JP3201133B2 - プラスチック製食品容器の殺菌方法 - Google Patents

プラスチック製食品容器の殺菌方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料水、ジュース、ウ
ーロン茶、ミルクコーヒーなどの各種飲食品が充填され
プラスチック製の食品容器(以下、単に、「食品容
器」または「容器」ということがある)の殺菌方法に関
するものであり、より詳しくは、殺菌のための薬剤を多
量に使用することなく当該食品中で発育できる全ての微
生物を充分に殺菌できる食品容器の殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、プラスチック製の
食品容器(プラスチックボトル)の洗浄殺菌方法とし
て、プラスチックボトルの少なくとも内面に温水ないし
熱水(以下、単に「温水」という)を噴射する方法、あ
るいは、過酸化水素水等の薬剤を接触させることによっ
て殺菌する方法が知られている。
【0003】しかしながら、温水のみによって全ての菌
種が殺菌できるわけではなく、Bacillus属等の芽胞を形
成する有芽胞細菌、Neosartorya 属等の子のう胞子を持
つカビ等の菌種は、温水による洗浄のみでは殺菌できな
いという問題がある。しかも、温水によって十分な洗浄
殺菌を果たすためには、菌によっては、必然的に洗浄時
間が長くなるために、それに伴って容器素材の耐熱性が
求められることになり、温水による洗浄殺菌方法は、あ
らゆる菌種に対しての洗浄殺菌方法としては必ずしも十
分なものとはいえない。
【0004】また、同じカビ類の中でも、Penicillium
属のように温水殺菌ができ、かつ、薬剤殺菌ができるカ
ビがあるにもかかわらず、同じカビ類の中でも、Chatom
ium属のように温水では殺菌できても、前記薬剤では殺
菌できない菌種がある。さらに、ある薬剤が特定種類の
微生物に対して有効な殺菌力を発揮できるものであって
も、該特定種類の微生物を充分に殺菌するためには、薬
剤の濃度を高くしたり、薬剤の作用時間を長くする必要
がある。したがって、このような場合には、容器の殺菌
後に多量の無菌水によって容器を洗浄する等の後処理が
必要となり、コスト高になったり、殺菌及びその後処理
を含めた容器の処理時間が長くなる等の問題が生じる。
以上のような事情から、温水殺菌にしろ、薬剤殺菌にし
ろ、これらの殺菌方法単独で、容器内に充填される食品
中で発育できる全ての微生物を殺菌するのは効率的では
ない。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、殺菌のための
薬剤を多量に使用することなく、温水だけで殺菌できる
菌類は、あらかじめ温水によって殺菌を行い、その後に
薬剤殺菌を行うことによって、容器内に充填される食品
中で発育できる微生物を完全に殺菌可能にしたプラスチ
ック製の食品容器の殺菌方法を提供することにある。さ
らに、本発明の他の目的は、プラスチック製の食品容器
の殺菌及びその後の容器の洗浄を含めた、食品容器の処
理を効率的にできるプラスチック製の食品容器の殺菌方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたもであり、下記の構成からなる
ことを特徴とするものである。すなわち、本発明によれ
ば、プラスチック製食品容器の少なくとも内面に、63
℃以上の温水を接触させる温水殺菌工程と、次いで、過
酢酸と過酸化水素との混合物を接触させる薬剤殺菌工程
を経た後に、該食品容器の少なくとも内面を無菌水によ
ってリンスすることを特徴とするプラスチック製食品容
器の殺菌方法が提供される。
【0007】
【作用】本発明に係るプラスチック製食品容器の殺菌方
によれば、温水殺菌工程と、前記特定の薬剤殺菌工程
とが組み合わされて食品容器の殺菌がなされる。したが
って、温水(63℃以上)による殺菌と、特定の薬剤に
よる殺菌との各々が他方の殺菌力を補うように作用し
て、食品容器内に充填される食品中で発育できる微生物
が極めて効率的に殺菌される。この発明に係る食品容器
の殺菌方法によれば、まず、63℃以上の温水がプラス
チック製食品容器の少なくとも内面に接触し、薬剤によ
っては殺菌することはできないが、温水によって殺菌す
ることができる菌、例えば、Chatomium 属のようなカビ
類、酵母等、及び容器内の付着菌等の菌が充分なレベル
まで殺菌される。
【0008】次に、前記殺菌薬剤が容器の少なくとも内
面に接触し、前記温水殺菌によっては殺菌されない菌、
例えば、Bacillus属等の有芽胞細菌や、Neosartorya 属
のような子のう胞子を持つカビが充分なレべルまで殺菌
される。この薬剤殺菌後に、食品容器の少なくとも内面
に無菌水が接触し、これによって、薬剤殺菌工程後に容
器に付着している薬剤が容器から除去される。請求項記
載2の発明では、薬剤殺菌に先立って、温水によって予
め薬剤によっては効率的に殺菌できない菌が殺菌されて
おり、使用する薬剤の量を抑えることができるため、少
量の無菌水によるリンスによって、容易に、容器から薬
剤を十分に、かつ、効率的に除去できるという特徴があ
る。
【0009】この方法によれば、装置が単純で、方法も
簡単であるため、経済的にも安価な温水によって殺菌で
きる菌種を殺菌し、温水によっては殺菌できない菌を、
薬剤による殺菌によって充分なレベルまで殺菌されるよ
うになっており、一方の殺菌方法による殺菌力を、他方
の殺菌方法による殺菌力によって補う関係になっている
ので、一方だけの殺菌方法で長い時間をかけなければな
らない従来方法に比べて、時間的及び経済的にも極めて
効率的で優れた殺菌効果が得られる。
【0010】すなわち、発明における食品容器の殺菌
方法は、温水で殺菌洗浄した後に、殺菌されない菌種に
ついてだけを薬剤によって殺菌するものであるから、薬
剤殺菌時には、主として薬剤によって有効に殺菌可能な
菌の殺菌だけを考慮すればよく、薬剤の濃度、および薬
剤を微生物に作用させる時間を可及的に低く抑えること
ができ、これにより、薬剤殺菌直後における容器への薬
剤の残留量も少なく抑えられ、したがって、薬剤殺菌後
に、無菌水によって、容器をリンスすることによって、
薬剤を確実に容器から除去できる。また、上記のごと
く、使用する薬剤の量を低く抑えられるので、殺菌時の
作業者の安全性も向上する。
【0011】
【0012】
【発明の具体的な説明】本発明は、温水によって殺菌で
きる菌種を、設備費が安く、簡単な方法で行える温水殺
菌によって行い、温水のみによっては殺菌できない菌種
を薬剤によって殺菌するという、殺菌方法の組み合わせ
に特徴を有するものであり、この方法によって、殺菌方
法相互の弱点を補い合い、経済的にも時間的にも、優れ
た殺菌が達成される。
【0013】本発明において使用する殺菌薬剤は、過酢
酸と過酸化水素との混合物であり、殺菌の安定性、価
格、簡便性等の点で好ましいものである。過酢酸と過酸
化水素との混合物としては、ヘンケル白水社製のオクソ
ニア(P3−oxonia akfiv 商品名) が好ましく使
用でき、過酢酸と過酸化水素の混合比は、重量比で、過
酢酸1に対して、過酸化水素が1ないし4となるように
混合するのが、薬剤の安定性の点で好ましく、過酢酸濃
度が0.13%以上で使用する事が殺菌の安定性の点で
好ましい。また、殺菌する際の温水の温度は、殺菌効果
の点で63℃以上である必要があるが、温水の温度を高
くすれば、ボトルの素材として耐熱性が優れたものを用
いなければならず、その分、コスト面で不利になる。し
たがって、本発明においては、ボトル素材のコストを抑
えるという面から、63ないし66℃の温度範囲に設定
するのがより好ましい。
【0014】本発明によって殺菌洗浄する食品容器とし
ては、通常、PETボトルと略称されているポリエチレ
ンテレフタレート製やポリオレフィン製などのプラスチ
ックボトルなどのほか、食品を充填するための各種プラ
スチック容器が挙げられる
【0015】以下に図1にしたがって、本発明に係る容
器の殺菌方法を具体的に説明する。殺菌薬剤としては、
オクソニアを用いた例を示す。図1は、本発明に係る容
器としてのボトルの殺菌方法を実施するための一例を工
程で示す概念図であり、1はベルトコンベア等によって
構成されるボトル搬送装置、2はボトル温水殺菌域、3
は密閉空間とされると共に、オクソニア供給用ノズルが
配置されたボトル薬剤殺菌域、4は無菌水を噴出するノ
ズルが配置されたリンス域、5は充填・密封域である。
【0016】ボトル温水殺菌域2には、ボトルの内容物
充填口内に進退可能となるようにノズルが設けられてお
り、このノズルから温水が噴出されるようになってい
る。殺菌前のボトルは、その外面全体が63℃以上の温
水によって殺菌された後に、ボトル搬送装置1によっ
て、倒立状態(内容物充填口が下方に位置した状態)で
ボトル温水殺菌域2に搬送される。ボトル温水殺菌域2
では、ノズルが移動して、ボトルの内容物充填口内に入
り、この状態で、63℃以上の温水がボトルの内面に噴
出される。これにより、ボトル内面における温水によっ
て殺菌される菌種が殺菌され、63℃以上の温水のみに
よっては殺菌されない菌種のみが残留する。
【0017】ボトル温水殺菌域2で殺菌されたボトル
は、ボトル反転手段(図示省略)によって反転され正立
状態とされると共に、ボトル搬送装置1によってボトル
薬剤殺菌域3に搬送される。このボトル薬剤殺菌域3で
は、オクソニア供給用ノズルより、ボトル内にオクソニ
アが満杯となるまで注入され(満注方式)、オクソニア
がボトル内面全体に接触する。これによって、前記温水
によっては、殺菌されない菌が殺菌され、ボトル内に充
填される食品中で発育可能な全ての微生物が殺菌され
る。なお、オクソニアによる殺菌の前に、オクソニアに
よっては殺菌されにくい菌が殺菌されているので、オク
ソニアの濃度は、低く抑えている。なお、上記では、オ
クソニアによる殺菌を満注方式によって行っているが、
タンク内にオクソニアを貯留しておき、該オクソニアに
ボトルを浸漬させても良く、あるいはボトル内面にオク
ソニアを噴霧してもよい。また、上記方法では、オクソ
ニアによる殺菌をボトルの内面のみに行っているが、殺
菌をより確実にするために、ボトルの外面にもオクソニ
アによる殺菌を行ってもよいことはもちろんである。
【0018】ボトル薬剤殺菌域3において薬剤殺菌され
たボトルは、ボトル反転手段(図示省略)で反転され
て、倒立状態とされ、ボトル内部のオクソニアがボトル
外部へ排出されると共に、搬送装置1によって、リンス
域4に搬送される。このリンス域4では、ノズルより、
常温の無菌水あるいは無菌温水がボトルの少なくとも内
面に吹き付けられ、これにより、ボトルに付着されてい
るオクソニアがボトル表面から除去される。なお、使用
するオクソニアの濃度は上記の如く低くされているの
で、リンス域4に送られたボトルに付着しているオクソ
ニアは、当然、低濃度であり、少量の無菌水あるいは少
量の無菌温水によってオクソニアを容易かつ確実に除去
できる。
【0019】リンス後のボトルは、ボトル反転手段(図
示省略)によって、反転されて正立状態とされ、無菌エ
アーを吹きつけられながら、ボトル搬送装置1によっ
て、充填室である充填・密封域5に送り込まれる。充填
・密封域5内は、クラス100のレベル以下の無菌状態
に保持され、自体公知の充填装置によって、ボトルに例
えばミルクコーヒー等の飲食品が充填される。
【0020】内容物が充填されたボトルは、充填・密封
域5内のキャッパーにより、キャップ締めがなされた後
に、製品検査域(図示せず)で製品検査が行われ、これ
で全工程が終了する。本発明に係るボトルの殺菌方法で
は、上記の如く、最初から設備的にも、価格的にも高価
につくオクソニア等の薬剤のみによる殺菌を行わずに、
簡単で経済的な温水のみで殺菌できる菌種は、あらかじ
め63℃以上の温水によって殺菌を行い、該温水によっ
ては殺菌されない菌種のみを前記薬剤によって殺菌する
ために、薬剤による殺菌の際に使用する薬剤の量もしく
は濃度を抑えることができ、容器内に薬剤を残留させる
ことなく、また、コストの低減を図ることができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌のための薬剤を多
量に使用することなく、容器内に充填される食品中で発
育できる全ての微生物を完全に殺菌できるプラスチック
食品容器の殺菌方法を提供できる。さらに、本発明に
よれば、食品容器の殺菌及びその後の容器の洗浄を含め
た食品容器の処理を効率的にできるプラスチック製食品
容器の殺菌方法を提供できる。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。 <実施例1> かび類:Aspergillus 属、Penicillium 属、Byssocha
mys 属、Neosartorya属、及びChatomium 属 酵母類:Saccharomyces 属、及びCandida 属 細菌類:Bacillus属 上記ないしに列記された各々の供試菌の全てを、各
々が105 ないし106 cfu/ボトルになるようにボ
トルの内面に付着させ、試験用ボトルとした。試験用ボ
トルとしては、内容量が1500mlのPET(ポリエ
チレンテレフタレート)製のものを使用した。上記試験
用ボトルの内面を、まず、温水殺菌し、その後に、薬剤
殺菌し、殺菌効果を表1に示した。温水殺菌及び薬剤殺
菌の条件は、以下の通りとした。 (1)温水殺菌条件 温水殺菌方式;試験用ボトルの内面に温水を吹きつける
スプレー方式 温水の温度;63℃ 温水の流量;200ml/秒 殺菌時間 ;4秒 温水殺菌回数;2回 (2)薬剤殺菌条件 殺菌方式;試験用ボトル内に薬剤を満杯に注入する、満
注方式 薬剤の種類;オクソニア 薬剤濃度;3% 薬剤温度;40℃ 殺菌時間;3分
【0025】<実施例2>温水殺菌を63℃に代えて8
0℃で行う以外は、実施例1と同様に試験用ボトルの殺
菌を行い、殺菌効果を表2に示した。
【0026】<実施例3>温水殺菌を63℃に代えて9
3℃で行う以外は、実施例1と同様に試験用ボトルの殺
菌を行い、殺菌効果を表3に示した。
【0027】<実施例4>殺菌条件が、下記のものであ
ること以外は、実施例1と同様にして試験用ボトルを殺
菌し、殺菌効果を表3に示した。 殺菌方式;満注方式 薬剤の種類;次亜塩素酸ソーダ 薬剤濃度;100ppm 薬剤温度;50℃ 殺菌時間;3分
【0028】<比較例1>薬剤殺菌を行うことなく、温
水殺菌のみを実施例1と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表1に示した。
【0029】<比較例2>温水殺菌を行うことなく、薬
剤殺菌のみを実施例1と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表1に示した。
【0030】<比較例3>薬剤殺菌を行うことなく、温
水温度を63℃に代えて40℃にした以外は、実施例1
と同様に温水殺菌のみを行い、殺菌効果を表1に示し
た。
【0031】<比較例4>温水殺菌に使用する温水の温
度を63℃に代えて40℃にした以外は、実施例1と同
様に、温水殺菌及び薬剤殺菌を行い、殺菌効果を表1に
示した。
【0032】<比較例5>薬剤殺菌を行うことなく、温
水殺菌のみを実施例2と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表2に示した。
【0033】<比較例6>薬剤殺菌を行うことなく、温
水殺菌のみを実施例3と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表3に示した。
【0034】<比較例7>薬剤殺菌を行うことなく、温
水殺菌のみを実施例4と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表4に示した。
【0035】<比較例8>温水殺菌を行うことなく、薬
剤殺菌のみを実施例4と同様の条件下で行い、殺菌効果
を表4に示した。
【0036】 上記表1において、◎は試験用ボトルに付着菌が全く検
出されないこと、○は試験用ボトル当り100 ないし1
1 cfu付着菌が検出されたこと、△は試験用ボトル
当たり101 ないし103 cfu付着菌が検出されたこ
と、×は103ないし105 cfu以上の付着菌が検出
されたことを示している。
【0037】 上記表2において、表1と同様、◎は試験用ボトルに付
着菌が全く検出されないこと、○は試験用ボトル当り1
0 ないし101 cfu付着菌が検出されたこと、△は
試験用ボトル当たり101 ないし103 cfu付着菌が
検出されたこと、×は103 ないし105 cfu以上の
付着菌が検出されたことを示している。
【0038】 上記表3において、表1と同様、◎は試験用ボトルに付
着菌が全く検出されないこと、○は試験用ボトル当り1
0 ないし101 cfu付着菌が検出されたこと、△は
試験用ボトル当たり101 ないし103 cfu付着菌が
検出されたこと、×は103 ないし105 cfu以上の
付着菌が検出されたことを示している。
【0039】
【表4】 上記表4において、表1と同様、◎は試験用ボトルに付
着菌が全く検出されないこと、○は試験用ボトル当り1
0 ないし101 cfu付着菌が検出されたこと、△は
試験用ボトル当たり101 ないし103 cfu付着菌が
検出されたこと、×は103 ないし105 cfu以上の
付着菌が検出されたことを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の殺菌方法の工程を示す概略
図である。
【符号の説明】
2 ボトル温水殺菌域 3 ボトル薬剤殺菌域 4 リンス域 5 充填・密封域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−189727(JP,A) 特開 平5−338629(JP,A) 特開 平6−92329(JP,A) 特開 平3−289423(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 55/06,55/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製食品容器の少なくとも内
    面に、63℃以上の温水を接触させる温水殺菌工程と、
    次いで、過酢酸と過酸化水素との混合物を接触させる薬
    剤殺菌工程を経た後に、該食品容器の少なくとも内面を
    無菌水によってリンスすることを特徴とするプラスチッ
    ク製食品容器の殺菌方法
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