JP3201622B2 - ヘアカッター - Google Patents

ヘアカッター

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JP3201622B2
JP3201622B2 JP17291891A JP17291891A JP3201622B2 JP 3201622 B2 JP3201622 B2 JP 3201622B2 JP 17291891 A JP17291891 A JP 17291891A JP 17291891 A JP17291891 A JP 17291891A JP 3201622 B2 JP3201622 B2 JP 3201622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪や髭の切断のための
ヘアカッター、殊に刈り高さの調節機能を備えたヘアカ
ッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘアカッターにおいて刈り高さ( 頭皮や
顔面に残った毛の長さ) を調節することができるように
するには、通常特開昭62−101282号公報に示さ
れているように、櫛状の歯で形成されるコームを備えた
アタッチメントをヘアカッター外面に装着するととも
に、このアタッチメントをヘアカッターに対してその長
手方向に摺動自在とすることで、アタッチメントのコー
ムの先端部と、ヘアカッターにおける刃先との間隔を可
変とし、この間隔を長くした時には刈り高さが高く、短
くした時には刈り高さが低くなるようにしている。
【0003】そしてこのようなアタッチメントを設ける
にあたり、上記公報に示されたものでは、電源のオンオ
フのために設けたスライドハンドルとアタッチメントと
を連結して、スライドハンドルのスライド操作のみで電
源のオンオフ及びアタッチメントをスライドさせること
による刈り高さの調節を行えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、刈り高さの
調節と電源のオンオフとを一操作で行えるという点で使
い勝手が優れているのであるが、反面、次のような問題
点を有している。すなわち、ある刈り高さに設定して使
用したとしても、いったん電源をオフとすれば、アタッ
チメントも初期位置に戻ってしまうものであり、先程の
刈り高さに戻すには、使用者が先程の刈り高さを覚えて
おいて同じところにアタッチメントがくるように使用者
が加減しなくてはならず、これ故に、刈り高さの設定を
誤って刈り過ぎの事態を招くことが多々生じることにな
る。
【0005】電源のオンオフとアタッチメントのスライ
ド操作とが個別になされるものでは、電源のオフ操作で
アタッチメントが初期位置に戻ることはないものの、や
はりアタッチメントを一度でもずらせたり、毛屑の掃除
のためにアタッチメントを取り外したりしたならば、元
の刈り高さとなるように戻すことはやはり使用者の記憶
に頼ることになる。もちろん、ある刈り高さに設定した
ところでアタッチメントを固定してしまうことができる
ようにした場合には、不用意に刈り高さが変わることが
なくなるものの、刈り高さの調整が困難となる上に、毛
屑の掃除のためにアタッチメントを取り外すことも簡単
にできなくなる。
【0006】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは電源のオンオフとアタ
ッチメントのスライドによる刈り高さの調整操作とを一
操作で行える上に、従前の刈り高さを記憶させておくこ
とができるために、刈り高さを誤って設定して刈り過ぎ
てしまうという事態を招くことがないヘアカッターを提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、一端
に刃が設けられた本体と、この本体にスライド自在に取
り付けられるとともにスライド方向が刃の刃先方向とな
っている刈り高さ調節用のアタッチメントとからなり、
本体にスライド自在に設けられた電源スイッチのオンオ
フ用操作子に上記アタッチメントが連結されてアタッチ
メントが操作子と共にスライドするヘアカッターにおい
て、操作子と本体内に設けられた基板とに設けた接点ば
ねと導電片とでスイッチ接点部を形成するとともに、接
点ばねと導電片とによるスイッチ接点部のオン位置をア
タッチメントのスライド方向に可変とする接点導通位置
変更部材を設けて、この接点導通位置変更部材を操作子
及び基板の厚み方向において操作子と基板との間に配置
していることに特徴を有している。
【0008】本発明によれば、操作子のスライドに伴っ
て電源のオンオフだけでなく、刈り高さの調節も行える
ものであり、そして接点導通位置変更部材をスライドさ
せることにより、電源がオンとなる位置を切り換えるこ
とができるために、接点導通位置変更部材を好ましい刈
り高さとなる位置に合わせておくことで、刈り過ぎの事
態が生じるのを防ぐことができるものである。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図示のヘアカッター1は髭のカット用のものであ
って、蓄電池5と、偏心軸7が出力軸に取り付けられた
モータ6とを内蔵している角筒型の本体10の一端面に
刃ブロック3を装着するとともに、本体10のこの一端
側の外形がやや小さくなっている部分の外面にアタッチ
メント2を被せたものとして構成されている。
【0010】上記刃ブロック3は、刃基台30とこれに
固着された櫛歯状の固定刃31、固定刃31に押さえば
ね33で押し付けられている櫛歯状の可動刃32とから
なるもので、モータ6の前記偏心軸7が可動刃32に設
けられている係合凹部34に係合することで、モータ6
の回転運動が往復動に変換されて、可動刃32の固定刃
31に対する往復摺動がなされるようになっている。
【0011】刈り高さ調節用のアタッチメント2は、図
2及び図3に示すように、角筒型をしているとともに、
一端開口に相対する開口縁同士をつなぐ複数本の平行な
連結片で構成されたコーム20を備えており、本体10
に対しては、本体10の長手方向にスライド自在に装着
されている。そしてこのアタッチメント2の内面には、
第1係合部21と第2係合部22との2つの係合部が形
成されており、また一面にはコーム20間の隙間に連続
する溝23が形成されている。上記第1係合部21はア
タッチメント2の他端側の内面に凹部として形成され、
第2係合部22はこの第1係合部21と相対する内面に
凹部として形成されたものである。
【0012】髭のカットにあたっては、アタッチメント
2のコーム20における傾斜面を顔面にあてた状態を保
ったままヘアカッター1を動かせばよい。コーム20先
端と刃先との間隔で設定された刈り高さに髭をカットす
ることができる。一方、本体10には操作子4と第2操
作子8とが取り付けられている。本体10における刃ブ
ロック3の刃先が先端に位置する面に取り付けられる操
作子4は、本体10の長手方向にスライド自在とされた
もので、スライド方向の一端より係合フック40が一体
に突設されるとともに、本体10内に入り込む他端側か
ら一対のクリック脚42,42が一体に突設されてお
り、本体10内に位置する部分の一面には接点ばね43
が取り付けられている。
【0013】他方の第2操作子8は、図3に示すよう
に、本体10の一側面に本体10の長手方向にスライド
自在となるように取り付けられたもので、先端縁及び後
端縁がアタッチメント2の後端縁に合わせた角度の傾斜
辺となっている平行四辺形型をなしており、図7及び図
8に示すように、本体10に形成された長孔13を通じ
て本体1内に突出する一対のフック80,80を具備し
ており、これらフック80,80が本体10内に配され
たスライド接点板84における係合窓85に係合してい
る。第2操作子8の縁に沿って設けられたリブ82は、
本体10に形成された溝14に嵌まることで、第2操作
子8のスライドガイドを行うと同時に、第2操作子8の
本体10からの浮きを防止して、スライドさせた際にア
タッチメント2に第2操作子8が当たってしまうのを防
ぎ、さらには落下衝撃等が加わった時に第2操作子8が
外れてしまうことを上記フック80,80と共に防いで
いる。
【0014】尚、図8の(a) 並びに図18、図19に示
すように、一対のフック80,80を本体10の前後方
向においてずらしているのは、デザイン上の理由から両
端を傾けていることを考慮したもので、本体10におけ
るフック80,80が通される長孔13の両端も傾けて
おくことができるように、つまり第2操作子8で隠され
るべき長孔13の全長、つまりは第2操作子8のスライ
ド量を大きくとれるようにしているためである。
【0015】第2操作子8のスライド操作に伴って本体
10内において本体10の長手方向にスライドするスラ
イド接点板84は、複数本の接点部材9が平行並列に取
り付けられるとともに、弾性を有するクリック脚86を
一体に備えたもので、蓄電池5が装着された基板50の
一面と操作子4における本体10の内部に位置する部分
との間に配設されている。
【0016】このスライド接点板84に取り付けられた
各接点部材9は、図10に示すように、U字形をなすも
ので、一片の先端には接点ばね91が形成され、他片の
先端には両側縁に突起93を備えた折曲片92が形成さ
れていて、第2操作子8に形成された係合孔88に折曲
片92を圧入した状態でスライド接点板84のリブ8
7,87間にヒートシールによって取り付けられ、この
時、各接点部材9における折曲片92側の一片がスライ
ド接点板84における操作子4との対向面側に位置して
接点ばね43が接触自在な導電片90を構成し、基板5
0との対向面側に位置する接点ばね91は基板50に設
けられた複数本の平行並列に配されている導電片51に
接触する。尚、接点部材9の接点ばね91は、そのスラ
イド位置にかかわらず、基板50上の導電片51に常時
接触しているが、接点ばね43は操作子4と第2操作子
8との相互の位置に応じて導電片90と接触するか導電
片90から離れるかが定まる。上記折曲片92に設けた
突起93は、係合孔88の内面に食い込むことで、上記
導電片90がスライド接点板84から浮き上がることを
防ぐ。そして係合孔88に折曲片92を差し込んでいる
ことから、接点部材9がスライド接点板84のスライド
の際にスライド方向にずれたりすることがない。
【0017】今、操作子4及び第2操作子8が図3に示
す位置にある時、接点ばね43と導電片90及び接点ば
ね91と導電片51は図11に示す位置関係にあり、接
点ばね43は各導電片51に接点ばね91を通じて導通
している導電片90から離れているために、モータ6と
蓄電池5とが切り離されたオフ状態にある。また、この
時には、操作子4の係合フック40はアタッチメント2
の第1係合部21と係合しておらず、アタッチメント2
はその第2係合部22に本体10の操作子4が設置され
た面とは反対側の面に突設された突起15に係合する位
置に位置決めされている。
【0018】この状態から、図12に示すように操作子
4を刃側に一段動かすと、係合フック40が第1係合部
21と係合して操作子4とアタッチメント2とが連結さ
れ、またこの時には、図13に示すように、接点ばね4
3が接点部材9を通じて基板50上の各導電片51間を
短絡するために、電源スイッチがオンとなり、モータ6
に通電されて、刃ブロック3における可動刃32が駆動
される。操作子4が電源スイッチをオンオフさせるだけ
のスライド量である時には、アタッチメント2は全く動
かないわけである。
【0019】この状態から操作子4を更に刃側へと動か
せば、アタッチメント2は操作子4に押されて突起15
と第2係合部22との係合を解除した上でスライドする
ものであり、刃先とコーム20先端との間隔は操作子4
のスライド量に応じて順次大きくなる。また操作子4を
逆方向にスライドさせたならば、係合フック40が嵌ま
り込んでいる本体10表面の溝18の深さが浅くて第1
係合部21と係合フック40の係合が維持されているた
めに、操作子4に引かれてアタッチメント2も逆方向に
スライドする。この間、接点ばね43は接点部材9の導
電片90上を摺接するものであり、電源はオン状態のま
まである。従って、使用中であっても、容易にアタッチ
メント2を動かして刈り高さの変更を行うことができ
る。尚、刈り高さが今いくらになっているかは、本体1
0に記載した目盛りがアタッチメント2の溝23に表示
されるために容易に把握することができる。また、操作
子4及びアタッチメント2を前記1段目のところに戻せ
ば、アタッチメント2の第2係合部22に本体10の突
起15が係合するとともに、係合フック40が嵌まり込
んでいる本体10表面の溝18の深さが深くなっている
ために、この位置から操作子4を更に引き戻せば、アタ
ッチメント2と操作子4との連結が解除される。このた
めに、アタッチメント2を取り外して刃ブロック3の掃
除を行うことができる。
【0020】ここにおいて、ある刈り高さ、たとえば
〜にわたる6段階にわたる刈り高さの調整を行えるよ
うになっている図示例のものにおいて、4段目の刈り
高さが好ましい場合には、4段目に位置させている操
作子4の指掛け兼用の合わせマーク41に、第2操作子
8に設けた指掛け兼用の合わせマーク81が一致すると
ころまで第2操作子8をスライドさせればよい。この結
果、第2操作子8と共にスライドするスライド接点板8
4は、図14及び図15に示すところに位置することに
なり、この状態では操作子4を3段目のところに引き
戻しただけで、接点ばね43が導電片90から離れて電
源がオフとなる。また、第2操作子8が上記位置にある
場合、操作子4を図16及び図17に示す初期位置から
スライドさせていくと、操作子4が4段目にきて初め
て接点ばね43が導電片90に接触してオンとなるもの
であり、このために以前に使用した時の刈り高さが不明
であっても、電源がオンとなるところまで操作子4及び
アタッチメント2を繰り出せば、その時の刈り高さは以
前使用した時と同じ値となるものであり、このために刈
り高さを小さくしてしまって刈り過ぎを招いてしまうと
いうことがない。
【0021】操作子4及びアタッチメント2の上記複数
段にわたる位置決めは、操作子4に形成された前記一対
のクリック脚42,42が、図6に示すように、本体1
0の内面に形成されたクリックボス16の波形をなして
いる両側面に接することで行われる。また第2操作子8
及びスライド接点板84も、図5に示すように、スライ
ド接点板84から突設されたクリック脚86が上記クリ
ックボス16の一側面に接することで複数段にわたり位
置決めされる。クリックボス16を両者で共有すること
により、操作子4とスライド接点板84との位置関係を
所定状態に保つことと、部品配置スペースの削減とを図
っているわけである。またクリック脚42が一対あるの
に対して、クリック脚86が1本であることから、クリ
ック脚86の幅をクリック脚43より太くして、操作子
4と第2操作子8との操作力が等しくなるようにしてお
り、更にクリックボス16自体もクリック脚43が接す
る部分とクリック脚86が接する部分とで形状を少し異
ならせることで、クリック脚43のばね定数とクリック
脚86のばね定数との違いを補正している。これらクリ
ック脚43,86のたわみ方向が、接点ばね43,91
のたわみ方向と直交する方向となるようにしているの
は、クリック脚43,86の撓みが接点ばね43,91
のばね荷重に影響を与えることがないようにしているた
めである。
【0022】また、図示のヘアカッターにおいては、全
長を短くするために、アタッチメント2をもっとも前進
させて刈り高さを一番高くするとともに、第2操作子8
を最も後退させたところに位置させた時、図18に示す
ように、第2操作子8の先端縁とアタッチメント8の後
端縁との間に毛屑が溜まりやすい隙間が生じてしまうよ
うになっているが、実際の使用時には図19に示すよう
に、操作子4の合わせマーク41に合わせマーク81が
一致するところまで第2操作子8を前進させた状態、つ
まり第2操作子8の先端がアタッチメント2の内部に潜
りこんだ状態で使用することになるために、上記隙間に
毛屑が溜まって第2操作子8のスライド操作が毛屑で困
難になるということはない。
【0023】図20〜図26に示す実施例は、上記実施
例における操作子4に押釦47を設けるとともに、スラ
イド接点板84に押釦47が嵌合自在となっている係合
孔89を設けたものである。スライド接点板84が図中
最下方に位置する時、操作子4を一段上方に動かすとと
もに押釦47を押し込めば、押釦47が係合孔89に嵌
まり込んで操作子4とスライド接点板84とを連結する
ものであり、この状態で操作子4を更に上方に動かせ
ば、図24及び図25に示すようにスライド接点板84
も同上に上方に動く。つまり、第2操作子8を別途操作
しなくとも、スライド接点板84を求める位置まで移動
させることができるものであり、そして操作子4を戻す
時、押釦47から指を離しておけば、図26に示すよう
に、スライド接点板84を必要とする位置においた状態
で操作子4を戻すことができる。
【0024】図27〜図32に別の実施例を示す。これ
は上記実施例におけるスライド接点板84にかえて、開
口部95を備えたスペーサー84’を用いたもので、こ
こにおけるスペーサー84’は接点ばね43と導電片5
1との間に介在するとともに、開口部95を通じて接点
ばね43が導電片51に接触することを許すようになっ
ている。そして図29に示す初期状態から、操作子4を
一段上方に動かせば図30に示すように、開口部95を
通じて接点ばね43と導電片51とが接触導通するもの
であり、第2操作子8を操作するか、押釦47を押しな
がら操作子4を更に上方に動かすことによってスペーサ
ー84’を上方に移動させれば、接点ばね43が導電片
51に接触する時の操作子4の位置が変更されるもので
ある。図31及び図32はスペーサー84’を上方に移
動させるとともに操作子4を初期状態に戻した時の状態
を示している。スペーサー84’における開口部95
は、図33に示すように、長さが短くて接点ばね43が
導電片51に接触することを許す位置を1カ所に絞った
ものであってもよい。
【0025】図34以下は、第2操作子8における合わ
せマーク81をその長手方向にスライド自在な突条とし
て形成するとともに、本体10側にこの合わせマーク8
1が係合自在となる複数個のロック溝19を設けて、図
36に示すように合わせマーク81をロック溝19に係
合させておくことで、第2操作子8とスライド接点板8
4もしくはスペーサー84’を所定位置にロックできる
ようにしたものを示している。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明においては、電源の
オンオフ用の操作子の操作に連動してアタッチメントが
スライドして刈り高さの変更がなされるものであって、
アタッチメントをスライドさせることによる刈り高さの
調節が本体を持つ手で容易に行なえるとともに、不用意
なアタッチメントの動きも簡単に抑えることができるも
のであり、しかも接点導通位置変更部材をスライドさせ
ることにより、電源がオンとなる操作子及びアタッチメ
ントのスライド位置を切り換えることができるために、
好ましい刈り高さとなる位置で電源がオンとなるように
接点導通位置変更部材の位置を設定しておくことで、ア
タッチメントを操作子と共に動かしたり毛屑の掃除のた
めにアタッチメントを取り外したりしたとしても、適切
な刈り高さとなるアタッチメントの位置が記憶されてい
ることになり、このために刈り高さの再設定を誤って刈
り過ぎの事態を招いてしまうということを防ぐことがで
きるものである。また、接点導通位置変更部材を設ける
にあたり、操作子及び基板の厚み方向において操作子と
基板との間に配していることから、本体の幅を大きくし
なくとも、これら部材を納めることができるものであ
り、髭用のヘアカッターのように、本体の幅を細くする
ことが求められるものでも、問題なく接点導通位置変更
部材を設けることができるものである。
【0027】そして、接点導通位置変更部材を基板と操
作子との間に配置するにあたり、接点導通位置変更部材
を操作子と同方向にスライド自在なスライド接点板で形
成して、操作子とこの操作子と対向するスライド接点板
の一面との間に上記スライド方向に延びる接点ばねとこ
の接点ばねが摺接する導電片とからなるスイッチ部を設
け、基板とスライド接点板の他面との間に上記スライド
方向に延びる接点ばねとこの接点ばねが摺接する導電片
とからなる通電部を設けることにより、スイッチ部品と
接点導通位置変更のための部品とを最小部品数で無理な
く構成することができる。
【0028】また、スイッチ部における接点ばねの撓み
方向を、通電部における接点ばねの撓み方向と一致させ
たならば、接点ばねの個々のばらつきによる接触不良を
防止することができる。スライド接点板と操作子との係
合離脱自在な連結部材を設ければ、スライド接点板を所
定位置におくことが容易に行える。
【0029】更に接点導通位置変更部材をスペーサーで
形成したものでは、必要とする部品数が少なくてすむも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の破断側面図である。
【図4】同上のアタッチメントを外した状態の正面図で
ある。
【図5】同上のスライド接点板の背面側を示す状態の横
断面図である。
【図6】同上の操作子の背面側を示す状態の横断面図で
ある。
【図7】同上の水平断面図である。
【図8】第2操作子を示すもので、(a) は正面図、(b)
は側面図である。
【図9】スライド接点板を示すもので、(a) は正面図、
(b) は側面図、(c) は背面図である。
【図10】スライド接点板に取り付けられる接点部材を
示すもので、(a) は平面図、(b)は正面図、(c) は側面
図である。
【図11】図1に示す状態のスイッチ部と通電部の位置
関係の説明図である。
【図12】操作子を1段動かした状態の縦断面図であ
る。
【図13】図10に示す状態のスイッチ部と通電部の位
置関係の説明図である。
【図14】操作子及びアタッチメントを4段目にセット
するとともにスライド接点板を4段目に位置させた時の
縦断面図である。
【図15】図14に示す状態のスイッチ部と通電部の位
置関係の説明図である。
【図16】スライド接点板を4段目に位置させるととも
に操作子及びアタッチメントを初期位置に戻した時の縦
断面図である。
【図17】図16に示す状態の時のスイッチ部と通電部
の位置関係の説明図である。
【図18】操作子のみを操作した状態の破断側面図であ
る。
【図19】第2操作子を操作子に合わせた状態の破断側
面図である。
【図20】他の実施例の縦断面図である。
【図21】同上の正面図である。
【図22】スライド接点板を示すもので、(a) は正面
図、(b) は側面図、(c) は背面図である。
【図23】水平断面図である。
【図24】操作子及びアタッチメントを4段目にセット
するとともにスライド接点板を4段目に位置させた時の
縦断面図である。
【図25】破断側面図である。
【図26】縦断面図である。
【図27】別の実施例の同上のスライド接点板の背面側
を示す状態の横断面図である。
【図28】スペーサーを示すもので、(a) は正面図、
(b) は側面図、(c) は背面図、(d)は端面図である。
【図29】初期状態の時のスイッチ部とスペーサーの位
置関係の説明図である。
【図30】縦断面図である。
【図31】接点導通位置変更後の状態の縦断面図であ
る。
【図32】スイッチ部とスペーサーの位置関係の説明図
である。
【図33】他のスペーサーの正面図である。
【図34】第2操作子の他例を示すもので、(a) は正面
図、(b) は側面図、(c) は拡大断面図である。
【図35】破断側面図である。
【図36】ロック時の破断側面図である。
【符号の説明】
2 アタッチメント 3 刃ブロック 4 操作子 43 接点ばね 50 基板 51 導電片 84 スライド接点板 90 導電片 91 接点ばね

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に刃が設けられた本体と、この本体
    にスライド自在に取り付けられるとともにスライド方向
    が刃の刃先方向となっている刈り高さ調節用のアタッチ
    メントとからなり、本体にスライド自在に設けられた電
    源スイッチのオンオフ用操作子に上記アタッチメントが
    連結されてアタッチメントが操作子と共にスライドする
    ヘアカッターにおいて、操作子と本体内に設けられた基
    板とに設けた接点ばねと導電片とでスイッチ接点部を形
    成するとともに、接点ばねと導電片とによるスイッチ接
    点部のオン位置をアタッチメントのスライド方向に可変
    とする接点導通位置変更部材を設けて、この接点導通位
    置変更部材を操作子及び基板の厚み方向において操作子
    と基板との間に配置していることを特徴とするヘアカッ
    ター。
  2. 【請求項2】 接点導通位置変更部材は、本体内に設け
    られた基板と操作子との間に配されるとともに操作子と
    同方向にスライド自在なスライド接点板であって、操作
    子とこの操作子と対向するスライド接点板の一面との間
    に上記スライド方向に延びる接点ばねとこの接点ばねが
    摺接する導電片とからなるスイッチ部が設けられ、基板
    とスライド接点板の他面との間に上記スライド方向に延
    びる接点ばねとこの接点ばねが摺接する導電片とからな
    る通電部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のヘアカッター。
  3. 【請求項3】 スライド接点板はその両面のうちの一方
    側にスイッチ部もしくは通電部の導電片が、他方側に通
    電部もしくはスイッチ部の接点ばねが配設されて、スイ
    ッチ部の接点ばね及び通電部の接点ばねの撓み方向が同
    一となっていることを特徴とする請求項2記載のヘアカ
    ッター。
  4. 【請求項4】 スライド接点板と操作子とを係合離脱自
    在としている連結部材を操作子が備えていることを特徴
    とする請求項2記載のヘアカッター。
  5. 【請求項5】 接点導通位置変更部材は、本体内に設け
    られた基板と操作子との間に配されるとともに操作子と
    同方向にスライド自在なスペーサーであって、操作子及
    び基板における接点ばねと導通片との間に介在するこの
    スペーサーは、接点ばねと導電片とを接触させる開口部
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘアカッ
    ター。
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