JP3849502B2 - 面状採暖具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気カーペット等の面状採暖具において、収納方法を改善したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カバーを載せずに使用するカバーと本体が一体となった面状採暖具が普及している。この種の面状採暖具としては、図7に示されているように、表材1と発熱体2と軟質発泡体3または不織布4と裏材5とを積層し、端面部6全周を縁布7で固定していた。
【0003】
一方、収納する時には折りたたむと表材1に折りじわが発生し、見映えが悪くなるため図8に示すように、巻いて収納されていた。そのため、巻きを一定の大きさで固定するための包装バンド8等の別部品が必要であった。
【0004】
包装バンド8としては、例えば図9に示すようにPP樹脂製のシートを所定の長さに切断したバンド9の両端に凸部と凹部を構成する一対のドットボタン10のついたものが使われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、使用者は面状採暖具を収納する場合、本体11を所定の大きさに巻き、その状態を保持したまま、包装バンド8で固定する必要があり、この作業を一人で行うことは極めて困難であった。
【0006】
一方、面状採暖具の製造工程の梱包時においても同様の課題を有していた。
【0007】
また、使用者が本体11を巻く場合、所定の大きさより大きく巻いてしまった場合、包装バンド8が短くなり、固定することができず、本体11を巻き直す必要があった。
【0008】
さらに、使用者は、梱包時に使用していた包装バンド8を収納時まで保管しておく必要があり、包装バンド8を失ってしまった場合は、ひも等で縛ることは可能であるが、一般的なひもを使用した場合、表材1にひもの跡がつくなどの課題を有していた。
【0009】
また、面状採暖具を敷いている床面を掃除する場合、面状採暖具の上に物がのっている場合が多く、片手で面状採暖具をめくり、片手で掃除していた。よって大変面倒なもとなっていた。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本体を任意の大きさに容易に巻くことができる面状採暖具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の面状採暖具は、表材と発熱体と軟質発泡体または不織布と裏材とを積層し、かつ端面部を縁布で固定して面状採暖具本体を構成するとともに、少なくとも左右の端面部の表、裏側にはそれぞれ面状ファスナーを長手方向全長に設け、前記面状ファスナーを左右に位置させて面状採暖具本体を巻いたときに表、裏の面状ファスナーをはり合わせるようにしたものである。
【0012】
これによって、本体を任意の大きさに容易に巻くことができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、表材と発熱体と軟質発泡体または不織布と裏材とを積層し、かつ端面部を縁布で固定して面状採暖具本体を構成するとともに、少なくとも左右の端面部の表、裏側にはそれぞれ面状ファスナーを長手方向全長に設け、前記面状ファスナーを左右に位置させて面状採暖具本体を巻いたときに表、裏の面状ファスナーをはり合わせるようにしたもので、したがって、本体を任意の大きさに容易に巻くことができるものである。
【0014】
望ましくは、面状ファスナーは、面状採暖具本体の端面部の縁布と一体に構成する。こうすることによって、面状ファスナーをより外郭に配置することができ、特に縫製により面状ファスナーを取り付ける場合は、縫製位置と本体に内蔵した発熱体との間隔が広くなるため、発熱体をより広く配置して暖房面積を広げることができる。さらに、部品点数が少なくなり、コスト面はもちろん、リサイクルする場合でも有効である。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1に示されているように、表材1と発熱体2と軟質発泡体3または不織布4と裏材5とを積層し、端面部6a、6b、6c、6dの全てを縁布7で固定している。また、対向する端面部6に沿って表面には面状ファスナー12の雄部12aを、裏面に雌部12bを取り付け、面状採暖具本体13を構成している。
【0017】
なお、面状ファスナー12の雄部12aと雌部12bとは表裏逆に取り付けても構わない。
【0018】
上記の構成において、収納等で本体13を巻く場合、図3に示すように本体13を裏返し、面状ファスナー12が巻き方向に対して左右にくるように巻くことにより、表裏に取り付けた面状ファスナー12の雄部12aと雌部12bが貼り合されるため、一定の形状を保持することができる。この場合、表を内側に巻いても、外側に巻いても構わない。
【0019】
したがって、従来のような包装バンド等の別部品が不必要になり、その紛失の心配もなくなくなる。
【0020】
(実施例2)
図4は、本発明の第2の実施例を示し、実施例1の構成と異なるところは、面状ファスナー12を端面部6a、6b、6c、6dの全てに配置した点である。
【0021】
これにより、面状採暖具を敷いている床面を掃除する場合、どちらの方向からも面状採暖具を巻き、任意の位置でとめることができるため従来のように、面状採暖具をめくるために片手がふさがれることなく掃除することができる。
【0022】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例を示し、実施例1の構成と異なるところは、縁布7と面状ファスナー12とを一体構成にした点である。
【0023】
この場合、面状ファスナー12は中央部で雄部12aと雌部12bに分かれたものを使う。
【0024】
これにより、図6に示すように、面状ファスナー12をより外郭に配置することができ、特に縫製により面状ファスナー12を取り付けている場合は、縫製位置と本体に内蔵した発熱体2との間隔が広くなるため、発熱体2をより外郭まで配置し、暖房面積を広げることができる。さらに、面状ファスナー12を縁布7と一体構成にすることにより部品点数が少なくなり、コストも安くなる。さらには、リサイクルする場合でも有効である。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、面状採暖具本体を収納等で巻く場合、表裏に取り付けた面状ファスナーの雄部と雌部が貼り合されるため、包装バンド等の別部品を使用しなくても、一定の形状を保持することができ、任意の大きさに容易に巻くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における面状採暖具の平面図
【図2】 本発明の実施例1における面状採暖具の部分断面図
【図3】 本発明の実施例1における面状採暖具の収納状態図
【図4】 本発明の実施例2における面状採暖具の平面図
【図5】 本発明の実施例3における面状採暖具の平面図
【図6】 本発明の実施例3における面状採暖具の部分断面図
【図7】 従来の面状採暖具の平面図
【図8】 従来の面状採暖具の収納状態図
【図9】 従来の包装バンドの平面図
【符号の説明】
6a、6b、6c、6d 端面部
7 縁布
12 面状ファスナー
13 面状発熱体本体
Claims (2)
- 表材と発熱体と軟質発泡体または不織布と裏材とを積層し、かつ端面部を縁布で固定して面状採暖具本体を構成するとともに、少なくとも左右の端面部の表、裏側にはそれぞれ面状ファスナーを長手方向全長に設け、前記面状ファスナーを左右に位置させて面状採暖具本体を巻いたときに表、裏の面状ファスナーをはり合わせるようにした
面状採暖具。 - 面状ファスナーは、面状採暖具本体の端面部の縁布と一体に構成してなる請求項1に記載の面状採暖具。
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JP2001352764A JP3849502B2 (ja) | 2001-11-19 | 2001-11-19 | 面状採暖具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2001352764A Expired - Fee Related JP3849502B2 (ja) | 2001-11-19 | 2001-11-19 | 面状採暖具 |
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JP (1) | JP3849502B2 (ja) |
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2001
- 2001-11-19 JP JP2001352764A patent/JP3849502B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003156218A (ja) | 2003-05-30 |
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