JP3198981B2 - ルーフモールの取付け構造 - Google Patents

ルーフモールの取付け構造

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JP3198981B2
JP3198981B2 JP16046897A JP16046897A JP3198981B2 JP 3198981 B2 JP3198981 B2 JP 3198981B2 JP 16046897 A JP16046897 A JP 16046897A JP 16046897 A JP16046897 A JP 16046897A JP 3198981 B2 JP3198981 B2 JP 3198981B2
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浩史 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ルーフの左右
の側縁部に形成したルーフ溝を覆うルーフモールの取付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、車両のルーフRに
は、ルーフパネル1の外側側縁とルーフサイドアウタパ
ネル2の内側側縁とを接合した接合部でルーフ溝3を形
成し、該ルーフ溝3を覆うようにルーフ溝3の全長にわ
たってルーフモール4を設けたものがある。ルーフモー
ル4は一般にルーフ溝内に設けた複数のクリップ(図
略)により固定される。
【0003】図4はルーフモールの従来の取付け構造の
代表例を示すものである。ルーフモール4Aにはモール
本体部41の一方の側縁に沿って凹状の排水溝42が一
体に形成してある。モール本体部41はその頂部411
の幅方向両端から脚部412,413が延びており、一
方の脚部412から排水溝42が凹状に延出している。
一方、クリップ5Aはベース部51とベース部51から
起立する起立部52Aを備え、ベース部51がルーフ溝
3A内に両面接着テープ6で接着されている。ルーフ溝
3の一方の側面には段部36が形成してある。ルーフモ
ール4Aの取付けは、モール本体部41をクリップ5の
起立部52Aに覆嵌して起立部52Aの上端に形成した
係合爪524をモール本体部41の上部に形成した係合
段部414に係合せしめるとともに、排水溝42の端縁
をルーフ溝3の側面の上記段部36に支持せしめること
によりなされる。なお、モール本体部41の頂部411
の下面側は、取付け作業の便宜上、起立部52Aに対し
て余裕のある空間としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車体全体の
寸法バラツキを吸収するためにルーフパネル1とルーフ
サイドアウタパネル2の接合代の幅にバラツキが生じ
る。従って、上記段部36の幅はかなり余裕のある幅と
しなければならず、その分、ルーフ溝3Aの幅が不必要
に広くなって見栄えがよくない。また、段部36の上下
位置もバラツキが生じ、高すぎるとルーフモール4Aの
一方の側が持ち上げられてルーフモール4Aとクリップ
5Aの嵌合にズレが生じ、低すぎるとルーフモール4A
と起立部52Aの係合爪524との係合にガタが発生す
る。
【0005】そこで本発明は、ルーフモールをクリップ
に作業性よく、取付け精度良好、かつ安定に取付けるこ
とができるルーフモールの取付け構造を提供することを
課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のルーフ
パネルの外側側縁とルーフサイドアウタパネルの内側側
縁との接合部で形成された車両前後方向に延びるルーフ
溝に複数のクリップを設置し、これ等クリップに係止し
て上記ルーフ溝を覆うように固定したルーフモールの取
付け構造において、上記ルーフモールはモール本体部の
一方の側縁に沿って凹状の排水溝、他方の側縁に沿って
脚部を一体に備え、上記クリップは上記ルーフ溝に固定
されるベース部と、このベース部から起立する起立部と
からなり、上記ベース部はルーフ溝に底面に沿う平板部
と、この平板部の後端縁からルーフ溝の側壁に沿うよう
に立ち上がる縦壁とを備え、上記起立部は一対の起立側
壁と、この起立側壁間に形成した起立背壁とを備え、上
記起立側壁の上端には、先端に上記モール本体に形成し
た段部に係合する係合爪を備えた可撓性の突出片を形成
し、上記起立側壁の下部にルーフモールの上記排水溝の
下面を受けてルーフモールの高さ位置を位置決めするモ
ール支持部を形成して、上記ベース部の平板部下面をル
ーフ溝の底面に、上記ベース部の縦壁の背面をルーフ溝
のルーフサイドアウタパネル側の側壁にそれぞれ接着
し、これ等クリップに上記ルーフモールを係止したとき
に、ルーフモールの排水溝を上記係合爪と上記モール支
持部で支持するとともに他方の脚部を上記縦壁と上記起
立背壁とで挟持するようにした
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のルーフモールの
取付け構造を示すもので、ルーフ溝3は、断面ほぼZ字
形に形成したルーフパネル1の外側端縁を、同じく断面
ほぼZ字形に形成したルーフサイドアウタパネル2の内
側端縁に上方より重ね合わせて溶接接合して断面凹状に
形成してある。ルーフ溝3のルーフパネル1側の側壁3
1はその上半部を溝内に若干オーバーハングせしめて、
下半部よりも膨出せしめてある。底面33には、ルーフ
パネル1の端末に沿ってシーラ剤35を盛りつけ、上記
接合端をシールしている。ルーフ溝3は、クリップ5を
介して固定したルーフモール4で被覆してある。
【0008】ルーフモール4は、金属板4aを合成樹脂
層4bで被覆した2重構造で、頂部411がルーフサイ
ドアウタパネル2とほぼ同じ高さでこれと連続面をなす
モール本体部41と、モール本体部41とルーフパネル
1との間で凹部をなす排水溝42とが一体に形成してあ
る。モール本体部41は、頂部411とその左右両端か
ら延びる脚部412,413とで構成され、頂部411
は各脚部412,413よりオーバーハングした中空の
断面ほぼ茸形に形成してあり、その内部には両脚部41
2,413の上部に係合段部414,415が設けてあ
る。上記排水溝42はルーフパネル1側の脚部412の
下端をルーフパネル1に向かって延出したもので、排水
溝42のルーフパネル1側の端部421は、ルーフ溝3
の側壁31の上部に密接する撓み変形可能な合成樹脂層
4bのみで形成したヒレ状としてある。
【0009】クリップ5は、図1および図2に示すよう
に、ベース部51とベース部51から起立する起立部5
2とを備えた合成樹脂の一体成形体で、ベース部51
は、ルーフ溝3の底面33に沿う平板部511と、平板
部511の後端縁(図1の右側)からルーフ溝3の側壁
32に沿うように立ち上がる縦壁512とで断面ほぼL
字形をなし、図2に示すように、平板部511の左右の
側端縁にはそれぞれ、上記縦壁512の基端部より斜め
前方外側に向かって延出する位置決め用アーム513が
設けてある。
【0010】上記起立部52は、平板部511の左右の
側端部から起立する一対の起立側壁521と、両起立側
壁521間で平板部511の後端から上記起立側壁52
1とほぼ直角な面をなして起立する起立背壁522とで
構成してある。左右の起立側壁521にはそれぞれ、そ
の後端縁外方へ延び屈曲して斜め前方外側に向かって延
出する先細りで撓み変形可能な突出片523が形成して
あり、各突出片523の先端にはそれぞれ、上記ルーフ
モール4のモール本体部41の係合段部414(図1)
に係合可能な係合爪524が設けてある。また、各起立
側壁521の前端縁はそれぞれ階段状に形成してあり、
ルーフモール4の排水溝42を支持するモール支持部5
25が形成してある。モール支持部525は、上記係合
段部414と上記係合爪524とが係合した状態で、排
水溝42の下面に合致する高さ位置に設定してある。上
記起立背壁522は、左右の起立側壁521とは連結さ
れずに独立に形成してある。そして、上端には後方に向
かって張り出して上記モール本体部41の係合段部41
5(図1)に係合可能な突起526が設けてある。
【0011】図1に示すように、クリップ5は、ルーフ
溝3の前後方向に対して横向きに配し、ベース部51の
位置決め用アーム513の先端をルーフ溝3のルーフパ
ネル1側の側壁31の下部に当接せしめて位置決めし、
ベース部51の平板部511の底面をルーフ溝3の底面
33に両面接着テープ6で接着するとともに、ベース部
51の縦壁512の背面をルーフ溝3のルーフサイドア
ウタパネル2側の側壁32に両面接着テープ6で接着し
て固定せしめる。
【0012】ルーフモール4を取付けるには、モール本
体部41をクリップ5の起立部52に冠せるようにして
前方(図1の左方向)斜め下方へ押し込む。これにより
クリップ5の起立背壁522はその突起526がルーフ
モール4の脚部413に押されて前方へ撓み、クリップ
5の突出片523はその係合爪524がルーフモール4
の排水溝42の下面で押されることで後方(図1の右方
向)へ開くように撓み、脚部413は起立背壁522と
クリップ5の縦壁512との間に挿入され、脚部412
はその内面に係合爪524が圧接した状態で下降する。
そして最後に、突出片523の係合爪524がルーフモ
ール4の係合段部414を越え、起立背壁522の突起
526が脚部413の係合段部415を越えると、起立
背壁522および突出片523の弾性復元力により突起
526および係合爪524はそれぞれ係合段部415,
414に係合する。このとき同時に、排水溝42の下面
がクリップ5の起立側壁521のモール支持部525に
当接する。また、排水溝42の端部421がルーフ溝3
のルーフパネル1側の側壁31に圧接する。これによ
り、ルーフモール4は所定の位置に正確にガタなく固定
される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ボデーパネルに影響さ
れることなく、ルーフモールを固定するクリップ自体で
ルーフモールの取付け位置を規制するので、ルーフモー
ルを取付け作業性および取付け精度良好に、かつ、安定
に取付けることができる。また、ルーフ溝の側面にルー
フモールの排水溝端縁を支持させる段部を形成しなくて
よいから、その分、ルーフ溝幅を狭く必要最少限とする
ことができ、見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のルーフモールの取付け構造を示す図3
のC−C線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明のルーフモールの取付け構造に用いるク
リップの斜視図である。
【図3】ルーフモールを取付けた車両ルーフの斜視図で
ある。
【図4】従来のルーフモールの取付け構造を示す図3の
C−C線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 ルーフサイドアウタパネル 3 ルーフ溝 4 ルーフモール 41 モール本体部 414 係合段部(段部) 42 排水溝 5 クリップ 51 ベース部 52 起立部 523 突出片 524 係合爪 525 モール支持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネルの外側側縁とルーフ
    サイドアウタパネルの内側側縁との接合部で形成された
    車両前後方向に延びるルーフ溝に複数のクリップを設置
    し、これ等クリップに係止して上記ルーフ溝を覆うよう
    に固定したルーフモールの取付け構造において、上記ル
    ーフモールはモール本体部の一方の側縁に沿って凹状の
    排水溝を、他方の側縁に沿って脚部を一体に備え、上記
    クリップは上記ルーフ溝に固定されるベース部と、この
    ベース部から起立する起立部とからなり、上記ベース部
    はルーフ溝に底面に沿う平板部と、この平板部の後端縁
    からルーフ溝の側壁に沿うように立ち上がる縦壁とを備
    え、上記起立部は一対の起立側壁と、この起立側壁間に
    形成した起立背壁とを備え、上記起立側壁の上端には、
    先端に上記モール本体に形成した段部に係合する係合爪
    を備えた可撓性の突出片を形成し、上記起立側壁の下部
    にルーフモールの上記排水溝の下面を受けてルーフモー
    ルの高さ位置を位置決めするモール支持部を形成して、
    上記ベース部の平板部下面をルーフ溝の底面に、上記ベ
    ース部の縦壁の背面をルーフ溝のルーフサイドアウタパ
    ネル側の側壁にそれぞれ接着し、これ等クリップに上記
    ルーフモールを係止したときに、ルーフモールの排水溝
    を上記係合爪と上記モール支持部で支持するとともに他
    方の脚部を上記縦壁と上記起立背壁とで挟持するように
    したことを特徴とするルーフモールの取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101722353B (zh) * 2010-01-26 2011-12-28 上海工程技术大学 一种纯钛箔的微束等离子弧焊焊接方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101722353B (zh) * 2010-01-26 2011-12-28 上海工程技术大学 一种纯钛箔的微束等离子弧焊焊接方法

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