JP3199449U - ホッパ - Google Patents

ホッパ Download PDF

Info

Publication number
JP3199449U
JP3199449U JP2015002994U JP2015002994U JP3199449U JP 3199449 U JP3199449 U JP 3199449U JP 2015002994 U JP2015002994 U JP 2015002994U JP 2015002994 U JP2015002994 U JP 2015002994U JP 3199449 U JP3199449 U JP 3199449U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
unit
units
discharge port
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015002994U
Other languages
English (en)
Inventor
弘 橘
弘 橘
秀典 橘
秀典 橘
Original Assignee
株式会社東京共栄商会
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東京共栄商会 filed Critical 株式会社東京共栄商会
Priority to JP2015002994U priority Critical patent/JP3199449U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199449U publication Critical patent/JP3199449U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

【課題】ホッパを構成するホッパユニットや排出口ユニットのような構成部品のユニット化の利点を維持しつつ、隣り合うホッパユニット間や各排出口ユニット周りに充分なスペースを確保することを可能にするホッパを提供する。【解決手段】隣り合うホッパユニット21a,21b間及び21b,21c間にスペーサユニット42a,42bを介在させて一列に連結してホッパ本体の内部に土砂等の収容物が連続して貯溜可能なホッパ40を組み立てる。隣り合うホッパユニット21a,21b間及び21b,21c間では、運搬車両Tの車幅Wtに対応する間隔が確保され、運搬車両Tは各ホッパユニット21a〜21cの列に対して交差する方向から進入可能となる。また、各排出口ユニット22a〜22cの周りには、広くなったスペースが確保され、土砂飛散防止カバー等の各種装置を干渉なく付設することができる。【選択図】図1

Description

この考案は、複数のホッパユニットを備えており、各ホッパユニットから土砂等の収容物を排出可能なホッパに関する。
従来、土砂、穀物等の流動物の搬出処理の一つとして、そうした流動物を内部に収容するほぼ錐体又は筒体のホッパ本体と、ホッパ本体の底部に設けられており収容物の排出口を開閉制御するゲート機構と、ホッパ本体を支持する設置台とを備えており、ホッパ本体内に収容した収容物をゲート機構によって開閉制御される排出口から排出することで、排出口の下方の積載空間に待機しているトラック等の運搬車両に収容物を積載させるホッパが用いられている。
本出願人は、こうしたホッパの一例として、穀物等の収容物を収容する比較的大型のホッパの収容物による内圧に対する耐変形乃至耐膨張強度に係る改良と、このホッパに好適な新規な設置及び解体の方法を既に提案している(特許文献1参照)。このホッパは、組付面に固着される接合用フランジを有する複数個のパーツが該接合用フランジを介して複数個組付け2個以上の排出口を備えるように平面非真円形に組み立てられた排出能力が格段に高い土砂用ホッパであって、外側壁に固着される水平方向に張り出す水平フランジをホッパ本体のパーツの直線形部においてそのアール形部におけるよりも水平線上に大きく張り出し形成したものである。ホッパ本体の内圧の強弱に対応して広狭に変化をつけられた水平フランジが効率的にタガとして機能するので、板材の肉厚を特別厚手にしなくても内圧に対するホッパ本体の耐変形強度を高め、平面非真円形のホッパ本体を有効に補強することを図っている。
また、本出願人は、土砂等の搬送物をダンプカー等の搬送体上に積載・搬出する際に、積載と均し作業に要する労力と時間を大幅に短縮できる均し機構を備えたホッパを提案している(特許文献2参照)。本ホッパは、複数の支持脚によって高所に支持されていて土木工事現場で生ずる残土等の土砂を貯蔵する本体部を備えており、本体部の底部には土砂投下用の開閉自在な複数の扉が設けられている。ホッパは、ダンプカーの荷台に投下・積載された土砂を均すための積載土砂の均し装置と当該均し装置を走行させるための機構を備えており、更に、本体部の内部に投下されて貯蔵されている土砂を均すための貯蔵土砂の均し装置と当該均し装置を走行させるための機構を備えている。ダンプカーは、ホッパの本体部の下方において、土砂投下用の扉が並ぶ方向に進入・停止し、幾つかの扉が開かれることで土砂が荷台に積載された後に、進入方向と同じ方向に退出する。
更に、本出願人は、掘削工事等で生じた比較的含水分量の多い土砂を集積しておき、適時にダンプトラック等の搬送車両の荷台に積載する土砂積載装置において、土砂積載時の飛散防止を図った装置を提案している(特許文献3参照)。この土砂積載時の飛散防止装置は、土砂を集積するホッパと、ホッパを支持してホッパの下方に搬送車両が進入する積載空間を形成する支持脚とを備えた土砂積載装置において、積載空間に対して進出・退避可能にホッパに接続されホッパ内の土砂を搬送車両の荷台に流下させる積載用パイプを備え、該積載用パイプの下端末を搬送車両の荷台の高さと搬送車両の最高高さとの間で昇降可能にする昇降駆動機構を付設したものである。このように構成することにより、大規模装置部分であるホッパを昇降させることなく、小規模装置部分である積載用パイプを積載空間に対して進出・退避させることになり、土砂を高所から落下させることなく搬送車両の荷台に積載することを図っている。ホッパは、寸胴形の共通の上部にテーパ形の複数の底部を組付けてなるものであり、ホッパの下方にはダンプトラック等の搬送車両が進入する積載空間が形成されている。搬送車両は、積載空間に対して複数の底部が並ぶ方向に進入し、停止している間に土砂の積載を受け、進入方向と同じ方向に退出する。
図9、図10は、本出願人が、特許文献1や特許文献2において既に提案しているような、複数のホッパユニットの並び方向とダンプカー等の運搬車両が進入・退出する方向とが同じ方向であるホッパ(以下、「縦並びホッパ」という)の一例を示す側面図及び斜視図である。なお、図10に示すホッパにおいては、図9に示した構成の一部を省略しているが、一部の構成については図9よりも詳細に図示している。
図9及び図10に示すように、ホッパ10は、土木工事現場で生ずる残土などの土砂を貯蔵するホッパ本体11と、ホッパ本体11を高所に支持するため基礎上に立設されている複数の支持脚12と、ホッパ本体11の上部開放端面を通して内部に土砂を投下し堆積させるベルトコンベア13とを備えている。ホッパ本体11の底部に配置される排出口ユニット22a,22b,22c(総称するときは符号22を用いる)には、土砂投下用の開閉自在の扉G1〜G3(総称するときは「G」を用いる)が設けられており、扉Gの開閉等を操作するために操作盤14が設置されている。支持脚12の上部には、縦横にフレームが組まれて成る水平梁23が設けられており、水平梁23上にホッパ本体11が載置される。支持脚12と水平梁23とで、ホッパ10と土砂等の収容物の荷重に耐える構造が構成されている。また、ホッパ10の下方には支持脚12と水平梁23に囲まれる空間が形成されており、この空間はダンプカーのような運搬車両Tが進入・退出可能とされる積載空間となっている。
ホッパ10は、扉G1〜G3の下方において積載土砂の均し機構15を備えている。この均し機構15は、運搬車両Tの荷台に投下されて積載された土砂を均すための均し装置17と、均し装置17を走行させるために支持脚12にほぼ水平の状態で且つ積載空間の車幅方向に離れて取付けられた平行な2本の支持機構18とを有している。さらに、ホッパ10は、ホッパ本体11の上端面において貯蔵土砂の均し機構16を備えている。この均し機構16は、ベルトコンベアからホッパ本体11の開放端面を通してホッパ本体11の内部に投下され、貯蔵された土砂を均すための均し装置19と、均し装置19を走行させるためにホッパ本体11の上端面にほぼ水平の状態で且つ長手方向に取付けられた平行な2本の支持機構20とを有している。均し装置19は、ベルトコンベア13を制御するための中央制御室において、テレビカメラでホッパの本体部の上部における土砂の堆積状況を観察しながら行われる。
運搬車両Tは、ホッパ10の下方に形成される積載空間に対して進入し、停車状態では荷台が使用する扉Gの真下に位置している。操作盤14での操作に基づいて一つ又は複数の扉Gが選択的に開かれ、ホッパ本体11の内部に貯蔵中の土砂が運搬車両Tの荷台に投下されて、土砂の荷台への積載が行われる。操作盤14から積載土砂の均し装置17が遠隔操作されることで、運搬車両Tの荷台における土砂の偏りが均される。
図9及び図10に示されたホッパ10は、ホッパ本体11のパーツとして3つに分割されたホッパユニット21a,21b,21c(総称するときは符号「21」を用いる)と、各ホッパユニット21にそれぞれ取り付けられていて土砂を排出する排出口ユニット22a,22b,22cを備えている。各排出口22は扉Gによって開閉される。ホッパ本体11は、ホッパユニット21、排出口ユニット22及び扉Gをそれぞれ3個一列に備えており、平面非真円形(長円形)となっている。両端のホッパユニット21a,21cを角筒形として、本体部11の全体を角筒形とすることも可能である。ホッパ本体11の剛性を高めるため、少なくとも一段の補強用の水平フランシ24と、水平フランシ24とホッパ本体11の外壁との間に固定配置された多数の縦リブ25が設けられている。ホッパ10は、水平梁23の上面に水平フランシ24を載せることで支えられる。ホッパ10はホッパユニット21が縦並びのホッパであるので、運搬車両Tは、ホッパユニット21(排出口ユニット22、扉G)が並ぶ方向に積載空間に進入・停止し、土砂の積載後、進入方向と同じ方向に退出する。
図10(a)に示すホッパ10においては、土砂等の収容物の貯溜量を増やすため、その上部に上乗せする態様で嵩上げ体30が組み付けられている。嵩上げ体30は、ホッパ本体11に似せて、複数のパネル31と縦横の筋材32を組み合わせて下方がやや窄み形の長円形の筒体に構成されている。嵩上げ体30の強度・剛性はホッパ本体11と比較すると低いものであるので、嵩上げ体30にまで土砂等を貯溜するとその収容物の内圧がパネル31に作用し、嵩上げ体30は外側に膨らむように変形しやすい。こうした変形に対抗するため、嵩上げ体30の開口部を横切る態様で筋材32間に連結棒33,33が架け渡されている。図10(b)には、扉Gを開閉する油圧シリンダ35が示されている。油圧シリンダ35は排出口ユニット22の外側壁に全体としては沿うように且つ回動自在に取り付けられており、ポート36a,36bへの油圧の供給を受けて作動する。油圧シリンダのピストンの先端部37が扉Gに取り付けられており、油圧シリンダ35の作動によって扉Gの開閉が制御される。
図11は、ホッパユニット21aとホッパユニット21bとの結合の様子を示す斜視図である。ホッパユニット21aとホッパユニット21bとの結合部位においては、それぞれ縦フランジ26,26が折曲げによって一体構成されて、又は溶接等の手段でホッパ側壁に対して強固に固定されて設けられている。縦フランジ26,26は、2条の水平フランジ24,24に対しても溶接で固定されている。また、縦フランジ26,26には、複数のボルト孔27(一部にのみ符号を付す)が位置を定めて形成されている。縦フランジ26,26は、ホッパユニット21のホッパ側壁に対して交差して外側に向って延びているので、ホッパユニット21aとホッパユニット21bを結合する際には、縦フランジ26,26は互いに面当たりし、整合したボルト孔27にボルトを通してナットで締め付けることで強固に結合される。結合形態はボルト・ナット締めであるので、ホッパ10を各ホッパユニット21に分解するのも容易である。
上記の各特許文献に開示されているホッパは、複数のホッパユニット21が一列に連結して組み立てられており、搬送車両がホッパに備わる複数の底部の下方に形成されている積載空間に対してその複数の底部が並ぶ方向に沿って進入する縦並び型式のホッパである。換言すると、複数のホッパユニット21は進入する搬送車両の長手方向に沿う方向に並んで設けられている。それゆえ、縦並び型式のホッパでは、その底部の全長さは車両長さの1〜2倍程度が通常であるので、土砂のホッパへの搬入量や搬入作業も考慮すると、積載空間に同時に進入可能な搬送車両は原則、1台に限定される。搬送車両が積載空間に停止している間にホッパの底部から排出される土砂が荷台に積載され、積載が終わった搬送車両は進入方向と同じ方向に前進又は後退して積載空間から退出する。運搬車両が積載空間に進入して後、土砂等の積載を完了して積載空間から出車するまで、次の運搬車両は待機せざるを得ず、ホッパの利用効率が高いとは言えない。また、積載の順番を待つ搬送車両の待機時間が長くなり、工事における積載作業期間が長くなるという不都合もある。
また、ホッパ内面形状は下窄みの形状であるため、ホッパ内部に収容された土砂の内圧は、土砂が水分を含むほど高くなる傾向もあって、ホッパの側壁はその高い内圧によって外側に膨らむように変形する。特に収容物の貯溜量を確保するためホッパ本体11の上部に嵩上げ体30を追加して組み立てる場合には、こうした変形は、ホッパ本体11と比べて強度・剛性が低い嵩上げ体30に顕著に現れ、作業現場毎に設置・分解を繰り返す中で、ホッパ本体11や嵩上げ体30の寿命を短くするという不都合も生じている。嵩上げ体30の変形に対向するため、図10に示したように、嵩上げ体30の上部開口を横切る態様で、対向する側壁間を連結棒33で連結することも行われているが、連結棒33はベルトコンベアからの土砂の投入の邪魔になり、貯蔵土砂の均し機構による土砂の均し作業の妨げにもなる。また、連結棒33には強い力が作用しやすく、連結棒33が曲がる等の不具合が生じることもあり、棒の太さに制約があると強度不足の状態にもなりやすい。
隣り合うホッパユニット同士が一列に接続されている縦並びのホッパの場合、各ホッパユニット、排出口ユニット、扉(ゲート)等に付設される各種装置の種類によっては、隣り合う排出口ユニット間又は排出口ユニット周りに充分な付設スペースが得られないことがある。図12には、こうした付設装置の例が示されている。図12(a)には、例えば、特許文献3に関連して、ホッパ内の土砂を搬送車両の荷台に流下させるため、排出口ユニットに付設される積載用パイプの例が示されている。ホッパ本体11に繋がる排出口ユニット102が、ホッパ本体11を載せる水平梁23の下方に位置するように配置されている。排出口ユニット102は、取付けパイプを介して接続される積載用パイプ104のために専用に小型化されており、しかもホッパユニット21の中心に対して偏って配置されている。排出口ユニット102を小型化し且つ位置をずらすことで水平梁23の下面に生じたスペースに、積載用パイプ104の下端末を搬送車両の荷台の高さに応じて昇降させる昇降駆動機構105が配置されている。昇降駆動機構105は、水平梁23に取り付けられたウィンチ106と、積載用パイプ104の下端末に取り付けられておりウィンチ106によって巻き取り又は繰り出されるチェーン107を備えており、昇降駆動機構105の動作によって積載用パイプ104の下端末を起伏させることを可能にしている。専用に小型化されていない通常の排出口ユニット22を用いるときには、排出口ユニット22の周りに昇降駆動機構105を設けるスペースが確保できないという問題がある。
また、搬送車両の荷台に積載する土砂が含水分量の多い土砂である場合、土砂積載時に排出口ユニットから排出される土砂が周囲に飛散するのを防止するために排出口ユニットを取り囲むように飛散防止カバーを取り付けることがある。図12(b)には、このような飛散防止カバー110の例が示されている。図示のように単一のホッパを用いる場合には、排出口ユニット22の周囲にスペースの余裕があるので、飛散防止カバー110を設けるのに特段の支障はないが、専用に小型化するなどせず通常の排出口ユニット22を並べる場合には、隣り合う排出口ユニット22の間に,互いに干渉無しに飛散防止カバー110を設けることができる程度に充分広いスペースを確保できないという問題がある。
更に、排出口ユニットの下端に扉に代えてスクリューコンベヤを直結配設し、スクリューコンベヤから土砂を定量排出する搬出装置が用いられることある。図12(c)には、このようなスクリューコンベヤ121を備えた定量搬出装置120の例が示されている。図示のように単一のホッパユニット21を用いる場合には、飛散防止カバー110の場合と同様、排出口ユニット22の周囲にスペースの余裕があるので、定量搬出装置120を設けるのに特段の支障はない。複数のホッパユニット21を一列に並べて、各定量搬出装置120から排出される土砂を縦並びに沿って延びる一つのベルトコンベヤ122で順次受け取って、ベルトコンベヤ122にて土砂を一括搬出することがある。スクリューコンベヤ121は排出口ユニットの並び方向に長尺な構造であるので、このような場合、専用に小型化するなどせず通常の排出口ユニット22を用いるときには、隣り合う排出口ユニット22の間には、互いに干渉無しにスクリューコンベヤ121を付設するのに充分なスペースが確保できないという問題がある。
特許第2984533号公報 特開2001−287835号公報 特開2004−182412号公報
そこで、従来、隣り合うホッパユニット同士が直接に接続されているホッパの場合には、各ホッパユニット等に付設される各種装置の種類によっては、隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りにスペースが充分な付設スペースとなっていないことがあること、また、ホッパユニットがトラック等の搬送車両の長手方向に沿う方向に並設されていたホッパでは搬送車両がホッパユニットの並び方向に対して交差する方向には出入りできないという問題点に着目して、ホッパの構成部品のユニット化の利点を最大限に活かしつつ、必要な排出口間又は各排出口ユニットの周りについて充分なスペースの確保を図る点で、解決すべき課題がある。
また、ホッパ上部に嵩上げ体を追加して設ける場合には、土砂等の収容物を収容した際に、嵩上げ体の側壁が膨らむように変形する傾向があるが、こうした変形に対して充分に対抗できるように、ホッパの剛性を高めるための解決策も求められている。
この考案の目的は、上記課題を解決することであり、隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースとして充分に確保されていないことがある場合には、ホッパの構成部品のユニット化の利点を維持しつつ、そうした排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りに充分なスペースの確保することを可能にするホッパを提供することである。
また、一部又はすべての隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りに充分なスペースの確保することで、各ホッパユニット等に各種装置を互いに支障なく付設することを可能にし、また、搬送車両が複数のホッパユニットの並び方向に対して交差する方向に積載空間に出入り可能として同時に複数台の運搬車両への土砂等の収容物の積載を可能にするホッパを提供することである。
また、ホッパ上部に嵩上げ体を追加して設ける場合には、嵩上げ体の側壁が膨らむような変形に対抗することができるホッパを提供することである。
更に、複数のホッパユニットが並設されていた並び方向に沿って搬送車両がホッパ下方の積載空間に進入可能な縦並び型式に構成されているホッパの当該ホッパユニットをそのまま転用して、搬送車両が複数のホッパユニットの並び方向に対して交差する方向に出入り可能となる横並び型式のホッパを提供することである。
上記の課題を解決するため、この考案によるホッパは、複数のホッパユニットが並べて構成されていて、当該ホッパユニットの下側にそれぞれ設けられる排出口ユニットを通して収容物を排出可能なホッパにおいて、当該隣り合う前記排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースを広げるため、一部又はすべての隣り合う前記ホッパユニット間にスペーサユニットを介在させて前記ホッパユニットが一列に連結されたホッパ本体が組み立てられており、前記ホッパ本体の内部には、前記収容物が連続して貯溜可能であることを特徴としている。
このホッパによれば、一部又はすべての隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させてホッパユニットを一列に連結してホッパ本体が組み立てられているので、ホッパ本体の内部には収容物を連続して貯溜可能であるとともに、スペーサユニットが介在される隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースを広げることができる。したがって、ホッパユニット、スペーサユニット及び排出口ユニットに具現されているように装置のユニット化の利点を維持しつつ、隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースが広げられ、ホッパに求められる寸法上の種々の要請に応えることができる。
このホッパにおいて、前記ホッパユニットは、組み立てたときに前記ホッパの周側壁の互いに向い合う一部を形成するとともに前記排出口ユニットに至る窄み傾斜面を形成するホッパ側壁部と、互いに向い合う前記ホッパ側壁部を連結するとともに前記排出口ユニットに至る窄み傾斜面を形成するホッパ連結側壁部とを備えており、前記スペーサユニットは、組み立てたときに前記ホッパ側壁部に連なり且つ前記ホッパの周側壁の互いに向い合う一部を形成するスペーサ側壁部と、互いに向い合う前記スペーサ側壁部を連結するとともに当該スペーサユニットを挟む両側の前記ホッパユニットの前記ホッパ連結側壁部に繋がる三角屋根状のスペーサ傾斜壁とを備えているとすることができる。このホッパによれば、隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させて一列に連結して組み立てるとき、ホッパの周方向についてはホッパ側壁部はスペーサ側壁部を介して連なって排出口ユニットに至る周側壁を形成し、ホッパを横切る方向についてはホッパ連結側壁部とスペーサ傾斜壁とが連続的に繋がる。隣り合うホッパユニット間に介在されるスペーサユニットによって一列に連結して組み立てられるホッパ本体の内部には、土砂等の収容物が収容される貯溜空間が連続して形成されるが、窪みや凹部のような滞留する部分は無いので、収容物は扉(ゲート)の開きに伴って排出口に向って流れていく。
このホッパにおいて、前記ホッパユニットと前記スペーサユニットは、それぞれ側端に形成されており且つ互いに突き合わせられる縦フランジ同士の締結によって、又は前記縦フランジ同士の結合に加えて、それぞれに設けられる水平フランジの端部同士の締結によって、互いに結合することができる。ホッパユニットとスペーサユニットのそれぞれ側端に形成されている縦フランジ同士を締結する、又はそれに加えて水平フランジの端部同士を締結することで、ホッパユニットとスペーサユニットとを容易に組み立てることができ、また分解も容易となる。水平フランジの端部同士を締結することでホッパユニットとスペーサユニットとの結合が一層強化され、ホッパの収容物の内圧によってホッパが膨らむように変形するのに対抗することができる。締結すべき水平フランジの端部同士の構造としては、例えば、欠け継ぎ構造を採用することができ、水平フランジの端部同士の締結を強固なものにすることができる。
このホッパにおいて、一列に連結して組み立てられる前記ホッパユニットのうち両端に配置される前記ホッパユニットは、外に向って凸状に湾曲した側壁部を備える湾曲ホッパユニット、又はコ字状に並んで配置された側壁部を備える角形ホッパユニットであるとすることができる。両端に配置されるホッパユニットについては、湾曲ホッパユニットとして内圧のバランスを図ることも、また、角形ホッパユニットとして収容物の収容量の確保を図ることもできる。
このホッパにおいて、前記ホッパの上部には、前記収容物の貯溜量を確保するため、前記ホッパの周壁に沿って上乗せされ且つ環状に延びる嵩上げ体が設けられており、前記嵩上げ体は、前記収容物による内圧に対抗するため、前記スペーサユニットの前記三角屋根状のスペーサ傾斜壁の内部を通して設けられている補強部材によって外側から支えることができる。嵩上げ体は比較的軽量に構成されるので、収容物が嵩上げ体にまで貯溜されると、嵩上げ体がその内圧によって外側に膨らむように変形しやすい。スペーサユニットの三角屋根状のスペーサ傾斜壁の内部を利用して、当該内部を通して設けられている補強部材によって嵩上げ体を外側から支えることで、外側に膨らむような変形をしないように内圧に対抗する。補強部材は、ホッパ内の貯溜空間を横切る態様で設けられていないので、土砂等の収容物の流れを妨げることがない。
この嵩上げ体の変形を補強部材で防止するホッパにおいて、前記補強部材は、前記スペーサユニットの前記三角屋根状のスペーサ傾斜壁の内部を通して延びる連結部材と、当該連結部材の両端部にそれぞれ連結されていて前記嵩上げ体の外側を支える支え部材とを備えることができる。連結部材や支え部材の形態によって、補強部材を種々の形態に構成することができる。この場合、例えば、一つの前記連結部材に対して連結される前記支え部材を前記嵩上げ体の周方向両側に延ばして嵩上げ体の外側を広い範囲で支えることができる。また、一つの前記ホッパユニットについて、前記支え部材を隣り合う二つの前記連結部材に連結されてホッパユニットを巡るループに形成することもできる。更に、前記支え部材を前記嵩上げ体の外側周囲を取り巻く支えリングに形成し、前記支えリングは前記連結部材の両端部において連結することもできる。
また、この考案によるホッパにおいて、前記ホッパは、前記ホッパユニット及び前記スペーサユニットの下方に、運搬車両が進入・退出可能な積載空間が形成されており、前記積載空間に進入する前記運搬車両に前記排出口ユニットを通して前記収容物を排出するホッパであって、一部又はすべての隣り合う前記ホッパユニット間に介在される前記スペーサユニットによって、該当する積載空間には前記運搬車両の車幅に対応する幅が確保されることを特徴としている。
このホッパによれば、一部又はすべての隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させてホッパユニットを一列に連結して組み立てており、該当する積載空間には運搬車両の車幅に対応する幅が確保されている。したがって、運搬車両は積載空間に対してホッパユニットの並び方向に対して交差する方向に進入可能となる。複数のホッパユニットが一列に連結して組み立てられるその列方向に運搬車両が進入する縦並び型式のホッパでは、同時に進入できる運搬車両が実質的に1台に限定されるが、本考案のホッパによれば、スペーサユニットが介在されて運搬車両の車幅に対応する幅が確保された積載空間については、ホッパユニットの列に対して交差する方向から運搬車両が進入可能であるので、複数の運搬車両が積載のためにホッパを同時に利用可能となる。
このホッパにおいて、前記横並び型式のホッパユニットは、前記運搬車両が複数のホッパユニットの一列並び方向に沿って前記積載空間に進入する縦並び型式のホッパを構成する当該複数のホッパユニットが転用されたものであるとすることができる。ホッパユニットをそのまま転用し、ホッパユニット間にスペーサユニットを追加するのみで、縦並び型式に構成されていたホッパを横並び型式に構成することができ、ホッパが設置される現場の状況に合わせた構造を備えたホッパを提供することができる。
このホッパにおいて、一部又はすべての前記排出口ユニットに関連して各種装置が付設されており、当該排出口ユニットに対応する前記ホッパユニットとその隣り合う前記ホッパユニット間に介在される前記スペーサユニットによって、当該隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りに前記各種装置の付設のためのスペースを確保することができる。各種装置としては、例えば、排出口ユニットに接続される積載用パイプの下端末を搬送車両の荷台の高さに応じて昇降させる昇降駆動機構、排出される土砂が周囲に飛散するのを防止するために排出口ユニットの周りに取り付けられる飛散防止カバー、或いは排出口ユニットの下端に直結配設されるスクリューコンベヤが挙げられる。関係する隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させることによって、該当する排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りに各種装置を付設するための充分なスペースを確保することができる。
この考案によるホッパは、上記のように、一部又はすべての隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させてホッパユニットが一列に連結されたホッパ本体が組み立てられており、ホッパ本体の内部には、収容物が連続して貯溜可能であって、隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースを広げているので、ホッパユニット、スペーサユニット及び排出口ユニットのように装置のユニット化の利点を維持しつつ、隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースが広げられ、ホッパに求められる寸法上の種々の要請に応えることができる。
また、隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させてホッパユニットを一列に連結して組み立てているので、隣り合う排出口ユニット間のスペースが広がり、各ホッパユニット毎に積載空間に進入する運搬車両の車幅に対応する間隔が確保される。したがって、運搬車両は一列に連結して組み立てられる各ホッパユニットの積載空間に対して、ホッパユニットの並び方向に対して交差する方向に進入可能となる。複数のホッパユニットが一列に連結して組み立てられるその列方向に運搬車両が進入する縦並び型式のホッパでは、同時に進入できる運搬車両が実質的に1台に限定されるが、本考案によれば、複数のホッパユニットが組み立てられる並び方向に対して交差する方向から運搬車両が進入可能となり、同時に複数台の運搬車両が土砂等の収容物の積載することができるホッパが提供される。また、隣り合うホッパユニット間にスペーサユニットを介在させることによって、該当する排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りに各種装置を付設するための充分なスペースを確保することができる。
また、ホッパ上部に嵩上げ体を追加して設ける場合には、スペーサユニット内部の空間を利用して補強部材を配設することにより、嵩上げ体の側壁が膨らむような変形に対抗するように剛性を高めた構造を備えたホッパを提供することができる。
更に、本考案のホッパによれば、複数のホッパユニットが並設されていた並び方向に沿って搬送車両がホッパ下方の積載空間に進入可能な縦並び型式に構成されているホッパの当該ホッパユニットをそのまま横並び型式のホッパユニットとして転用可能であるので、ホッパの構成部品のユニット化の効果を最大限に引き出して、搬送車両が複数のホッパユニットの並び方向に対して交差する方向に出入り可能となる横並び型式のホッパを提供することができる。
図1は、本考案によるホッパの一実施例を示す正面図である。 図2は、図1に示すホッパの側面図である。 図3は、図1及び図2に示すホッパの上面図である。 図4は、図1〜図3に示すホッパに用いられているスペーサユニットを示す斜視図である。 図5は、ホッパの上端に付加される嵩上げ体の内圧対抗手段としての補強部材の一例を示す斜視図である。 図6は、内圧対抗手段としての補強部材の別例を示す斜視図である。 図7は、内圧対抗手段としての補強部材の更に別例を示す斜視図である。 図8は、本考案による各種装置の付設に対応したホッパの例を示す概略図である。 図9は、従来のホッパの一例を示す側面図である。 図10は、図9に示すホッパの主要な構造を示す斜視図である。 図11は、図9に示すホッパのフランジ結合を示す斜視図である。 図12は、各種装置が付設されるホッパの従来例を示す概略図である。
以下、添付した図面に基づいて、この考案によるホッパの実施例を説明する。本考案によるホッパの一実施例が図1〜図3に示されている。図1は、本考案によるホッパの実施例を示す正面図であり、図2は図1(a)に示すホッパの側面図である。また、図3は図1(a)及び図2に示すホッパの上面図であるが、上部の嵩上げ体の図示を省略している。本実施例によるホッパはホッパユニットが横一列に並ぶ横並び型式のホッパであるので、ダンプカーのような運搬車両は、ホッパユニットが並ぶ方向に対して直交する方向からもホッパ下方の積載空間に進入・退出可能である。
図1(a)に示す本実施例であるホッパ40において、ホッパユニット、支持脚、ベルトコンベア、操作盤、積載土砂の均し機構、貯蔵土砂の均し機構及び扉自体については、それら自体の構造は図9〜図11において従来の縦並び型式のホッパ10で示した各構造と同等のものであってよいので、これらの構造にはホッパ10で用いた符号をそのまま用いる(支持脚12、ベルトコンベア13、操作盤14、積載土砂の均し機構15、貯蔵土砂の均し機構16、ホッパユニット21a,21b,21c、排出口ユニット22a,22b,22c、扉G1〜G3等)。
縦並び型式のホッパユニット21a,21b,21c(総称するときには符号21を用いる)をそのまま連続で並べて横並び型式のホッパとするだけでは、横に並んで進入する運搬車両T,T間に充分な間隔を確保できない。そこで、本考案では、隣り合うホッパユニット21a,21b間及びホッパユニット21b,21c間にそれぞれスペーサユニット42a、スペーサユニット42b(総称するときには符号42を用いる)を介在させて、ホッパ本体41を構成している。ホッパ本体41は、その内部において土砂等の収容物が連続して貯溜できるようにするとともに、横に隣り合う運搬車両T,T間に充分な間隔を提供している。ホッパ本体41の上部には、嵩上げ体60が追加されている。また、ホッパユニット21の底端には、排出口ユニット22が分解可能に結合されている。
ホッパユニット21a,21cは両端のホッパユニットであってユニット化されている。中間位置のホッパユニット21b及びスペーサユニット42a,42bについても、それぞれ一定幅を有するものとしてユニット化されている。本例では、両端のホッパユニット21a,21cを含めて3つのホッパユニット21と二つのスペーサユニット42を用いているが、ホッパユニット21とスペーサユニット42を交互に並べていくことで、横並びの並び数を更に増やすことも可能である。ホッパユニット21とそれに隣接するスペーサユニット42との間の結合は、基本的には、ホッパユニット21の縦フランジ26とスペーサユニット42の縦フランジ58とをボルト・ナットで締め付ける構造を援用することによって行う(縦フランジ26については図11を参照、縦フランジ58については図4を参照)。また、ホッパ本体41は、支持脚12に対して縦横にビームが組み付けられてフレーム構造に構成された水平梁43に載置されて支持される。
ホッパユニット21a,21b,21cは、図3に示すように、それぞれ、繋げられたときに周壁の一部を構成するホッパ側壁部51a,51b,51c(以下、単に「側壁部」という。また、総称するときは符号51を用いる)を備えている。側壁部51a,51cは、両端のホッパユニット21a,21cの側壁部であり、外に向って凸状に湾曲した側壁部となっている。中央のホッパユニット21bを含めて、側壁部51a〜51cの内側面は、土砂が滞留することなくスムーズに排出されるように滑らかな平面となっている。側壁部51a〜51cの上側部分は、従来の縦並び型式のホッパ10で示した構造と同様に、外壁面側が水平フランジ24,24と複数の縦リブ25とによって外向きに開いたボックス状に並んだ強化構造となっている。ボックス状の強化構造は剛性を高めており、内部に貯溜する土砂等の収容物の内圧によって外側に膨らまないような耐圧構造となっている。側壁部51a〜51cの下側部分は、外壁面側に、排出口ユニット22に設けられる扉G1〜G3を開閉するための油圧シリンダ35が配設されている。
また、両端のホッパユニット21a,21cの場合、側壁部51a,51cと残り一方のホッパ連結側壁部52a,52c(以下、単に「連結側壁部」という。総称するときは符号52を用いる。)が排出口ユニット22a,22cに繋がる下開口53a,53cを囲んでいる。中間位置のホッパユニット21bの場合、向かい合う二つの側壁部51b,51bが離れているので、これらの側壁部51b,51bを連結することからも、連結側壁部52b,52bが側壁部51b,51bと繋がって、側壁部51b,51bと共に排出口ユニット22bに繋がる下開口53bを囲んでいる。なお、両端のホッパユニット21a,21cについては、図3に一部を想像線で示すように、側壁部の上縁を水平梁43の輪郭に沿った角形ホッパユニットとし、湾曲形状の側壁部51a,51cをそれぞれ、二つの対向する側壁部51d,51eとそれらを連結する一つの連結側壁部51fとから構成されこれら側壁部がコ字状に並ぶ配置としてもよい。角形の側壁部51d,51e,51fであれば、構造が簡素になるとともに土砂貯蔵量も多くすることができる。
図1(b)には、本考案の別の実施形態が示されている。図で最も左側及び中央の積載空間については、運搬車両Tは図1(a)に示す形態と同様の形態で利用可能であるが、図で右側の積載空間については、図9に示すような従来の縦並び型式での形態で利用している。本考案では、ホッパの設置環境や運搬車両の出入りのルート等、現場の状況に応じた多様な組合せ・利用形態が可能である。なお、本実施例では、すべてのホッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させたが、必ずしもすべてのホッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させる必要はなく、組合せや利用形態に応じて隣り合う排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りについてスペースを広げる必要があるホッパユニット21間についてスペーサユニット42を介在させることができる。
次に、スペーサユニットの構造について説明する。図4は、図1〜図3に示すホッパに用いられているスペーサユニットの例を示す図である。図4(a)に示すように、スペーサユニット42は、隣り合う両ホッパユニット21,21の側壁部51,51に対して内面が面一で滑らかに連なる一対の対向するスペーサ側壁部(以下、側壁部という)54,54を備えている。側壁部54,54は、側壁部51と同様、下方向ほど互いに接近する方向に傾斜している。一対の側壁部54,54間には、鋼板を三角屋根状に折り曲げて形成されているスペーサ傾斜壁部(以下、傾斜壁部という)55が架け渡されている。傾斜壁部55の斜面は、隣接する両ホッパユニット21の連結側壁部52a,52b(或いは52b,52c)に対して連続して連なっている。スペーサユニット42の三角屋根状の傾斜壁部55の稜線56は、ホッパ本体41の高さの範囲内にあればよい。稜線56が高い位置にある場合の傾斜壁部55の一部を想像線で示している。
スペーサユニット42の両側端にはそれぞれ縦フランジ58が形成されている。縦フランジ58は、側壁部54の側端部及び傾斜壁部55の下端部を折り曲げて形成してもよく、また、側壁部54の側端部及び傾斜壁部55の下端部に例えばL形材を溶接やリベット等に適宜固着手段によって取り付けて設けてもよい。ホッパ40の組立ての際、スペーサユニット42の縦フランジ58,58は、隣接する両ホッパユニット21,21の側壁部52,52の縦フランジ26,26と突き合わせ状態になる。突き合わされた縦フランジ26,58において整列したボルト孔27,59(一部のみに符号を付す)にボルトを通しナットを締め付けることで、スペーサユニット42は、隣のホッパユニット21,21に対して分解可能ではあるが強固に結合することができる。
ホッパユニット21とスペーサユニット42の側壁部51,52同士を結合する手段として、縦フランジ26,58同士をボルト・ナットで締め付ける構造を用いると説明したが、土砂の内圧に起因したホッパ40の膨らみ変形に対抗する構造として、水平フランジについて、平面図である図4(b)及び断面図である図4(c)に示すような構造を用いることもできる。この構造は、ホッパユニット21の水平フランジ24とこれに対応して設けられているスペーサユニット42の水平フランジ57を、縦フランジ26,58同士の結合に優先して、互いに突き合わせて接続するものである。隣接する水平フランジ24,57の突き合わせは、水平フランジ24,57を相欠き継ぎ構造57aとし、平板材又はL形材からなる締結金具57bを介して互いに結合させ、締結金具57bを用いた結合には、ボルト・ナット57cのような固着手段を用いて分解可能とするのが好ましい。水平フランジ24,57の相欠き継ぎ構造57aの部分を除く側壁部54の側端部及び傾斜壁部55の下端部では、図4(a)の場合と同様に、縦フランジ26,58同士がボルト・ナットで締め付けられる。したがって、ホッパユニット21とスペーサユニット42は、水平フランジ24,57同士の直接結合によって周方向に閉じた結合構造が得られ、ホッパ40の膨らみ変形に対抗して更に強固となっている。
貯蔵土砂の均し機構16は、横並び型式のホッパであっても、ホッパユニットがスペーサユニットを介して並ぶ方向と平行な方向に作動するように、そのまま適用される。均し機構16については、レーキのような均し部材をホッパユニットの並び方向に移動させる型式のもの、或いはコンベヤの排出端位置をホッパユニットの並び方向に移動させる型式のものでもよい。
ここで、主要な寸法要素、即ち、図1(a)に示す両側にスペーサユニット42が介在しているホッパユニット21に関して、各横幅を次のように定義する。
Ws:スペーサユニット42の横幅
Wt:運搬車両Tの横幅
Wm:隣りに進入した運搬車両との間の安全間隔(支柱12及び操作盤14の幅寸法は Wm未満)
Wh:ホッパユニット21の横幅
とすると、スペーサユニットの横幅は、次の式で与えられる。
Ws=Wt+Wm−Wh
ホッパ40の上部には、収容物の貯溜量を確保するため、ホッパ40の周壁に沿って上乗せされた環状の嵩上げ体60が設けられている。嵩上げ体60において土砂を嵩高く貯溜した場合、嵩上げ体60が土砂等の収容物の内圧を受けて外側に膨らような変形をしやすい。こうした変形に対向するため、ホッパ40には内圧対抗手段としての補強部材が設けられている。図5〜図7は、この補強部材の例を示す斜視図である。なお、図5についてはホッパ40を支える支持脚12や水平梁43を省略している。また、図6及び図7については、嵩上げ体60についてのみ図示している。なお、図5〜図7に示す例では、従来の嵩上げ体30の場合と同様に、連結棒33,33が設けられており、本考案による補強部材と協働して、嵩上げ体60の補強作用を一層高めている。
図5に示すように、収容物による内圧に対抗する補強部材70は、スペーサユニット42a,42bの三角屋根状の傾斜壁部55a,55bの内部空間を通して横設されている連結部材としての連結棒71a,71bと、連結棒71a,71bの両端部にそれぞれ連結されていて縦(上方)に延びており嵩上げ体60の外側を支える支え部材としての支え棒72a,72bとを備えている。連結棒71a,71bは、傾斜壁部55a,55bの内部空間を通して設けられているので、土砂等の収容物に晒されることはなく、したがって、収容物の流れを妨げる、或いは収容物の力によって曲がることもない。支え棒72a,72bの上端は、嵩上げ体60の最上部の筋材62に対して適宜の金具73a,73bを介して取り付けられている。支え棒72a,72bは、嵩上げ体60の中間高さの筋材に対しても適宜の金具で連結させてもよい。収容物による内圧によって嵩上げ体60が外側に膨らむような変形をしようとするときには、支え棒72a,72bを介して連結棒71a,71bがそうした変形に対抗する。連結棒71や支え棒72は、丸棒や角棒のような中実棒材、パイプ材、断面L形のような型材等の適宜の棒材を用いることができる。
図5に示すように、連結棒71a,71bのそれぞれに関して、縦の支え棒72a及び72bの上端には、嵩上げ体60の周方向両側に沿って延びる横棒74a,74bを追加して連結することができる。横棒74a,74bが、広い範囲に亙って嵩上げ体60の上部周方向の領域を支えることができる。
図6には、別形態の補強部材80が示されている。補強部材80は、補強部材70の場合の連結棒71a,71bと同様の連結棒81a,81bを備えている。連結棒81a,81bの先端部間には、支え棒72a,72bと同様に嵩上げ体60の上部に向かう縦棒部分82a,82bと、嵩上げ体60の上部の筋材62に沿って棒部分82a,82bと一体となって接続する横棒部分82cとからなる支え棒82が架設されている。横棒部分82cが嵩上げ体60の上部を広い範囲で支えている。補強部材80は、ホッパユニット21bについて、その周囲を巡るループに形成されているので、ループ形状を保ち、高い補強作用を得ることができる。図5に示す例の場合と同様に、縦棒82a,82bを嵩上げ体60の中間高さの筋材に対して適宜の金具で連結させてもよい。
図7には、別形態の補強部材90が示されている。補強部材90は、補強部材70の場合の連結棒71a,71bと同様の連結棒91a,91bを備えている。連結棒91a,91bの先端部には、支え棒72a,72bと同様に、嵩上げ体60の上部に向かう縦棒部分92a,92bが取り付けられている。支え部材として、嵩上げ体60の上部の筋材62に沿ってその外側を取り巻く押えリング93が形成されており、棒部分92a,92bの上端が適宜の金具94a,94bを介して連結されている。補強部材90は、押えリング93が嵩上げ体60の上部周囲を外側から環状に支えるので、リング形状を保ち、高い補強作用を得ることができる。図5に示す例の場合と同様に、縦棒92a,92bを、嵩上げ体60の中間高さの筋材に対して適宜の金具で連結させてもよい。
本考案の実施例としてホッパユニットが一列にのみ並ぶ横並びホッパについて説明したが、そのようなホッパではダンプカー1台に対して扉Gが一つとなるので、積載効率が悪いとされる場合があり得る。こうした場合には、本ホッパ40を二列以上に並べたホッパとして(ホッパユニットとしては行列配置となる)1台のダンプカーに対して二つ以上のホッパユニットから土砂等の収容物を積載するようにしてもよい。
本考案においては、隣り合うホッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させているので、ホッパユニット21から排出された土砂等の収容物が、運搬車両の荷台において、スペーサユニット42の直下の部分に回り込み難い傾向がある。そこで、ホッパの扉G下方には、図1及び図2に示したような、ダンプカーに投入した土砂等の収容物を均す積載土砂の均し装置15を設けることが均一な積載にとって有効である。積載土砂の均し機構15については、運搬車両の長手方向に作動させるのが好ましいので、利用形態に応じて各ホッパユニット21a〜21c毎に作動方向を選定して配設される。
図8には、本考案による各種装置の付設に対応したホッパの例が、図12に示す付設装置に対応して、概略図として示されている。本実施例によれば、各ホッパユニット、排出口ユニット、扉(ゲート)等に各種装置を付設する場合にも、隣り合う排出口ユニット22間又は排出口ユニット22の周りに充分な付設スペースが得られる。図8(a)には、ホッパ内の土砂を搬送車両の荷台に流下させるため、排出口ユニット22に積載用パイプが付設される例が示されている。積載用パイプ104の下端末を起伏させるための昇降駆動機構105は、図12(a)に示すものと同様であるので、同じ符号を付すことで再度の詳細な説明を省略する。ホッパ本体11に繋がる排出口ユニット22は、専用に小型化されたものではなく、通常の大きさである。隣り合うホッッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させることで、水平梁23の下面において排出口ユニット22の周りに充分広いスペースを確保でき、そのスペースに、積載用パイプ104の下端末を搬送車両の荷台の高さに応じて昇降させる昇降駆動機構105が配置可能となっている。
図8(b)は、図12(b)に対応した図であって飛散防止カバーを設けた例を示している。搬送車両の荷台に積載する土砂が含水分量の多い土砂である場合、土砂積載時に排出口ユニット22から排出される土砂がその周囲に飛散するのを防止するために排出口ユニット22の周りに飛散防止カバー110が取り付けられる。隣り合うホッッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させることにより、専用に小型化するなどせず通常の排出口ユニット22を並べる場合であっても各排出口ユニット22の周りに充分広いスペースを確保できるので、隣の飛散防止カバー110と互いに干渉することなく飛散防止カバー110を設けることができる。
図8(c)は、図12(c)に対応した図であってスクリューコンベヤを用いた定量搬出装置を設けた例を示している。排出口ユニット22の下端には、扉Gの代わりにスクリューコンベヤ121を直結配設し、スクリューコンベヤ121からベルトコンベヤ122に土砂を定量排出する定量搬出装置120が用いられることある。スクリューコンベヤ121は排出口ユニット22の並び方向に長尺な構造であるが、隣り合うホッッパユニット21間にスペーサユニット42を介在させることにより、専用に小型化するなどせず通常の排出口ユニット22を用いるときであっても、隣り合う排出口ユニット22,22間には充分広いスペースを確保することができる。したがって、隣り合う排出口ユニット22,22には、それぞれ互いの干渉などの特段の支障なく、スクリューコンベヤ121,121を付設することができる。複数のホッパユニット21を一列に並べて、各定量搬出装置120から排出される土砂を縦並びに沿って延びる一つのベルトコンベヤ122で順次受け取って土砂を一括搬出することができる。
本考案のホッパの実施例として、収容物が残土などの土砂である場合を例にとって説明した。しかしながら、収容物は土砂に限らず、穀物、セメントなど適宜な粒体や、粉体などの場合にも本考案によるホッパを適用できることは明らかである。
また、土砂などの収容物をホッパ本体内に搬入する手段としてベルトコンベアを利用した例をとって本考案を説明した。しかしながら、このホッパ本体内に土砂などを搬入する手段としては、ベルトコンベアの代わりに、クレーンに吊り下げたバケットに残土などの土砂を入れて、地上からホッパの本体内部まで直接搬送するなどの他の搬入手段を採用することもできる。
10 ホッパ 11 ホッパ本体
12 支持脚 13 ベルトコンベア
14 操作盤
15 積載土砂の均し機構 16 貯蔵土砂の均し機構
17 積載土砂の均し装置 18 支持機構
19 貯蔵土砂の均し装置 20 支持機構
21a,21b,21c ホッパユニット
22a,22b,22c 排出口ユニット 23 水平梁
24 水平フランシ 25 縦リブ
26 縦フランジ
30 嵩上げ体 31 パネル
32 筋材 33 連結棒
35 油圧シリンダ 36a,36b ポート
37 先端部
40 ホッパ 41 ホッパ本体
42a,42b スペーサユニット 43 水平梁
51a,51b,51c,51d,51e,51f ホッパ側壁部
52a,52b,52c ホッパ連結側壁部 53a,53b,53c 下開口
54a,54b スペーサ側壁部
55a,55b スペーサ傾斜壁部 56 稜線
57 水平フランジ 57a 欠き継ぎ構造
57b 締結金具 57c ボルト・ナット
58 縦フランジ 59 ボルト孔
60 嵩上げ体
70 補強部材 71a,71b 連結棒
72a,72b 支え棒 73a,73b 金具
74a,74b 横棒
80 補強部材 81a,81b 連結棒
82 支え棒 82a,82b 縦棒部分
82c 横棒部分
90 補強部材 91a,91b 連結棒
92a,92b 縦棒部分 93 押えリング
94a,94b 金具
102 排出口ユニット 104 積載用パイプ
105 昇降駆動機構 106 ウィンチ
107 チェーン
110 飛散防止カバー
120 定量排出装置 121 スクリューコンベヤ
122 ベルトコンベヤ
G1〜G3 扉(ゲート)
T 運搬車両

Claims (12)

  1. 複数のホッパユニットが並べて構成されていて、当該ホッパユニットの下側にそれぞれ設けられる排出口ユニットを通して収容物を排出可能なホッパにおいて、
    当該隣り合う前記排出口ユニット間又は各排出口ユニットの周りのスペースを広げるため、一部又はすべての隣り合う前記ホッパユニット間にスペーサユニットを介在させて前記ホッパユニットが一列に連結されたホッパ本体が組み立てられており、
    前記ホッパ本体の内部には、前記収容物が連続して貯溜可能であることを特徴とするホッパ。
  2. 前記ホッパユニットは、組み立てたときに前記ホッパの周側壁の互いに向い合う一部を形成するとともに前記排出口ユニットに至る窄み傾斜面を形成するホッパ側壁部と、互いに向い合う前記ホッパ側壁部を連結するとともに前記排出口ユニットに至る窄み傾斜面を形成するホッパ連結側壁部とを備えており、
    前記スペーサユニットは、組み立てたときに前記ホッパ側壁部に連なり且つ前記ホッパの周側壁の互いに向い合う一部を形成するスペーサ側壁部と、互いに向い合う前記スペーサ側壁部を連結するとともに当該スペーサユニットを挟む両側の前記ホッパユニットの前記ホッパ連結側壁部に繋がる三角屋根状のスペーサ傾斜壁とを備えていること
    を特徴とする請求項1に記載のホッパ。
  3. 前記ホッパユニットと前記スペーサユニットは、それぞれ側端に形成されており且つ互いに突き合わせられる縦フランジ同士の締結によって、又は前記縦フランジ同士の結合に加えて、それぞれに設けられる水平フランジの端部同士の欠け継ぎ構造の締結によって、互いに結合されていることを特徴とする請求項2に記載のホッパ。
  4. 一列に連結して組み立てられる前記ホッパユニットのうち両端に配置される前記ホッパユニットは、外に向って凸状に湾曲した側壁部を備える湾曲ホッパユニット、又はコ字状に並んで配置された側壁部を備える角形ホッパユニットであることを特徴とする請求項2又は3に記載のホッパ。
  5. 前記ホッパの上部には、前記収容物の貯溜量を確保するため、前記ホッパの周壁に沿って上乗せされ且つ環状に延びる嵩上げ体が設けられており、
    前記嵩上げ体は、前記収容物による内圧に対抗するため、前記スペーサユニットの前記三角屋根状のスペーサ傾斜壁の内部を通して設けられている補強部材によって外側から支えられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のホッパ。
  6. 前記補強部材は、前記スペーサユニットの前記三角屋根状のスペーサ傾斜壁の内部を通して延びる連結部材と、当該連結部材の両端部にそれぞれ連結されていて前記嵩上げ体の外側を支える支え部材とを備えていることを特徴とする請求項5に記載のホッパ。
  7. 一つの前記連結部材に対して、前記支え部材が前記嵩上げ体の周方向両側に延びて連結されていることを特徴とする請求項6に記載のホッパ。
  8. 一つの前記ホッパユニットについて、前記補強部材は、前記支え部材が隣り合う二つの前記連結部材に連結されていてループに形成されていることを特徴とする請求項6に記載のホッパ。
  9. 前記支え部材が前記嵩上げ体の外側周囲を取り巻く押えリングに形成されており、前記押えリングは前記連結部材の両端部において連結されていることを特徴とする請求項6に記載のホッパ。
  10. 前記ホッパは、前記ホッパユニット及び前記スペーサユニットの下方に、運搬車両が進入・退出可能な積載空間が形成されており、前記積載空間に進入する前記運搬車両に前記排出口ユニットを通して前記収容物を排出するホッパであって、
    一部又はすべての隣り合う前記ホッパユニット間に介在される前記スペーサユニットによって、該当する積載空間には前記運搬車両の車幅に対応する幅が確保されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のホッパ。
  11. 前記横並び型式のホッパユニットは、前記運搬車両が複数のホッパユニットの一列並び方向に沿って前記積載空間に進入する縦並び型式のホッパを構成する当該複数のホッパユニットが転用されたものであることを特徴とする請求項10に記載のホッパ。
  12. 一部又はすべての前記排出口ユニットに関連して各種装置が付設されており、
    当該排出口ユニットに対応する前記ホッパユニットとその隣り合う前記ホッパユニット間に介在される前記スペーサユニットによって、当該排出口ユニットの周りに前記各種装置の付設のためのスペースが確保されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のホッパ。
JP2015002994U 2015-06-12 2015-06-12 ホッパ Expired - Fee Related JP3199449U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002994U JP3199449U (ja) 2015-06-12 2015-06-12 ホッパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002994U JP3199449U (ja) 2015-06-12 2015-06-12 ホッパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3199449U true JP3199449U (ja) 2015-08-20

Family

ID=53887953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002994U Expired - Fee Related JP3199449U (ja) 2015-06-12 2015-06-12 ホッパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199449U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108147154A (zh) * 2018-01-15 2018-06-12 邯郸市邯钢集团信达科技有限公司 一种密闭式物料斗隔离循环排料控制方法
KR101989268B1 (ko) * 2018-01-22 2019-06-13 현대제철 주식회사 전기로 보수재 투입장치
CN113086677A (zh) * 2021-04-29 2021-07-09 中国神华能源股份有限公司哈尔乌素露天煤矿 一种料仓落料装置和车厢装料方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108147154A (zh) * 2018-01-15 2018-06-12 邯郸市邯钢集团信达科技有限公司 一种密闭式物料斗隔离循环排料控制方法
KR101989268B1 (ko) * 2018-01-22 2019-06-13 현대제철 주식회사 전기로 보수재 투입장치
CN113086677A (zh) * 2021-04-29 2021-07-09 中国神华能源股份有限公司哈尔乌素露天煤矿 一种料仓落料装置和车厢装料方法
CN113086677B (zh) * 2021-04-29 2023-07-25 中国神华能源股份有限公司哈尔乌素露天煤矿 一种料仓落料装置和车厢装料方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3199449U (ja) ホッパ
EP1799599B1 (en) Loading assembly for transport containers
US5392946A (en) Lid design for low level waste container
AU2006285137B2 (en) Tube-style truck body
CA2734733C (en) Tube-style truck body
US4338752A (en) Collapsible silo
EP3802365B1 (de) Tankcontaineranordnung
US6132156A (en) Ecological shiploader
JP2013103736A (ja) 組立式コンテナ及び組立式コンテナの輸送方法
RU2516835C2 (ru) Кузов-платформа
US3414312A (en) Module concrete handling buckets
KR101359246B1 (ko) 사일로용 기둥 접합 구조 및 이를 이용하는 사일로
US3327874A (en) Bulk blending and bulk storage plants
ITPG20090061A1 (it) Impianto mobile per la produzione di calcestruzzo
DE202013000747U1 (de) Transportbehälter und Transportfahrzeug
KR200472262Y1 (ko) 버킷 어셈블리
EP2578371B1 (en) Dismountable plant for concrete manufacture
CN217125760U (zh) 一种集装箱及集装箱组合
CN217125761U (zh) 一种集装箱及集装箱组合
JPH08135247A (ja) ホッパ用打込型枠及びこれを用いたホッパ躯体の構築方法
AU2019284041A1 (en) An improved container, container construction, handling method and apparatus
KR102650794B1 (ko) 현장체결용 사료빈 구조체 및 그 시공 방법
BE1021486B1 (nl) Afzetcontainer met vernieuwde bodem
US20230406615A1 (en) Refuse container having modular side walls
JP2002347763A (ja) 仮設構造物輸送コンテナ及び仮設構造物輸送方法

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3199449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees