JP3199366U - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接するアレイ間に二つの反射板を設置し、アレイ下端部と基礎部(例えば、地面)との間の空間部に入射する太陽光を、2つの反射板を利用して、アレイの受光面に照射することで、発電効率を向上させることができる太陽光発電システムを提供する。【解決手段】複数のアレイ4と、アレイを傾斜状態で載置して固定する架台6と、架台を支持固定する支柱部7と、支柱部を支持固定する基礎部8とを備えた太陽光発電システムであり、隣接するアレイ間には第1湾曲反射板r1と第2湾曲反射板r2とが設けられ、第1湾曲反射板と第2湾曲反射板とは、アレイと基礎部との間の空間部に入射された太陽光を反射してアレイに照射するように傾斜角度が調節可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、太陽光発電システムに関するものである。
近年、地球温暖化防止を目的として、温室効果ガスの排出削減の取り組みが地球規模で行われている。これは、温室効果ガスが増え、地球の平均気温が上昇すると、食糧難、疫病の流行、干ばつ・台風・その他の異常気象等、深刻な環境問題が発生することが懸念されているからである。このような環境問題への配慮から、温室効果ガスの一つであるCO2(二酸化炭素)を排出せず、資源が無制限にあるという利点を活かして、太陽光を利用した太陽光発電システムが注目されている。この太陽光発電システムの導入は、世界的に増加し、出力が1メガワット以上の大規模な太陽光発電システムを備えるメガソーラー発電所も世界各地に建設されている。我が国では、メガソーラーは、再生可能エネルギーの基幹電源として期待されている。
太陽光発電システムの構成は、太陽電池の基本単位となるセル、このセルを複数配列したモジュール(ソーラーパネル、または、太陽電池パネル、あるいは、太陽光パネルともいう。)、このモジュールを複数配列したアレイを備え、アレイは、南側が低く北側が高くなるように傾斜した架台上に載置して固定され、架台は基礎部により支持固定されているものが多い。南北方向に隣接するアレイは、南側のアレイの影が北側のアレイの受光面にかからないようにするため、アレイ(架台)の高さ、季節毎に変化する太陽高度、土地面積の有効活用のバランス等を考慮して、一定の間隔を置いて設置されている。
ここで、太陽光発電システムに関する従来技術として、下記の特許文献1〜3を示す。
特開2015−059415号公報 特開2015−034382号公報 特開2014−075426号公報
特許文献1の太陽光発電システム100は、複数の太陽電池アレイ111を含む太陽電池アレイ群110を備えている。各太陽電池アレイ111は、太陽光を受光して電力を生成する複数の太陽電池パネル112と、太陽電池パネル112を支持固定する架台部113とを備え、架台部113は、水平面から所定の角度だけ傾斜した状態で太陽電池パネル112を支持する架台114と、架台114を地面Gに固定するコンクリート製の基礎115とを備えている。太陽電池パネル112の下端部と地面Gとの間には、太陽光発電手段のない空間部が設けられている。
ここで、季節毎に変化する太陽高度、例えば、南中高度を考慮してアレイ間隔を設定する際に、アレイの影が長くなる冬期を考慮してアレイ間隔を設定した場合、アレイの影が短くなる夏期には、前記空間部にも太陽光が入射されるが、この空間部にはアレイは設置されていないので、当然、太陽光発電を行うことはできない。また、季節に無関係に、朝方の一定時間は東方向から太陽光が照射され、夕方の一定時間は西側から太陽光が照射されるが、空間部にはアレイ等の太陽光発電手段は設置されていないので、当然、空間部で発電を行うことはできない。
一方、この空間部のような、空きスペースを利用して発電を行い、全体として発電効率を向上させる技術や、直接光だけでなく散乱光を利用して発電を行い、全体として発電効率を向上させる技術がある。
特許文献2には、遊休農地を利用してソーラー発電を行う場合であり、土地の上面に直接太陽電池パネルを設置するようにした場合、土地の使用面積に比して、発電能力はそれほど高くなく、土地の高額性に鑑みて合理的かつ効率的な発電とは言い難いので、受光面を上に向けた状態でセットするための第1ソーラーパネルの下面側に、受光面を下に向けた状態でセットするための第2ソーラーパネルを重ね合せることによって、1単位の受光体を構成し、太陽と第2ソーラーパネルの受光面との間に反射板を介在させることによって、所要の光の屈折回路を形成するようにソーラーパネルを構成することで、ソーラーパネルが2段重状態とされているため、設置面積は文字通り半減化され、低コストでのソーラー発電の実施が許容化されることが記載されている(全文,全図参照。)。
また、特許文献3には、二次元的に複数の太陽電池モジュールを配列した太陽光発電装置を、さらに多数並列させた、メガソーラーと呼ばれる太陽光発電施設において、隣接する太陽光発電装置同士の影を考慮に入れた離間距離を取る必要があるため、その離間距離に起因して、単位設置面積あたりの太陽電池モジュールの設置数が減少する、すなわち、単位設置面積あたりの発電量が低下し、特に、大規模な太陽光発電施設では、太陽電池モジュールの設置数が増えるほど、上記離間部分の数が増えるので、単位設置面積あたりの発電量が低下するという問題を解決するため、太陽光の直接光に加え、散乱光を利用して、太陽光発電装置1bの反射鏡13Xを両面鏡とし、南の方角から入射する直接光または散乱光を、大ミラー15を介して、上記別の太陽光発電装置1bが備えた太陽電池モジュール16の受光面の方向へ反射する構成として、発電量をさらに向上させることが記載されている。
ここで、上記の特許文献2には、第1ソーラーパネル1の下面に、第1ソーラーパネル1と同サイズの第2ソーラーパネル2を重ね合わせることで、設置面積を半減化することが記載されているが、第2ソーラーパネル2に照射される太陽光の量は、反射板Bのサイズに応じて異なり、第1ソーラーパネル1に照射される太陽光の量と同じ量を第2ソーラーパネル2に照射するためには、屈折時の損失を考慮すると、反射板Bのサイズを、第1ソーラーパネル1と同サイズ以上にしなければならない。つまり、ソーラーパネルと反射板とを合わせた設置面積を削減することは困難であると推量される。そして、反射板Bのサイズが小さい場合は、第2ソーラーパネル2に照射される太陽光の量も少なくなるので、全体としての発電効率も向上しないので、第1ソーラーパネル1と同サイズの第2ソーラーパネル2を設置しても、費用はかかるものの、効果が小さいものと推量される。
また、上記特許文献3に記載の太陽光発電装置は、支柱11の上端部に接続された縦桟14上に設けられた複数の太陽電池モジュールについて、直接光と散乱光を利用して、発電効率を向上させるものであり、傾斜状態に設置された縦桟14の下端部と地面Gとの間の太陽電池モジュールが設置されていない空間部分に入射される太陽光を利用した発電については何ら記載されていない。
本考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、隣接するアレイ間に二つの反射板を設置し、アレイ下端部と基礎部(例えば、地面)との間の空間部に入射する太陽光を、前記2つの反射板を利用して、前記アレイの受光面に照射することで、発電効率を向上させることができる太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、複数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する支柱部と、該支柱部を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムであって、隣接するアレイ間には第1湾曲反射板と第2湾曲反射板とが設けられており、該第1湾曲反射板と該第2湾曲反射板とは、前記アレイと前記基礎部との間の空間部に入射された太陽光を、前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板を用いて前記アレイに照射するように構成されていることを第1の特徴とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する支柱部と、該支柱部を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムであって、隣接するアレイ間には第1湾曲反射板と第2湾曲反射板とが設けられており、前記反射部の前記第1湾曲反射板と前記第2湾曲反射板とは、前記アレイと前記基礎部との間の空間部に入射された太陽光を、前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板を用いて前記アレイに照射するように構成されていることを第2の特徴とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、複数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムであって、前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板は凹面を有し、前記第1湾曲反射板の凹面と前記第2湾曲反射板の凹面とは対向して配設されていることを第3の特徴とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、複数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムであって、前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板は、それぞれ、水平面に対する傾斜角度が調整可能に構成されていることを第4の特徴とする。
本考案によれば、複数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムにおいて、隣接するアレイ間に二つの反射部を設置し、アレイ下端部と基礎部との間の空間部に入射する太陽光を、前記二つの反射部を利用して、前記アレイの受光面に照射することで、前記アレイを備えた主発電部に直接照射される太陽光に加え、反射部から照射される反射光によって、太陽光発電システムの発電効率を向上させることができるという効果を奏する。
本考案の実施形態における太陽光発電システムの模式図である。 図1の要部拡大図である。 本考案の実施形態における太陽光発電システムの反射部の作用を説明する図である。 本考案の実施形態における反射部の正面図である。 本考案の実施形態における反射部の背面図である。 本考案の実施形態における反射部の左側面図である。 本考案の実施形態における反射部の右側面図である。 本考案の実施形態における反射部の平面図である。 本考案の実施形態における反射部の右前方から見た斜視図である。 本考案の実施形態における反射部の右後方から見た斜視図である。 本考案の実施形態における太陽光発電システムを右側から見た斜視図である。 本考案の実施形態における太陽光発電システムの変形例を右側から見た斜視図である。
以下、本考案の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、下記の実施形態は、本考案を具現化したに過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、太陽光発電システム1は、主発電部2と反射部3を備えている。主発電部2は、太陽光sl1を受光して電力を生成するアレイ4と、アレイ4が生成した直流電流を交流電流に変換するパワーコンディショナー5と、この交流電流を電力系統(不図示)へ送電するケーブル5aと、アレイ4が載置して固定される架台6と、架台6を支持固定する支柱部7と、支柱部7を支持固定する基礎部8とを備えており、反射部3は、第1反射部9と、第2反射部10と、土台フレーム11を備えている。
なお、図1では、南北方向に隣接して設置された二つのアレイ4,4と、このアレイ4,4間に設置された一つの反射部3を示しているが、アレイ4、反射部3は、南北方向、及び、東西方向に、所定の間隔で所定数設置される。
主発電部2において、アレイ4は、モジュール4aが複数配列されて構成され、架台6に支持固定されている。モジュール4aには、周知のように複数のセルが配列されている。架台6は、水平面から所定の角度だけ傾斜した状態に設置され、アレイ4は、受光面が南側を向くように、架台6上に載置されて固定される。
架台6を支持する支柱部7は、傾斜した架台6の下側部分を支持する架台下部支持支柱7aと、上側部分を支持する架台上部支持支柱7bと、架台下部支持支柱7aを基礎部8の前方基礎8aに固定する前方横支持部7cと、架台上部支持支柱7bを基礎部8の後方基礎8bに固定する後方横支持部7dとを備えている。ここで、傾斜した架台6の下側を前方、あるいは、正面側とし、上側を後方、あるいは、背面側とする。
基礎部8は、置き石基礎工法により、地面G上にコンクリートブロックを載置して形成されている。架台6の下側(前方)のコンクリートブロックが前方基礎8aであり、架台6の上側(後方)のコンクリートブロックが後方基礎8bである。基礎部の工法は、ベタ基礎、あるいは、布基礎等でもよい。アレイと、架台と、支柱部と、基礎部とを備えた太陽光発電システムは、当業者には周知のものである。ここで、本実施形態においては、地面Gに太陽光発電システム1を設置することを想定して説明するが、太陽光発電システム1を、建物の屋上や屋根等に設けてもよい。
本考案において、従来技術と異なる点は、図1に示すように、南北方向に隣接するアレイ4,4間に、反射部3を設け、この反射部3を用いて、主発電部2のアレイ4の下端部と、地面Gを含む基礎部8との間の空間部Sに入射される太陽光sl2をアレイ4の受光面に照射してアレイの発電量を増やし、太陽光発電システム全体としての発電効率を向上させることである。
図2に示すように、反射部3は、第1反射部9と、第2反射部10と、土台フレーム11を備えている。第1反射部9は、空間部Sに入射される太陽光sl2を受光可能なように、主発電部2のアレイ4の下端近傍に配置される。このとき、反射部3の影がアレイ4にかからないように調整される。第1反射部9は、第1湾曲反射板r1と、第1支持部9aとを備え、第1湾曲反射板r1は、第1支持部9aに螺設して固定されている。第1支持部9aの下端部は、第1角度調整螺子9b(図5等参照。)で、土台フレーム11に螺設されているが、第1角度調整螺子9bにより、第1支持部9aの土台フレーム11への取付け角度は可変することができる。これにより、第1湾曲反射板r1の水平面に対する傾斜角度を調整することができる。土台フレーム11は、別の支持手段により、地面G及び基礎部8に固定されている。
同様に、第2湾曲反射板r2は第2支持部10aに螺設して固定されているが、第2支持部10aと土台フレーム11は、第2角度調整螺子10bで螺設されており、第2支持部10aの土台フレーム11への取付け角度を、第2角度調整螺子10bを用いて可変することで、第2湾曲反射板r2の水平面に対する傾斜角度を調整することができる。
第1湾曲反射板r1、第2湾曲反射板r2は、それぞれ、入射光を反射する第1凹面9c,第2凹面10cを有し(図3参照。)、第1湾曲反射板r1の第1凹面9cと第2湾曲反射板r2の第2凹面10cとは対向配置され、第2湾曲反射板r2の第2凹面10cは、主発電部2のアレイ4の受光面を向いて配置されている。第1湾曲反射板r1,第2湾曲反射板r2のそれぞれの形状は、第1湾曲反射板r1に入射された太陽光sl2が、第1凹面9cで反射されて第2湾曲反射板r2の第2凹面10cに第1反射光rl1として入射され、この第1反射光rl1が第2湾曲反射板r2の第2凹面10cで反射されて、第2反射光rl2として主発電部2のアレイ4の受光面に照射されるように形成されている。このとき、前述したように、アレイ4(架台5)の高さ、季節毎に変化する太陽高度、土地面積の有効活用のバランス等も考慮して、第1湾曲反射板r1、第2湾曲反射板r2それぞれの水平面に対する傾斜角度が調整される。
図2に示すように、土台フレーム11は、複数の土台補助フレーム11a,11b,11c,11d,11e、及び、複数の反射部支柱12で支持されている。それぞれの、土台補助フレーム同士、又は、土台補助フレームと反射部支柱とは、ボルト・ナット対で螺着されている。
図3は、反射部の太陽光の反射の様子を示したものである。アレイ4と基礎部8との間の空間部Sに入射された太陽光sl2(図1参照。)は、第1湾曲反射板r1の第1凹面9cで反射されて、第1反射光rl1として第2湾曲反射板r2の第2凹面10cに照射され、この第1反射光rl1は、第2湾曲反射板rl2の凹面10cで反射されて、第2反射光rl2としてアレイ4の所定の受光面に照射される。
なお、太陽光rl1のアレイ4の受光面への入射方向、太陽光rl2の第1湾曲反射板r1の第1凹面9cへの入射方向は、季節に応じて変化し、また、日の出から日没の間にも変化する。反射部3を実際に構成する際には、第1湾曲反射板r1,第2湾曲反射板r2の水平面に対する角度、第1凹面9c,第2凹面10dの曲率半径等は、入射角と反射角が等しいという反射の法則も考慮して形成される。
また、空間部Sの領域は、アレイ4の下端部直下の太陽光が入射される領域だけでなく、南側に隣接するアレイ4の上端部から外れて太陽光が入射される領域も含むものとする。また、第1凹面9c,第2凹面10cは、本実施形態では、鏡面仕上げされているが、所定の効果を奏するように形成されれば、特に鏡面仕上げに限定されない。
以下、反射部3の具体的な構成について、図4〜図10を参照しながら説明する。反射部3は、前述したように第1反射部9、第2反射部10、土台フレーム11とを備えている。第1反射部9は、第1湾曲反射板r1と、第1支持部9aとを備えている。第1湾曲反射板r1と第1支持部9aとは、ボルト・ナット対で構成された螺子9d,9eで螺着されている。第2反射部10は、第2湾曲反射板r2と、第2支持部10aとを備えている。第2湾曲反射板r2と第2支持部10aとは、ボルト・ナット対で構成された螺子10d,10eで螺着されている。
第1支持部9aは、ボルト・ナット対で構成された第1角度調整螺子9bによって、土台フレーム11に螺設されている。第1支持部9aは、第1角度調整螺子9bによって、土台フレーム11への取り付け角度が調整可能である。また、土台フレーム11には、第2支持部10aがボルト・ナット対で構成された第2角度調整螺子10bによって螺設されている。第2支持部10aは、第2角度調整螺子10bによって、土台フレーム11への取り付け角度が調整可能である。従って、第1湾曲反射板r1、及び、第2湾曲反射板r2は、それぞれ、水平面に対する角度調整が可能である。
第1湾曲反射板r1、第2湾曲反射板r2には、それぞれ、入射された太陽光sl1を反射する第1凹面9c、入射された反射光r1を反射する第2凹面10cが設けられている。第1凹面9cに入射された太陽光sl2は、反射されて第1反射光rl1として第2凹面10cに入射され、第1反射光rl1は、第2凹面10cで反射されて第2反射光rl2としてアレイ4の受光面に入射される。
なお、本実施の形態では、第1反射板r1、第2反射板r2は、ステンレス鋼で形成され、第1凹面9c、第2凹面10cは、それぞれ、鏡面仕上げされている。第1反射板r1は、2枚のステンレス鋼を重ね合わせて形成されているが、一枚のステンレス鋼で形成されてもよい。
第1支持部9a、第2支持部10a,土台フレーム11は、それぞれ、ステンレスのL字鋼で形成されているが、他の素材でもよい。また第1湾曲反射板r1、土台フレーム11には、螺子位置調整用の開孔部が複数設けられている。
次に、図11、及び、図12を参照して、本考案の太陽光発電システム全体の構成について説明する。まず、図11は、図1〜図3で説明したように、反射部3を、空間部Sの近傍に配置する場合の構成である。図11では、南側のアレイ4の下端側の反射部は図示していない。図11では、東西方向に配列されたモジュール4aの1つに対して3つの反射部3が設置されている。この反射部3と主発電部2を1セットとして、複数セットが、東西方向及び南北方向に配置されるが、その数は、必要に応じて適宜調整されてよい。
図11では、反射部2の土台フレーム11は、複数の土台補助フレーム11a,11b,11c,11d,11eで支持されている。これらの土台補助フレーム11aのいくつか、及び、土台フレーム11のいくつかは、適宜、反射部支柱12によって支持固定されている。また、土台補助フレーム11c,11d,11eは、前方基礎8aに支持固定されている。図11では、パワーコンディショナー5を固定するための斜め支柱7eが設けられている。この斜め支柱7eも、ステンレスのL字鋼で形成されている。
図12は、図11の変形例である。図11に示す太陽光発電システム1では、反射部3をアレイ4の下端近傍に配置したが、図12に示すように、変形例の太陽光発電システム100では、南側に隣接するアレイ4の上端近傍に配置している。図12の変形例の場合、反射部3が反射光を受光するアレイ4から離れているので、第1湾曲反射板r1、第2湾曲反射板r2の高さを、図11に示す太陽光発電システム1の反射部3よりも高くすることができるので、アレイ4の受光面に対する角度を急峻にすることができる。ただし、図11の構成、図12の構成も、全体として発電量が増加する構成を選択して設置すればよい。
図12の変形例では、反射部3の土台補助フレーム11c,11eは、南側に隣接するアレイ4側に設けられた後方基礎8bに支持固定されている。図12では、東西方向に配列されたモジュール4aの1つに対して3つの反射部3が設置されている。この反射部3と主発電部2を1セットとして、複数セットが、東西方向及び南北方向に配置されるが、その数は、必要に応じて適宜調整されてよい。
1,100 太陽光発電システム
2 主発電部
3 反射部
4 アレイ
4a モジュール
5 パワーコンディショナー
5a ケーブル
6 架台
7 支柱部
7a 架台下部支持支柱
7b 架台上部支持支柱
7c 前方横支持部
7d 後方横支持部
7e 斜め支柱
8 基礎部
8a 前方基礎
8b 後方基礎
9 第1反射部
9a 第1支持部
9b 第1角度調整螺子
9c 第1凹面
9d,9e,10d,10e 螺子
10 第2反射部
10a 第1支持部
10b 第2角度調整螺子
10c 第2凹面
11 土台フレーム
11a,11b,11c,11d,11e 土台補助フレーム
12 反射部支柱
G 地面
S 空間部
r1 第1湾曲反射板
r2 第2湾曲反射板
rl1 第1反射光
rl2 第2反射光
sl1,sl2 太陽光

Claims (4)

  1. 複数のアレイと、該アレイを傾斜状態で載置して固定する架台と、該架台を支持固定する支柱部と、該支柱部を支持固定する基礎部とを備えた太陽光発電システムであって、
    隣接するアレイ間には第1湾曲反射板と第2湾曲反射板とを有する反射部が設けられており、
    前記反射部の前記第1湾曲反射板と前記第2湾曲反射板とは、前記アレイと前記基礎部との間の空間部に入射された太陽光を、前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板を用いて前記アレイに照射するように構成されている
    ことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板は、前記第1湾曲反射板が、入射された太陽光を反射して前記第2湾曲反射板に照射し、前記第2湾曲反射板が、入射された前記第1湾曲反射板の反射光を前記アレイの受光面に照射するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板は、それぞれ凹面を有し、前記第1湾曲反射板の凹面と前記第2湾曲反射板の凹面とは対向して配設されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記第1湾曲反射板及び前記第2湾曲反射板は、それぞれ、水平面に対する傾斜角度が調整可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
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