JP3203349B2 - 感光ドラムの欠陥検出方法 - Google Patents

感光ドラムの欠陥検出方法

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JP3203349B2
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年功 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光ドラムの欠陥を
検出する方法の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の感光ドラムの欠陥を検出する方法
として、第1に、微小な検出面積を有する表面電位計を
感光ドラムの表面に並列させて感光ドラムの表面電位を
測定するか、あるいはスキャンする方法で一度帯電させ
た感光ドラムの表面電位を測定し、つぎに除電を行った
後、再度感光ドラムの表面電位を測定する方式があっ
た。
【0003】第2に光学的検査方式があるが、これは感
光ドラムの表面をCCDラインセンサー、もしくはCC
Dカメラ等で見て検査する方式があった。
【0004】第3に本件出願人が出願している特願昭6
2−184558号(特開昭64−28536号)のも
のがあるが、これは透明電極を通して細い光ビームを照
射することによって生じる電荷の移動量を測定して感光
ドラムの欠陥を検出する方式のものであった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】上述した従来例とし
て列挙した第1の方式では、微小検出面積の表面電位計
を使用するものであるが、プローブは、被測定面である
感光ドラムの表面に接近しなくてはならないために、被
測定面に帯電している電荷がプローブにリークし、これ
を防止するために、適当なバイアス電圧をプローブに加
えたり、被測定面とプローブとの間に放電開始電圧の高
いガスを流す必要があり、これらの要件を十分に満たす
ために特殊な構造のプローブが必要となっていた。
【0006】また、表面電位計は、振動型が作りにくい
ために静止型が使用されるが、この場合プローブと被測
定面とのギャップを一定に保つ必要が有るため、プロー
ブにサーボ機構を組み込んで感光ドラムとの距離を検出
しながら使えるように構成することが必要であった。こ
れは、静止型の表面電位計の場合、検出電流が検出電極
と被測定面との距離に大きく依存(距離の2倍)するば
かりでなく、検出面積も大きく変化してしまうため、測
定値の正確さを確保するために重要なことであった。一
例として、Φ50μmの検出電極を用い、プローブと被
測定面(感光ドラムの表面)との距離を30μm±5μ
mに保つようにして、さらに、プローブと被測定面との
間に六フッ化硫黄ガスを流し、感光ドラム面の電位を計
測した例がある。この方式による欠陥検査システムは、
常にガスを流していなくてはならないし、さらに、高精
度のサーボ機構でドラム全体をスキャンさせて測定する
場合など、全体的に安定した装置を製作することが難し
く、しかも高価にならざるを得なかった。
【0007】つぎに第2の方式である被測定面(感光ド
ラムの表面)に光を照射して、反射される光のスペクト
ラムを分析して検査する方式や、カメラのように被測定
面を映像として捕らえて正常と異常を検出しようとする
方式のものである。
【0008】この検査方式には、共通していくつかの欠
点があり、その一つは、感材の色がまちまちで、信号と
して取りにくい色、例えば茶色や黒に近い色の感光ドラ
ムでは、検出信号の判定が難しいために、誤りの多いシ
ステムになっていた。また、例えば色むらがあったとし
ても、それが必ず欠点とはならないために、誤りが発生
するケースがあった。
【0009】一般的に被測定面である感光ドラムの検査
では、帯電特性と光減衰特性が重要であって、これらの
測定項目を無視することが、そのまゝ誤りの発生につな
がるものである。
【0010】第3の方式として、本件出願人が提案して
いる細い光ビームを照射して検出する方式の外に、それ
とは別個に提案している実願平1−8688号(実開平
2−101210号)の感光ドラムの欠点検出用検出電
極装置によって、感光ドラムの欠点検出方式の実用化が
進められているが、検出可能な欠陥の大きさをより小さ
くする場合には、必要な検出電流を得るために、検出電
極を被測定面(感光ドラム)に近づける必要があり、従
って近づけてやると、被測定面の電荷のリークを防止す
る必要があった。しかしこの方式では、距離の「ギャッ
プ」の変化は単に検出量の変化になるだけで、検出面積
の変化にはならないし、検出面積の確定は、照射する光
ビームの径に依存するからである。
【0011】しかるに本発明の欠陥検出方式のものは、
前述した従来の欠陥を解消し、感光ドラムの測定項目で
ある光減衰特性と帯電特性に関する測定値を、検出信号
として充分大きいS/N比の信号を処理するようにすれ
ばよいために、複雑な検出装置を使用する必要性を全く
なくすと共に、複雑な制御工程を解消して検出のための
処理速度を著しく迅速になさしめるようにしたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、被試験体の感
光ドラムを嵌脱容易にして、しかも回転自在にセットし
た後、感光ドラムに帯電させ、ついで帯電させた感光ド
ラムを露光し、露光後前記ドラムに検査用トナーを付着
し、トナーが付着した状態をCCDラインセンサーもし
くはCCDカメラを介して感光ドラムの光減衰の欠陥の
有無を検出せしめると共に、
【0013】さらに再度感光ドラムに帯電させ、帯電後
そのまゝ検出用トナーを付着させ、前記トナーが付着し
た状態をCCDラインセンサーもしくはCCDカメラを
介して感光ドラムの帯電の欠陥を検出し、
【0014】検出後はトナーを除去し、光消去を行って
セットしている感光ドラムを離脱せしめるようにしたこ
とを特徴とする感光ドラムの欠陥検出方法である。
【0015】
【作用】本発明の作用を説明すれば以下のとおりであ
る。
【0016】被検査体の感光ドラムを回転できるように
嵌着した後、感光ドラムの外周部に装着した帯電器を介
して感光ドラムの一様に帯電させる。帯電させた後、露
光して光による消去を行ってやる。前記のように光によ
る消去を行ってやると、光減衰のしない欠陥の場合、感
光ドラムに電荷が残っているので、消去後は検査用トナ
ーを付着しようとすると、欠陥部分にだけ検査用トナー
が付着する。従って感光ドラムに対し検査用トナーを付
着した後、検査カメラ等の検出装置を介して検査をすれ
ば光減衰の強弱が検出できる。
【0017】以上の検査方式によって、感光ドラムの特
性の一つである光減衰特性の検査ができる。
【0018】さらに上述のように検出装置による検査終
了後、感光ドラムに対し帯電器を介して帯電させ、その
まゝ検査用トナーを付着させる。その結果前記ドラムに
帯電がなされなかった個所には、トナーが付着しないこ
とになる。以上のように検査用トナーの付着の有無を、
検査装置を介して検査することによって、感光ドラムの
帯電特性を検出することができる。
【0019】検査終了後は、感光ドラムに付着している
トナーを回収装置を介してトナーを除去し、除去後、感
光ドラムを離脱させて感光ドラムの夫々の特性の検査を
終了させる。
【0020】本発明において使用する検査用トナーは、
前記したように単に欠陥を見つけるためだけなので、被
測定面(感光ドラム)の表面に対してコントラストの大
きい色や形状の物が使用できるので、検出信号として充
分にS/N比の取れた値が得られる。
【0021】また、説明の便宜上帯電した感光ドラムに
付着させるものをトナーと称しているが、前記したよう
に、単に欠陥を見つけるためだけなので、実際のトナー
と異なっていても何ら支障が無いものである。
【0022】さらに本発明において使用される検出装置
として、CCDラインセンサーやCCDカメラを用いる
場合、被測定面に光を照射する必要があるが、この場
合、試料(感光ドラム)の光感度の無い波長(色)の光
を使えばよい。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を説明すると以下のとおりで
ある。
【0024】1は本発明において使用される回転自在に
装着した感光ドラムである。2は感光ドラム1の外周部
に装着した前記ドラム1の表面に帯電させる帯電器であ
る。3は前記帯電器2によって前記ドラム1が帯電々位
をモニターするための表面電位計プローブであって、前
記ドラム1の外周部に装着する。4は帯電させた前記ド
ラム1を露光するための露光部、5は検査用トナー6を
貯溜した現像器、8は前記トナー6を前記ドラム1に付
着させる回転式付着部である。9は検出装置であり、こ
の装置としてCCDラインセンサー10やCCDカメラ
11が使用されるが、この場合、感光ドラム1の光感度
のない波長(色)の光を使用すればよい。12は転写
部、13は検出装置9による検査後、感光ドラム1に付
着しているトナー6を回収する以前に除電させるための
除電部であり、7はトナー回収トレー、14は回収ベル
ト15の搬送用回転駆動部である。
【0025】なお従来使用されていた感光ドラムの欠陥
検出装置について説明すると以下のとおりである。即ち
16はCCDラインセンサー10を使用するときの光源
部、17は光の照射方向指示部、18は反射光のスペク
トラム、19はCCDカメラ11に対する光の照射方向
指示部、20は感光ドラム1の夫々の特性を検査するた
めの検出装置を構成するプローブ21と前記ドラム1と
の間に六フッ化硫黄ガスを流し込むパイプ、22は前記
ガスの貯溜部、23は露光部、24はコロトロン、25
は高圧電源である。
【0026】
【効果】本発明は以下に示す効果を奏する。
【0027】本発明は、嵌脱自在にして、しかも回転自
在に装着した被試験体の感光ドラムに対し、前記ドラム
の外周部に装着している帯電器を介して前記ドラムに一
様に帯電し、ついで露光し、露光後検査用トナーを付着
せしめ、トナーの付着状態をCCDラインセンサーもし
くはCCDカメラを介して感光ドラムの光減衰の欠陥の
有無を検出せしめると共に、さらに前記ドラムに帯電
し、帯電後検査用トナーを付着させ、付着したトナーの
状態をCCDラインセンサーもしくはCCDカメラを介
して帯電の状態を検出し、検出後前記トナーを除去し、
光消去を行って前記ドラムを離脱せしめるようにしたの
で、感光ドラムの光減衰特性と帯電特性の検査を複雑な
検出装置を使用することなく、しかも複雑な制御を不要
にして検査に要する処理速度を著しくスピードアップす
ることができるようにしたものである。
【0028】さらに本発明は上述のような工程によっ
て、感光ドラムの重要な光減衰特性と帯電特性とを測定
するようにしたので、検出信号として充分に大きいS/
N比の信号を処理するだけで足り、従って複雑な検出装
置を製作する必要が解消されるに至ったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明感光ドラムの欠陥検出方法の第1実施例
を示す図である。
【図2】同第2実施例を示す図である。
【図3】同方法の工程を示す系統図である。
【図4】感光ドラムの欠陥検出装置として従来使用され
ていたCCDラインセンサーの使用状態を示す図であ
る。
【図5】感光ドラムの欠陥検出装置として従来使用され
ていたCCDカメラの使用状態を示す図である。
【図6】従来例である感光ドラムの欠陥検出装置の要部
を示す図である。
【符号の説明】
1・・・感光ドラム 2・・・帯電器 3、21・
・・プローブ 4、23・・・露光部 5・・・現像器 6・・・
検査用トナー 7・・・トレー 8・・・回転式付着部 9・・・
検出装置 10・・・CCDラインセンサー 11・・・CCD
カメラ 12・・・転写部 13・・・除電部 14・・・
搬送用回転駆動部 15・・・回収ベルト 16・・・光源部 17、19・・・照射方向指示部 18・・・スペク
トラム 20・・・パイプ 22・・・貯溜部 24・・・
コロトロン 25・・・高圧電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02 G01N 21/84 - 21/958 G01B 11/00 - 11/30 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被試験体の感光ドラムを嵌脱容易にして、
    しかも回転自在にセットした後、感光ドラムに帯電さ
    せ、ついで帯電させた感光ドラムを露光し、露光後前記
    ドラムに検査用トナーを付着し、トナーが付着した状態
    をCCDラインセンサーもしくはCCDカメラを介して
    感光ドラムの光減衰の欠陥の有無を検出せしめると共
    に、 さらに再度感光ドラムに帯電させ、帯電後そのまゝ検出
    用トナーを付着させ、前記トナーが付着した状態をCC
    DラインセンサーもしくはCCDカメラを介して感光ド
    ラムの帯電の欠陥を検出し、 検出後はトナーを除去し、光消去を行ってセットしてい
    る感光ドラムを離脱せしめるようにしたことを特徴とす
    る感光ドラムの欠陥検出方法。
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