JP2019068651A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
堀内 良雄
Yoshio Horiuchi
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Abstract

【課題】降雪がある寒冷地で効率よく発電できる太陽光発電装置を提供する。【解決手段】太陽光発電装置10は、南向きのメインソーラーパネル1と北向きのサブソーラーパネル2で対を成す。メインソーラーパネル1とサブソーラーパネル2で山型に構成したパネル対Ppを東西方向に延在している。又、パネル対Ppを南北方向に配列している。メインソーラーパネル1は、表面Sfに積もった雪を滑落させるために、急勾配に設定した第1の傾斜角度αを有する。サブソーラーパネル2は、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度と略平行に設定した第2の傾斜角度βを有する。サブソーラーパネル2と隣接したメインソーラーパネル1とは、冬至の南中高度により、隣接したメインソーラーパネル1に日陰を発生させないと共に、通行が容易な間隔を設けている。【選択図】図2

Description

本発明は、太陽光発電装置に関する。特に、太陽光のエネルギーを電力に変換する太陽光電池、いわゆるソーラーパネルを備えた太陽光発電装置であって、降雪がある寒冷地であっても効率よく発電できる太陽光発電装置の構造に関する。
太陽光発電、いわゆる、ソーラー発電は、太陽光のエネルギーを電力に変換する太陽電池を用いた発電方法である。ソーラー発電は、太陽光という自然エネルギーを利用しているので、石油を代表とする化石燃料を燃焼する火力発電と比べて、地球温暖化への影響が少ない発電方法である。
一般に、ソーラーパネルは、矩形の単位太陽電池(セル)を平面上に縦横に配置している。そして、これらのセルを直列又は並列に電気的に接続することで、既存の電力を補完できる程度の大きな電力を生成できる。又、複数のソーラーパネルを互いに隣接して屋外に設置することで、ソーラーパネルの設置面積に対する発電量を増加できる。
太陽光発電所(いわゆる、メガソーラー)は、広大な敷地に多数の太陽光発電装置を設置している。メガソーラーは、太陽光を効率良く受光するため、緯度に応じて設定した傾斜角度に、多数のソーラーパネルを設置している。メガソーラーでは、太陽に向けて傾斜した状態のソーラーパネルを架台で支持及び固定している。
太陽光発電装置を設置する緯度に対応して、ソーラーパネルを適正な傾斜角度で配置し、前列側のソーラーパネルにより、後列側のソーラーパネルに日陰が発生しないように、所定の間隔を設けて、複数のソーラーパネル列を南北方向に配置した太陽光発電装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−124537号公報
図5は、従来技術による太陽光発電装置の構成を示す斜視図であり、複数のソーラーパネルを南に向けて傾斜配置した状態図である。
図6は、従来技術による太陽光発電装置の構成を示す左側面図であり、複数のソーラーパネルを南に向けて傾斜配置した状態図である。なお、本願の図5と図6は、特許文献1の図7と図8に相当している。
図5又は図6を参照すると、従来技術による太陽光発電装置9は、複数の矩形のソーラーパネル91の側面同士を互いに隣接し、複数のソーラーパネル91を東西方向Dewに延びた状態で配列している。又、東西方向Dewに延びたソーラーパネル列Lは、所定の間隔Dを設けて、南北方向Dsnに四列に配列している。
図5又は図6に示した例では、太陽光発電装置9は、北半球に設置するものとし、複数のソーラーパネル91は、その表面(受光面)Sfを南に向けて配置している。北回帰線の北側では、南側から太陽光線が入射するからである。そして、図6を参照すると、太陽光発電装置9を設置する緯度に対応して、ソーラーパネル91は、適正な傾斜角度θ3で配置している。
図6を参照すると、所定の時刻における太陽光線Sr5の入射角を基準として、前列側のソーラーパネル91により、後列側のソーラーパネル91に日陰が発生しないように、所定の間隔Dを設けて、複数のソーラーパネル列Lを南北方向Dsnに配置している。
図5又は図6を参照すると、ソーラーパネル91は、複数の支柱からなる架台92に支持固定されている。図6を参照して、地面Gに沿って、北側から南側に向けて風W1が吹くと、ソーラーパネル91は、その裏面Rfで風W1を受圧する。この場合、ソーラーパネル91には、地面Gから浮き上がらせる力が発生する。これにより、ソーラーパネル91を架台92から外そうとする力が作用する心配がある。又、架台92を地面Gから外そうとする力が作用する心配がある。
図5又は図6を参照すると、太陽光発電装置9では、所定の時刻における太陽光線Sr5の入射角を基準として、日陰が発生しないように、南北方向Dnsで見てソーラーパネル列Lの間隔Dを設定している。このため、太陽光発電装置9では、ソーラーパネル91の利用効率を増加させるべく、日陰が形成されない時間を長くするためには、所定の時刻を太陽高度がそれほど高くない時間とする必要があり、ソーラーパネル列Lの間隔Dの増大を招いてしまう。このため、従来技術による太陽光発電装置9では、設置面の土地面積に対して、ソーラーパネル91を設置できる面積の割合(土地の利用効率)が低下してしまうという問題があった。
又、ソーラーパネルを降雪がある寒冷地に設置する場合には、ソーラーパネルの傾斜角度を緩やかにすると、ソーラーパネルの表面に積雪することで、太陽光の入射を阻害し、ソーラーパネルの発電効率を大幅に低下させるという不具合がある。
図6を参照して、ソーラーパネル91の傾斜角度θ3を35度から45度程度の急勾配に設定することで、ソーラーパネル91の表面に積もった雪を滑落できる。これにより、積雪のある冬期でも所定の発電量を確保できる。
しかし、図6を参照して、ソーラーパネル91の表面に積もった雪を滑落させることで、通路の間隔Dを広くとる必要がある。ソーラーパネル91からの落雪により、地面Gに堆積した雪で通路が塞がれるからである。そして、通路の間隔Dを広くとる必要があることから、設置面の土地面積に対して、ソーラーパネル91を設置できる面積の割合(土地の利用効率)が低下してしまうという問題がある。
又、図6を参照して、年間を通して、ソーラーパネル91の傾斜角度θ3を35度から45度程度の急勾配に南に向けて固定することで、ソーラーパネル91の表面Sfに対して、太陽光線が斜め方向から入射するので、ソーラーパネル91の傾斜角度θ3を30度程度の傾斜角度とする場合と比べて、特に、夏季では発電効率が低下するという問題がある。
更に、図6を参照すると、ソーラーパネル91の傾斜角度θ3を35度から45度程度の急勾配に南に向けて固定することで、地面Gに沿って、北側から南側に向けて風W1が吹くと、ソーラーパネル91には、地面Gから浮き上がらせる力が発生する。これにより、ソーラーパネル91を架台92から外そうとする力が作用する心配がある。又、架台92を地面Gから外そうとする力が作用する心配がある。
ソーラーパネルの表面に積もった雪を滑落させるために、ソーラーパネルの傾斜角度を急勾配に設定した太陽光発電装置において、土地の利用効率を低下させることなく、又、夏季の発電量の効率を低下させることなく、更に、ソーラーパネルの裏面側に向けて吹く風の影響を低減できる太陽光発電装置が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ソーラーパネルの表面に積もった雪を滑落させるために、ソーラーパネルの傾斜角度を急勾配に設定した太陽光発電装置であって、土地の利用効率を低下させることなく、又、夏季の発電量の効率を低下させることなく、更に、ソーラーパネルの裏面側に向けて吹く風の影響を低減できる太陽光発電装置を提供することを目的とする。
本発明者は、低緯度側に向かって傾斜し、表面に積もった雪を滑落させるために傾斜角度を急勾配に設定したメインソーラーパネルと、メインソーラーパネルと対向配置し、高緯度側に向かって傾斜したサブソーラーパネルでソーラーパネル列を構成し、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度で隣接したメインソーラーパネルに日陰を発生させないように、サブソーラーパネルとメインソーラーパネルを配置することで、降雪がある寒冷地であっても効率よく発電できると考え、これに基づいて、以下のような新たな太陽光発電装置を発明するに至った。
(1)本発明による太陽光発電装置は、低緯度側に向かって傾斜配置したメインソーラーパネルと高緯度側に向かって傾斜配置したサブソーラーパネルで対を成し、前記メインソーラーパネルの上端縁と前記サブソーラーパネルの上端縁を互いに当接した状態で、前記メインソーラーパネル及び前記サブソーラーパネルを東西方向に延在した複数のパネル対を有し、これらのパネル対を南北方向に二列以上に配列した太陽光発電装置であって、前記メインソーラーパネルは、その表面に積もった雪を滑落させるために、急勾配に設定した第1の傾斜角度を有し、前記サブソーラーパネルは、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度と略平行に設定した第2の傾斜角度を有し、前記サブソーラーパネルの下端縁と隣接した前記メインソーラーパネルの下端縁とは、冬至の南中高度により、隣接した前記メインソーラーパネルに日陰を発生させないと共に、通行が容易な間隔を設けている。
(2)前記サブソーラーパネルは、その上端縁から下端縁の長さを前記メインソーラーパネルの上端縁から下端縁の長さの略半分にしてもよい。
(3)前記サブソーラーパネルは、前記メインソーラーパネルの夏季の発電量低下を補充していることが好ましい。
本発明による太陽光発電装置は、低緯度側に向かって傾斜し、表面に積もった雪を滑落させるために傾斜角度を急勾配に設定したメインソーラーパネルと、メインソーラーパネルと対向配置し、高緯度側に向かって傾斜したサブソーラーパネルでソーラーパネル列を構成し、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度で隣接したメインソーラーパネルに日陰を発生させないように、サブソーラーパネルとメインソーラーパネルを配置することで、降雪がある寒冷地であっても効率よく発電できる。
本発明の一実施形態による太陽光発電装置の構成を示す斜視図であり、一組のメインソーラーパネルとサブソーラーパネルを山型に対向配置した状態図である。 前記実施形態による太陽光発電装置を拡大した右側面図であり、対をなすメインソーラーパネルとサブソーラーパネルを東側から観た状態図である。 前記実施形態による太陽光発電装置で用いたメインソーラーパネルをその方位と傾斜角度を変えた場合に、メインソーラーパネルの発電特性を示すグラフであり、図3(A)は、メインソーラーパネルの月別発電量を示すグラフ、図3(B)は、メインソーラーパネルの年間平均発電量に対する月別発電倍率を示すグラフである。 前記実施形態による太陽光発電装置で用いたメインソーラーパネルとサブソーラーパネルの月別合成発電量を示すグラフである。 第2の従来技術による太陽光発電装置の構成を示す斜視図であり、複数のソーラーパネルを南に向けて傾斜配置した状態図である。 従来技術による太陽光発電装置の構成を示す左側面図であり、複数のソーラーパネルを南に向けて傾斜配置した状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[太陽光発電装置の構成]
最初に、本発明の一実施形態による太陽光発電装置の構成を説明する。なお、本発明による太陽光発電装置は、北半球に設置するものとし、この場合、低緯度側は南側になり、高緯度側は北側になる。
図1は、本発明の一実施形態による太陽光発電装置の構成を示す斜視図であり、一組のメインソーラーパネルとサブソーラーパネルを山型に対向配置した状態図である。
図2は、前記実施形態による太陽光発電装置を拡大した右側面図であり、対をなすメインソーラーパネルとサブソーラーパネルを東側から観た状態図である。
(全体構成)
図1又は図2を参照すると、本発明の一実施形態による太陽光発電装置10は、複数の対を成すメインソーラーパネル1及びサブソーラーパネル2を備えている。複数のメインソーラーパネル1は、それらの側面同士を互いに隣接し、東西方向Dewに延出した状態で配列している(図1参照)。同様に、複数のサブソーラーパネル2は、それらの側面同士を互いに隣接し、東西方向Dewに延出した状態で配列している(図1参照)。
図1又は図2を参照すると、太陽光発電装置10は、天頂方向と直交する水平面となる地面Gに設置している。メインソーラーパネル1は、その表面Sfを南側に向けて傾斜配置している。又、メインソーラーパネル1は、地面Gに対して第1の傾斜角度αで配置している(図2参照)。一方、サブソーラーパネル2は、その表面Sfを北側に向けて傾斜配置している。又、サブソーラーパネル2は、地面Gに対して第2の傾斜角度βで配置している(図2参照)。
図1又は図2を参照すると、太陽光発電装置10は、メインソーラーパネル1の上端縁とサブソーラーパネル2の上端縁とを互いに当接して配置している。このように、メインソーラーパネル1とサブソーラーパネル2は、いわゆる、山型に配置している。
図1を参照すると、太陽光発電装置10は、メインソーラーパネル1とサブソーラーパネル2で対を成すパネル対Ppを南北方向Dsnに二列に配置している。つまり、山型パネルラインPLを二列に配置している。山型パネルラインPLは、二列以上に配置してもよい。
又、図2を参照すると、メインソーラーパネル1の下端縁とサブソーラーパネル2の下端縁は、通行が容易な通行間隔Psで対向配置している。複数のパネル対Ppの間に通行間隔Psを設けることで、保守又は点検のために、作業員が容易に往来できる。更に、この通路には、通行を妨げることなく、メインソーラーパネル1から滑落した落雪(図示せず)を堆積できる。
図1又は図2を参照すると、太陽光発電装置10は、降雪がある寒冷地に設置している。メインソーラーパネル1の表面に積雪すると、メインソーラーパネル1の発電能力が著しく低下する。このため、メインソーラーパネルの表面Sfに積もった雪を滑落させるために、第1の傾斜角度αを45度程度の急勾配に設定している。
一方、図2を参照すると、サブソーラーパネル2は、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度Swと略平行に第2の傾斜角度βを設定している。又、サブソーラーパネル2の下端縁と隣接したメインソーラーパネル1の下端縁とは、冬至の南中高度Swにより、隣接したメインソーラーパネル1に日陰を発生させないと共に、通行が容易な通行間隔Psで対向配置している。これにより、太陽光発電装置10は、夏季に低下したメインソーラーパネル1の発電量をサブソーラーパネル2の発電量で補充できる。
(メインソーラーパネルの構成)
次に、実施形態によるメインソーラーパネル1の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、メインソーラーパネル1は、第1架台3に支持固定されている。第1架台3は、一対の短尺支柱31・31、一対の長尺支柱32・32、及び、一対の斜材33・33で構成している。一対の短尺支柱31・31、及び、一対の長尺支柱32・32は、地面Gから鉛直方向に立設している。
図2を参照すると、一対の短尺支柱31・31は、メインソーラーパネル1の下端部側に配置している。一対の長尺支柱32・32は、メインソーラーパネル1の上端部側に配置している。短尺支柱31と長尺支柱32で、メインソーラーパネル1の両端部を支持することで、メインソーラーパネル1の第1の傾斜角度αを規定できる。
図2を参照すると、斜材33は、その両端部が長さの異なる短尺支柱31と長尺支柱32の上端部に接合している。一対の斜材33・33は、適宜な固定手段を用いて、メインソーラーパネル1をその裏面Rf側から固定している。
図1又は図2を参照すると、実施例では、メインソーラーパネル1は、上端縁から下端縁の長さが約1700mmの太陽電池モジュールを斜材33上に二列に配置している。つまり、メインソーラーパネル1の上端縁から下端縁の長さL1は、約3400mmである(図1参照)。太陽電池モジュールは、市販品を使用できる。
(サブソーラーパネルの構成)
次に、実施形態によるサブソーラーパネル2の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、サブソーラーパネル2は、第2架台4に支持固定されている。第2架台4は、一対の短尺支柱41・41、一対の長尺支柱42・42、及び、一対の斜材43・43で構成している。一対の短尺支柱41・41、及び、一対の長尺支柱42・42は、地面Gから鉛直方向に立設している。
図1又は図2を参照すると、一対の短尺支柱41・41は、サブソーラーパネル2の下端部側に配置している。一対の長尺支柱42・42は、サブソーラーパネル2の上端部側に配置している。短尺支柱41と長尺支柱42で、サブソーラーパネル2の両端部を支持することで、サブソーラーパネル2の第2の傾斜角度βを規定できる。
図1又は図2を参照すると、斜材43は、その両端部が長さの異なる短尺支柱41と長尺支柱42の上端部に接合している。一対の斜材43・43は、適宜な固定手段を用いて、サブソーラーパネル2をその裏面Rf側から固定している。
図1又は図2を参照すると、実施例では、サブソーラーパネル2は、メインソーラーパネル1と同じ太陽電池モジュールを使用している。つまり、サブソーラーパネル2の上端縁から下端縁の長さL2は、約1700mmである(図1参照)。メインソーラーパネル1とサブソーラーパネル2で同じ太陽電池モジュールを使用することで、経済効率を向上できる。
(実施例)
次に、太陽光発電装置10の実施例を説明する。図2を参照して、冬至における太陽の南中高度Swは、南中高度Sw=90度−(太陽光発電装置10の設置緯度)−23.4度(地球の地軸の傾き)の式から求めることができる。太陽光発電装置10を北緯40度に設置した場合には、上式から、南中高度Sw=90度−40度−23.4度=26.6度の南中高度Swを得ることができる。
図2を参照して、サブソーラーパネル2の上端縁と隣接したメインソーラーパネル1の下端縁との距離Dをメインソーラーパネル1の高さHの二倍に設定すれば、つまり、距離D=2×高さHにすれば、メインソーラーパネル1の高さHは、3400mm/√2=2404mmであるので、距離D=4804mmとなる。
図2を参照して、高さH/距離D=正接比(tanθ)=0.5から、サブソーラーパネル2の第2の傾斜角度β=26度〜27度となり、サブソーラーパネル2の南中高度Sw=26.6度と略等しくなる。
又、図2を参照すると、サブソーラーパネル2の水平方向の距離D2は、サブソーラーパネル2の長さL×cosβで求めることができ、D2=1700mm×cos26.6度=1520mmとなる。そして、通行間隔Ps=距離D−距離D2=3288mmとなる。このように、太陽光発電装置10は、冬至の南中高度Swにより、隣接したメインソーラーパネル1に日陰を発生させないと共に、通行が容易な通行間隔Psで対向配置している。
[太陽光発電装置の作用]
次に、実施形態による太陽光発電装置10の作用及び効果を説明する。
図2を参照して、南側から北側に向けて地面Gに沿って、風Wsnが吹くと、風Wsnをメインソーラーパネル1の表面Sfで受け止めることで、第1架台3には、押し込まれる力が作用するので、構造的には強固である。又、南側から北側に向けて吹く風Wsnに対して、サブソーラーパネル2は、メインソーラーパネル1で遮られるので、構造的には影響しないと考えられる。
図2を参照して、北側から南側に向けて地面Gに沿って、風Wnsが吹くと、風Wnsをメインソーラーパネル1の裏面Rfで受け止めることで、メインソーラーパネル1を第1架台3から外そうとする力が作用する。
しかし、図2を参照すると、メインソーラーパネル1には、サブソーラーパネル2を対向配置しているので、メインソーラーパネル1の裏面Rfに吹く風Wnsの一部を遮ることで、メインソーラーパネル1を第1架台3から外そうとする力を緩和できる。このように、太陽光発電装置10は、メインソーラーパネル1にはサブソーラーパネル2を対向配置しているので、メインソーラーパネル1の裏面Rfに吹く風Wnsの一部を遮ることで、メインソーラーパネル1を第1架台3から外そうとする力を緩和できる。
図3は、前記実施形態による太陽光発電装置で用いたメインソーラーパネルをその方位と傾斜角度を変えた場合に、メインソーラーパネルの発電特性を示すグラフであり、図3(A)は、メインソーラーパネルの月別発電量を示すグラフ、図3(B)は、メインソーラーパネルの年間平均発電量に対する月別発電倍率を示すグラフである。
又、図3(A)において、縦軸は、パネル1Kw当りの発電量(Kwh)、横軸は該当月である。図3(B)において、縦軸は、パネルの年間平均発電量に対する発電倍率(%)、横軸は該当月である。図3において、一点鎖線で示したグラフは、メインソーラーパネル1の第1の傾斜角度αを45度にした場合の発電量の変動グラフ、破線で示したグラフは、メインソーラーパネル1の第1の傾斜角度αを15度にした場合の発電量の変動グラフ、細実線で示したグラフは、サブソーラーパネル2の第2の傾斜角度βを20度にした場合の発電量の変動グラフである。
ソーラーパネルの平面(受光面)に対して、太陽光線が直交する方向から入射したときに、太陽のエネルギーを最大に吸収できる、つまり、ソーラーパネルの発電量を最大にできる。しかし、太陽の南中高度は、季節により変動するので、所定の傾斜角度で固定したソーラーパネルの発電量は季節変動する。
以上の観点から、図3(A)を参照すると、南向き45度に傾斜した一点鎖線のグラフは、冬至の時期と比べて夏至の時期に発電量が低下していることを示している。一方、図3(B)を参照すると、南向き45度に傾斜した一点鎖線のグラフは、季節変動による発電倍率があまり変化しないことを示している。
図3(A)を参照すると、南向き15度に傾斜した破線のグラフは、南向き45度に傾斜した一点鎖線のグラフと比べて、冬至の時期と夏至の時期において発電量が逆転していることを示している。一方、図3(B)を参照すると、南向き15度に傾斜した破線のグラフは、季節変動による発電倍率があまり変化しないことを示している。
図3(A)を参照すると、北向き20度に傾斜した細実線のグラフは、冬至の時期に発電量が最も低く、夏至の時期にはピークカットオフがあるが発電量が増加していることを示している。図3(B)を参照すると、北向き20度に傾斜した細実線のグラフは、季節変動による発電倍率が大きく変化することを示しているが、これは、冬至の時期に発電量が著しく低下するためと考えられる。
図3を参照すると、南向き45度に傾斜したメインソーラーパネル1の夏季の発電能力の低下に対して、北向き20度に傾斜したサブソーラーパネル2は、逆の特性を有しているので、南向き45度に傾斜したメインソーラーパネル1に、北向き26度に傾斜したサブソーラーパネル2を合成することで、南向き15度に傾斜したメインソーラーパネル1と同程度に夏季の発電能力を向上できる。
図4は、前記実施形態による太陽光発電装置で用いたメインソーラーパネルとサブソーラーパネルの月別合成発電量を示すグラフである。図4において、縦軸は、パネル1Kw当りの発電量(Kwh)、横軸は該当月である。
図4において、一点鎖線で示したグラフは、メインソーラーパネル1の第1の傾斜角度αを45度にした場合の発電量の変動グラフ、破線で示したグラフは、メインソーラーパネル1の第1の傾斜角度αを15度にした場合の発電量の変動グラフ、細実線で示したグラフは、サブソーラーパネル2の第2の傾斜角度βを26度にした場合の発電量の変動グラフ、太実線で示したグラフは、南向45度に傾斜したメインソーラーパネル1と北向き26度に傾斜したサブソーラーパネルを電気的に合成した場合の発電量の変動グラフである。
図4を参照すると、太実線で示したメインソーラーパネル1とサブソーラーパネル2の合成グラフは、破線で示した南向き15度のグラフに近似していることが判る。このように、太陽光発電装置10は、南向き45度のメインソーラーパネル1と北向き26度のサブソーラーパネル2の合成出力が、寒冷地以外で使用されている南向き15度のソーラーパネル1と同程度に出力できる。
本発明による太陽光発電装置は、土地が遊休している南向きメインソーラーパネルの背面に、北向きのサブソーラーパネルを配置することで、土地の利用効率を向上できる。又、本発明による太陽光発電装置は、南向きメインソーラーパネルの背面に、北向きのサブソーラーパネルを配置することで、北側から南側に向けて吹く風に対して、メインソーラーパネルを保護できる。更に、本発明による太陽光発電装置は、南向きのメインソーラーパネルと北向きのサブソーラーパネルの合成出力が、寒冷地以外で使用されている南向き15度のソーラーパネルと同程度に出力できる。
本発明による太陽光発電装置は、既設のメインソーラーパネルにサブソーラーパネルを増設することもでき、この場合、サブソーラーパネルは、メインソーラーパネルの夏季の発電量低下を補充できる。
1 メインソーラーパネル
2 サブソーラーパネル
10 太陽光発電装置
α 第1の傾斜角度
β 第2の傾斜角度
Pp パネル対
Ps 通行間隔
Rf 裏面
Sf 表面

Claims (3)

  1. 低緯度側に向かって傾斜配置したメインソーラーパネルと高緯度側に向かって傾斜配置したサブソーラーパネルで対を成し、前記メインソーラーパネルの上端縁と前記サブソーラーパネルの上端縁を互いに当接した状態で、前記メインソーラーパネル及び前記サブソーラーパネルを東西方向に延在した複数のパネル対を有し、これらのパネル対を南北方向に二列以上に配列した太陽光発電装置であって、
    前記メインソーラーパネルは、その表面に積もった雪を滑落させるために、急勾配に設定した第1の傾斜角度を有し、
    前記サブソーラーパネルは、太陽の南中高度が最も低い冬至の南中高度と略平行に設定した第2の傾斜角度を有し、
    前記サブソーラーパネルの下端縁と隣接した前記メインソーラーパネルの下端縁とは、冬至の南中高度により、隣接した前記メインソーラーパネルに日陰を発生させないと共に、通行が容易な間隔を設けている、太陽光発電装置。
  2. 前記サブソーラーパネルは、その上端縁から下端縁の長さを前記メインソーラーパネルの上端縁から下端縁の長さの略半分にしている、請求項1記載の太陽光発電装置。
  3. 前記サブソーラーパネルは、前記メインソーラーパネルの夏季の発電量低下を補充している請求項1又は2記載の太陽光発電装置。
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