JP3199394B2 - 示温性バッテリーチェッカー - Google Patents

示温性バッテリーチェッカー

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JP3199394B2 JP09377191A JP9377191A JP3199394B2 JP 3199394 B2 JP3199394 B2 JP 3199394B2 JP 09377191 A JP09377191 A JP 09377191A JP 9377191 A JP9377191 A JP 9377191A JP 3199394 B2 JP3199394 B2 JP 3199394B2
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聡 大岡
成和 苗村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、折曲げによる導電層
の導通性能の劣化を防止し、導通性を安定させ、ムラの
ない正確な発色表示ができる示温性バッテリーチェッカ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、示温性バッテリーチェッカーとし
ては、短冊状の紙やプラスチックフィルムの片面に、絵
柄層、示温性インキ層の各層が設けられ、他面に導電層
が形成されたものがあった。導電層は銀またはカーボン
などの導電ペースト、あるいは金属蒸着膜で形成されて
いる。この示温性バッテリーチェッカーは、導電層に電
圧をかけることによって発熱させ、導電層の温度変化に
応じて示温性インキ層が発色表示をするものである。
【0003】示温性バッテリーチェッカーは、示温性バ
ッテリーチェッカーの両端を入出力端子とし、人手によ
ってその端子を乾電池の電極に押しつけて接触させるの
で、示温性バッテリーチェッカーは乾電池の長さより長
い短冊状のものである。したがって、示温性バッテリー
チェッカーを乾電池と一緒に包装する場合、示温性バッ
テリーチェッカーに折曲部を設け折り畳んでコンパクト
にまとめ、目立たない備品として乾電池と一緒に包装し
ていた。
【0004】示温性バッテリーチェッカーに折曲部を設
けるには、示温性バッテリーチェッカー全体を、角ばっ
た端辺を有する硬質の金属プレートに巻き付け、端辺に
接しているところにパッドを強く押し付けることによっ
て、示温性バッテリーチェッカーに端辺の跡形をつけ折
曲部を形成するという加工方法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、導電層は、
銀またはカーボンなどの導電ペーストあるいは金属蒸着
膜で形成されており、もろいものである。したがって、
導電層は折曲げ加工時に金属プレートの角ばった端辺に
擦れてその部分が傷み亀裂や破断が起こりやすかった。
また、収納時に折り畳むときにも導電層の折曲部に負荷
がかかり劣化が進行していた。その結果、導電層の導電
性が部分的に不安定になり、従来の示温性バッテリーチ
ェッカーは、一定した温度の発熱が得られず、したがっ
て、示温インキ層の発色にムラがでるなど、正確な電圧
を示さないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
な問題点を解決するために、基材フィルムの一方の面に
導電層が形成され、他方の面に絵柄層と示温性インキ層
が形成され、折曲部を有する示温性バッテリーチェッカ
ーにおいて、導電層が展延性を有する金属箔によって形
成されるように構成した。また、導電層が保護層によっ
て覆われたものであってもよい。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図面を参照しながら実施例
で詳しく説明する。図1はこの発明の示温性バッテリー
チェッカーの断面図である。基材フィルム1の一方の面
に展延性を有する金属箔よりなる導電層2が形成され、
他方の面に絵柄層3と示温性インキ層4が形成されてい
る。
【0008】基材フィルム1は、フィルム状物あるいは
シート状物であり、熱伝導性に問題のない範囲の厚みを
有している。また、導電層2に発生する熱が強力な場合
は、基材フィルム1として耐熱性を有するものが好適で
ある。このような性質を有する材質としては、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、塩化
ビニル系樹脂などがある。
【0009】基材フィルム1の一方の面に導電層2が形
成されている。導電層2は、電流を入出力する端子の機
能と、電流を通すことにより抵抗熱を発生する発熱体の
機能を有する層である。導電層2は、導電性を有する金
属や金属化合物、カーボンなどを素材とした折曲げ加工
に強い展延性の箔である。具体的には、アルミニウム
箔、銅箔などがある。
【0010】導電層2は、基材フィルム1全面に貼り付
けられたものでもよい。あるいは、導電層2は、少なく
とも一対の端子部21、21とそれらの間を断線なく結ぶ発
熱部22とを有する一定したパターン形状を呈するような
ものでもよい(図2参照)。
【0011】あるいは、導電層2は、間隙23を入れ発熱
部22を任意のパターン形状にしたものでもよい(図3参
照)。
【0012】発熱部22はパターン形状としてもよい。た
とえば、一方の端子部21から他方の端子部21に向かって
その幅が徐々に細くなるようなテーパー形状がある。こ
のような形状にすることによって、発熱部22の発熱量が
場所によって異なるので、示温性インキ層4の発色面積
が徐々に減ってゆくようになり、発色表示の種々の形態
を実現できる。また、端子部21、21はパターン形状とし
てもよい。
【0013】導電層2のパターン化は、エッチング法、
フォトレジスト法、マスキング法など各種の方法があ
る。具体的には、まず、金属箔を基材フィルム1に貼り
合わせ、所定の導電層2のパターンのネガパターンでレ
ジスト層を印刷形成後、エッチングしてレジスト層を除
去する方法がある。
【0014】導電層2上には必要により保護層が形成さ
れてもよい。保護層は、導電層2の端子部21、21を露出
させる一対の開口部分を除いた部分全面に形成するよう
にすると、導電層2の露出部が少なくて済み、効果的で
ある(図3参照)。保護層を構成する物質としては、塩
化ビニル系樹脂、ビニルブチラール系樹脂、など通常の
エラスチックな樹脂がある。導電層2が基材フィルム1
上でパターン化されている場合は、保護層は前記基材フ
ィルム1と導電層2の両方に対して密着が良好なものに
しておくと、導電層2は保護層と基材フィルム1とによ
って確実にサンドイッチ状態にされるので、導電層2の
基材フィルム1からの浮きや剥離の防止ができる。
【0015】基材フィルム1の上記導電層2が形成され
た面とは反対の面に絵柄層3と示温性インキ層4が形成
される(図1参照)。
【0016】絵柄層3は、示温性インキ層4の色表示の
見方の説明など適宜の目的で文字や記号として形成され
てもよいし、デザイン性などを付与するために色柄や模
様などとして形成されてもよい。絵柄層3は、通常、着
色インキなどを用いて、印刷法や塗布法などで形成され
る。
【0017】示温性インキ層4は、前記導電層2の発熱
による温度変化を基材フィルム1を介して感知し、各温
度に応じた発色を起こす組成物を用いて、通常の印刷法
や塗布法などにより形成されている。
【0018】また、示温性インキ層4は、示温性バッテ
リーチェッカーの使用時や収納時に設けられる折曲部を
除いた部分に形成するのが好ましい。折曲部においては
どうしても示温性インキ層4や導電層2が引き延ばされ
厚みが薄くなったり、亀裂が入ったりする。したがっ
て、折曲部と折曲部以外の部分とでは示温性インキ層4
の発色が一致しないなどの不都合が起るからである。
【0019】示温性インキ層4を構成する材料として
は、たとえば、示温顔料やサーモクロミック液晶を含む
インキなどを使用することができる。具体的には、可逆
性示温顔料、不可逆性示温顔料、キラルネマチック液晶
を一種以上配合した示温顔料組成物を用いて、目的とす
る温度範囲で変色現象を起こす示温インキ組成物あるい
は示温塗料組成物を使用するとよい。また、必要により
各種効果を発揮する物質を含有させればよい。
【0020】実例 厚さ35μmのポリエステルフィルムを基材フィルムと
し、その一方の面に厚さ7μmのアルミニウム箔を導電
層として設け、ポリエステルフィルムの他方の面には絵
柄層を印刷形成し、所定の部分にサーモクロミック、キ
ラルネマチック液晶からなる可逆性示温材料配合インキ
よりなる示温性インキ層を前記アルミ箔の発熱部に相当
する部分に塗布乾燥した。この示温性バッテリーチェッ
カーの折曲部に、折曲げ加工を行ったところ、導電層の
破壊などの不良は起らなかった。そして、折曲げ加工前
の端子部間の抵抗値2Ωに対し、折曲げ加工後の抵抗値
は5Ωとなった。示温性インキ層の発色は折曲部に関係
なく所望の発色が得られた。
【0021】比較例 アルミ蒸着膜による導電層を有する示温性バッテリーチ
ェッカーに折曲げ加工を行うと導電層に亀裂が生じた。
そして、折曲げ加工前の端子部間の抵抗値4〜5Ωに対
し、折曲げ加工後の抵抗値は、∞Ωという結果となっ
た。示温インキ層の発色は、折曲部のところがムラにな
り所望の発色が得られなかった。
【0022】
【発明の効果】この発明の示温性バッテリーチェッカー
は、基材フィルムの一方の面に導電層が形成され、他方
の面に絵柄層と示温性インキ層が形成された示温性バッ
テリーチェッカーにおいて、基材フィルムの一方の面に
導電層が形成され、他方の面に絵柄層と示温性インキ層
が形成された示温性バッテリーチェッカーにおいて、導
電層が展延性を有する金属箔によって形成されるように
構成した。
【0023】したがって、示温性バッテリーチェッカー
は折曲部で折り曲げても、導電層は展延性を有する金属
箔なので、導電層が破断したり傷ついたりせず、導電層
の導電性が安定し、ムラのない一定した発色表示が得ら
れ、正確な発色表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の示温性バッテリーチェッカーの一実
施例を示す断面図。
【図2】この発明の上記実施例の他方の面を示す正面
図。
【図3】この発明の他の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1 基材フィルム 2 導電層 21 端子部 22 発熱部 23 間隙 3 絵柄層 4 示温性インキ層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に導電層が形成
    され、他方の面に絵柄層と示温性インキ層が形成され、
    折曲部を有する示温性バッテリーチェッカーにおいて、
    導電層が展延性を有する金属箔によって形成されている
    ことを特徴とする示温性バッテリーチェッカー。
  2. 【請求項2】 導電層が保護層によって覆われたもので
    ある請求項1記載の示温性バッテリーチェッカー。
JP09377191A 1991-03-29 1991-03-29 示温性バッテリーチェッカー Expired - Fee Related JP3199394B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102628644B1 (ko) * 2021-06-11 2024-01-25 주식회사 삼파츠 애완동물용 쿨링패드

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KR102628644B1 (ko) * 2021-06-11 2024-01-25 주식회사 삼파츠 애완동물용 쿨링패드

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