JP3200802U - 箱および該箱のブランクシート - Google Patents

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Abstract

【課題】天面側の内フラップ部と外フラップ部とを係合する手間を軽減できる箱および箱のブランクシートを提供する。【解決手段】対向する一対の第1側壁部と、第1側壁部と直交する方向に対向する一対の第2側壁部と、一対の第1側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の内フラップ部21と、一対の第2側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の外フラップ部22と、一対の第1側壁部の下辺から延び、箱の底を形成する一対の底フラップ部31と、内フラップ部21の内側面に重なるように折り曲げ可能なヒンジ部を介して外フラップ部22に繋がり、外フラップ部と一体に形成されている係合部15とを備える。【選択図】図3

Description

本考案は、箱および該箱のブランクシートに関し、特に、天面側に開口を有する箱および該箱のブランクシートに関する。
従来、野菜、果物等の青果物を含む物品の陳列や競りなどにおいて、天面側に開口を有する段ボール箱などの箱(以下、箱ともいう)が、広く使用されている。箱の天面側に開口部を設けることで、収容された物品が外側から視認可能となるが、運搬の際に収容されていた物品がその開口部からこぼれ落ちてしまう可能性がある。そこで、箱の天面側に、長さの短い内フラップ部および外フラップ部を設けて互いに係合させ、簡易な封緘を可能にした箱が知られている。
しかし、天面側の内フラップ部と外フラップ部との係合が弱い場合、運搬の際にこの係合が外れ、物品が天面側からこぼれるおそれがある。そこで、天面側の内フラップ部と外フラップ部との係合を強化するため、フラップ形状に工夫を施した箱の一例が特許文献1に開示されている。
特開2004−352354号公報
しかしながら、特許文献1に記載の箱において天面側の内フラップ部と外フラップ部とを係合させるためには、先ず、外フラップ部を部分的に折り込み、その折込部分を箱の天面側の開口部に潜らせ、その折込部分の折り込みを戻しつつ、外フラップ部のうち折り込んでいた部分とそうでない部分とで内フラップ部を抱き込む、という3〜4工程を行う必要があった。そのため、当該係合を行うためには、手間を要する場合があった。
本考案の目的は、天面側の内フラップ部と外フラップ部とを係合する手間を軽減させるための箱および該箱のブランクシートを提供することにある。
本考案による箱は、対向する一対の第1側壁部と、第1側壁部と直交する方向に対向する一対の第2側壁部と、一対の第1側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の内フラップ部と、一対の第2側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の外フラップ部と、一対の第1側壁部の下辺から延び、箱の底を形成する一対の底フラップ部と、内フラップ部の内側面に重なるように折り曲げ可能なヒンジ部を介して外フラップ部に繋がり、外フラップ部と一体に形成されている係合部とを備えることを特徴とするものである。
また、本考案によるブランクシートは、本考案による箱のブランクシートであって、一対の第1側壁部の一方を形成する第1の側板と、第1の側板に第1折り曲げ線を介して接続される一対の第2側壁部の一方を形成する第2の側板と、第2の側板に第2折り曲げ線を介して接続される一対の第1側壁部の他方を形成する第3の側板と、第3の側板に第3折り曲げ線を介して接続される一対の第2側壁部の他方を形成する第4の側板と、第1の側板および第4の側板のいずれか一方から第4折り曲げ線を介して接続され、第1の側板と第4の側板とを繋ぐための継ぎ代と、一対の第1側壁部に一対の第5折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の内フラップ部と、一対の第2側壁部に一対の第6折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の外フラップ部と、一対の第1側壁部に一対の第7折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の底フラップ部と、外フラップ部において第6折り曲げ線の反対側に位置する端縁から第6折り曲げ線に向けて延びるヒンジ部と、ヒンジ部から離れて形成され、外フラップ部の端縁から第6折り曲げ線に向けて延びる第1切れ込み線と、ヒンジ部の第6折り曲げ線側の端部と第1切れ込み線の第6折り曲げ線側の端部とを繋ぎ係合部を仕切るように形成される第2切れ込み線とを備えることを特徴とするものである。
本考案によれば、天面側の内フラップ部と外フラップ部とが、少ない工程において係合可能となることにより、箱を封緘する手間を軽減させることが可能となる。
本考案の第1実施形態に係る箱の斜視図であり、(a)は青果物が収容された状態、(b)は青果物が収容されていない状態、をそれぞれ示す。 本考案の第1実施形態に係る箱を展開したブランクシートの平面図である。 本考案の第1実施形態に係る箱の組立工程の一例を説明するための図である。 本考案の第1実施形態に係る、天地を逆にした後に青果物40を収容したときの組み立て中のブランクシート10Bを底側から見た斜視図である。 図3のV−V方向の断面を斜め上方から見た斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る箱の斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る箱を展開したブランクシートの平面図である。 本考案の第3実施形態に係る箱の斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る箱を展開したブランクシートの平面図である。
以下、図面を参照しながら本考案を実施するための形態を詳細に説明する。
なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「封緘」とは、箱の内フラップ部と外フラップ部とが係合され、箱の底が閉鎖された状態にすることを指すものとして参照される。しかし、この「封緘」は、物品が完全に箱の内部に収容されていることを要せず、例えば、収容されている物品が箱の天面側の開口部から落下しない程度に飛び出ていても良いものである。
本考案の実施形態に係る箱は、内フラップ部と簡単に係合できる係合部を、外フラップ部に設けることにより、内フラップ部と外フラップ部とを少ない工程で係合できる結果、封緘する手間を軽減させることが可能となるものである。本実施形態に係る箱に収容される物品は、特に、長さを有する長葱等の野菜や果物等の青果物であることが、内フラップと外フラップとを係合しやすいという本考案の効果を発揮する上で好ましい。
<第1実施形態>
<構造>
図1に本考案の第1実施形態に係る箱10の斜視図を示し、図1(a)は物品(本実施形態では青果物40)が収容された状態、(b)は青果物40が収容されていない状態、をそれぞれ示す。また、図2に本実施形態に係る箱10を展開したブランクシート10Bの平面図を示す。
本実施形態に係る箱10は、対向する一対の第1側壁部11と、第1側壁部11と直交する方向に対向する一対の第2側壁部12と、一対の第1側壁部11の上辺からそれぞれ延びる一対の内フラップ部21と、一対の第2側壁部12の上辺からそれぞれ延びる一対の外フラップ部22と、を備えて構成される。一対の第1側壁部11および一対の第2側壁部12は、箱の底を取り囲んでいる。一対の外フラップ部22は、一対の内フラップ部21の端部と相互に重なり合う端部を有する。本実施形態では、内フラップ部21は、その内端縁に後述するヒンジ部が係止する凹部14を有し、外フラップ部22は、凹部14と嵌合可能な係合部15を有する。係合部15は、内フラップ部21の内側面に重なるように折り曲げ可能なヒンジ部を介して外フラップ部22に繋がり、外フラップ部22と一体に形成されている。
また、本実施形態に係る箱10は、一対の第1側壁部11の下辺からそれぞれ延びる一対の第1底フラップ部31と、一対の第2側壁部12の下辺からそれぞれ延びる一対の第2底フラップ部32と、を備えて構成される。一対の第1底フラップ部31は外フラップで構成され、一対の第2底フラップ部32は内フラップで構成される。一対の第1底フラップ部31および一対の第2底フラップ部32は、箱の底を形成している。一対の第1側壁部11は、一対の第1底フラップ部31から直角にそれぞれ立ち上がり、一対の第2側壁部12は、一対の第2底フラップ部32から直角にそれぞれ立ち上がっている。
本実施形態では、外フラップ部22には、外フラップ部22の基端付近において、第2側壁部12の上辺に沿って桟部が設けられている。つまり、当該桟部は、一対の内フラップ部21の端部と相互に重なり合う外フラップ部22の2つの端部を繋げるように設けられている。この構成により、収容された青果物40が箱10の中からこぼれ落ちにくくなっている。
本実施形態におけるブランクシート10Bにおいて、一対の第1側壁部11の一方を形成する第1の側板11aは、第1折り曲げ線C1を介して一対の第2側壁部12の一方を形成する第2の側板12aと接続される。そして、第2の側板12aは、第2折り曲げ線C2を介して一対の第1側壁部11の他方を形成する第3の側板11bと接続され、第3の側板11bは、第3折り曲げ線C3を介して一対の第2側壁部12の他方を形成する第4の側板12bと接続される。本実施形態に係るブランクシート10Bは、第1の側板11aと第4の側板12bとを繋ぐための継ぎ代13を備える。継ぎ代13は、第4折り曲げ線C4を介して第1の側板11aと接続される。尚、継ぎ代13は、第1の側板11aではなく、第4の側板12bから接続されても良い。
本実施形態におけるブランクシート10Bにおいて、一対の内フラップ部21は、一対の第1側壁部11に一対の第1側壁部11の上辺、すなわち、第5折り曲げ線S5を介してそれぞれ接続され、一対の外フラップ部22は、一対の第2側壁部12に一対の第2側壁部12の上辺、すなわち、第6折り曲げ線S6を介してそれぞれ接続される。また、一対の第1底フラップ部31は、一対の第1側壁部11に一対の第1側壁部11の下辺、すなわち、第7折り曲げ線S7を介してそれぞれ接続され、一対の第2底フラップ部32は、一対の第2側壁部12に一対の第2側壁部12の下辺、すなわち、第8折り曲げ線S8を介してそれぞれ接続される。
本実施形態におけるブランクシート10Bにおいて、係合部15は、外フラップ部22において第6折り曲げ線S6の反対側に位置する端縁から第6折り曲げ線S6に向けて延びるヒンジ部と、当該ヒンジ部から離れて形成され、外フラップ部22の端縁から第6折り曲げ線S6に向けて延びる第1切れ込み線CL1と、ヒンジ部の第6折り曲げ線S6側の端部と第1切れ込み線CL1の第6折り曲げ線S6側の端部とを繋ぎ係合部15を仕切るように形成される第2切れ込み線CL2と、を有する。
本実施形態では、第1切れ込み線CL1は、外フラップ部22の端縁の中点から、外フラップ部22の端縁と直交する方向において延びるように形成され、第2切れ込み線CL2は、第1切れ込み線CL1の第6折り曲げ線S6側の端部から第6折り曲げ線S6に沿って、第6折り曲げ線S6と平行に延びる切れ込み線となっている。
本実施形態では、ヒンジ部は、外フラップ部22の端縁から第2切れ込み線CL2の第6折り曲げ線S6側の端部まで、外フラップ部22の端縁と直交する方向において、外フラップ部22の側縁に沿って形成される第9折り曲げ線FL9と、第9折り曲げ線FL9と離れて平行に形成される第10折り曲げ線FL10と、第9折り曲げ線FL9と第10折り曲げ線FL10と第2切れ込み線CL2とで仕切られる第1面22aと、を有する。また、係合部15は、第1切れ込み線CL1と第2切れ込み線CL2と第10折り曲げ線FL10とで仕切られる第2面22bを有する。
本実施形態におけるブランクシート10Bは、第1折り曲げ線C1から第4折り曲げ線C4、第9折り曲げ線FL9、および第10折り曲げ線FL10が段ボールの縦罫線(いわゆる、クリーズ)となり、第5折り曲げ線S5から第8折り曲げ線S8が段ボールの横罫線(いわゆる、スコア)となるように設定されている。尚、罫線の形成方向は、これに限られず、内フラップと外フラップとを係合しやすいという本考案の目的を達成しうるものであれば、いずれの方向に形成されても良い。
<組立>
図3は、本考案の第1実施形態に係る箱10の組立工程の一例を説明するための図、図4は、本実施形態に係る、天地を逆にした後に青果物40を収容したときの組み立て中のブランクシート10Bを底側から見た斜視図をそれぞれ示す。図4では、説明の便宜上、青果物40を二点鎖線で表す。
図2に示すブランクシート10Bにおいて、先ず、一対の第1側壁部11を一対の第2側壁部12に対して第1折り曲げ線C1、第2折り曲げ線C2、および第3折り曲げ線C3からそれぞれ折り曲げ、継ぎ代13を第1の側板11aに対して第4折り曲げ線C4から折り曲げる。次に、第1の側板11aと第4の側板12bとを継ぎ代13を介して接続する。そして、一対の内フラップ部21を一対の第1側壁部11に対して直角になるように一対の第5折り曲げ線S5からそれぞれ折り曲げ、一対の外フラップ部22の一方(図3では手前の外フラップ部21)を第4の側板12bに対して直角になるように第6折り曲げ線S6から折り曲げる。その後、係合部15の第1面22aを外フラップ部22に対して第9折り曲げ線FL9から折り曲げ、係合部15の第2面22bを第1面22aに対して第10折り曲げ線FL10から折り曲げる。次に、係合部15の第2面22bを、内フラップ部21の内側面に重ねるように折り曲げることにより、ブランクシート10Bは、図2に示す状態から、図3に示す状態へと折り曲げられる。図3に示すブランクシート10Bは、外フラップ部21の一方(図3では手前の外フラップ部21)において、凹部14に係合部15が嵌合した状態となっている。
続いて、図3に示すブランクシート10Bにおいて、他方の外フラップ部22についても凹部14に係合部15を嵌合させるように折り曲げた後、組み立て中のブランクシート10Bの天地を逆にして青果物40を収容させることにより、ブランクシート10Bは、図3に示す状態から、図4に示す状態になる。図4に示すように、第2面22bと内フラップ21の内側面とが重なった部分の上に青果物40を置き、当該重ねた部分を押圧することによって、内フラップ部21と外フラップ部22とが係合する力がより強固なものとなる。
次に、図4に示すブランクシート10Bにおいて、一対の第2底フラップ部32を一対の第2側壁部12に対して直角になるように一対の第8折り曲げ線S8から折り曲げ、一対の第1底フラップ部31を一対の第1側壁部11に対して直角になるように一対の第7折り曲げ線7から折り曲げて、底を閉鎖することにより、ブランクシート10Bは、図4に示す状態から、図1(a)に示す箱10の状態へと折り曲げられ組立てられる。当該閉鎖は、例えば、テープで封鎖することによって行われる。
<係合部>
図5に図3のV−V方向の断面を斜め上方から見た斜視図を示す。係合部15は、第9折り曲げ線FL9および第10折り曲げ線FL10にて折り曲がることにより、第1面22aが凹部14に位置付けられ、凹部14に係合部15の第1面22aが嵌合することで凹部14にヒンジ部が係止し、図5に示すような係合状態になる。よって、第2面22bを内フラップ部21の内側面に重ねるように、第9折り曲げ線FL9および第10折り曲げ線FL10にて折り曲げるという少ない工程によって、内フラップ部21と外フラップ部22とを係合させることが可能となる。したがって、箱を封緘する手間を軽減させることが可能となる。
また、図5に示すように、係合部15の第2面22bが内フラップ部21の内側面に重ねたときに、第1切れ込み線CL1によって形成された第2面22bの端部を、第1側壁部11(図5では第3の側板11b)の内側面に当接させることが可能となっている。この当接で生じる摩擦力により、内フラップ部21と外フラップ部22とを係合させる力を強めることが可能となっている。
<第2実施形態>
本考案の第1実施形態と比較して、収容された物品(本実施形態では青果物40)を外側から視認しやすいように形状にさらに改良を施した箱110およびその箱のブランクシート110Bを、第2実施形態において説明する。
図6は本考案の第2実施形態に係る箱110の斜視図、図7は本実施形態に係る箱110を展開したブランクシート110Bの平面図をそれぞれ示す。図6では、説明の便宜上、青果物40を一点鎖線で表す。本実施形態に係る箱110またはブランクシート110Bを構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る箱110の係合部115は、第1実施形態に係る第2切り込み線CL2の代わりに第3切り込み線CL3を備える。第3切り込み線CL3は、第10折り曲げ線FL10の第6折り曲げ線S6側の端部と第9折り曲げ線FL9の第6折り曲げ線S6側の端部とを繋ぐように切り込むことで形成される。また、第3切り込み線CL3は、一方の第9折り曲げ線FL9の第6折り曲げ線S6側の端部から他方の第9折り曲げ線FL9の第6折り曲げ線S6側の端部まで、第6折り曲げ線S6に沿って湾曲して切り込むことで形成される。本実施形態では、第3切り込み線CL3は、図7に示すように、下に凸である放物線状となっており、第6折り曲げ線S6の中点に近付くほど、第6折り曲げ線S6との距離が短くなるように形成されている。第1切り込み線CL1の第6折り曲げ線S6側の端部は、第3切り込み線CL3と第6折り曲げ線S6との距離が最も短くなる部分に接している。本実施形態では、係合部115は、第1切れ込み線CL1と第3切れ込み線CL3と第10折り曲げ線FL10とで仕切られる第3面122bを有する。
本実施形態では、外フラップ部122は、第3切れ込み線CL3の湾曲した切れ込みによって形成された切り欠き部122Aを有する。切り欠き部122Aを設けることによって、第1実施形態より、収容された青果物40の視認性を向上させることが可能となっている。
本実施形態に係るブランクシート110Bは、図7に示すように、外フラップ部122の2つの角を切り取って構成される。この構成により、ブランクシート110Bを組立てた図8に示す箱110を持ち運ぶときに、当該角が持ち運んでいる手にあたる可能性を低減させ、持ち運びやすさを向上させることになる。
本実施形態では、内フラップ部121は、箱の強度を保つための補強部を有する。補強部は、図7に示すように、一対の凹部14の付近から内フラップ部121の両側縁に沿って端縁に至るように形成されている。この補強部を内フラップ部121に設けることによって、切り欠き部122Aによって外フラップ122の最も幅が狭くなった部分が補強され、持ったときに箱の形がくずれにくくなるため、可搬性を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、天面側の内フラップ部と外フラップ部とが、少ない工程において係合可能となることにより、箱を封緘する手間を軽減させることが可能となる。尚、本実施形態に係るブランクシート110Bを箱110に組立てたときに形成される、切り欠き部122Aの両端付近の突起(図6においてαで示される部分)は、切り取り可能としてもよい。
<第3実施形態>
本考案の第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と異ならせ、フラップの長さを抑えることで、紙取りを良くすることを実現する。本実施形態では、第1実施形態および第2実施形態に係るブランクシートと比較して、外フラップ部222の長さが短くなっているため、紙取りが良くなっている。
図8は本考案の第3実施形態に係る箱210の斜視図、図9は本実施形態に係る箱210を展開したブランクシート210Bの平面図をそれぞれ示す。図8では、説明の便宜上、物品(本実施形態では青果物40)を一点鎖線で表す。本実施形態に係る箱210またはブランクシート210Bを構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る箱210の係合部215は、第1実施形態に係る第2切り込み線CL2の代わりに第4切り込み線CL4を備える。第4切り込み線CL4は、第9折り曲げ線FL9の第6折り曲げ線S6側の端部と第10折り曲げ線FL10の第6折り曲げ線S6側の端部とを繋ぐように切り込むことで形成される。また、第4切り込み線CL4は、一方の第10折り曲げ線FL10の第6折り曲げ線S6側の端部から第6折り曲げ線S6に至るまで湾曲して切り込み、第6折り曲げ線S6上を一定距離切り込んで、他方の第10折り曲げ線FL10の第6折り曲げ線S6側の端部まで、湾曲して切り込むことで形成される。第4切り込み線CL4の2つの湾曲部分は、箱210の天面の開口側に膨らむようにそれぞれ形成されている。第1切り込み線CL1は、外フラップ部222の端縁から第6折り曲げ線S6に至るまで形成されている。本実施形態では、係合部215は、第1切れ込み線CL1と第4切れ込み線CL4と第10折り曲げ線FL10とで仕切られる第4面222bを有する。
本実施形態では、外フラップ部222は、第4切れ込み線CL4の切れ込みによって形成された切り欠き部222Aを有する。切り欠き部222Aによって、第2実施形態と同様に、収容された青果物40の視認性を良くすることが可能となっている。また、切り欠き部222Aが有する湾曲部分によって、収容された青果物40が箱210の外へこぼれ出る可能性を低減させている。したがって、この構成により、紙取りのよいブランクシート210Bを実現しつつ、収容された青果物40に対する外側からの視認性を向上させ、且つ、収容された青果物40が外にこぼれ落ちることを抑止することを可能にしている。
本実施形態では、内フラップ部221は、切り欠き部221Aを有する。内フラップ部221にも切り欠き部221Aを設けることによって、第1実施形態および第2実施形態より、収容された青果物40の視認性を良くすることが可能となっている。
第4面222bは、係合部215の係合状態において、第2側壁部12の内側面と当接して係止する突起(図9においてβで表す部分)を有する係止部を備える。この構成により、内フラップ部221と外フラップ部222とをより強固に係合させることが実現可能である。この突起は、第2側壁部12を内側に切り欠くように、第1切り込み線CL1および第4切り込み線CL4をそれぞれ延長することで、大きく形成することが可能である。
本実施形態に係るブランクシート210Bは、図9に示すように、外フラップ部122の2つの角を切り取って構成される。この構成による効果は第2実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、天面側の内フラップ部と外フラップ部とが、少ない工程において係合可能となることにより、箱を封緘する手間を軽減させることが可能となる。また、本実施形態によれば、紙取りのよいブランクシートが実現可能となるため、ブランクシートの製造コストを削減することが可能となる。
<その他>
本考案は、上述した実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本考案の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態に係る箱およびブランクシートは、凹部14を備えない構成であってもよく、係合部15のみによって外フラップ部と内フラップ部とを係合させる構成であって良い。
加えて、上記各実施形態では、第1側壁部11の長手方向の長さが第2側壁部12の長手方向の長さより長くなっているが、これに限られず、同じ長さであってもよい。また、上記各実施形態の変形例として、二対の側壁部のうち長手方向の長さが長い方に底フラップ部を接続させ、もう一方の一対の側壁部に底フラップ部を接続させない構成であっても良い。
また、上記各実施形態において、折り曲げやすくするため、各折り曲げ線については、一方向からプレスして設ける罫線のほか、いわゆる、リード罫(罫線上に断続的な切れ目を入れたもの)で構成してもよい。特に、第6折り曲げ線S6、第9折り曲げ線FL9、第10折り曲げ線FL10についてリード罫を適用することは、内フラップと外フラップとを係合しやすくなる点で好ましい。
上記各実施形態に係る箱およびブランクシートの材質は、段ボール製であるが、これに限られず、内フラップと外フラップとを係合しやすいという効果を発揮できるものであれば、どのような素材を使用してもよく、例えば、プラスチック製のものであってもよい。
上記各実施形態に係る箱では、底面側から物品を入れて収容させているが、これに限られず、例えば、底を閉鎖した後、天面側のフラップ同士を係合する前に天面側から物品を入れて収容させたり、天面側のフラップ同士の係合により天面側に形成された開口部から物品を入れて収容させたりしても良い。
10、110、210 箱
10B、110B、210B ブランクシート
11 第1側壁部
12 第2側壁部
13 継ぎ代
14 凹部
15、115、215 係合部
21、121、221 内フラップ部
22、122、222 外フラップ部
22a 第1面
22b 第2面
122b 第3面
222b 第4面
31 第1底フラップ部
32 第2底フラップ部
40 青果物
122A、221A、222A 切り欠き部
C1 第1折り曲げ線
C2 第2折り曲げ線
C3 第3折り曲げ線
C4 第4折り曲げ線
CL1 第1切れ込み線
CL2 第2切れ込み線
CL3 第3切れ込み線
CL4 第4切れ込み線
FL9 第9折り曲げ線
FL10 第10折り曲げ線
S5 第5折り曲げ線
S6 第6折り曲げ線
S7 第7折り曲げ線
S8 第8折り曲げ線

Claims (4)

  1. 対向する一対の第1側壁部と、
    前記第1側壁部と直交する方向に対向する一対の第2側壁部と、
    前記一対の第1側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の内フラップ部と、
    前記一対の第2側壁部の上辺からそれぞれ延びる一対の外フラップ部と、
    前記一対の第1側壁部の下辺から延び、箱の底を形成する一対の底フラップ部と、
    前記内フラップ部の内側面に重なるように折り曲げ可能なヒンジ部を介して前記外フラップ部に繋がり、前記外フラップ部と一体に形成されている係合部と
    を備えることを特徴とする箱。
  2. 前記内フラップ部は、その内端縁に前記ヒンジ部が係止する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の箱。
  3. 請求項1または請求項2に記載の箱のブランクシートであって、
    前記一対の第1側壁部の一方を形成する第1の側板と、
    前記第1の側板に第1折り曲げ線を介して接続される前記一対の第2側壁部の一方を形成する第2の側板と、
    前記第2の側板に第2折り曲げ線を介して接続される前記一対の第1側壁部の他方を形成する第3の側板と、
    前記第3の側板に第3折り曲げ線を介して接続される前記一対の第2側壁部の他方を形成する第4の側板と、
    前記第1の側板および前記第4の側板のいずれか一方から第4折り曲げ線を介して接続され、前記第1の側板と前記第4の側板とを繋ぐための継ぎ代と、
    前記一対の第1側壁部に一対の第5折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の内フラップ部と、
    前記一対の第2側壁部に一対の第6折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の外フラップ部と、
    前記一対の第1側壁部に一対の第7折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の底フラップ部と、
    前記外フラップ部において前記第6折り曲げ線の反対側に位置する端縁から前記第6折り曲げ線に向けて延びるヒンジ部と、
    前記ヒンジ部から離れて形成され、前記外フラップ部の前記端縁から前記第6折り曲げ線に向けて延びる第1切れ込み線と、
    前記ヒンジ部の前記第6折り曲げ線側の端部と前記第1切れ込み線の前記第6折り曲げ線側の端部とを繋ぎ前記係合部を仕切るように形成される第2切れ込み線と
    を備えることを特徴とするブランクシート。
  4. 前記一対の第2側壁部に一対の第8折り曲げ線を介してそれぞれ接続される一対の第2底フラップ部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のブランクシート。
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