JP3198889U - 備蓄品収納家具 - Google Patents
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Abstract
Description
特に、近年、地震や洪水、津波などの自然災害の発生に備えて、計画的な非常用物資の備蓄が奨励されている。
しかしながら、階段やバスルーム、洗面・脱衣スペース、トイレ、キッチンなど生活に欠かせないスペースについては、あらかじめ所定の場所に設置されるので、狭いキッチンに非常の際に使用する食料や飲料などを備蓄するためのスペースは殆ど存在せず、比較的スペースのある居室部分に新たに備蓄品を保管するための収納家具を設置することは、居室の美観を損なうおそれがあって好ましくない。
正面に開口部を有する家具本体の内部を、着脱可能な仕切部材によって家具本体の背面板との間に所要の大きさの空間を形成し、
得た前記空間部を、備蓄品の収納保管スペースとしたこと
を特徴とするものである。
請求項1に記載の備蓄品収納家具において、
前記仕切部材は、
前記家具本体の相対する左右の側壁に沿って、前後方向に移動可能に設けられていること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載の備蓄品収納家具において、
前記仕切部材は、
前記家具本体内に設けられた支持部材に、マグネット又は金具を介して着脱可能に取付けられていること
を特徴とするものである。
なお、この考案の備蓄品収納家具は、図示の実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲内で改良を加えることができるものである。
なお、この実施例においては、前記家具本体2は、ボックスタイプのものである。
なお、前記手法で形成された空間S1及びS2は、必要に応じて他部材からなる仕切板や棚板などを用いて、上下又は左右方向に適宜区画することができる。
この実施例では、前記空間S2は、仕切板4によって左右方向に区画されている。
したがって、前記備蓄品は、前記仕切部材3を家具本体2から取外すことで、容易に取り出し可能である。
この実施例においては、前記仕切部材3は、図示しないが、その四隅を支持するため家具本体2内に設けられた支持部材に、マグネットを介して着脱可能に取付けられるが、金具などの取付部材を介して着脱可能に取付けてもよく、その取付け方法については特段の制限はない。
なお、家具本体2内に取付け用の溝を設け、この溝により仕切部材3を取付ける、所謂ケンドン式(検飩式)などの公知の方法を採用することができる。
なお、前記仕切部材3に代えて、左右方向にスライド移動可能な扉体を用いることもできる。
したがって、木材や樹脂素材、金属素材(例えばステンレス)などを選択することができるが、意匠上の観点から、透明性がないか又はきわめて低い素材を選択することが好ましい。
なお、この空間S2については、引出しや扉体などで適宜構成することができる。
特に、前記空間S2内に、キッチンワゴンなど、底部に移動用キャスターを有する家具本体2を利用することによって、前記空間S1に収納された備蓄品の取り出しが、きわめて容易になる。
前記食器棚本体102の大きさは、この実施例では、高さ850mm×幅1804mm×奥行き600mmで、前記収納キャビネット111の大きさは、高さ750mm×幅1804mm×奥行き450mmである。
したがって、前記食器棚101の奥行きは、一般的な冷蔵庫の奥行きとほぼ同じであるので、従来、食器棚と冷蔵庫の奥行き(平均600mm前後)の差によって生じていたデッドスペースを効率的に使用することができる。
よって、前記仕切部材103は、前記空間S3の奥行きが約180mmとなるよう取付けられている。
前記仕切部材103は、食器棚本体102内の所定の位置の四隅に設けられた支持部材(図示せず)に、マグネットを介して着脱可能に取付けられているが、所定の金具を用いて着脱可能に取付けられてもよい。
なお、前記仕切部材103の表面には、容易に着脱可能となるよう取っ手(図示せず)が設けられる。
中央の区画は、前面部が開口され、その両端の各区画は、ワゴン104,104を収納する。
前記ワゴン104は、その底部に移動用キャスター104aを備え、収納物を積載したまま前記食器棚本体102内から移動可能なものである。
したがって、備蓄品の取り出しは、前記ワゴン104を移動させることによって可能となるので、きわめて容易になる。
なお、相対する仕切板106,106間の幅は、前記ワゴン104の幅とほぼ同一にすることによって、前記仕切板106は、ガイド部材としても機能し、前記ワゴン104の出し入れは、スムーズに行うことができる。
前記各棚板115の長手方向において相対する各側面には、前記区画の奥行き方向の両側面とスライド可能に嵌合されるガイド溝(図示せず)が形成され、これにより棚板115が前後方向にスライド移動可能となっている。
この実施例において、前記テーブルカウンター本体202の大きさは、高さ722mm×幅2570mm×奥行き600mmである。
この実施例において、前記空間S5の大きさは、高さ684mm×幅2400mm×奥行き170mmである。
前記ワゴン204は、その底部に移動用キャスター204aを備え、収納物を積載したまま前記テーブルカウンター本体202から移動可能なものである。
したがって、備蓄品の取り出しは、前記ワゴン204を移動させることによって可能となるので、きわめて容易になる。
なお、この実施例において、テーブルカウンター本体202は、その右端部の前方が開放される構成としているが、開放しない構成としてもよいし、左端部の前方が開放される構成としてもよい。
したがって、震災などの緊急事態が発生した際の備蓄倉庫としても利用することができるとともに、使い勝手の良い備蓄品収納家具として幅広く利用されるものである。
2 家具本体
2a 開口部
2b 背面板
2c 引出し
3 仕切部材
4 仕切板
101 食器棚
102 食器棚本体
102a 開口部
102b 背面板
102c 引出し
103 仕切部材
104 ワゴン
104a 移動用キャスター
105 棚板
106 仕切板
111 収納キャビネット
112 キャビネット本体
112a 開口部
113 扉体
114 仕切板
115 棚板
201 テーブルカウンター
202 テーブルカウンター本体
202a 開口部
203 前板(仕切部材)
204 ワゴン
204a 移動用キャスター
205 棚板
211 マガジンラック
S1〜S6 空間
Claims (3)
- 正面に開口部を有する家具本体の内部を、着脱可能な仕切部材によって家具本体の背面板との間に所要の大きさの空間を形成し、
得た前記空間部を、備蓄品の収納保管スペースとしたこと
を特徴とする備蓄品収納家具。 - 前記仕切部材は、
前記家具本体の相対する左右の側壁に沿って、前後方向に移動可能に設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の備蓄品収納家具。 - 前記仕切部材は、
前記家具本体内に設けられた支持部材に、マグネット又は金具を介して着脱可能に取付けられていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の備蓄品収納家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001902U JP3198889U (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 備蓄品収納家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001902U JP3198889U (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 備蓄品収納家具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3198889U true JP3198889U (ja) | 2015-07-30 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015001902U Expired - Fee Related JP3198889U (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 備蓄品収納家具 |
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JP (1) | JP3198889U (ja) |
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2015
- 2015-04-16 JP JP2015001902U patent/JP3198889U/ja not_active Expired - Fee Related
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