JP3200650B2 - 高融点金属膜の製造方法 - Google Patents

高融点金属膜の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に、ダス
トの少ない信頼性の高い高融点金属膜を製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化にともない
コンタクトホールの微細化が進んでいる。これにともな
いコンタクト抵抗の低抵抗化、高信頼性を確保するため
にアルミニウム配線の下層に薄い高融点金属膜を堆積さ
せたバリアメタル配線が広く用いられている。この高融
点金属膜は、チタン(Ti)膜と窒化チタン(TiN)
膜の2層構造が広く用いられているが、窒化チタン膜の
応力が高く、真空装置内ではがれて半導体基板上に付着
した場合配線の信頼性を低下させる。
【0003】以上、従来の高融点金属膜の製造方法の一
例を図6,図7,図8を用いて説明する。図6は高融点
金属膜を成膜するスパッタリング装置の概略図を示す。
半導体基板はロードロック室1にセットされ、真空に引
かれる。次に、半導体基板はトランスファーチャンバー
2を介してプロセスチャンバーA3に搬入される。次
に、アルゴンガスにより6mTorrに保たれたプロセ
スチャンバーA3において、チタンターゲット5をスパ
ッタリングしてチタン膜を20nm被着する。次に半導体基
板はトランスファーチャンバー2を介してプロセスチャ
ンバーB4に搬入される。次に、アルゴンガスと窒素ガ
スにより6mTorrに保たれたプロセスチャンバーB
4において、チタンターゲット6をスパッタリングして
窒化チタン膜100nm を被着する。次に、チタン膜と窒化
チタンの2層が被着された半導体基板はトランスファー
チャンバー2を介してロードロック室1に搬入され、高
融点金属膜の形成を完了する。
【0004】また、真空装置を大気開放したときに、チ
タンターゲット5の表面に薄い酸化膜が付着する。この
とき、酸化膜の除去方法によっては、高融点金属膜を成
膜する際にダスト発生の原因となる。図7は従来のチタ
ンターゲット5の表面の薄い酸化膜を除去する場合にチ
タンターゲット5に印加する電力シーケンスを示す。ま
ず、アルゴンガスを6mTorr導入したのちチタンタ
ーゲット5に比較的大きい2kwの電力を印加し5分間
放電を行う。次に、0.5 kwに電力を下げ5分間放電さ
せる。次に、0.5 kwずつ電力を上昇し3.0 kwまで電
力を上昇させた後、再び2kwに電力を下げ25分間放電
させ酸化膜除去を終了する。
【0005】また、高融点金属膜を成膜する際、チタン
ターゲット5の表面でプラズマの発生しない領域が存在
し、その領域には、酸化チタンや窒化チタンの微粒子が
付着し、これがダストの原因となる。従来の技術では、
これを除去する方法はなかった。
【0006】また、真空装置内の防着シールドもダスト
の発生原因になる。図8は代表的な防着シールドの断面
図を示す。図8のように、防着シールドの端面や角部が
直角または鋭角のままであると、その部分に付着した高
融点金属膜がはがれ落ちダストの原因となる。この高融
点金属膜の多量に付着した防着シールドの洗浄方法は、
防着シールドの材質がアルミニウムであるため薬液によ
る洗浄が不可能であり、方法はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
技術では、プロセスチャンバーB4においては応力が高
い窒化チタン膜のみが成膜されるため、プロセスチャン
バーB4内の防着シールドより窒化チタン膜がはがれお
ちやすく、これが半導体基板上に付着して配線の信頼性
を低下させるという問題が生じた。
【0008】また、チタンターゲット表面よりダストが
発生して半導体基板上に付着し、配線の信頼性を低下さ
せるという問題が生じた。また、防着シールドの形状に
よりその端面や角部から高融点金属膜がはがれ落ち半導
体基板上に付着し、配線の信頼性を低下させるという問
題が生じた。
【0009】本発明は、以上述べた問題を解決するもの
で、窒化チタン膜のみが成膜されるプロセスチャンバー
をなくして、ダストが少なく高い信頼性を持った高融点
金属膜の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高融点金属膜の製造方法は、一つのプロセ
スチャンバー内においてチタン膜と窒化チタン膜を連続
的に被着するようにしたものである。また、半導体基板
上に成膜している以外のときにもプロセスチャンバー内
にチタンをスパッタリングするものである。さらに、チ
タンターゲットの表面の薄い酸化膜と窒化膜を除去する
ようにし、また、プロセスチャンバー内の防着シールド
の端面を曲率を持った端面にし、また、防着シールドの
洗浄に超音波洗浄を用いるようにしたものである。
【0011】
【作用】上記構成により、ひとつのプロセスチャンバー
においてチタン膜と窒化チタン膜を連続的に被着するこ
と、また半導体基板上に被着する以外のときにもプロセ
スチャンバー内にスパッタリングして防着シールドにチ
タン膜を被着することにより、チタンが窒化チタン膜の
はがれを抑制し、ダストの少ない高い信頼性を持った高
融点金属膜を形成できる。また、チタンターゲットの表
面の薄い酸化物、窒化物を除去することによりチタンタ
ーゲットからのダストを抑制し高い信頼性を持った高融
点金属膜を形成できる。また、防着シールドの端面に曲
率をもたせること、防着シールドの洗浄に超音波洗浄を
用いることにより、高融点金属膜の防着シールドへの密
着性を増し、防着シールドからのダストを抑制し高い信
頼性を持った高融点金属膜を形成できる。
【0012】
【実施例】(1) 本発明の高融点金属膜の製造方法の一実
施例を図1を用いて説明する。図1は高融点金属膜を形
成するためのスパッタリング装置の概略図である。ま
ず、半導体基板をロードロック室11にセットし真空に排
気する。次に、半導体基板をトランスファーチャンバー
12を介してプロセスチャンバー13に搬入する。次に、ア
ルゴンガスにより6mTorrに保たれたプロセスチャ
ンバー13においてチタンターゲット15に2kwの電力を
印加しチタン膜を20nm被着する。次に、15秒間アルゴン
ガスの導入を停止しプロセスチャンバー13を真空に排気
する。次に、アルゴンガスと窒素ガスをたとえば3:7
の割合で導入しプロセスチャンバー13の圧力を6mTo
rrに安定させたのち、チタンターゲット15に6kw電
力を印加し窒化チタン膜を100nm 被着する。次に、アル
ゴンガスと窒素ガスの導入を停止し15秒間真空排気す
る。次に、アルゴンガスを導入しプロセスチャンバー13
の圧力を6mTorr保ち、次の高融点金属膜の形成に
備える。そして、半導体基板をトランスファチャンバー
12を介してロードロック室11に搬入し、高融点金属膜の
形成を完了する。このように同一真空装置内で、連続的
にチタン膜と窒化チタン膜を形成することにより、半導
体基板に付着するダストが1枚あたり数千個から数百個
に減少できた。
【0013】(2) 本発明の高融点金属膜の製造方法の他
の実施例を図2を用いて説明する。図2は半導体基板上
にチタン膜20nmと窒化チタン膜100nm を形成するときの
チタンターゲットに印加する電力シーケンスである。ま
ず、プロセスチャンバー内にアルゴンガスを6mTor
rの圧力で導入し、チタンターゲットをプロセスチャン
バー内で隔離するシャッター(図1では図示せず)を閉
じたままプロセス開始の待機時間にチタンターゲットに
0.6 kwの電力を印加する。次に、半導体基板をプロセ
スチャンバー内に導入し、チタンターゲットに印加する
電力を1kwにしシャッターをあけ、半導体基板上にチ
タン膜を20nm被着する。次に、シャッターを閉じプロセ
スチャンバー内にアルゴンガスと窒素ガスを3:7の割
合で導入し圧力を6mTorrに保つ。次に、チタンタ
ーゲットに6kwの電力を印加しシャッターを開け半導
体基板上に窒化チタン膜を100nm 被着する。次に、シャ
ッターを閉じ待機時間にチタンターゲットに印加する電
力を0.6 kwにし、プロセスチャンバー内にアルゴンガ
スを導入し圧力を6mTorrに保つ。次に、シャッタ
ーを閉じたままチタンターゲットに印加する電力を1k
wにしてアルゴンスパッタリングし、チタンターゲット
表面の窒化物を除去して高融点金属膜の形成を完了す
る。このように、窒化チタン膜形成後にチタンターゲッ
ト表面の薄い窒化膜をアルゴンスパッタにより除去する
方法を用いることにより、次に処理する半導体基板に高
純度のチタン膜が堆積でき、さらに、半導体基板に付着
するダストが1枚あたり数百個から百個程度に減少でき
た。
【0014】(3) 本発明の高融点金属膜の製造方法の他
の実施例を図3を用いて説明する。図3は半導体基板上
にチタン膜20nmと窒化チタン膜100nm を形成するときの
チタンターゲットに印加する電力シーケンスである。ま
ず、プロセスチャンバー内にアルゴンガスを6mTor
rの圧力で導入しシャッターを閉じたままチタンターゲ
ットに2kwの電力を印加し、シャッターで閉じられた
プロセスチャンバー内にチタンをスパッタリングする。
次に、半導体基板をプロセスチャンバー内に導入し、チ
タンターゲットに印加する電力を1kwにしシャッター
をあけ、半導体基板上にチタン膜を20nm被着する。次
に、シャッターを閉じプロセスチャンバー内にアルゴン
ガスと窒素ガスを3:7の割合で導入し圧力を6mTo
rrに保つ。次に、チタンターゲットに6kwの電力を
印加しシャッターを開け半導体基板上に窒化チタン膜を
100nm 被着する。次に、シャッターを閉じチタンターゲ
ットに印加する電力を2kwにし、プロセスチャンバー
内にアルゴンガスを導入し圧力を6mTorrに保って
シャッター内部でチタンをスパッタリングし、さらに、
シャッターを閉じたままチタンターゲットに2kwの電
力を印加し、アルゴンスパッタリングでチタンターゲッ
ト表面の窒化物を除去して高融点金属膜の形成を完了す
る。このように、シャッターを閉じ、半導体基板に高融
点金属膜を形成していない待機時間にターゲットに印加
する電力を2kwにし、防着シールドに付着するチタン
の量を増加することにより、処理能力を低下することな
く、さらに、半導体基板に付着するダストが1枚あたり
百個から50個に減少できた。
【0015】(4) 本発明の高融点金属膜の製造方法の他
の実施例を説明する。実施例(1),(2),(3) により半導体
基板上に高融点金属膜を形成する工程を25枚から50枚行
なった後、新たに半導体基板を5枚導入し、プロセスチ
ャンバー内にアルゴンガスを6mTorr導入しチタン
ターゲットに2kwの電力を印加し、導入した半導体基
板1枚当りの時間が60秒になるように、したがって本例
では300 秒間チタンをスパッタリングする。このとき、
導入した半導体基板は損品として取り扱われる。なお、
本実施例では、25枚から50枚高融点金属膜の形成を行な
った後としたが、形成を行なう直前に同様な処理を行な
っても同様な効果が期待できる。このように、ロットと
ロットの間にチタンをスパッタリングする処理を行うこ
とにより、正常工程時において、半導体基板に付着する
ダストがさらに1枚あたり50個から30個に減少できた。
【0016】(5) 本発明の高融点金属膜の製造方法にお
いて、チタンターゲット表面の堆積物除去方法の一実施
例について説明する。チタンターゲット表面でプラズマ
の発生しない周辺5mmと中心の直径20mmの範囲をたとえ
ばステンレス性のブラシにより付着物を除去する。次
に、400 番のサンドペーパーによりチタンターゲット表
面を研磨し付着物を除去する。これによりチタンターゲ
ット表面に付着した酸化チタン粒子、窒化チタン粒子を
除去でき高融点金属膜形成時に付着するダスト量をさら
に低減できる。
【0017】(6) 本発明の高融点金属膜の製造方法にお
いて、大気開放後のチタンターゲット表面の酸化膜除去
方法の一実施例を図4を用いて説明する。まず、プロセ
スチャンバーを10-7Torrまで真空排気する。次に、
プロセスチャンバー内にアルゴンガスを6mTorr導
入する。次に、チタンターゲットに電力を0.5 kw印加
し5分間放電する。次に、電力を1.0 kwにし5分間放
電させる。このように、チタンターゲットに印加する電
力を0.5 kw間隔で上昇させ5分間放電を3kwまで行
う。次に、印加する電力を2kwにし30分間放電させチ
タンターゲット表面の酸化物を除去を完了する。このよ
うに、0.5 kwという低い電力から放電を開始し、その
後所定の間隔で印加する電力を漸次上昇させることによ
り、チタンターゲット表面に発生する微少なクラックの
発生を防止でき、クラックから発生するダストを低減で
きる。
【0018】(7) 本発明の高融点金属膜の製造方法にお
いて、防着シールドの面取りの一実施例を図5を用いて
説明する。図5はプロセスチャンバー内の代表的な防着
シールドの断面図を示す。プロセスチャンバー内のすべ
ての防着シールドの端面と角部に1mmRから10mmRの曲
率をもうける。これにより、防着シールドの端部、角部
からの高融点金属膜のはがれを防止でき、高融点金属膜
形成時のダストをさらに低減できる。
【0019】(8) 本発明の高融点金属膜の製造方法にお
いて、防着シールドの洗浄方法の一実施例を説明する。
高融点金属膜が付着した防着シールドにたとえばアルミ
ナ粒子などを混合した水を4Kg/cm2の圧力により
噴射し付着している高融点金属膜を除去するとともに、
防着シールド表面に細かな凹凸を付ける。次に防着シー
ルドを超音波発振器を備え付けた水洗槽に導入し2kw
の超音波洗浄を行う。このように最終水洗に超音波水洗
をほどこすことにより、防着シールドの凹にはまったア
ルミナ微粒子を完全に除去でき、高融点金属膜との密着
性が増し、高融点金属膜形成時のダストをさらに低減で
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ひとつのプロセスチャ
ンバーにおいてチタン膜と窒化チタン膜を連続的に被着
すること、また、半導体基板上に被着する以外のときに
も防着シールドにチタン膜を被着することによりチタン
が窒化チタン膜のはがれを抑制し、ダストの少ない高い
信頼性を持った高融点金属膜を形成できる。また、チタ
ンターゲットの表面の薄い酸化物、窒化物を除去するこ
とによりチタンターゲットからのダストを抑制し高い信
頼性を持った高融点金属膜を形成できる。また、防着シ
ールドの端面に曲率をもたせること、防着シールドの洗
浄に超音波洗浄を用いることにより、高融点金属膜の防
着シールドへの密着性を増し、防着シールドからのダス
トを抑制し高い信頼性を持った高融点金属膜を形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造方法におけるスパッタ
リング装置の概略図である。
【図2】本発明の他の実施例の製造方法におけるターゲ
ットに印加する電力シーケンス図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の製造方法における
ターゲットに印加する電力シーケンス図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の製造方法における
ターゲット表面の酸化物除去のための電力シーケンス図
である。
【図5】本発明の製造方法で使用する防着シールドの断
面図である。
【図6】従来の製造方法におけるスパッタリング装置の
概略図である。
【図7】従来の製造方法におけるターゲット表面の酸化
物除去のための電力シーケンス図である。
【図8】従来の製造方法で使用する防着シールドの断面
図である。
【符号の説明】
11 ロードロック室 12 トランスファーチャンバー 13 プロセスチャンバー 15 チタンターゲット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 29/47 H01L 29/872 C23C 14/00 - 14/58

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのプロセスチャンバー内でチタン膜
    と窒化チタン膜を連続的に被着する高融点金属膜の製造
    方法であって、 半導体基板上にチタンターゲットをアルゴンガスを用い
    てスパッタリングする方法により上記チタン膜を形成す
    る工程と、 上記チタン膜の上に、上記チタンターゲットをアルゴン
    ガスと窒素ガスを用いてスパッタリングする方法により
    上記窒化チタン膜を形成する工程と、 上記チタンターゲット表面の堆積物を機械的に除去する
    工程とを備えたことを特徴とする高融点金属膜の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一つのプロセスチャンバー内でチタン膜
    と窒化チタン膜を連続的に被着する高融点金属膜の製造
    方法であって、 半導体基板上にチタンターゲットをアルゴンガスを用い
    てスパッタリングする方法により上記チタン膜を形成す
    る工程と、 上記チタン膜の上に、上記チタンターゲットをアルゴン
    ガスと窒素ガスを用いてスパッタリングする方法により
    上記窒化チタン膜を形成する工程と、 上記チタンターゲットに印加する電力を低い電力から開
    始し、所定間隔おきに漸次上昇させて、上記チタンター
    ゲット表面の薄い酸化膜を除去する工程とを備えたこと
    を特徴とする高融点金属膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 一つのプロセスチャンバー内でチタン膜
    と窒化チタン膜を連続的に被着する高融点金属膜の製造
    方法であって、 半導体基板上にチタンターゲットをアルゴンガスを用い
    てスパッタリングする方法により上記チタン膜を形成す
    る工程と、 上記チタン膜の上に、上記チタンターゲットをアルゴン
    ガスと窒素ガスを用いてスパッタリングする方法により
    上記窒化チタン膜を形成する工程とを備え、 上記プロセスチャンバー内の防着シールドに、その端面
    が1mmRから10mmRの曲率半径をもっているもの
    を使用することを特徴とする高融点金属膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 一つのプロセスチャンバー内でチタン膜
    と窒化チタン膜を連続的に被着する高融点金属膜の製造
    方法であって、 半導体基板上にチタンターゲットをアルゴンガスを用い
    てスパッタリングする方法により上記チタン膜を形成す
    る工程と、 上記チタン膜の上に、上記チタンターゲットをアルゴン
    ガスと窒素ガスを用いてスパッタリングする方法により
    上記窒化チタン膜を形成する工程と、 上記プロセスチャンバー内の防着シールドに粒子を含ん
    だ水に圧力を加え噴射し高融点金属を除去し、その後に
    上記防着シールドに水中で超音波洗浄をほどこす工程と
    を備えたことを特徴とする高融点金属膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 窒化チタン膜形成後にチタンターゲット
    表面をアルゴンガスによりスパッタリングし前記チタン
    ターゲット表面の窒化物を除去する工程を備えたことを
    特徴とする請求項3または4記載の高融点金属膜の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 チタン膜形成工程と窒化チタン膜形成工
    程の間に、プロセスチャンバー内にチタン膜をスパッタ
    リングする工程を備えたことを特徴とする請求項3また
    は4記載の高融点金属膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 チタン膜形成工程前と窒化チタン膜形成
    工程終了後に、プロセスチャンバー内にチタン膜をスパ
    ッタリングする工程を備えたことを特徴とする請求項3
    または4記載の高融点金属膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 一つのプロセスチャンバー内でチタン膜
    と窒化チタン膜を連続的に被着する高融点金属膜の製造
    方法であって、 半導体基板上にチタンターゲットをアルゴンガスを用い
    てスパッタリングする方法により上記チタン膜を形成す
    る工程と、 上記チタン膜形成後、上記アルゴンガスの導入を停止
    し、上記プロセスチャンバー内を真空に排気する工程
    と、 上記真空に排気されたプロセスチャンバー内にアルゴン
    ガスと窒素ガスを導入し、上記チタンターゲットをアル
    ゴンガスと窒素ガスを用いてスパッタリングする方法に
    より、上記チタン膜上に上記窒化チタン膜を形成する工
    程とを備えたことを特徴とする高融点金属膜の製造方
    法。
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