JP3202512U - アングル鋼材の直交締結時の振止め金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アングル鋼材どうしの直交締結時に、締付ピンないしボルト周りの部材回転力(振れ)を防止でき、構造物の撓みないしアングル鋼材締結部の振れを防止できる振れ止め金具を提供する。【解決手段】一方のアングル鋼材の歯厚を挟み込むための高さ分を平面部より+90度折り曲げた2つの折面と、その折面と90度位相をずらし且つ同一平面部より−90度方向に他方のアングル鋼材の歯厚を挟み込む高さ分を保つように折り曲げた2つの折面を有する。アングル鋼材の直交締結時に於ける振れ止め効果を、ボルト1本の締付によって向上させることができる。【選択図】図A

Description

本考案は、アングル鋼材の直交締結時の振止め金具に関する技術
建築現場等に於けるアングル構造形式は、地震力(水平荷重ないし水平力)に対応可能なブレース構造が主流で、アングル柱、接合部プレート、アングル梁及び長さ調整用ターンバックルを装着したブレースの組み合わせが現状。
又接合プレートと梁、柱及びブレース関係はボルト止めないし溶接構造で組み立てられ、このブレース構造によって水平力を吸収している。
アングル構造形式に於ける地震力ないし水平荷重対策は、ブレース構造が主流であるが、この水平荷重吸収効果を得るためのブレース構造に対する設計、製作、組立工数が嵩み、全体工費に占める割合が大きい。
図7のブレース(斜め材)のない構造物に水平力が加わった場合、変形量α1が大きく、ある境界線を越える倒壊する。又図8は構造物にブレースを取り付けた状態で、ブレースを取り付けない状態に比べると変形量が著しく小さくなるが零にはならない。
従来のアングル直交締結又は構造物に於ける接合部は、水平力が働いた場合ピン接合部のピン周り部材の回転力が水平方向撓みの原因なっているため、これを防止できると振れ止め効果が増大する。
図7及び図8の柱、梁、ブレースの接合は、ピン接合で主にボルトナット類で接合されている。この時柱、梁結合に使用されたボルトは、水平力のせん断荷重が加わり、その荷重に耐えるボルトサイズを選択する必要がある。従ってアングル構造物の安全性は、ピン接合部のボルト強度が重要な要素となる。
結局水平力は、ブレース⇒柱・梁部⇒基礎へと伝わり、接合部が壊れるとブレースの役割を果たさなくなり、部材はばらばらになり骨組みは壊れる。従って構造物の安全性をより高めるには、ピン接合によるブレース構造に匹敵する振れ止め工法が必要となる。これが可能となると安全性、経済性に大きなメリットを得る。
本考案は、アングル鋼材の直交締結に関し、アングル鋼材の歯厚を挟み込むための高さ分を、平面部より+90度折り曲げた2つの折面と、その折面と90度位相をずらし且つ底面部より−90度方向に、他のアングル鋼材の歯厚を挟み込む高さ分を折り曲げた2つの折面を有する振れ止め金具を、アングル鋼材の直交締結部の間に装着する。その際各孔あけされたアングルの間に、孔あけされた振れ止め金具を挟み込み、それぞれ孔合わせしてボルト1本を貫通し、ナットで締め付ける機構とする。
これによって2つのアングル鋼材は、90度位相をずらした形で締結でき、各アングルは振れ止め金具爪によりそれぞれ振れ規制される。これにより締付ピンないしボルト周りの部材回転力(振れ)を防止でき、構造物の撓みないしアングル鋼材締結部の振れを防止できる。
又本金具は、90度位相を変えて上下各2か所の折曲げ部有し、それぞれの折り曲げ部がアングルの振れ規制効果ため、3点を締め付けてるボルトが切断破壊すること皆無となる。
本発明によれば以下に示すような効果を発揮する。
(1) アングルの直交締結を、本金具とボルト1本で振れ防止効果が得られる。
(2) 従ってアングル構造物は、ブレース及び接合プレートが省ける。
(3) 使用ボルトはせん断荷重が加わらない為、構造物の耐久性、安全性が増す。
(4) 本考案は、ワンパンチプレス加工が可能となり、振れ防止効果に対し大きな経済効果を得る。
本発明に係る金具斜視図 本発明に係る金具平面図 本発明な係る金具正面図 締結金具組立平面図 締結金具組立正面図 従来の構造物振れ止め工法の実施例 振れ止め金具を使用したアングル構造物 ブレース(斜め材)のない構造物に水平力が加わった場合の図 ブレース(斜め材)のある構造物に水平力が加わった場合の図
次に本発明の実施の一形態添付図面を参照しながら説明する。
図1の平面図及び図2の正面図に於いて、上下はアングル幅+0.5mm程度のクリアランスをもって上に折り曲げる。その高さはアングルの厚み分の高さをもって折り曲げたもの。又左右端末部も同様アングル幅+0.5mm程度のクリアランスをもって下に折り曲げる。同様にその曲げ高さは、アングルの厚み分とする。
図4は孔あけされた振れ止め金具3を、孔あけされたアングル鋼材1の一端と他の孔あけされたアングル鋼材2の一端で挟み挟みボルト5をナット6にて締め付けた状態図。アングル2は振れ止め金具3の端末が上に折り曲げられた部分で挟まれ振れ規制を行う。又アングル1はそのアングルと直角に振れ止め金具3の端末の下に折り曲げられた部分で振れ規制を行う。
又この状態でアングル1と2は、ボルト5とナット6直角に締め付けられ、且つ双方のアングルは回転動作が規制され、それによって振れ防止効果がえられる。取付ボルトはせん断荷重を受けず、ボルト強度が保てる。
図5はアングル構造物での、ブレース取付図の1例。
図6は振れ止め金具3の取付図。振れ止め金具3を使用することによって図5に示したブレース10やターンバックル9及びガセットプレート7,8が省ける。
図7はブレース(斜め材)のない構造物に水平力が加わった接合部の状態図。ブレースがない場合、ピン接合部の柱、梁関係の回転動作による撓み量α1を示したもの。水平力すなわちボルトに対するせん断力が最大のとき、ボルトが破断し倒壊する。
図8はブレース(斜め材)のある構造物に水平力が加わった接合部の状態図。撓み量α2はブレースがない状態より著しく小さいが、振れは完全に取りきれないのが現状。
以上本考案を実施することによって、アングル鋼材の直交締結の振れ止め効果を著しく向上させることが可能となる。
1…アングル鋼材1
2…アングル鋼材2
3…振止め金具
4…平座金
5…締結ボルト
6…締付ナット
7…ガセットプレート
8…ガセットプレート
9…ターンバックル
10…ブレースロッド

Claims (1)

  1. アングル鋼材の直交締結に関し、一方のアングル鋼材の歯厚を挟み込むための高さ分を平面部より+90度折り曲げた2つの折面と、その折面と90度位相をずらし且つ同一平面部より−90度方向に他方のアングル鋼材の歯厚を挟み込む高さ分を保つように折り曲げた2つの折面を有する振れ止め金具。
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