JP3204087U - 遠心脱油機 - Google Patents

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昌敏 鈴木
昌敏 鈴木
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ビーカム株式会社
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Abstract

【課題】分離脱油した後の油カスを容易に回転カゴから取り出すことができるうえ、衛生的にも優れた遠心脱油機を提供する。【解決手段】揚げカスが投入される回転カゴ1と、回転カゴを回転駆動する駆動モーター5と、を備える遠心脱油機Dである。そして、遠心脱油機Dは、駆動モーター5の出力軸に連結される磁石円盤3であって、回転カゴ1の底部に近接するように構成された、磁石円盤3と、回転カゴ1内に配置されて揚げカスを受容する袋状の油カス受け容器8と、を備え、磁石円盤3は、起動時には回転カゴ1の底部に対して滑りながら回転し、所定時間経過後に回転カゴ1内の揚げカスが安定すると回転カゴ1の底部と一体になって回転するように磁力を調整されている。【選択図】図1

Description

本考案は、スーパーマーケットやコンビニ又は総菜屋あるいは弁当屋等で使用する、揚げ物作業後に排出される揚げカスの遠心脱油機に関するものである。
従来から、スーパーマーケットやコンビニ又は総菜屋あるいは弁当屋等では、揚げ物作業後に排出される揚げカスの遠心脱油装置が使用されている。従来の揚げカス脱油装置の多くは回転カゴを回転させる遠心分離方式をとっているが、回転カゴの駆動方法がプーリーとベルトの組み合わせ、又はモーター直結の場合は、終始一定の回転数のため、揚げカスを回転カゴに投入した際に、偏りが発生すると激しい振動が発生する。
この振動を吸収するために、バネで吊るす、支える、又は電気的に回転速度を調節する等の防振対策がと採られてきた。しかしながら、この防振対策を採用した場合でも、運転開始時から高速で回転するため、振動を吸収しきれずに遠心分離装置が飛び跳ねる様な事態が生ずる可能性がある。さらに、回転カゴの内容物が均一な配置になるまでは、回転カゴが筐体にぶつかり、大きな打撃音が発生する、様々な防振対策での部品点数の増加に伴ってコストが増加する、故障率が上昇する、といった問題があった。
このような問題を解決するため、例えば特許文献1の揚げカス脱油装置では、回転カゴを回転させる手段として、モーター軸に磁石円盤を配置し、回転カゴ底部を磁石円盤に接触させることにより、モーター軸の回転を回転カゴの回転に伝えるものである。このような構成によれば、起動時にモーター軸が高速回転しても、回転カゴは内容物の重量に合わせて、又は均一な配置になるまでは、ゆっくり滑りながら回転し、安定した時点でモーターの回転速度と同期させることができるうえ、装置の構成も簡素化することができる。
特開2015−198880号公報
しかしながら、上述した特許文献1の揚げカス脱油装置では、回転カゴ内に油カスを直接投入して分離脱油するので、分離脱油した後の油カスを回転カゴから取り出す際に、非常に煩わしいうえに、きれいに取り出すことができなかった。
そこで、本考案は、分離脱油した後の油カスを容易に回転カゴから取り出すことができるうえ、衛生的にも優れた遠心脱油機を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本考案の遠心脱油機は、揚げカスが投入される回転カゴと、前記回転カゴを回転駆動する駆動モーターと、を備える遠心脱油機であって、前記回転カゴ内に配置されて前記揚げカスを受容する袋状の油カス受け容器を備えていることを特徴としている。
このように、本考案の遠心脱油機は、回転カゴと駆動モーターとを備える遠心脱油機であって、回転カゴ内に配置されて揚げカスを受容する袋状の油カス受け容器を備えている。このような構成であれば、分離脱油した後の油カスを容易に回転カゴから取り出すことができるうえ、衛生的にも優れた遠心脱油機となる。
遠心脱油機の全体構成を示す断面図である。 油カス受け容器の構成を示す斜視図である。 油カス受け容器の作り方を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
(全体構成)
まず、図1を用いて本考案の遠心脱油機Dの全体構成を説明する。本考案の遠心脱油機Dは、図1に示すように、遠心分離用の円筒形のドラムである回転カゴ1と、この回転カゴ1の底板2に近接して配置される磁石円盤3と、磁石円盤3の回転軸と連結器4を介して連結される出力軸を有する駆動モーター5と、回転カゴ1の周囲を覆って飛散した油を受ける油受け容器6と、油受け容器6の底に配置される油抜き口7と、回転カゴ1内に配置される油カス受け容器8と、を備えている。
回転カゴ1は、金属製のパンチングメタル又は網などの多孔体を円筒形にして形成されるものである。回転カゴ1の底部である底板2も、金属などの磁性体から構成されており、油が抜けるように多孔体であることが好ましい。したがって、下方に配置される磁石円盤3に接触して、又は、微小距離をおいて配置されることで回転する。
磁石円盤3は、円板形状の磁石であり、中心から下方に回転軸が延設されており、連結器4を介して駆動モーター5の出力軸と連結されている。したがって、磁石円盤3は、駆動モーター5の回転速度で回転する。そして、本実施例の磁石円盤3は、起動時には回転カゴ1の底板2に対して滑りながら回転し、所定時間経過後に回転カゴ1内の揚げカスが安定すると回転カゴ1の底板2と一体になって回転するように磁力を調整されている。
駆動モーター5は、いわゆる電動モーターであり、図示しないスイッチが押されることによって、電気が流されて所定の回転速度で回転するようになっている。本実施例では、起動時に駆動モーター5の出力軸が高速回転しても回転カゴ1は内容物の重量に合わせて、又は均一な配置になるまでは、ゆっくり滑りながら回転する。その後、回転カゴ1は、略均一な配置になった時点で、駆動モーター5の回転速度と同期して回転する。なお、駆動モーター5の上方には、磁石円盤3が連結配置されているため、駆動モーター5の出力軸を油が伝わって浸入してくることはない。
なお、図示しないが、油を含んだ揚げカスは、回転カゴ1の上部から油カス受け容器8内に投入される。投入された揚げカスは、回転カゴ1内の油カス受け容器8内に貯留され、駆動モーター5の回転力によって遠心分離されて、温度の下がった揚げカスと、再利用可能な油とに分けられる。したがって、分離後は、揚げカスは油カス受け容器8内に残り、油は油抜き口7から外部に出て専用の容器内に溜まる。
(油カス受け容器の構成)
そして、本実施例の油カス受け容器8は、図2に示すように、それぞれ不織布によって形成される内袋部材81と外袋部材82とによって二重に構成される。内袋部材81と外袋部材82は、それぞれ通水性と通油性を兼ね備えており、油や水などの液体は通すが、油カスなどの固体は通さないようになっている。後述するように、油カス受け容器8は、矩形の布状部材(81,82)を折線で2つ折りにした状態で、折線以外の3辺のうち2辺を縫い合わせて形成され、開放されている1辺の反対側の隅角部を内側へ畳んで形成される。
すなわち、図3(a)に示すように、はじめに矩形の布状部材(81,82)を2枚準備して、それらを重ね合わせたまま、2枚の布状部材(81,82)を長辺の中央の折線で2つ折りにする。次に、図3(b)に示すように、折線以外の3辺のうち2辺を縫い合わせることで(縫い目83を参照)、1辺が開口した袋が形成される。最後に、図3(c)に示すように、開口している1辺の反対側の2つの隅角部を下方から内側へ畳み込んで油カス受け容器8が略箱形乃至略円筒形に成形される。
(作用)
次に、本実施例の遠心脱油機Dの作用・効果を列挙して説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の遠心脱油機Dは、揚げカスが投入される回転カゴ1と、回転カゴ1を回転駆動する駆動モーター5と、を備える遠心脱油機Dである。そして、遠心脱油機Dは、回転カゴ1内に配置されて揚げカスを受容する袋状の油カス受け容器8を備えている。このような構成であるため、分離脱油した後の油カスを容易に回転カゴ1から取り出すことができるうえ、衛生的にも優れた遠心脱油機Dとなる。
(2)さらに、駆動モーター5の出力軸に連結される磁石円盤3であって、回転カゴ1の底板2に近接するように構成された、磁石円盤3をさらに備えており、この磁石円盤3は、起動時には回転カゴ1の底板2に対して滑りながら回転し、所定時間経過後に回転カゴ1内の揚げカスが安定すると回転カゴ1の底板2と一体になって回転するように磁力を調整されている。このため、起動時に駆動モーター5の出力軸が高速回転しても、回転カゴ1は内容物の重量に合わせて、又は均一な配置になるまでは、ゆっくり滑りながら回転し、安定した時点で駆動モーター5の回転速度と同期させることができるうえ、装置の構成も簡素化することができる。
(3)また、袋状の油カス受け容器8は、通水性と通油性とを兼ね備えている。このような構成によれば、油カスに含まれる油を遠心分離できるうえ、水も遠心分離によって取り除くことができる。
(4)さらに、袋状の油カス受け容器8は、矩形の布状部材である内袋部材81及び外袋部材82を折線で2つ折りにした状態で、折線以外の3辺のうち2辺を縫い合わせて形成され、開放されている1辺の反対側の隅角部を内側へ畳んで形成される。このような構成によれば、油カス受け容器8の内部空間を広げて、回転カゴ1の側壁に油カス受け容器8を密着させやすくなる。
(5)また、袋状の油カス受け容器8は、矩形の布状部材を2枚重ねることで、二重に構成される。このような構成によれば、油カス受け容器8の一方の袋部材(81(82))が破れても、他方の袋部材(82(81))によって油カスを捕捉できる。
以上、図面を参照して、本考案の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
D:遠心脱油機
1:回転カゴ; 2:底板; 3:磁石円盤; 4:連結器;
5:モーター; 6:油受け容器; 7:油抜き口; 8:油カス受け容器

Claims (5)

  1. 揚げカスが投入される回転カゴと、前記回転カゴを回転駆動する駆動モーターと、を備える遠心脱油機であって、
    前記回転カゴ内に配置されて前記揚げカスを受容する袋状の油カス受け容器を備えることを特徴とする、遠心脱油機。
  2. 前記駆動モーターの出力軸に連結される磁石円盤であって、前記回転カゴの底部に近接するように構成された、磁石円盤をさらに備え、前記磁石円盤は、起動時には前記回転カゴの底部に対して滑りながら回転し、所定時間経過後に前記回転カゴ内の揚げカスが安定すると前記回転カゴの底部と一体になって回転するように磁力を調整されていることを特徴とする、請求項1に記載された遠心脱油機。
  3. 前記袋状の油カス受け容器は、通水性と通油性とを兼ね備えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載された遠心脱油機。
  4. 前記袋状の油カス受け容器は、矩形の布状部材を折線で2つ折りにした状態で、前記折線以外の3辺のうち2辺を縫い合わせて形成され、開放されている1辺の反対側の隅角部を内側へ畳んで形成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された遠心脱油機。
  5. 前記袋状の油カス受け容器は、前記矩形の布状部材を2枚重ねることで、二重に構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された遠心脱油機。
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