JP3199650U - 導電端子 - Google Patents
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Abstract
Description
この連接構造は、相互に接続されて電流通路を形成する2つの端子と、前記2つの端子上に結合された熱溶融金属を含み、電流の過負荷、電路の過熱、または使用環境の温度が高すぎるなどの状況が発生した時、前記熱溶融金属が熱を受けて溶断し、2つの端子の相互接続が切断され、電路が遮断された状態となる。
特許文献2には、絶縁された位置規制部材で2つの導電部材を連接させて電流通路を形成し、電路の過熱時は絶縁された位置規制部材が溶断して2つの導電部材が弾性力により開放されて電路の遮断することが開示されている。また、前記位置規制部材は、相対する第1絶縁部と第2絶縁部を備え、連接部により前記第1絶縁部と第2絶縁部が連接されてU字形の外観を形成し、さらに開口端を備え、前記開口端で2つの導電部材をしっかりと挟み込んでいる。
好ましくは、前記溝部幅は0.8cmである。
さらに、前記熱溶融式固定部材の前記溝部に挿入される部位の延伸長さが前記溝部の深さを超えないことが望ましい。
1、熱溶融式固定部材を2つの導電部材の溝部に挿入し、2つの導電部材をしっかりと挟んで固定するので、熱溶融式固定部材が充分な結合剛性で保護したい電路の2つの導電部材に結合・位置決めされ、正常な使用状態では、2つの導電部材が開放されて誤作動を引き起こすことがない。
2、熱溶融式固定部材が2つの導電部材の溝部中に挿入され、かつ好ましくは、熱溶融式固定部材の溝部に挿入される部位の延伸長さが溝部の深さを超えないため、熱溶融式固定部材の溝部に挿入された部位が熱を受けて破壊されたとき、熱溶融式固定部材の両側がいずれも2つの導電部材間の弾性力を受けて開放されることを確約し、2つの導電部材が確実にトリップして電流を遮断できる。
3、2つの導電部材の溝部が、導電部材の辺縁から凹陥されているため、使用者が容易に熱溶融式固定部材を溝部中に挿入することができる。
図1〜図3に示すように、実施例1の導電端子は、熱溶融式固定部材2と組み合わせて使用するものであって、2つの導電部材1を含む。
2つの導電部材1には、図1に示すように、各導電部材1の辺縁からそれぞれ凹陥された溝部11が設けられ、2つの導電部材1の溝部11が互いに相対し、かつ2つの導電部材1の間に弾性力で一定の距離が維持される。溝部11の溝部幅Sは、好ましくは0.1cm〜1.3cmの間であり、本実施例において、溝部幅Sは0.8cmである。
熱溶融式固定部材2と2つの導電部材1を組み付けるには、外力Fにより2つの導電部材1を相互に近づけて接触させた後、熱溶融式固定部材2の連接部材21を2つの導電部材1の溝部11内に跨設し、2つの導電部材1を収容空間V内に収容する。この時、連接部材21の厚さは溝部幅Sに相当し、2つの導電部材1上の溝部11は2つの導電部材1の辺縁から凹陥されているため、使用者が直接容易に熱溶融式固定部材2の連接部材21を溝部11内に挿入することができる。
さらに、2つの規制部材22は動作幅Wをそれぞれ備え、動作幅Wは溝部幅Sより大きく、これにより2つの導電部材1を収容空間Vに収容したとき、2つの規制部材22が2つの導電部材1の外側にそれぞれ当接され、2つの導電部材1が相互に接触して位置規制され、電流通路が形成される。
図4に示すように、連接部材21を2つの導電部材1の溝部11に挿入し、規制部材22で2つの導電部材1をしっかり挟み込んで固定するため、熱溶融式固定部材2は充分な結合剛性で保護したい電路の2つの導電部材1に結合・位置決めされる。
さらに、連接部材21が2つの導電部材1の溝部11内に挿入され、かつ連接部材21の延伸長さは溝部11の深さを超えないため、図5に示すように、連接部材21が熱を受けて破壊されたとき、2つの規制部材22が両者間の弾性力を均一に受けて開放され、2つの導電部材1を確実に開放させて電路を遮断することができる。
図7と図8に示すように、連接部材21が熔融して断裂し、2つの規制部材22が隨意にトリップしても、熱溶融式固定部材2の絶縁性により周辺の電子素子に誤って接触し、短絡を引き起こす事故を回避でき、電路遮断後の安全性を確約することができる。
実施例2において、本考案の導電端子がプラグの過熱保護に使用される。
プラグは、絶縁本体3と、前記絶縁本体3内部に設置され、前記絶縁本体3外部まで伸出された活線プラグ刃4及び中性線プラグ刃5と、活線プラグ刃4及び中性線プラグ刃5にそれぞれ対応する活線6及び中性線7を含む。
活線プラグ刃4及び中性線プラグ刃5は、活線プラグ刃4の辺縁から凹陥された第1溝部41と、中性線プラグ刃5の辺縁から凹陥された第1溝部51をそれぞれ備え、活線6及び中性線7には、第1溝部41、51に相対して、活線6の辺縁から凹陥された第2溝部61と、中性線7の辺縁から凹陥された第2溝部71がそれぞれ設けられる。また、活線プラグ刃4と活線6が同一方向上に延伸され、中性線プラグ刃5と中性線7が同一方向上に延伸されている。
また、他の熱溶融式固定部材2の連接部材21が中性線プラグ刃5と中性線7の相対する第1溝部51及び第2溝部71に挿入され、熱溶融式固定部材2の規制部材22により中性線プラグ刃5と中性線7の離間が規制され、中性線プラグ刃5と中性線7が相互に接触して電流通路が形成される。
過熱時は連接部材21が溶融し、活線プラグ刃4と活線6の間、または(及び)中性線プラグ刃5と中性線7の間が弾性力により開放されて電路が遮断される。
実施例3では、本考案の導電端子が別の形態のプラグに応用される。
この別の形態のプラグは、絶縁本体3Aと、絶縁本体3A内部に設置され、絶縁本体3A外部まで伸出された活線プラグ刃4A及び中性線プラグ刃5Aと、活線プラグ刃4A及び中性線プラグ刃5Aにそれぞれ対応する活線6A及び中性線7Aを含む。
活線プラグ刃4A及び中性線プラグ刃5Aは、活線プラグ刃4Aの辺縁から凹陥された第1溝部41Aと、中性線プラグ刃5Aの辺縁から凹陥された第1溝部51Aをそれぞれ備える。
また、活線プラグ刃4Aの延伸方向と活線6Aの延伸方向が相互に垂直であり、中性線プラグ刃5Aの延伸方向と中性線7Aの延伸方向が相互に垂直である。つまり、第1溝部と第2溝部は、活線プラグ刃と活線の形態、及び中性線プラグ刃と中性線の形態に合わせて設置される。
実施例4において、本考案の導電端子はコンセントの過熱保護に使用される。
このコンセントは、少なくとも1組の相対する活線差込口81及び中性線差込口82を備えた絶縁本体8と、絶縁本体8内に設置され、かつ活線差込口81に対応する活線端子9と、絶縁本体8内に設置され、かつ中性線差込口82に対応する中性線端子10と、活線端子9に対応する活線20と、中性線端子10に対応する中性線30を含む。
活線端子9及び中性線端子10は、活線端子9の辺縁から凹陥された第1溝部91と、中性線端子10の辺縁から凹陥された第1溝部101をそれぞれ備え、活線20及び中性線30に、第1溝部91、101に相対して、活線20の辺縁から凹陥された第2溝部201と、中性線30の辺縁から凹陥された第2溝部301がそれぞれ設けられる。
過熱時は、連接部材21が溶融して破壊され、活線端子9と活線20の間または(及び)中性線端子10と中性線30の間が弾性力により開放されて電路が遮断される。
11 溝部
2 熱溶融式固定部材
21 連接部材
22 規制部材
S 溝部幅
V 収容空間
F 外力
L 延伸長さ
M 深さ
W 動作幅
3 絶縁本体
4 活線プラグ刃
41 第1溝部
5 中性線プラグ刃
51 第1溝部
6 活線
61 第2溝部
7 中性線
71 第2溝部
3A 絶縁本体
4A 活線プラグ刃
41A 第1溝部
5A 中性線プラグ刃
51A 第1溝部
6A 活線
61A 第2溝部
7A 中性線
71A 第2溝部
8 絶縁本体
81 活線差込口
82 中性線差込口
9 活線端子
91 第1溝部
10 中性線端子
101 第1溝部
20 活線
201 第2溝部
30 中性線
301 第2溝部
Claims (7)
- 熱溶融式固定部材と組み合わせて使用する導電端子であって、2つの導電部材を含み、前記2つの導電部材に、各導電部材の辺縁から凹陥された溝部がそれぞれ設けられ、前記2つの導電部材の溝部が互いに相対し、かつ前記2つの導電部材間に弾性力で一定の距離が維持され、前記熱溶融式固定部材が前記2つの導電部材の溝部に挿入されて前記2つの導電部材に結合され、前記熱溶融式固定部材は、前記弾性力に抗して前記2つの導電部材を相互に接触させて位置規制し、前記熱溶融式固定部材が過熱時に破壊された時、前記2つの導電部材が前記弾性力により開放されて電路が遮断されることを特徴とする、導電端子。
- 前記溝部の溝部幅が0.1cm〜1.3cmの間であることを特徴とする、請求項1に記載の導電端子。
- 前記溝部幅が0.8cmであることを特徴とする、請求項2に記載の導電端子。
- 導電端子であって、2つの導電部材と、熱溶融式固定部材を含み、前記2つの導電部材に、各導電部材の辺縁から凹陥された溝部がそれぞれ設けられ、前記2つの導電部材の溝部が互いに相対し、かつ前記2つの導電部材間に弾性力で一定の距離が維持され、前記熱溶融式固定部材が、前記2つの導電部材の溝部に挿入されて前記2つの導電部材上に結合され、前記熱溶融式固定部材は前記弾性力に抗して前記2つの導電部材を相互に接触させて位置規制し、前記熱溶融式固定部材が過熱時に破壊された時、前記2つの導電部材が前記弾性力により開放されて電路が遮断されることを特徴とする、導電端子。
- 前記溝部の溝部幅が0.1cm〜1.3cmの間であることを特徴とする、請求項4に記載の導電端子。
- 前記溝部幅が0.8cmであることを特徴とする、請求項5に記載の導電端子。
- 前記熱溶融式固定部材の前記溝部に挿入される部位の延伸長さが前記溝部の深さを超えないことを特徴とする、請求項4に記載の導電端子。
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JP2015003145U JP3199650U (ja) | 2015-06-23 | 2015-06-23 | 導電端子 |
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ID=54188246
Family Applications (1)
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JP2015003145U Active JP3199650U (ja) | 2015-06-23 | 2015-06-23 | 導電端子 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6113335B1 (ja) * | 2016-06-03 | 2017-04-12 | グリーン アイデア テック インク.Green Idea Tech Inc. | 複数の導電差込口で共用する熱破壊固定部材のアセンブリ |
JP6204541B1 (ja) * | 2016-07-14 | 2017-09-27 | グリーン アイデア テック インク.Green Idea Tech Inc. | 電路の保護構造、プラグ及びコンセント |
JP2017208256A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | グリーン アイデア テック インク.Green Idea Tech Inc. | 熱破壊式導電片ヒューズクリップ及びプラグ、コンセント |
JP6306764B1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-04-04 | グリーン アイデア テック インク.Green Idea Tech Inc. | 温度制限電力遮断式コンセント |
-
2015
- 2015-06-23 JP JP2015003145U patent/JP3199650U/ja active Active
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JP2017208256A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | グリーン アイデア テック インク.Green Idea Tech Inc. | 熱破壊式導電片ヒューズクリップ及びプラグ、コンセント |
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