JP3200671B2 - ダンボール紙製の梱包箱 - Google Patents
ダンボール紙製の梱包箱Info
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Description
どの機械製品を梱包して輸出などするのに用いられるダ
ンボール紙製の梱包箱に関するものである。
を収容するには、被梱包物をそのまゝ入れるのではな
く、一般には合成樹脂の発泡材で作られた保持部材に挟
んで収納し梱包している。また、その保持部材をダンボ
ール紙によって作ることも行われている(例えば、特開
昭63−307074号公報) 。
保持部材を用意する必要があるため、コスト高になるば
かりか資源を浪費する結果を招じていた。一方、外箱を
なすダンボール箱は材料取りの関係で上面の開口部を閉
じる蓋として2枚一対の内フラップと外フラップが設け
られている。しかも、上面の開口部を閉じるのに前記し
た保持部材を用いる形式の梱包箱では、被梱包物は保持
部材に保持されていて、箱の外へ脱落することがないの
で、内フラップの必要性は少なく、同様に材料の浪費と
なっている。
ラップの必要性が少ない点に着眼してなされたもので、
課題を解消し部品点数が少なく、軽量で安価な梱包箱を
提供することを目的とするもので、四角形をなす開口部
の4個の縁のそれぞれに、内側へ折り返してその開口部
を閉じる蓋材を、内側に折り曲げられる2枚一対の内フ
ラップと、その内フラップの外側を覆うように折り曲げ
られる外フラップとで構成したダンボール紙製の梱包箱
において、前記内フラップを折り曲げ方向と平行に内側
へ折り曲げて略正方形の断面形状をした枕部を形成し、
前記枕部を被梱包物の上面に対向させ、前記枕部の底面
部を前記被梱包物に当接させることによって前記被梱包
物の上下方向の移動を阻止すると共に前記枕部の側面部
を前記被梱包物に当接させることによって前記被梱包物
の水平方向の移動を阻止するようにし、一方、ダンボー
ル紙の両端を下向きコ字状に折り曲げて押さえ枠を形成
し、この押さえ枠を、その折り曲げ方向が前記内フラッ
プの折り曲げ方向と略平行になるよう前記被梱包物の長
手方向中間部の上方から被せるようにし、前記枕部と押
さえ枠とで押さえ部材を構成し、前記枕部および押さえ
枠の前記折り曲げ方向の各幅寸法を、前記開口部の内側
の幅寸法と略同一にすると共に、前記被梱包物を梱包し
た状態で前記枕部および押さえ枠の各上面を略同一の高
さにした点に特徴がある。
の上側の面に押さえ枠を被せた後に内フラップを曲げて
略正方形の断面形状をした枕部を形成し閉じる。このと
き、内フラップの前記枕部は押さえ部材として作用し、
前記枕部の底面部を前記被梱包物に当接させることによ
って前記被梱包物の上下方向の移動を阻止すると共に前
記枕部の側面部を前記被梱包物に当接させることによっ
て前記被梱包物の水平方向の移動を阻止するようにし、
1つの枕部を、被梱包物の2方向(上下方向及び水平方
向)の移動を阻止するために有効に活用できる。閉じら
れた内フラップの外面には外フラップが折り曲げられて
重ねられ、ガムテープなどの粘着テープで開かないよう
に止める。
する。図1において、1は梱包箱であり、2はそれに収
められる被梱包物たる小型船外機である。梱包箱1はダ
ンボール紙を折り曲げ、ホッチキス(商標)でとめて組
み立てた周知の外箱3と、前記被梱包物たる小型船外機
2を挟んで保持する保持部材、すなわち、受け枠4なら
びに押さえ枠5とで構成されている。
に、その開口縁には上側開口を閉じる各2枚の内フラッ
プ3aと外フラップ3bとが形成されている。この実施
例では内フラップ3aを内側に2回折り曲げて四角形の
枕部3cを形成し、被梱包物たる小型船外機2の膨大し
た頭部を上から押さえることにより、後述する押さえ枠
5が作用する部分を縮小し、押さえ枠5の大きさを小型
なものにしている。すなわち、枕部3cは図4で示すよ
うに、内フラップ3aに2本の折り目3d、3dを付
け、そこを境にして断面が略正方形になるよう内側へ折
り曲げるようになっている。
部材4a、4bを組立てて作ったもので、前記被梱包物
たる小型船外機2の支台をなすものである。縦壁部材4
a、4bは四角形のダンボール紙を二つ折りして細長く
作られ、それぞれに設けた切欠きによって井桁状に組立
てられている。従って、未使用のときや使用を終えたと
きはそのまゝ折り畳んでおくことができる。また、縦壁
部材4a、4bの長さは外箱3の内面と略同じ長さに設
定されており、それらを開いて受け枠4となし、外箱3
に収めたとき周囲にガタつきがないようにしてある。4
cは縦壁部材4a、4bの上面に形成した窪みであり、
被梱包物たる小型船外機2の外形に対応して作ってあ
る。
梱包物たる船外機2を上から押さえるもので、ダンボー
ル紙の両端を折り曲げて下向きコ字状に形成してある。
その折り曲げられた部分5a、5aには被梱包物たる小
型船外機2の外形に対応する窪み5bと、前記縦壁部材
4a、4bに係合する凹部5cとが形成されている。ま
た、押さえ枠5の幅方向の寸法Aは、外箱3の内面寸法
より僅かに小さく作られており、外箱3へ収めたときガ
タつきを生じないようにしてある。なお、押さえ枠5は
図2で示すように、1枚の紙を折り曲げて作ってある
が、図3で示すように、1枚の芯材5dを包むようにし
て補強すれば一層好ましい。
上に被梱包物たる小型船外機2を載せ、その膨大したエ
ンジン部分2aを縦壁部材4aに形成した大きな窪み4
cへ入れ、細長いドライブケース部分2bを縦壁部材4
bに形成した小さい窪み4cへ入れて位置決めすると共
に、ドライブケース部分2bに設けたキャビテーション
プレート部分2cによって長手方向の位置決めをしてい
る。そして、その上に押さえ枠5を被せた上で、内フラ
ップ3aを閉じる。すると、内フラップ3aの一部を折
り曲げて作った枕部3cの底面部が被梱包物に当接する
ことによって被梱包物の上下方向の移動を阻止すると共
に枕部3cの側面部が被梱包物に当接することによって
被梱包物の長手方向すなわち水平方向の移動を阻止す
る。このため、1つの枕部3cを、被梱包物の2方向
(上下方向及び水平方向)の移動を阻止するために有効
に活用できる。次いで、外フラップ3bを折り曲げて押
さえ枠5の上側を押さえた上、外側から接着テープを貼
って梱包を終える。このとき、押さえ枠5の2個の折り
曲げられた部分5a、5aに設けた凹部5cが、受け枠
4をなす縦壁部材4aの上面に嵌まって固定される。
程を経てなされるが、このとき、梱包材料の処理とし
て、外箱3や保持部材をなす受け枠4や押さえ枠5など
は、接着テープを剥がして押しつぶせば平らになり輸送
や処理が容易になる。
た被梱包物の上面を押さえる押さえ枠の一部を外箱の内
フラップによって代えたものであるから、その分だけ押
さえ枠が小さくて済み、梱包箱が軽量になると同時に、
枕部のために、本来的に無用な内フラップを活用するた
め何の無駄も生じないなど梱包資材の浪費が防止できる
効果を有する。また、枕部の底面部を被梱包物に当接さ
せることによって被梱包物の上下方向の移動を阻止する
と共に枕部の側面部を被梱包物に当接させることによっ
て被梱包物の水平方向の移動を阻止するようにしたの
で、1つの枕部を、被梱包物の2方向(上下方向及び水
平方向)の移動を阻止するために有効に活用できる効果
を有する。
平面図である。
の外観図である。
Claims (1)
- 【請求項1】四角形をなす開口部の4個の縁のそれぞれ
に、内側へ折り返してその開口部を閉じる蓋材を、内側
に折り曲げられる2枚一対の内フラップと、その内フラ
ップの外側を覆うように折り曲げられる外フラップとで
構成したダンボール紙製の梱包箱において、前記内フラ
ップを折り曲げ方向と平行に内側へ折り曲げて略正方形
の断面形状をした枕部を形成し、前記枕部を被梱包物の
上面に対向させ、前記枕部の底面部を前記被梱包物に当
接させることによって前記被梱包物の上下方向の移動を
阻止すると共に前記枕部の側面部を前記被梱包物に当接
させることによって前記被梱包物の水平方向の移動を阻
止するようにし、一方、ダンボール紙の両端を下向きコ
字状に折り曲げて押さえ枠を形成し、この押さえ枠を、
その折り曲げ方向が前記内フラップの折り曲げ方向と略
平行になるよう前記被梱包物の長手方向中間部の上方か
ら被せるようにし、前記枕部と押さえ枠とで押さえ部材
を構成し、前記枕部および押さえ枠の前記折り曲げ方向
の各幅寸法を、前記開口部の内側の幅寸法と略同一にす
ると共に、前記被梱包物を梱包した状態で前記枕部およ
び押さえ枠の各上面を略同一の高さにしたことを特徴と
するダンボール紙製の梱包箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17624692A JP3200671B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ダンボール紙製の梱包箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17624692A JP3200671B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ダンボール紙製の梱包箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05338690A JPH05338690A (ja) | 1993-12-21 |
JP3200671B2 true JP3200671B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=16010209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17624692A Expired - Fee Related JP3200671B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | ダンボール紙製の梱包箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3200671B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP17624692A patent/JP3200671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05338690A (ja) | 1993-12-21 |
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