JP3200530B2 - 油圧作業機の圧力検出装置 - Google Patents

油圧作業機の圧力検出装置

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JP3200530B2
JP3200530B2 JP05405095A JP5405095A JP3200530B2 JP 3200530 B2 JP3200530 B2 JP 3200530B2 JP 05405095 A JP05405095 A JP 05405095A JP 5405095 A JP5405095 A JP 5405095A JP 3200530 B2 JP3200530 B2 JP 3200530B2
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明司 安井
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新キャタピラー三菱株式会社
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーショベル等の作
業機において油圧作業部を圧油を検出しエンジンの回転
調節を行なう圧力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンで駆動される油圧ポンプ
で発生する圧油によってバケット等の油圧作業部を作動
操作し土木作業を行なうパワーショベル等の作業機は、
作業部が過負荷を受けて油圧の上昇を圧力検出センサで
検出したとき、前記エンジンの回転を増速させるように
制御して円滑な作業を継続して行なわせるようにしたも
のが知られている。
【0003】このような作業機の上記検出センサは高圧
耐久型の圧力検出スイッチに構成され、油圧ポンプから
操作バルブに至る圧力管路(圧力吐出ライン)内に直接
的に取付けて油圧を検出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成による
圧力管路内に接地される検出センサは、圧力吐出ライン
に直接的に取り付けられるため、圧力検出スイッチがラ
イン内の高圧を直接受けるため耐圧の構造が複雑とな
る。従って高価格のスイッチを用いねばならない欠点が
あるとともに、このスイッチを圧力管路内に特別なブロ
ック状に形成して取り付ける必要があることから部品点
数が多くなるとともに、取り付け及びそのメンテナンス
作業を困難にする等の問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の装置の問題点
を解消するために本発明の油圧作業機の圧力検出装置
は、油圧によって作動される作業部4を有する作業機1
にエンジン5によって駆動される油圧ポンプ5aを備
え、該油圧ポンプ5aで生じる圧力を圧力センサで検出
して圧力の上昇時にエンジン回転を増速させるように制
御する油圧作業機において、前記油圧ポンプ5aの吐出
にパルスダンパ9を設けている。
【0006】そして、該パルスダンパ9は、前記吐出口
に接続する絞り路94bと、該絞り路に接続する断面積
を大きくしたダンパ室94と、該ダンパ室の他側に壁板
9dで区画して設けた低圧室90aと、前記壁板に開け
た挿道口に嵌装されかつ受圧退動可能に緩衝スプリング
97で弾圧されかつ前記ダンパ室より小径なピストン9
8とを有すると共に、前記低圧室に前記ピストンによっ
て押動可能に圧力の検出センサ90を設けている。さら
に、低圧室90aを油圧ポンプ5aのサクションパイプ
5cと連通させている
【0007】
【作 用】上記のように構成したことにより、油圧ポン
プ5aから送給される圧油はパルスダンパ室94内で脈
動を抑制される。その際小径に形成されたピストン98
が高圧油によって退動し低圧室90a内に接地した検出
センサ90を小作動力で的確に作動させる。
【0008】また、上記低圧室90aはピストン98部
分から漏出した油をサクションパイプ5sに戻すことが
できるので、検出センサ90をパルスダンパ90に簡単
に設けることができるとともに、良好に作動させること
ができる。
【0009】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1において、1は走行作業機の一例として示すパ
ワーショベルであり、クローラ式の走行装置2の基柱2
aに機台3を旋回可能に支持し、この機台3の前方に取
付けブラケットを介してバケット等の作業部4を設け、
後方にはエンジン5、中間部には運転席6をそれぞれ設
けている。そしてこの運転席6は機台3の中程にシート
6aを設け、これの左右両側に設けた作動レバー7によ
って作業部4を操作するようにしている。
【0010】また、運転席6の前方で機台3から立設さ
せた左右一対の操作レバー8,8,は、中立位置から前
後方向に各別に操作することにより、左右の走行装置
2、2を各操作方向に正逆回動させて機体の走行及び前
後進走行を行うように構成している。前記作業機1は作
動レバー7及び操作レバー8,8並びに図示しない各種
操作具(レバー及びペダル等)によって、後述する作業
部4の各シリンダー41,42,43・・・並びに走行
油圧モータ81,82や操作具によって操作される各種
アクチュエータを図2、図3に示す油圧回路により油圧
作動可能に構成してある。
【0011】即ち、図2においてエンジン5に直結され
て駆動する油圧ポンプ5aで発生する圧油は、圧力管5
b,5c,5d・・・から各作業部アクチュエータのバ
ルブアッシ10を経て油タンク11へ還流させるととも
に、作動レバー7及び操作レバー8,8等の操作具の操
作によって前記バルブアッシ10内の各対応する切換バ
ルブを切り換えて、これに各対応するブームシリンダ4
1、バケットシリンダ42、アームシリンダ43、スイ
ングモータ44等を各別或いは同時作動させ、また操作
レバー8,8の操作で左右の走行油圧モータ81,82
を作動させる等一連の油圧作動を行なうことができるよ
うにしている。
【0012】そして本発明の実施例においては図3に示
すように、前記油圧ポンプ5aの高圧側の吐出口P1,
P2にはその本体ケースにパルスダンパ9,9aを直付
けして圧油に生ずる脈動を緩衝抑制して平流化し、スム
ースな油圧作動を行なわせるようにしている。そして図
5に示すように、一方のパルスダンパ9に圧油の上昇を
検出する検出センサ90を一体的に組付けて構成するこ
とにより、良好に検出作動を行なう検出センサ90を簡
単な構成で安価に製作できるようにしている。
【0013】図5においてパルスダンパ9は、ボディ9
1とキャップ92を受圧機構93を挟んで分解可能に螺
着し、油圧ポンプ5aに通ずる送給口5a’と圧力管5
bを接続する送出口からなる変曲路94aとの間に、絞
り路94bを設けて断面積を大きくしたダンパ室94を
形成するととにも、その他側に上記受圧機構93で区画
された低圧室90a内に検出スイッチ95からなる記述
の検出センサ90を構成している。
【0014】前記受圧機構93は、ダンパ室94と低圧
室90aを区画する壁板9dの中央部に明けた挿道口に
低圧室90a内に嵌装される緩衝スプリング97の一側
を受け止める受座98aを一体的に形成したピストン9
8を進退動作可能に嵌合して支持している。98bは組
み付け及びピストンストローク位置決め用の止めピンで
あり、9c,9c・・は各接合部に介装されたシール部
材である。
【0015】そして検出スイッチ95は、一般に市販さ
れている低圧方式の廉価型スイッチを採用して受座98
aと設定間隙Hを有するようにキャップ92に螺着し、
進退動作可能なその頭部95aを前記受座98aが、ピ
ストン98を介しダンパ室94の内圧によって所定量だ
け退動したときONとなり、その信号によって図4に示
すコントローラ20、アクチュエータ21(図4)を介
してエンジンコントロールレバー22を作動させ、エン
ジン5を増速回転させることができるように構成してい
る。
【0016】また、低圧室90aにはサクションパイプ
5sに接続された戻し管5m(図2)を連結しており、
ピストン98部分から漏出する油をサクションパイプ5
sに吸い込んで返流させるとともに、このピストン98
の作動を円滑に行なわせるようにしている。また、前記
戻し管5mは分岐接続管5R(5R)により他方のパル
スダンパ9aの低圧室90aと連結している。
【0017】本発明は上記のように構成したことによ
り、油圧ポンプ5aによって生ずる圧油が、その吐出口
に直付けされたパルスダンパ9を経てバルブアッシ10
を介し各作業部のアクチュエータに送給されるとき、ダ
ンパ室94内で絞り路94bの絞り作用と緩衝スプリン
グ97に弾圧されたピストン98の退動運動による緩衝
作用により脈動を平流化するように抑制され、各アクチ
ュエータを円滑に作動し良好な作業を行なうことができ
る。
【0018】このときダンパ室94内で、このダンパ室
94の内径より小径に設定されたピストン98は、エン
ジン5が所定回転時において上記アクチュエータが受け
る過負荷に伴うダンパ室94内圧力が上昇するときは、
その受圧面積に相当する小圧力で緩衝スプリング97に
抗して矢印方向に退動する。そして検出センサ90のス
イッチ頭部を同方向に押動するとともに、止めピン98
bを介し壁板9dでそれ以上の押動を停止するように作
動するので、検出センサ90は高圧な圧油を直接的に加
えられることがなく小作動力で作動するとともに検出セ
ンサ90をサクションパイプ5sに連通させた低圧室9
0a内に設置したことにより、漏出路によって汚損させ
ることを防止できる。
【0019】また、この検出センサ90を外付け可能な
低圧作動型の一般に市販品の廉価で簡潔なON、OFF
型スイッチの使用を可能にすることができる。更にこの
検出センサ90を受圧機構93を介しパルスダンパ9に
一体的に構成したので、部品点数が少なく組み付け製作
及びメンテナンス作業等の容易な圧力検出機構を提供す
ることができた。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成したので以下の効
果を奏することができる。請求項1により、ダンパ室内
で絞り路の絞り作用と緩衝スプリングに弾圧されたピス
トンの退動作用とにより、圧油は脈動を平流化されるよ
うに抑制され、同時にこの圧油によって退動する小径に
形成されたピストンの小圧力の押動によって、検出スイ
ッチを小作動力で的確に作動させることができる
【0021】従って、低圧作動可能な廉価な検出スイッ
チにより圧力を良好に検出することができると共に、圧
力検出装置を簡潔な構成で廉価に製作できる。請求項2
により、サクションパイプを連通させた低圧室内に検出
センサを設けることにより、該検出センサをピストン部
分から漏出される圧油によって高圧をかけたり汚損させ
ることを防止して良好に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を備えた作業機の側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を備えた油圧回路図である。
【図3】図2要部の分解平面図である。
【図4】エンジンの回転制御ブロック図である。
【図5】パルスダンパの側面図である。
【符号の説明】
1 作業機 4 作業部 5 エンジン 5a 油圧ポン
プ 5s サクションパイプ 9 パルスダ
ンパ 9c 壁板 90 検出セン
サ 91 ボディ 92 キャップ 93 受圧機構 98 ピストン 94 ダンパ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−140968(JP,A) 特開 平2−5754(JP,A) 特開 平6−26449(JP,A) 特開 平6−94556(JP,A) 実開 平4−102136(JP,U) 実開 平4−66029(JP,U) 実開 昭62−88329(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/06 F02D 29/00 F02D 45/00 F04B 49/00 G01L 9/00 G05D 16/00 H01H 35/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧によって作動される作業部4を有す
    る作業機1にエンジン5によって駆動される油圧ポンプ
    5aを備え、該油圧ポンプ5aで生じる圧力を圧力セン
    サで検出して圧力の上昇時にエンジン回転を増速させる
    ように制御する油圧作業機において、 前記油圧ポンプ5aの吐出口にパルスダンパ9を設け、
    該パルスダンパ9は、前記吐出口に接続する絞り路94
    bと、該絞り路に接続する断面積を大きくしたダンパ室
    94と、該ダンパ室の他側に壁板9dで区画して設けた
    低圧室90aと、前記壁板に開けた挿道口に嵌装されか
    つ受圧退動可能に緩衝スプリング97で弾圧されかつ前
    記ダンパ室より小径なピストン98とを有すると共に、
    前記低圧室に前記ピストンによって押動可能に圧力の検
    出センサ90を設けたこと特徴とする油圧作業機の圧力
    検出装置。
  2. 【請求項2】圧室90aを油圧ポンプ5aのサクシ
    ョンパイプ5cと連通させた請求項1記載の油圧作業機
    の圧力検出装置
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