200g1、200g2の内側開口端には、キャビティ200C内に充填された予備発泡粒子が各通気孔200g1、200g2内に流入しないようにするために、ストライプ状のスリットを有するスリット金具200fが嵌め込まれている。なお、半球状中空枠体10の通気孔の跡16は、このスリット金具200fに成形時の発泡粒子が押し付けられてできた跡である。
(発泡成形体の製造方法について)
次に、この発泡成形装置300を用いた発泡成形体の製造方法の一例を説明する。
まず、凸型フレーム205を凹型フレーム203に接近させて成形型200を閉じ、フィーダーEの充填パイプEa内に気流によって予備発泡粒子を送り込んで成形型200のキャビティ200C内に予備発泡粒子を充填する(充填工程)。この間、第1および第2蒸気供給管207、208は閉じられ、第1および第2ドレン管209、210は開いている。
図4と図7に示すように、充填時において、キャビティ200C内に予備発泡粒子と共に流入した空気は、凹型202および凸型202の各通気孔200g1、200g2を通って第1および第2蒸気室204、206内へ流れる。一方、予備発泡粒子は、気流に伴って、凹型201の充填口201aからキャビティ200Cの頂部211に流入し、頂部211から各湾曲筋部212を通って第1および第2円環状連結部13a、13bに流入し、キャビティ200C内に満充填される。
本考案の成形型200においては、キャビティ200Cの放射状に配置された複数の湾曲筋部212に対して第1および第2円環状連結部13a、13bは直交しているため、各湾曲筋部212に沿って流れる予備発泡粒子を直角方向に向きを変えさせて第1および第2円環状連結部13a、13bの長さ方向中間部まで流入させなければならない。
そのため、凹型201および凸型202は、キャビティ200Cの第1および第2円環状連結部13a、13bの長さ方向中間部に対応する位置に1つ以上の通気孔200g1、200g2を有している。さらに、キャビティ200Cの各湾曲筋部212を流れる予備発泡粒子が直角方向に向きを変えて第1および第2円環状連結部13a、13b内へ容易に流入できるように、キャビティ200Cには前記アール部200Rが設けられている。
ところで、充填工程において、凸型202を凹型201に接近させて型閉めする際、規定位置の手前で凸型202の移動を停止し、キャビティ200Cの型抜き方向Q(凸型202の移動方向)の空隙幅を規定幅よりも広くしてクラッキング(予備発泡粒子を充填しやすくするための隙間)を形成してもよい。この場合、クラッキングの幅としては、例えば、1〜6mm程度である。
これにより、キャビティ200Cの第1および第2円環状連結部213a、213bの型抜き方向Qの空隙幅が広がるため、この状態で充填された予備発泡粒子が第1および第2円環状連結部213a、213bへより容易に流入することができる。そして、予備発泡粒子の充填後、凸型202を規定位置まで移動させて完全に型閉めすることにより、第1および第2円環状連結部213a、213b内の予備発泡粒子の密度が上昇する。
このようにしてキャビティ200C内に予備発泡粒子が満充填された後、充填パイプEa内の前記ピストン部材によって凹型202の充填口201aを遮蔽し、蒸気によってキャビティ200C内の予備発泡粒子を加熱して半球状中空枠形に成形する(成形工程)。なお、成形後に得られた半球状中空枠体10の頂部11の凹部11aは、ピストン部材によって形成された跡である。
この際、例えば、第1蒸気供給管207および第2ドレン管210を開き、かつ第2蒸気供給管208および第1ドレン管209を閉じ、第1蒸気供給管207からの蒸気を第1蒸気室204内に供給する。これにより、第1蒸気室204内の蒸気は、凹型201の各通気孔200g1を通ってキャビティ200C内に流入して予備発泡粒子を加熱し、凸型202の各通気孔200g2を通って第2蒸気室206へ流出し、第2ドレン管210を通って外部に排出される。これにより、予備発泡粒子同士はある程度融着した状態となる。
次に、第2蒸気供給管208および第1ドレン管209を開き、かつ第1蒸気供給管207および第2ドレン管210を閉じ、第2蒸気供給管208からの蒸気を第2蒸気室206内に供給する。これにより、第2蒸気室206内の蒸気は、凸型202の各通気孔200g2を通ってキャビティ200C内に流入して発泡粒子(加熱後の予備発泡粒子)を加熱し、凹型201の各通気孔200g1を通って第1蒸気室204へ流出し、第1ドレン管209を通って外部に排出される。
次に、第1および第2蒸気供給管207、208を開き、かつ第1および第2ドレン管209、210を開き、第1および第2蒸気供給管207、208からの蒸気を第1および第2蒸気室204、206内に供給する。これにより、第1および第2蒸気室204、206内の蒸気が、成形型200内の発泡粒子を全体的に加熱する。
このような蒸気加熱により、キャビティ200C内の発泡粒子はむら無く加熱されて半球状中空枠形に成形される。
その後、凸型フレーム205を凹型フレーム203から離間させて成形型200を開き、フィーダーE内の前記押出ピンを充填口201a側へ突出させることにより、凹型201から成形された半球形中空枠体10を取り出す。
図1および図2で説明した発泡成形体である半球状中空枠体10を、図4〜図7で説明した発泡成形装置300を用いた製造方法によって製造した。
使用した予備発泡粒子としては、材料がポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂からなる粒子径2〜5mmの予備発泡粒子を用いた。
使用した成形型200は、半球状中空枠体10の半径rが80mm、湾曲筋部12の幅Wが15mm、湾曲筋部12および頂部11の厚みTが10mmとなるように成形できる成形型を使用した。
充填工程において、キャビティ200Cのクラッキングは2.0mmであった。
成形工程では、まず、第1蒸気室204にゲージ圧力0.06MPaの蒸気を9〜10秒間導入し、次に第2蒸気室206にゲージ圧力0.06MPaの蒸気を6〜9秒間導入し、次に第1および第2蒸気室204、206にゲージ圧力0.085MPaの蒸気を30〜43秒間導入した。
製造した半球状中空枠体10を水槽に投入した場合の浮力を次式により計算した。
浮力F=ρVg ρ:流体密度、V:物体体積、g:重力加速度
≒1.0×10-3(kg/m3)×1.2×10-3(m3)×9.8(m/s2)
≒1.2×10-5(N)
なお、水の密度を1.0×10-3kg/m3とした。
また、図3で説明したように、製造した2つの半球状中空枠体10内に微生物担持体Sを盛り、それらを組み合わせて球状中空枠体100を形成することにより、排水処理用接触材Cを作製した。微生物担持体Sとしては、多孔性セラミックスからなり、一辺が2〜8cmのブロック形を有する微生物担持体を使用した。球状中空枠体100内に収容した微生物担持体Sの総重量は約550gであった。
作製した排水処理用接触材Cを水槽内に投入したところ、球状中空枠体100はその直径の40〜50%程度が水面よりも上に出たことを確認した。
本考案の半球状中空枠形の発泡成形体は、2つ組み合わせて球状中空枠体を形成することができ、その球状中空枠体を容器として使用することができる。代表的には、上述のように微生物担持体を球状中空枠体に収容して浮力が大きい排水処理用接触材を作製することができる。しかしながら、本考案の発泡成形体の用途はこれに限定されるものではない。
10 発泡成形体(半球状中空枠体)
10R アール部
11 頂部
12 湾曲筋部
13 円環状連結部
13a 第1円環状連結部
13b 第2円環状連結部
14a 切欠凹部
14b 凸条部
15a、15b 台形窓部
16 通気孔の跡
20 結束部材
100 球状中空枠体
200 成形型
200C キャビティ
200g1、200g2 通気孔
200R アール部
201 凹型
202 凸型
202a 第1筒形外面
202b 第2筒形外面
211 頂部
212 湾曲筋部
213 円環状連結部
213a 第1円環状連結部
213b 第2円環状連結部
300 発泡成形装置
C 排水処理用接触材
S 微生物担持体

Claims (8)

  1. 成形型内の発泡粒子が半球状中空枠形に成形されてなる発泡成形体であって、頂部と、該頂部を通る前記半球状中空枠形の軸方向から視て前記軸を中心として放射状に延びる複数の湾曲筋部と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部と、前記頂部の周囲に形成された複数の小さい台形窓部と、前記半球状中空枠形の周縁部に沿って形成された複数の大きい台形窓部とを有することを特徴とする発泡成形体。
  2. 前記湾曲筋部と前記円環状連結部との交差位置付近にアール部を有している請求項1に記載の発泡成形体。
  3. 前記発泡粒子が、樹脂成分としてポリスチレン系樹脂およびポリオレフィン系樹脂の少なくとも一方を含む請求項1または2に記載の発泡成形体。
  4. 微生物担持体の収容容器である請求項1〜3のいずれか1つに記載の発泡成形体。
  5. 複数の通気孔を有する凹型および凸型からなり、半球状中空枠形の頂部の周囲に形成された複数の小さい台形窓部と、前記半球状中空枠形の周縁部に沿って形成された複数の大きい台形窓部とを有する発泡成形体を成形するための前記半球状中空枠形のキャビティを有する発泡成形用成形型であって、
    前記キャビティは、頂部と、該頂部を通る前記半球状中空枠形の軸方向から視て前記軸を中心として放射状に延びる複数の湾曲筋部と、各湾曲筋部を連結する円環状連結部とを有することを特徴とする発泡成形用成形型。
  6. 前記通気孔が、前記湾曲筋部と前記円環状連結部との交差位置付近および前記円環状連結部の長手方向の中間位置のうち少なくとも一方に配置されている請求項5に記載の発泡成形用成形型。
  7. 前記凸型は、前記キャビティにおける前記湾曲筋部と前記円環状連結部との交差位置付近に型抜き方向と平行な筒形面を有している請求項5または6に記載の発泡成形用成形型
  8. 前記凹型は、前記キャビティにおける前記湾曲筋部と前記円環状連結部との交差位置付近にアール部を有している請求項5〜7のいずれか1つに記載の発泡成形用成形型。
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