JP3203720B2 - トレンチの形成方法 - Google Patents

トレンチの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高集積化する半導体装
置のトレンチの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリ素子は高集積化が望まれている。
高集積化するためには、超微細加工技術が必要となる。
特にDRAM素子においては、トランジスタのみならず
大容量の微細コンデンサーを素子内に形成する必要があ
る。その方法の一例を図5〜図7により説明する。図5
に示す第1の従来例は、コンデンサー111を多層のフ
ィン構造に形成することにより、所望の容量を確保した
ものである。
【0003】第2の従来例としては図6に示す構造があ
る。この構造は、コンデンサー多結晶シリコン電極1
21の表面に多数の凸凹を形成し、その表面に誘電膜1
22を形成する。このため、誘電膜122の表面積が広
くなって、大容量が得られる。この形状のコンデンサー
は、誘電膜122の表面を凸凹にするプロセス条件を確
立すれば、コンデンサーの形成が容易になる利点があ
る。
【0004】さらに第3の従来例としては、図7に示す
トレンチを用いた構造がある。図に示すように、この構
造は、基板131に深く微細なトレンチ132を形成
し、トレンチ132の内壁にコンデンサー133を形成
したものである。この構造によって、コンデンサー13
3の容量を大きくするには、トレンチ132を深く形成
すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィン
構造のコンデンサーは、基板上に大きく突出した状態に
形成されるため、平坦化ができない。またフィンを大き
くするには限界があるので、コンデンサーの容量を非常
に大きくすることが困難である。また多結晶シリコンパ
ターンの表面を凸凹に形成する方法は、凸凹に形成され
る表面積を非常に大きくすることが困難である。さらに
トレンチを用いる方法では、深く細いトレンチを形成す
ることが非常に難しい。
【0006】本発明は、大容量のコンデンサーを形成す
ることが可能な壁面積の広いトレンチの形成方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたトレンチの形成方法である。すな
わち、第1の工程で、第1の基板の上層に第1のトレン
チを形成する。次いで第2の工程で、第1のトレンチの
内壁および第1の基板の表面にトレンチ形成膜を成膜し
た後、当該第1のトレンチの内部に絶縁体埋め込み部を
形成する。次に第3の工程で、第1の基板の表面に形成
したトレンチ形成膜を除去する。続いて第の工程で、
第1のトレンチを形成した側に、平坦化層を介して、第
2の基板を貼り合わせた後、当該トレンチ形成膜が露出
するまで、第1の基板を除去する。その後第の工程
で、トレンチ形成膜を除去して、第2のトレンチを形成
する。
【0008】
【作用】上記トレンチの形成方法では、基板に形成した
第1のトレンチの内壁にトレンチ形成膜を成膜し、さら
に第1のトレンチ内の空間を絶縁体で埋め込んだ後、ト
レンチ形成膜を除去して、第2のトレンチを形成したこ
とにより、第2のトレンチの幅は、トレンチ形成膜の膜
厚によって決定される。
【0009】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す形成工程
図により説明する。図1の(1)に示すように、まず第
1の工程として、通常のホトリソグラフィーとエッチン
グとによって、P型領域またはN型領域(図示せず)を
上層に設けた第1の基板11の上面側に第1のトレンチ
12を形成する。第1の基板11は、例えば単結晶シリ
コン基板が用いられる。このときのエッチング条件の一
例としては、エッチングガスに、流量が10sccmの
四塩化ケイ素(SiCl4 )と流量が10sccmの窒
素(N2 )とを混合したガスを用い、マイクロ波パワー
を850W(2MHz)、高周波出力を200Wに設定
する。
【0010】次いで図1の(2)に示す第2の工程の如
く、第1のトレンチ12の内壁と上記第1の基板11の
上面とにトレンチ形成膜13を成膜する。このトレンチ
形成膜13は、例えばタングステン(W)やチタン(T
i)等の高融点金属または炭化タングステン(WC),
窒化チタン(TiN),炭化チタン(TiC)等の金属
化合物よりなる。例えばトレンチ形成膜13を600n
mの厚さに形成する場合には、成膜条件の一例として、
反応ガスに流量が95sccmの六フッ化タングステン
(WF6)と流量が55sccmの水素(H2 )との混
合ガスを用い、成膜雰囲気の圧力を10.64kPa、
成膜温度を450℃に設定する。
【0011】続いて、例えばバイアスECR−CVD法
によって、上記トレンチ形成膜13を形成した第1のト
レンチ12の内部空間を埋め込む状態にしてトレンチ形
成膜13の上面に酸化シリコン膜14を成膜する。上記
成膜条件の一例としては、反応ガスに、流量が14sc
cmのシラン(SiH4 )と流量が35sccmの一酸
化二窒素(N2 O)と流量が72sccmのアルゴン
(Ar)との混合ガスを用い、マイクロ波パワーを1k
W、高周波出力を450Wに設定する。
【0012】次いで図1の(3)に示す如く、酸化シリ
コン膜14の上面にレジストを塗布してレジスト膜(図
示せず)を形成する。その後レジスト膜と酸化シリコン
膜14(2点鎖線で示す部分)とを、例えばマグネトロ
ン反応性イオンエッチング(マグネトロンRIE)によ
って、エッチバックする。そして第1のトレンチ12の
内部に酸化シリコン膜14よりなる絶縁体埋め込み部1
5を形成する。上記エッチバック条件の一例としては、
エッチングガスに、流量が50sccmのオクタフルオ
ロシクロブタン(C4 8 )を用い、エッチング雰囲気
の圧力を2Pa、高周波出力を1.2kWに設定する。
【0013】続いて図1の(4)に示す第3の工程のよ
うに、タングステンよりなるトレンチ形成膜13の2点
鎖線で示す部分をエッチバックして、第1のトレンチ1
2の内部のみにトレンチ形成膜13を残す。上記エッチ
バック条件の一例としては、エッチングガスに、流量が
50sccmの六フッ化イオウ(SF6 )を用い、エッ
チング雰囲気の圧力を1.33Pa、マイクロ波出力を
850W、高周波出力を15W(13.56MHz)に
設定する。
【0014】次いで図1の(5)に示す第4の工程のよ
うに、例えば化学的気相成長法によって、第1のトレン
チ12が形成されている側の全面に、酸化シリコン膜1
6を、例えば400nmの厚さに成膜する。このときの
成膜条件としては、例えば反応ガスに、流量が100s
ccmのシラン(SiH4 )と流量が1000sccm
の酸素(O2 )と流量が30SLMの窒素(N2 )との
混合ガスを用い、成膜温度を410℃に設定する。さら
に、例えば低圧の化学的気相成長法によって、上記酸化
シリコン膜16の上面に、多結晶シリコン膜17を、例
えば200nmの厚さに成膜する。このときの成膜条件
の一例としては、反応ガスに流量が100sccmのシ
ラン(SiH4 )と流量が400sccmの水素
(H2 )と流量が200sccmの窒素(N2 )との混
合ガスを用い、成膜温度を610℃、成膜雰囲気の圧力
を70Paに設定する。
【0015】続いて多結晶シリコン膜17の上面にレジ
ストを塗布してレジスト膜(図示せず)を形成した後、
例えばマイクロ波ドライエッチングによりレジスト膜と
多結晶シリコン膜17の表層とをエッチバックして、多
結晶シリコン膜17の表面を平坦化する。上記エッチバ
ック条件としては、例えばエッチングガスに、流量が6
0sccmのトリクロロトリフルオロエタン(C2 Cl
3 3 )と流量が10sccmの六フッ化イオウ(SF
6 )との混合ガスを用い、エッチング雰囲気の圧力を
1.33Pa、高周波出力を150Wに設定する。
【0016】次いで図1の(6)に示すように、多結晶
シリコン膜17の表面を研磨して平坦化層18を形成し
た後、水素結合を利用した通常のウエハの貼り合わせ法
によって、平坦化層18の上面に、第2の基板19を貼
り合わす。この第2の基板19には、例えば単結晶シリ
コン基板が用いられる。通常、平坦化層18の多結晶シ
リコン膜17と上記第2の基板19とは、接触させた状
態で、およそ1100℃の熱処理を行うことにより、貼
り合わされる。
【0017】その後図1の(7)に示す如く、第1の基
板11側を研削,研磨して、トレンチ形成膜13を露出
させる。この研磨においては、第1の基板11よりもト
レンチ形成膜13のほうが硬質なので、トレンチ形成膜
13が研磨ストッパになって、第1のシリコン基板11
の過剰研磨を防止する。なお、図1の(8)以降に示す
図1中の図は、図1の(7)に示した図を反転して、加
工を行った状態を示す。また平坦化層(18)と第2の
基板(19)との図示は省略する。
【0018】続いて図1の(8)に示す第の工程のよ
うに、例えばウェットエッチングによって、トレンチ形
成膜13(2点鎖線で示す部分)を選択的に除去するこ
とによって、第2のトレンチ20を形成する。このとき
のウェットエッチング条件としては、例えばエッチング
液に水(H2O):過酸化水素水(H2 2 ):アンモ
ニア(NH4 OH)を2:2:1の比率で混合した液を
用い、エッチング時間を凡そ10分間に設定する。なお
平坦化層(18)と第2の基板(19)との図示は省略
する。
【0019】上記トレンチの形成方法では、第1の基板
11に形成した第1のトレンチ12の内壁にトレンチ形
成膜13を成膜し、さらに第1のトレンチ12内の空間
に絶縁体埋め込み部15を形成した後、トレンチ形成膜
13を除去して、第2のトレンチ20を形成したことに
より、第2のトレンチ20の幅をトレンチ形成膜13の
膜厚で決定することが可能になる。
【0020】したがって、トレンチ形成膜13の膜厚を
制御することにより、第2のトレンチ20の幅を容易に
決定することが可能になる。このため、第2のトレンチ
20の幅は、ホトリソグラフィーにおけるエッチングマ
スクパターンの解像度によって規制されていた幅(例え
ばi線ステッパによる露光では0.35μm)の数分の
1程度の幅に形成することが可能になる。
【0021】次に上記トレンチの形成方法によって形成
したトレンチ(第2のトレンチ20)を用いて、トレン
チキャパシタを形成する方法を、図2,図3の製造工程
図(その1),(その2)により説明する。図では2重
構造のキャパシタの製造方法を説明する。
【0022】図2の(1)に示すように、例えば化学的
気相成長法によって、第2のトレンチ20の内壁と第1
の基板11の上面とに、リンシリケートガラス(PS
G)膜21を、例えば100nmの厚さに形成する。こ
のときの成膜条件としては、反応ガスに、流量が80s
ccmのシラン(SiH4 )と流量が7sccmのホス
フィン(PH3 )と流量が1000sccmの酸素(O
2 )と流量が3200sccmの窒素(N2 )との混合
ガスを用い、成膜温度を410℃、成膜雰囲気の圧力を
40Paに設定する。さらに例えば化学的気相成長法に
よって、PSG膜21の表面に、DOPOS(Doped P
oly Silicon)膜22を、例えば50nmの厚さに形成
する。このときの成膜条件としては、反応ガスに、流量
が500sccmのシラン(SiH4 )と流量が0.3
5sccmのホスフィン(PH3 )と流量が50scc
mのヘリウム(He)との混合ガスを用い、成膜温度を
580℃、成膜雰囲気の圧力を86.45Paに設定す
る。
【0023】次いで図2の(2)に示す如く、通常のホ
トリソグラフィー技術により、DOPOS膜22の上面
にレジストを塗布してレジストよりなるエッチングマス
ク23を形成する。その後、例えばドライエッチングに
よりDOPOS膜22(2点鎖線で示す部分)とPSG
膜21(1点鎖線で示す部分)とを除去して、パターン
24を形成する。上記DOPOS膜22のエッチング条
件としては、例えばエッチングガスに、流量が65sc
cmのトリクロロトリフルオロエタン(C2 Cl
3 3 )と流量が5sccmの六フッ化イオウ(S
6 )とを用い、エッチング雰囲気の圧力を13.3P
a、高周波出力を10Wに設定する。また上記PSG膜
21のエッチング条件は、前記図1の(3)で説明した
と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0024】その後、例えばアッシャー処理によって、
エッチングマスク23を除去する。続いて図2の(3)
に示すように、例えば化学的気相成長法によって、パタ
ーン24側の全面に、酸化シリコン膜25を、およそ1
00nmの厚さに成膜する。このときの成膜条件として
は、反応ガスに、流量が250sccmのシラン(Si
4 )と流量が250sccmの酸素(O2 )と流量が
100sccmの窒素(N2 )との混合ガスを用い、成
膜温度を420℃、成膜雰囲気の圧力を13.3Paに
設定する。
【0025】次いで図3の(4)に示す如く、通常のホ
トリソグラフィー技術により、酸化シリコン膜25の上
面にレジストを塗布してレジストよりなるエッチングマ
スク26を形成した後、例えばドライエッチングにより
酸化シリコン膜25の2点鎖線で示す部分を除去して、
パターン27を形成する。上記エッチング条件は、前記
図1の(3)で説明したと同様なので、ここでの説明は
省略する。
【0026】その後、例えばアッシャー処理によって、
エッチングマスク26を除去する。続いて図3の(5)
に示すように、例えば化学的気相成長法によって、第2
のトレンチ20の内部と上記パターン27側の全面と
に、多結晶シリコン膜28を例えば300nmの厚さに
成膜する。このときの成膜条件としては、反応ガスに、
流量が100sccmのシラン(SiH4 )と流量が4
00sccmのヘリウム(He)と流量が200scc
mの窒素(N2 )との混合ガスを用い、成膜温度を61
0℃、成膜雰囲気の圧力を70Paに設定する。
【0027】さらに多結晶シリコン膜28の表面にPS
G膜29を、例えば100nmの厚さに成膜する。この
ときの成膜条件としては、反応ガスに、流量が80sc
cmのシラン(SiH4 )と流量が7sccmのホスフ
ィン(PH3 )と流量が1000sccmの酸素
(O2 )と流量が3200sccmの窒素(N2 )との
混合ガスを用い、成膜温度を410℃、成膜雰囲気の圧
力を40Paに設定する。その後、900℃の温度雰囲
気中で20分間のアニール処理を行って、PSG膜29
中のリン(P)を第1の基板11中に拡散して、拡散層
30を形成する。それと同時に、拡散層30を活性化す
る。
【0028】次いで図3の(6)に示す如く、通常のホ
トリソグラフィー技術により、PSG膜29の上面にレ
ジストを塗布してレジストよりなるエッチングマスク3
1を形成した後、例えばドライエッチングによりPSG
膜29の2点鎖線で示す部分と多結晶シリコン膜28の
1点鎖線で示す部分とを除去して、パターン32を形成
する。上記PSG膜29のエッチング条件は、前記図1
の(4)で説明したと同様なので、ここでの説明は省略
する。また上記多結晶シリコン膜28のエッチング条件
は、前記図2の(2)で説明したDOPOS膜(22)
のエッチング条件と同様なので、ここでの説明は省略す
る。上記の如くして、2重構造のキャパシタ33が形成
される。
【0029】この2重構造のキャパシタ33は、拡散層
30とPSG膜21とDOPOS膜22とによって一方
のキャパシタが形成され、DOPOS膜22と酸化シリ
コン膜25と多結晶シリコン膜28とによって他方のキ
ャパシタが形成される。その後、例えばアッシャー処理
によって、上記エッチングマスク31を除去する。
【0030】上記第2のトレンチ20にシングル構造の
キャパシタを形成するには、図2の(2)で説明した第
2の工程を行った後、前記図3の(5)で説明した工程
以降の工程を行えばよい。この場合には、前記図1の
(2)で説明したトレンチ形成膜13の膜厚を300n
mに形成することにより、第2のトレンチ20のレイア
ウト面積を小さくすることが可能になる。
【0031】上記構成の2重構造のキャパシタ33を用
いてDRAMを構成する場合を、図4に示す製造工程図
により説明する。通常のMOSトランジスタを形成する
プロセスによって、図4の(1)に示すように、第1の
基板11上にゲート絶縁膜41を介してゲート42を形
成し、その後LDD拡散層43を形成する。次いでゲー
ト42の両側壁にサイドウォール44を形成した後、第
1の基板11の上層に高濃度拡散層45を形成して、上
記LDD拡散層43と高濃度拡散層45とによってソー
ス・ドレイン領域46,47を構成する。このとき、一
方側のソース・ドレイン領域46は2重構造のキャパシ
タ33の拡散層30に接合する。このようにしてMOS
トランジスタ48が構成される。
【0032】さらに図4の(2)に示すように、上記M
OSトランジスタ48と上記2重構造のキャパシタ33
とを接続する。接続するには、まず例えば化学的気相成
長法によって、MOSトランジスタ48と2重構造のキ
ャパシタ33とを覆う状態にして、第1の基板11上
に、例えばSiO2 よりなる第1の層間絶縁膜51を形
成する。次いで通常のホトリソグラフィーとエッチング
とによって、2重構造のキャパシタ33のDOPOS膜
22上の第1の層間絶縁膜51にコンタクトホール52
を形成する。その後コンタクトホール52の内部と第1
の層間絶縁膜51の上面とに、導電性不純物を導入した
多結晶シリコン膜(53)を形成し、次いで通常のホト
リソグラフィーとエッチングとによって、コンタクトホ
ール52に多結晶シリコン膜(53)よりなる電極54
を形成する。
【0033】続いて、例えば化学的気相成長法によっ
て、電極54を覆う状態にして、第1の層間絶縁膜51
上に、例えばSiO2 よりなる第2の層間絶縁膜55を
形成する。次いで通常のホトリソグラフィーとエッチン
グとによって、2重構造のキャパシタ33の多結晶シリ
コン膜28上の第2の層間絶縁膜55と第1の層間絶縁
膜51とPSG膜29とを貫通するコンタクトホール5
6と、ソース・ドレイン領域46上の層間絶縁膜51,
55を貫通するコンタクトホール57とを形成する。そ
の後コンタクトホール56,57の内部と第2の層間絶
縁膜55の上面とに、例えばアルミニウム合金やアルミ
ニウム等の金属膜58を形成し、次いで通常のホトリソ
グラフィーとエッチングとによって、上記金属膜58の
2点鎖線で示す部分を除去し、各コンタクトホール5
6,57に金属膜58で電極59を形成する。
【0034】上記の如くして、DRAM60が形成され
る。このDRAM60は、1トランジスタ(MOSトラ
ンジスタ48)と1キャパシタ(2重構造のキャパシタ
33)とによって構成されている。しかも2重構造のキ
ャパシタ33は2個のキャパシタを並列に接続したのと
同様なので、DRAM60の記憶容量は大容量化され
る。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1の基板に形成した第1のトレンチの内壁にトレンチ
形成膜を成膜し、さらに第1のトレンチ内の空間を絶縁
体で埋め込んだ後、第1のトレンチの底部側よりトレン
チ形成膜を除去して第2のトレンチを形成した。このた
め、第2のトレンチの幅は、トレンチ形成膜の膜厚によ
って決定されるので、数十nm程度の非常に狭いトレン
チの形成が可能になる。また第2のトレンチの深さは、
第1のトレンチの深さによって決定されるので、数μm
程度の深いトレンチの形成が可能になる。したがって、
上記形成方法によって形成されたトレンチを用いること
により、大容量のキャパシタを狭いレイアウト面積に形
成することが可能になるので、素子の高集積化が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造工程図である。
【図2】キャパシタの製造工程図(その1)である。
【図3】キャパシタの製造工程図(その1)である。
【図4】DRAMの製造工程図である。
【図5】第1の従来例のコンデンサーの概略断面図であ
る。
【図6】第2の従来例のコンデンサーの概略断面図であ
る。
【図7】第3の従来例のコンデンサーの概略断面図であ
る。
【符号の説明】
11 第1の基板 12 第1のトレンチ 13 トレンチ形成膜 15 絶縁体埋め込み部 18 平坦化層 19 第2の基板 20 第2のトレンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/108 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/04 H01L 21/3065 H01L 21/768 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板の上層に第1のトレンチを形
    成する第1の工程と、前記第1のトレンチの内壁および
    前記第1の基板の表面に第1の基板よりも硬質な高融点
    金属または高融点金属化合物からなるトレンチ形成膜を
    成膜した後、当該第1のトレンチの内部に絶縁体埋め込
    み部を形成する第2の工程と、前記第1の基板の表面に形成した前記高融点金属または
    前記高融点金属化合物からなるトレンチ形成膜を除去す
    る第3の工程と、 前記第1のトレンチを形成した側に、平坦化層を介して
    第2の基板を貼り合わせた後、前記第1のトレンチを形
    成した側とは反対側から当該トレンチ形成膜が露出する
    まで、前記第1の基板を除去する第の工程と、 前記トレンチ形成膜を除去して、第2のトレンチを形成
    する第の工程とよりなることを特徴とするトレンチの
    形成方法。
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JPS61227444A (ja) * 1985-04-01 1986-10-09 Nissan Motor Co Ltd 伝送異常検出回路

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JPH05167013A (ja) 1993-07-02

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