JP3204072U - 落花生殻割器 - Google Patents

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JP3204072U
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啓治 下村
啓治 下村
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下村工業株式会社
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Abstract

【課題】近年指の力が減退してきた老人人口が増え落花生の殻剥きが面倒な作業となっている消費者が増加していることを鑑み、落花生の殻剥きを容易に行うことができる器具を提供する。【解決手段】樹脂製の器具であって、落花生の大きさに対応した細長凹部で構成される収納部11を備えた受体部1と、前記収納部11と対向し、対向面長手方向中央に殻割突条21を設けてなる押圧体部2とを、U状弾性部3で挟圧開閉自在に連結し、落花生を収納部11に納め、軽く握ると殻割突条21が落花生の殻に食い込み、殻割が簡単に実現できる。【選択図】図1

Description

本考案は、落花生の殻を取り外すのに使用する落花生殻割器に関するものである。
落花生は殻付きのまま流通し、殻を手で割って種(ピーナッツ)を食するもので、特に殻割りが困難ではないので、家庭用品として落花生の殻割器具は知られていない。但し落花生農家では、ピーナッツとして出荷するために、竹板材を単にU状に屈曲した道具を使用して、殻割を行っている(非特許文献1)。
「藤倉商店三代目の店長日記」[平成28年2月15日検索]インターネット<URL:http://blog.livedoor.jp/caltrask1026/archives/52107351.htmi>
落花生栽培農家が使用するU状の竹製道具は、単に割竹をU状に折曲したもので、落花生を挟んで対向部分で押圧して殻割を行うものであるが、落花生が割れ易い挟み位置や押圧力の加減に熟練を要することは言うまでもなく、熟練者が使用して大量に殻割処理するための消耗品といえる。これに対して一般の消費者は大量の殻割作業を行う必要が無く、食する量だけ殻割を行い、健常者にとってこの殻割は困難な作業では無く、専用の器具は知られていない。
しかし近年指の力が減退してきた老人人口が増え、このため落花生の殻剥きが面倒な作業となっている消費者が増加しているといえる。そこで本考案は、落花生の殻剥きを容易に行うことができる新規な器具を提案したものである。
本考案の請求項1記載に係る落花生殻割器は、樹脂製の器具であって、落花生の大きさに対応した細長凹部で構成される収納部を備えた受体部と、前記収納部と対向し、対向面長手方向中央に殻割突条を設けてなる押圧体部とを、U状弾性部で挟圧開閉自在に連結してなることを特徴とするものである。
而して前記器具は、落花生を収納部に納めて軽く握ると殻割突条が落花生の殻に食い込み、殻割が実現できるものである。
また本考案の請求項2記載に係る落花生殻割器は、特に押圧体部とU状弾性部とが一体の成型体で、U状弾性部の端部に連結突部を設け、受体部に挿着孔部を形成し、連結突部を挿入孔部に嵌殺し連結してなるもので、二部材を樹脂の一体成型で形成でき、その製造が容易となる。
また本考案の請求項3記載に係る落花生殻割器は、特に、収納部の開口端と反対側の奥部に、側壁を幅狭として小凹部を連設してなるもので、落花生の端部が前記小凹部に嵌まり込み、落花生が安定した状態で収納部に納まる。
また本考案の請求項3記載に係る落花生殻割器は、特に、収納部内における底面と側壁の境界近傍に、横ズレ抑止用の小突条を長手方向に設けてなるもので、収納部内に収納した落花生の長手方向軸での回転(捻じるようなズレ)に対して小突条が抵抗となって、落花生が安定した状態で収納部に納まる。
また本考案の請求項4記載に係る落花生殻割器は、特に、押圧体部の上面に浅い皿状の押圧面部に形成してなるもので、親指の腹部分を前記押圧面部に当てて殻割を行うと、親指位置が定まり、殻割作業が容易となり且つ使い易い器具となる。
本考案の構成は上記のとおりで、家庭での器具による落花生の殻割を実現したものである。
本考案の実施形態の全体斜視図。 同正面図。 同側面図。 同使用状態の説明図。
本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した器具は、受体部1と、前記受体部1と対向する押圧体部2と、受体部1と押圧体部2を連結して挟圧開閉自在に連結するU状弾性部3とを備えてなり、全体がU状の挟み具として構成される。
受体部1は、収納部11と小凹部12と連結部13とを備えたもので、収納部11は落花生Aの大きさに対応した適宜な高さの側壁を有する細長凹部で、前方側壁が欠如して開口してなり、且つ収納部11内における底面と側壁の境界近傍に、横ズレ抑止用の小突条14を長手方向に設けてなる。また小凹部12は前記収納部11の奥方に連続して形成される幅狭としたもので落花生Aの端部を収納する凹部である。
また連結部13は、収納部11及び小凹部12の奥方(基端側)に突設して、基端面に開口した扁平な挿入孔部15を設けたものである。尚挿入孔部15内には、嵌め殺し構造となる溝孔16を設けてなる。
押圧体部2とU状弾性部3とは一体の樹脂製成型体で、押圧体部2は、断面T状で、前記収納部11及び小凹部12と対向する側の長手方向中央の全長に殻割突条21を設けてなり、上面には浅い皿状の押圧面部22に形成してなるものである。
U状弾性部3は、前記押圧体部2と連続してU板状に形成したもので、押圧体部2との連結箇所と反対側に、挿入孔部15と対応する連結突部31を設けると共に、前記連結突部31に嵌め殺し突起32を形成し、連結突部31を挿入孔部15に挿着して器具全体を一体化してU状の挟み具とするものである。
而して前記器具は、落花生Aを収納部11内に納め、親指Bの腹部分を押圧面部22に当てて軽く握ると、殻割突条21が落花生Aの殻に食い込み、殻割が行われることになる。特にこの殻割動作に際しては、落花生Aの端部が小凹部12に嵌まり込み、また小突条14によって落花生の捻じれ動作が阻止され、落花生Aが安定した状態で収納部に納まるので、前記の殻割が容易に行うことができ、使い易い器具となったものである。
1 受体部
11 収納部
12 小凹部
13 連結部
14 小突条
15 挿入孔部
16 溝孔
2 押圧体部
21 殻割突条
22 押圧面部
3 U状弾性部
31 連結突部
32 嵌め殺し突起

Claims (5)

  1. 樹脂製の器具であって、落花生の大きさに対応した細長凹部で構成される収納部を備えた受体部と、前記収納部と対向し、対向面長手方向中央に殻割突条を設けてなる押圧体部とを、U状弾性部で押圧開閉自在に連結してなることを特徴とする落花生殻割器。
  2. 押圧体部とU状弾性部とが一体の成型体で、U状弾性部の端部に連結突部を設け、受体部に挿着孔部を形成し、連結突部を挿入孔部に嵌殺し連結してなる請求項1記載の落花生殻割器。
  3. 収納部の開口端と反対側の奥部に、側壁を幅狭として小凹部を連設してなる請求項1又は2記載の落花生殻割器。
  4. 収納部内における底面と側壁の境界近傍に、横ズレ抑止用小突条を長手方向に設けてなる請求項1乃至3記載の何れかの落花生殻割器。
  5. 押圧体部の上面に浅い皿状の押圧面部に形成してなる請求項1乃至4記載の何れかの落花生殻割器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106858636A (zh) * 2017-04-13 2017-06-20 黔东南苗族侗族自治州农业科学院 一种花生手工剥壳工具及其制备方法

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