JP3200018B2 - 汚染コンクリート廃棄物の処理方法 - Google Patents

汚染コンクリート廃棄物の処理方法

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JP3200018B2
JP3200018B2 JP23906696A JP23906696A JP3200018B2 JP 3200018 B2 JP3200018 B2 JP 3200018B2 JP 23906696 A JP23906696 A JP 23906696A JP 23906696 A JP23906696 A JP 23906696A JP 3200018 B2 JP3200018 B2 JP 3200018B2
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚染されたコン
クリート廃棄物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、汚染コンクリート廃棄物の処理方
法としては、図5に示すものがある。図5に示すよう
に、原子力発電所101や再処理施設102を解体した
ときに、放射能で汚染された汚染廃棄物103が生じ
る。この汚染廃棄物103は、放射能で汚染された汚染
コンクリート廃棄物105と、鉄骨等を含むその他の廃
棄物104とを含んでいる。
【0003】上記汚染コンクリート廃棄物105は、人
頭大程度に破砕されてから、生コンプラント107から
供給された充填モルタル108と混合され、ドラム缶1
10に充填される。このドラム缶110は、コンクリー
トピット内に配置され、土中に埋設されて、最終貯蔵さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
処理方法では、解体時に発生した汚染コンクリート廃棄
物105に、別途、充填モルタル108を混合する。図
5の括弧内の数字が示すように、上記廃棄物10の重量
割合1.0に対して上記充填モルタル108の重量割合
は2.3に達する。したがって、上記従来の処理方法で
は、最終的に貯蔵しなければならない廃棄物の量が、解
体時の汚染コンクリート廃棄物105の量の3倍以上に
なるという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、最終的な廃棄
物の量を低減することができる汚染コンクリート廃棄物
の処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、汚染されたコンクリート廃棄物
を粉砕して、粒径が略5mm以下の細粒分と、粒径が略
5mmを越える粗粒分とに分ける第1の工程と、上記細
粒分を加熱,乾燥,粉砕して、ブレーン値5000〜80
00cm/gの再生セメントを製造する第2の工程
と、上記再生セメントに所定の水分を混合して、充填材
を製造する第3の工程と、上記粗粒分を所定の容器に詰
め込むと共に、この容器内に上記充填材を充填して、上
記粗粒分を一体的に固化する第4の工程とを備えること
を特徴としている。
【0007】この請求項1の発明によれば、コンクリー
ト廃棄物を容器内に一体的に固化させるための充填材
を、上記コンクリート廃棄物を粉砕したときにできた粒
径が略5mm以下の細粒分から作製する。したがって、
この発明によれば、上記汚染コンクリート廃棄物を容器
内に充填して固化させたときの最終的な廃棄物の量が、
解体時に発生した汚染コンクリート廃棄物の量からほと
んど増加しない。したがって、この発明によれば、最終
的な廃棄物の量を従来の数分の1に低減させることがで
きる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の汚染コンクリート廃棄物の処理方法において、上記第
2の工程が、上記細粒分の一部を加熱,乾燥,粉砕して、
ブレーン値5000〜8000cm/gの再生セメン
トを製造する工程であり、上記第3の工程が、上記再生
セメントに所定の水分と上記細粒分の残部とを供給混合
して、充填材を製造する工程であることを特徴としてい
る。
【0009】この請求項2の発明によれば、第2の工程
において、上記細粒分の一部から製造した再生セメント
に、第3の工程において、上記細粒分の残部と水とを混
合して充填材を製造するから、第4の工程における固化
強度向上を図れる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の汚染コンクリート廃棄物の処理方法におい
て、上記第2の工程が、上記細粒分に高炉水滓を供給
し、細粒分と高炉水滓とを加熱,乾燥,粉砕,混合して、
ブレーン値5000〜8000cm/gの自硬性の微
粉末を製造する工程であることを特徴としている。
【0011】この請求項3の発明によれば、第2の工程
において、上記細粒分に高炉水滓を供給し、細粒分と高
炉水滓とを乾燥させ、または乾燥させながら粉砕混合し
て、自硬性の微粉末を製造する。これにより、第3の工
程において、上記高炉水滓の水硬性を顕在化する水和反
応が生じ、第4の工程における固化強度の向上を図れ
る。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1つに記載の汚染コンクリート廃棄物の処理
方法において、上記細粒分を加熱乾燥させ、この加熱乾
燥の過程で上記細粒分から発生する汚染物質含有ガスを
回収して、このガスから上記汚染物質を除去して大気中
に拡散しないようにするガス処理工程を備えていること
を特徴としている。
【0013】この請求項4の発明によれば、細粒分を加
熱乾燥させて、再生セメントあるいは再生モルタルを製
造するに際し、大気中に汚染ガスが拡散しないようにで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0015】〔第1の実施の形態〕 図1に、この発明の汚染コンクリート廃棄物の処理方法
の第1の実施の形態の処理工程を示す。この第1の実施
の形態は、原子力発電所を解体したときにできた放射能
で汚染された汚染廃棄物1を処理する方法である。
【0016】まず、この汚染廃棄物1は、コンクリート
廃棄物2と、その他の鉄骨等の廃棄物3とに分別され
る。
【0017】次に、上記コンクリート廃棄物2を、クラ
ッシャー5で砕いてから、比較的モルタル分が多い粒径
が5mm以下の細粒分6と粒径が5mmを越える粗粒分
7とに分ける(第1の工程)。次に、上記粒径が5mm以
下の細粒分6は、加熱粉砕機8によって加熱され、か
つ、粉砕されて、微粉末としてブレーン値(粉末度)50
00〜8000cm/gの微細粒分10になされる
(第2の工程)。
【0018】次に、この微細粒分10に所定量の水を添
加して、混練器11で上記微細粒分10と上記所定量の
水とを混合し、充填材としてのセメントペースト12に
練り上げる(第3の工程)。
【0019】一方、上記粒径が5mmを越える粗粒分7
は、粗骨材として小割りされて整形されてから、ドラム
缶13に詰め込まれる。また、上記鉄骨等の廃棄物3も
切断されて成形されてからドラム缶13に詰め込まれ
る。
【0020】次に、上記粗粒分7が粗骨材として詰め込
まれているドラム缶13に、上記充填材としてのセメン
トペースト12が充填されて、上記粗粒分7はドラム缶
13内で一体的に固化される(第4の工程)。
【0021】次に、上記ドラム缶13は、コンクリート
ピット15内に並べられてから、さらに、コンクリート
が流し込まれて固められる。そして、そのコンクリート
の上に土砂17が盛られて、最終貯蔵状態になる。
【0022】この第1の実施形態によれば、コンクリー
ト廃棄物2をドラム缶13内に一体的に固化させるため
のセメントペースト12を、コンクリート廃棄物2を粉
砕したときにできた粒径が5mm以下の細粒分6から作
製する。したがって、この第1実施形態によれば、汚染
コンクリート廃棄物2をドラム缶13内に充填して固化
させたときの最終的な廃棄物の量が、解体時に発生した
汚染コンクリート廃棄物2の量からほとんど増加しな
い。したがって、この実施形態によれば、最終的な廃棄
物の量を従来の数分の1に低減させることができる。し
たがって、貯蔵スペースの削減を図れる。
【0023】尚、上記第1の実施形態の上記第2工程に
おいて、上記加熱粉砕機8に高炉水滓を供給して、細粒
分6と乾燥した高炉水滓とを粉砕して混合して、微粉末
としての微細粒分10を製造してもよい。高炉水滓とは
高炉スラグを急冷してガラス化させたものである。この
場合には、水を添加する第3の工程において、上記微粒
分6からのコンクリート粉末が上記高炉水滓の水硬性を
顕在化する水和反応が生じる。したがって、上記充填材
としてのセメントペースト12が粗粒分7をドラム缶1
3内に固化させる固化強度を向上させることができる。
【0024】〔第2の実施の形態〕 次に、図2に、この発明の第2の実施の形態の廃棄物処
理工程を示す。この第2の実施形態は、図1の第1工程
の後に、第2工程で細粒分6の一部を加熱粉砕機8で加
熱,粉砕して微細粒分10にする一方、第3工程で上記
細粒分6の残分を細骨材として、上記微細粒分10と混
合し(破線Aで囲んだ工程)、さらに、所定量の水を添加
して、混練器11でモルタル22に練り上げる点だけ
が、上記第1の実施形態と異なる。
【0025】この第2の実施形態によれば、上記細粒分
6が粉砕されてできた微細粒分10に、細粒分6自体を
細骨材として混合させて、モルタル22を製造するか
ら、このモルタル22の固化強度を第1実施例のセメン
トペースト12よりも高くすることができる。したがっ
て、モルタル22が粗粒分7をドラム缶13内に固化さ
せる固化強度を向上できる。したがって、このドラム缶
13の強度が高まり、貯蔵のための積み上げ段数を増大
できるから、大量貯蔵が容易になる。
【0026】〔第3の実施の形態〕 次に、図3に、この発明の第3の実施の形態の廃棄物処
理工程を示す。この第3の実施形態は、図1の第2工程
の後に、第3工程で、細骨材31が混練器11に外部か
ら供給される点(破線Bで囲んだ工程)だけが第1の実施
形態と異なる。この第3の実施形態によれば、第3工程
で外部から供給された細骨材31を、細粒分6から形成
された微粉末としての微細粒分10に混ぜて、充填材と
してのモルタル32を製造する。したがって、モルタル
32が粗粒分7を固化する固化強度を向上できる。この
第3実施形態では、第2実施形態のように細粒分6を一
部(微細粒分10)とその残分(細骨材にする分)とに分け
なくてもよくなる。したがって、第2実施工程よりも工
程が簡単になる。
【0027】尚、上記第1,第2,第3の実施形態の第2
工程において、上記加熱粉砕機8で細粒分6を加熱して
乾燥させているときに、上記細粒分6から発生する有害
な放射性物質を含んだガスを回収して大気中に拡散しな
いようにすれば、大気中に汚染ガスを拡散させることな
く、細粒分6を加熱乾燥させて、セメントペースト12
あるいはモルタル22,32を製造できる。
【0028】このような汚染ガス回収装置の一例を図4
に示す。この汚染ガス回収装置51には、乾燥機52か
ら生じた有害ガスや粉塵が導入される。乾燥機52には
加熱装置53からの熱風が供給される。また、乾燥機5
2からは乾燥された細粒分6が送り出される。
【0029】一方、上記回収装置51は、エアフィルタ
55と洗浄塔56と吸着塔57とを備えている。上記洗
浄塔56は貯槽56Aと充填層56Bとデミスター(除
湿層)56Cを有する。上記貯槽56Aに貯留された液
はポンプ60で汲み上げられてスプレーノズル61から
上記充填層56Bに吹き付けられる。また、上記デミス
ター56Cを通過したガスは送風機62を経て吸着塔5
7に送出されて粉塵が吸着されて除去される。この吸着
塔57には吸着剤や特殊活性炭が内蔵されている。ま
た、上記洗浄塔56では、上記貯槽56A内の液体の状
態を検出器63で検出し、この検出結果に基づいて、薬
注入ポンプ65が駆動される。この薬注入ポンプ65の
駆動により、薬液貯槽66から上記貯槽56Aに薬液が
注入される。上記発生ガスや粉塵は、まず、上記エアフ
ィルタ55を通過したときに、粉塵が濾過されて、洗浄
塔56に導入される。この洗浄塔56では、上記有害ガ
スや粉塵は、充填層56Bとデミスター56Cを通過す
るときに、有害な汚染物質が除去される。そして、上記
吸着塔57を経て粉塵と汚染物質が取り除かれたガスが
排出される。
【0030】この汚染ガス回収装置は、20℃程度の低
温で有害ガスを発生するような例えば有機水銀を含有し
たコンクリート施設を解体する場合に特に有効である。
【0031】尚、上記第1,第2,第3の実施形態では、
放射能で汚染されたコンクリート廃棄物2を処理する方
法について説明したが、本発明の適用は、放射性コンク
リート廃棄物2の処理に限らず、化学薬品等の有害物質
で汚染されたコンクリート廃棄物の処理にも適用するこ
とができる。また、上記第1,第2,第3の実施形態で
は、容器としてドラム缶13を用いたが、容器はドラム
缶13に限らないことは勿論であり、ドラム缶とは別の
形態の金属製容器であってもよく、樹脂製やガラス製の
容器であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明は、汚染されたコンクリート廃棄物を粉砕して、粒径
が略5mm以下の細粒分と、粒径が略5mmを越える粗
粒分とに分ける第1の工程と、比較的モルタル分が多い
上記細粒分を微粉砕して、自硬性の微粉末を製造する第
2の工程と、上記微粉末に所定の水分を混合して、充填
材を製造する第3の工程と、上記粗粒分を所定の容器に
詰め込むと共に、この容器内に上記充填材を充填して、
上記粗粒分を一体的に固化する第4の工程とを備える。
【0033】この請求項1の発明によれば、コンクリー
ト廃棄物を容器内に一体的に固化させるための充填材
を、コンクリート廃棄物を粉砕したときにできた粒径が
5mm以下の細粒分から作製する。したがって、この発
明によれば、汚染コンクリート廃棄物を容器内に充填し
て固化させたときの最終的な廃棄物の量が、解体時に発
生した汚染コンクリート廃棄物の量からほとんど増加し
ない。従って、この発明によれば、最終的な廃棄物の量
を従来の数分の1に低減させることができる。
【0034】また、請求項2の発明によれば、第2の工
程において、上記細粒分の一部から製造した再生セメン
トに、第3の工程において、上記細粒分の残部と水とを
混合して充填材を製造するから、第4の工程における固
化強度向上を図れる。
【0035】また、請求項3の発明によれば、第2の工
程において、上記細粒分に高炉水滓を供給し、細粒分と
高炉水滓とを乾燥させ、または乾燥させながら粉砕混合
して、自硬性の微粉末を製造する。これにより、第3の
工程において、上記高炉水滓の水硬性を顕在化する水和
反応が生じ、第4の工程における固化強度の向上を図れ
る。
【0036】また、請求項4の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1つに記載の汚染コンクリート廃棄物の処理
方法において、上記細粒分を加熱乾燥させ、この加熱乾
燥の過程で上記細粒分から発生する汚染物質含有ガスを
回収して、このガスから上記汚染物質を除去して上記汚
染物質が大気中に拡散しないようにするガス処理工程を
備えている。
【0037】この請求項4の発明によれば、細粒分を加
熱乾燥させて、再生セメントあるいは再生モルタルを製
造するに際し、大気中に汚染ガスが拡散しないようにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の汚染コンクリート廃棄物の処理方
法の第1実施形態の工程を示す図である。
【図2】 この発明の第2実施形態の工程を示す図であ
る。
【図3】 この発明の第3実施形態の工程を示す図であ
る。
【図4】 上記第1〜第3実施形態の変形例で用いる汚
染ガス回収装置の構成図である。
【図5】 従来の汚染コンクリート廃棄物の処理方法の
工程を示す図である。
【符号の説明】
1…汚染廃棄物、2…コンクリート廃棄物、3…鉄骨等
の廃棄物、5…クラッシャー、6…細粒分、7…粗粒
分、8…加熱粉砕機、10…微細粒分、11…混練器、
12…セメントペースト、13…ドラム缶、15…コン
クリートピット、17…土砂、22,23…モルタル、
51…汚染ガス回収装置、52…乾燥機、55…エアフ
ィルタ、56…洗浄塔、57…吸着塔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 容昭 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 平2−44297(JP,A) 特開 平4−359196(JP,A) 特開 昭64−20499(JP,A) 特開 平4−359194(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染されたコンクリート廃棄物を粉砕し
    て、粒径が略5mm以下の細粒分と、粒径が略5mmを
    越える粗粒分とに分ける第1の工程と、 上記細粒分を加熱,乾燥,粉砕して、ブレーン値5000
    〜8000cm/gの再生セメントを製造する第2の
    工程と、 上記再生セメントに所定の水分を混合して、充填材を製
    造する第3の工程と、 上記粗粒分を所定の容器に詰め込むと共に、この容器内
    に上記充填材を充填して、上記粗粒分を一体的に固化す
    る第4の工程とを備えることを特徴とする汚染コンクリ
    ート廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の汚染コンクリート廃棄
    物の処理方法において、 上記第2の工程が、上記細粒分の一部を加熱,乾燥,粉砕
    して、ブレーン値5000〜8000cm/gの再生
    セメントを製造する工程であり、 上記第3の工程が、上記再生セメントに所定の水分と上
    記細粒分の残部とを供給混合して、充填材を製造する工
    程であることを特徴とする汚染コンクリート廃棄物の処
    理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の汚染コンクリ
    ート廃棄物の処理方法において、 上記第2の工程が、上記細粒分に高炉水滓を供給し、細
    粒分と高炉水滓とを加熱,乾燥,粉砕,混合して、ブレー
    ン値5000〜8000cm/gの自硬性の微粉末を
    製造する工程であることを特徴とする汚染コンクリート
    廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    汚染コンクリート廃棄物の処理方法において、 上記細粒分を加熱乾燥させ、この加熱乾燥の過程で上記
    細粒分から発生する汚染物質含有ガスを回収して、この
    ガスから上記汚染物質を除去して大気中に拡散しないよ
    うにするガス処理工程を備えていることを特徴とする汚
    染コンクリート廃棄物の処理方法。
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