JP3204028B2 - ファクシミリキー登録装置、ファクシミリ装置およびファクシミリシステム - Google Patents

ファクシミリキー登録装置、ファクシミリ装置およびファクシミリシステム

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JP3204028B2
JP3204028B2 JP07182695A JP7182695A JP3204028B2 JP 3204028 B2 JP3204028 B2 JP 3204028B2 JP 07182695 A JP07182695 A JP 07182695A JP 7182695 A JP7182695 A JP 7182695A JP 3204028 B2 JP3204028 B2 JP 3204028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリキー登録
装置、ファクシミリ装置およびファクシミリシステムに
関するものであり、特にファクシミリ装置の短縮キーや
ワンタッチキー等の登録内容の設定に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、頻繁に接続する相
手については、短縮キー番号にして登録したり、ワンタ
ッチキーに登録したりして、その送信作業の効率化を図
ることができるものがある。
【0003】一方、コンピュータシステム上のデータ
を、原稿を介さずに直接、ファクシミリ送信するため
に、コンピュータシステムに内蔵されるファクシミリ装
置や、単独のファクシミリ装置であってもコンピュータ
システムに接続してデータの入出力が可能なものが提案
されている。
【0004】このような、コンピュータシステムのデー
タを入力して送信するタイプのファクシミリ装置の短縮
キーやワンタッチキーに相手方の番号を登録する場合、
直接ファクシミリ装置を操作するのではなく、コンピュ
ータシステムに組み込まれたソフトウェアにより、ファ
クシミリ装置のキー登録番号のメニューを表示してコン
ピュータシステム上でキーボードやマウス等にてキー登
録内容を入力する方法が考えられる。
【0005】この方法ならば、ファクシミリ装置側の少
ないキーや小面積の表示装置で設定するよりも、設定が
容易で効率的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータシステム
上でキー登録処理をした後は、キー登録内容が存在する
キー登録番号ついてのみ、そのキー登録内容を、接続さ
れているファクシミリ装置に送信することになる。
【0007】コンピュータシステムから送信されて来た
キー登録内容は、ファクシミリ装置のメモリ上にて、そ
のキー登録番号に該当する位置に記憶されることにな
る。しかし、このように送信する際に、既にファクシミ
リ装置にてキー登録がなされている場合があるが、この
場合には、コンピュータシステムから送信されて来たキ
ー登録番号に該当する位置以外に、前から存在するキー
登録内容が設定されたままとなっている。したがって、
コンピュータシステムの送信後は、ファクシミリ装置に
おいて以前からのキー登録内容と、コンピュータシステ
ムにより設定されたキー登録内容とが複合した形で設定
されてしまう。
【0008】ユーザーにとっては、コンピュータシステ
ムにて設定されたキー登録内容となっているとの認識し
か存在しないが、その認識と実際のキー登録内容との間
にずれが生じてしまうことになる。このようなずれによ
り例えば次のような問題が発生する。
【0009】キー登録番号に対しては、「送信先」、
「電話番号」、「種別(ファクシミリ専用機/電話/電
話・ファクシミリ兼用機)」、「同報グループ識別」等
の記載内容が存在するが、既にファクシミリ装置に存在
するキー登録内容が、例えば、図13(a)に模式的に
示すごとく、同報グループG1およびG2が存在してい
たとする。コンピュータシステム側では図13(b)に
模式的に示すキー登録内容を設定して、それをファクシ
ミリ装置に送信したとすると、ファクシミリ装置側では
キー登録内容が存在するキー登録番号が書き替えられる
ので、図13(c)に模式的に示すごとくとなる。
【0010】すなわち図13(c)の領域Pはコンピュ
ータシステムから送信されたキー登録内容のままである
が、領域Eは上書きされないので、コンピュータシステ
ムから送信される前から存在するキー登録内容がそのま
ま存在している。このため、同報グループG1の親がキ
ー登録番号01とすると、その01のキーを押すと、キ
ー登録番号02〜04に登録されている相手先にファク
シミリ送信されるばかりでなく、コンピュータシステム
では設定していなかったキー登録番号12に登録されて
いる相手先にもファクシミリ送信されてしまう。このこ
とは、同報グループG2についても同じであり、同報グ
ループG2の親である05のキーを押すと、キー登録番
号06,07に登録されている相手先にファクシミリ送
信されるばかりでなく、コンピュータシステムでは設定
していなかったキー登録番号14に登録されている相手
先にもファクシミリ送信されてしまう。
【0011】これでは、ユーザーが想定していない相手
先、場合により同じ相手先に2度送信されてしまうこと
になり、誠に不都合である。これを防止するためには、
コンピュータシステム側から、登録していないキー登録
番号も含めてすべてのキー登録番号について、キー登録
内容(この場合は登録していないという内容も含む)
を、ファクシミリ装置に送信して、ファクシミリ装置の
メモリにすべてのキー登録番号の内容を設定し直すこと
で対処することが考えられる。
【0012】しかし、このようにすべてのキー登録番号
に対して、ファクシミリ装置へキー登録内容の信号を送
信することは、長時間を要し、効率的ではない。本発明
は、短時間に、旧キー登録内容と新キー登録内容とが混
在すること無く、コンピュータシステムにて設定した通
りの内容で、ファクシミリ装置にキー登録内容を登録で
きることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ファクシミリ装置用のキー登録番号と該キー登録番号に
対応するキー登録内容とをメニューとして画面に表示す
る表示手段と、前記キー登録番号の内の所望のキー登録
番号のキー登録内容を入力する入力手段と、前記キー登
録番号の内、キー登録内容が存在するキー登録番号つい
てのみ、該キー登録内容を、接続されているファクシミ
リ装置に送信する登録内容送信手段と、前記登録内容送
信手段にて行われる送信に先だって、前記ファクシミリ
装置のすべてのキー登録内容を消去させる命令を前記フ
ァクシミリ装置に送信する消去命令送信手段と、を備え
たことを特徴とするファクシミリキー登録装置である。
【0014】請求項2記載の発明は、接続されているフ
ァクシミリ装置に、該ファクシミリ装置のキー登録内容
を送信させるコマンドを送信し、該コマンドに応じて前
記ファクシミリ装置から送信されたキー登録内容をメモ
リに記憶する登録内容取得手段と、キー登録番号と前記
メモリに記憶されているキー登録内容とをメニューとし
て画面に表示する表示手段と、前記キー登録番号の内の
所望のキー登録番号のキー登録内容を入力する入力手段
と、前記キー登録番号の内、キー登録内容が存在するキ
ー登録番号ついてのみ、該キー登録内容を、接続されて
いるファクシミリ装置に送信する登録内容送信手段と、
上記登録内容送信手段にて行われる送信に先だって、前
記ファクシミリ装置のすべてのキー登録内容を消去させ
る命令を前記ファクシミリ装置に送信する消去命令送信
手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリキー登
録装置である。
【0015】請求項3記載の発明は、通信回線以外に外
部機器と接続され、該外部機器との間で信号を送受信す
る入出力部を備えたファクシミリ装置であって、前記入
出力部から受信した信号が、すべてのキー登録内容の消
去を要求するコマンドである場合には、ファクシミリ装
置自身が備えたキー登録内容をすべて消去するキー登録
データ消去手段と、前記入出力部から受信した信号が、
キー登録内容である場合には、ファクシミリ装置自身が
備えたキー登録のメモリに、該キー登録内容を登録する
キー登録手段と、を備えたことを特徴とするファクシミ
リ装置である。
【0016】請求項4記載の発明は、通信回線以外に外
部機器と接続され、該外部機器との間で信号を送受信す
る入出力部を備えたファクシミリ装置であって、前記入
出力部から受信した信号が、登録すべきキー登録内容で
ある場合には、ファクシミリ装置自身が備えたキー登録
のメモリに、該キー登録内容を登録するキー登録手段
と、前記入出力部から受信した信号が、登録すべきキー
登録内容である場合には、前記キー登録手段による登録
に先だって、ファクシミリ装置自身が備えたすべてのキ
ー登録内容を消去するキー登録データ消去手段と、を備
えたことを特徴とするファクシミリ装置である。
【0017】請求項5記載の発明は、更に、上記入出力
部から受信した信号が、キー登録内容を送信させるコマ
ンドである場合には、ファクシミリ装置自身のキー登録
内容を送信する登録内容送信手段を備えたことを特徴と
する請求項3または4記載のファクシミリ装置である。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1または2
記載のファクシミリキー登録装置と、請求項3〜5のい
ずれか記載のファクシミリ装置とからなることを特徴と
するファクシミリシステムである。
【0019】
【作用及び発明の効果】請求項1記載のファクシミリキ
ー登録装置は、表示手段が、ファクシミリ装置用のキー
登録番号と該キー登録番号に対応するキー登録内容とを
メニューとして画面に表示する。入力手段は、前記キー
登録番号の内の所望のキー登録番号のキー登録内容を入
力する。登録内容送信手段は、前記キー登録番号の内、
キー登録内容が存在するキー登録番号ついてのみ、該キ
ー登録内容を、接続されているファクシミリ装置に送信
する。
【0020】そして、消去命令送信手段は、前記登録内
容送信手段にて行われる送信に先だって、前記ファクシ
ミリ装置のすべてのキー登録内容を消去させる命令をフ
ァクシミリ装置に送信する。このため、登録内容送信手
段が、ファクシミリ装置に送信する時には、予めファク
シミリ装置側のすべてのキー登録内容が消去されてい
る。
【0021】このため、登録内容送信手段の送信内容に
従ってファクシミリ装置に記憶させた内容のみが、キー
登録内容としてファクシミリ装置に存在していることに
なり、旧キー登録内容は残存しない。こうして、ユーザ
ーにとってファクシミリキー登録装置、例えばコンピュ
ータシステムで設定した状態のままがファクシミリ装置
のキーに登録されているので、ユーザーの認識と異なる
処理が行われることがない。しかも、ファクシミリキー
登録装置は、未登録の内容は送信しなくても良いので、
送信処理が迅速に完了し、他の処理に早期に移行でき、
ファクシミリキー登録装置が他の処理も行う装置(例え
ばコンピュータシステム)であった場合に、その稼働効
率を低下させることがない。
【0022】また、ファクシミリキー登録装置は、接続
されているファクシミリ装置に、該ファクシミリ装置の
キー登録内容を送信させるコマンドを送信し、該コマン
ドに応じて前記ファクシミリ装置から送信されたキー登
録内容をメモリに記憶する登録内容取得手段と、キー登
録番号と前記メモリに記憶されているキー登録内容とを
メニューとして画面に表示する表示手段と、前記キー登
録番号の内の所望のキー登録番号のキー登録内容を入力
する入力手段と、前記キー登録番号の内、キー登録内容
が存在するキー登録番号ついてのみ、該キー登録内容
を、接続されているファクシミリ装置に送信する登録内
容送信手段と、上記登録内容送信手段にて行われる送信
に先だって、前記ファクシミリ装置のすべてのキー登録
内容を消去させる命令を前記ファクシミリ装置に送信す
る消去命令送信手段とを備えたものとしても良い。
【0023】この構成において、登録内容取得手段が、
接続されているファクシミリ装置に、該ファクシミリ装
置のキー登録内容を送信させるコマンドを送信し、該コ
マンドに応じて前記ファクシミリ装置から送信されたキ
ー登録内容をメモリに記憶し、表示手段は、キー登録番
号と前記メモリに記憶されているキー登録内容とをメニ
ューとして画面に表示する。
【0024】したがって、現状のファクシミリ装置のキ
ー登録内容が、まず表示手段によりファクシミリキー登
録装置に表示される。そしてユーザーはその表示を見
て、入力手段により、前記キー登録番号の内の所望のキ
ー登録番号のキー登録内容を入力することになる。この
ように、ユーザーは現在のファクシミリ装置の状態を参
照しつつ、キー登録内容の変更ができるので、どのよう
に変更したかが明確に把握できると共に、変更作業も旧
キー登録内容を参照でき、作業が効率的である。勿論、
上述した請求項1の効果も有する。
【0025】また、上記ファクシミリ装置の構成の一例
としては、通信回線以外に外部機器と接続され、該外部
機器との間で信号を送受信する入出力部を備えたファク
シミリ装置であって、前記入出力部から受信した信号
が、すべてのキー登録内容の消去を要求するコマンドで
ある場合には、ファクシミリ装置自身が備えたキー登録
内容をすべて消去するキー登録データ消去手段と、前記
入出力部から受信した信号が、キー登録内容である場合
には、ファクシミリ装置自身が備えたキー登録のメモリ
に、該キー登録内容を登録するキー登録手段とを備えた
ものが挙げられる。
【0026】この構成では、外部機器をファクシミリキ
ー登録装置として、キー登録データ消去手段が、前記入
出力部から受信した信号が、すべてのキー登録内容の消
去を要求するコマンドである場合には、ファクシミリ装
置自身が備えたキー登録内容をすべて消去する。そし
て、キー登録手段は、入出力部から受信した信号が、キ
ー登録内容である場合には、ファクシミリ装置自身が備
えたキー登録のメモリに、該キー登録内容を登録する。
こうして、上述した効果を生じさせることができる。
【0027】また、上述したファクシミリキー登録装置
でなく、消去命令送信手段を備えなくても、ファクシミ
リ装置側が次の構成であれば、上述の効果と同様な効果
を生じさせることができる。すなわち、通信回線以外に
外部機器と接続され、該外部機器との間で信号を送受信
する入出力部を備えたファクシミリ装置であって、前記
入出力部から受信した信号が、登録すべきキー登録内容
である場合には、ファクシミリ装置自身が備えたキー登
録のメモリに、該キー登録内容を登録するキー登録手段
と、前記入出力部から受信した信号が、登録すべきキー
登録内容である場合には、前記キー登録手段による登録
に先だって、ファクシミリ装置自身が備えたすべてのキ
ー登録内容を消去するキー登録データ消去手段とを備え
たものとすれば良い。
【0028】キー登録手段は、前記入出力部から受信し
た信号が、登録すべきキー登録内容である場合には、フ
ァクシミリ装置自身が備えたキー登録のメモリに、該キ
ー登録内容を登録するが、この時、キー登録データ消去
手段は、前記入出力部から受信した信号が、登録すべき
キー登録内容である場合には、前記キー登録手段による
登録に先だって、ファクシミリ装置自身が備えたすべて
のキー登録内容を消去する。したがって、ファクシミリ
キー登録装置から、すべてのキー登録内容を消去させる
命令が送信されて来なくても、ファクシミリ装置自らす
べてのキー登録内容を消去できるので、上述した効果と
同様な効果を生じさせることができる。
【0029】ファクシミリキー登録装置が、前記登録内
容取得手段を有するものである場合は、ファクシミリ装
置においては、更に、上記入出力部から受信した信号
が、キー登録内容を送信させるコマンドであるとき、フ
ァクシミリ装置自身のキー登録内容を送信する登録内容
送信手段を備えたものとする。このことにより、上述し
たごとく、現状のファクシミリ装置のキー登録内容が、
ファクシミリキー登録装置側で表示させることができる
ので、現状のキー登録内容と、それをどのように変更し
たかが明確に把握できると共に、変更作業も旧キー登録
内容を参照でき、効率的となる。
【0030】更に、上述したいずれかのファクシミリキ
ー登録装置と、上述したいずれかのファクシミリ装置と
を組み合わせることにより、旧キー登録内容と新キー登
録内容とが混在すること無く、コンピュータシステムに
て設定した通りの内容で、ファクシミリ装置にキー登録
内容を迅速に登録できるファクシミリシステムとするこ
とができる。
【0031】
【実施例】
[実施例1]図1は本発明が適用された実施例のプリン
タ機能付ファクシミリ装置2のブロック図、図2はその
外観を表す斜視図、図3はその内部機構を表す説明図で
ある。
【0032】なお、本実施例のプリンタ機能付ファクシ
ミリ装置2は、原稿から画像を読み取り、その画像デー
タをファクシミリデータとして電話回線を介して他のフ
ァクシミリ装置に送信すると共に、電話回線を介して他
のファクシミリ装置から送信されてきたファクシミリデ
ータを受信して、記録紙にその画像を形成する、通常の
ファクシミリ装置としての機能の他、パーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコンと称す)やワードプロセッサ等
からプリンタケーブルを介して伝送されてきたプリント
データ(以下、PCデータとも称す)を受けて、そのデ
ータに応じた画像を記録紙に形成するプリンタとしての
機能を有する。
【0033】更に、後述するごとく、プリンタ機能付フ
ァクシミリ装置2は、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ等からのキー登録内容送信要求コマンドを受
信すると、そのコマンドに応えてパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサ等へファクシミリ装置としてのキ
ー登録内容を送信し、またパーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサ等から全キー登録内容消去要求コマンド
を受信すると自身のキー登録内容をすべて消去するとと
もに、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等か
らのキー登録内容を受けて、そのファクシミリ装置とし
てのキー登録内容の設定を行う。
【0034】図2に示すごとく、プリンタ機能付ファク
シミリ装置2の本体10の側部には、受話器12が取り
付けられ、上面の前部には操作パネル14が設けられて
いる。尚、操作パネル14には液晶表示部14a、テン
キー14b、ワンタッチキー14c、シフトキー14
d、その他のキーが設けられている。また、本体10の
上面後部には、記録紙カセット16を着脱自在に装着す
るためのカセット装着部18が形成され、上面中央には
原稿台20が形成されている。
【0035】一方、本体10には、図3に示すごとく、
原稿台20に載置された原稿から画像を読み取るための
スキャナ部22、記録紙カセット16に収容された記録
紙24に画像を形成するための記録部26、およびこれ
ら各部を駆動制御して上記機能を実現する制御部70が
内蔵されている。
【0036】スキャナ部22では、原稿台20に載置さ
れた原稿が、給紙ローラ32および分離パッド31等か
らなる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そし
て、原稿は、搬送ローラ33により原稿支持板34まで
搬送され、原稿支持板34の下方に配置された画像読取
装置35により画像が読み取られる。また、画像読取後
の原稿は、排出ローラ36を介して、本体10の前面に
設けられた排出トレイ37に排出される。
【0037】なお、画像読取装置35は、光源38によ
って原稿支持板34上の原稿に光を照射し、原稿からの
反射光を、ミラー39,40により反射させ、更にレン
ズ41によりラインイメージセンサ42の受光面に集光
させることによって、原稿画像を1ライン分ずつ読み取
る周知のものである。また、原稿台20から給紙機構に
至る経路には、原稿台20に原稿がセットされているか
否かを光学的に検出する原稿センサ44が設けられてい
る。
【0038】一方、記録部26では、記録紙カセット1
6に収容された記録紙24が、給紙ローラ51および分
離パッド52等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り
込まれる。そして、記録紙24は、搬送ローラ53を介
して画像形成装置55に送られ、画像形成装置55にお
いて、トナー画像が形成される。また、画像形成後の記
録紙24は、定着装置56に送られ、定着装置56にて
トナー画像が定着された後、排紙ローラ57を介して、
本体10の前面に設けられた排紙トレイ58に排出され
る。なお、定着装置56は、加熱用のヒータを内蔵した
加熱ローラと、加熱ローラとの間で記録紙24を挟持す
るための押えローラとからなる周知のものであり、記録
紙24を加熱・押圧することにより、記録紙24にトナ
ー画像を定着させる。
【0039】また、記録部26の画像形成装置55は、
感光ドラム61と、感光ドラム61にレーザ光を照射し
てその表面に静電潜像を形成するレーザ光走査装置62
と、静電潜像形成後の感光ドラム61にトナーを付着す
る現像装置63と、転写ローラ64を有し、記録紙24
に電荷を付与して、感光ドラム61に付着したトナーを
記録紙24に転写させる転写装置65と、により構成さ
れ、更に、レーザ光走査装置62は、制御部70からの
指令に従ってレーザ光を発射するレーザ発光部67、レ
ーザ光集光用のレンズ68、およびレンズ68により集
光されたレーザ光を感光ドラム61に導く反射ミラー6
9等を備えている。
【0040】即ち、記録部26は、いわゆるレーザプリ
ンタとして構成されており、制御部70からの指令に従
い、記録紙24に画像を形成する。尚、この画像形成の
際に、記録紙先端センサ26aにて、記録紙24の先端
を検出し、その検出に基づいて転写装置65による転写
タイミングが決定される。
【0041】次に、上記各部を制御する制御部70は、
図1のブロック図に示すごとく、ファックス(FAX)
部72と、プリンタ部74と、これら各部を接続するゲ
ートアレイ76とから構成されている。ファックス部7
2は、操作パネル14を介して入力されるオペレータか
らの各種指令に応じて、動作モードの設定、スキャナ部
22による原稿画像の読み取り、送信データの符号化、
ファクシミリデータの送受信、受信データの復号化、復
号化したファクシミリデータのプリンタ部74への転送
等を行うためのものであり、CPU80,ROM82,
RAM84,他の電話機やファクシミリ装置との間で通
話やファクシミリデータの送受信を可能にするネットワ
ークコントロールユニット(NCU)86,およびNC
U86を介して他のファクシミリ装置との間でファクシ
ミリデータを送受信するためのモデム88等を備えてい
る。
【0042】そして、CPU80,ROM82,RAM
84,NCU86,モデム88,操作パネル14および
スキャナ部22は、バス89を介して互いに接続され、
更にこのバス89には、上記ゲートアレイ76も接続さ
れている。また、NCU86には、上述の受話器12や
発呼用のスピーカ等が接続されており、他の電話機との
通話は受話器12を介して行うことができる。
【0043】一方、プリンタ部74は、ゲートアレイ7
6を介してファックス部72から送られてきたファクシ
ミリデータに応じて記録部26を駆動制御することによ
り、記録紙24にファクシミリ画像を形成(換言すれ
ば、ファクシミリデータを記録)するためのものであ
り、ファックス部72と同様、CPU90,ROM9
2,RAM94を中心とする周知のマイクロコンピュー
タとして構成されている。また、プリンタ部74には、
プリントデータ入力部としてのパソコン用インターフェ
ース(例えばセントロニクスインターフェース)96が
備えられており、CPU90は、このパソコン用インタ
ーフェース96に、外部のコンピュータシステムとして
のパソコン98からPCデータがケーブル96aを介し
て入力されると、このPCデータに応じて記録部26を
駆動制御し、記録紙24にパソコン98側で作成された
作成画像を形成(換言すれば、PCデータを記録)す
る。またパソコン98からのキー登録内容送信要求コマ
ンド、全キー登録内容消去要求コマンドあるいはキー登
録内容を受信するとそのコマンドやデータをゲートアレ
イ76を介してファックス部72側に送信し、ファック
ス部72側からパソコン98向けのキー登録内容を受信
するとそれをパソコン98側に送信するという、仲介処
理も行っている。
【0044】RAM94内に設定された蓄積バッファメ
モリ94aは、PCデータ記録処理により、ファクシミ
リデータプリント時にパソコン98側から送信されてき
たPCデータを一時格納しておくためのものであり、更
に上述したごとくファックス部72とパソコン98との
通信の仲介時にその通信内容を一時格納しておくための
ものである。RAM94内に設定された記録バッファメ
モリ94bは、1頁分のプリントデータを一時格納して
おくためのものである。
【0045】プリンタ機能付ファクシミリ装置2のプリ
ンタ部74に接続されるパソコン98は、通常のコンピ
ュータとして構成され、CPU102,ROM104,
RAM106,液晶ディスプレイ(LCD)108,フ
ロッピーディスクドライブ(FDD)110,ハードデ
ィスク装置(HD)112,キー入力部114,入出力
インターフェース116、マウス入力装置117および
バス118を備えている。入出力インターフェース11
6はプリンタ部74のパソコン用インターフェース96
とケーブル96aにて接続され、パソコン98は入出力
インターフェース116を介して、プリンタ機能付ファ
クシミリ装置2とデータを送受信可能とされている。
【0046】次に、パソコン98の処理に関連するプリ
ンタ部74における受信処理を図4に、ファックス部7
2における受信処理を図5に、パソコン98にて実行す
る処理を図6以下に示す。またパソコン98、プリンタ
部74およびファックス部72の間の通信状態を図11
のシーケンス図で示す。
【0047】プリンタ機能付ファクシミリ装置2のプリ
ンタ部74では、ファックス部72からのプリント要求
が有れば(S2010でYES)、後述するパソコン送
信モードでなければ(S2015でNO)、ファックス
部72側から送信されて来るファクシミリデータを受信
して、記録部26で記録紙24に記録する処理(S20
20)が実行される。
【0048】パソコン98からプリント要求が有れば
(S2030でYES)、パソコン98から送信されて
来るPCデータを受信して、記録部26で記録紙24に
記録する処理(S2040)が実行される。後述するフ
ァクシミリ処理により、パソコン98側からキー登録内
容送信要求コマンドや全キー登録内容消去要求コマンド
等のコマンドが送信されると(S2050でYES)、
ゲートアレイ76を介してファックス部72へ、そのコ
マンドを送信する(S2060)。次に所定時間内にフ
ァックス部72からパソコン用データ(例えばキー登録
内容送信要求コマンドに応答してファックス部72から
送信されるキー登録内容)を受信したか否かが判定され
る(S2070)。所定時間内にパソコン用データを受
信したらそのデータをパソコン98側へ送信する(S2
080)。
【0049】ファックス部72へのコマンドで無い場合
(S2050でNO)、ファックス部72へのデータか
否かが判定され(S2090)、ファックス部72への
データであれば(S2090でYES)、そのデータが
ゲートアレイ76を介してファックス部72側へ送信さ
れる(S2100)。またファックス部72へのデータ
でなければ(S2090でNO)、プリンタ部74自身
へのファクシミリ画像データ要求コマンドか否かが判定
される(S2110)。ファクシミリ画像データ要求コ
マンドであれば(S2110でYES)、パソコン送信
モードがセットされる(S2120)。このことによ
り、次にファックス部72からプリント要求があった場
合には(S2010でYES)、ステップS2015で
肯定判定されて、ファックス部72から受信したファク
シミリ画像データをプリントすること無くパソコン98
側に送信し(S2025)、その後、パソコン送信モー
ドが解除される(S2027)。
【0050】尚、ステップS2020,S2027,S
2040,S2080,S2100,S2120の後、
あるいはステップS2070,S2110にて否定判定
された場合には、ステップS2010に戻る。ファック
ス部72側では、図5のフローチャートに示すごとく、
電話回線から被呼によりファックス受信であると判定さ
れれば(S3010でYES)、通常の受信処理および
ファクシミリ画像データをプリンタ部74に送信してプ
リントさせる記録処理(S3020)がなされる。ステ
ップS3010にてファックス受信ではないと判定され
ると、次に、キー登録内容送信要求コマンドを受信して
いるか否かが判定される(S3030)。キー登録内容
送信要求コマンドを受信していれば(S3030でYE
S)、ファックス部72自身が有している短縮キーとワ
ンタッチキー14cのキー登録内容が、プリンタ部74
側へ送信される(S3040)。この送信を受けたプリ
ンタ部74は、上述したごとく、図4のステップS20
80にてそのキー登録内容をパソコン98側に送信す
る。したがって、これを受信したパソコン98は、後述
するごとく図8のキー登録内容読込処理のステップS5
016にて、ハードディスク112に機能データをファ
イルとして記憶する。
【0051】更に、キー登録内容送信要求コマンドの受
信で無ければ(S3030でNO)、パソコン98側か
らファックス部72用のキー登録データを受信したか否
かが判定される(S3050)。キー登録データの受信
であれば(S3050でYES)、そのキー登録データ
に従って、自身のキー登録を実施する(S3060)。
【0052】キー登録データの受信でなければ(S30
50でNO)、ファクシミリ送信用データをプリンタ部
74を介してパソコン98から受信しているか否かが判
定される(S3070)。ファクシミリ送信用データを
受信していれば(S3070でYES)、そのファクシ
ミリ送信用データ内の画像データをファクシミリデータ
とし、ファクシミリ送信用データ内の電話番号に送信す
るファクシミリ送信処理が行われる(S3080)。
【0053】ファクシミリ送信用データの受信でなけれ
ば(S3070でNO)、全キー登録内容消去要求コマ
ンドが受信されたか否かが判定される(S3090)。
全キー登録内容消去要求コマンドが受信されていれば
(S3090でYES)、ファックス部72がRAM8
4内に記憶している、短縮キー登録およびワンタッチキ
ー登録のすべてのキー登録内容が消去される(S310
0)。
【0054】ステップS3090で否定判定された場
合、ステップS3020、S3040、S3060、S
3080、S3100の後は、ステップS3010へ戻
る。次にパソコン98側の処理について説明する。パソ
コン98にてオペレーションシステムが立ち上げられて
いる状態で、起動コマンドの入力により図6のフローチ
ャートに示す起動メニュー処理が起動されると、まず、
メニュー表示がなされる(S4010)。このメニュー
は、起動すべきプログラムの選択メニューである。ここ
では、ファクシミリ処理、ワードプロセッサあるいは表
計算等のプログラムの名称が表示されたメニューであ
る。このプログラムの中からユーザーがキー入力部11
4やマウス入力装置117を介して所望のプログラムを
選べば(S4020)、その選択されたプログラムがパ
ソコン98のRAM106に、ハードディスク112か
らロードされ、そのプログラムが起動される(S403
0〜S4050)。
【0055】例えば、ファクシミリ処理が選択されれ
ば、後述するファクシミリ処理プログラムがロードされ
て起動され(S4030)、パソコン98がファックス
部72に対する短縮キー登録等のファクシミリキー登録
装置やファクシミリデータ送受信装置としての働きをす
る。また、ワードプロセッサのプログラムを選べば、パ
ソコン98はワードプロセッサプログラムをロードして
起動し(S4040)、ワードプロセッサとして働き、
また表計算プログラムを選べば表計算プログラムをロー
ドして起動し(S4050)、表計算処理を開始する。
また、終了を選択すれば起動メニュー処理を終了する。
【0056】ファクシミリ処理が選択された場合に、起
動されるファクシミリ処理プログラムについて、図7の
フローチャートに基づいて説明する。まず処理が開始さ
れると、図8に示すファクシミリキー登録内容読み込み
処理が行われる(S5010)。図8において、まず、
キー登録内容送信要求コマンドがプリンタ機能付ファク
シミリ装置2に送信される(S5012)。次にこのキ
ー登録内容送信要求コマンドを受信したプリンタ機能付
ファクシミリ装置2が送信して来るはずのキー登録内容
を、所定時間内に受信したか否かが判定される(S50
14)。所定時間内に受信したならば(S5014でY
ES)、そのキー登録内容がハードディスク112にデ
ータファイルとして記憶される(S5016)。このデ
ータファイルは、後述するキー登録処理にて、メニュー
表示のデータとされる。
【0057】次に、処理メニューが表示される(S50
20)。ここで、処理メニューは、「キー登録処理」、
「ファクシミリ送信」、「ファクシミリ受信」、「ファ
イル表示・記録」および「終了」のメニューが表示され
選択待ちとなる(S5030)。
【0058】ここで、「キー登録処理」が選択されれ
ば、図9のフローチャートに示すキー登録処理が実行さ
れる(S5040)。キー登録処理について説明する。
まず、既にステップS5010にてハードディスク11
2に格納されているファックス部72のキー登録内容に
基づいて、キー登録メニューがLCD108に表示され
る(S6010)。この画面表示状態の例を図10
(a)に示す。図10(a)はワンタッチキー14cに
対するキー登録内容のメニューを示している。登録番号
に対応して、「相手先名称」、「電話/FAX番号」、
「種別」、「グループ」の各項目が設定される。尚、
「相手先名称」としては、ここでは漢字およびひらがな
が使用できるが、装置によっては、システムの簡略化か
ら漢字およびひらがなの入力はできない場合が有り、そ
の場合は、ローマ字やカタカナで日本文を表現すること
になる。
【0059】ここで「種別」は相手先の装置が電話専用
である場合は「T」、ファックス専用である場合は
「F」、電話とファックスとの兼用機である場合は「T
/F」を登録する。「グループ」はここでは同報のグル
ープを示し、図10(a)の場合は、登録番号05がグ
ループG1の親キーであり、その「05」のワンタッチ
キー14cを押すことにより、「グループ」の項にG1
と記載されている登録番号(01,02,04,08)
の相手先に共通のファクシミリデータが送信される。グ
ループG2についても、親キーである「10」のワンタ
ッチキー14cを押すことにより、「グループ」の項に
G2と記載されている登録番号の相手先(09,11,
12)に共通のファクシミリデータが送信される。
【0060】尚、ワンタッチキー14cは20キーあ
り、シフトキー14dのオン/オフにより40種類のワ
ンタッチキー登録内容が存在する。図10(a)では、
「01」〜「12」まで示されているがる。残りのワン
タッチキー登録内容および短縮キー登録内容は、この表
示を下方にスクロールすることにより表れて来る。ここ
では、判り易くするため、ワンタッチキー登録内容が
「01」〜「12」のみが登録されているとして説明す
る。尚、キー登録内容は、短縮キーも基本的に同じであ
るので、ワンタッチキー14cを代表として説明する。
【0061】次に、処理入力待ちとなる(S602
0)。ここで、パソコン98が備えるエディット機能に
より、LCD108の画面上で、例えば、図10(a)
にて、登録番号「05」,「10」のワンタッチキー1
4cのキー登録内容をそれぞれ登録番号「01」,「0
2」へ移動させたり、登録番号「03」,「04」のキ
ー登録内容を削除したりすることが、マウス入力装置1
17やキー入力部114の操作で、簡単に編集して登録
することができる。この編集・登録処理がステップS6
030のユーザー登録処理である。この編集・登録の結
果の一例を図10(b)に示す。
【0062】このようにして、新たに設定されたキー登
録内容は、パソコン98のRAM106中に存在するの
みであるので、これを実際にプリンタ機能付ファクシミ
リ装置2に反映させるためには、画面上のボタンB2に
マウスカーソルを合わせてマウス入力装置117の左ボ
タンをクリックすると、ステップS6020にてダウン
ロードと判定されて、まずプリンタ機能付ファクシミリ
装置2側のすべてのキー登録内容消去を要求するコマン
ドがケーブル96aを介してプリンタ機能付ファクシミ
リ装置2へ送信される(S6045)。プリンタ機能付
ファクシミリ装置2のプリンタ部74側では、パソコン
98から、ファックス部72向けのコマンドを受信した
ので、図4のステップS2050にて肯定判定され、ス
テップS2060にて受信したコマンドを、ゲートアレ
イ76を介してファックス部72側へ送信する。このコ
マンド送信では、ファックス部72からパソコン98側
へのデータの受信は無いので、ステップS2070にて
否定判定されて、再度ステップS2010に戻る。
【0063】ファックス部72側では、全キー登録内容
消去コマンドを受信したので、図5のステップS309
0にて肯定判定されて、RAM84内のすべてのキー登
録内容を消去する(S3100)。すなわち、キー登録
内容をすべてクリアして登録前の状態に戻す。
【0064】次にパソコン98側では、ダウンロード処
理(S6050)に入り、パソコン98のRAM106
中の、新たに編集登録されたキー登録内容をケーブル9
6aを介してプリンタ機能付ファクシミリ装置2へ送信
する。この送信されるキー登録内容は、図10(b)の
例では、実際に内容が登録されている登録番号「01」
〜「10」の内容のみである。
【0065】プリンタ機能付ファクシミリ装置2のプリ
ンタ部74側では、パソコン98からキー登録内容を受
信すると、ファックス部72側へのデータであるとして
ステップS2090にて肯定判定する。したがってステ
ップS2100にてファックス部72側にゲートアレイ
76を介してキー登録内容を送信する。
【0066】ファックス部72側では、キー登録内容を
受信したのでステップS3050にて肯定判定され、ス
テップS3060にてキー登録処理が実行され、受信し
たキー登録内容通りに、RAM84内に記憶する。この
とき、上述したごとく直前にパソコン98からの全キー
登録内容消去コマンド送信(S6045)に基づいてフ
ァックス部72はステップS3100の処理を実行して
おり、すべてのキー登録内容がRAM84から消去され
ている。すなわち、図10(a)に示した内容は残って
いず白紙状態となったRAM84の所定領域に図10
(b)に示した登録番号「01」〜「10」の内容が書
き込まれることになる。したがって、パソコン98側で
実際にキー登録されている内容のみをプリンタ機能付フ
ァクシミリ装置2側に送信しても、ファックス部72の
RAM84に旧キー登録内容が残留することはなく、ユ
ーザーがパソコン98での登録した通りの内容がファッ
クス部72のRAM84内に設定されることになる。
【0067】この間のパソコン98、プリンタ部74お
よびファックス部72の通信の流れを図11に示す。
尚、画面上のボタンB1をマウスカーソルで選択すれ
ば、アップロード処理(S6040)が実行される。ア
ップロード処理は、図7のステップS5010と同じ処
理が行われる。このため、ハードディスク112に存在
するキー登録内容が現在のファックス部72のキー登録
内容と同じ内容に更新される。したがって、ステップS
6010の処理にてLCD108のファクシミリ設定メ
ニュー画面も新しいキー登録内容に更新される。
【0068】画面上のボタンB3をマウスカーソルで選
択すれば、記録装置へのセーブ処理(S6060)が実
行される。ここで記録装置はハードディスク112であ
り、ユーザーが画面で設定したキー登録内容がファイル
としてハードディスク112に格納される。
【0069】画面上のボタンB4をマウスカーソルで選
択すれば、記録装置からのロード処理(S6070)が
実行される。ユーザーが以前に編集・登録してハードデ
ィスク112にセーブしておいたキー登録内容ファイル
から、キー登録内容がRAM106の作業領域に読み込
まれて、LCD108に表示される。したがって、以前
の設定内容を参照するのに有効である。
【0070】画面上のボタンB5をマウスカーソルで選
択すれば、キー登録処理は終了する。上述のごとく構成
された実施例1は、図9のステップS6020にてダウ
ンロードが選択されると、ステップS6050のダウン
ロード処理に先だって、ステップS6045にて、全キ
ー登録内容消去要求コマンドがプリンタ機能付ファクシ
ミリ装置2側に送信され、その結果、ファックス部72
側において、キー登録内容がすべて消去される。そのす
べて消去した後に、実際に登録内容が設定されているキ
ー登録内容のみがダウンロードされる。図10(b)の
例では登録番号「01」〜「10」のみが、キー登録内
容としてダウンロードされる。勿論、短縮キーも登録さ
れていれば、その登録内容もキー登録内容としてダウン
ロードされる。
【0071】このため、ダウンロードの時間が短くて済
むと共に、ダウンロード前のキー登録内容の一部が残留
することが防止でき、ファックス部72に実際に登録さ
れるキー登録内容と、ユーザーがパソコン98にて登録
したキー登録内容とにずれを生じることが無く、ユーザ
ーに無用な混乱が生じない。
【0072】実施例1において、ステップS6010が
表示手段としての処理に該当し、ステップS6030が
入力手段としての処理に該当し、ステップS6050が
登録内容送信手段としての処理に該当し、ステップS6
045が消去命令送信手段としての処理に該当する。ま
たステップS5010とステップS6040とがそれぞ
れ登録内容取得手段としての処理に該当する。
【0073】ステップS3090,S3100が請求項
3のキー登録データ消去手段としての処理に該当し、ス
テップS3050,S3060がキー登録手段としての
処理に該当し、ステップS3030が登録内容送信手段
としての処理に該当する。 [実施例2]実施例1では、パソコン98とファックス
部72とのコマンドあるいはデータの送受信を、プリン
タ部74を介して行ったが、図12に示すごとく、ファ
ックス部72にパソコン用インターフェース(例えばR
S232Cインターフェース)87を備えて、ファック
ス部72に対するキー登録内容送信要求コマンド、全キ
ー登録内容消去要求コマンド、キー登録内容の送信、お
よびファックス部72からのキー登録内容の受信は、パ
ソコン用インターフェース87により実施しても良い。
このことにより、実施例1の効果と共にプリンタ部74
における処理の負荷を軽くする効果も生じる。
【0074】[その他]上記実施例1,2では、プリン
タ機能付ファクシミリ装置2を用いたが、勿論、ファク
シミリ専用機でも良い。この場合は、例えばファクシミ
リ専用機は上記パソコン用インターフェース87と同じ
インターフェースを備えることになり、PCデータをプ
リントするプリンタとしての機能は無い。
【0075】上記実施例1,2において、ファックス部
72は、パソコン98からの全キー登録内容消去要求コ
マンド(S6045)の受信により、ステップS309
0にて肯定判定されてステップS3100の処理が作用
して、自身のRAM84内のキー登録内容をすべて消去
していたが、このように、パソコン98側から全キー登
録内容消去要求コマンドを送信しなくても、図5のキー
登録内容が受信された場合(S3050でYES)に、
キー登録処理(S3060)に先だって、ステップS3
100と同じ処理を実行しても良い。この場合、ステッ
プS3050とステップS3060との間で実行される
ステップS3100と同一の処理が、請求項4のキー登
録データ消去手段としての処理に該当する。
【0076】上記各実施例において、キー登録内容とし
ては、ワンタッチキーのキー登録内容も、短縮キーのキ
ー登録内容も一つのキー登録内容として、処理および通
信していたが、ワンタッチキーと短縮キーとで区別し
て、上述の処理を実行しても良い。すなわち、ファック
ス部72からキー登録内容をワンタッチキーと短縮キー
とで独立に受信して、パソコン98にて別々に編集・登
録し、更にそれぞれ別々に、全キー登録内容消去要求を
行い、かつ別々に送信して、別々にファックス部72に
てRAM84内に設定する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のプリンタ機能付ファクシ
ミリ装置のブロック図である。
【図2】 その外観斜視図である。
【図3】 その内部機構を表す説明図である。
【図4】 プリンタ部における受信処理のフローチャー
トである。
【図5】 ファックス部における受信処理のフローチャ
ートである。
【図6】 パソコンにおける起動メニュー処理のフロー
チャートである。
【図7】 パソコンにおけるファクシミリ処理のフロー
チャートである。
【図8】 パソコンにおけるキー登録内容読込処理のフ
ローチャートである。
【図9】 パソコンにおけるキー登録処理のフローチャ
ートである。
【図10】 パソコンの液晶ディスプレイのキー登録メ
ニュー表示画面の説明図である。
【図11】 パソコン、プリンタ部およびファックス部
の間の通信状態の一例を示すシーケンス図である。
【図12】 本発明の実施例2のプリンタ機能付ファク
シミリ装置のブロック図である。
【図13】 従来例の問題点の説明図である。
【符号の説明】
2…プリンタ機能付ファクシミリ装置 10…プリンタ機能付ファクシミリ装置本体 14…操作パネル 14b…テンキー 14c…ワ
ンタッチキー 14d…シフトキー 70…制御部 72…ファッ
クス部 74…プリンタ部 76…ゲートアレイ 80…C
PU80 84…RAM 86…NCU 87…パソコン用イ
ンターフェース 90…CPU 94…RAM 96…パソコン用イ
ンターフェース 96a…ケーブル 98…パソコン 102…CPU
106…RAM 108…液晶ディスプレイ(LCD) 110…フロッ
ピーディスクドライブ 112…ハードディスク 114…キー入力部 116…入出力インターフェース 117…マウス入力
装置 D1,D2…領域 B1,B2,B3,B4,B5
…ボタン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/32 H04M 1/2745

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ装置用のキー登録番号と該キ
    ー登録番号に対応するキー登録内容とをメニューとして
    画面に表示する表示手段と、 前記キー登録番号の内の所望のキー登録番号のキー登録
    内容を入力する入力手段と、 前記キー登録番号の内、キー登録内容が存在するキー登
    録番号ついてのみ、該キー登録内容を、接続されている
    ファクシミリ装置に送信する登録内容送信手段と、 前記登録内容送信手段にて行われる送信に先だって、前
    記ファクシミリ装置のすべてのキー登録内容を消去させ
    る命令を前記ファクシミリ装置に送信する消去命令送信
    手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリキー登録装置。
  2. 【請求項2】接続されているファクシミリ装置に、該フ
    ァクシミリ装置のキー登録内容を送信させるコマンドを
    送信し、該コマンドに応じて前記ファクシミリ装置から
    送信されたキー登録内容をメモリに記憶する登録内容取
    得手段と、 キー登録番号と前記メモリに記憶されているキー登録内
    容とをメニューとして画面に表示する表示手段と、 前記キー登録番号の内の所望のキー登録番号のキー登録
    内容を入力する入力手段と、 前記キー登録番号の内、キー登録内容が存在するキー登
    録番号ついてのみ、該キー登録内容を、接続されている
    ファクシミリ装置に送信する登録内容送信手段と、 上記登録内容送信手段にて行われる送信に先だって、前
    記ファクシミリ装置のすべてのキー登録内容を消去させ
    る命令を前記ファクシミリ装置に送信する消去命令送信
    手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリキー登録装置。
  3. 【請求項3】通信回線以外に外部機器と接続され、該外
    部機器との間で信号を送受信する入出力部を備えたファ
    クシミリ装置であって、 前記入出力部から受信した信号が、すべてのキー登録内
    容の消去を要求するコマンドである場合には、ファクシ
    ミリ装置自身が備えたキー登録内容をすべて消去するキ
    ー登録データ消去手段と、 前記入出力部から受信した信号が、キー登録内容である
    場合には、ファクシミリ装置自身が備えたキー登録のメ
    モリに、該キー登録内容を登録するキー登録手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】通信回線以外に外部機器と接続され、該外
    部機器との間で信号を送受信する入出力部を備えたファ
    クシミリ装置であって、 前記入出力部から受信した信号が、登録すべきキー登録
    内容である場合には、ファクシミリ装置自身が備えたキ
    ー登録のメモリに、該キー登録内容を登録するキー登録
    手段と、 前記入出力部から受信した信号が、登録すべきキー登録
    内容である場合には、前記キー登録手段による登録に先
    だって、ファクシミリ装置自身が備えたすべてのキー登
    録内容を消去するキー登録データ消去手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】更に、 上記入出力部から受信した信号が、キー登録内容を送信
    させるコマンドである場合には、ファクシミリ装置自身
    のキー登録内容を送信する登録内容送信手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項3または4記載のファクシミリ装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載のファクシミリキー
    登録装置と、請求項3〜5のいずれか記載のファクシミ
    リ装置とからなることを特徴とするファクシミリシステ
    ム。
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