JP3199520U - 複合成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体を提供する。【解決手段】発泡ポリウレタン製の板状の芯材2と、芯材2の表裏を覆うポリウレタン製の布材3,4とを有する複合成形体1であって、表裏面1a,1bの少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部5を有し、溝部5において表裏の布材3,4が接合されている。【選択図】図3

Description

本考案は、複合成形体に関する。
複合成形体の一例として、特許文献1には、シート材同士の間にウレタンフォーム材が挟持されて積層され、ウレタンフォーム材を挟持するシート材のうち少なくとも一方が天然素材シートからなる成形マットが開示されている。
実用新案登録第3180418号公報
本考案の目的は、快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体を提供することである。
前記目的を達成すべく、本考案に係る複合成形体は、発泡ポリウレタン製の板状の芯材と、該芯材の表裏を覆うポリエステル製の布材と、を有する複合成形体であって、表裏面の少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部を有し、該溝部において前記表裏の布材が接合されていることを特徴とする。
本考案に係る複合成形体によれば、発泡ポリウレタン製の板状の芯材によって適度なクッション性が得られるだけでなく、熱の移動を遮断することができる。また、芯材の表裏を覆うポリエステル製の布材は、滑らかで柔らかい触感が得られるだけでなく、防汚性、洗浄容易性に優れている。さらに、表裏面の少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部を有することで、複合成形体の溝部を有する面を使用者に密着させた場合に、溝部によって適度な通気性を確保することができる。また、溝部に沿って複合成形体を容易に折り畳むことができる。したがって、本考案によれば、快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体を提供することができる。
前記複合成形体は、前記表裏の布材の少なくとも一方と前記芯材との間にポリウレタン製の防水フィルムが介在されていてもよい。これにより、複合成形体に水等の液体が付着して防水フィルムの外側の布材が濡れた場合でも、防水フィルムによって液体を遮断し、液体が布材から芯材に浸透するのを防止できる。
前記複合成形体は、前記表裏の布材の少なくとも一方と前記芯材との間に、発泡ポリウレタン製のバインダが介在されていてもよい。これにより、例えば、複合成形体の製造工程に含まれるフレームラミネート工程や熱圧縮成型工程において、表裏の布材と芯材との接合を容易にし、表裏の布材を接合して溝部を形成するのを容易にすることができる。したがって、バインダを有しない場合と比較して複合成形体の芯材を厚くすることが可能になる。
前記複合成形体は、互いに直交する前記複数の溝部を斜めに横切る折目が形成されていてもよい。これにより、使用者が複合成形体を折目に沿って折り曲げることが容易になり、例えば、複合成形体を防寒着や防災頭巾として利用可能な形状など、溝部に沿って折り畳んだときとは異なる形状にすることが容易になる。
前記複合成形体は、表面と裏面に面ファスナーを備えてもよい。これにより、例えば、複合成形体を折り畳んだり、ロール状に巻回したりして収納状態にするときに、表裏面の面ファスナーを係合させて収納状態を維持することができる。また、複合成形体を折目に沿って折り曲げて複合成形体を防寒着や防災頭巾として利用可能な形状としたときに、表裏面の面ファスナーを係合させてその形状を維持することができる。
前記複合成形体は、端部に固定帯を備えてもよい。これにより、例えば、複合成形体を折り畳んだり、ロール状に巻回したりして収納状態にするときに、固定帯によって収納状態を維持することができる。
本考案によれば、快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体を提供することができる。したがって、本考案の複合成形体を身体に密着する敷きマットや防寒着として用いた場合には、快適性に優れ、取り扱いが容易な敷きマットや防寒着を提供することができる。
本考案の実施形態1に係る複合成形体の表面側の斜視図。 図1に示す複合成形体の裏面側の斜視図。 図1に示す複合成形体の一部の断面図。 図3に示す複合成形体の断面図を拡大した断面図。 図1に示す複合成形体を収納状態に巻回する途中の斜視図。 図1に示す複合成形体の収納状態の斜視図。 図1に示す複合成形体を防寒着として用いた状態を示す正面図。 本考案の実施形態2に係る複合成形体の図4に相当する断面図。 本考案の実施形態3に係る複合成形体の図4に相当する断面図。
以下、本考案に係る複合成形体の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本考案の実施形態1に係る複合成形体1の表面1a側の斜視図である。図2は、図1に示す複合成形体1の裏面1b側の斜視図である。図3は、図1に示す複合成形体1の一部の断面図である。図4は、図3に示す複合成形体1の断面図を拡大した断面図である。
本実施形態の複合成形体1は、例えば、高い弾力性及びクッション性を有し、コンパクトに収納可能な敷きマットとして用いることができるだけでなく、後述するように、防寒着等としても用いることができる。
複合成形体1は、発泡ポリウレタン製の板状の芯材2と、芯材2の表裏を覆うポリエステル製の布材3,4とを備えている。また、複合成形体1は、表裏面1a,1bに互いに交差する複数の溝部5を有し、溝部5において表裏の布材3,4が接合されている。溝部5において表裏の布材3,4は、例えば、熱成型加工によって圧縮されて熔融した芯材2を介して接合されている。
複数の溝部5は、複合成形体1の表裏面1a,1bの少なくとも一方に設けられていればよい。すなわち、複数の溝部5は、複合成形体1の表面1aのみに設けられていてもよいし、複合成形体1の裏面1bのみに設けられていてもよい。また、複数の溝部5は、本実施形態の複合成形体1のように、表裏面1a,1bの双方に設けられていてもよい。本実施形態の複合成形体1は、表面1aに深い溝部5aが形成され、裏面に浅い溝部5bが形成されている。
本実施形態の複合成形体1は、表面1aを上にして裏面1bを下にした状態で床面に敷き、その上に使用者が横臥するのに適した長方形の平面形状を有している。複数の溝部5は、複合成形体1の長辺方向すなわち長さ方向LDと、複合成形体1の短辺方向すなわち幅方向WDに沿って形成され、互いに直交する格子状に設けられている。
複合成形体1は、周縁部の長辺部分1cと短辺部分1dにおいても、溝部5と同様に表裏の布材3,4が接合されている。縦横の溝部5、長辺部分1c及び短辺部分1dによって区画された矩形の領域では、表裏の布材3,4が接合されておらず、表裏の布材3,4の間の発泡ウレタン製の芯材2によって高い弾力性及びクッション性が発現される。
また、本実施形態の複合成形体1は、互いに直交する複数の溝部5を斜めに横切る折目6が形成されている。複合成形体1は、折目6においても、溝部5と同様に表裏の布材3,4が接合されている。本実施形態の複合成形体1は、一方の長辺部分1cの両端の2つの角部から、他方の長辺部分1cの中央部へ向けて延びる2本の直線状の折目6を有している。
すなわち、2本の折目6は、複合成形体1の幅方向WDにおける一端の長さ方向LDにおける両端部から、複合成形体1の幅方向WDにおける他端の長さ方向LDにおける中央部へ向けて、直線状に延びる山型に形成されている。換言すると、2本の折目6は、複合成形体1を幅方向WDに斜めに横切るV字状に形成されている。なお、折目6は、溝部5と同様に複合成形体1の表裏面1a,1bの少なくとも一方に設けられていればよいが、本実施形態の複合成形体1では、表裏面1a,1bの双方に折目6が形成され、表面1aの折目6の深さと裏面1bの折目6の深さは、概ね同程度である。
溝部5と折目6を有する複合成形体1は、例えば、以下の製造工程によって製造することができる。まず、ポリエステル製の布材3,4と発泡ポリウレタン製の芯材2とを適当な大きさ及び形状に切断し、布材4、芯材2、布材3の順に下から上へ積層する。
次に、発泡ポリウレタン製の芯材2の表裏に布材3,4を接合する。芯材2と布材3,4との接合は、例えば、接着剤によって行うことも可能であるが、芯材2を熔融させて布材3,4に接合するフレームラミネート加工によって行うことが好ましい。これにより、接着剤の使用を回避することができ、接着剤からの揮発成分の発生をなくして、複合成形体1の安全性を向上させることができる。
その後、図3に示すように、溝部5、折目6、長辺部分1c及び短辺部分1dに対応する凸部を有する一対の金型D1,D2を用意し、芯材2とその表裏を覆う布材3,4とを一対の金型D1,D2で挟持して加熱する熱成型加工を行う。なお、熱成型加工の後に、周縁部の長辺部分1c及び短辺部分1dを切断する工程を有してもよい。以上の工程により、溝部5と折目6を有する複合成形体1が成形され、溝部5、折目6、長辺部分1c及び短辺部分1dにおいて、表裏の布材3,4が接合された状態になる。
芯材2としては、例えば、株式会社東洋クオリティワン製の伸長性に優れた密度が26kg/m程度の発泡ポリウレタンを用いることができる。芯材2の厚さは、敷きマットの用途にもよるが、適度な弾力性及びクッション性を発揮する観点から、例えば、5mm以上とすることができる。また、芯材2の厚さは、熱成型加工によって表裏の布材3,4を接合することを考慮して、例えば、15mm以下とすることができる。
布材3,4としては、特に限定されないが、例えば、ユニチカ株式会社製#7563U等、ポリエステル100%のサックス生地を用いることができる。
複合成形体1は、深い溝部5aを有する表面1a側の布材3と、浅い溝部5bを有する裏面1b側の布材4の色が異なっていてもよい。例えば、表面1a側と裏面1b側の布材3,4の色相を異ならせたり、明度を異ならせたり、彩度を異ならせたりすることができるが、表面1a側の布材3の色は、裏面1b側の布材4の色よりも明度及び彩度が高いことが好ましい。例えば、表面1a側の布材3は、パステルカラーなどの比較的明るく薄い色とし、裏面1b側の布材4は、黒やグレーなどの比較的暗く濃い色にすることができる。
複合成形体1は、表面1aと裏面1bに面ファスナー7を備えている。より詳細には、例えば、複合成形体1の幅方向WDの一側で、長さ方向LDに向かい合う一対の角部の表裏に面ファスナー7が取り付けられている。面ファスナー7は、着脱自在に係合するフック面7aとループ面7bとによって構成されている。
本実施形態の複合成形体1は、幅方向WDの一側で長さ方向LDに向かい合う一対の角部のうち、一方の角部の表面1aにフック面7aが縫い付けられ、他方の角部の裏面1bにループ面7bが縫い付けられている。なお、フック面7aとループ面7bの配置は、入れ替えてもよい。この複合成形体1の幅方向WDの一側で長さ方向LDに向かい合う一対の角部の表裏面1a,1bに設けられた面ファスナー7は、複合成形体1を防寒着として使用するときに用いられる。
複合成形体1は、端部に固定帯8を備えている。より詳細には、複合成形体1は、例えば、長さ方向LDの一側の短辺部分1dに、幅方向WDに間隔をあけて2本の固定帯8を備えている。固定帯8は、例えば、複合成形体1の表裏の布材3,4と同様のポリエステル製の布材によって製作することができる。固定帯8は、例えば、複合成形体1の半分以下の長さを有し、基端部が複合成形体1の短辺部分1dに縫い付けられ、裏面の先端部に面ファスナー7のフック面7aが縫い付けられている。また、固定帯8は、表面の概ね全体に面ファスナー7のループ面7bが縫い付けられている。
また、複合成形体1の裏面1bには、固定帯8を複合成形体1の裏面1b側の長さ方向LDの中央部に向けて折り返したときに、固定帯8の先端部の面ファスナー7のフック面7aと対向する位置に、面ファスナー7のループ面7bが縫い付けられている。この複合成形体1の裏面1bの長さ方向LDの中央部で幅方向WDの両側に設けられた一対のループ面7bは、固定帯8を複合成形体1の裏面1b側に折り返したときに固定帯8の先端部のフック面7aと着脱自在に係合する。これにより、複合成形体1は、敷きマット又は防寒着としての使用時に、固定帯8が邪魔にならないように、固定帯8を複合成形体1の裏面1bに沿って固定することができる。
以下、複合成形体1を収納状態に巻回する手順について、図1、図2、図5及び図6を参照して説明する。図5は、図1及び図2に示す複合成形体1を収納状態に巻回する途中の斜視図である。図6は、図1及び図2に示す複合成形体1の収納状態の斜視図である。
複合成形体1を収納状態に巻回するには、まず、図2に示すように、複合成形体1の裏面1bを上にして配置する。この状態では、複合成形体1の裏面1bの長さ方向LDの中央部において幅方向WDの両側に設けられた面ファスナー7の一対のループ面7bに、2本の固定帯8の先端の面ファスナー7のフック面7aがそれぞれ係合して固定されている。
次に、固定帯8の先端部のフック面7aを複合成形体1の裏面1bのループ面7bから剥離させ、図5に示すように、固定帯8の先端部を複合成形体1の長さ方向LDの反対向きに反転させ、固定帯8を複合成形体1の短辺部分1dから長さ方向LDの外側に延伸させた状態で配置する。
次に、複合成形体1の固定帯8が固定された短辺部分1dと長さ方向LDの反対側の短辺部分1dから、固定帯8が固定された短辺部分1dへ向けて、裏面1bを内側に巻き込むようにして複合成形体1をロール状に巻回していく。このとき、複合成形体1が溝部5を有するため、溝部5に沿う折り曲げが容易になり、複合成形体1の巻回が容易になる。
最後に、図6に示すように、固定帯8の裏面が内側になり、表面が外側になるように、固定帯8をロール状に巻回された複合成形体1に巻き付ける。固定帯8の裏面の先端部には、面ファスナー7のフック面7aが設けられ、固定帯8の表面には、面ファスナー7のループ面7bが全体に設けられている。そのため、固定帯8の裏面の先端部のフック面7aを、固定帯8の表面のループ面7bに係合させて固定することができる。以上により、複合成形体1をロール状の収納状態に巻回して、固定帯8によって収納状態を維持することができる。
次に、複合成形体1を防寒着として用いる場合の手順について、図1、図2及び図7を用いて説明する。図7は、例えば、災害発生時などに、使用者が、図1及び図2に示す複合成形体1を防寒着として用いた状態を示す正面図である。
図1及び図2に示すように、複合成形体1は、幅方向WDの片側の長辺部分1cにおいて、長さ方向LDの一端の表面1aに、面ファスナー7のフック面7aが設けられ、長さ方向LDの他端の裏面1bに、面ファスナー7のループ面7bが設けられている。複合成形体1を防寒着として用いるには、まず、面ファスナー7が設けられた長辺部分1cが上になるように複合成形体1を横向きにして、山型の2本の折目6の下方側の間隔が広く上方側の間隔が狭くなるようにする。
そして、複合成形体1の裏面1bの2本の折目6の間の部分を使用者Uの背中に当て、2本の折目6に沿って複合成形体1を折り曲げる。そして、図7に示すように、使用者Uの上半身を包み込むように、複合成形体1の上側の長辺部分1cの長さ方向LDの両端の角部を使用者Uの前方に折り返す。
最後に、一方の角部の表面1aのフック面7aに、他方の角部の裏面1bのループ面7bを係合させて固定する。以上により、使用者Uは、複合成形体1を防寒着として着用することができる。なお、例えば、複合成形体1の形状や面ファスナー7の位置を変えて、使用者Uの頭部を覆うようにすれば、複合成形体1を防災頭巾として使用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態の複合成形体1は、発泡ポリウレタン製の板状の芯材2と、該芯材2の表裏を覆うポリエステル製の布材3,4とを有する。また、複合成形体1は、表裏面1a,1bの少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部5を有し、溝部5において表裏の布材3,4が接合されている。
そのため、例えば、複合成形体1を敷きマットとして使用する場合には、発泡ポリウレタン製の板状の芯材2によって、高い弾力性と高いクッション性に基づく快適性が得られるだけでなく、熱の移動を遮断し、気温の低い冬季にも快適性を確保することができる。また、複合成形体1を防寒着として使用する場合には、芯材2によって、優れた保温性を発揮することができる。さらに、複合成形体1を防災頭巾として使用する場合には、芯材2の弾力性及びクッション性により、使用者Uの安全性を向上させることができる。
また、複合成形体1の芯材2の表裏を覆うポリエステル製の布材3,4は、滑らかで柔らかく、高い通気性を有することから、快適性に優れ、良好な使用感が得られるだけでなく、防汚性、洗浄容易性にも優れている。したがって、複合成形体1に汚れが付着しにくく、汚れが付着した場合でも容易に洗浄及び除去することができ、取り扱いが容易で、清潔かつ快適性に優れた複合成形体1を提供することができる。
さらに、複合成形体1の表裏面1a,1bの少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部5を有することで、複合成形体1の溝部5を有する面を使用者Uに密着させた場合に、溝部5によって適度な通気性を確保して、より高い快適性を得ることができる。また、溝部5において表裏の布材3,4が接合されることで、芯材2と布材3,4のずれ及び剥離がより確実に防止され、複合成形体1の耐久性及び強度を向上させ、複合成形体1の取り扱いを容易にすることができる。したがって、本実施形態によれば、快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体1を提供することができる。
また、本実施形態の複合成形体1は、深い溝部5aを有する表面1a側の布材3と、浅い溝部5bを有する裏面1b側の布材4の色が異なっている。そのため、使用者Uが複合成形体1の表裏を容易に認識することができ、より快適な表面1a側を身体に密着させて使用することができる。また、複合成形体1を敷きマットとして使用する場合に床面に接する裏面1b側を誤って身体に密着させて使用することが防止され、より衛生的に複合成形体1を使用することができる。また、複合成形体1の裏面1b側の布材4を、黒やグレーなどの比較的暗く濃い色にすることで、床面に接する裏面1b側の布材4の汚れを目立たなくすることができる。
また、本実施形態の複合成形体1は、互いに直交する複数の溝部5を斜めに横切る折目6が形成されている。これにより、複合成形体1を折目6に沿って折ることができ、溝部5に沿って折り畳んだ時とは異なる形状にすることができる。したがって、複合成形体1を平常時に敷きマットとして使用し、非常時に防寒着や防災頭巾として使用することが容易になる。
また、本実施形態の複合成形体1は、表面1aと裏面1bに面ファスナー7を備えている。そのため、複合成形体1を巻回して収納状態にしたときや、複合成形体1を防寒着等として使用するときなどに、面ファスナー7によって複合成形体1を固定し、収納状態や防寒着としての形状を維持することが可能になる。また、複合成形体1を収納状態にするときに使用する固定帯8が複合成形体1の使用時に邪魔にならないように、複合成形体1に固定しておくこともできる。
また、本実施形態の複合成形体1は、端部に固定帯8を備えている。したがって、複合成形体1を折り畳んだり、ロール状に巻回したりして収納状態にするときに、固定帯8によって収納状態を維持することができる。
以上説明したように、本実施形態の複合成形体1によれば、快適性に優れ、取り扱いが容易な複合成形体1を提供することができる。したがって、本考案の複合成形体1を身体に密着する敷きマットや防寒着として用いた場合には、快適性に優れ、取り扱いが容易な敷きマットや防寒着を提供することができる。
[実施形態2]
以下、本考案の複合成形体1の実施形態2について、図1から図3及び図5から図7を援用し、図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る複合成形体1Aの図4に相当する断面図である。
本実施形態の複合成形体1Aは、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間にポリウレタン製の防水フィルム9が介在されている点で、前述の実施形態1で説明した複合成形体1と異なっている。本実施形態の複合成形体1Aのその他の点は、前述の実施形態1で説明した複合成形体1と同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の複合成形体1Aは、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間にポリウレタン製の防水フィルム9が介在されている。具体的には、複合成形体1Aは、表面1aの布材3と芯材2との間に防水フィルム9を有し、裏面1bの布材4と芯材2との間に防水フィルム9を有しない。なお、防水フィルム9は、表裏の布材3,4の双方と芯材2との間に配置してもよく、裏面1bの布材4と芯材2との間のみに配置してもよい。
本実施形態の複合成形体1Aは、例えば、敷きマットとして使用する場合に、使用者Uの身体に密着する表面1a側の布材3と芯材2との間に防水フィルム9が介在されている。そのため、本実施形態の複合成形体1は、例えば、幼稚園や保育園などで使用する園児の午睡用の敷きマットとしても適している。
具体的には、複合成形体1Aの上で、例えば、午睡中の園児がおもらしをしてしまった場合でも、ポリエステル製の布材3とポリウレタン製の防水フィルム9との組み合わせによって高い撥水性を発揮することができ、防水フィルム9によって水分が遮断される。したがって、芯材2に水分が浸透することが防止される。また、複合成形体1Aの表面1aに付着した水分を容易に拭き取ることができ、衛生的である。
なお、複合成形体1Aの裏面1bの布材4と芯材2との間に防水フィルム9が配置されている場合には、例えば、床面に水をこぼすなどして複合成形体1Aの裏面1bに水が付着した場合でも、布材4と防水フィルム9との組み合わせによって高い撥水性を発揮することができる。したがって、複合成形体1Aの裏面1bの防水フィルム9によって水分が遮断され、芯材2に水分が浸透することが防止される。また、複合成形体1Aの裏面1bに付着した水分を容易に拭き取ることができ、衛生的である。
また、幼稚園や保育園などでは、毎日、午睡の時間に布団を敷き、それ以外の時間には布団を片付ける必要があり、準備や後片付けが煩雑で、畳んだ布団を収納するために、比較的大きなスペースを要する。しかし、本実施形態の複合成形体1Aを使用することで、通常の布団と比較して軽量で取り扱いが容易であり、収納時にはロール状の収納状態とすることができ、収納スペースを節約できる。また、本実施形態の複合成形体1Aは、通常の布団と比較して防汚性に優れ、洗浄や汚れの除去が容易であり、取り扱いが容易で快適性に優れるという利点がある。
[実施形態3]
以下、本考案の複合成形体1の実施形態3について、図1から図3及び図5から図7を援用し、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る複合成形体1Bの図4に相当する断面図である。
本実施形態の複合成形体1Bは、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間に、発泡ポリウレタン製のバインダ10が介在されている点で、前述の実施形態2で説明した複合成形体1Aと異なっている。本実施形態の複合成形体1Bのその他の点は、前述の実施形態2で説明した複合成形体1Aと同一であるため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の複合成形体1Bは、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間に、発泡ポリウレタン製のバインダ10が介在されている。より具体的には、複合成形体1Bは、表面1aの布材3の内側に防水フィルム9が配置され、その内側で防水フィルム9と芯材2との間にバインダ10が配置されている。バインダ10としては、フレームラミネートに適した発泡ポリウレタン(ウレタンフォーム)が好適であり、例えば、アキレス株式会社製の密度が22kg/m程度の発泡ポリウレタンを用いることができる。バインダ10の厚さは、例えば、2mmから3mm程度の厚さとすることができる。
なお、バインダ10は、複合成形体1Bの裏面1bの布材4と芯材2との間に配置されていてもよい。また、複合成形体1Bの裏面1bの布材4と芯材との間に防水フィルム9が配置される場合には、その防水フィルム9と芯材2との間に配置することができる。また、バインダ10は、表裏の布材3,4の双方と芯材2との間に配置してもよい。さらに、バインダ10は、防水フィルム9を配置することなく、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間に介在させてもよい。
このように、本実施形態の複合成形体1Bは、表裏の布材3,4の少なくとも一方と芯材2との間に、発泡ポリウレタン製のバインダ10が介在されている。これにより、例えば、発泡ポリウレタン製の芯材2の厚みが15mmを超えるような場合でも、バインダ10を熔融させ、芯材2と布材3,4とのフレームラミネート加工を可能にすることができる。また、複合成形体1Bの芯材2の厚みが15mmを超えるような場合でも、溝部5、折目6、長辺部分1c及び短辺部分1dにおける表裏の布材3,4の接合を容易にすることができる。
以上、図面を用いて本考案の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本考案に含まれるものである。
1 複合成形体
1a 表面
1b 裏面
2 芯材
3 布材
4 布材
5 溝部
5a 溝部
5b 溝部
6 折目
7 面ファスナー
7a フック面
7b ループ面
8 固定帯
9 防水フィルム
10 バインダ

Claims (8)

  1. 発泡ポリウレタン製の板状の芯材と、該芯材の表裏を覆うポリエステル製の布材と、を備えた複合成形体であって、
    表裏面の少なくとも一方に互いに交差する複数の溝部を有し、該溝部において前記表裏の布材が接合されていることを特徴とする複合成形体。
  2. 前記表裏の布材の少なくとも一方と前記芯材との間にポリウレタン製の防水フィルムが介在されていることを特徴とする請求項1に記載の複合成形体。
  3. 前記表裏の布材の少なくとも一方と前記芯材との間に、発泡ポリウレタン製のバインダが介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合成形体。
  4. 互いに直交する前記複数の溝部を斜めに横切る折目が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の複合成形体。
  5. 表面と裏面に面ファスナーを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の複合成形体。
  6. 端部に固定帯を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の複合成形体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の複合成形体を用いた敷きマット。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の複合成形体を用いた防寒着。
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