JP3202126B2 - 圧力式濾過装置 - Google Patents
圧力式濾過装置Info
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- JP3202126B2 JP3202126B2 JP04342994A JP4342994A JP3202126B2 JP 3202126 B2 JP3202126 B2 JP 3202126B2 JP 04342994 A JP04342994 A JP 04342994A JP 4342994 A JP4342994 A JP 4342994A JP 3202126 B2 JP3202126 B2 JP 3202126B2
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- Japan
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- liquid
- baffle
- filter
- bed surface
- filtration device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、水処理の分野
で広く使用されている圧力式濾過装置に関するものであ
る。
で広く使用されている圧力式濾過装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の圧力式濾過装置の概略図
を示している。この圧力式濾過装置は、濾過装置本体２
１の上部に流入口２２を有し、この流入口２２の下部に
円錐形のバッフル２３が取り付けられている。濾過装置
本体２１の内部中央には、支持材２４で支持された濾材
２５が詰められおり、底部には多数の透孔２６が形成さ
れた多孔管２７が水平に配設されている。この多孔管２
７の一端部は濾過装置本体２１の外壁から外方に突出し
て流出口２８となっている。
を示している。この圧力式濾過装置は、濾過装置本体２
１の上部に流入口２２を有し、この流入口２２の下部に
円錐形のバッフル２３が取り付けられている。濾過装置
本体２１の内部中央には、支持材２４で支持された濾材
２５が詰められおり、底部には多数の透孔２６が形成さ
れた多孔管２７が水平に配設されている。この多孔管２
７の一端部は濾過装置本体２１の外壁から外方に突出し
て流出口２８となっている。
【０００３】この従来の濾過装置は、上部の流入口２２
から圧力がかけられた液体２９が流入し、バッフィル２
３に突き当たった後、濾床面３０に流下し、濾材２５で
濾過されて多孔管２７の流出口２８から濾液３２が排出
される。
から圧力がかけられた液体２９が流入し、バッフィル２
３に突き当たった後、濾床面３０に流下し、濾材２５で
濾過されて多孔管２７の流出口２８から濾液３２が排出
される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の圧力式濾過
装置は、流入口２２と濾床面３０との間にバッフル２３
が設けられているが、流入口２２から流入する液体２９
は圧力がかかって勢いよく流れ落ちるため、濾床面３０
に凹凸が生じ波うってしまう。図２に示すように、濾材
２５にＬ1 とＬ2 のように厚い層と薄い層が出来ると、
液体２９の均等な濾過が出来ず、濾過装置としての十分
な濾過性能を発揮することができない。そこで、従来の
圧力式濾過装置は、流入口２２から濾床面３０までの距
離を８００mm〜１０００mmと長くして、液体２９の持っ
ている流体エネルギーを弱めて濾床面３０を平坦に保つ
ようにしていた。
装置は、流入口２２と濾床面３０との間にバッフル２３
が設けられているが、流入口２２から流入する液体２９
は圧力がかかって勢いよく流れ落ちるため、濾床面３０
に凹凸が生じ波うってしまう。図２に示すように、濾材
２５にＬ1 とＬ2 のように厚い層と薄い層が出来ると、
液体２９の均等な濾過が出来ず、濾過装置としての十分
な濾過性能を発揮することができない。そこで、従来の
圧力式濾過装置は、流入口２２から濾床面３０までの距
離を８００mm〜１０００mmと長くして、液体２９の持っ
ている流体エネルギーを弱めて濾床面３０を平坦に保つ
ようにしていた。
【０００５】しかし、流入口２２から濾床面３０までの
距離を長くすることは、濾過装置を設置する場所によっ
て高さに制限がある場合に問題となる。また、濾過装置
の寸法が大きいということは、コストが高くなることに
なる。
距離を長くすることは、濾過装置を設置する場所によっ
て高さに制限がある場合に問題となる。また、濾過装置
の寸法が大きいということは、コストが高くなることに
なる。
【０００６】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、濾床面に凹凸が出来ずに濾過装置の寸法を
小さくしてコストダウンを図ることができる濾過装置を
提供することを目的とする。
れたもので、濾床面に凹凸が出来ずに濾過装置の寸法を
小さくしてコストダウンを図ることができる濾過装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、濾過装置本体
の流入口の直下にメインバッフルを設け、このメインバ
ッフルの下部に、メインバッフルから流れ落ちた液体を
濾床面に分散させて流下させる、多数の透孔が形成され
たサブバッフルを設けている。
の流入口の直下にメインバッフルを設け、このメインバ
ッフルの下部に、メインバッフルから流れ落ちた液体を
濾床面に分散させて流下させる、多数の透孔が形成され
たサブバッフルを設けている。
【０００８】
【作用】本発明は、メインバッフルから流れ落ちる液体
のエネルギーを吸収するとともに濾床面に分散して流下
させるサブバッフルによって、液体が分散して均等に濾
床面に降り注ぐため、流入口と濾床面の距離を短くして
も濾床面に凹凸が生じることがない。従って、流入口か
ら濾床面までの距離を短くできるので、濾過装置の寸法
を短くすることができるとともに、液体の均等な濾過が
出来る。しかも、液体が分散して濾床面に均等に降り注
ぐため、一所にかたまって流れるよりも濾過流速が速く
なるとともに、濾過流量が大きくなって濾過効率が向上
する。
のエネルギーを吸収するとともに濾床面に分散して流下
させるサブバッフルによって、液体が分散して均等に濾
床面に降り注ぐため、流入口と濾床面の距離を短くして
も濾床面に凹凸が生じることがない。従って、流入口か
ら濾床面までの距離を短くできるので、濾過装置の寸法
を短くすることができるとともに、液体の均等な濾過が
出来る。しかも、液体が分散して濾床面に均等に降り注
ぐため、一所にかたまって流れるよりも濾過流速が速く
なるとともに、濾過流量が大きくなって濾過効率が向上
する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の一実施例の濾過装置の概略断面
図である。図１において、１は濾過装置本体で、直径が
約１〜３ｍの筒状の容器である。濾過装置本体１の上部
には、液体２の流入口３が上方に突出形成されている。
この流入口３の真下には、支持部４によって支持された
円錐形状のメインバッフル５が取り付けられている。こ
のメインバッフル５のさらに下部には、液体１の流体エ
ネルギーを吸収するとともに、液体１の流れを分散する
略半円球状の板体からなるサブバッフル６が、メインバ
ッフル５を下方から囲むように設けられている。このサ
ブバッフル６は、直径が９mmの透孔７が４０個形成さ
れ、流入した液体２が分散して流下するように形成され
ている。ただし、透孔７の直径や数はかかる数値に限定
されない。サブバッフル６のさらに下部には、液体２を
濾過するための濾材８が支持材９によって支持されて充
填されている。支持材９の下部には、多数の透孔１０が
形成された多孔管１１が水平方向に設けられている。こ
の多孔管１１の一端部は、濾過装置本体１から突出して
流出口１２となっている。なお、多孔管１１の一端には
フランジ１３が形成され、排水管（図示せず）が接続す
るように構成されている。
明する。図１は本発明の一実施例の濾過装置の概略断面
図である。図１において、１は濾過装置本体で、直径が
約１〜３ｍの筒状の容器である。濾過装置本体１の上部
には、液体２の流入口３が上方に突出形成されている。
この流入口３の真下には、支持部４によって支持された
円錐形状のメインバッフル５が取り付けられている。こ
のメインバッフル５のさらに下部には、液体１の流体エ
ネルギーを吸収するとともに、液体１の流れを分散する
略半円球状の板体からなるサブバッフル６が、メインバ
ッフル５を下方から囲むように設けられている。このサ
ブバッフル６は、直径が９mmの透孔７が４０個形成さ
れ、流入した液体２が分散して流下するように形成され
ている。ただし、透孔７の直径や数はかかる数値に限定
されない。サブバッフル６のさらに下部には、液体２を
濾過するための濾材８が支持材９によって支持されて充
填されている。支持材９の下部には、多数の透孔１０が
形成された多孔管１１が水平方向に設けられている。こ
の多孔管１１の一端部は、濾過装置本体１から突出して
流出口１２となっている。なお、多孔管１１の一端には
フランジ１３が形成され、排水管（図示せず）が接続す
るように構成されている。
【００１０】次に、上記実施例の作用を説明する。濾過
するための液体２は圧力がかけられて濾過装置の流入口
３から流入する。流入した液体２は、まずメインバッフ
ル５に突き当たってエネルギーが吸収されて、下方に流
れ落ちる。流れ落ちた液体２は、サブバッフル６に流れ
込んだ後、多数の透孔７から流下する。液体２のエネル
ギーは、サブバッフル６によって削がれ、透孔７によっ
て分散されて濾床面１４に降り注ぐことになる。シャワ
ー状に降り注いだ液体２は、濾床面１４に均等に落下
し、濾床面１４に大きな凹凸が生じさせることがない。
濾材８を透過して濾過された濾液１５は、多孔管１１を
通って流出口１２から流出する。
するための液体２は圧力がかけられて濾過装置の流入口
３から流入する。流入した液体２は、まずメインバッフ
ル５に突き当たってエネルギーが吸収されて、下方に流
れ落ちる。流れ落ちた液体２は、サブバッフル６に流れ
込んだ後、多数の透孔７から流下する。液体２のエネル
ギーは、サブバッフル６によって削がれ、透孔７によっ
て分散されて濾床面１４に降り注ぐことになる。シャワ
ー状に降り注いだ液体２は、濾床面１４に均等に落下
し、濾床面１４に大きな凹凸が生じさせることがない。
濾材８を透過して濾過された濾液１５は、多孔管１１を
通って流出口１２から流出する。
【００１１】上記のような構成から、流入口３と濾床面
１４の距離が短くても液体２が濾床面１４に凹凸を生じ
させることがないので、濾過装置の寸法を短くすること
ができる。しかも、液体２が分散して濾床面１４に柔ら
かく均等に降り注ぐため、一所にかたまって流れるより
も濾過流速が速くなるとともに、濾過流量が大きくな
る。この濾過効率の向上によって、濾過する液体の流量
が同じなら従来の濾過装置に比べて容積を小さくするこ
とができる。
１４の距離が短くても液体２が濾床面１４に凹凸を生じ
させることがないので、濾過装置の寸法を短くすること
ができる。しかも、液体２が分散して濾床面１４に柔ら
かく均等に降り注ぐため、一所にかたまって流れるより
も濾過流速が速くなるとともに、濾過流量が大きくな
る。この濾過効率の向上によって、濾過する液体の流量
が同じなら従来の濾過装置に比べて容積を小さくするこ
とができる。
【００１２】上記実施例では圧力式濾過装置について説
明したが、この発明は充填槽や充填塔などの充填物の表
面を平坦にする場合にも応用することができる。
明したが、この発明は充填槽や充填塔などの充填物の表
面を平坦にする場合にも応用することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明の圧力式濾過装置は、上記構成に
よって、濾床面に凹凸を生じさせることがなく、均等な
濾過ができ、濾過装置の濾材本来の性能を発揮させるこ
とができる。しかも、液体のエネルギーを吸収すること
ができるので、流入口と濾床面の距離を短くすることが
でき、濾過装置の寸法を短くして製作コストの低減を図
ることができる。また、液体が分散して濾床面に均等に
降り注ぐため、一所に固まって流れるより濾過速度が速
くなって濾過効率が向上し、濾過する液体の流量が同じ
なら従来の濾過装置に比べて大きさを小さくすることが
できる。
よって、濾床面に凹凸を生じさせることがなく、均等な
濾過ができ、濾過装置の濾材本来の性能を発揮させるこ
とができる。しかも、液体のエネルギーを吸収すること
ができるので、流入口と濾床面の距離を短くすることが
でき、濾過装置の寸法を短くして製作コストの低減を図
ることができる。また、液体が分散して濾床面に均等に
降り注ぐため、一所に固まって流れるより濾過速度が速
くなって濾過効率が向上し、濾過する液体の流量が同じ
なら従来の濾過装置に比べて大きさを小さくすることが
できる。
【図１】本発明の圧力式濾過装置の概略図である。
【図２】従来の圧力式濾過装置の概略図である。
１ 濾過装置本体 ２ 液体 ３ 流入口 ５ メインバッフル ６ サブバッフル ７ 透孔 ８ 濾材 14 濾床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 修 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 森田 光洋 大阪府吹田市岸辺北３−15−12 (56)参考文献 特開 昭53−28849（ＪＰ，Ａ) 実開 昭51−140279（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−13210（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 24/00 - 24/48
Claims (1)
- 【請求項１】濾過装置本体の上部に形成された流入口か
ら圧力のかかった液体を流入させて濾材によって濾過す
る圧力式濾過装置において、 濾過装置本体の流入口の直下に円錐形状のメインバッフ
ルを設け、 このメインバッフルの下部に、メインバッフルから流れ
落ちた液体の流体エネルギーを吸収するとともに液体の
流れを分散させて濾床面に流下させる多数の透孔が形成
された略半円球状の板体からなるサブバッフルをメイン
バッフルを下方から囲むように設けたことを特徴とする
圧力式濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04342994A JP3202126B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 圧力式濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04342994A JP3202126B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 圧力式濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07251011A JPH07251011A (ja) | 1995-10-03 |
| JP3202126B2 true JP3202126B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=12663461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04342994A Expired - Lifetime JP3202126B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 圧力式濾過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202126B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107162262A (zh) * | 2017-05-31 | 2017-09-15 | 杭州欣湖弹簧有限公司 | 一种污水处理系统 |
| KR102226880B1 (ko) * | 2020-07-15 | 2021-03-11 | (주)태광물탱크 | 용존산소량을 증가시킨 빗물저장탱크 |
| GB2625363A (en) * | 2022-12-15 | 2024-06-19 | Filtration Control Ltd | Apparatus for filtering pond water |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04342994A patent/JP3202126B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07251011A (ja) | 1995-10-03 |
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| JPH0557002B2 (ja) | ||
| JPH0251646B2 (ja) |
Legal Events
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