JP3203282B2 - 発光デバイス用窒化インジウムガリウム半導体 - Google Patents

発光デバイス用窒化インジウムガリウム半導体

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JP3203282B2 JP10655493A JP10655493A JP3203282B2 JP 3203282 B2 JP3203282 B2 JP 3203282B2 JP 10655493 A JP10655493 A JP 10655493A JP 10655493 A JP10655493 A JP 10655493A JP 3203282 B2 JP3203282 B2 JP 3203282B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は青色発光ダイオード、青
色レーザダイオード等に使用される発光デバイス用窒化
インジウムガリウム半導体に関する。
【0002】
【従来の技術】青色ダイオード、青色レーザーダイオー
ド等に使用される実用的な半導体材料として窒化ガリウ
ム(GaN)、窒化インジウムガリウム(InGa
N)、窒化ガリウムアルミニウム(GaAlN)等の窒
化ガリウム系化合物半導体が注目されており、その中で
もInGaNはバンドギャップが2eV〜3.4eVま
であるため非常に有望視されている。
【0003】従来、有機金属気相成長法(以下MOCV
D法という。)によりInGaNを成長させる場合、成
長温度500℃〜600℃の低温で、サファイア基板上
に成長されていた。なぜなら、InNの融点はおよそ5
00℃、GaNの融点はおよそ1000℃であるため、
600℃以上の高温でInGaNを成長させると、In
GaN中のInNの分解圧がおよそ10気圧以上とな
り、InGaNがほとんど分解してしまい、形成される
ものはGaのメタルとInのメタルの堆積物のみとなっ
てしまうからである。従って、InGaNを成長させよ
うとする場合は成長温度を低温に保持しなければならな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような条件の下で
成長されたInGaNの結晶性は非常に悪く、例えば室
温でフォトルミネッセンス測定を行っても、バンド間発
光はほとんど見られず、深い準位からの発光がわずかに
観測されるのみであり、青色発光が観測されたことはな
かった。しかも、X線回折でInGaNのピークを検出
しようとしてもほとんどピークは検出されず、その結晶
性は、単結晶というよりも、アモルファス状結晶に近い
のが実状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】青色発光ダイオード、
青色レーザダイオード等の青色発光デバイスを実現する
ためには、高品質で、かつ優れた結晶性を有するInG
aNの実現が強く望まれている。よって、本発明はこの
問題を解決すべくなされたものであり、その目的とする
ところは、高品質で結晶性に優れた発光デバイス用窒化
インジウムガリウム半導体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】我々はInGaNをMO
CVD法で成長するにあたり、原料ガスのキャリアガス
として窒素を用い、さらに従来のようにサファイアの上
でなくGaNまたはGaAlNの上に成長させることに
より、600℃より高い温度でも、優れた結晶性で成長
でき、しかも、特定の元素をドープしながら成長させる
ことにより、その結晶性、特性が格段に向上することを
新たに見いだし本発明をなすに至った。
【0007】すなわち、本発明に係る発光デバイス用窒
化インジウムガリウム半導体は、基板上に次に成長させ
るGaN層又はAlGaN層より低温で成長させたバッ
ファ層を介してGaN層又はAlGaN層を成長させ、
その上に成長された窒化インジウムガリウム半導体(I
XGa1-XN、0<X<0.5)であって、前記窒化イ
ンジウムガリウム半導体はSi若しくはGeが1018
1020/cm3の範囲でドープされ、フォトルミネッセ
ンス強度が増大した単結晶からなることを特徴とする。
また、本発明に係る窒化インジウムガリウム半導体の成
長方法は、有機金属気相成長法による窒化インジウムガ
リウム化合物半導体の成長方法であって、基板上に次に
成長させるGaN層又はAlGaN層より低温でバッフ
ァ層を成長させ、さらにそのバッファ層よりも高温でG
aN層又はAlGaN層を成長させ、さらにその上に原
料ガスとしてガリウム源のガスと、インジウム源のガス
と、窒素源のガスと、ケイ素源のガスまたはゲルマニウ
ム源のガスとを用い、さらに前記原料ガスのキャリアガ
スを窒素として、600℃より高い成長温度で、前記G
aN層又はAlGaN層の上に、SiまたはGeを10
18〜1020/cm3の範囲でドープした単結晶からなる
一般式InXGa1-XN(但しXは0<X<0.5)で表さ
れる窒化インジウムガリウム半導体を成長させることを
特徴とする。
【0008】MOCVD法による本発明の成長方法にお
いて、原料ガスには、例えばGa源としてトリメチルガ
リウム{Ga(CH33:TMG}、トリエチルガリウ
ム{Ga(C253:TEG}、窒素源としてアンモ
ニア(NH3)、ヒドラジン(N24)、インジウム源
としてトリメチルインジウム{In(CH33:TM
I}、トリエチルインジウム{In(C253:TE
I}、ケイ素源としてシラン(SiH4)、ゲルマニウ
ム源としてゲルマン(GeH4)等を好ましく用いるこ
とができる。
【0009】さらに、前記原料ガスのキャリアガスとし
て窒素を使用することにより、600℃より高い成長温
度でも、InGaN中のInNが分解して結晶格子中か
ら出ていくのを抑制することができる。
【0010】成長中に供給する原料ガス中のインジウム
源のガスのインジウムのモル比は、ガリウム1に対し、
好ましくは0.1以上、さらに好ましくは1.0以上に
調整する。インジウムのモル比が0.1より少ないと、
InGaNの混晶が得にくく、また結晶性が悪くなる傾
向にある。なぜなら、本発明の成長方法は600℃より
高い温度でInGaNを成長させるため、多少なりとも
InNの分解が発生する。従ってInNがGaN結晶中
に入りにくくなるため、好ましくその分解分よりもイン
ジウムを多く供給することによって、InNをGaNの
結晶中に入れることができる。従って、インジウムのモ
ル比は高温で成長するほど多くする方が好ましく、例え
ば、900℃前後の成長温度では、インジウムをガリウ
ムの10〜50倍程度供給することにより、X値を0.
5未満とするInXGa1-XNを得ることができる。
【0011】成長温度は600℃より高い温度であれば
よく、好ましくは700℃以上、900℃以下の範囲に
調整する。600℃以下であると、GaNの結晶が成長
しにくいため、InGaNの結晶ができにくく、できた
としても従来のように結晶性の悪いInGaNとなる。
また、900℃より高い温度であるとInNが分解しや
すくなるため、InGaNがGaNになりやすい傾向に
ある。
【0012】供給するインジウムガスのモル比、成長温
度は目的とするInXGa1-XNのX値0<X<0.5の範
囲において、適宜変更できる。例えばInを多くしよう
とすれば650℃前後の低温で成長させるか、または原
料ガス中のInのモル比を多くすればよい。Gaを多く
しようとするならば900℃前後の高温で成長させれば
よい。しかしながら、600℃より高い温度でX値を
0.5以上とするInXGaN1-XNを成長させることは
非常に困難であり、またX値を0.5以上とするInX
1-XNを発光ダイオード等の発光デバイスに使用した
場合、その発光波長は黄色の領域にあり、青色、紫外と
して使用し得るものではないため、X値は0.5未満を
限定理由とした。
【0013】
【作用】図2は、本発明の成長方法において、供給した
Siと、得られたSiドープInGaNのフォトルミネ
ッセンス強度の関係を示す図である。これは、キャリア
ガスとして窒素を2リットル/分、原料ガスとしてTM
Gを2×10-6モル/分、TMIを20×10-6モル/
分、NH3を4リットル/分で供給し、さらにSiをド
ープするため、シランガスの供給量を変えて、GaN層
上にSiをドープしたIn0.25Ga0.75Nを成長させ、
R>成長後、得られたSiドープIn0.25Ga0.75N層
に、10mWのHe−Cdレーザーを照射し、その45
0nmにおけるフォトルミネッセンス強度を測定したも
のである。なお、この図は、GaN層上に形成したSi
をドープしないIn0.25Ga0.75N層のフォトルミネッ
センス強度を1とした場合の相対強度で示している。こ
のSiをドープしないIn0.25Ga75Nのフォトルミネ
ッセンスのスペクトルを図4に示す。これとは別に、本
発明のSiをドープしたIn0.25Ga0.75Nのフォトル
ミネッセンスのスペクトルを図5に示す。
【0014】図2に示すように、Siをドープするに従
ってInGaNのフォトルミネッセンス強度が飛躍的に
増大する。原料ガス中のケイ素のモル比をガリウム1に
対し、1×10-5〜0.05の範囲に調整することによ
り、その強度はSiをドープしないものに比較して、5
倍以上に達し、最大では60〜70倍にも向上する。
【0015】図3も同じく、供給したGeと、得られた
GeドープIn0.25Ga0.75Nのフォトルミネッセンス
強度の関係を示す図である。これも、キャリアガスとし
て窒素を2リットル/分、原料ガスとしてTMGを2×
10-6モル/分、TMIを20×10-6モル/分、NH
3を4リットル/分と先ほどと同条件で供給し、さらに
Geをドープするためゲルマンガスの供給量を変えて、
GaN層上にGeをドープしたIn0.25Ga0.75Nを成
長させ、成長後、得られたGeドープIn0.25Ga0.75
N層の450nmにおけるフォトルミネッセンス強度を
測定したものである。なお、この図も、GaN層上に形
成した何もドープしないIn0.25Ga0.75N層のフォト
ルミネッセンス強度を1とした場合の相対強度で示して
いる。
【0016】図3も図2と同様に、Geをドープするに
従ってInGaNのフォトルミネッセンス強度が飛躍的
に増大し、原料ガス中のゲルマニウムのモル比をガリウ
ム1に対し、1×10-4〜0.5に調整することによ
り、その強度はSiをドープしないものに比較して、5
倍以上に達し、最大では、同じく60〜70倍にも向上
することが分かる。
【0017】以上のようにしてInGaNを成長させる
ことにより、InGaN中にSiまたはGeを1016
cm3〜1022/cm3でドープすることができる。フォトル
ミネッセンスの結果より、その最適値は1018〜1020
/cm3である。
【0018】本発明の成長方法は、原料ガスのキャリア
ガスを窒素とすることにより、600℃より高い成長温
度において、InGaNの分解を抑制することができ、
またInNが多少分解しても、原料ガス中のインジウム
を多く供給することにより高品質なInGaNを得るこ
とができる。
【0019】さらに、従来ではサファイア基板の上にI
nGaN層を成長させていたが、サファイアとInGa
Nとでは格子定数不整がおよそ15%以上もあるため、
得られた結晶の結晶性が悪くなると考えられる。一方、
本発明ではGaNまたはGaAlN層の上に成長させる
ことにより、その格子定数不整を5%以下と小さくする
ことができるため、結晶性に優れたInGaNを形成す
ることができる。図4はGaN層の上に成長したInG
aNであるが、それを顕著に表しており、従来法では、
InGaNのフォトルミネッセンスのスペクトルは全く
測定できなかったが、本発明では明らかに結晶性が向上
しているために450nmの青色領域に発光ピークが現
れている。また、本発明の成長方法において、このGa
NのGaの一部をAlで置換してもよく、技術範囲内で
ある。
【0020】さらにまた、Si、Geをドープすること
により、ドープしないものに比較して、フォトルミネッ
センス強度を5〜70倍と飛躍的に増大させることがで
きる。これは、Si、Geの効果によりさらに結晶性、
品質が向上していることを顕著に示すものである。図5
はそれを示す図であり、図4の1/50のレンジでスペ
クトルを測定したものであり、格段に発光強度が増大し
ていることが分かる。
【0021】
【実施例】以下、図面を元に実施例で本発明の成長方法
を詳説する。図1は本発明の成長方法に使用したMOC
VD装置の主要部の構成を示す概略断面図であり、反応
部の構造、およびその反応部と通じるガス系統図を示し
ている。1は真空ポンプおよび排気装置と接続された反
応容器、2は基板を載置するサセプター、3はサセプタ
ーを加熱するヒーター、4はサセプターを回転、上下移
動させる制御軸、5は基板に向かって斜め、または水平
に原料ガスを供給する石英ノズル、6は不活性ガスを基
板に向かって垂直に供給することにより、原料ガスを基
板面に押圧して、原料ガスを基板に接触させる作用のあ
るコニカル石英チューブ、7は基板である。TMG、T
MI等の有機金属化合物ソースは微量のバブリングガス
によって気化され、シラン、ゲルマン等のドーピングガ
スと共にメインガスであるキャリアガスによって反応容
器内に供給される。
【0022】[実施例1]まず、よく洗浄したサファイ
ア基板7をサセプター2にセットし、反応容器内を水素
で十分置換する。
【0023】次に、石英ノズル5から水素を流しながら
ヒーター3で温度を1050℃まで上昇させ、20分間
保持しサファイア基板7のクリーニングを行う。
【0024】続いて、温度を510℃まで下げ、石英ノ
ズル5からアンモニア(NH3)4リットル/分と、キ
ャリアガスとして水素を2リットル/分で流しながら、
TMGを27×10ー6モル/分流して1分間保持してG
aNバッファー層を約200オングストローム成長す
る。この間、コニカル石英チューブ7からは水素を10
リットル/分と、窒素を10リットル/分とで流し続
け、サセプター2をゆっくりと回転させる。
【0025】バッファ層成長後、TMGのみ止めて、温
度を1030℃まで上昇させる。温度が1030℃にな
ったら、同じく水素をキャリアガスとしてTMGを54
×10ー6モル/分で流して30分間成長させ、GaN層
を2μm成長させる。
【0026】GaN層成長後、温度を800℃にして、
キャリアガスを窒素に切り替え、窒素を2リットル/
分、TMGを2×10-6モル/分、TMIを20×10
-6モル/分、シランガスを2×10-9モル/分、アンモ
ニアを4リットル/分で流しながら、SiドープInG
aN層を60分間成長させる。なお、この間、コニカル
石英チューブ7から供給するガスも窒素のみとし、20
リットル/分で流し続ける。
【0027】以上のようにして得られたInGaN層の
X線ロッキングカーブを取ると、In0.25Ga0.75Nの
組成を示すところにピークを有しており、その半値幅は
6分であった。この6分という値は従来報告されている
中では最小値であり、本発明の方法によるInGaNの
結晶性が非常に優れていることを示している。また、S
IMSにより、InGaN中のSiを測定したところ、
2×1019/cm3であった。
【0028】[実施例2]GaN層成長後、TMGを2
×10-6モル/分、TMIを20×10-6モル/分、ゲ
ルマンガスを2×10-8モル/分で流す他は実施例1と
同様にして、GeドープInGaN層を成長させた。
【0029】得られたInGaN層にHe−Cdレーザ
ーを照射してそのフォトルミネッセンスを測定すると、
450nmに発光ピークを有しており、X線ロッキング
カーブを測定すると、In0.25Ga0.75Nの組成を示す
ところにピークを有しており、その半値幅は同じく6分
であった。また、InGaN中のGe濃度はおよそ1×
1019/cm3であった。
【0030】[実施例3]GaN層成長後、TMIを2
×10-7モル/分で流す他は実施例1と同様にして、S
iドープInGaN層を成長させた。
【0031】得られたInGaN層のX線ロッキングカ
ーブを測定すると、In0.08Ga0.92Nの組成を示すと
ころにピークを有しており、その半値幅は6分であっ
た。またHe−Cdレーザーを照射してそのフォトルミ
ネッセンスを測定すると、390nmに強い紫色のIn
GaNのバンド間発光が見られた。
【0032】[実施例4]実施例1のバッファ層成長
後、TMGのみ止めて、温度を1030℃まで上昇させ
る。温度が1030℃になったら、同じく水素をキャリ
アガスとしてTMGを54×10ー6モル/分、TMAを
6×10-6モル/分で流して30分間成長させ、Ga0.
9Al0.1N層を2μm成長させる他は実施例1と同様に
してGa0.9Al0.1N層の上にSiドープInGaN層
を成長させた。その結果、得られたInGaN層のX線
ロッキングカーブは、同じくIn0.25Ga0.75Nの組成
を示すところにピークを有しており、その半値幅は6分
であった。またSi濃度も2×1019/cm3と同一であ
った。
【0033】
【発明の効果】本発明の成長方法によると、従来では不
可能であったInGaN層の単結晶を成長させることが
でき、またSi、Geをドープして成長させることによ
り、その結晶性、品質をさらに向上させることができ
る。従って本発明により実用的なInGaNが得られる
ため、将来開発される青色発光デバイスに積層される半
導体材料をダブルへテロ構造にでき、青色レーザーダイ
オードが実現可能となり、その産業上の利用価値は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成長方法の一実施例に使用したMO
CVD装置の主要部の構成を示す概略断面図。
【図2】 本発明の成長方法による、供給したSiと、
得られたSiドープInGaNのフォトルミネッセンス
強度の関係を示す図。
【図3】 本発明の成長方法による、供給したGeと、
得られたGeドープInGaNのフォトルミネッセンス
強度の関係を示す図。
【図4】 本発明の一実施例の工程で得られるInGa
Nのフォトルミネッセンス測定によるスペクトルを示す
図。
【図5】 本発明の一実施例によるInGaNのフォト
ルミネッセンス測定によるスペクトルを示す図。
【符号の説明】
1・・・・・・・・反応容器 2・・・・・・・・サセプター 3・・・・・・・・ヒーター 4・・・・・・・・制御軸 5・・・・・・・・石英ノズル 6・・・・・・・・コニカル石英
チューブ 7・・・・・・・・基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−68579(JP,A) Jpn.J.Appl.Phy Pa rt.2.31[108](1992)p.L 1457−1459

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に次に成長させるGaN層又はA
    lGaN層より低温で成長させたバッファ層を介してG
    aN層又はAlGaN層を成長させ、その上に成長され
    た窒化インジウムガリウム半導体(InXGa1-XN、0
    <X<0.5)であって、 前記窒化インジウムガリウム半導体はSi若しくはGe
    が1018〜1020/cm3の範囲でドープされ、フォト
    ルミネッセンス強度が増大した単結晶からなることを特
    徴とする発光デバイス用窒化インジウムガリウム半導
    体。
  2. 【請求項2】 有機金属気相成長法による窒化インジウ
    ムガリウム化合物半導体の成長方法であって、基板上に
    次に成長させるGaN層又はAlGaN層より低温でバ
    ッファ層を成長させ、さらにそのバッファ層よりも高温
    でGaN層又はAlGaN層を成長させ、さらにその上
    に原料ガスとしてガリウム源のガスと、インジウム源の
    ガスと、窒素源のガスと、ケイ素源のガスまたはゲルマ
    ニウム源のガスとを用い、さらに前記原料ガスのキャリ
    アガスを窒素として、600℃より高い成長温度で、前
    記GaN層又はAlGaN層の上に、SiまたはGeを
    1018〜1020/cm3の範囲でドープした単結晶から
    なる一般式InXGa1-XN(但しXは0<X<0.5)で
    表される窒化インジウムガリウム半導体を成長させるこ
    とを特徴とする窒化インジウムガリウム半導体の成長方
    法。
  3. 【請求項3】 前記原料ガス中のガリウムに対するイン
    ジウムのモル比を0.1以上に調整することを特徴とす
    る請求項2に記載の窒化インジウムガリウム半導体の成
    長方法。
  4. 【請求項4】 前記原料ガス中のケイ素のガリウムに対
    するモル比を1×10-5〜0.05に調整することを特
    徴とする請求項2に記載の窒化インジウムガリウム半導
    体の成長方法。
  5. 【請求項5】 前記原料ガス中のゲルマニウムのガリウ
    ムに対するモル比を1×10-4〜0.5に調整すること
    を特徴とする請求項2に記載の窒化インジウムガリウム
    半導体の成長方法。
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