JP3202258B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP3202258B2
JP3202258B2 JP13192991A JP13192991A JP3202258B2 JP 3202258 B2 JP3202258 B2 JP 3202258B2 JP 13192991 A JP13192991 A JP 13192991A JP 13192991 A JP13192991 A JP 13192991A JP 3202258 B2 JP3202258 B2 JP 3202258B2
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茂 市原
浩樹 井上
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機の入賞装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の遊技盤面には入賞口内へ入
球した遊技球の通過態様を変化させるための各種の趣向
を有する入賞装置が取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は入賞口
内へ入球した遊技球の通過態様を多様化する新規な趣向
を有する入賞装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊技機
は、遊技球を所定の位置へ誘導する誘導路と、誘導路の
後方に配置され、周方向に配列された特定球受部と普通
球受部を含む複数個の球受部を有し、所定の位置に誘導
された遊技球をいずれかの球受部に択一的に導入して移
送する回転体と、前記各球受部のうちの特定球受部内へ
導入されて移送された遊技球の通り抜けが可能な特定球
通し口と、前記各球受部のうちの普通球受部内へ導入さ
れて移送された遊技球の通り抜けが可能な普通球通し口
と、を備える入賞装置を有する遊技機である。また、請
求項2に記載の遊技機は、遊技球を所定の位置へ誘導す
る誘導路と、誘導路の後方に配置され、周方向に配列さ
れた特定球受部と普通球受部を含む複数個の球受部を有
し、所定の位置に誘導された遊技球をいずれかの球受部
に択一的に導入して移送する回転体と、前記各球受部の
うちの特定球受部内へ導入されて移送された遊技球の通
り抜けが可能な特定球通し口と、前記各球受部のうちの
普通球受部内へ導入されて移送された遊技球の通り抜け
が可能な普通球通し口とを備える入賞装置を有し、誘導
路は回転体が視認可能に構成されている遊技機である。
また、請求項3に記載の遊技機では、前記誘導路は、遊
技球が同誘導路内で一列に整列されるように設定されて
いる。また、請求項4に記載の遊技機では、前記入賞装
置には、前記特定球通し口を通過した遊技球が通行する
特定通路が形成され、同特定通路に同特定通路を通行す
る遊技球を検出する特定領域通過検出スイッチが取り付
けられている。また、請求項5に記載の遊技機は、遊技
球が電動役物作動口に入球すると、遊技球が前記誘導路
へ入球可能な状態に変化する電動役物と、遊技球が前記
特定球通し口を通過すると作動開始すると共に、再度同
特定球通し口を遊技球が通過、又は所定の始動口に所定
の個数の遊技球が入球すると作動終了する特別装置と、
前記特別装置の作動中に前記所定の始動口に遊技球が入
球する毎に所定の態様で開放駆動される変動入賞装置と
を備える遊技機である。
【0005】
【作用】遊技盤面から誘導路を通って所定位置へ誘導さ
れた遊技球が、回転体に設けた複数個の球受部のうちの
普通球受部内へ導入されると、この普通球受部内の遊技
球は前記普通球受部によって積極的に移送されて前記回
転体の後側に形成された普通球通し口内を通り抜けて送
り出される。一方、遊技球が前記各球受部のうちの特定
球受部内へ導入されると、その遊技球が特定球受部によ
って積極的に移送されて前記回転体の後側に形成された
特定球通し口内を通り抜けて特定通路内へ導入され、こ
の特定通路内を通行して入賞し易い状態を出現させる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。
【0007】パチンコ機の遊技盤11の遊技盤面11a
において、その中央部には本例の入賞装置Nが取付けら
れるとともに、遊技盤面11aには入賞装置Nの上方に
配設されて天入賞口1aを有する天普通役物1と、入賞
装置Nの左方および右方にそれぞれ配設されて左肩入賞
口2aおよび右肩入賞口3aを有する左右普通役物2,
3と、入賞装置Nの左右斜め下方にそれぞれ配設された
左チューリップ式役物4および右チューリップ式役物5
と、入賞装置Nの下方に配設されて大入賞口6a、左始
動口6b、右始動口6cを有する下入賞装置6(請求項
5の変動入賞装置に相当)と、入賞装置Nと下入賞装置
6との間に配設されて、電動役物作動口7aを有するゲ
ート7と、入賞装置Nの直上に配設されて遊技球を遊技
盤面11aから入賞装置N内へ導入するための特定入賞
口8aおよび可動翼片8b,8bを有する電動役物8と
が取付けられている。
【0008】下入賞装置6には左始動口入賞検出スイッ
チ6d,右始動口入賞検出スイッチ6e,大入賞口入賞
検出スイッチ6f,大入賞口開放ソレノイド6gが組込
まれ、ゲート7には電動役物作動スイッチ7bが組込ま
れ、電動役物8には両可動翼片8bを駆動する電動役物
開放ソレノイド8cが組込まれている。
【0009】遊技盤11の裏面11bには各入賞口内へ
落入した入賞球を誘導する誘導樋9〜9が取付けられて
いる。
【0010】入賞装置Nにおいて、遊技盤面11aにビ
ス着された半透明合成樹脂製の器体15の前面には半透
明合成樹脂製の前球受ケース16が取着され、この前球
受ケース16の上部には凸円弧状に湾曲された外板16
aと、この外板16aの内方に後方へ下傾した状態で並
設された内板16bと、外板16aと内板16bとの前
端縁に内外端縁が連接された前板16cとが形成され、
板16aおよび板16bの中央部で前球受ケース1
6の上端には前記特定入賞口8a内へ入球した遊技球を
通過させる入賞口16dが開設されるとともに、入賞口
16dの左方および右方で外板16aと内板16bとの
間には前板16cの後面にLED基板17を介して取付
けられた適数個の装飾LED18および表示灯19がそ
れぞれ装入されている。
【0011】前球受ケース16の外板16aの内側面、
内板16bの内側面および前板16cの後面には装飾L
ED18,表示灯19等の光線が拡散および乱反射して
透過するように多数の微細な凹凸がそれぞれ形成されて
いる。
【0012】前球受ケース16の下部には左右上端縁が
外板16aの左右下端縁にそれぞれ段差状に連接されて
凹円弧状に湾曲された外板16eと、左右上端縁が内板
16bの左右下端縁にそれぞれ段差状に連接されて外板
16eの内方に並設された内板16fと、外板16eお
よび内板16fの前端縁に連接されて前球受ケース16
の下半部を覆蓋する半円形板状の前カバー板16gとが
形成されるとともに、この前カバー板16gの後面には
外端が内板16fの左上端に連接されて右方へ下傾状に
延出された上樋板16hと、上端がこの上樋板16hの
内端に連接されて下端が内板16fの中央部付近に連接
されかつ上部から中央部にわたって円弧状に湾曲された
下樋板16iとの前端縁が連接されている。
【0013】前球受ケース16の前板16cと前カバー
板16gとの間には半円形状の入球口16jが開口され
るとともに、樋板16h上および、下樋板16iと内
板16fとの間には入賞口16dおよび入球口16jを
通った遊技球を球受ケース16内の下端中央部へ誘導
するための誘導路20が形成されている。この誘導路2
0は上樋板16h上へ転落した各遊技球が誘導路20内
で一列に整列されるように設定されている。
【0014】器体15の前端には前球受ケース16が前
面にビス着されて円形状の開口部を有する基枠21が形
成され、この基枠21にはその開口縁に前側周縁が連接
された円筒状の胴部22aと、胴部22aの後側周縁に
外周縁が連接された円形板状の仕切板22bとを有する
後球受ケース22が形成され、仕切板22bの裏面下部
には光線を拡散および乱反射させて透過させるために多
数の微細な凹凸が形成されている。
【0015】基枠21の上部には前記装飾LED18お
よび表示灯19に接続されたリード線束を挿通するため
の左右1対のリード線挿通口25が開設されるととも
に、後球受ケース22の胴部22aの上部には前端縁が
両リード線挿通口25にそれぞれ連接された左右1対の
リード線保持板26が連接されている。
【0016】基枠21の上端には後方へ突出された角筒
状のスイッチ取付部21aが形成され、このスイッチ取
付部21a内には前球受ケース16の入賞口16d内に
突入された検出部27aが前部に開設された特定入賞口
入賞検出スイッチ27が水平姿勢で貫挿されている。
【0017】後球受ケース22の仕切板22bの上端部
には1個の遊技球の通過が可能なほぼ丸孔状の特定球通
し口29が開口されるとともに、仕切板22bの上部で
特定球通し口29の一側方には1個の遊技球の通過が可
能なほぼ丸孔状の普通球通し口30が特定球通し口29
から若干離隔して開口され、仕切板22bの中心から特
定球通し口29の中心側孔縁29aまでの間隔は仕切板
22bの中心から普通球通し口30の中心側孔縁30a
までの間隔より短縮されている。
【0018】仕切板22bの後面の上下端部には後方へ
水平状に延出された左右2対の丸棒状の取付棒31が連
接され、この各取付棒31の後端面にはほぼ円盤状の後
取付板32が垂直状にビス着されている。
【0019】仕切板22bの後面には特定球通し口29
の後側と普通球通し口30の後側との間に垂立された隔
壁33と、内端縁が隔壁33の下部に連接されて特定球
通し口29側へ下傾状に延出されかつ上面の内端付近が
特定球通し口29の中心側孔縁29aに整合された第1
誘導樋板34と、内端縁が隔壁33の下端縁に連接され
て普通球通し口30側へ下傾状に延出されかつ上面の中
央部が普通球通し口30の中心側孔縁30aに整合され
た第2誘導樋板35との各前端縁がそれぞれ連接され、
隔壁33および両誘導樋板34,35の後端縁は後取付
板32の前面に連接されている。
【0020】第1誘導樋板34上には特定球通し口29
内を通って転落した遊技球を通行させる特定通路36が
形成され、第2誘導樋板35上には普通球通し口30内
を通って転落した遊技球を左下方へ誘導する球通路37
が形成されている。
【0021】第1誘導樋板34の外端付近には特定通路
36内に突入された検出部38aを有し、図示しない特
別装置を作動させる信号を発信する特定領域通過検出ス
イッチ38が垂直状に貫挿されている。前記特別装置は
下入賞装置6の大入賞口6aへ入賞し易い条件を設定す
るために作動し、この特別装置の作動中に遊技球が左右
始動口6b,6c内へ入球すると、大入賞口6aが一定
時間だけ開放されるように設定されている。
【0022】仕切板22bの後面の中央部付近には減速
モータ形の回転体駆動モータ40が前向き状に取付けら
れ、この回転体駆動モータ40の出力軸40aには後球
受ケース22の胴部22a内に若干の間隔を隔てて装入
されて時計回り方向(右回り)に回転駆動される回転体
41がその中央部にビス着された取付ボス部41aを介
して取付けられている。回転体41はパチンコ機の電源
投入時に右回りの回転を開始する。
【0023】回転体41の周縁部には正面形状がそれぞ
れほぼU形状に形成されて周方向へ等間隔で配列された
1つの特定球受部42と5つの普通球受部43〜43と
が、前記誘導路20の下端へ誘導された遊技球が択一的
に導入されて積極的に移送されるように凹設されてい
る。
【0024】特定球受部42の深さは各普通球受部43
の深さより増大され、特定球受部42の底面42aの旋
回半径は回転体1の回転中心から普通球通し口30の中
心側孔縁30aまでの長さより短縮され、特定球受部4
2の底面42aは特定球受部42が特定球通し口29の
正面へ旋回したときに特定球通し口29の中心側孔縁2
9aに整合される。
【0025】普通球受部43の底面43aは普通球受部
43が普通球通し口30の正面へ旋回したときに普通球
通し口30の中心側孔縁30aに整合され、普通球受部
43の底面43aの回転半径は回転中心から特定球通し
口29の中心側孔縁29aまでの長さより若干増大され
ている。
【0026】誘導路20の下端へ転落した遊技球が回転
体41の下端へ旋回した特定球受部42内へ導入された
ときにはその遊技球が特定球受部42とともに上方へ旋
回して普通球通し口30の正面へ移行しても、普通球通
し口30内へのその遊技球の通り抜けが阻止され、その
遊技球が特定球通し口29の正面に移行したときに特定
球通し口29内へのその遊技球の通り抜けが許容され
る。特定球通し口29を通り抜けた遊技球は特定通路3
6へ転落してこの特定通路36内を通行し、特定領域通
過検出スイッチ38で検出されて特定通路36の右方へ
送り出される。
【0027】誘導路20の下端へ転落した遊技球が回転
体41の下端へ旋回した普通球受部43内へ導入された
ときにはその遊技球が普通球受部43とともに上方へ旋
回して普通球通し口30の正面へ移行したときに普通球
受部43の遊技球が普通球通し口30内を通り抜けて球
通路37内へ導入され、球通路37内を通行してその左
方へ送り出され、セーフ球として処理される。但し、普
通球受部43が特定球通し口29の正面へ移行しても、
特定球通し口29の下部が普通球受部43の底縁によっ
て閉塞されるので、特定球通し口29内への普通球受部
43内の遊技球の通り抜けが阻止される。
【0028】後取付板32の上端には特定入賞口入賞検
出スイッチ27に接続されたリード線を挿直保持するた
めに突出されたリード線保持片45が一体状に形成され
ている。
【0029】後取付板32の後面には前面にプリント回
路が印刷されて後面に複数個のコネクタ47が取付けら
れた中継基板46が、入賞装置Nの内外の電気配線を中
継するために垂直状に取付けられている。この中継基板
46の前面の下端には後取付板32を貫通して前方へ延
出された左右1対の表示灯48,48の接続端子がそれ
ぞれはんだ付けされている。両LED基板17,特定入
賞口入賞検出スイッチ27,特定領域通過検出スイッチ
38,回転体駆動モータ40にそれぞれ接続されたリー
ド線はコネクタ47を介して中継基板46のプリント回
路に接続されている。
【0030】次に、遊技球の入賞態様について説明する
と、遊技盤面11aへ打込まれた遊技球が下入賞装置6
の左右始動口6b,6c内および電動役物8の特定入賞
口8a内に入球したときにはそれぞれ13個の遊技球が
払い出される。
【0031】遊技球がゲート7の電動役物作動口7a内
を通過すると、電動役物8の特定入賞口8aが0.4秒
間開放される。但し、特定入賞口8aの開放中に遊技球
がゲート7の電動役物作動口7a内を新たに通過して
も、特定入賞口8aは開放されない。
【0032】遊技球が開放中の特定入賞口8a内へ入球
して入賞装置Nの入賞口16d内および誘導路20内へ
落入すると、その遊技球は特定球受部42および普通球
受部43の何れかに分配される。特定入賞口8a内へ落
入した遊技球が特定球受部42内へ導入されると、特定
球受部42が特定球通し口29の正面へ旋回したときに
特定球受部42内の遊技球が特定球通し口29内を通り
抜けて特定通路36へ転落し、特定通路36内を通行し
て特定領域通過検出スイッチ38によってその通行が検
出され、特定領域通過検出スイッチ38の検出信号によ
って特別装置が作動する。また、特定入賞口8a内に落
入した遊技球が普通球受部30の何れかに導入される
と、その遊技球が普通球通し口30を通り抜けて球通路
37内へ転落し、前記特別装置は作動しない。
【0033】特別装置の作動中に遊技球が下入賞装置6
の左右始動口6b,6c内へ入球すると、下入賞装置6
の大入賞口6aが約9.8秒間開放される。但し、開放
中の大入賞口6a内へ10個の遊技球が入球した時点で
大入賞口6aが閉止される。
【0034】大入賞口6aの開放中に遊技球が左右始動
口6b,6c内へ入球しても規定数の賞品球が払い出さ
れるだけで、大入賞口6aの閉止後引き続き大入賞口6
aが開放されることはない。
【0035】前記特別装置の作動中に遊技球が左右始動
口6b,6c内へ16個入球したとき、若しくは遊技球
が特定通路36を再度通行したときには特別装置が作動
を停止する。
【0036】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では遊技盤面11aから誘導路
20を通って所定位置へ誘導された遊技球が択一的に導
入されるように周方向へ配列された複数個の球受部4
2,43を有する回転体41の後側には前記各球受部4
2,43のうちの特定球受部42内へ導入されてこの特
定球受部42によって積極的に移送された遊技球の通り
抜けが可能な特定球通し口29と、各球受部42,43
のうちの普通球受部43内へ導入されてこの普通球受部
43によって積極的に移送された遊技球の通り抜けが可
能な普通球通し口30と、特定球通し口29内を通り抜
けた遊技球のみを通行させる特定通路36とを形成して
ある。
【0037】そして、誘導路20から回転体40の普通
球受部43内へ導入された遊技球は普通球受部43によ
って普通球通し口30の正面へ積極的に移送されて普通
球通し口30内を通り抜け、球通路37から送り出され
定通路36へのその遊技球の通行が不能となるが、
誘導路20から回転体40の特定球受部42内へ導入さ
れた遊技球は特定球受部42によって特定球通し口29
の正面へ積極的に移送されて特定球通し口29を通り抜
け、特定通路36内へ導入されて特定通路36内を通行
し、特定領域通過検出スイッチ38が特別装置作動信号
を発信する。
【0038】すなわち、誘導路20内へ落入した遊技球
は特定球受部42および各普通球受部43のうちの何れ
かに分配されて積極的に持上げられてから、特定通路3
6若しくは球通路37へ振り分けられ、特定球受部42
内へ導入された遊技球のみが特定通路36内を通行して
入賞し易い状態が出現する。
【0039】従って、入賞装置N内へ落入した遊技球が
入賞装置N内を通過する通過態様を偶発的な要因によっ
て変化させてゲームの興趣を高めることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は遊技盤面から誘導路を通って所
定位置へ誘導された遊技球が択一的に導入されるように
周方向へ配列された複数個の球受部を有する回転体の後
側には前記各球受部のうちの特定球受部内へ導入されて
この特定球受部によって積極的に移送された遊技球の通
り抜けが可能な特定球通し口と、前記各球受部のうちの
普通球受部内へ導入されてこの普通球受部によって積極
的に移送された遊技球の通り抜けが可能な普通球通し口
と、前記特定球通し口内を通り抜けた遊技球のみを通行
させる特定通路とを形成してあるので、入賞装置内へ落
入した遊技球が入賞装置内を通過する通過態様を偶発的
な要因によって変化させてゲームの興趣を高めることが
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す入賞装置の正面図であ
る。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】遊技盤の裏面図である。
【図4】入賞装置の縦断面図である。
【図5】前球受ケースの裏面図である。
【図6】入賞装置の分解斜視図である。
【図7】特定球受部が特定球通し口の正面へ旋回した状
態を示す器体の正面図である。
【図8】特定球受部が普通球通し口の正面へ旋回した状
態を示す器体の正面図である。
【符号の説明】
11a 遊技盤面 20 誘導路 29 特定球通し口 30 普通球通し口 36 特定通路 40 回転体 42 特定球受部 43 普通球受部 N 入賞装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 浩樹 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ 川1番地 株式会社大一商会内 (56)参考文献 特開 昭64−17675(JP,A) 特開 昭63−117781(JP,A) 特開 昭62−117579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を所定の位置へ誘導する誘導路
    と、 誘導路の後方に配置され、周方向に配列された特定球受
    部と普通球受部を含む複数個の球受部を有し、所定の位
    置に誘導された遊技球をいずれかの球受部に択一的に導
    入して移送する回転体と、 前記各球受部のうちの特定球受部内へ導入されて移送さ
    れた遊技球の通り抜けが可能な特定球通し口と、 前記各球受部のうちの普通球受部内へ導入されて移送さ
    れた遊技球の通り抜けが可能な普通球通し口と、 を備える入賞装置を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技球を所定の位置へ誘導する誘導路
    と、 誘導路の後方に配置され、周方向に配列された特定球受
    部と普通球受部を含む複数個の球受部を有し、所定の位
    置に誘導された遊技球をいずれかの球受部に択一的に導
    入して移送する回転体と、 前記各球受部のうちの特定球受部内へ導入されて移送さ
    れた遊技球の通り抜けが可能な特定球通し口と、 前記各球受部のうちの普通球受部内へ導入されて移送さ
    れた遊技球の通り抜けが可能な普通球通し口と、 を備える入賞装置を有し、 誘導路は回転体が視認可能に構成されている遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の遊技機であっ
    て、 前記誘導路は、遊技球が同誘導路内で一列に整列される
    ように設定されている遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の遊技
    機であって、 前記入賞装置には、前記特定球通し口を通過した遊技球
    が通行する特定通路が形成され、同特定通路に同特定通
    路を通行する遊技球を検出する特定領域通過検出スイッ
    チが取り付けられている遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の遊技
    機であって、 遊技球が電動役物作動口に入球すると、遊技球が前記誘
    導路へ入球可能な状態に変化する電動役物と、 遊技球が前記特定球通し口を通過すると作動開始すると
    共に、再度同特定球通し口を遊技球が通過、又は所定の
    始動口に所定の個数の遊技球が入球すると、作動終了す
    る特別装置と、 前記特別装置の作動中に前記所定の始動口に遊技球が入
    球する毎に所定の態様で開放駆動される変動入賞装置
    と、 を備える遊技機。
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