JPH1031133A - 光ファイバ接続部品及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ接続部品及びその製造方法

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JPH1031133A
JPH1031133A JP18605896A JP18605896A JPH1031133A JP H1031133 A JPH1031133 A JP H1031133A JP 18605896 A JP18605896 A JP 18605896A JP 18605896 A JP18605896 A JP 18605896A JP H1031133 A JPH1031133 A JP H1031133A
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groove
optical fibers
connection
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JP18605896A
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Shunichi Tono
俊一 東野
Koji Sato
弘次 佐藤
Yoshito Shudo
義人 首藤
Yasuaki Tamura
保暁 田村
Hiroaki Hiratsuka
廣明 平塚
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバを簡単な工程で確実かつ経済的に
接続し得る光ファイバ接続部品及びその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 終端部材20を構成する整列部材21の
V溝部23のV溝23a内に光ファイバ心線11を収容
し、同じく終端部材20を構成する押さえ蓋部材22の
押さえ部25で固定し、これらを光ファイバ10ととも
に端面処理することにより光ファイバ10の端部を終端
化処理し、これらを2組、接続部材30に光ファイバの
端面同士が対向するように収容・固定することにより、
光ファイバの接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単芯あるいは多芯
の光ファイバを簡単な工程で確実かつ経済的に結合・接
続し得る光ファイバ接続部品及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システムを支える重要な技術とし
て、光ファイバ同士を効率良く結合・接続する技術があ
るが、光通信システムの普及に伴い、安価な部品を用い
た、より経済的な接続技術が求められている。
【0003】ところで、光ファイバ、特に単一モード光
ファイバのコア径は約10μmと小さく、接続に際して
は微細で高精度な光学位置合わせが必要なため、光ファ
イバを確実な保持でき、高精度な整列や結合が可能な光
ファイバ接続部品による接続が行われていた。
【0004】例えば、単芯の光ファイバでは、高精度に
円筒加工したフェルールの中心に光ファイバの端部を固
定し、その端面をフェルールとともに研磨してハウジン
グ内に収容するプラグと、スリーブの整列機能によりフ
ェルール同士を精密に突き当てるアダプタとからなる光
ファイバ接続部品、即ちFC,ST,SC,MU等の光
ファイバコネクタによる接続が行われていた。
【0005】これらの光ファイバコネクタにおいては、
高精度なフェルールが信頼性確保の点で重要であり、高
硬度な材料、具体的にはステンレス鋼やセラミックが選
ばれて使用され、高精度に研磨加工して作製されてい
た。また、高精度を維持するため、あるいは接続の繰り
返しを可能とするため、プラグやアダプタの構造も複雑
となっていた。
【0006】従って、高硬度な材料に対して高精度な加
工が必要であること、構造が極めて複雑で部品点数が多
いこと、コネクタ全体の組み立て工数が多いこと等によ
り高価となり、しかも接続施工が煩雑であるという問題
があった。
【0007】また、多芯の光ファイバでは、単芯用の光
ファイバコネクタを多重化して用いる方法、多芯ファイ
バ固定用の高精度な矩形の樹脂フェルールを採用して接
続する方法、高精度な加工によって作製されたV溝部品
を活用してメカニカルに接続する方法等があるが、いず
れも高精度な部材が必要であり、また、組み立て工数が
多いこと等により、安価な光ファイバの接続を実現する
に至っていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
ファイバ接続部品では、以下のような問題があった。
【0009】(i) 超精密加工法によってのみ光ファイバ
の固定部材が作製されるため、高価である。
【0010】(ii)高精度な部材の特性を維持するため、
複雑かつ多数の部品組み合わせにより接続部品を構成し
ており、組み立て工程が煩雑となり、高度な熟練技術が
必要とされ、部品全体並びに作製工程のコスト高をもた
らし、高価となる。
【0011】(iii) 光ファイバをフェルールやV溝部品
に固定する際、光ファイバをガラスプレート等で仮押さ
えしながら熱硬化あるいは紫外線硬化の接着剤で固定
し、長期の保持に供しているが、仮押さえが工程の煩雑
化を招き、さらにはコスト増加の一因となる。
【0012】(iv)光ファイバを保持した後に良好な接合
特性を得るため、ファイバ端面を研磨加工するが、光フ
ァイバ固定部材が高硬度であるため、研磨速度が遅く、
コスト増加をもたらす。
【0013】(v) V溝部品は高硬度材料であるため、形
状作製の任意性に乏しく、複雑な形状の部品を作製する
のが困難であり、無理に作製した場合のコストは莫大な
ものとなる。
【0014】また、光ファイバの接続方法として、光フ
ァイバ同士を融着接続する方法があるが、補強部材が必
要である、施工が複雑である、など低価格化や工程の簡
略化に至っていない。
【0015】本発明の目的は、光ファイバを簡単な工程
で確実かつ経済的に接続し得る光ファイバ接続部品及び
その製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では前記課題を解
決するため、少なくとも1本の光ファイバ心線を含む2
本の光ファイバを接続する光ファイバ接続部品におい
て、平面上に光ファイバ心線の本数に対応した個数のV
溝が形成されたV溝部を有する第1の部材と、前記V溝
部の平面に対応する平面をなした押さえ部を有する第2
の部材とからなり、2本の光ファイバの端部にそれぞ
れ、その光ファイバ心線を前記V溝内に収容し、前記V
溝部及び押さえ部の平面同士が接合されて取り付けら
れ、該光ファイバとともに端面研磨される2個の終端部
材と、各終端部材を光ファイバの端面同士が対向し、V
溝の軸方向と直交する方向に移動しないように固定する
接続部材とを備えた光ファイバ接続部品を提案する。
【0017】前記構成によれば、光ファイバの接続を少
なくとも3つの部材により簡便な工程で実現することが
できる。
【0018】また、V溝部の後部に光ファイバを被覆付
きのまま保持・固定する段差部を有する終端部材を用い
れば、光ファイバに対する取り付けをより確実にするこ
とができる。
【0019】また、終端部材をV溝の軸方向にも移動し
ないように固定する接続部材を用いれば、光ファイバ間
の接続損失をより少なくすることができる。
【0020】また、終端部材及び接続部材をともに樹脂
組成物により形成すれば、安価な部材でかつ任意形状の
部品を作製することが可能になり、より経済的な光ファ
イバ接続部品を提供できる。
【0021】また、第1及び第2の部材をバネ機構また
は圧入機構により組み合わせるようにすれば、光ファイ
バの位置決め並びに接着剤固定での仮押さえを1つの工
程で容易かつ確実にできる。
【0022】また、第2の部材の押さえ部に光ファイバ
心線を押圧する凸部を設ければ、光ファイバの位置決め
を正確かつ迅速に行えるため、終端化処理の再現性を向
上できる。
【0023】また、光ファイバ接続部品の各部材を樹脂
組成物の射出成形法またはトランスファ成形法で作製す
れば、金型内に樹脂を充填することにより作製でき、同
一形状の光ファイバ接続部品を高精度で安価かつ大量に
作製できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に従っ
て詳しく説明する。
【0025】
【第1の形態】図1は本発明の第1の実施の形態を示す
もので、図中、10は光ファイバ、20は終端部材、3
0は接続部材である。
【0026】光ファイバ10の端部は終端部材20によ
り保持・整列される。終端部材20により終端化処理が
なされた2組の対向する光ファイバ10は、終端部材2
0とともに接続部材30に収容・整列され、光ファイバ
接続が実現される。
【0027】以下、各部を詳細に述べる。
【0028】光ファイバ10は、2本の光ファイバ心線
11を略平行に一体的に配列・保持してなるもので、そ
の端部は被覆12が除去され、各光ファイバ心線11が
露出した状態とされている。
【0029】終端部材20は光ファイバ10の各光ファ
イバ心線11を整列させる機能を有する整列部材21
と、光ファイバ10を押圧・固定する機能を有する押さ
え蓋部材22とから構成されている。
【0030】前記整列部材21は平面上に2個のV溝2
3aが形成されたV溝部23と、該V溝部23の後部に
位置する段差部24とからなり、V溝23aは寸法精度
1μm以下で成形され、被覆12を除去した光ファイバ
の接続で所要の接続損失を実現するようになっている。
また、段差部24は光ファイバ10の被覆12が残され
た部位を保持・固定するためのもので、該光ファイバ1
0を接着剤で固定する長さを増し、結果として接着強度
の増加により光ファイバ10を確実かつ容易に固定でき
るようになっている。なお、段差部24は用途に応じて
矩形の凹形状としても良く、これによって光ファイバ1
0をより確実かつ容易に固定することもできる。
【0031】押さえ蓋部材22は前記V溝部23の平面
に対応する平面をなし、光ファイバ10をV溝部23に
設置する際に光ファイバを仮押さえする押さえ部25
と、該押さえ部25の後部に位置する段差部26とから
なり、前記押さえ部25によりV溝部23の精度を確実
に反映させ、光ファイバの固定状態を再現性の良いもの
にすることができる。また、段差部26は整列部材21
の段差部24とともに光ファイバ10の被覆12が残さ
れた部位を収容・固定するためのものである。
【0032】而して、光ファイバ10の端部は被覆の除
去された部分、即ち各光ファイバ心線11がV溝部23
及び押さえ部25の組み合わせで、また、被覆の残され
た部分が段差部24及び26の組み合わせで、確実、容
易に保持が可能となり、しかも高精度な整列も実現でき
る。
【0033】接続部材30は終端部材20で終端化処理
された2組の光ファイバ10を収容・固定するもので、
終端部材20の幅広面の2つ分の面積を有する底面部3
1と、該底面部31の長辺においてこれに直立する如く
配置された一対の側壁部32と、底面部31の短辺にお
いてこれに直立する如く配置された一対の側壁部33と
が一体的に形成されてなっている。なお、側壁部33は
側壁部32より光ファイバ10の厚さの分、低く形成さ
れている。
【0034】前述した整列部材21及び接続部材30は
ともに樹脂組成物の成形品であり、石英含有エポキシ樹
脂を使用して射出成形により作製した。図2に金型仕様
を、また、図3に射出成形条件を示す。ここで、V溝幅
は140.3μm、V溝深さは121.5μm、V溝角
度は60度、V溝間隔は250μmとし、金型の寸法精
度を±0.3μmとすることにより、1μm以下の形状
精度で作製することができた。
【0035】具体的な光ファイバの終端化プロセスは以
下のようになる。
【0036】まず、光ファイバ10は整列部材21のV
溝部23の長さに合わせて被覆12を除去し、光ファイ
バ心線11を露出させておく。一方、整列部材21のV
溝部23と段差部24には予め光ファイバを固定するた
めの熱硬化性あるいは紫外線硬化性の接着剤を塗布して
おく。
【0037】2本の光ファイバ心線11をV溝部23の
各V溝23a内に収容・設置し、押さえ蓋部材22を位
置合わせして整列部材21に押し付け、接着剤硬化のた
めの熱処理あるいは紫外線照射を行う。本例では、押さ
え蓋部材22を透明なポリカーボネートで成形し、接着
剤として紫外線硬化性樹脂を用いることにより、極めて
短時間である約5分間の紫外線照射により光ファイバの
固定を完了できた。
【0038】光ファイバ固定後、光ファイバ10の端面
を、整列部材21及び押さえ蓋部材22とともに通常の
研磨工程で研磨した。この場合においても、終端部材2
0が樹脂組成物で構成されているため、通常、5分間の
研磨工程を約1分間に短縮できた。このように、光ファ
イバの終端化処理を迅速かつ確実に行える。
【0039】次に、終端化処理を終えた2つの光ファイ
バ10は、互いに対向させた状態で接続部材30に終端
部材20とともに収容・整列され、固定される。本例に
おいて、終端部材20及び接続部材30はいずれも全て
の寸法精度において1μm以下の高精度成形を実現して
いる。即ち、接続部材30の底面部31及び側壁部3
2,33はそれぞれ終端部材20の外形寸法と整合させ
て寸法精度1μmで成形され、また、接続部材30の底
面部31及び側壁部32,33は厳密に直交をなす角度
(角度誤差0.1度以下)で成形されている。また、終
端部材20もV溝23aの角度、形状、深さ、ピッチ及
び外形が、いずれも寸法精度1μm以下、角度精度0.
1度以下で成形されている。
【0040】従って、2組の光ファイバ10の端部にそ
れぞれ固定した2つの終端部材20を対向させて接続部
材30に挿入・設置することにより、単一モード光ファ
イバの接続で通常要求される接続損失0.5dB以下、
反射損失−30dB以下をともに実現できた。
【0041】ここで、良好な接続特性を実現するには、
接続部材30への2つの終端部材20の設置において、
対向する2組の光ファイバを互いに軸方向に1kg/c
2程度の押圧力で接触させる必要がある。また、各部
材の寸法精度1μm以下を正確に位置合わせに反映させ
るためには、2つの終端部材20を同じ力で接続部材3
0の底面部31と側壁部32に押し付ける必要がある。
【0042】そこで、本例では、接続部材20を嵌め込
んだ際にバネ機能を生じさせる微小突起34を側壁部3
2に形成することにより、前記条件を達成し、接続を確
実かつ容易にできるようにした。
【0043】言うまでもなく、このような機構は樹脂組
成物を用いた成形品では容易に任意の形状のものを作製
でき、前述した例に止まらず、様々な形状の機構が実現
できる。例えば、ノッチ形状の嵌め込み機構を形成すれ
ば、光ファイバを保持・整列する終端部材を容易に脱着
可能とすることもできる。
【0044】また、前述したような樹脂の微細突起ある
いはノッチを用いるのではなく、金属等からなる押さえ
バネ部品を作製し、接続部材30の外側から2つの終端
部材20を押さえ込んで固定し、光ファイバ接続を実現
することも可能である。この場合は、頻繁な光ファイバ
の着脱も可能となる。
【0045】このように、本光ファイバ接続部品によれ
ば、光ファイバ間のピッチ精度が1μm以下になるた
め、相互の接続損失も0.5dB以下となった。接続信
頼性を恒温恒湿試験(40℃、90%)により調べた結
果、2000時間経過しても接続特性の変化は10%以
内であり、十分な信頼性が確認できた。
【0046】
【第2の形態】図4は本発明の第2の実施の形態を示す
もので、基本構造は第1の実施の形態の場合と同様であ
るが、詳細な構造を変え、より簡易で簡便な工程で光フ
ァイバの接続を可能となした例を示す。以下、第1の実
施の形態との違いを中心に述べる。
【0047】本例では、光ファイバを保持、整列する終
端部材40において、整列部材41の内側に押さえ蓋部
材42を収容・嵌め込み設置できる形状構造及び寸法関
係で作製されている。押さえ蓋部材42の側面には整列
部材41への嵌め込みが可能な微小突起43が形成され
ている。また、押さえ蓋部材42の整列部材41との対
向面には個々の光ファイバ心線11を固定するための微
細な凸部44が形成され、より確実に光ファイバを仮押
さえできる構造にしてある。
【0048】従って、光ファイバ10を接着剤で固定す
る工程において、押さえ蓋部材42を整列部材41に押
し込み、嵌め込むのみの所作で光ファイバ心線をV溝へ
確実に位置決めし、仮押さえできる。なお、本例の整列
部材41及び接続部材50は、第1の実施の形態と同様
に、樹脂組成物による射出成形法で作製し、第1の実施
の形態と同様に高精度な(寸法精度1μm以下)部材作
製に成功している。
【0049】また、本例の整列部材41の上面には、接
続部材50の底面部51と水準面を取ることが可能な高
精度な平面部41aが形成してある。従って、2組の光
ファイバ10の端部をそれぞれ終端部材40で処理し、
端面を研磨した後、終端部材40全体を光ファイバ10
とともに180度回転させ、平面部41aが接続部材5
0の底面部51に接するように嵌め込み・挿入すること
により、2組の光ファイバ10の接続を行うことができ
る。なお、嵌め込みや挿入の機構は第1の実施の形態と
同様にすることができる。
【0050】このような構造によれば、終端部材40、
特に整列部材41は上面と側面の形状寸法精度のみを厳
密に制御することにより、所望の光ファイバ接続を実現
でき、高精度成形の次元を減ずることができ、より経済
的な光ファイバ接続部品を提供できる。
【0051】第1の実施の形態の場合と同様に接続損失
を評価したところ、0.5dB以下であり、第1の実施
の形態と同様の性能を実現できた。また、接続信頼性を
恒温恒湿試験(85℃、85%)により調べた結果、3
000時間経過しても接続特性の変化は10%以内であ
り、十分な信頼性が確認できた。
【0052】
【その他の形態】光ファイバ心線の本数が4本である光
ファイバ同士を、第2の実施の形態の場合と基本構造が
同様な終端部材及び接続部材を用いて接続したところ、
接続特性や接続信頼性を損なうことなく、しかも従来の
場合よりはるかに経済的な光ファイバの接続を実現でき
た。さらに、光ファイバ心線の本数が8本や16本ある
いはそれ以上であっても同様な終端部材及び接続部材を
作製することができ、単純な構造であることと樹脂組成
物で形成できることにより、経済的な接続を実現でき
る。
【0053】なお、本発明はこれまで説明した実施の形
態に限定されないことは言うまでもなく、全体の形状寸
法や構造は任意に成形できる。また、樹脂材料は所要の
寸法精度を実現できれば、どのような種類のものでも使
用できる。また、トランスファ成形法によっても前述し
た実施の形態の場合と同等の寸法精度並びに接続特性が
得られることを確認しており、この点でも制限されるこ
とはない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂成形により各部材を作製できるので、極めて安価に
作製でき、また、寸法精度が良く、接続特性に優れてお
り、さらにまた、接続が容易で信頼性が高いため、光フ
ァイバを極めて簡単な工程で確実かつ経済的に接続でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図
【図2】整列部材及び接続部材の金型仕様を示す説明図
【図3】整列部材及び接続部材の射出成形条件を示す説
明図
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す説明図
【符号の説明】
10…光ファイバ、11…光ファイバ心線、12…被
覆、20,40…終端部材、21,41…整列部材、2
2,42…押さえ蓋部材、23…V溝部、23a…V
溝、24,26…段差部、25…押さえ部、30,50
…接続部材、31,51…底面部、32,33…側壁
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 保暁 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 平塚 廣明 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の光ファイバ心線を含む
    2本の光ファイバを接続する光ファイバ接続部品におい
    て、 平面上に光ファイバ心線の本数に対応した個数のV溝が
    形成されたV溝部を有する第1の部材と、前記V溝部の
    平面に対応する平面をなした押さえ部を有する第2の部
    材とからなり、2本の光ファイバの端部にそれぞれ、そ
    の光ファイバ心線を前記V溝内に収容し、前記V溝部及
    び押さえ部の平面同士が接合されて取り付けられ、該光
    ファイバとともに端面研磨される2個の終端部材と、 各終端部材を光ファイバの端面同士が対向し、V溝の軸
    方向と直交する方向に移動しないように固定する接続部
    材とを備えたことを特徴とする光ファイバ接続部品。
  2. 【請求項2】 終端部材はV溝部の後部に光ファイバを
    被覆付きのまま保持・固定する段差部を有することを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバ接続部品。
  3. 【請求項3】 接続部材は終端部材をV溝の軸方向にも
    移動しないように固定することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の光ファイバ接続部品。
  4. 【請求項4】 終端部材及び接続部材はともに樹脂組成
    物により形成されることを特徴とする請求項1乃至3い
    ずれか記載の光ファイバ接続部品。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の部材はバネ機構または圧
    入機構により組み合わされることを特徴とする請求項1
    乃至4いずれか記載の光ファイバ接続部品。
  6. 【請求項6】 第2の部材の押さえ部は光ファイバ心線
    を押圧する凸部を有することを特徴とする請求項1乃至
    5いずれか記載の光ファイバ接続部品。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか記載の光ファイ
    バ接続部品の製造方法において、 各部材を樹脂組成物の射出成形法またはトランスファ成
    形法で作製したことを特徴とする光ファイバ接続部品の
    製造方法。
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Cited By (4)

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KR20020068677A (ko) * 2001-02-22 2002-08-28 주식회사 오랜텍 광섬유 블록
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