JP3204124B2 - 双方向catv伝送路利用セキュリティシステム - Google Patents

双方向catv伝送路利用セキュリティシステム

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JP3204124B2
JP3204124B2 JP28267096A JP28267096A JP3204124B2 JP 3204124 B2 JP3204124 B2 JP 3204124B2 JP 28267096 A JP28267096 A JP 28267096A JP 28267096 A JP28267096 A JP 28267096A JP 3204124 B2 JP3204124 B2 JP 3204124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向CATV伝
送路を利用してセンタ装置が監視端末装置を通じて火災
検知や侵入検知の警備監視を行うとともに、双方向CA
TV伝送路又は監視端末装置の異常発生を切り分けて判
定する双方向CATV伝送路利用セキュリティシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、双方向CATV伝送路を利用する
セキュリティシステムでは、CATV局に設置されるセ
ンタ装置から、複数の警備対象の会社や店舗などの監視
先に設置される監視端末装置へ、順次、双方向CATV
伝送路を通じてポーリング制御を行い、複数の警備監視
先の監視端末装置から監視情報を収集している。この警
備監視先の監視端末装置には、火災検知センサや侵入検
知センサが接続されており、この火災検知や侵入検知に
かかる情報をレスポンス信号としてセンタ装置が収集し
て、その警備監視を行っている。
【0003】センタ装置ではポーリング制御信号の送信
に対応して受信した監視端末装置からのレスポンス信号
に基づいて火災検知や侵入検知を行っている。換言すれ
ば、遠隔地で双方向CATV伝送路を利用しての警備監
視を行っている。この警備監視先の監視端末装置ごとの
レスポンス信号に基づいて火災検知や侵入検知の情報を
CRTモニタで画面表示し、また、プリンタから印字出
力している。
【0004】このような双方向CATV伝送路を利用す
るセキュリティシステムでは、レスポンス信号を受信で
きないレスポンス異常時に、双方向CATV伝送路又は
監視端末装置での異常発生を切り分けて判定して迅速な
復旧対処を行う必要がある。
【0005】このような双方向CATV伝送路の異常判
定を行う例として特開昭61−208989号公報の
「CATV端末装置」が知られている。この従来例で
は、情報交換データにチエックコードを重畳してセンタ
装置から送信する。受信端末装置では、受信エラーを検
出し、この受信エチーが発生するたびに、この受信エラ
ーを記憶している。
【0006】そして、規定回数以上の受信エラーが発生
した際に、この受信端末装置を双方向CATV伝送路か
ら切り離し、受信端末装置での送信データを自装置の受
信部で取り込んで異常を判断している。この異常の有無
から受信端末装置又は双方向CATV伝送路の異常を切
り分けて判定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のCATVシステムでは、以下に示す(1)(2)
(3)の問題が考えられる。
【0008】(1)受信端末装置が、自装置又は双方向
CATV伝送路での異常発生を切り分けて判定してお
り、センタ装置側では受信端末装置が異常動作して応答
しないのか、又は、双方向CATV伝送路での異常発生
によって受信端末装置との情報交換が出来ないのかを判
断できない。したがって、異常を切り分ける判定に長時
間を要し、その保守性が悪い。
【0009】(2)特開昭61−208989号の従来
例では規定回数以上の受信エラーが発生した際に、この
受信端末装置を双方向CATV伝送路から切り離し、受
信端末装置での送信データを自装置の受信部で取り込ん
で異常を判断している。すなわち、異常発生の有無から
受信端末装又は双方向CATV伝送路の異常を切り分け
ているため、その構成が複雑化する。
【0010】(3)また、従来例では規定回数以上の受
信エラーが発生した際に、この受信端末装置を双方向C
ATV伝送路から切り離し、受信端末装置での送信デー
タを自装置の受信部で取り込んで異常を判断している。
したがって、異常判断に多大な時間を要してしまう。す
なわち、この異常判断の時間に、次の受信端末装置に対
するポーリング制御が出来ないため、異常判断に多大な
時間がかかってしまう。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、双方向CATV伝送路を利
用した火災検知や侵入検知の情報収集による警備監視を
中断せずに、双方向CATV伝送路又は監視端末装置の
異常発生を切り分けて判定できるようになり、保守が容
易になり、かつ、構成が複雑化せずに、その異常判定の
時間を低減できる双方向CATV伝送路利用セキュリテ
ィシステムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、センタ装置が、双方向CA
TV伝送路を利用して複数の監視端末装置(10−1・
・・10−n)からポーリング制御によって非常検知情
報を収集するとともに、双方向CATV伝送路又は監視
端末装置の異常発生を切り分けて判定する双方向CAT
V伝送路利用セキュリティシステムにおいて、前記セン
タ装置は、順次送出したポーリング制御信号に対する複
数の監視端末装置(10−1〜10−5)からのそれぞ
れのレスポンス信号の受信状態を記憶し、次にポーリン
グ制御を行った監視端末装置(10−6)からレスポン
ス信号を受信できないときは、記憶してある直前のポー
リング制御による監視端末装置(10−5)からのレス
ポンス信号を読み出し、このレスポンス信号が正常に受
信されている場合は、次の監視端末装置(10−7)の
ポーリング制御を行い、この監視端末装置(10−7
からのレスポンス信号を正常に受信した場合は、前記レ
スポンス信号を受信できなかった監視端末装置(10−
)が異常であると判定し、かつ、監視端末装置(10
−7)からのレスポンス信号を正常に受信できなかった
場合は、双方向CATV伝送路の異常発生であると判定
し、監視端末装置と双方向CATV伝送路との異常を
り分けて判定する構成としてある。
【0013】請求項2記載の双方向CATV伝送路利用
セキュリティシステムは、前記センタ装置として、複数
の監視端末装置へ順次、個別アドレスを重畳したポーリ
ング制御信号を双方向CATV伝送路を通じて送信する
ポーリング制御信号送信手段と、送信ポーリング制御信
号に対する監視端末装置からの非常検知情報を含むレス
ポンス信号を双方向CATV伝送路を通じて受信するレ
スポンス信号受信手段と、レスポンス信号受信手段から
のレスポンス信号の受信状態をポーリング制御を行った
監視端末装置ごとに記憶する端末状態記憶手段と、レス
ポンス信号を受信できないときに、レスポンス信号の受
信状態に基づいて、双方向CATV伝送路又は監視端末
装置の異常発生を切り分けて判定するための制御を行う
制御手段と、レスポンス信号受信手段が受信した非常検
知情報を表示し、かつ、制御手段が判定した双方向CA
TV伝送路又は監視端末装置の異常発生を表示する表示
手段とを備える構成としてある。
【0014】請求項3記載の双方向CATV伝送路利用
セキュリティシステムは、前記監視端末装置として、双
方向CATV伝送路と接続され、センタ装置からのポー
リング制御信号を受信し、かつ、非常検知信号を重畳し
たレスポンス信号を送信する送受信手段と、自装置のア
ドレスを記憶した記憶手段と、非常検知センサからの検
知信号を取り込むセンサインタフェース処理手段と、送
受信手段からの自装置宛のポーリング制御信号内のアド
レスを記憶手段に記憶している自装置アドレスと比較し
て識別し、両アドレスが一致したときに送受信手段を通
じてセンサインタフェース処理手段からの非常検知信号
を重畳したレスポンス信号の送信を制御する制御手段と
を備える構成としてある。
【0015】請求項4記載の双方向CATV伝送路利用
セキュリティシステムは、前記センタ装置が、次にポー
リング制御を行った監視端末装置(10−6)からレス
ポンス信号を受信できないときは、記憶してある直前の
ポーリング制御による監視端末装置(10−5)からの
レスポンス信号を読み出し、このレスポンス信号が正常
に受信されていない場合も、双方向CATV伝送路での
異常発生と判定する構成としている。
【0016】請求項5記載の双方向CATV伝送路利用
セキュリティシステムは、前記非常検知が、少なくとも
火災検知及び侵入検知としている。
【0017】請求項6記載の双方向CATV伝送路利用
セキュリティシステムは、前記表示手段として、画面表
示部、音報知部、合成音声報知部、印字出力部のいずれ
か又は組み合わせを設けて、監視端末装置を設置した非
常検知の場所、異常発生した双方向CATV伝送路及び
監視端末装置の設置場所を、画面表示、音報知、合成音
声報知、印字出力のいずれか又は組み合わせで表示する
構成としている。
【0018】このような構成の双方向CATV伝送路利
用セキュリティシステムは、センタ装置から、順次送出
したポーリング制御信号に対する複数の監視端末装置か
らのそれぞれのレスポンス信号の受信状態を記憶してい
る。
【0019】そして、レスポンス信号を受信できないと
きに、記憶している直前又は直後にポーリング制御を行
った監視端末装置の受信状態に基づいて、双方向CAT
V伝送路又は監視端末装置の異常発生を切り分けて判定
している。
【0020】この結果、双方向CATV伝送路を利用し
た火災検知や侵入検知の情報収集による警備監視を中断
せずに、双方向CATV伝送路又は監視端末装置の異常
発生を切り分ける判定が行われ、その保守が容易にな
り、かつ、構成が複雑化せずに、異常判定の時間が低減
される。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の双方向CATV伝
送路利用セキュリティシステムの実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の双方向CATV
伝送路利用セキュリティシステムの実施形態における構
成を示すブロック図である。図1の双方向CATV伝送
路利用セキュリティシステムは、CATV局に設置さ
れ、離れた場所で火災検知や侵入検知の情報収集による
警備監視を行うとともに、双方向CATV伝送路又は監
視端末装置の異常発生を切り分けて判定するための制御
を行うセンタ装置20を有している。
【0022】さらに、このセンタ装置20と複数の警備
対象の会社や店舗などの監視先に設置される監視端末装
置10−1…10−nとが双方向CATV伝送路28で
接続されている。監視端末装置10−1…10−nに
は、それぞれ火災検知センサ10aや侵入検知センサ1
0bが接続されており、ここでの火災検知、侵入検知の
情報がセンタ装置20が行うポーリング制御によって収
集される。
【0023】センタ装置20は、監視端末装置10−1
…10−nへ順次、個別アドレスを重畳したポーリング
制御信号を双方向CATV伝送路28に送出するポーリ
ング制御信号送信部21を有している。さらに、ポーリ
ング制御信号送信部21から送出したポーリング制御信
号を受信した監視端末装置10−1…10−nからの火
災検知、侵入検知を重畳した応答(レスポンス)信号
を、双方向CATV伝送路28を通じて受信するレスポ
ンス信号受信部22を有している。
【0024】さらに、このセンタ装置20には、火災検
知、侵入検知にかかる情報収集及び監視端末装置10−
1…10−n又は双方向CATV伝送路28の異常発生
を切り分けて判定する制御を行うための制御部23と、
火災検知、侵入検知の情報の受信の有無、すなわち、監
視端末装置10−1…10−nの動作状態であるレスポ
ンス信号受信部22での受信状態を制御部23の制御で
記憶し、かつ、読み出して出力する端末状態記憶部24
が設けられている。
【0025】また、制御部23の制御で監視端末装置1
0−1…10−nのアドレスを一時的に記憶し、かつ、
読み出して出力するアドレス一時記憶部25と、制御部
23の制御で監視端末装置10−1…10−nからの火
災検知、侵入検知の情報を画面表示し、また、監視端末
装置10−1…10−n又は双方向CATV伝送路28
の異常発生を切り分けて判定した情報を画面表示する表
示部26とを有している。
【0026】図2は監視端末装置10−1…10−nの
構成を示すブロック図である。図2の例は、双方向CA
TV伝送路28と接続され、センタ装置20からのアド
レスを重畳したポーリング制御信号を受信し、予め記憶
している自装置のアドレスと一致する際に火災検知、侵
入検知の情報を重畳したレスポンス信号を送信する送受
信部30を有している。さらに、自装置宛のポーリング
制御信号を自装置アドレスに基づいて識別し、かつ、火
災検知、侵入検知の情報を重畳したレスポンス信号の送
信を制御する制御部31と、自装置のアドレスを記憶し
たメモリ32と、図1に示す火災検知センサ10a、侵
入検知センサ10bの検知信号を取り込むセンサインタ
フェース(I/F)部33とが設けられている。
【0027】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1において、センタ装置20の制御部23は、ポ
ーリング制御信号送信部21に対して、監視端末装置1
0−1…10−nへ順次、ポーリング制御を行うために
監視端末装置10−1…10−nの個別アドレスを重畳
したポーリング制御信号を双方向CATV伝送路28に
送信する制御を行う。また、制御部23は、ポーリング
制御信号送信部21が送出したポーリング制御信号に対
する監視端末装置10−1…10−nからのレスポンス
信号をレスポンス信号受信部22を通じて取り込む。
【0028】さらに、制御部23はレスポンス信号に重
畳された火災検知、侵入検知の情報を取り込み、この火
災検知、侵入検知の情報が得られる正常な受信状態の場
合、すなわち、このアドレスの監視端末装置10−1…
10−nが正常動作の場合は、制御部23がこのアドレ
スの監視端末装置10−1…10−nからの火災検知、
侵入検知の正常動作を示す情報を表示部26で画面表示
する制御を行う。
【0029】ここで制御部23は、火災検知、侵入検知
の情報を正常に受信できた場合に、端末状態記憶部24
に記憶している前回のポーリング制御での同一アドレス
の監視端末装置10−1…10−nからの火災検知、侵
入検知の情報を(以下、受信状態データと記載する)を
読み出す。この読み出した前回の受信状態データに火災
検知、侵入検知の情報が無い異常受信の場合、今回の同
一アドレスの監視端末装置10−1…10−nに対する
ポーリング制御による受信状態データは正常であり、例
えば、復旧作業により、この監視端末装置10−1…1
0−nが正常動作に戻ったことを示す情報を端末状態記
憶部24に記憶する制御を制御部23が行う。
【0030】また、制御部23は、一定時間経過しても
レスポンス信号を受信できない場合、この直前にポーリ
ング制御を行った端末状態記憶部24に記憶しているア
ドレスの監視端末装置10−1…10−nの受信状態デ
ータを端末状態記憶部24から読み出す。この受信状態
データに火災検知、侵入検知の情報が無い受信異常の場
合は、双方向CATV伝送路28での異常発生と判定す
る。この双方向CATV伝送路28での異常発生を制御
部23の制御によって表示部26で画面表示する。ま
た、制御部23が双方向CATV伝送路28での異常発
生を端末状態記憶部24に記憶する制御を行う。
【0031】さらに、レスポンス信号が一定時間経過し
ても受信できない場合に、端末状態記憶部24に記憶し
ている直前のポーリング制御に対応するアドレスの監視
端末装置10−1…10−nの受信状態データを読み出
し、この受信状態データが正常の場合、すなわち、火災
検知、侵入検知の情報を有する場合は、端末状態記憶部
24に、前記のレスポンス信号が一定時間経過しても受
信できなかった監視端末装置10−1…10−nのアド
レスを記憶する。
【0032】さらに、制御部23の制御によって次のア
ドレスの監視端末装置10−1…10−nへポーリング
制御を行う。このポーリング制御を行ったアドレスの監
視端末装置10−1…10−nからのレスポンス信号を
レスポンス信号受信部22が受信し、火災検知、侵入検
知の情報が得られる正常受信の場合は、前記のレスポン
ス信号を一定時間経過しても受信できずに、記憶してい
るアドレスの監視端末装置10−1…10−nが異常動
作であると判定する。
【0033】また、前記の次のポーリング制御でレスポ
ンス信号をレスポンス信号受信部22が正常に受信でき
なかった場合は、双方向CATV伝送路28での異常発
生と判定する。そして、制御部23が、この監視端末装
置10−1…10−nの異常発生又は双方向CATV伝
送路28での異常発生を端末状態記憶部24に記憶し、
かつ、表示部26で画面表示する制御を行う。
【0034】このように、監視端末装置10−1…10
−nからのポーリング制御信号に対する火災検知、侵入
検知の情報の受信の有無を示す受信状態データを順次記
憶し、監視端末装置10−1…10−nから正常なレス
ポンス信号を受信できない際に、直前又は直後にポーリ
ング制御を行った監視端末装置10−1…10−nから
の受信状態データに基づいて監視端末装置10−1…1
0−nごとの異常発生又は双方向CATV伝送路28で
の異常発生を切り分けて判定している。
【0035】次に、この異常発生を切り分けて判定する
際の監視端末装置10−1…10−n及びセンタ装置2
0の動作を個別に説明する。
【0036】図3は監視端末装置10−1…10−nの
動作の処理手順を示すフローチャートである。図3にお
いて、監視端末装置10−1…10−nでは、制御部3
1が、センタ装置20からのポーリング制御信号を送受
信部30を通じて受信できたか否かを判定する(ステッ
プS10)。受信した場合(ステップS10:Ye
s)、制御部31がメモリ32から自装置固有のアドレ
スを読み出しポーリング制御信号中のアドレスと比較し
て、ポーリング制御信号が自装置宛か否かを判定する
(ステップS11)。
【0037】ステップS11で自装置のアドレスと判定
した場合(Yes)、制御部31はセンタ装置20へセ
ンサI/F部33を通じて火災検知センサ10a、侵入
検知センサ10bから取り込んだ火災検知信号、侵入検
知信号を重畳したレスポンス信号を送受信部30及び双
方向CATV伝送路28を通じてセンタ装置20へ送信
する(ステップS12)。なお、火災検知信号、侵入検
知信号とともに自装置のアドレスを重畳して送信するよ
うにしても良い。
【0038】図4はセンタ装置20の動作の処理手順を
示すフローチャートである。図4において、センタ装置
20は、監視端末装置10−1…10−nへ順次、異常
検出のためのポーリング制御を行うために監視端末装置
10−1…10−nの個別アドレスを重畳したポーリン
グ制御信号を双方向CATV伝送路28に送出する(ス
テップS21)。
【0039】次に、センタ装置20では、このアドレス
の監視端末装置10−1…10−nから一定時間内にレ
スポンス信号が受信できたか否かを判断する(ステップ
S22)。受信できた場合は(Yes)、ポーリング制
御を行った監視端末装置10−1…10−nのアドレス
の記憶の有無を判断し(ステップS23)、次に、この
記憶している前回のポーリング制御を行ったアドレスの
レスポンス信号が正常に受信できたか否かを判断する
(ステップS24)。
【0040】次に、ステップS24で、前回のポーリン
グ制御を行ったアドレスの受信状態データが正常の場合
に(Yes)、今回のポーリング制御を行ったアドレス
での受信したレスポンス信号に火災検知、侵入検知の情
報が重畳されているか否かを判断し、この今回のポーリ
ング制御を行ったアドレスの受信状態データが正常の場
合は、この受信状態データが正常であることを記憶する
(ステップS25,26)。次に、さらに次の監視端末
装置10−1…10−nへポーリング制御を行うため、
このポーリング制御信号内のアドレスを更新してステッ
プS21にリターンする(ステップS27)。
【0041】ステップS22で一定時間内にレスポンス
信号を受信できなかった場合は(No)、直前にポーリ
ング制御を行ったアドレスの監視端末装置10−1…1
0−nからの受信状態データを読み出して、その受信状
態データの正常又は異常を判断し、正常の場合は、これ
までにレスポンス信号を受信できなかったアドレスを一
時的に記憶する(ステップS28,S29)。
【0042】また、ステップS23で一定時間内にレス
ポンス信号を受信したか否かを判断した後に、一時的に
記憶しているアドレスが有る場合(Yes)、このレス
ポンス信号を受信できなかったアドレスの監視端末装置
10−1…10−nの異常発生を画面表示し、次に、一
時的に記憶しているアドレスを削除する(ステップS3
0,S31)。ステップS24で前回のポーリング制御
でのアドレスの受信状態データが異常の場合(No)、
ステップS22の判断によって今回のポーリング制御で
のアドレスの受信状態が正常であり、このアドレスの監
視端末装置10−1…10−nが正常動作に復帰したこ
とを画面表示する(ステップS32)。
【0043】さらに、ステップS25で受信したレスポ
ンス信号に火災検知、侵入検知の情報が重畳されている
場合(Yes)、この火災、侵入を検知したことの異常
信号の受信を画面表示する(ステップS33)。また、
ステップS28で直前にポーリング制御を行ったアドレ
スの受信状態データを読み出した際に、これが異常の場
合(No)、以前に記憶したアドレスの有無を判断し
(ステップS34)、ここでアドレスを記憶している場
合(Yes)、このアドレスの監視端末装置10−1…
10−nまでの双方向CATV伝送路28に異常画発生
しており、この異常を画面表示する(ステップS3
5)。
【0044】次に、レスポンス信号を送信しないアドレ
スまでの間の双方向CATV伝送路28の異常発生を画
面表示する(ステップS36)。なお、ステップS34
で記憶したアドレスが無い場合(No)、ステップS3
6が処理される。次に、一時的に記憶しているレスポン
ス信号を受信できなかった監視端末装置10−1…10
−nのアドレスを削除し、このレスポンス信号を受信で
きなかった監視端末装置10−1…10−nでの異常発
生を記憶してステップS37に進む。
【0045】このように、ポーリング制御を停止せず
に、すなわち、火災検知や侵入検知の情報収集による警
備監視を中断することなく、レスポンス信号を受信でき
ない際に、直前又は直後にポーリング制御を行った監視
端末装置10−1…10−nからの受信状態データに基
づいて監視端末装置10−1…10−nでの異常発生又
は、双方向CATV伝送路28での異常発生を切り分け
て判定している。
【0046】なお、センタ装置20の表示部26では、
火災検知、侵入検知の情報を画面表示し、また、監視端
末装置10−1…10−nでの異常発生、又は、双方向
CATV伝送路28での異常発生を画面表示している
が、この場合、監視端末装置10−1…10−nを設置
した非常検知の場所、異常発生した双方向CATV伝送
路28及び監視端末装置10−1…10−nの設置場所
を画面表示する。
【0047】また、この画面表示とともに音報知、合成
音声報知、印字出力のいずれか又は組み合わせで行うた
めの音報知部、合成音声報知部、印字出力部を設けるよ
うにしても良い。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜7記載の発明の双方向CATV伝送路利用セキュリ
ティシステムによれば、順次行われるポーリング制御信
号に対する複数の監視端末装置からの、それぞれのレス
ポンス信号の受信状態を記憶し、この記憶している直前
又は直後にポーリング制御を行った監視端末装置の受信
状態に基づいて、レスポンス信号を受信できない場合
に、双方向CATV伝送路又は監視端末装置の異常発生
を切り分けて判定している。
【0049】これによって、双方向CATV伝送路を利
用した火災検知や侵入検知の情報収集による警備監視を
中断せずに、双方向CATV伝送路又は監視端末装置の
異常発生を切り分ける判定が出来るようになる。この結
果、その保守が容易になり、かつ、構成が複雑化せず
に、異常判定の時間を低減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向CATV伝送路利用セキュリテ
ィシステムの実施形態における構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1中の監視端末装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】実施形態にあって監視端末装置の動作の処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態にあってセンタ装置の動作の処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10−1…10−n 監視端末装置 10a 火災検知センサ 10b 侵入検知センサ 20 センタ装置 21 ポーリング制御信号送信部 22 レスポンス信号受信部 23 制御部 24 端末状態記憶部 25 アドレス一時記憶部 26 表示部 28 双方向CATV伝送路 30 送受信部 31 制御部 32 メモリ 33 センサI/F部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置が、双方向CATV伝送路を
    利用して複数の監視端末装置(10−1・・・10−
    n)からポーリング制御によって非常検知情報を収集す
    るとともに、双方向CATV伝送路又は監視端末装置の
    異常発生を切り分けて判定する双方向CATV伝送路利
    用セキュリティシステムにおいて、 前記センタ装置は、 順次送出したポーリング制御信号に対する複数の監視端
    末装置(10−1〜10−5)からのそれぞれのレスポ
    ンス信号の受信状態を記憶し、次に ポーリング制御を行った監視端末装置(10−6
    からレスポンス信号を受信できないときは、記憶してあ
    る直前のポーリング制御による監視端末装置(10−
    )からのレスポンス信号を読み出し、 このレスポンス信号が正常に受信されている場合は、次
    の監視端末装置(10−7)のポーリング制御を行い、
    この監視端末装置(10−7)からのレスポンス信号を
    正常に受信した場合は、前記レスポンス信号を受信でき
    なかった監視端末装置(10−6)が異常であると判定
    し、 また、監視端末装置(10−7)からのレスポンス信号
    を正常に受信できなかった場合は、双方向CATV伝送
    路の異常発生であると判定し、 監視端末装置と双方向CATV伝送路との異常を切り分
    けて判定する ことを特徴とする双方向CATV伝送路利
    用セキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 前記センタ装置として、 複数の監視端末装置へ順次、個別アドレスを重畳したポ
    ーリング制御信号を双方向CATV伝送路を通じて送信
    するポーリング制御信号送信手段と、 送信ポーリング制御信号に対する監視端末装置からの非
    常検知情報を含むレスポンス信号を双方向CATV伝送
    路を通じて受信するレスポンス信号受信手段と、前記レ
    スポンス信号受信手段からのレスポンス信号の受信状態
    を、ポーリング制御を行った監視端末装置ごとに記憶す
    る端末状態記憶手段と、 レスポンス信号を受信できないときに、レスポンス信号
    の受信状態に基づいて、双方向CATV伝送路又は監視
    端末装置の異常発生を切り分けて判定するための制御を
    行う制御手段と、 前記レスポンス信号受信手段が受信した非常検知情報を
    表示し、かつ、制御手段が判定した双方向CATV伝送
    路又は監視端末装置の異常発生を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の双方向CAT
    V伝送路利用セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 前記監視端末装置として、 双方向CATV伝送路と接続され、センタ装置からのポ
    ーリング制御信号を受信し、かつ、非常検知信号を重畳
    したレスポンス信号を送信する送受信手段と、自装置の
    アドレスを記憶した記憶手段と、 非常検知センサからの検知信号を取り込むセンサインタ
    フェース処理手段と、 前記送受信手段からの自装置宛のポーリング制御信号
    のアドレスを前記記憶手段に記憶している自装置アドレ
    スと比較して識別し、アドレスが一致したときに前記
    送受信手段を通じて前記センサインタフェース処理手段
    からの非常検知信号を重畳したレスポンス信号の送信を
    制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の双方向
    CATV伝送路利用セキュリティシステム。
  4. 【請求項4】 前記センタ装置が、次にポーリング制御
    を行った監視端末装置(10−6)からレスポンス信号
    を受信できないときは、記憶してある直前のポーリング
    制御による監視端末装置(10−5)からのレスポンス
    信号を読み出し、このレスポンス信号が正常に受信され
    ていない場合も、双方向CATV伝送路での異常発生と
    判定することを特徴とする請求項1記載の双方向CAT
    V伝送路利用セキュリティシステム。
  5. 【請求項5】 前記非常検知が、少なくとも火災検知及
    び侵入検知であることを特徴とする請求項1,2,3又
    は4記載の双方向CATV伝送路利用セキュリティシス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記表示手段として、画面表示部、音報
    知部、合成音声報知部、印字出力部のいずれか又は組み
    合わせを設けて、監視端末装置を設置した非常検知の場
    所、異常発生した双方向CATV伝送路及び監視端末装
    置の設置場所を、画面表示、音報知、合成音声報知、印
    字出力のいずれか又は組み合わせで表示することを特徴
    とする請求項2記載の双方向CATV伝送路利用セキュ
    リティシステム。
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