JP3202493U - リングバンド間に中間リングを備えた結紮システム - Google Patents

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Abstract

【課題】同時に2つの結紮リングが意図せず射出されることを防止し安全性を向上した結紮システムを提供する。【解決手段】拡張された結紮リングを、当該リングによってその弛緩状態で結紮される生物の解剖学的範囲に、適用するための結紮システムであって、結紮される個々の解剖学的範囲をその内部に取り込み且つ並んで配設された複数の結紮リングをその外面で拡張して保持する保持パイプ2を備え、結紮システムは少なくとも1つの中間リング12を含んでおり、中間リングが、保持パイプ上で、2つの結紮リングの間に配設されており、保持パイプの長手軸の方向で両結紮リングを互いに間隔をおいて保持する。【選択図】図3

Description

本考案は、請求項1の前提部分に従う結紮システム、並びに、その種の結紮システムのための中間リング、に関するものである。
バンド結紮とは一般に、リングバンドによってその緩和した状態で結紮される生物の解剖学的範囲への、弾性的に広げられたリングバンドの適用として理解される。
結紮システムは一般に、結紮器と称される医療器具、及び、それに属するリングバンドから構成され、当該医療器具を用いて、結紮に利用されるリングバンドが結紮される解剖学的範囲にかぶせられる。
この目的のため、結紮器は典型的には保持パイプを有しており、その外周部にはリングバンドが取り付けられる。その際にはリングバンドは伸ばされるので、リングバンドの内径は、大きく拡大する。保持パイプは、治療される解剖学的範囲にかぶせられ、結紮される組織は、例えばその組織が保持パイプによって吸引されることによって、この保持パイプ内へと運ばれる。それにしたがって、リングバンドが保持パイプから外れるまで、リングバンドは保持パイプの遠位端までずらされる。プロセスは専ら機械的なものであるが、ここではリングバンドの「射出」について簡潔な表現で報告される。リングバンドが保持パイプから外れると同時に、リングバンドは急激に収縮し、そのように処置された解剖学的範囲を結紮する。
合間に更なるリングバンドをはじめから結紮器の保持パイプに取り付けなればならないことなしに、複数のリングバンドを治療されるべき異なる部位にコントロールして連続して「射出」し、またそれにしたがって異なる部位を結紮出来るように、複数のリングバンドを保持パイプ上に並べて取り付け可能であることが望ましい。これに関してはしかしながら、複数のリングバンドをパイプ上に並べて位置付けることが試みられた場合、現場においては、再三に渡り、意図せず2つのリングバンドが同時に保持スリーブから外れるという問題が発生しており、これは、1つのそして同一の治療されるべき領域が2つのリングバンドによって結紮されることを導く。これは、非経済的でまた望まれる迅速な処置工程の観点で逆効果であるばかりか、種々の理由から複数の医学的合併症のリスクをももたらす。
従って、本考案の課題は、同時に2つのリングバンドが意図せず射出されることに対して向上した安全性を提供する結紮システムを、もたらすことである。
この課題は、請求項1の手段を用いて解決される。
本考案に従う結紮システムは、結紮器の保持パイプ上へ並べて押し嵌められた2つのリングバンドが、互いに直接当接しているのではなく、それらの間に押し嵌められた中間リングによって互いに分離されていることを、特徴としている。この中間リングは両方のリングバンドを、保持パイプの長手方向で見て、互いに間隔をおいて保持している。これにより、後続するリングバンドが、先行するリングバンドの射出後においても、その前後で変わりなく、保持パイプの遠位端からの極短い距離よりは長い距離を取り、従って、不利な状況下でも保持パイプの遠位端に、リングバンドが意図せず保持パイプから外れるほどに接近しないことが、保証される。これは、リングバンドの射出を著しく簡潔にする、それはなぜならこの手段及び方法で保持部の長手軸Lに沿ったリングバンドの変位によって最も外側のリングバンドを射出する目的のため、実際にそのリングバンドのみが結紮器の保持スリーブから外れることを保障するために、トリガーを過度に繊細に操作する必要がないからである。
本考案では、治療中の医師は、1つのリングバンドの射出後に、中間リングを取り外すために、結紮器を短く引き戻すことだけでよい。従って、手間をかけて新たなリングバンドを結紮器の保持スリーブに嵌め付けなければならないことなしに、更なるリングバンドが備わっていることによってすぐに続行され得る。これは特に、痔疾を治療するための、しなしながらまた、内部及び外部の粘膜脱を治療するための、止められるべき出血の結紮を(例えば、消化器内、或いは、消化器の領域内の、取り除かれるべきその他の組織の結紮除去をも)、容易にする。既に使用された結紮器の保持スリーブ上への嵌め付けの際にはじめて拡張される新たなリングバンドの嵌め付け、を実行することは、衛生的な視点から基本的に、最早必要のない中間リングを単に取り除くことよりも困難である。それによってまた、人的並びに機器的費用を減少させることが可能となり、また、さもなければ必要となる殺菌消毒措置(時間及び器具並びに化学製品/殺菌消毒手段/包装資材)に関するコストを削減することも出来る。
特には、1つ又は複数の中間リングは、リングバンドとは異なる素材で構成されている。長時間身体と接触することのない中間リングには、安価な素材を用いることが可能であり、中間リングの素材は、この手段及び方法においては、基本的にリングバンドよりも僅かに伸長可能でなければならない中間リングの機能に適合させることが出来る。
リングバンドを構成する素材のバネ定数よりも、少なくとも5倍、また理想的には少なくとも7.5倍大きいバネ定数Dを有する素材から、中間リングが構成されている場合、合目的である。それにより、意図せず結紮器の保持パイプから外れることに関して、中間リングは基本的に、リングバンドよりも僅かな傾向を有すること、が保証される。更にそれにより、中間リングが前方に存するゴムリングを押しずらすことが可能であり、そして、後続のゴムリングによって望まれない様態で押し込まれることがないことが、保証される。場合によっては、再度利用出来るように、使用後に衛生的に処理される、金属からなる中間リングも考えられる。
理想的には、中間リング12の幅は、保持パイプの長手軸Lに対して平行な方向で、長手軸Lに対して平行なリングバンドの幅又は径よりも大きい。少なくとも1.5:1の比率が、又は、更により良好には少なくとも2:1の比率が中間リング12の幅にとって有利であることが、実証された。またこれは、中間リングが意図せず結紮器の保持部から外れないこと又は取り外されないこと、にも寄与する。その広い幅に基づいて、中間リングは、結紮器の保持部上でのより確実な保持を獲得する。
合目的な方法では、中間リングは保持パイプの表面に対して局部的にのみ当接している。これは理想的には、中間リングがその内周面に少なくとも3つの、中心へ向かって半径方向へ延伸する突出部又は突起部を有し、それらによって中間リングが保持パイプの周表面に対して当接していることによって、実行される。この手段及び方法では、中間リング用に比較的に硬質な素材を用いた場合でも、保持パイプの表面に対する中間リングの定義された予張力(予応力)を達成することが、中間リングの全内周が面で当接する場合よりも容易である。それによって摩擦抵抗を減少することも可能であり、またそれにより使用時の力の消費も減少出来る。従って、中間リングのためには、より大きな寸法公差を許容することが出来る、これはとりわけ、可能な限り安価で、一回の使用後に廃棄される分離部材として中間リングを設計する、という要求に合致する。
特には、保持パイプへ押し嵌める際に中間リングが弾性変形するように、またそれにより、ごく僅かな摩擦を僅かに上回るだけで保持パイプ上をずらすことが出来る程の予張力を受けて保持パイプの表面に当接するように、中間リングは結紮器の保持パイプに適合されている。この手段及び方法においては、中間リングが意図せずまた予定より早くなくならないように、保持パイプの外周面及び中間リングの間の摩擦を容易に調整することが出来る。
理想的には、中間リングの最小の内径は、少なくとも0.1mmだけ、また、理想的には少なくとも0.2mmだけ、保持パイプの外径よりも小さい。
保護は、以下の様な中間リングのためにも請求される、すなわち、結紮器の保持パイプ上に並んで嵌め付けられた2つ又はより多くのリングバンドの間隔を保持するために利用される中間リングのためにも請求され、その際、中間リングの内径は、結紮器の保持パイプの外径に適合されており、それを用いて中間リングが意図した通りに使用される。
本考案に従う中間リングの利点はとりわけ、既存の、そして今日までの従来技術に対応する結紮器を、本考案に従うように拡張するために、中間リングが適宜適応された寸法(ディメンショニング)で利用され得る、ことである。なぜなら大抵の結紮器では、開放した保持部分が使用に供されており、それは、その長手軸方向に見てリングバンドの径よりも幅広く、これは少なくとも2つのリングバンド及びそれらの間に存在する中間リングを、既存の結紮器の保持部分上へ嵌め付けることを可能にする。
それに応じて、異なる長さ及び異なる直径を有する既存の結紮器へ追加的に装備するための、本考案に従う中間リングの使用にも、保護が請求される。
更に、リングバンドをセットするための方法にも独立した保護が請求され、当該方法は、以下のように実施される。
前記方法を実行するために、結紮器が用いられるが、その保持部分上には、保持部分の長手軸方向に見て、少なくとも2つのリングバンドが並んで嵌め付けられており、それらは中間リングによって互いに分離されている。治療される第1の位置に結紮(結紮部)を作るために、さしあたり、1つのリングバンドのみが射出される。その後、結紮器は引き戻され、そして中間リングが取り外される。それにしたがって、結紮器は治療される第2の位置へと導かれ、そこで今度は依然として結紮器の保持部分に存する第2のリングバンドを用いて、更なる結紮部が作られる。場合によってはその後、更なる中間リングによって分離して、第3のゴムリング又は第4のゴムリングを嵌め付けし、また、別々に射出することも可能である。
更に、結紮されるそれぞれの解剖学的範囲をその内部に取り込み、また、(特には一列に並んで)配設された複数の結紮リングをその外面で拡張して保持する保持パイプを備えている、結紮器を用いて、合間の再充填なしに、個々の結紮リングによってその弛緩した状態(収縮した状態)で結紮される生物の解剖学的範囲に、拡張された結紮リングを適用するための、固定されていない、つまり保持部から完全に(工具なしで)取り去ることが可能な、少なくとも1つの中間リングの使用のための独立した保護が請求され、請求される使用は、中間リングが、特には一列に並んで結紮器の保持パイプ上に嵌め付けられた2つの結紮リングの間隔を保持するために用いられ、中間リングの内径は、結紮器の保持パイプの外径に適合されており、それと共に中間リングが意図した通りに、中間リングが特には摩擦力により保持パイプ上に保持され当該摩擦力が1つの結紮リングを意図的に射出する際に別の結紮リングが意図せず保持リングから外れることを避けるために十分な大きさであるように、使用されることによって特徴付けられる。その際、中間リングは特には、中間リングが一度の使用した後に破棄されるように使用される。
「合間の再充填」なる記載からは、第2の結紮リングの射出の間に、更なる結紮リングを保持部分上に嵌め付けることが理解される。それについて重要な点は、保持部分から中間リングを完全に取り外すことが手袋をした術者の手によってさえも容易に実行可能であり、また従って、作業の流れの実際の中断をもたらさないことである。このことは、保持部分へ嵌め付けられるようにするために、標準状態(通常の場合)において、対応する装置を用いて強く伸ばされなければならない結紮リングを嵌め付ける場合とは、完全に異なっており、そのような嵌め付けは作業の流れを中断することなしに手袋をした手で「片手間に」処理できるものではない。
本考案の更なる有効性、長所、及び、構成の可能性は、実施例についての以下の記載から図面を用いてもたらされる。
本考案に従う結紮システムにおいて用いられる結紮器を示す。 2つのリングバンド及び1つの中間リングが装備された、図1に示される結紮器の保持部を拡大したものを示す。 図2と同一のユニットを示すが、ここでは両リングバンド及び中間リングが断面で示されている点が異なる。 本考案に従う中間リングの実施例の詳細図を示す。 同じく概略的にのみ表された肛門管内の、単独の痔疾を概略的に示す。 図5に示される痔疾にかぶせられた結紮器の保持部にして、リングバンドを射出する直前の保持部を示す。 図6の手段によって作成された完成した結紮を示す。
リングバンド結紮は、周知のように、様々な医学的な適応において、また、人間及び動物の身体の様々な部位に、用いることが出来る。本考案に従う結紮システムは、原則的に、考えられる全ての適用状況に適しているが、痔疾の治療に理想的に用いられる。その際、この結紮システムはその強みを非常に強く発揮する、なぜならそれは、衛生的見地において危険なこの領域での結紮器の操作を極めて容易にするからである。
図1は、本考案に従う結紮システムのために使用される、その種のものとして既知の結紮器1を示している。ここでは、完全に手で(完全にマニュアルで)操作される結紮器にして、射出もまた手で引き起こされる結紮器に関している。その種の結紮器は、格別に簡潔に組み立てられており、容易に殺菌消毒され得る一方で、それは射出の際には、非常に正確に作動しリングバンドを1ミリメートルの小部位まで厳密に変位させることが可能な電気駆動によって射出が実行される結紮器よりも、場合によっては危険である。
典型的には、その種の結紮器はハンドピース6から構成されており、このハンドピース6には、接続ピース5を介して保持パイプ2が接続されている。送りバー4を介してトリガー7に接続されている送りパイプ3は、保持パイプ2上を滑動する。この目的のために、トリガー7は、ここに記載されている実施例においては、接続ピース5によって保持されている軸受ブロック9に回動可能に支持されている。トリガー7は矢印Aの方向へ引かれ得て、そしてその後、その動きを接続軸受10を介して、送りパイプ3が矢印Bの方向へ移動されるように、送りバー4へ伝達する。この手段及び方法で、これまで保持パイプ2によって張り広げられているリングバンド11は、保持パイプ2に沿って、その遠位端に向かって、押しずらされ得て、それにより、リングバンド11が保持パイプ2の遠位端に到達したと同時に「射出」され得る、そして、リングバンド11は、その弾性の影響で、或いは、広げられたことによってリングバンド11に蓄えられたエネルギーの影響で、保持パイプ2から勢い良く外れ、そして、急激に収縮する、そしてそれによって、対応する部位に、結紮が作成される。
保持部2は、図中に示されているように、接続ピース5内に移行してもよいし、それの基部側の端部にずらされていてもよい。代替的に、保持パイプ2は、その基部側の端部にて開放されていてもよく、それは、この手段及び方法において、鉗子を用いて、陰圧(吸気システム)等を用いて、保持パイプ2の内部を通って、例えば図6に示唆されているように、治療されるべき部位を捕らえることを可能にするためである。
その上さらに、図1によって示される結紮器で重要であるのは、符号Rによって特徴付けられている挟止部である。これを外すと、トリガー7が操作されていない場合での、保持パイプ2上の送りパイプ3に占める位置が、調整される。この手段及び方法で、治療を開始するために結紮システムに1つのリングバンドを装備されるか、又は複数のリングバンド及び本考案に従う複数の中間リングを装備されるかを調整することが出来る。従って、リングバンドに追加して、本考案に従う中間リングを保持パイプ2上に嵌め付けるために、必要となるスペースを、狙いを定めて、保持パイプ2上に作り出すことが出来る。
本考案に従う結紮システムの好ましい援用分野を具体的に示すために、図5から7は、痔疾を治療する専門症例のための、一般に知られたリングバンド結紮の原理を示している。
次に、図5に目が向けられる。ここでは概略的に、当然大まかにスケッチされたているのみである単独の痔疾を有する肛門管が示されている。
リングバンド結紮は、この場合、図6に示されるように実行される。
関連する当業者に知られておりまた従ってここでは非図示の肛門鏡、膣鏡、大腸内視鏡又は直腸鏡を用いて、前述の結紮器は、痔疾の付け根が、保持パイプ2の遠位側の開口部の領域に、すなわち保持パイプ2のハンドピース6の反対側の開口部の領域に、存在するように、最後には結紮器の保持パイプ2が広範囲に渡って痔疾にかぶせられるまで、痔疾又は組織に近づけられている。そこでリングバンド11は、既に上述されたようにして、射出される。
図7はこの手段及び方法で作成された結紮を示している。痔疾は、その元の非常に小さい直径に再び収縮したリングバンド11によって、結紮されている。痔疾は通常の症例では、ある程度の時間の経過後に、リングバンド共々、自然に身体から脱落する。
図1が結紮器に唯一つのリングバンドのみが嵌め付けられている結紮システムを示している一方で、図2、3及び4は本考案において取り上げられる結紮システムを示している。
図2は、図1に従う結紮器の一部、すなわち、保持パイプ2の領域における結紮器の一部を示している。
そこでは、保持パイプ2へ移行する接続ピース5の最後部が良好に認識できる。同様に、送りバー4に溶接されているかそれ以外の形態で接続されている、長手軸Lを有する送りパイプ3が良好に認識出来る。
保持パイプ2の開放部には、その長軸Lの方向で見て前後に並んで、第1のリングバンド11.1、中間リング12、及び、第2のリングバンド11.2が嵌め付けられている。
図3は同じ状況を示しているが、ここでは第1のリングバンド11.1及び第2のリングバンド11.2並びに中間リング12は断面で表されている。
送りパイプ3が送りバー4を用いて一区間分だけ矢印PSの方向で右へずらされるとすぐに、第1のリングバンド11.1が発射されることが、図2及び図3に基づき容易に想像出来る。その際重要であることは、その前後で依然として保持パイプ2上に存在する第2のリングバンド11.2が、第1のリングバンド11.1の発射後でも、依然として完全な一区間分は、保持パイプ2の遠位端から離れており、従って、意図せずこの第2のリングバンド11.2もが発射される危険はない、ということである。これをもたらすものは中間リング12である。この中間リング2は、従来技術において知られており、また両方のリングバンドが直接互いに当接した場合とは異なり、第1のリングバントを発射するために第2のリングバンドも保持パイプ2の遠位端まで密に引きずらされることを不要とする。
図4は本考案に従う中間リング12を示している。中間リングが、基本的に保持パイプの断面に対応し特には円形状の断面を有する場合、合目的である。理想的には中間リング12は、遊びを有して保持パイプ2上に存在するのではなく、その保持パイプ2への嵌め付け時に、ある程度の予応力と共に保持パイプに対して当接している。この目的のために、中間リング12の内径は、通常は、0.1mmから0.5mmだけ、中間リング12が嵌め付けられる保持パイプ2の外径よりも小さい。
中間リング12及び保持パイプ2の間の定義された摩擦を達成するために、中間リング12が点形状でのみ或いは局部的に保持パイプ2に当接し、その全内周に沿って当接しないように計らうことが合目的的でありえる。これを達成するために、内部リング12には、内側に突出した突起部13が設けられていてもよい。理想的には3つの突起部が用いられ、それらはそれぞれ2つ一組で約120°の角度αをなす(図4参照)。それにより保持パイプ2への中間リング12の容易な嵌め付けが可能となるので、3つの突出部のみの利用が非常に有利であることは実証されているが、突出部13の総数がより多くてもよいことは自明である。
理想的には、中間リング12の幅は長手軸Lに平行な方向で、長手軸Lに平行なリングバンドの径又は幅よりも、大きい。少なくとも1.5:1、又は、より良好には少なくとも2:1の比率が、中間リング12の幅にとって有利であることが実証された。この比率は図面には表されていない。
保持パイプがその長手軸Lの方向に対応的に長く形成されている結紮器が利用される限りにおいては、2つの中間リング12によって互いに分離されている3つのリングバンド11を、保持パイプに嵌め付けること出来ることも自明である。必ずしも有効でない場合でも、理論上はより多くの総数を考えることも出来る。
リングバンドは、通常ゴム弾性を有する材料から構成されており、リングバンドが保持パイプ2上に嵌め付けられる場合、その内径は一般的に少なくとも100%だけ、より良好には200%又はそれどころかより大きく押し広げられる。リングバンドは、その未変形の状態では、基本的に長方形の断面を有している。中間リング12はそれに反して異なる様態の材料から構成されており、中間リングを安価な使い捨て部材(ワンユース部材)として利用可能とするために、特には同様にプラスチック(合成樹脂)である。しかしながら中間リング12の内径は、保持パイプ2への中間リングの嵌め付けによって、10%よりも僅かにだけ、それどころか大抵は5%よりも僅かにだけ押し広げられる。中間リング12は通常の場合、バネ定数Dが少なくとも5倍、それどころか大抵は少なくとも10倍、リングバント11をなす材料のバネ定数よりも大きい材料から構成されている。
1 結紮器
2 保持パイプ
3 送りパイプ
4 送りバー
5 接続ピース
6 ハンドピース
7 トリガー
8 戻しバネ
9 軸受台
10 接続軸受
11 リングバンド
11.1 第1のリングバンド
11.2 第2のリングバンド
12 中間リング
13 突起部
L 保持パイプ2の長手軸
R ローレット
本考案は、請求項1の前提部分に従う結紮システム、並びに、その種の結紮システムのための中間リング、に関するものである。
バンド結紮とは一般に、リングバンドによってその緩和した状態で結紮される生物の解剖学的範囲への、弾性的に広げられたリングバンドの適用として理解される。
結紮システムは一般に、結紮器と称される医療器具、及び、それに属するリングバンドから構成され、当該医療器具を用いて、結紮に利用されるリングバンドが結紮される解剖学的範囲にかぶせられる。
この目的のため、結紮器は典型的には保持パイプを有しており、その外周部にはリングバンドが取り付けられる。その際にはリングバンドは伸ばされるので、リングバンドの内径は、大きく拡大する。保持パイプは、治療される解剖学的範囲にかぶせられ、結紮される組織は、例えばその組織が保持パイプによって吸引されることによって、この保持パイプ内へと運ばれる。それにしたがって、リングバンドが保持パイプから外れるまで、リングバンドは保持パイプの遠位端までずらされる。プロセスは専ら機械的なものであるが、ここではリングバンドの「射出」について簡潔な表現で報告される。リングバンドが保持パイプから外れると同時に、リングバンドは急激に収縮し、そのように処置された解剖学的範囲を結紮する。
特許文献1は、複数の中間要素を備える内視鏡的な装置を開示しており、これらの中間要素は引張手段により半径方向に変形されるので、そのように変形された中間要素は最早後続のバンドがずれて外れることを防ぐこと出来ない。
特許文献2は組織の開口部を閉じるための装置を開示している。その際、組織を閉じるためのバンドは、操作レバーによってコントロールされて外され、又、セットされる。これらのバンドは中間要素を有しておらず、保持パイプ上にはそれに一体的に接続された溝が取り付けられている。
合間に更なるリングバンドをはじめから結紮器の保持パイプに取り付けなればならないことなしに、複数のリングバンドを治療されるべき異なる部位にコントロールして連続して「射出」し、またそれにしたがって異なる部位を結紮出来るように、複数のリングバンドを保持パイプ上に並べて取り付け可能であることが望ましい。これに関してはしかしながら、複数のリングバンドをパイプ上に並べて位置付けることが試みられた場合、現場においては、再三に渡り、意図せず2つのリングバンドが同時に保持スリーブから外れるという問題が発生しており、これは、1つのそして同一の治療されるべき領域が2つのリングバンドによって結紮されることを導く。これは、非経済的でまた望まれる迅速な処置工程の観点で逆効果であるばかりか、種々の理由から複数の医学的合併症のリスクをももたらす。
US 2006/0259 A1 US 2011/0106116 A1
従って、本考案の課題は、同時に2つのリングバンドが意図せず射出されることに対して向上した安全性を提供する結紮システムを、もたらすことである。
この課題は、請求項1の手段を用いて解決される。
本考案に従う結紮システムは、結紮器の保持パイプ上へ並べて押し嵌められた2つのリングバンドが、互いに直接当接しているのではなく、それらの間に押し嵌められた中間リングによって互いに分離されていることを、特徴としている。この中間リングは両方のリングバンドを、保持パイプの長手方向で見て、互いに間隔をおいて保持している。これにより、後続するリングバンドが、先行するリングバンドの射出後においても、その前後で変わりなく、保持パイプの遠位端からの極短い距離よりは長い距離を取り、従って、不利な状況下でも保持パイプの遠位端に、リングバンドが意図せず保持パイプから外れるほどに接近しないことが、保証される。これは、リングバンドの射出を著しく簡潔にする、それはなぜならこの手段及び方法で保持部の長手軸Lに沿ったリングバンドの変位によって最も外側のリングバンドを射出する目的のため、実際にそのリングバンドのみが結紮器の保持スリーブから外れることを保障するために、トリガーを過度に繊細に操作する必要がないからである。
本考案では、治療中の医師は、1つのリングバンドの射出後に、中間リングを取り外すために、結紮器を短く引き戻すことだけでよい。従って、手間をかけて新たなリングバンドを結紮器の保持スリーブに嵌め付けなければならないことなしに、更なるリングバンドが備わっていることによってすぐに続行され得る。これは特に、痔疾を治療するための、しなしながらまた、内部及び外部の粘膜脱を治療するための、止められるべき出血の結紮を(例えば、消化器内、或いは、消化器の領域内の、取り除かれるべきその他の組織の結紮除去をも)、容易にする。既に使用された結紮器の保持スリーブ上への嵌め付けの際にはじめて拡張される新たなリングバンドの嵌め付け、を実行することは、衛生的な視点から基本的に、最早必要のない中間リングを単に取り除くことよりも困難である。それによってまた、人的並びに機器的費用を減少させることが可能となり、また、さもなければ必要となる殺菌消毒措置(時間及び器具並びに化学製品/殺菌消毒手段/包装資材)に関するコストを削減することも出来る。
特には、1つ又は複数の中間リングは、リングバンドとは異なる素材で構成されている。長時間身体と接触することのない中間リングには、安価な素材を用いることが可能であり、中間リングの素材は、この手段及び方法においては、基本的にリングバンドよりも僅かに伸長可能でなければならない中間リングの機能に適合させることが出来る。
リングバンドを構成する素材のバネ定数よりも、少なくとも5倍、また理想的には少なくとも7.5倍大きいバネ定数Dを有する素材から、中間リングが構成されている場合、合目的である。それにより、意図せず結紮器の保持パイプから外れることに関して、中間リングは基本的に、リングバンドよりも僅かな傾向を有すること、が保証される。更にそれにより、中間リングが前方に存するゴムリングを押しずらすことが可能であり、そして、後続のゴムリングによって望まれない様態で押し込まれることがないことが、保証される。場合によっては、再度利用出来るように、使用後に衛生的に処理される、金属からなる中間リングも考えられる。
理想的には、中間リング12の幅は、保持パイプの長手軸Lに対して平行な方向で、長手軸Lに対して平行なリングバンドの幅又は径よりも大きい。少なくとも1.5:1の比率が、又は、更により良好には少なくとも2:1の比率が中間リング12の幅にとって有利であることが、実証された。またこれは、中間リングが意図せず結紮器の保持部から外れないこと又は取り外されないこと、にも寄与する。その広い幅に基づいて、中間リングは、結紮器の保持部上でのより確実な保持を獲得する。
合目的な方法では、中間リングは保持パイプの表面に対して局部的にのみ当接している。これは理想的には、中間リングがその内周面に少なくとも3つの、中心へ向かって半径方向へ延伸する突出部又は突起部を有し、それらによって中間リングが保持パイプの周表面に対して当接していることによって、実行される。この手段及び方法では、中間リング用に比較的に硬質な素材を用いた場合でも、保持パイプの表面に対する中間リングの定義された予張力(予応力)を達成することが、中間リングの全内周が面で当接する場合よりも容易である。それによって摩擦抵抗を減少することも可能であり、またそれにより使用時の力の消費も減少出来る。従って、中間リングのためには、より大きな寸法公差を許容することが出来る、これはとりわけ、可能な限り安価で、一回の使用後に廃棄される分離部材として中間リングを設計する、という要求に合致する。
特には、保持パイプへ押し嵌める際に中間リングが弾性変形するように、またそれにより、ごく僅かな摩擦を僅かに上回るだけで保持パイプ上をずらすことが出来る程の予張力を受けて保持パイプの表面に当接するように、中間リングは結紮器の保持パイプに適合されている。この手段及び方法においては、中間リングが意図せずまた予定より早くなくならないように、保持パイプの外周面及び中間リングの間の摩擦を容易に調整することが出来る。
理想的には、中間リングの最小の内径は、少なくとも0.1mmだけ、また、理想的には少なくとも0.2mmだけ、保持パイプの外径よりも小さい。
保護は、以下の様な中間リングのためにも請求される、すなわち、結紮器の保持パイプ上に並んで嵌め付けられた2つ又はより多くのリングバンドの間隔を保持するために利用される中間リングのためにも請求され、その際、中間リングの内径は、結紮器の保持パイプの外径に適合されており、それを用いて中間リングが意図した通りに使用される。
本考案に従う中間リングの利点はとりわけ、既存の、そして今日までの従来技術に対応する結紮器を、本考案に従うように拡張するために、中間リングが適宜適応された寸法(ディメンショニング)で利用され得る、ことである。なぜなら大抵の結紮器では、開放した保持部分が使用に供されており、それは、その長手軸方向に見てリングバンドの径よりも幅広く、これは少なくとも2つのリングバンド及びそれらの間に存在する中間リングを、既存の結紮器の保持部分上へ嵌め付けることを可能にする。
それに応じて、異なる長さ及び異なる直径を有する既存の結紮器へ追加的に装備するための、本考案に従う中間リングの使用にも、保護が請求される。
更に、リングバンドをセットするための方法にも独立した保護が請求され、当該方法は、以下のように実施される。
前記方法を実行するために、結紮器が用いられるが、その保持部分上には、保持部分の長手軸方向に見て、少なくとも2つのリングバンドが並んで嵌め付けられており、それらは中間リングによって互いに分離されている。治療される第1の位置に結紮(結紮部)を作るために、さしあたり、1つのリングバンドのみが射出される。その後、結紮器は引き戻され、そして中間リングが取り外される。それにしたがって、結紮器は治療される第2の位置へと導かれ、そこで今度は依然として結紮器の保持部分に存する第2のリングバンドを用いて、更なる結紮部が作られる。場合によってはその後、更なる中間リングによって分離して、第3のゴムリング又は第4のゴムリングを嵌め付けし、また、別々に射出することも可能である。
更に、結紮されるそれぞれの解剖学的範囲をその内部に取り込み、また、(特には一列に並んで)配設された複数の結紮リングをその外面で拡張して保持する保持パイプを備えている、結紮器を用いて、合間の再充填なしに、個々の結紮リングによってその弛緩した状態(収縮した状態)で結紮される生物の解剖学的範囲に、拡張された結紮リングを適用するための、固定されていない、つまり保持部から完全に(工具なしで)取り去ることが可能な、少なくとも1つの中間リングの使用のための独立した保護が請求され、請求される使用は、中間リングが、特には一列に並んで結紮器の保持パイプ上に嵌め付けられた2つの結紮リングの間隔を保持するために用いられ、中間リングの内径は、結紮器の保持パイプの外径に適合されており、それと共に中間リングが意図した通りに、中間リングが特には摩擦力により保持パイプ上に保持され当該摩擦力が1つの結紮リングを意図的に射出する際に別の結紮リングが意図せず保持リングから外れることを避けるために十分な大きさであるように、使用されることによって特徴付けられる。その際、中間リングは特には、中間リングが一度の使用した後に破棄されるように使用される。
「合間の再充填」なる記載からは、第2の結紮リングの射出の間に、更なる結紮リングを保持部分上に嵌め付けることが理解される。それについて重要な点は、保持部分から中間リングを完全に取り外すことが手袋をした術者の手によってさえも容易に実行可能であり、また従って、作業の流れの実際の中断をもたらさないことである。このことは、保持部分へ嵌め付けられるようにするために、標準状態(通常の場合)において、対応する装置を用いて強く伸ばされなければならない結紮リングを嵌め付ける場合とは、完全に異なっており、そのような嵌め付けは作業の流れを中断することなしに手袋をした手で「片手間に」処理できるものではない。
本考案の更なる有効性、長所、及び、構成の可能性は、実施例についての以下の記載から図面を用いてもたらされる。
本考案に従う結紮システムにおいて用いられる結紮器を示す。 2つのリングバンド及び1つの中間リングが装備された、図1に示される結紮器の保持部を拡大したものを示す。 図2と同一のユニットを示すが、ここでは両リングバンド及び中間リングが断面で示されている点が異なる。 本考案に従う中間リングの実施例の詳細図を示す。 同じく概略的にのみ表された肛門管内の、単独の痔疾を概略的に示す。 図5に示される痔疾にかぶせられた結紮器の保持部にして、リングバンドを射出する直前の保持部を示す。 図6の手段によって作成された完成した結紮を示す。
リングバンド結紮は、周知のように、様々な医学的な適応において、また、人間及び動物の身体の様々な部位に、用いることが出来る。本考案に従う結紮システムは、原則的に、考えられる全ての適用状況に適しているが、痔疾の治療に理想的に用いられる。その際、この結紮システムはその強みを非常に強く発揮する、なぜならそれは、衛生的見地において危険なこの領域での結紮器の操作を極めて容易にするからである。
図1は、本考案に従う結紮システムのために使用される、その種のものとして既知の結紮器1を示している。ここでは、完全に手で(完全にマニュアルで)操作される結紮器にして、射出もまた手で引き起こされる結紮器に関している。その種の結紮器は、格別に簡潔に組み立てられており、容易に殺菌消毒され得る一方で、それは射出の際には、非常に正確に作動しリングバンドを1ミリメートルの小部位まで厳密に変位させることが可能な電気駆動によって射出が実行される結紮器よりも、場合によっては危険である。
典型的には、その種の結紮器はハンドピース6から構成されており、このハンドピース6には、接続ピース5を介して保持パイプ2が接続されている。送りバー4を介してトリガー7に接続されている送りパイプ3は、保持パイプ2上を滑動する。この目的のために、トリガー7は、ここに記載されている実施例においては、接続ピース5によって保持されている軸受ブロック9に回動可能に支持されている。トリガー7は矢印Aの方向へ引かれ得て、そしてその後、その動きを接続軸受10を介して、送りパイプ3が矢印Bの方向へ移動されるように、送りバー4へ伝達する。この手段及び方法で、これまで保持パイプ2によって張り広げられているリングバンド11は、保持パイプ2に沿って、その遠位端に向かって、押しずらされ得て、それにより、リングバンド11が保持パイプ2の遠位端に到達したと同時に「射出」され得る、そして、リングバンド11は、その弾性の影響で、或いは、広げられたことによってリングバンド11に蓄えられたエネルギーの影響で、保持パイプ2から勢い良く外れ、そして、急激に収縮する、そしてそれによって、対応する部位に、結紮が作成される。
保持部2は、図中に示されているように、接続ピース5内に移行してもよいし、それの基部側の端部にずらされていてもよい。代替的に、保持パイプ2は、その基部側の端部にて開放されていてもよく、それは、この手段及び方法において、鉗子を用いて、陰圧(吸気システム)等を用いて、保持パイプ2の内部を通って、例えば図6に示唆されているように、治療されるべき部位を捕らえることを可能にするためである。
その上さらに、図1によって示される結紮器で重要であるのは、符号Rによって特徴付けられているクランプネジ部である。これを外すと、トリガー7が操作されていない場合での、保持パイプ2上の送りパイプ3に占める位置が、調整される。この手段及び方法で、治療を開始するために結紮システムに1つのリングバンドを装備されるか、又は複数のリングバンド及び本考案に従う複数の中間リングを装備されるかを調整することが出来る。従って、リングバンドに追加して、本考案に従う中間リングを保持パイプ2上に嵌め付けるために、必要となるスペースを、狙いを定めて、保持パイプ2上に作り出すことが出来る。
本考案に従う結紮システムの好ましい援用分野を具体的に示すために、図5から7は、痔疾を治療する専門症例のための、一般に知られたリングバンド結紮の原理を示している。
次に、図5に目が向けられる。ここでは概略的に、当然大まかにスケッチされたているのみである単独の痔疾を有する肛門管が示されている。
リングバンド結紮は、この場合、図6に示されるように実行される。
関連する当業者に知られておりまた従ってここでは非図示の肛門鏡、膣鏡、大腸内視鏡又は直腸鏡を用いて、前述の結紮器は、痔疾の付け根が、保持パイプ2の遠位側の開口部の領域に、すなわち保持パイプ2のハンドピース6の反対側の開口部の領域に、存在するように、最後には結紮器の保持パイプ2が広範囲に渡って痔疾にかぶせられるまで、痔疾又は組織に近づけられている。そこでリングバンド11は、既に上述されたようにして、射出される。
図7はこの手段及び方法で作成された結紮を示している。痔疾は、その元の非常に小さい直径に再び収縮したリングバンド11によって、結紮されている。痔疾は通常の症例では、ある程度の時間の経過後に、リングバンド共々、自然に身体から脱落する。
図1が結紮器に唯一つのリングバンドのみが嵌め付けられている結紮システムを示している一方で、図2、3及び4は本考案において取り上げられる結紮システムを示している。
図2は、図1に従う結紮器の一部、すなわち、保持パイプ2の領域における結紮器の一部を示している。
そこでは、保持パイプ2へ移行する接続ピース5の最後部が良好に認識できる。同様に、送りバー4に溶接されているかそれ以外の形態で接続されている、長手軸Lを有する送りパイプ3が良好に認識出来る。
保持パイプ2の開放部には、その長軸Lの方向で見て前後に並んで、第1のリングバンド11.1、中間リング12、及び、第2のリングバンド11.2が嵌め付けられている。
図3は同じ状況を示しているが、ここでは第1のリングバンド11.1及び第2のリングバンド11.2並びに中間リング12は断面で表されている。
送りパイプ3が送りバー4を用いて一区間分だけ矢印の方向で右へずらされるとすぐに、第1のリングバンド11.1が発射されることが、図2及び図3に基づき容易に想像出来る。その際重要であることは、その前後で依然として保持パイプ2上に存在する第2のリングバンド11.2が、第1のリングバンド11.1の発射後でも、依然として完全な一区間分は、保持パイプ2の遠位端から離れており、従って、意図せずこの第2のリングバンド11.2もが発射される危険はない、ということである。これをもたらすものは中間リング12である。この中間リング2は、従来技術において知られており、また両方のリングバンドが直接互いに当接した場合とは異なり、第1のリングバントを発射するために第2のリングバンドも保持パイプ2の遠位端まで密に引きずらされることを不要とする。
図4は本考案に従う中間リング12を示している。中間リングが、基本的に保持パイプの断面に対応し特には円形状の断面を有する場合、合目的である。理想的には中間リング12は、遊びを有して保持パイプ2上に存在するのではなく、その保持パイプ2への嵌め付け時に、ある程度の予応力と共に保持パイプに対して当接している。この目的のために、中間リング12の内径は、通常は、0.1mmから0.5mmだけ、場合によっては0.1mmから0.75mmだけ、中間リング12が嵌め付けられる保持パイプ2の外径よりも小さい。
中間リング12及び保持パイプ2の間の定義された摩擦を達成するために、中間リング12が点形状でのみ或いは局部的に保持パイプ2に当接し、その全内周に沿って当接しないように計らうことが合目的的でありえる。これを達成するために、内部リング12には、内側に突出した突起部13が設けられていてもよい。理想的には3つの突起部が用いられ、それらはそれぞれ2つ一組で約120°の角度αをなす(図4参照)。それにより保持パイプ2への中間リング12の容易な嵌め付けが可能となるので、3つの突出部のみの利用が非常に有利であることは実証されているが、突出部13の総数がより多くてもよいことは自明である。
理想的には、中間リング12の幅は長手軸Lに平行な方向で、長手軸Lに平行なリングバンドの径又は幅よりも、大きい。少なくとも1.5:1、又は、より良好には少なくとも2:1の比率が、中間リング12の幅にとって有利であることが実証された。この比率は図面には表されていない。
保持パイプがその長手軸Lの方向に対応的に長く形成されている結紮器が利用される限りにおいては、2つの中間リング12によって互いに分離されている3つのリングバンド11を、保持パイプに嵌め付けること出来ることも自明である。必ずしも有効でない場合でも、理論上はより多くの総数を考えることも出来る。
リングバンドは、通常ゴム弾性を有する材料から構成されており、リングバンドが保持パイプ2上に嵌め付けられる場合、その内径は一般的に少なくとも100%だけ、より良好には200%又はそれどころかより大きく押し広げられる。リングバンドは、その未変形の状態では、基本的に長方形の断面を有している。中間リング12はそれに反して異なる様態の材料から構成されており、中間リングを安価な使い捨て部材(ワンユース部材)として利用可能とするために、特には同様にプラスチック(合成樹脂)である。しかしながら中間リング12の内径は、保持パイプ2への中間リングの嵌め付けによって、10%よりも僅かにだけ、それどころか大抵は5%よりも僅かにだけ押し広げられる。中間リング12は通常の場合、バネ定数Dが少なくとも5倍、それどころか大抵は少なくとも10倍、リングバント11をなす材料のバネ定数よりも大きい材料から構成されている。
1 結紮器
2 保持パイプ
3 送りパイプ
4 送りバー
5 接続ピース
6 ハンドピース
7 トリガー
8 戻しバネ
9 軸受台
10 接続軸受
11 リングバンド
11.1 第1のリングバンド
11.2 第2のリングバンド
12 中間リング
13 突起部
L 保持パイプ2の長手軸
R ローレット
トリガー7の移動方向
送りパイプ3の移動方向

Claims (15)

  1. 拡張された結紮リングを、当該リングによってその弛緩状態で結紮される生物の解剖学的範囲に、適用するための結紮システムにして、
    結紮される個々の解剖学的範囲をその内部に取り込み保持パイプ(2)にして且つ並んで配設された複数の結紮リングをその外面で拡張して保持する前記保持パイプ(2)を備えた前記結紮器(1)を含む、前記結紮システムにおいて、
    前記結紮システムが少なくとも1つの中間リング(12)を含んでおり、当該中間リング(12)が、前記保持パイプ(2)上で、2つの結紮リングの間に配設されており、また、前記保持パイプ(2)の長手軸の方向で前記両結紮リングを互いに間隔をおいて保持すること、
    を特徴とする結紮システム。
  2. 請求項1に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングが、前記結紮リングとは別の材料から構成されること、特には別のプラスチック材料から構成されていること、
    を特徴とする結紮システム。
  3. 請求項1に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングが、前記結紮リングのバネ定数よりも、少なくとも10倍大きいバネ定数を有すること、
    を特徴とする結紮システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記結紮リングが前記保持パイプ上のその意図した取り付け位置に存在する場合に、前記中間リングが、前記保持パイプ上のその意図した取り付け位置に関連して、結紮リングの拡張の1.5倍よりも、より良好には2倍よりも大きい、前記保持パイプの長手軸の方向での幅、を有していること、
    を特徴とする結紮システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングが、局部的にのみ前記保持パイプに当接していること、
    を特徴とする結紮システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングが、その内周面に中心に向かって半径方向に延びる少なくとも3つの突出部を有しており、当該突出部を用いて前記中間リングが前記保持パイプに当接していること、
    を特徴とする結紮システム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングが前記保持パイプへの押し嵌め時に弾性変形するように、またそれにより、前記中間リングが、ごく僅かな摩擦を僅かに上回るだけで前記中間リングを前記保持パイプ上でずらすことが出来る程度に予張力を受けて、前記保持パイプの表面に当接するように、
    前記中間リングが前記保持パイプに適合されていること、
    を特徴とする結紮システム。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記中間リングの最小内径が、前記保持パイプの外径よりも0.1mmから0.75mmだけ小さいこと、
    を特徴とする結紮システム。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の結紮システムにおいて、
    前記結紮システムが複数の前記中間リングを含んでおり、それらがそれぞれ、使用後その都度破棄される使い捨て部材として構成されていること、
    を特徴とする結紮システム。
  10. 結紮器の保持パイプ上に並んで嵌め付けられた2つリングバンドの間隔を保持するための中間リングにおいて、
    前記中間リングの内径が、前記中間リングが意図して用いられる前記結紮器の前記保持パイプの外径に適合されており、前記中間リングの最小内径が、特には0.1mmから0.75mmだけ、前記中間リングが意図して使用される前記結紮器の前記保持パイプの外径よりも小さいこと、
    を特徴とする中間リング。
  11. 請求項10又は11に記載の中間リングにおいて、
    前記中間リングが金属から構成されていること、
    を特徴とする中間リング。
  12. 請求項10又は11に記載の中間リングにおいて、
    前記中間リングがプラスチックから構成されていること、
    を特徴とする中間リング。
  13. 請求項10から13のいずれか一項に記載の中間リングにおいて、
    前記中間リングが基本的に、3箇所から10箇所のみの、特には3箇所から4箇所のみの、定められた間隔で並んだ位置で、前記保持パイプの表面に当接していること、
    を特徴とする中間リング。
  14. 結紮される個々の解剖学的範囲をその内部に取り込み、また、その外面で(特には一列に並んで)配設された複数の結紮リングを拡張して保持する保持パイプを含む結紮器を用いて、合間の再充填なしに、個々の結紮リングによってその弛緩状態で結紮される生物の解剖学的範囲に、拡張された結紮リングを適用するための、少なくとも1つの固定されていない中間リングの使用において、
    前記中間リングが、前記結紮器の前記保持パイプ上に並んで嵌め付けられた2つの結紮リングの間隔を保持するために用いられ、その際、前記中間リングの内径は、前記結紮器の前記保持パイプの外径に適合されており、それと共に前記中間リングが意図した通りに、前記中間リングが特には1つの結紮リングを意図的に射出する際に別の結紮リングが意図せず保持リングから外れることを避けるために十分な大きさの摩擦力により保持パイプ上に保持されるように、使用され、その際前記中間リングが特には、一度使用された後に破棄されるように、用いられること、
    を特徴とする中間リングの使用。
  15. 結紮される個々の解剖学的範囲をその内部に取り込み、また、その外面で(特には一列に並んで)配設された複数の結紮リングを拡張して保持する保持パイプを含む結紮器を用いて、合間の再充填なしに、個々の結紮リングによってその弛緩状態で結紮される生物の解剖学的範囲に、拡張された結紮リングを適用するための、複数の固定されていない中間リングの使用において、
    射出方向に並んでいる2つの前記結紮リングの間に、それぞれ1つの前記中間リングが、前記結紮器の前記保持パイプ上に並んで嵌め付けられた前記結紮リングの間隔を保持するために用いられており、その際、前記中間リングの内径は、前記結紮器の前記保持パイプの外径に適合されており、それと共に前記中間リングが意図した通りに、前記中間リングが特には1つの結紮リングを意図的に射出する際に別の結紮リングが意図せず前記保持リングから外れることを避けるために十分な大きさの摩擦力により前記保持パイプ上に保持されるように、使用され、その際前記中間リングが特には、一度使用された後に破棄されるように用いられること、
    を特徴とする中間リングの使用。
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