JP2003117539A - 汚染土壌の処分システム - Google Patents

汚染土壌の処分システム

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JP2003117539A
JP2003117539A JP2001316926A JP2001316926A JP2003117539A JP 2003117539 A JP2003117539 A JP 2003117539A JP 2001316926 A JP2001316926 A JP 2001316926A JP 2001316926 A JP2001316926 A JP 2001316926A JP 2003117539 A JP2003117539 A JP 2003117539A
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JP
Japan
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contaminated soil
soil
contaminated
harmless
disposal
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JP2001316926A
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English (en)
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Asaki Okiyama
朝紀 沖山
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OKI CORP KK
Original Assignee
OKI CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚染土壌を無害化処理施設の受け入れ基準に対
応できるようにして汚染土壌の無害化を経済的におこな
う。 【解決手段】掘削した汚染土壌を処理場に運搬して集積
し、汚染物質の種類、土壌の種類や混在物に応じて粉砕
機で粉砕して一定粒度以下とし、さらに、分級機によっ
て、汚染土壌処分施設の基準に合致するように分級して
貯蔵する。セメント副原料として利用する場合は金属成
分を汚染土壌から除去する。分級された汚染土壌は貯蔵
され、汚染土壌処分施設に応じて適切な粒度範囲に調整
した汚染土壌は、セメント原料として利用する過程で無
害化処理したり、電炉に投入してスラグ化して無害化、
または、埋め立て処分などの処分方法で処分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染物質を含む土
壌を無害化処理する汚染土壌処分システムに関する。
【0002】
【従来の技術】トリクロロエチレン等の揮発性汚染物質
や重金属で汚染された土壌を無害化する方法として現場
で汚染物質処理剤を土壌と混合して無害化処理をした
り、汚染土壌を現場から掘削排土して汚染土壌無害化処
理施設で汚染土壌を処理することがおこなわれている。
【0003】具体的には、バックホーによって処理剤と
汚染土壌を混練したり、ドーザーによって処理剤と汚染
土壌を敷き均しながら混合して無害化することがおこな
われている。また、汚染土壌に処理剤を原位置で混合処
理する工法も提案されている。また、鉛やクロムなどの
重金属で汚染された土壌は、土壌のPHをコントロール
して、環境への溶出量を抑えることがおこなわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】汚染土壌を無害化処理
施設でおこなう場合、処理施設には汚染土壌の受け入れ
基準が定められており、汚染土壌処理装置の能力に適合
するように掘削した汚染土壌を調整する必要があるが、
掘削現場から直接処理施設に汚染土壌を運搬することが
多く、処理施設の基準から外れるものは設備の問題から
受取拒否され、無害化処理ができない場合があり、別途
処分方法を考えなければならず不経済であった。
【0005】そこで、掘削された汚染土壌を集約して各
汚染土壌処理施設に合わせて掘削した汚染土壌を調整で
きるようにし、個別の汚染土壌処理施設の基準に簡単に
合わせて出荷できるようにすることが本発明の目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】汚染現場から掘削した汚
染土壌を集積し、粒度調整して各汚染土壌処理設備へ運
搬するシステムとし、汚染土壌を効率的に処分できるよ
うにした。また、掘削した汚染土壌を破砕手段で一定粒
度以下に粉砕し、汚染土壌処分施設に応じて粒度調整す
ることにより、各汚染土壌処分施設の受け入れ基準にあ
った汚染土壌を経済的に処分できるようにした。さら
に、汚染土壌をセメントの副原料にすると共に無害化す
るため、粒度調整した汚染土壌から金属を除去し、セメ
ント材料として不適切な成分を含まないようにした。さ
らには、粒度調整した汚染土壌を製鋼炉に投入して汚染
土壌をスラグ化して無害化するようにした。
【0007】以上のような土壌処分システムを用いるこ
とで、粉砕して粒度調整した汚染土壌を各処理施設の受
け入れ基準に合わせて調整することが容易となり、円滑
に汚染土壌の処分がおこなわれると共に、汚染土壌は資
源としても利用することができる。
【0008】
【実施例】図1の汚染土壌処分システムのフロー図及び
図2の掘削現場の説明図に示すように、汚染物を含む土
壌をバックホー等の適宜の掘削装置で掘削し、処理場に
運搬して集積する。汚染物が揮発性の場合には、図2に
示すように、現場に隣接して密閉した保管場所を設け、
一時保管して揮発性汚染物を処理する。処理場には、複
数の現場から種々の汚染物を含む土壌が搬入され、掘削
現場が異なるため、土質も種々のものが集積されること
になる。また、コンクリートガラや転石、鉄筋などが混
入している。
【0009】集積された汚染土壌は、ガラパゴス(商品
名)等の破砕機に投入され、任意の粒径に分別される。
破砕機に投入する前に、搬入された汚染土壌を網目バケ
ットや振動篩からなる分級機械によって分級し、汚染土
壌に含まれる礫、小石、及びコンクリート塊、または、
土塊を振り分けてから粉砕機粉砕するようにしてもよ
い。
【0010】汚染物質の溶出が懸念される場合や汚染土
壌処分施設で最終処分をしない汚染土壌には、セメント
や石灰等の固化剤を加えて不溶化処理をおこない、汚染
物質が検出されないことを確認し、無害化して埋め立て
用土砂として処分する。
【0011】汚染土壌が粘度分を多く含む場合はセメン
トの副原料として使用することが可能である。これらの
汚染土壌はベルトコンベアーでロータリーキルンに投入
されるが、この際に鉄片や鉄棒等が混入されているとそ
れらによりベルトコンベアーを損傷させてしまう可能性
があるので、粉砕機に磁選機を装着して鉄片や鉄棒等を
取り除いた汚染土壌とする。
【0012】以上のように、汚染土壌の土質、混在物、
及び汚染物質の性状に応じて、各種の処理を適宜選択し
て実施し、各処分施設に適合するように粒度調整した汚
染土壌を貯蔵する。貯蔵中に降雨などによって汚染土壌
から汚染物質が流出しないように屋根を設けた保管庫で
貯蔵するのが好ましいが、野外貯蔵であっても雨水が地
中に浸透したり、貯蔵敷地外に未処理状態で流出しない
よう適切な遮水設備や保管設備を設ける。
【0013】汚染土壌は最終的な処分施設の受け入れ基
準に合致するものを調整して各汚染土壌処分施設に運搬
し、無害化処理を施して処分する。例えば、セメントの
副原料とする場合は、粒度が100mm以下で最大粒径
を定め、鉄分などの金属を含まないものをセメント工場
に搬出し、ローターリーキルンに他のセメント原料と共
に投入して焼成してセメントを製造する。汚染土壌中の
汚染物質はロータリーキルンで高熱に曝されて熱分解し
無害化されるとともに、土壌分はセメント材料として再
利用されることになる。
【0014】また、汚染土壌は製鋼所の電炉に投入して
同様に高熱処理によって汚染土壌は無害化される。電炉
に投入する場合は粒度が300mm以下とすることが要
求される。投入された汚染土壌は、溶融後は電炉からス
ラグとなって排出されるが汚染物質は高熱で無害化され
ているので、このスラグを道路材料等に使用することも
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成からなるの
で、次のような効果を発揮する。汚染現場から掘削した
汚染土壌を集積し、粒度調整して各汚染土壌処理設備へ
運搬するシステムとしたので汚染土壌を効率的に処分で
きる。掘削した汚染土壌を破砕手段で一定粒度以下に粉
砕し、汚染土壌処分施設に応じて粒度調整することによ
り、各汚染土壌処分施設の受け入れ基準にあった汚染土
壌を経済的に処分できる。さらに、粒度調整した汚染土
壌から金属が除去されており、セメント副原料として利
用することができる。汚染土壌を製鋼炉に投入して汚染
土壌をスラグ化して無害化することができる。本発明の
土壌処分システムによって、粉砕して粒度調整した汚染
土壌を各処理施設の受け入れ規格に合わせて調整するこ
とが容易となり、円滑に汚染土壌の処分がおこなわれる
と共に、汚染土壌は資源としても利用することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】汚染土壌処分システムのフロー図。
【図2】汚染土壌の掘削現場の平面図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09C 1/06 B09B 3/00 304K 1/08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚染現場から掘削した汚染土壌を集積し、
    粒度調整して汚染土壌処分施設へ運搬する汚染土壌処分
    システム。
  2. 【請求項2】汚染現場から掘削した汚染土壌を破砕手段
    で一定粒度以下に粉砕し、汚染土壌処分施設に応じて粒
    度調整して処分施設に運搬する汚染土壌処分システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかにおいて、粒
    度調整後に汚染土壌中に混在する金属を除去し、汚染土
    壌をセメント材料として使用し、かつ、汚染土壌を無害
    化する汚染土壌処分システム。
  4. 【請求項4】請求項1また2のいずれかにおいて、粒度
    調整後に汚染土壌を製鋼炉に投入して汚染土壌をスラグ
    化して無害化する汚染土壌処分システム。
  5. 【請求項5】請求項1または2のいずれかにおいて、汚
    染土壌中の汚染物質を不溶化処分して埋め立て処分する
    汚染土壌処分システム。
JP2001316926A 2001-10-15 2001-10-15 汚染土壌の処分システム Pending JP2003117539A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323255A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Taiheiyo Cement Corp 土壌のセメント原料化方法及びシステム
JP2007144411A (ja) * 2005-11-02 2007-06-14 Shigeki Suzuki 最終処分場における埋立処理方法
CN102671931A (zh) * 2012-05-23 2012-09-19 青岛贝尔卡环境生物工程有限公司 一种利用生物炭改良北方酸化土壤的方法
JP2013117058A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Yamazaki Jari Shoten:Kk 鉄系材料及び再生砂の製造装置

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JP2013117058A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Yamazaki Jari Shoten:Kk 鉄系材料及び再生砂の製造装置
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