JP3202832B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3202832B2
JP3202832B2 JP11526193A JP11526193A JP3202832B2 JP 3202832 B2 JP3202832 B2 JP 3202832B2 JP 11526193 A JP11526193 A JP 11526193A JP 11526193 A JP11526193 A JP 11526193A JP 3202832 B2 JP3202832 B2 JP 3202832B2
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達仁 片岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に複数の像担持体に形成された各画像を多重しながら
画像形成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の感光ドラム上に記録情報に
応じて光変調されたレーザビームを照射し、電子写真プ
ロセスによって感光ドラム上の静電潜像を現像し、転写
紙上に画像転写する画像形成ステーションを複数個備
え、転写ベルトにより転写紙を各画像形成ステーション
に順次搬送して各色画像(イエロー,マゼンタ,シア
ン,ブラックの各色画像)を重畳転写してカラー画像を
形成するカラー画像形成装置が提案されている。
【0003】この種の装置では、各感光ドラム間の機械
的取り付け誤差および各レーザビームの光路長誤差,光
路変化等に起因して各感光ドラムに形成され転写ベルト
に転写された各画像のレジストレーションが一致しなく
なる場合がある。このため、従来より、各感光ドラムか
ら転写ドラム上に形成されたレジストレーション補正用
画像パターンを、CCD等で構成されたセンサ等が読取
り、各色に相当する感光ドラム上でのレジストレーショ
ンずれを検出し、記録されるべき画像信号に電気的に補
正をかけ、レーザビームの光路中に設けられているミラ
ー等の光学系を駆動手段により移動配置し、光路長変化
あるいは光路変化の補正を実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、レジストレーション補正用パターンを各色感光
ドラム上に形成して静電潜像を現像器により現像し、現
像された顕像を転写ベルトに転写し、順次搬送されるレ
ジストレーション補正用のパターン画像をセンサで読み
取り、読み取ったパターン画像データに従って各色レジ
ストレーション補正手段によりレジストレーション補正
処理を実行しているため、上記レジストレーション補正
パターンが極めて小さい場合、上記読み取ったデータの
信号のS/N比が十分とれず、上記各画像ステーション
の色ずれを補正する際に正確に補正しきれない等の問題
点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、各像担持体のレジストレーションずれ量
を検出するためのレジストレーション補正パターン画像
の大きさを読み取り手段のパターン読み取りエリアより
も大きくなるように形成し、レジストレーション補正デ
ータの最大値、最小値と他のレジストレーション補正デ
ータとの差が所定値よりも大きい場合、レジストレーシ
ョン補正データの最大値、最小値を除いた他のレジスト
レーション補正データに基づいて補正することにより、
高精度なレジストレーション補正データに基づいて高精
度なレジストレーション補正を行うことができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明に係る画像形成
装置は、複数色の像をそれぞれ担持する複数の像担持体
と、前記各像担持体との間で転写部を形成するために移
動する移動体と、前記各像担持体に複数組のレジストレ
ーション補正パターン画像を形成するパターン形成手段
と、前記各像担持体から前記移動体に転写されたレジス
トレーション補正パターン画像を読み取る読み取り手段
と、前記読み取り手段の出力に基づいてレジストレーシ
ョン補正データを演算する演算手段と、前記演算手段に
より演算されたレジストレーション補正データに基づい
て前記各像担持体に形成される各色画像間の位置ずれを
補正する補正手段と、を有する画像形成装置において、
前記パターン形成手段は、前記レジストレーション補正
パターン画像の大きさを前記読み取り手段のパターン読
み取りエリアよりも大きくなるように形成し、レジスト
レーション補正データの最大値、最小値と他のレジスト
レーション補正データとの差が所定値よりも大きい場
合、前記補正手段はレジストレーション補正データの最
大値、最小値を除いた他のレジストレーション補正デー
タに基づいて補正することを特徴とする画像形成装置。
ものである。また、前記補正手段は、前記読み取り手段
により出力されるレジストレーション補正パターン画像
データのヒストグラムを求めるヒストグラム検出手段
と、前記ヒストグラム検出手段により得られた各レジス
トレーション補正パターンヒストグラムデータに基づい
て前記パターン形成手段により形成される各画像間の位
置ずれ量を検出する位置ずれ検出手段とを有するもので
ある。さらに、前記各像担持体上に光ビームをそれぞれ
照射する複数の照射部を有し、前記補正手段は前記各像
担持体に対する前記光ビームの照射タイミングを調整
することにより前記各像担持体に形成される各画像間の
位置ずれを補正するものである。また、前記各像担持体
上に光ビームをそれぞれ照射する複数の照射部を有し、
前記補正手段は前記各照射部の位置を移動することによ
前記各像担持体に形成される各画像間の位置ずれを補
正するものである。
【0007】
【0008】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す画像形
成装置の構成を説明する概略構成図である。
【0009】図において、1は転写ベルトで、パルスモ
ータ15の駆動が駆動ローラ42に伝達されることによ
って、図中中央矢印方向に移動される。2〜5は感光ド
ラムで、順にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(BK)に対応するレーザビームLM
(L1),LC(L2),LY(L3),LBK(L
4)の走査により形成された静電潜像が図示しない現像
器に収容されたトナーにより可視化され、転写ベルト1
に形成された色画像を転写する。11〜14はドラムモ
ータで、感光ドラム2〜5を所定速度で回転させる。な
お、本発明のパターン形成手段は、図示しないROM等
に記憶された所定のレジストレーション補正用のパター
ンデータを読み出して、このパターンデータに基づいて
変調されたレーザビームLM,LC,LY,LBKの走
査により感光ドラム2〜5の軸方向に互いに異なる2つ
の所定位置に一対のパターンを、後述するようにセンサ
10a,10bのパターン読取りエリア境界付近に及ぶ
ように形成し、この潜像を各イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(BK)の色トナーで
現像し、これを転写ベルト1に転写するという手段に対
応し、本実施例では転写ベルト1の搬送方向に直交する
幅方向の所定位置に対向するように1対形成される。
【0010】読取り手段10は、照明ランプ6,7,集
光レンズ8,反射ミラー9,CCDで構成されるセンサ
10a,10b等より構成され、パルスモータ15の駆
動に従って移動する転写ベルト1上に形成されたパター
ン(例えば所定幅を有する十字マーク)を照明して得ら
れる反射光をセンサ10a,10bに結像させることに
より、パターン読取りを行う。51はコントローラ部
で、通常の画像形成および所定のレジストレーション補
正用のパターン形成,所定のレジストレーション補正用
のパターン読取りをROM等に記憶された制御プログラ
ムに基づいて総括的に制御する。
【0011】この様に構成された画像形成装置におい
て、レジストレーション補正パターン画像の大きさを読
み取り手段10のパターン読み取りエリアよりも大きく
するようパターン形成手段(図5に示すパターン形成
部)が複数の画像形成ステーションを制御して形成され
移動体(転写ベルト1)上に転写された複数のレジスト
レーション補正パターン画像を読み取り手段10で読み
取り、前記読み取り手段の出力に基づいて、補正手段
(コントローラ部51)が前記複数の画像形成ステーシ
ョンにより形成される各画像間の位置ずれを補正して、
レジストレーション補正パターン画像の読み取り精度を
向上させることができ、各ドラムのレジストを一致させ
る高精度なレジストレーション補正を行うことが可能と
なる。 また、前記補正手段(コントローラ部51)は、
前記読み取り手段により出力されるレジストレーション
補正パターン画像データのヒストグラムを求めるヒスト
グラム検出手段(後述する図3に示すレジストレーショ
ンコントローラ20)と、前記ヒストグラム検出手段に
より得られた各レジストレーション補正パターンヒスト
グラムデータに基づいて前記複数の画像形成ステーショ
ンにより形成される各画像間の位置ずれ量を検出する位
置ずれ検出手段(コントローラ部51内の図示しないC
PU)とを有して、レジストレーション補正パターン画
像に基づく各画像間の位置ずれ検出精度を向上させるこ
とが可能となる。 さらに、前記複数の画像形成ステーシ
ョンはそれぞれ、画像担持体(感光ドラム2〜5)と、
前記画像担持体上に光ビームを照射する照射部(後述す
る図5に示す半導体レーザ39)とを有し、前記補正手
段は前記画像担持体に対する前記光ビームの照射タイミ
ングを調整することにより前記複数の画像形成ステーシ
ョンにより形成される各画像間の位置ずれを補正(光ビ
ームの走査タイミングを電気的に補正)して、高精度な
レジストレーション補正を行うことが可能となる。
た、前記複数の画像形成ステーションはそれぞれ、画像
担持体(感光ドラム2〜5)と、前記画像担持体上に光
ビームを照射する照射部(後述する図5に示す半導体レ
ーザ39,図示しない反射ミラー)とを有し、前記補正
手段は前記照射部の位置を移動することにより前記複数
の画像形成ステーションにより形成される各画像間の位
置ずれを補正(図示しない反射ミラーの位置を後述する
図3に 示すパルスモータ23〜26を駆動してレジスト
レーションずれを補正)して、高精度なレジストレーシ
ョン補正を行うことが可能となる。
【0012】まず、画像形成動作について説明する。
【0013】イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(BK)に対応する感光ドラム2〜5
はビデオ信号により光変調されたレーザビームL1〜L
4により露光され、それぞれの静電潜像が感光ドラム2
〜5上に形成され、図示しない現像ユニットにより現像
され、顕像が形成される。
【0014】次に、感光ドラム2〜5上に形成された顕
像は、図示しない給紙ユニットから給紙され、転写ベル
ト1上に静電吸着された転写紙上に所定のタイミングで
転写され、パルスモータ15の駆動により図中の矢印方
向に搬送され、定着ユニットを介して定着,排紙され
る。
【0015】次に、レジストレーション補正用パターン
画像の読取りについて説明する。
【0016】レジストレーション補正用パターン画像形
成回路により各感光ドラム2〜5に顕像化されたパター
ン画像は、図2に示すタイミングチャートのタイミング
で各々転写ベルト1上に転写され、図中矢印方向に搬送
される。搬送されてきたパターン画像は、照明ランプ
6,7,集光レンズ8,反射ミラー9からなる光学系に
より順次読取り手段10(一対のセンサ10a,10b
より構成される)によって読み取られる。
【0017】図3は、図1に示したコントローラ部51
の詳細構成を説明するブロック図である。以下、構成並
びに動作について説明する。
【0018】図1に示した転写ベルト1の搬送方向に対
して手前側と奥側に図4に示すように形成された各色の
パターン画像は、CCDセンサ10a,10bで読み取
られる。レジストレーションコントローラ20からの原
発振クロックβ507,β508がCCDドライバ1
8,19に送出され、CCDセンサ10a,10bの駆
動に必要なクロック(転送パルス,リセットパルス,シ
フトパルス等)β501,β502が生成され、CCD
センサ10a,10bに供給される。CCDセンサ10
a,10bにより読み取られたパターン画像信号は、C
CDドライバ18,19により増幅,直流再生,A/D
変換等の処理が施され、ディジタル信号β505,β5
06としてレジストレーションコントローラ20に送出
される。
【0019】レジストレーションコントローラ20で受
け取った各色パターン画像信号は、レジストレーション
補正用パターン認識処理を行った後、複数の認識処理デ
ータがメモりに格納され、CPU制御である色のパター
ン画像を基準としてレジストローラのずれ量を演算し、
各色主走査および副走査の電気的画像書出しタイミング
設定データβ509をシステムコントローラ21に送出
し、また記録レーザビームの光路長変化および光路変化
を補正するための光路中に設けられた図示しない反射ミ
ラーを駆動制御するパルスモータ23,24,25,2
6のパルスデータβ511をミラーモータドライバ22
に供給する。ミラーモータドライバ22において、パル
スデータβ511に従って各色反射ミラー駆動用のパル
スモータ23〜26に電流信号を供給し、パルスモータ
23〜26が駆動されて、図示しない反射ミラーの位置
決め制御がされる。これらレジストレーション補正は、
システムコントローラ21からの起動信号β510によ
りレジストレーションコントローラ20に供給されて実
行される。
【0020】図5は、図1に示した画像形成装置におい
てパターン形成部の構成を説明する回路ブロック図であ
る。以下、構成並びに動作について説明する。
【0021】レーザビームの記録区域外の走査によって
得られ、主走査方向の同期信号となるビームディテクト
信号β528が主走査方向のイネーブル信号生成回路
(Hイネーブル信号生成回路)27に加えられ、レジス
トレーション補正用画像パターン信号のH方向イネーブ
ル信号β516が形成される。
【0022】また、レジストレーション補正用画像パタ
ーン形成の起動信号(ITOP)β529が副走査方向
のイネーブル信号生成回路(Vイネーブル信号生成回
路)28に加えられ、各色画像パターン信号のV方向イ
ネーブル信号β517が形成される。H方向イネーブル
信号β516,V方向イネーブル信号β517はアドレ
スカウンタ29に供給され、次のレジストレーション補
正用画像のパターンRAM30のアドレス信号β531
を生成する。このアドレス信号β531に従ってパター
ンRAM30から画像パターン信号β518が出力され
る(本実施例では「十字パターン」)。また、パッチレ
ジスタ31には、システムコントローラ21からのCP
Uバスβ530を介してレジストレーション補正用画像
パターンの下に形成されるパッチデータが格納されてい
る。このパッチデータ信号β519と画像パターン信号
β518はセレクタ32に入力され、マゼンタ(M),
シアン(C)について常に画像パターン信号β518が
出力されるように選択信号β526が入力されている。
イエロー(Y),ブラック(BK)については、CPU
バスβ530を介してレジスタ35に図2に示すタイミ
ングチャートに従って所定のタイミングで画像パターン
データとパッチデータとが切り換わった信号β520
は、次にセレクタ33に入力される。セレクタ33に
は、ビデオ信号β521が入力されている。これは、ブ
ラックトナーとして、カーボンブラックタイプのトナー
を使用した際に、反射光学系ではカーボンブラックは光
を吸収するために、パターン画像の読み取りが不可とな
る。そこで、光を反射する他色(マゼンタ,シアン,イ
エロー)トナーのうち、いずれか(本実施例ではイエロ
ートナー)でべたパターン(パッチ)をイエロー用のレ
ジストレーション補正用画像パターン形成時に所定時間
先に転写ベルト1上に形成し、上記イエロートナーで形
成されるパッチ上にブラック用のレジストレーション補
正用画像パターンを形成する。
【0023】このため、画像パターンおよびパッチを形
成するモードにおいては、選択信号β527により画像
パターンおよびパッチが選択され、選択された画像情報
β522がγRAM34に出力され、γ変換された画像
情報β523がゲート回路37を介してビデオ信号β5
25としてレーザドライバ38に出力される。レーザド
ライバ38には、ナンドゲート36を介して画像信号β
524が入力される。半導体レーザ39は、レーザドラ
イバ38に入力される画像信号β524またはビデオ信
号β525に基づいてオン/オフ変調され、図示しない
光学走査系を介して感光ドラム2〜5に潜像が形成され
る。
【0024】なお、本実施例では、各画像形成手段によ
り搬送体(転写ベルト1)上で、かつ搬送体上のパター
ン読取りエリア境界(後述する図6に示すエリアER
I)周辺の内外に及ぶように各色毎にレジストレーショ
ン補正パターンをパターン形成手段(本実施例ではコン
トローラ部51による)が所定のタイミングで形成する
と、読取り手段10が搬送体上に転写された各レジスト
レーション補正パターンの読み取りを開始し、その読取
りデータに演算処理手段(本実施例ではコントローラ部
51による)が所定の演算処理を行い、その結果を各色
毎に記憶手段(本実施例ではRAM603,604)に
記憶させ、補正手段(本実施例ではコントローラ部51
による)が記憶された演算結果を解析して各色(イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラック)の画像形成ステーシ
ョンのレジストレーションを機械的または電気的に補正
するので、レジストレーション補正パターンの読み取り
誤差およびレジストレーション補正の誤差を格段に少な
くすることができる。
【0025】なお、本実施例では、各色毎にそれぞれパ
ターン発生回路を設ける構成としているが、パターンR
AM30等については各色用に兼用することも可能であ
る。また、後述する演算処理のため、本実施例で形成さ
れるパッチパターンは、図6の(a)に示すようにCC
Dで構成されるセンサ10a,10bに設定された読み
取りエリアERIに対して相対的に小面積となるパッチ
パターンPAT1を形成するのではなく、図6の(b)
に示すようにCCDで構成されるセンサ10a,10b
に設定された読み取りエリアERIの境界付近に及ぶ、
すなわち、エリア境界付近にパッチパターンPAT2の
端部が及ぶように形成する。
【0026】図6は、図1に示した転写ベルト1に転写
される第1のパッチパターンとその画像データとの関係
を示す図である。
【0027】この図の(b)に示すようにパッチパター
ンPAT2を転写ベルト1に転写することにより、
(a)に示すようにパッチパターンPAT1を転写ベル
ト1に転写する場合に比べて、センサ10a,10bで
読み取られたパッチデータの主および副の走査方向のヒ
ストグラムは、該パッチパターンPAT2の特徴を確実
に捉えることが可能となり、後述する演算処理に対して
十分な画像信号のS/N比を得ることができる。
【0028】以下、図7,図8を参照しながら各色のパ
ッチパターン位置およびパターン形状算出処理について
説明する。
【0029】図7は、図3に示したレジストレーション
コントローラ20の要部構成を説明する詳細ブロック図
である。
【0030】図において、DF1〜DF4はD型のフリ
ップフロップ、601,602は加算器で、入力A,B
の加算を行う。603はRAMで、各色のパターンの副
走査方向の濃度ヒストグラムを図8に示すタイミングチ
ャートに従うタイミングで記憶する。604はRAM
で、各色のパターンの主走査方向の濃度ヒストグラムを
図8に示すタイミングチャートに従うタイミングで記憶
する。607はバスコントローラで、各種のタイミング
信号,バンク選択信号BANKSELを出力する。
【0031】本実施例では、各色パターン位置およびパ
ターン形状算出するため読み取られるパターンデータ主
走査,副走査に対して各ライン毎の各画素毎に濃度ヒス
トグラムを作成し、作成されたヒストグラムデータに基
づいて形状認識を行っている。
【0032】まず、主走査方向の濃度ヒストグラムの作
成は、例えばCCDセンサ10aから出力される1主走
査ラインのパターンデータをリセット信号RES1によ
り初期クリアした後、加算器602により1ライン分デ
ータ加算して求め、図8に示すタイミングで出力される
主走査イネーブル信号LENに基づいてアドレスカウン
タ606が決定するアドレスに従いながら書込み信号R
AMWR2に同期してRAM604に書き込まれる。な
お、副走査方向イネーブル信号が送出されている間は、
メモリはイネーブルとなる。
【0033】一方、副走査方向の濃度ヒストグラムの作
成は、リセット信号RES2により主走査1ライン分の
パターンデータをクリアした後、RAM603に格納
し、その後、各画素毎に書込み信号RAMWR1および
データ方向切り換え信号RAMDIRによりリードモデ
ィファイライト動作を繰返し、加算器601に加算され
た各画素毎に各副走査ラインのヒストグラムデータをR
AM603に格納する。この結果、図6の(b)に示す
ようなパターン画像に対する主走査/副走査のヒストグ
ラムデータを買う色毎にRAM603,604に格納さ
れることとなる。なお、バンク選択信号BANKSEL
により各色のバンクと、複数セットデータを収集した場
合の各セットのバンクをRAMの上位に送ることによ
り、メモリ空間の使い分けを行っている。
【0034】上記のように、読み取ったパターンデータ
をヒストグラム演算(加算)してパターンの形状および
位置を認識する方法等では、パターンの形状が図6の
(a)に示すように小さいと、その主走査,副走査それ
ぞれのヒストグラムデータの振幅が小さくなり、パター
ンの形状および位置の認識に誤差を生ずる可能性が大き
くなる。
【0035】そこで、本実施例では、図6の(b)に示
すように、パターンPAT2の大きさを読取りエリアE
RIとほぼ等しくし、データの振幅が大きく取れるよう
に設定している。
【0036】以下、図9に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る画像形成装置におけるレジストレー
ション補正処理について説明する。
【0037】図9は本発明に係る画像形成装置における
レジストレーション補正処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(17)は各ステップを
示す。
【0038】まず、nセット分のパターン画像を図5に
示したパターン形成部により各色に対応する感光ドラム
2〜5へパターン画像の書込みを行い(1)、静電潜像
が現像された転写ベルト1上に転写される(2)。次い
で、パラメータiを「1」とし(3)、パターン画像読
取り位置(図4の図中破線領域で示される画像パターン
読取りエリアA1,A2)に順次搬送される各色第1セ
ット目のパターン画像を図3に示すCCDセンサ10
a,10bを備えるパターン画像読取り部によって読み
取り(4)、読み取って信号処理されたディジタル信号
β505,β506をレジストレーションコントローラ
20により各色のパターンの位置および形状を上記主走
査/副走査方向の各ヒストグラムデータから算出して
(5)、ヒストグラムデータを一時メモリ(本実施例で
はRAM603,604)に格納する(6)。次いで、
nセット分各色のパターンの位置および形状を求めてメ
モリに格納したかどうかを判定し(7)、NOならばス
テップ(4)〜(6)を繰返し、YESならばRAM6
03,604に格納されたnセット分の上記主走査/副
走査方向の各ヒストグラムデータを読み出し(8)、バ
スコントローラ607を介して図3に示したシステムコ
ントローラ21に送出し、さらにシステムコントローラ
21がCPUバスβ530を介して図示しないCPUに
送出し、レジストレーションずれデータDi(M,C,
Y,BK)を算出する(9)。
【0039】次いで、各色N個のレジストレーションず
れデータのうちから、最大値MAX,最小値MINを算
出し(10)、画像パターン読取りミスを削除するため
に最大値MAXと他のレジストレーションずれデータD
iとの差をとり、これがN−1個の全てにおいて所定値
kより大きいと判断すれば(11)、最大値MAXが画
像パターン読取りミスであると判断し、レジストレーシ
ョンずれデータから切り捨てる(12)。
【0040】一方、最大値MAXと他のレジストレーシ
ョンずれデータDiとの差がN−1個のどれかにおいて
所定値Kよりも小さいものがあれば最大値MAXはその
まま残しておく。
【0041】次いで、画像パターン読取りミスを削除す
るために最小値MINと他のレジストレーションDiと
の差をとり、これがN−1個(最大値MAXが切り捨て
られた場合はN−2個)において所定値Kより大きいか
どうかを判定し(13)、N−2個あるいはN−1個全
てについて所定値Kより大きいと判断すれば最小値MI
Nは画像パターン読取りミスであると判断し、レジスト
レーションずれデータから切り捨てる(14)。
【0042】一方、最小値MINと他のレジストレーシ
ョンずれデータDiとの差がN−2個あるいはN−1個
のどれかにおいて所定値kよりも小さいものがあれば最
小値MINはそのまま残しておく。
【0043】次いで、各色N個のレジストレーションず
れデータのうちから、最大値MAX,最小値MINの切
り捨てあるいは保存が行われたレジストレーションデー
タDiの平均化を行う(15)。さらに、各色画像信号
の副走査方向タイミング補正データを算出し(16)、
主走査方向タイミング補正データととにデータをセット
し(17)、主走査および副走査方向画像書出しタイミ
ングを設定し、レジストレーション補正モードを終了す
る。 〔第2実施例〕以下、図10を参照しながら本発明に係
る画像形成装置における第2実施例について説明する。
【0044】図10は、図1に示した転写ベルト1に転
写される第2のパッチパターンとその画像データとの関
係を示す図である。
【0045】この図に示すようにパッチパターンPAT
22を転写ベルト1に転写することにより、すなわち、
読取りエリアERIの中心から四方に延びるパターンP
AT22の端部が読取りエリアERIの境界の外側に及
ぶように転写することにより、例えば読取りエリアER
Iの中心にレジストレーション補正パターンを転写でき
ず、主走査,副走査を問わずどちらか側に移動していた
場合でも、大きな移動があった場合以外は、レジストレ
ーション補正パターンの形状および位置の認識が可能で
ある。また、レジストレーション補正パターンを読取り
エリアERIより小さくした場合でも、レジストレーシ
ョン補正パターンの移動に対応できるが、その場合で
も、前述したように、ヒストグラムの振幅を大きくとる
ことができず、レジストレーションを補正する際に、誤
差を生じてしまう可能性がある。
【0046】しかしながら、図10に示すようにパター
ンPAT22のように読取りエリアERIの境界からパ
ターンの端部が境界の外側に及ぶように形成するといっ
ても、ただ単に大きくするわけではなく、装置全体の精
度等を考慮し、外側に及ぶ(境界の外へはみでる)量
は、エリアERIの50%前後、すなわち、エリアER
Iの境界からパターンの端部が中心から四方に延びる境
界までの距離の半分程度が適当な量となろう。 〔第3実施例〕レジストレーション補正パターンがレジ
ストレーション補正パターンの読取りエリアよりも小さ
い場合は、パターンの太さをある程度とるように転写す
る必要がある。これは、パターンが小さいため、ヒスト
グラムの振幅が小さいため、パターンを太くすることが
必要であった。
【0047】そこで、本実施例では、レジストレーショ
ン補正パターンを読取りエリアよりも大きくする場合
は、レジストレーション補正用のパターンの各走査方向
に延びるパターンの線幅の量を細くすることにより、ヒ
ストグラムデータの振幅はそのままで、太さ(線幅)が
細くなる分、レジストレーション補正用のパターンの形
状や位置認識を正確に行うことが可能となる。しかし、
パターンの線幅をただ単に細くすれば良いわけではな
く、パターンの読取りセンサの画素幅、つまり読取り精
度を考慮して細くする量を決定すれば良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パターン形成手段はレジストレーション補正パターン画
像の大きさを読み取り手段のパターン読み取りエリアよ
りも大きくなるように形成し、レジストレーション補正
データの最大値、最小値と他のレジストレーション補正
データとの差が所定値よりも大きい場合、補正手段はレ
ジストレーション補正データの最大値、最小値を除いた
他のレジストレーション補正データに基づいて各像担持
体上に形成される各画像間の位置ずれを補正するので、
高精度なレジストレーション補正データに基づいて高精
度なレジストレーション補正を行うことができる。
【0049】従って、色ずれのない鮮明なカラー画像を
安定して形成することができる等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画像形成装置の構成
を説明する概略構成図である。
【図2】図1に示した画像形成装置におけるパターン画
像書込みタイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】図1に示したコントローラ部の詳細構成を説明
するブロック図である。
【図4】図1に示した転写ベルトに転写されたパターン
画像書込み状態を示す平面図である。
【図5】図1に示した画像形成装置においてパターン形
成部の構成を説明する回路ブロック図である。
【図6】図1に示した転写ベルトに転写される第1のパ
ッチパターンとその画像データとの関係を示す図であ
る。
【図7】図3に示したレジストレーションコントローラ
の要部構成を説明する詳細ブロック図である。
【図8】図7の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明に係る画像形成装置におけるレジストレ
ーション補正処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図10】図1に示した転写ベルトに転写される第2の
パッチパターンとその画像データとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 転写ベルト 2 感光ドラム 3 感光ドラム 4 感光ドラム 5 感光ドラム 10 読取り手段 51 コントローラ部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の像をそれぞれ担持する複数の像
    担持体と、前記各像担持体との間で転写部を形成するた
    めに移動する移動体と、前記各像担持体に複数組のレジ
    ストレーション補正パターン画像を形成するパターン形
    成手段と、前記各像担持体から前記移動体に転写された
    レジストレーション補正パターン画像を読み取る読み取
    り手段と、前記読み取り手段の出力に基づいてレジスト
    レーション補正データを演算する演算手段と、前記演算
    手段により演算されたレジストレーション補正データに
    基づいて前記各像担持体に形成される各色画像間の位置
    ずれを補正する補正手段と、を有する画像形成装置にお
    いて、 前記パターン形成手段は、 前記レジストレーション補正
    パターン画像の大きさを前記読み取り手段のパターン読
    み取りエリアよりも大きくなるように形成し、レジスト
    レーション補正データの最大値、最小値と他のレジスト
    レーション補正データとの差が所定値よりも大きい場
    合、前記補正手段はレジストレーション補正データの最
    大値、最小値を除いた他のレジストレーション補正デー
    タに基づいて補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記読み取り手段によ
    り出力されるレジストレーション補正パターン画像デー
    タのヒストグラムを求めるヒストグラム検出手段と、 前記ヒストグラム検出手段により得られた各レジストレ
    ーション補正パターンヒストグラムデータに基づいて前
    パターン形成手段により形成される各画像間の位置ず
    れ量を検出する位置ずれ検出手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各像担持体上に光ビームをそれぞれ
    照射する複数の照射部を有し、 前記補正手段は前記各像担持体に対する前記光ビーム
    の照射タイミングを調整することにより前記各像担持体
    形成される各画像間の位置ずれを補正することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記各像担持体上に光ビームをそれぞれ
    照射する複数の照射部を有し、 前記補正手段は前記各照射部の位置を移動することによ
    前記各像担持体に形成される各画像間の位置ずれを補
    正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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