JP3202087B2 - 光ファイバアレイ、その整列用部品および光ファイバアレイの製造方法 - Google Patents

光ファイバアレイ、その整列用部品および光ファイバアレイの製造方法

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JP3202087B2 JP01462893A JP1462893A JP3202087B2 JP 3202087 B2 JP3202087 B2 JP 3202087B2 JP 01462893 A JP01462893 A JP 01462893A JP 1462893 A JP1462893 A JP 1462893A JP 3202087 B2 JP3202087 B2 JP 3202087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ファイバを整
列して固定した光ファイバアレイ、その整列用部品およ
び光ファイバアレイの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを使用した通信および計測等
の様々な分野において、偏波面保存光ファイバが使用さ
れている。この偏波面保存光ファイバは、伝搬光の偏波
面を保存することができるという特性を有しており、光
の偏波や位相特性を利用した各種センサへの応用、コヒ
ーレント通信への応用等がなされている。
【0003】この偏波面保存光ファイバを複数本所定の
間隔ずつ離間して配列させ光ファイバアレイとして一体
的に固定するために、種々の整列用部品が使用されてい
る。そして、このようにして整列された複数本の偏波面
保存光ファイバアレイを他の光学部品と接続する場合、
複数本の偏波面保存光ファイバの偏波面をそれぞれ所望
の角度位置に保持する必要がある。
【0004】このため、従来は、例えば、図3に示すよ
うにして、複数の偏波面保存光ファイバをそれぞれ所望
の角度位置に保持しつつかつ互いに所定の間隔ずつ離間
させて整列させていた。
【0005】すなわち、まず、図3Aに示すように、偏
波面保存光ファイバ30の樹脂製被覆部分39がV溝基
板10の凹部15上に、偏波面保存光ファイバ30の樹
脂製被覆部分39を除去することにより樹脂製被覆部分
39から露出した光ファイバ露出部31がV溝11上に
それぞれ位置するように、偏波面保存光ファイバ30を
V溝基板10の上方に位置せしめる。
【0006】次に、光学ステージ(図示せず)を使用し
て偏波面保存光ファイバ30をX軸方向70およびY軸
方向80に移動させることにより、図3Bに示すよう
に、光ファイバ露出部31をV溝11内に位置合わせし
た状態で偏波面保存光ファイバ30を回転させて偏波面
保存光ファイバ30の偏波面合わせを行なう。
【0007】その後、図3Cに示すように、光ファイバ
露出部31上に光ファイバ押さえ基板50を設ける。
【0008】次に、図3Dに示すように、光ファイバ押
さえ基板50に形成された接着剤注入口55より樹脂系
接着剤60を流入させ、加熱、紫外線照射等により樹脂
系接着剤60を硬化させて偏波面保存光ファイバ30、
V溝基板10および光ファイバ押さえ基板50を一体的
に固着させる。
【0009】その後、一体的に固着された偏波面保存光
ファイバ30、V溝基板10および光ファイバ押さえ基
板50の前端部を研磨することによって偏波面保存光フ
ァイバ30の端面出しを行なう。
【0010】なお、偏波面保存光ファイバ30には、光
の偏波面を保存するために、コア34の両側に応力付与
部33が設けられており、光ファイバ露出部31はV溝
11の側面12、13および光ファイバ押さえ基板50
の下面51の3面に接した状態で固定されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法においては、各偏波面保存光ファイバ3
0につき少なくともX軸、Y軸の2台の光学ステージが
それぞれ必要となり(場合によっては、X軸、Y軸両方
向のあおりを調整するためにさらに2台の光学ステージ
がそれぞれ必要となる)、従って、少なくとも、光ファ
イバアレイに使用される偏波面保存光ファイバ30の芯
数の2倍の光学ステージが必要となる。このような光学
ステージは高価なものであるので、偏波面保存光ファイ
バ30の芯数が増加するに従って光ファイバアレイを組
み立てる治具が非常に高価なものになるという問題があ
った。
【0012】さらに、偏波面保存光ファイバ30毎に少
なくともX軸およびY軸の光学ステージを操作しなけれ
ばならず、このような光学ステージを用いた位置合わせ
は非常に時間がかかるという問題もあった。
【0013】また、隣接する偏波面保存光ファイバ30
の間隔(すなわち、V溝11のピッチ)を数100μm
と小さくすると、偏波面保存光ファイバ30の芯数が8
以上の場合には、もはや光学ステージの配置スペースが
確保できなくなり、従来の方法によっては光ファイバア
レイを組み立てることすらできなくなるという問題があ
った。
【0014】さらに、また、光ファイバとして偏波面保
存光ファイバではなく、応力付与部を設けていない通常
の光ファイバを用いた場合であっても、これらの光ファ
イバをV溝中に載置するにはそれ用の特別な治具を用い
る必要もあり、また時間もかかるという問題もあった。
【0015】従って、本発明の一目的は、偏波面保存光
ファイバを回転させて偏波面合わせを行なう際にX軸、
Y軸の光学ステージを用いる必要がない光ファイバアレ
イ、その整列用部品および光ファイバアレイの製造方法
を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、V溝中に光ファイバ
を容易に載置することができる光ファイバアレイ、その
整列用部品および光ファイバアレイの製造方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、V溝
び該V溝に連通する凹部が形成されたV溝基板と、前記
V溝と前記凹部わたり直線状に載置された光ファイバ
と、前記光ファイバ上に設けられた光ファイバ押さえ部
材とが一体的に固着された光ファイバアレイにおいて、
前記V溝基板上に光ファイバ用ガイドを設け、該光ファ
イバ用ガイドの下面が前記光ファイバの頂部と所定の間
隔離れて設定されていることを特徴とする光ファイバア
レイが得られる。
【0018】また、本発明によれば、光ファイバが直線
状に載置されるV溝及び該V溝に連通する凹部が形成さ
れたV溝基板と、前記光ファイバを前記V溝に対して保
持するために前記光ファイバ上に設けられる光ファイバ
押さえ部材とを備える光ファイバアレイ整列用部品にお
いて、前記V溝基板上に光ファイバ用ガイドを設け、該
光ファイバ用ガイドの下面が前記光ファイバの頂部と所
定の間隔離れて設定されていることを特徴とする光ファ
イバアレイ整列用部品が得られる。
【0019】さらに、また、本発明によれば、V溝及び
該V溝に連通する凹部が形成されたV溝基板と、前記V
溝と前記凹部にわたり直線状に載置された偏波面保存光
ファイバと、前記偏波面保存光ファイバ上に設けられた
光ファイバ押さえ部材とが一体的に固着された光ファイ
バアレイの製造方法において、前記V溝基板上に設けら
れる光ファイバ用ガイドの下面が前記偏波面保存光ファ
イバの頂部と所定の間隔離れるように設定し、前記光フ
ァイバ用ガイドの下面と、前記V溝基板の間の空間をガ
イドとして、前記偏波面保存光ファイバの偏波面合わせ
を行なう工程と、その後、前記偏波面保存光ファイバを
前記V溝に固着する工程と、を有することを特徴とする
光ファイバアレイの製造方法が得られる。この場合、好
ましくは、前記偏波面保存光ファイバ上に光ファイバ押
さえ部材を設け、前記偏波面保存光ファイバが前記光フ
ァイバ押さえ部材の下面と前記V溝の両側面との3面に
接した状態で、前記偏波面保存光ファイバを前記V溝に
固着する。
【0020】さらにまた、本発明によれば、V溝及び該
V溝に連通する凹部が形成されたV溝基板と、前記V溝
と前記凹部にわたり直線状に載置された光ファイバと、
前記光ファイバ上に設けられた光ファイバ押さえ部材と
が一体的に固着された光ファイバアレイの製造方法にお
いて、前記V溝基板上に設けられる光ファイバ用ガイド
下面が前記光ファイバの頂部と所定の間隔離れるよう
設定し、前記光ファイバ用ガイドの下面と、前記V溝
基板の間の空間をガイドとして、前記光ファイバの前記
V溝への挿入を行なう工程と、その後、前記光ファイバ
を前記V溝に固着する工程と、を有することを特徴とす
る光ファイバアレイの製造方法が得られる。
【0021】
【作用】本発明においては、V溝基板上にその下面が光
ファイバの頂部と所定の間隔離れた光ファイバ用ガイド
を設けることにより、または、その下面が光ファイバの
頂部と所定の間隔離れてV溝基板上に設けられる光ファ
イバ用ガイドを備えることにより、または、偏波面保存
光ファイバが載置されるV溝が形成されたV溝基板と、
その下面が偏波面保存光ファイバの頂部と所定の間隔離
れるようにV溝基板上に設けられた光ファイバ用ガイド
の下面と、の間の空間をガイドとして偏波面保存光ファ
イバの偏波面合わせを行なうことにより、光ファイバ用
ガイドを光ファイバの回転用ガイドとして用いることが
できるようになり、V溝内で偏波面保存光ファイバを回
転させて偏波面合わせを行なう際にX軸、Y軸の光学ス
テージを用いる必要がなくなる。従って、光ファイバア
レイを組み立てる治具が低価格のものになる。また、時
間がかかる光学ステージを用いた位置合わせを行なう必
要がなくなることにより、組み立て時間が短縮され、製
造コストが低減される。さらに、各光ファイバ毎にX
軸、Y軸の光学ステージを用いる必要がなくなるから、
これらの光学ステージの配置スペースを確保する必要も
なくなり、従って、組み立て可能な光ファイバの芯数に
対する制限もなくなる。
【0022】また、本発明においては、V溝基板上にそ
の下面が光ファイバの頂部と所定の間隔離れた光ファイ
バ用ガイドを設けることにより、または、その下面が光
ファイバの頂部と所定の間隔離れてV溝基板上に設けら
れる光ファイバ用ガイドを備えることにより、または、
光ファイバが載置されるV溝が形成されたV溝基板と、
その下面が光ファイバの頂部と所定の間隔離れるように
V溝基板上に設けられた光ファイバ用ガイドの下面と、
の間の空間をガイドとして光ファイバのV溝への挿入を
行なうことにより、光ファイバ用ガイドを光ファイバの
挿入用ガイドとして用いることができるようになり、V
溝中に光ファイバを容易に位置合わせすることができ、
その結果、光ファイバアレイの製造コストが低減され
る。
【0023】なお、光ファイバ用ガイドは、光ファイバ
用ガイドの下面と光ファイバの頂部との間隔が5μm以
上であり、光ファイバ用ガイドの下面とV溝が形成され
たV溝基板の上平面部との間隔が光ファイバの直径以下
となるように設計されていることが好ましい。光ファイ
バ用ガイドの下面と光ファイバの頂部との間隔が5μm
より小さいと、光ファイバをV溝基板と光ファイバ用ガ
イドとの間の空間に挿入するのが困難になるとともに、
光ファイバの端面も欠けやすくなるという問題も生じ
る。また、光ファイバ用ガイドの下面とV溝が形成され
たV溝基板の上平面部との間隔が光ファイバの直径より
大きいと、光ファイバがV溝の外にでることができるよ
うになるので確実にV溝内に光ファイバをガイドするこ
とができなくなるからである。
【0024】また、より好ましくは、光ファイバ用ガイ
ドの下面と光ファイバの頂部との間隔が光ファイバの直
径の1/2程度となるように設計される。例えば、光フ
ァイバとして直径125μmの通信用シングルモード光
ファイバを用いた場合には、この間隔は約50μmに設
計される。V溝基板と光ファイバ用ガイドの下面との間
の空間への光ファイバの挿入が容易になるとともに偏波
面保存光ファイバの回転時における光ファイバのおどり
も少なくなるからである。
【0025】さらに、また、より好ましくは、光ファイ
バ用ガイドの下面とV溝が形成されたV溝基板の上平面
部との間隔が光ファイバの直径の1/2程度となるよう
に設計される。例えば、直径125μmの光ファイバを
用いた場合にはその間隔は約50μmに設計される。光
ファイバ用ガイドの下面とV溝が形成されたV溝基板の
上平面部との間隔が光ファイバの直径の1/2程度を越
えると、光ファイバが落ちる際に光ファイバが回転しな
がら落ちるために光ファイバに捩れが生じ、その後熱硬
化樹脂等で接着する際にバネが伸びるように光ファイバ
が回ってしまい、製造後の光ファイバの応力付与部の方
向、すなわち、光ファイバの偏波方向がずれてしまうか
らである。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。
【0027】図1Aに示すように、V溝基板10の上平
面部18に複数のV溝11を互いに平行に設ける。この
複数のV溝11に連通して、偏波面保存光ファイバ30
の樹脂製被覆部分39を挿入するための凹部15をV溝
基板10に設ける。
【0028】次に、図1Bに示すように、V溝基板10
の上平面部18上に光ファイバ用ガイド20を固着す
る。この固着は、光ファイバ用ガイド20の両端に設け
られた脚部23の底面をV溝基板10の上平面部18の
両端部上に接着剤によって固着することによって行な
う。
【0029】次に、図1Cに示すように、偏波面保存光
ファイバ30をV溝基板10の後方から挿入し、偏波面
保存光ファイバ30の樹脂製被覆部分39を除去するこ
とにより樹脂製被覆部分39から露出した光ファイバ露
出部31をV溝11上に載置する。このとき、偏波面保
存光ファイバ30の前端面がV溝基板10の前端面とほ
ぼ一致するようにし、偏波面保存光ファイバ30の樹脂
製被覆部分39をV溝基板10の凹部15と光ファイバ
用ガイド20の下面21との間の空間内に収容するよう
にする。
【0030】図2は図1Cを前方から見た図であり、光
ファイバ用ガイド20の下面21と偏波面保存光ファイ
バ30の光ファイバ露出部31の頂部35との間には間
隔aを設け、光ファイバ用ガイド20の下面21とV溝
基板10の上平面部18との間には間隔bを設けてい
る。本実施例において使用した偏波面保存光ファイバ3
0は、外部のクラッド32および中心部のコア34から
構成されており、光ファイバ露出部31の直径、すなわ
ち、クラッド32の直径は125μmである。本実施例
においては、間隔aを50μmとし、間隔bを113μ
mとした。なお、偏波面保存光ファイバ30には、光の
偏波面を保存するために、コア34の両側に応力付与部
33が設けられている。
【0031】次に、再び図1Cを参照すると、偏波面保
存光ファイバ30の光ファイバ露出部31をV溝11上
に載置した状態で、V溝基板10と光ファイバ用ガイド
20の下面21との間の空間をガイドとして、偏波面保
存光ファイバ30を回転させて偏波面保存光ファイバ3
0の偏波面を所望の角度位置に合わせて、偏波面合わせ
を行なう。
【0032】この場合、V溝基板10上には、光ファイ
バ用ガイド20が設けられているから、偏波面保存光フ
ァイバ30の回転中に偏波面保存光ファイバ30は、V
溝11から離脱することはなく、V溝11の側面12、
13に対して所定の位置に位置決めされる。従って、X
軸およびY軸の光学ステージを用いなくとも、偏波面保
存光ファイバ30を回転させて偏波面合わせを容易に行
なうことができる。
【0033】その後、図1Dに示すように、光ファイバ
露出部31上に光ファイバ押さえ基板40を設ける。こ
の場合、光ファイバ押さえ基板40の前端部を偏波面保
存光ファイバ30の前端面およびV溝基板10の前端面
とほぼ一致するようにした。
【0034】次に、図1Eに示すように、光ファイバ用
ガイド20に形成された接着剤注入口25より樹脂系接
着剤60を流入させる。樹脂系接着剤60には熱硬化型
樹脂を用い、加熱により樹脂系接着剤60を硬化させて
偏波面保存光ファイバ30、V溝基板10、光ファイバ
用ガイド20および光ファイバ押さえ基板40を一体的
に固着させる。なお、樹脂系接着剤60として、紫外線
硬化型樹脂を用いた場合には、紫外線を照射させて樹脂
系接着剤60を硬化させる。
【0035】その後、一体的に固着された偏波面保存光
ファイバ30、V溝基板10および光ファイバ押さえ基
板40の前端部を研磨することによって偏波面保存光フ
ァイバ30の端面出しを行なうことによって光ファイバ
アレイを組み立てる。
【0036】このようにして組み立てられた光ファイバ
アレイにおいては、光ファイバ露出部31はV溝11の
側面12、13および光ファイバ押さえ基板40の下面
41の3面に接した状態で固定されている。
【0037】なお、本実施例においては光ファイバとし
て、偏波面保存光ファイバを用いたが、本発明の光ファ
イバアレイ、その整列用部品および光ファイバアレイの
製造方法は応力付与部が設けられていない光ファイバに
も適用することができ、その場合においても、V溝基板
10および光ファイバ用ガイド20の下面21との間の
空間を光ファイバの挿入用ガイドとして用いて、光ファ
イバを容易にV溝11内に載置できる。
【0038】
【発明の効果】本発明においては、V溝基板上にその下
面が光ファイバの頂部と所定の間隔離れた光ファイバ用
ガイドを設けることにより、または、その下面が光ファ
イバの頂部と所定の間隔離れてV溝基板上に設けられる
光ファイバ用ガイドを備えることにより、または、偏波
面保存光ファイバが載置されるV溝が形成されたV溝基
板と、その下面が偏波面保存光ファイバの頂部と所定の
間隔離れるようにV溝基板上に設けられた光ファイバ用
ガイドの下面と、の間の空間をガイドとして偏波面保存
光ファイバの偏波面合わせを行なうことにより、光ファ
イバ用ガイドを光ファイバの回転用ガイドとして用いる
ことができるようになり、V溝内で偏波面保存光ファイ
バを回転させて偏波面合わせを行なう際にX軸、Y軸の
光学ステージを用いる必要がなくなる。従って、光ファ
イバアレイを組み立てる治具が低価格のものになる。ま
た、時間がかかる光学ステージを用いた位置合わせを行
なう必要がなくなることにより、組み立て時間が短縮さ
れ、製造コストが低減される。さらに、各光ファイバ毎
にX軸、Y軸の光学ステージを用いる必要がなくなるか
ら、これらの光学ステージの配置スペースを確保する必
要もなくなり、従って、組み立て可能な光ファイバの芯
数に対する制限もなくなる。
【0039】また、本発明においては、V溝基板上にそ
の下面が光ファイバの頂部と所定の間隔離れた光ファイ
バ用ガイドを設けることにより、または、その下面が光
ファイバの頂部と所定の間隔離れてV溝基板上に設けら
れる光ファイバ用ガイドを備えることにより、または、
光ファイバが載置されるV溝が形成されたV溝基板と、
その下面が光ファイバの頂部と所定の間隔離れるように
V溝基板上に設けられた光ファイバ用ガイドの下面と、
の間の空間をガイドとして光ファイバのV溝への挿入を
行なうことにより、光ファイバ用ガイドを光ファイバの
挿入用ガイドとして用いることができるようになり、V
溝中に光ファイバを容易に位置合わせすることができ、
その結果、光ファイバアレイの製造コストが低減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための斜視図であ
る。
【図2】図1Cを前から見た図である。
【図3】従来技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
10…V溝基板 11…V溝 12…側面 13…側面 15…凹部 18…上平面部 20…光ファイバ用ガイド 21…下面 25…接着剤注入口 30…偏波面保存光ファイバ 31…光ファイバ露出部 32…クラッド 34…コア 35…頂部 39…樹脂製被覆部分 40…光ファイバ押さえ基板 41…下面 60…樹脂系接着剤 70…X軸方向 80…Y軸方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜島 章 愛知県名古屋市西区上堀越町3丁目21番 地 (56)参考文献 特開 平1−209409(JP,A) 特開 平1−227107(JP,A) 実開 平3−29905(JP,U) 実開 昭63−41105(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 - 6/255 G02B 6/36 - 6/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】V溝及び該V溝に連通する凹部が形成され
    たV溝基板と、前記V溝と前記凹部わたり直線状に
    置された光ファイバと、前記光ファイバ上に設けられた
    光ファイバ押さえ部材とが一体的に固着された光ファイ
    バアレイにおいて、前記V溝基板上に光ファイバ用ガイ
    ドを設け、該光ファイバ用ガイドの下面が前記光ファイ
    バの頂部と所定の間隔離れて設定されていることを特徴
    とする光ファイバアレイ。
  2. 【請求項2】光ファイバが直線状に載置されるV溝及び
    該V溝に連通する凹部が形成されたV溝基板と、前記光
    ファイバを前記V溝に対して保持するために前記光ファ
    イバ上に設けられる光ファイバ押さえ部材とを備える光
    ファイバアレイ整列用部品において、前記V溝基板上に
    光ファイバ用ガイドを設け、該光ファイバ用ガイドの
    面が前記光ファイバの頂部と所定の間隔離れて設定され
    ていることを特徴とする光ファイバアレイ整列用部品。
  3. 【請求項3】V溝及び該V溝に連通する凹部が形成され
    たV溝基板と、前記V溝と前記凹部にわたり直線状に載
    置された偏波面保存光ファイバと、前記偏波面保存光フ
    ァイバ上に設けられた光ファイバ押さえ部材とが一体的
    に固着された光ファイバアレイの製造方法において、 前記V溝基板上に設けられる光ファイバ用ガイドの 下面
    が前記偏波面保存光ファイバの頂部と所定の間隔離れる
    ように設定し、前記光ファイバ用ガイドの下面と、前記
    V溝基板の間の空間をガイドとして、前記偏波面保存光
    ファイバの偏波面合わせを行なう工程と、 その後、前記偏波面保存光ファイバを前記V溝に固着す
    る工程と、 を有することを特徴とする光ファイバアレイの製造方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ファイバアレイの製造方
    法において、前記偏波面保存光ファイバ上に光ファイバ
    押さえ部材を設け、前記偏波面保存光ファイバが前記光
    ファイバ押さえ部材の下面と前記V溝の両側面との3面
    に接した状態で、前記偏波面保存光ファイバを前記V溝
    に固着することを特徴とする光ファイバアレイの製造方
    法。
  5. 【請求項5】V溝及び該V溝に連通する凹部が形成され
    たV溝基板と、前記V溝と前記凹部にわたり直線状に載
    置された光ファイバと、前記光ファイバ上に設けられた
    光ファイバ押さえ部材とが一体的に固着された光ファイ
    バアレイの製造方法において、 前記V溝基板上に設けられる光ファイバ用ガイドの 下面
    が前記光ファイバの頂部と所定の間隔離れるように設定
    し、前記光ファイバ用ガイドの下面と、前記V溝基板
    間の空間をガイドとして、前記光ファイバの前記V溝へ
    の挿入を行なう工程と、 その後、前記光ファイバを前記V溝に固着する工程と、 を有することを特徴とする光ファイバアレイの製造方
    法。
JP01462893A 1993-02-01 1993-02-01 光ファイバアレイ、その整列用部品および光ファイバアレイの製造方法 Expired - Fee Related JP3202087B2 (ja)

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