JP3202890B2 - 新規トリカルボニル基含有ケイ素化合物およびそれを有効成分とする金属表面処理剤 - Google Patents

新規トリカルボニル基含有ケイ素化合物およびそれを有効成分とする金属表面処理剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅、鉄鋼およびアルミ
ニウム製品を主とする金属の防錆および金属と樹脂との
接着性の改善等を行うための表面処理剤、および該表面
処理剤に好適な新規化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種金属に関する要求は様々である。例
えばプリント回路用の銅箔は紙−フェノール樹脂含浸基
材やガラス−エポキシ樹脂含浸基材等に加熱、加圧して
積層して、銅張積層板が形成され、これをエッチングし
て回路網を形成し、これに半導体装置等の素子を搭載す
ることにより電子機器用のボードが作られる。これらの
過程では基材との接着、加熱、酸やアルカリ液への浸
漬、レジストインクの塗布、ハンダ付け等が行われるた
め、銅箔には各種の性能が要求される。また保管時に銅
箔表面の酸化変色がないことも要求されている。これら
の要求を満たすために、黄銅層形成処理(特公昭51−
35711号公報、同54−6701号公報)やクロメ
ート処理、亜鉛又は酸化亜鉛とクロム酸化物とからなる
亜鉛−クロム基混合物被覆処理等(特公昭58−707
7号公報)が行われている。しかしながら、最近、プリ
ント回路が緻密化しているので、使用されるプリント回
路用銅箔に要求される特性はますます厳しくなってい
る。
【0003】また、鉄鋼製品は建築物、自動車、船舶、
缶など様々なところで使用されているが、さびるという
重大な欠点がある。鉄製品の防錆剤には従来の水溶性防
錆剤、気化性防錆剤、油性防錆剤等の各種防錆剤が使用
されている。一般的に水溶性防錆剤は一時的短時間の防
錆を目的とし、長期の防錆には用いられていない。また
気化性防錆剤は密閉状態で本来の防錆力を発揮するもの
である。油性防錆剤は比較的防錆力が強く長期の防錆に
耐えるものであり、液状の防錆油、防錆添加剤や皮膜形
成剤等を揮発性有機溶剤に溶解したもの、粘着性の防錆
グリース等がある。このように様々な防錆剤が多数開発
され、それぞれの環境によって使い分けられているが、
今もなお、防錆剤の一層の充実が望まれているのが現状
である。また、アルミニウム又はアルミニウム合金は軽
量であるため自動車分野において、燃費向上の観点から
注目され始めている。アルミニウム合金がパネル材とし
て使用される場合は、プレス成形等の加工が施された後
に塗装が行われるのが通常であり、特に自動車の外板材
では耐食性に対する要求特性からカチオン型の電着塗装
が施されている。しかしながら、アルミニウム合金に対
する塗装の密着性が十分に得られず、また塗装後の耐食
性も十分でないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした要請
に対応できるすなわち金属、特には銅、鉄鋼およびアル
ミニウム製品に対して、金属表面に強く吸着し、薄膜に
おいても防錆作用を有し、かつ樹脂との接着性に優れる
新規なシラン化合物およびそれを用いた新規な金属表面
処理剤を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を進
めた結果、下記一般式(1)に示すトリカルボニル基を
含有するケイ素化合物が金属表面に対して優れた防錆作
用を有し、かつ金属と樹脂との接着性を改善することを
見出した。本発明はかかる知見に基づきなされたもので
あり、その要旨は、下記一般式(1)で表わされる新規
トリカルボニル基含有ケイ素化合物。
【0006】
【化2】
【0007】〔ただし、該トリカルボニル基含有ケイ素
化合物は、上記一般式(1)の互変異性体であるエノー
ル形も含む。また、一般式(1)において、R1は炭素
数1〜5のアルキル基、R2は炭素数2〜10のアルキ
レン基、R3は1〜5のアルキル基、R4は2〜10のア
ルキレン基、x,y,zはそれぞれ0又は1をそれぞれ
示す〕 (2)前記一般式(1)で表わされる新規トリカルボニ
ル基含有ケイ素化合物を有効成分とする金属表面処理剤
にある。以下に本発明をさらに詳細に説明する。上記一
般式(1)におけるR1,R3は炭素数1〜5のアルキル
基であるが、特には合成の容易性やシランの加水分解の
し易さ(R3の場合)の点からメチル基またはエチル基
が好ましい。R2,R4は炭素数2〜10のアルキレン基
である。本発明の上記一般式(1)で表わされる化合物
の中でも特に好ましい化合物は、例えば
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】である。ただし、上記化合物はケト形のみ
記載しているが、下記式で示すようにケト形とエノール
形の互変異性体で存在しており、エノール形についても
本特許の請求範囲に含まれる(以下、ケト形のみを記載
するが、エノール形も含まれているものとする)。
【0011】
【化5】
【0012】本発明の上記トリカルボニル基含有シラン
化合物(1)は一般式(2)および(3)で表わされる
反応により合成される。すなわち、下記化合物A、好ま
しくはアセト酢酸アリルと下記化合物Bを塩化マグネシ
ウムおよびアミンの存在下で反応させ、2つの二重結合
を有するトリカルボニル化合物を合成した後〔反応式
(2)参照〕、白金存在下でトリアルコキシシラン(化
合物C)と反応させることにより製造することができる
〔ヒドロシリル化反応、反応式(3)参照〕。
【0013】
【化6】 (上記式中、R1は炭素数1〜5のアルキル基、R5,R
6は結合手または炭素数1〜8のアルキレン基、x,
y,zは0または1を示す)
【0014】(上記式中、R1は炭素数1〜5のアルキ
ル基、R5,R6は結合手または炭素数1〜8のアルキレ
ン基、x,y,zは0または1を示す)
【0015】
【化7】
【0016】(なお、上記式中
【0017】
【化8】
【0018】は、それぞれ前記一般式(1)中のR2
3,R4と同義である。) 上記反応式(2)に表わされる化合物Bとして好ましい
のは、アクリル酸クロリド、10−ウンデセノイルクロ
リドである。又、二重結合を有するカルボン酸、例えば
ビニルアセトアセティックアシッドや4−ペンタノイッ
クアシッド等を塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リン
等により酸クロリド化してもよい。また、上記反応式
(3)に表わされているトリアルコキシシラン(化合物
C)として好ましいのは、トリメトキシシラン、トリエ
トキシシランである。上記反応式(2)の化合物Bと好
ましい化合物Aであるアセト酢酸アリルとの反応は文献
〔M.W.Rathke,P.J.,Cowan,J.
Org.Chem.,50,2622(1988)また
はJ.Skarzewski,Tetrahedro
n,45,4593(1989)〕に基づいて行うこと
ができる。すなわち、反応溶媒にアセト酢酸アリルと塩
化マグネシウムを混合して混合溶液を得、この混合溶液
中にアミン及び化合物Bを順次滴下する。そしてこれら
を滴下後、反応を十分行わせるために、還流することが
好ましい。反応時間は5分〜24時間程度で十分であ
る。反応溶媒としては塩化メチレン又はアセトニトリル
等が好適である。又、この反応は水分を嫌うので気相か
ら水分が混入しないように、乾燥した窒素、アルゴン等
の水分を含まない気体の雰囲気下で行うことが好まし
い。
【0019】反応混合物はカラムクロマトグラフィー、
抽出、蒸留等の既知の手段により精製され、単離されう
るが、抽出し蒸留する方法が簡便で好ましい。又、反応
式(3)のヒドロシリル化反応は、二つの二重結合を有
するトリカルボニル化合物と2〜20倍モル量のトリア
ルコキシシランを、トリカルボニル化合物に対して10
-5〜10-7倍モル量の塩化白金酸の存在下、室温〜15
0℃で数時間反応させることにより合成される。この反
応は特には反応溶媒を必要としないが、トルエン等の溶
媒を用いてもよい。反応混合物はカラムクロマトグラフ
ィー、蒸留等の既知の手段により精製され、単離されう
るが、過剰のトリアルコキシシランを濃縮により除去す
るのみでも純度よくトリカルボニル基含有シラン化合物
が得られる。
【0020】上記トリカルボニル基含有シラン化合物を
金属表面処理剤として用いる場合、その対象金属には特
に制限はないが、銅、鉄鋼、アルミニウムおよびそれら
の合金等の表面処理剤として用いることが好適である。
又、その膜厚は金属の種類及び用途によってそれぞれ異
なるが、数分子層〜数百μmが好ましい。上記トリカル
ボニル基含有シラン化合物は、そのまま金属に塗布して
もよいが、メタノール、エタノール等のアルコール類、
アセトン、酢酸エチル等の溶剤で0.001〜20重量
%になるように希釈し、この液に金属を浸漬させる方法
またはこの液を金属にシャワーする方法で塗布すること
が簡便で好ましい。又、それらの希釈液に水、酢酸水溶
液または塩酸等を少量添加し、1時間〜24時間程度撹
拌するとシランの加水分解が十分に進行し、シロキサン
皮膜がより多く形成されるため、本発明の効果を十分に
発揮することができる。
【0021】
【実施例】
I.トリカルボニル基含有シラン化合物の合成 1.アセト酢酸アリルと10−ウンデセノイルクロリド
との反応
【0022】
【化9】
【0023】温度計、還流冷却器、滴下ロートを取り付
けた500mlの四つ口フラスコを十分アルゴンで置換
した後、アセト酢酸アリル0.15mol(21.0
g)、塩化メチレン160ml、塩化マグネシウム0.
15mol(14.1g)を入れた。0℃に冷却した
後、ピリジン0.3mol(23.4g)を加え、15
分間撹拌した。混合液中に10−ウンデセノイルクロリ
ド0.15mol(30.0g)を滴下し、0℃で1時
間撹拌後、2時間、50℃で撹拌した。反応混合物を0
℃に冷却し、6mol/Lの塩酸を110ml滴下し
た。十分に撹拌後、有機層を水洗し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を除去後、減圧蒸留により二つの不飽
和結合を有するトリカルボニル化合物を得た〔沸点:1
25.0〜137.1℃/0.5mmHg、収率:7
1.0%(収量:32.4g)〕。得られた化合物はG
Cにより単成分であることを確認し、1H−NMR,13
C−NMR,FT−IRにより同定した。これらの結果
を図1〜3に示す。図1〜3に示すように下記の各シグ
ナルが認められた。本化合物は1H−NMRの積分比よ
り、ほとんどエノール形で存在することが確認された。
【0024】
【化10】
【0025】 〔図1 1H−NMR(CDCl3,δppm)〕 a:2.3(s,3H) b:17.9(s,エノール形),3.4(s,ケト
形) c:4.7(m,2H) d:6.0〜6.1(m,1H) e:5.3〜5.4(m,2H) f:1.3〜2.7(m,16H) g:5.7〜6.0(m,1H) h:4.7〜5.0(m,2H) 〔図2 13C−NMR(CDCl3,δppm)〕 a:25.7 b:108.2(エノール形) c:65.5 d:131.9 e:119.0 f:28.8〜37.8 g:139.0 h:114.1 i又はk:195.8又は199.1 j:166.8 〔図3 IR(cm-1)〕 νCH:2820〜3030, νc=o:1550〜17
20 2.ヒドロシリル反応
【0026】
【化11】
【0027】温度計、還流冷却器、滴下ロートを取り付
けた500mlの四つ口フラスコを十分アルゴンで置換
した後、トリメトキシシラン0.097mol(11.
9g)と0.2%のエタノール溶液として塩化白金酸
8.1×10-7mol(0.42ml)を入れた。混合
液中に室温下で上記合成した二つの二重結合を有するト
リカルボニル化合物0.0162mol(5.0g)を
滴下した。滴下後、90℃、2時間加熱し、真空ポンプ
で1時間濃縮することによりトリカルボニル基含有シラ
ン化合物を得た(収率:96.5%)。得られた化合物
1H−NMR、13C−NMR、FT−IRにより同定
した。これらの結果を図4〜6に示す。図4〜6に示す
ように下記の各シグナルが認められた。本化合物は1
−NMRの積分比より、ほとんどエノール形で存在する
ことが確認された。
【0028】
【化12】
【0029】 〔図4 1H−NMR(CDCl3,δppm)〕 a:2.3(s,3H) b:17.8(s,エノール形),3.4(ケト形) c:4.2(m,2H) d:1.3〜1.8(m,2H) e:0.6〜0.7(m,2H) f:3.6(s,9H) g:1.3〜1.8(m,2H) h:1.3〜1.8(m,2H) i:0.6〜0.7(m,2H) j:3.6(s,9H) 〔図5 13C−NMR(CDCl3,δppm)〕 a:25.6 b:108.5(エノール形) c:66.8 d:22.5 e:5.6 f:50.3 g:29.2〜37.8 h:22.0 i:9.1 j:50.3 k又はm:195.5又は198.9 l:167.2 〔図6 IR(cm-1)〕 νCH:2820〜3030, νc=o:1550〜17
20 νSiOCH3:1080,820 II.銅に対する防錆試験 電解銅箔(日鉱グールド・フォイル製,JTC箔:厚さ
75μm、4.5×4.5cm)の光沢面をアセトンで
脱脂し、3%の硫酸水溶液で洗浄した。この銅箔に上記
のトリカルボニル基含有シラン化合物の6%メタノール
溶液をスピンコーターで塗布後、150℃、30分間乾
燥させ、0.3μmのトリカルボニル基含有シラン化合
物の薄膜を作成し、これを試験片とした。この試験片を
温度80℃、湿度95%の恒温恒湿槽に24時間入れ、
変色の程度で耐湿性を評価した。又、180℃、30分
間熱処理し、変色の程度で耐熱性を評価した。この結果
を表1に示した。又比較としてなにも塗布していない銅
箔についても同様に評価した。その結果を表1に併せて
示した。
【0030】
【表1】
【0031】III.炭素鋼に対する防錆試験 炭素鋼(S.45C、日本テストパネル製、厚さ2.0
mm、5.5×5.5cm)を1000番のサンドペー
パーで研磨後、アセトンで5分間超音波洗浄した。この
炭素鋼表面に上記のトリカルボニル基含有シラン化合物
の6%メタノール溶液(濃度、添加剤は表2参照)をス
ピンコーター(500回転、60秒)で塗布後、150
℃、30分間乾燥させ、トリカルボニル基含有シラン化
合物の薄膜を作成し、これを試験片とした。この試験片
を温度80℃、湿度95%の恒温恒湿槽に24時間入
れ、変色の程度で耐湿性を評価した。結果を表2に示し
た。また3%塩化ナトリウム水溶液中に24時間浸漬
し、変色の程度で耐塩水性を評価した。この結果を表2
に示した。又、比較としてなにも塗布していない炭素鋼
についても同様に評価した。その結果を表2に併せて示
した。
【0032】
【表2】
【0033】IV.アルミニウムに対する防錆試験 アルミ板(A5052P、日本テストパネル製、厚さ
2.0mm、5.5×5.5cm)をアセトンで5分間
超音波洗浄し、5%Na2CO3水溶液に30分間浸漬後
水洗した。このアルミ板表面に上記のトリカルボニル基
含有シラン化合物の2%メタノール溶液をスピンコータ
ー(500回転、60秒)で塗布後、150℃、30分
間乾燥させ、0.2μmのトリカルボニル基含有シラン
化合物の薄膜を作成し、これを試験片とした。この試験
片を沸騰水に1時間浸漬し、変色の程度で耐湿性を評価
した。この結果を表3に示した。また比較としてなにも
塗布していないアルミニウムについても同様に評価し
た。その結果を表3に併せて示した。
【0034】
【表3】
【0035】又、トリカルボニル基含有シラン化合物の
0.1%メタノール溶液を上記と同様の方法でアルミ板
に表面処理した後、エポキシ樹脂(エピコート828:
100部、LX2S:60部、メタノール:100部)
をスピンコーターにより塗布し、70℃、3時間熱処理
し、厚さ20μmのエポキシ樹脂被膜を作成した。この
試験片を5%食塩水に2日間浸漬後、碁盤目試験を行い
樹脂との接着性を評価した。その結果を表4に示した。
又、比較としてなにも塗布していないアルミニウムにつ
いても同様に評価した。その結果を表4に併せて示し
た。
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の新規なト
リカルボニル基含有シラン化合物は金属表面処理剤、特
に銅、鉄鋼、アルミニウムの表面処理剤として有用なも
ので、耐熱性、防錆および樹脂との接着性に優れるとい
う効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で得られた本発明のトリカルボニル基含
有シラン化合物のためのトリカルボニル化合物中間体の
1H−NMR、
【図2】同13C−NMR、
【図3】同FT−1R、
【図4】実施例で得られた本発明のトリカルボニル基含
有シラン化合物の1H−NMR、
【図5】同13C−NMR、
【図6】同FT−IR。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−3076(JP,A) 特開 平6−293779(JP,A) 特開 平6−279464(JP,A) 特開 平6−279463(JP,A) 特開 平6−279462(JP,A) 特開 平6−279461(JP,A) 特開 平6−279458(JP,A) 特開 平6−279456(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 7/18 C23F 11/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされる新規トリ
    カルボニル基含有ケイ素化合物。 【化1】 〔ただし、該トリカルボニル基含有ケイ素化合物は、上
    記一般式(1)の互変異性体であるエノール形も含む。
    また、一般式(1)において、R1は炭素数1〜5のア
    ルキル基、R2は炭素数2〜10のアルキレン基、R3
    1〜5のアルキル基、R4は2〜10のアルキレン基、
    x,y,zはそれぞれ0又は1をそれぞれ示す〕
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトリカルボニル基含有
    ケイ素化合物を有効成分とする金属表面処理剤。
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