JP3203973U - リボンを使用した装身具 - Google Patents
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Abstract
【課題】素材であるリボンを市松模様状に織って重ねることにより得られる細長い立体モチーフを意匠性に優れたものとする、リボンを使用した装身具を提供する。【解決手段】一対のリボン片と他の一対のリボン片との交差部が市松模様を呈するように一対のリボン片と他の一対のリボン片とが交差し、それらの各リボン片がそれぞれのリボン片に交差している他のリボン片を包み込むように折り返えるとともに折り返っているリボン片同士が市松模様と同様の市松模様を呈するように交差して交差部上に他の交差部を形成し、これらの交差部が積み重なっている立体モチーフを備えたリボンを使用した装身具であって、各リボン片100は、立体モチーフの端部側に切断端100aを有し、切断端100aは、いずれかのリボン片101の下側に位置した状態で立体モチーフに対して固定されている。【選択図】図5
Description
本考案は、リボンを素材として作られた装身具に関するものである。
布地や紙など幅の狭い帯状材であるリボンは、複数本を束ねたり、あるいは結び目を作るなどのことにより様々な形になり、装身具や装飾具として多用されている。リボンを使用して作ることのできる形態の多様性を利用した装身具(アクセサリー)が、非特許文献1に掲載されている。そのアクセサリーは、本出願人が提案しているものであり、二本のリボンを使用して市松模様に編み、下側の市松模様の部分の上に、下側と同様の市松模様を編んで重ねることにより、断面形状が矩形の細長い立体モチーフを作り、その両端部をつないでリング状にし、これに連結用の金具を取り付けて構成されている。その立体モチーフを構成している二本のリボンとして様々な色彩のものを使用することにより、立体モチーフの表面側に現れる模様あるいは色彩が多様な好みにマッチしてものとなり、あるいは立体モチーフをリングにするだけでなく、捻ることにより表面の模様が連続的に変化するものとするなど、多様な形および色彩の装身具とすることができる。
雑誌「装苑」2015年3月号
上記の非特許文献1に記載されたアクセサリーは、両端部を繋いでリング状にするように構成されている。そのため、リボンの裁断された端部は接着剤で止めてある。すなわち、裁断されたリボンの端部が立体モチーフの端部に現れる。その端部は他方の端部に繋がれて立体モチーフはリングにされるので、リング状に作った製品としては裁断された端部が外からは見えず、接着剤で止めた端部が製品の外観を損なうことがない。
しかしながら、立体モチーフを細長い形のままアクセサリーとする場合には、立体モチーフの両端部がアクセサリーの表面に現れるので、接着剤で止めた端部がアクセサリーの外観すなわち見栄えを毀損してしまう。また、布製のリボンを使用した場合、裁断されたリボンの端部で糸がほつれる可能性がある。上記の従来のアクセサリーでは、裁断した端部を接着剤で固定しているが、接着剤ではほつれの進行を止めることができるとしてもほつれた繊維を隠すことはできず、立体モチーフを両端が露出したまま製品とするには更に改良する余地があった。
上述した従来のアクセサリーは、リング状に形を整えた後に、そのリングを構成しているリボンの適当な箇所に金具を潜らせて取り付け、その金具を連結具としてリング同士を連結したり、衣服や体に付けるようになっている。したがって引っ張り力が掛かった場合にアクセサリーが延びて変形する可能性があり、また素材となっているリボン生地を傷める可能性がある。
本考案は上記の事情を背景としてなされたものであって、素材であるリボンを市松模様状に織って重ねることにより得られる細長い立体モチーフをリングにすることなく使用するにあたり意匠性に優れたものとすることを目的とするものである。
本考案は、上記の目的を達成するために、互いに平行に配置された一対のリボン片と互いに平行に配置された他の一対のリボン片との交差部が市松模様を呈するように前記一対のリボン片と前記他の一対のリボン片とが交差し、それらの各リボン片がそれぞれのリボン片に交差している他のリボン片を包み込むように折り返えるとともに折り返っているリボン片同士が前記市松模様と同様の市松模様を呈するように交差して前記交差部上に他の交差部を形成し、これらの交差部が積み重なっている立体モチーフを備えたリボンを使用した装身具において、前記各リボン片は、前記立体モチーフの端部側に切断端を有し、前記切断端は、いずれかの前記リボン片の下側に位置した状態で前記立体モチーフに対して固定されていることを特徴とするものである。
本考案においては、前記各リボン片は、熱可塑性合成樹脂繊維によって構成され、前記切断端における前記熱可塑性合成樹脂繊維同士が溶けて融合していてよい。
また、本考案においては、前記立体モチーフの中心部を前記交差部の積み重ね方向に沿って貫通した線条材を有し、前記線条材の前記立体モチーフから突出している箇所に前記線条材に直交する方向に延び出た装飾部を有していてよい。
本考案の装身具を構成している立体モチーフは、リボン片を交互に折り返して交差させた市松模様を呈する交差部が積み重なった構成となっており、立体モチーフの両端部に市松模様を呈し、立体モチーフの中間の部分では、リボン片の折り返し部が積み重なった状態で露出して所定の模様を呈する。立体モチーフの少なくとも一方の端部でリボン片の切断端が生じるが、その切断端は立体モチーフの端部において交差部を形成しているいずれかのリボン片の下側に入り込んで位置しかつ立体モチーフに対して固定されている。すなわち、リボン片の切断端が外部に露出しておらず、立体モチーフの端部の市松模様がリボン片の切断端によって損なわれることがない。
特に、リボン片を構成している繊維同士をリボン片の切断端で互いに融合している構成とすれば、前記繊維がほつれることがないので、リボン片を前記交差部を構成しているリボン片の下側に差し込む作業が容易になり、また繊維のほつれによる見栄えの悪化を回避できる。
さらに、中心部を貫通する線条材を設け、かつその線条材が前記装飾部を有していることにより、前記立体モチーフにアクセントを付けることができるとともに、立体モチーフの長さが装飾部によって規制されるので、立体モチーフの形態の崩れを防止でき、ひいては形の崩れのない装身具とすることができる。また、線条材を連結用の部品として使用することができるうえに、連結した状態での引っ張り力を線条材で受けることができるので、形の崩れの少ない立体モチーフあるいは装身具とすることができる。
つぎに本考案を実施例に基づいて説明する。図1は本考案に係る装身具1を一部省略して示しており、ここに示す装身具1はリボン片を細長い直方体状をなすように編んだ立体モチーフ2を主体とするものである。ここでリボン片とは、布や不織布あるいは紙などを素材とした細長い帯状体もしくはその帯状体の一部を言う。立体モチーフ2は、複数本のリボン片を、交差部が市松模様を呈するように交差させ、その交差部を積み重ねた矩形断面もしくは方形断面の細長い形状を有している。したがって、立体モチーフ2の長手方向の両端部には、市松模様の交差部3が現れている。
立体モチーフ2の構造をより明確にするために、その成り立ちを説明する。図2の(a)は、リボン片4,5,6,7からなる交差部3を示している。一対のリボン片4,6が互いに平行に配置され、他の一対のリボン片5,7が互いに平行でかつ前記一対のリボン片4,6に直交する向きに配置されている。第1のリボン片4は第4のリボン片7に交差するとともに折り返された部分の内側に第4のリボン片7を包み込んでいる。第1のリボン片4のうち第4のリボン片7を包み込んでいる箇所の近くに第2のリボン片5が交差するとともにその第2のリボン片5が折り返されて第1のリボン片4を包み込んでいる。同様に、第2のリボン片5のうち第1のリボン片4を包み込んでいる箇所の近くに第3のリボン片6が交差するとともにその第3のリボン片6が折り返されて第2のリボン片5を包み込んでいる。さらに、第3のリボン片6のうち第2のリボン片5を包み込んでいる箇所の近くに第4のリボン片7が交差するとともにその第4のリボン片7が折り返されて第3のリボン片6を包み込んでいる。
このような市松模様を呈する交差部3は二本のリボンを使用して作ることができ、また四本のリボンを使用して作ることもできる。図3に二本のリボン20,30を使用する例を示してあり、先ず、図3の(a)に示すように、これらのリボン20,30を直交するように交差させる。
ついで、図3の(b)に示すように、下側のリボン20の片側の部分(この部分をリボン片と記す)20aを、ループができるように曲げ戻して上側のリボン30の図3(a)における下側の部分(この部分をリボン片と記す)30aの上に重ねる。
さらに、図3の(c)に示すように、そのリボン片30aをその上に載っているリボン片20aを包み込むようにリボン片20aのエッジ部分に沿って折り曲げ、最も下側にあるリボン20の他方の片側の部分(この部分をリボン片と記す)20bの上に斜めに交差させて載せる。
また、図3の(d)に示すように、この最も下側にあるリボン片20bをその上に載っているリボン片30aを包み込むようにリボン片30aのエッジに沿って折り曲げ、上記のループを作っているリボン片20aに平行になるようにリボン片20aに沿わせる。
そして、図3の(e)に示すように、リボン30の他方のリボン片30bをその上に載っているリボン片20bを包み込むようにリボン片20bのエッジに沿って折り返し、かつ前記ループの中に通す。この状態で各リボン片20a,20b,30a,30bの端部を、図3の(e)に矢印で示す方向に、交差部分が閉まるように引っ張れば、図2の(a)に示す市松模様を呈する交差部3が得られる。
なお、二本のリボン20,30を使用する場合、上記のように織って交差部3を作ると、市松模様を呈する面の反対側の面では、各リボン20,30が市松模様の対角線方向に向いて重なっている状態になる。したがってこのような交差部3を立体モチーフ2の織り初めとする場合には、市松模様を外側として、リボン20,30が対角線方向に向いている面を内側(上側)としてその上に後述する交差部3を折り重ねていく。
図4は、四本のリボン40,50,60,70を使用する例であり、先ず、図4の(a)に示すように、一対のリボン40,50を平行に並べて配置し、かつ他の一対のリボン60,70を互いに平行に並べるとともに前記一対のリボン40,50に直交するように配置し、さらにこれら四本のリボン40〜70を互いに上下に潜るように交差させる。すなわち、竹細工における市松編み(市松組み)と同様に交差させる。
この交差状態を固定し、図4の(b)に示すように、下側にあるリボン40の片側の部分(この部分をリボン片と記す)40aをその上に載っているリボン60の片側の部分(この部分をリボン片と記す)60aを包み込むようループ状に曲げ返して、リボン40の他方の片側の部分(この部分をリボン片と記す)40bの上に重ねる。
ついで、図4の(c)に示すように、曲げ返されて重なっているリボン片40a,40bの下側にあるリボン70の片側の部分(この部分をリボン片と記す)70aをその上のリボン片40a,40bを包み込むようにリボン片40a,40bのエッジに沿って折り返し、リボン70の他方の片側の部分(この部分をリボン片と記す)70bの上に重ねる。
このリボン片70bと同様に、リボン50の片側の部分(この部分をリボン片と記す)50aを折り返す。すなわち、図4の(d)に示すように、折り返されて重なっているリボン片70a,70bの下側にあるリボン片50aをその上に載っているリボン片70a,70bを包み込むようにリボン片70a,70bのエッジに沿って折り返し、リボン50の他方の片側の部分(この部分をリボン片と記す)50bの上に重ねる。
そして、図4の(e)に示すように、リボン60の他方の片側の部分(この部分をリボン片と記す)60bをその上に載っているリボン片50a,50bを包み込むようにリボン片50a,50bのエッジに沿って折り返し、かつリボン片40aが形成しているループに通す。この状態で図4の(e)に付してある矢印の方向に各リボン片40a,40b,50a,50b,60a,60b,70a,70bを引っ張って交差部を締め付けることにより図2の(a)に示す交差部3が得られる。
なお、図4に示す例では、各リボン40〜70が互いに結びつけられていないので、ある程度まで織り進まないと交差部がほどける可能性がある。したがって、最初に市松編み(市松組み)した状態で各リボン40〜70を接着するなど、固定処理を施すことが好ましい。
図2の(a)に示す交差部3の上に更に交差部3を形成する手順を次に説明する。図2の(a)に示す状態で、いずれかの(例えば第1の)リボン片4を、その上に載っている第2のリボン片5を包み込みかつループRを作るように曲げ返し、第4のリボン片7を包み込んでいる部分の上に重ねる。その状態を図2の(b)に示してある。
このように重ねた第1のリボン片4を包み込むように第4のリボン片7を第1のリボン片4のエッジに沿って折り返し、第3のリボン片6を包み込んでいる部分の上に重ねる。これを図2の(c)に示してある。
ついで、図2の(d)に示すように、重なりあっている第4のリボン片7を包み込むように第3のリボン片6を第4のリボン片7のエッジに沿って折り返し、第2のリボン片5を包み込んでいる部分の上に重ねる。
さらに、図2の(e)に示すように、重なりあっている第3のリボン片6を包み込むように第2のリボン片5を第3のリボン片6のエッジに沿って折り返し、かつ第1のリボン片4によるループRの中に通す。この状態で各リボン片4〜7を図2の(e)に矢印で示した方向に引っ張ることによりリボン片4〜7の弛みがとれて図2の(a)に示す市松模様を呈する交差部3が得られる。図2の(b)〜(e)の操作を繰り返すことにより交差部3が積み重ねられる。
上記の交差部3を積み重ねた立体モチーフ2の端部(図1では上端および下端)のいずれか少なくとも一方では、リボン片4〜7の切断端が生じる。図3に示す手順で織った場合には、一方の端部でリボン片30,40の切断端(四つの切断端)が生じ、図4に示す手順で織った場合には、両方の端部のそれぞれでリボン片40a,40b,50a,50b,60a,60b,70a,70bの切断端(それぞれ四つの切断端)が生じる。この切断端は、図5に示すように、市松模様を呈するように編まれているリボン片の下側に入り込んで固定されている。なお、図5では、上述した各リボン片を、符号100および101を付したリボン片で示してある。
図5の(a)に示す例について説明すると、交差部3を形成するべく折り返された所定のリボン片100の切断端100aが交差部3の外側に引き出され、その切断端100aは接着剤(図示せず)を塗布された後に、図5の(a)に矢印で示すように、最も外側のリボン片101の下側に挿入されている。前記切断端100aは、当該外側のリボン片101の幅方向での中間部に位置し、したがって当該外側のリボン片101によって外観に現れないように隠蔽され、かつ接着剤によって固定されている。
図5の(b)に示す例について説明すると、交差部3を形成するべく折り返された所定のリボン片100の切断端100aは、最も外側のリボン片101の下側に挿入されるとともに、そのリボン片101の幅方向に貫通して外側に引き出され、その切断端100aに接着剤(図示せず)を塗布する。その後に、図5の(b)に矢印で示すように、前記リボン片100自らの折り返し部102の間に挿入されている。したがって当該外側のリボン片101によって外観に現れないように隠蔽され、かつ接着剤によって固定されている。
すなわち、本考案に係る装身具1における立体モチーフ2は、長手方向での端部が外部に露出した構成になるが、立体モチーフ2を形成しているリボン片の端部が外部に出ないので、交差部3の市松模様がきれいになり、外観あるいは見栄えが良好になる。
また、リボン片4〜7が熱可塑性合成樹脂繊維からなる布材の場合、そのリボン片4〜7の切断端において素材である熱可塑性合成樹脂繊維同士が溶かされて互いに融合している。そのため、切断端を図5に示すようにリボン片の間に入れ込む際に、繊維がほつれたり、ほつれた繊維が作業の邪魔になることが回避される。また、ほつれた繊維によって外観あるいは見栄えが損なわれることを回避できる。
本考案に係る装身具1を構成している立体モチーフ2は図1に示すように、その中心部に長手方向に沿う線条材8を備えている。この線条材8は、金属線や合成樹脂線などのリボンに比較して強度の高い材料からなるものであり、交差部3の中心で各リボン片4〜7の間を貫通している。この線条材8のうち立体モチーフ2から突き出ている部分に装飾部9が設けられている。この装飾部9は、線条材8より太い部分あるいは線条材8に直交する方向に延び出た部分であり、線条材8を加工して形成した部分であってよく、あるいはビーズや真珠、宝石、貴金属などを線条材8に取り付けて形成した部分であってもよい。
立体モチーフ2を構成している多段の交差部3は、リボン片4〜7を前述したように引っ張って形成され、リボン片4〜7同士が密に接触している。そのため、上記の装飾部9が一体に設けられている線条材8を立体モチーフ2の中心部に刺し通すことができないから、本考案に係る立体モチーフ2を作る場合、装飾部9を有する線条材8を予め用意し、その線条材8をリボン片4〜7の中心部分に配置し、その線条材8の周囲でリボン片4〜7を図2に示すように織り(折り)進めて図1に示す立体モチーフ2あるいは装身具1を作る。
このようにして得られた装身具1では、リボン片4〜7からなる柔軟な立体モチーフ2の両端部に、線条材8より太い装飾部9が配置されるので、装飾部9が飾りになるとともに立体モチーフ2の抜け止め部として機能する。そのため、上記の装飾部9を有する構成では、立体モチーフ2の少なくとも長手方向での変形を回避もしくは抑制することができる。また、装飾部9は、その形状を工夫することにより、立体モチーフ2を繋ぐための連結部として機能させることができる。さらに、連結部10は装飾部9とは別に設けることができ、図1に示す例では、線条材8の端部に環状部として連結部10が設けられている。図1に示す線条材8を有する装身具1は、身に付ける場合に線条材8によって衣服などに取り付けることになる。したがって、取り扱い時や身に付けている場合などに力が掛かるとしても、その力を線条材8によって受けることになるので、リボン片4〜7からなる柔軟な立体モチーフ2が変形あるいは損傷することを未然に回避もしくは抑制することができる。
1…装身具、 2…立体モチーフ、 3…交差部、 4,5,6,7,20a,20b,30a,30b,40a,40b,50a,50b,60a,60b,70a,70b,100,101…リボン片、 20,30,40,50,60,70…リボン、 100a…切断端、 8…線条材、 9…装飾部、 10…連結部。
Claims (3)
- 互いに平行に配置された一対のリボン片と互いに平行に配置された他の一対のリボン片との交差部が市松模様を呈するように前記一対のリボン片と前記他の一対のリボン片とが交差し、それらの各リボン片がそれぞれのリボン片に交差している他のリボン片を包み込むように折り返えるとともに折り返っているリボン片同士が前記市松模様と同様の市松模様を呈するように交差して前記交差部上に他の交差部を形成し、これらの交差部が積み重なっている立体モチーフを備えたリボンを使用した装身具において、
前記各リボン片は、前記立体モチーフの端部側に切断端を有し、
前記切断端は、いずれかの前記リボン片の下側に位置した状態で前記立体モチーフに対して固定されている
ことを特徴とするリボンを使用した装身具。 - 前記各リボン片は、熱可塑性合成樹脂繊維によって構成され、
前記切断端における前記熱可塑性合成樹脂繊維同士が溶けて融合している
ことを特徴とする請求項1に記載のリボンを使用した装身具。 - 前記立体モチーフの中心部を前記交差部の積み重ね方向に沿って貫通した線条材を有し、
前記線条材の前記立体モチーフから突出している箇所に前記線条材に直交する方向に延び出た装飾部を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリボンを使用した装身具。
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