JPH072653Y2 - 油圧駆動式転圧機械の制動装置 - Google Patents

油圧駆動式転圧機械の制動装置

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JPH072653Y2
JPH072653Y2 JP14750089U JP14750089U JPH072653Y2 JP H072653 Y2 JPH072653 Y2 JP H072653Y2 JP 14750089 U JP14750089 U JP 14750089U JP 14750089 U JP14750089 U JP 14750089U JP H072653 Y2 JPH072653 Y2 JP H072653Y2
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JP14750089U
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克臣 松波
久明 筧
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、油圧駆動式転圧機械の制動装置に関する。
従来の技術 従来の油圧駆動式転圧機械においては、ブレーキペダル
操作で油圧モータへの圧油供給を止め、同時に動輪を機
械的なブレーキをかけるものがある。例えば実開昭61-1
46507号には、油圧モータの圧力源である可変容量形油
圧ポンプの、例えば斜板の傾きを操作する操作軸のみ
を、ニュートラルシリンダの作動でリンク機構及び緩衝
シリンダ等から成る復動機構を介して中立位置にするも
のが開示してある。また、実開昭61-146506号には、ブ
レーキ操作によって油圧ポンプの操作軸と連繋された前
後進レバーを中立位置に戻すことで操作軸を中立とする
ものが示してある。
考案が解決しようとする課題 前記実開昭61-146507号では、復動機構が少なからぬス
ペースを必要とするため、中、小型の転圧機械の限られ
たエンジン室に装着することが困難となる場合がある。
また、実開昭61-146506号では、運転者が握って操作す
る前後進レバーがブレーキ操作で中立位置に強制的に戻
るので、例えば運転者が前後進レバーを握った状態でブ
レーキをかけると、前後進レバーが中立に戻りにくく、
その結果制動が遅れ、危険な場合がある。また、可変容
量形油圧ポンプとして、油圧サーボ制御方式のものを使
用し、斜板の傾きを制御するサーボシリンダへの圧油供
給経路中に操作軸に連結した制御弁と制御用の圧油がサ
ーボシリンダへ緩やかに流入するようにオリフィスを設
けた場合には、転圧機械の発進、停止が円滑に行なわれ
る反面、操作軸を中立に戻しても前記オリフィスの作用
で斜板が迅速に中立にならず、制動距離が長くなる問題
があった。
課題を解決するための手段 この考案は前記従来装置の欠点を解決するために油圧サ
ーボ制御方式の可変容量形油圧ポンプの、吐出量制御用
のサーボシリンダの2つのシリンダ室を連通路で連通
し、この連通路に開閉弁を介在させ、この開閉弁が、機
械式のブレーキ装置のブレーキペダルを操作すると開く
ようにしたことを特徴とする。
作用 ブレーキペダルの操作で、吐出量変更のための制御部材
(例えば斜板)を制御するサーボシリンダの2つのシリ
ンダが開閉弁を介して連通し、前記制御部材が迅速に中
立に戻り、可変容量形油圧ポンプからの吐出が瞬時に止
められて油圧制動を行なうと共に、動輪に機械的な制動
を行う。
実施例 第6図に示す油圧駆動式転圧機械(振動ローラ)1にお
いて、振動ローラ1のフレーム2に、エンジン3と、こ
れに連結したアキシャル型斜板式可変容量形油圧ポンプ
(以下、油圧ポンプ)10が搭載されている。油圧ポンプ
10は油圧サーボ制御方式で斜板13の角度を変更するもの
で、第1、2図に示すように、ケーシング11の案内面12
に沿って断面半月上の斜板13が移動可能に嵌込まれてい
る。斜板13は第2図のように入力軸14が貫通され、この
入力軸14とスプライン連結したシリンダブロック15が回
転し、斜板13が傾斜した状態では、シリンダブロック15
の複数のピストン16が軸方向に進退してポート17、18か
ら油圧を吸込み、吐出するようにしてあり、夫々転圧輪
(動輪)4の駆動用の油圧モータ5に配管接続してあ
る。この斜板13の入力軸14の貫通部から、第2図の紙面
垂直方向に変位した位置に、斜板13から係合ピン13aが
突設してある。
次に、この斜板13を制御する油圧サーボ制御機構は、サ
ーボシリンダ20と制御弁30とを備えている。第1図にお
いて、サーボシリンダ20は、下方が開口したサーボピス
トン21がシリンダ孔22内に上下に摺動可能に嵌装してあ
る。サーボピストン21は外周に前記係合ピン13aと係合
する溝21aを備えている。ケーシング11に固着した段付
ロッド23がサーボピストン21内へ突入しており、段付ロ
ッド23に上下方向に移動自在に押通した一対のホルダ2
4、24間に圧縮ばね25が介在してある。シリンダ孔22は
サーボピストン21で上、下2つのシリンダ室26a、26bに
区画される。上、下側シリンダ室26a、26bは絞り等のな
い連通路27で連通され、この連通路27の途中には、電磁
開閉弁28が介在してある。この電磁開閉弁28は、後述の
ブレーキペダル操作が行われた時に、これを確認する運
転席のリミットスイッチ8の信号で開き、ブレーキ操作
をしない時は閉じるように電気的に連繋してある。制御
弁30は、ケーシング11に制御スリーブ31が回動自在に嵌
装され、この制御スリーブ31の軸方向中央部には連通溝
32、33、34とドレンオリフィス35が明けてある。制御ス
リーブ31の嵌入してあるスリーブ孔36の周囲には、4つ
のポートP、A、B、Tが設けられ、ポートPは供給側
オリフィス37を介して制御用圧力源38に、ポートAはサ
ーボシリンダ20の下側シリンダ室26bに、ボートBは上
側シリンダ室26aに、ポートTはタンク39に夫々連通し
ている。制御スリーブ31内にはバルブスプール40が回動
自在に嵌装され、その一端は制御レバー41に一体連結し
てある(第3図)。制御レバー41は運転席の前後進レバ
ー6と機械的に連繋してあり(第6図)、前後進レバー
6の前進位置F、中立位置N、後退位置Rに対応した制
御位置をとる。制御スリーブ31の外周は、斜板13の上端
部とフィードバックロッド42により連結してあり、斜板
13の傾動で制御スリーブ31が回動するようになってい
る。
次に転圧輪4のブレーキ装置50について説明する。第4
図に示すように油圧モータ5の回動軸に連結したディス
ク51から、走行中は図示しないブレーキ用油圧源からの
圧油をシリンダ室53へ供給してブレーキ体52を離してお
き、運転席のブレーキペダル7を踏むとリミットスイッ
チ8がこのブレーキ操作を検出し、図示しないタイマの
作用で前記電磁開閉弁28の動作よりやや遅れてブレーキ
用操作弁9を切替えてブレーキ体52をディスク51にばね
4により押付けてこれと連結した油圧モータ5の回転軸
を制動し、転圧輪4を制動するものである。
振動ローラ1の走行に際し、運転者がエンジン3を始動
して、前後進レバー6を中立位置Nから前進位置Fへ倒
したとする。すると制御レバー41も中立位置Nから前進
位置Fに揺動する。制御レバー41が中立位置Nにあると
き、バルブスプール40は第1図1点鎖線の状態、また制
御スリーブ31は第1図の状態で、圧力源38からの油圧は
ポートPから供給されるが、バルブスプール40により遮
断されており、ポートA、Bは泣く39へポートTを介し
て連通している。従ってサーポピストン21が中立位置に
位置し、斜板13は中立保持されており、油圧ポンプ10か
らの油圧の吐出はない。制御レバー41が前進位置Fに倒
れるとバルブスプール40は傾いて第1図実線位置とな
り、圧力源38からの圧油はポートPからポートAへ流
れ、下側シリンダ室26bへ流入する。一方、上側シリン
ダ室26aはポートBからポートTを介してタンク39へ流
出する。これにより、サーボピストン21がばね25を圧縮
しつつ上方に移動され、溝21aを係合ピン13aの係合で斜
板13を傾斜させる。斜板13が傾斜することで、第2図に
おけるシリンダブロック15の回転によりピストン16が軸
方向に進退し、圧油の吐出が行われ、油圧モータ5が駆
動されて転圧ローラ1が走行を開始する。斜板13の傾斜
する速さは、サーボピストン21の移動速さとなるが、サ
ーボピストン21を移動させる圧力源38からの圧油は供給
側オリフィス37を介してサーボシリンダ20へ供給され、
また、サーボシリンダ20からの排出油もドレンオリフィ
ス35を介してタンク39へ戻されるため、圧油は穏やかに
給排され、サーポピストン21は制御レバー41の操作に対
し敏感には応答せず、発進、停止がスムーズに行われ
る。斜板13の傾動でフィードバックロッド42によって制
御スリーブ31がポートPからポートAへの流れを止める
方向へ回転し、その流れが止められた状態(第5図)で
停止する。その結果、斜板13は制御レバー41で与えられ
た位置に対応した傾斜位置を保持することになる。
こうして転圧ローラ1は前進するが、運転者がブレーキ
ペダル7を踏むと、これをリミットスイッチ8が検出す
る。するとまず、油圧ポンプ10の電磁開閉弁28を開いて
サーボシリンダ20の2つのシリンダ室26a、26bが瞬時に
連通する。これにより2つのシリンダ室26a、26b内の油
圧圧力はつり合い、サーボピストン21内で圧縮されてい
たばね25の力でサーボピストン21は迅速に第1図に示す
中立位置に戻り、斜板13も中立位置に戻る。すると、油
圧ポンプ10のピストン16が軸方向に進退できず、圧油の
吐出が止まり、油圧モータ5が回転を止める。これによ
りやや遅れて、ブレーキ用切換弁9が切換り、ブレーキ
装置50のシリンダ室53の圧油を排出してブレーキ体52を
ディスク51に押付けて転圧輪4に機械的に制動を行な
う。こうして振動ローラ1は制動されるが、この状態で
は制御レバー41(前後進レバー6)は前進位置Fのまま
なので、圧力源38からの圧油はポートP,ポートA,下側シ
リンダ室26b、連通路27、上側シリンダ室26a、ポートB
からタンク39へ流れる。ブレーキペダル7の踏込みを止
めると、電磁切換弁28が閉じ、連通路27は閉じられ、圧
力源38からの圧油は再び下側シリンダ室26bへ流入し、
斜板13は再び第5図の状態となる。従って、運転者が前
後進レバー6を握っていても転圧ローラ1の制動が有効
に行なわれる。前後進レバー6を後退位置Rとした場
合、上記と逆方向に斜板Bが傾斜することになる。
尚、本実施例では、サーボシリンダ20は、1つのサーボ
ピストン21の両側にシリンダ室26a、26bを備えたもので
説明したが、可変容量形油圧ポンプを斜板13の傾きを変
えるように、斜板13の両端に夫々1つのシリンダを持つ
サーボシリンダのピストンロッドを連結したものとし、
これらの2つのサーボシリンダのシリンダ室を開閉弁を
介して連通路で連通し、遮断するようにしてもよい。
考案の効果 以上のようにこの考案の制動装置によれば、ブレーキペ
ダルの操作で可変容量形油圧ポンプ内のサーボシリンダ
の2つのシリンダ室を連通し、吐出量を変更する斜板等
の部材を中立位置にして油圧モータへの圧油供給を止め
ると共に、動輪に機械的なブレーキをかけるので、転圧
機械の制動を迅速に行うことができ制動距離を短くでき
る。しかも、サーボシリンダの2つのシリンダ室を連通
路で連通し、そこに開閉弁を介在させる構造であるた
め、油圧ポンプの吐出量制御軸を揺動させる従来の装置
に比べ、省スペースとなり、また、構造も極めて簡易と
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は可変容量形油圧ポンプの油圧サーボ制御機構の
断面図、第2図は第1図の油圧ポンプのポンプ機構を示
す断面図、第3図は制御弁の縦断面図、第4図はブレー
キ装置の断面図、第5図は油圧サーボ制御機構の作動説
明図、第6図は振動ローラの側面図である。 1……振動ローラ、4……転圧輪、5……油圧モータ、
7……ブレーキペダル、10……可変容量形油圧ポンプ、
20……サーボシリンダ、26a,26b……シリンダ室、27…
…連通路、28……電磁開閉弁、50……ブレーキ装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキペダル操作で動輪を機械的に制動
    するブレーキ装置を備え、可変容量形油圧ポンプに接続
    した油圧モータによって動輪を駆動するようにした油圧
    駆動式転圧機械において、前記可変容量形油圧ポンプは
    吐出量制御用のサーボシリンダを備え、このサーボシリ
    ンダの2つのシリンダ室を連通路で連通し、この連通路
    に開閉弁を介在させ、この開閉弁と前記ブレーキペダル
    とを、ブレーキペダル操作時に開閉弁が開くように連繋
    したことを特徴とする油圧駆動式転圧機械の制動装置。
JP14750089U 1989-12-20 1989-12-20 油圧駆動式転圧機械の制動装置 Expired - Lifetime JPH072653Y2 (ja)

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JPH03119010U JPH03119010U (ja) 1991-12-09
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