JP3198251B2 - 情報通信端末 - Google Patents

情報通信端末

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JP3198251B2
JP3198251B2 JP08716396A JP8716396A JP3198251B2 JP 3198251 B2 JP3198251 B2 JP 3198251B2 JP 08716396 A JP08716396 A JP 08716396A JP 8716396 A JP8716396 A JP 8716396A JP 3198251 B2 JP3198251 B2 JP 3198251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部装置との間で
外部インタフェイス手段を介してデータ通信を行う情報
通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、パーソナルコンピュータ(以
下、パソコンという)などの端末とその周辺機器との間
の接続に用いられるインタフェイスとしては、双方向通
信が可能なRS232C、RS422Cなどのシリアル
インタフェイスと、セントロニクスインタフェイスとし
て知られている片方向通信が可能なパラレルインタフェ
イスとがある。
【0003】従来、これらのインタフェイスを用いてパ
ソコンなどの端末とファクシミリ装置プリンタなどの周
辺機器との間で双方向通信を可能にするために、以下の
方法が行われている。
【0004】まず、その一つの方法としては、RS23
2C、RS422などのシリアルインタフェイスを用い
る方法がある。
【0005】また他の一つの方法としては、例えば、パ
ソコンのデータをパラレルインタフェイスの制御によっ
てセントロニクスポートを介して例えばプリンタへ転送
し、プリンタからのデータはパラレルインタフェイスの
制御によってステータスラインを介してパソコンへ送信
するなど、独自のインタフェイス制御仕様によるシリア
ル通信方法がある。
【0006】さらに他の一つの方法としては、パラレル
ポート、シリアルポートの各ポートを併用し、パソコン
のデータをパラレルインタフェイスの制御によってセン
トロニクスポートを介してプリンタへ転送し、プリンタ
からのデータはシリアルポートを介してパソコンへ送信
する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のRS2
32C、RS422などのシリアルインタフェイスを用
いる方法において、シリアルインタフェイスの内のRS
232Cは、パソコンなどに標準的に搭載されている
が、このRS232Cでは、通信速度の上限が規格上1
9.2Kbit/sに制限されているから、高速のデー
タ通信に不向きである。これに対し、RS422は高速
のデータ通信可能なインタフェイスであるが、このRS
422のパソコンなどへの搭載は一般に標準仕様でな
い。
【0008】また、パラレルインタフェイスによる双方
向通信方法では、プリンタなどの周辺機器側からのデー
タ転送速度が遅いから、この通信方法を周辺機器のステ
ータス情報の通信に利用することは可能であるが、周辺
機器側から例えば画像データなどの大量のデータをパソ
コンに送信することには実用上無理がある。
【0009】このパラレルインタフェイスによる双方向
通信を高速化するために、近年、IEEE−P1284
・双方向パラレルポートインタフェイスの規格が勧告化
される状況にあり、パソコン側では、この規格に対応す
る準備が進められているが、この規格に対するプリン
タ、ファクシミリ装置などの周辺機器の対応化などは、
成されていない。
【0010】本発明の目的は、パーソナルコンピュータ
などの外部装置との間でIEEE−P1284の規格に
準拠したパラレルインタフェイスによる高速な双方向通
信を可能とする情報通信端末を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外部装置との間でデータ通信を行う情報通信端末におい
て、前記外部装置に対し、IEEE−P1284に規定
の双方向パラレルポートインタフェイス規格に準拠した
ハンドシェイクおよびデータ転送動作を可能とするイン
タフェイスを構成する外部インタフェイス手段と、前記
外部装置との間で構築されるシステムに対する制御を行
う制御手段と、画像などのデータを蓄積するデータ蓄積
手段と、前記外部インタフェイス手段と前記データ蓄積
手段との間におけるデータ転送の終了を前記外部インタ
フェイス手段に通知するデータ転送終了通知手段とを備
えることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報通信端末において、前記外部インタフェイス手段は、
前記外部装置に対する送受信データのバッファリングを
行うためのデータバッファ手段と、前記データバッファ
手段における前記外部装置への送信データの有無を監視
するデータバッファ監視手段と、前記データ転送終了手
段から最終データの転送終了通知を受けると、前記デー
タバッファ監視手段の監視結果に応じて前記システムに
対しデータ転送終了を通知する内部データ転送終了手段
とを有することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の情
報通信端末において、前記外部インタフェイス手段は、
前記データ転送終了手段から最終データの転送終了通知
を受けると、前記データバッファ監視手段の監視結果に
応じて前記外部装置へ前記インタフェイスを介してデー
タ転送終了を通知する外部データ転送終了手段を有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の情報通信端末において、前記データバッファ監視
手段は、前記データバッファ手段における受信データを
格納する空き領域の有無を前記外部装置への送信データ
の有無とともに監視することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか1つに記載の情報通信端末において、前記外
部インタフェイス手段は、複数のデータ転送モードの中
から設定されたデータ転送モードに対し、そのデータ送
受の制御を行うデータ転送制御手段を有することを特徴
とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の情
報通信端末において、前記各データ転送モードは、バイ
ト単位のデータ転送毎に、応答指示を行うことによって
連続したデータ転送を行うモードと、データ送信時に前
記データバッファ監視手段の監視結果から前記データバ
ッファ手段に送信データが存在すると判定されると、デ
ータ受信時に前記データバッファ監視手段の監視結果か
ら前記データバッファ手段に受信データに対する空き領
域が存在すると判定されると、それぞれ自動的にデータ
の送受を行うモードとからなることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載の情報通信端末において、前記外部インタフェイス
手段は、前記複数のデータ転送モードの中から所定のデ
ータ転送モードを設定するモード設定手段を有すること
を特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項2ないし7
のいずれか1つに記載の情報通信端末において、前記外
部インタフェイス手段は、前記外部装置との間における
データ転送速度を制限するように、前記外部装置との間
のハンドシェイクタイミングを制御するとともに、前記
インタフェイス上の最大データ転送速度を規定する転送
速度規定手段を有することを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項2ないし8
のいずれか1つに記載の情報通信端末において、前記外
部インタフェイス手段は、前記データ蓄積手段と前記デ
ータバッファ手段との間における直接アクセス転送動作
を制御するDMA制御手段を有することを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
情報通信端末において、前記外部インタフェイス手段
は、前記DMA制御手段に対し前記データ蓄積手段と前
記データバッファ手段との間における直接アクセス転送
動作を要求するDMA要求手段を有することを特徴とす
る。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項2ないし
9のいずれか1つに記載の情報通信端末において、前記
外部インタフェイス手段は、前記データ転送動作などに
伴う複数の割込み要因によって単一の割込み信号を生成
する割込み信号生成手段と、バス駆動の解除が必要な状
態発生時に強制的にバス解放を行うバス解放手段と、送
受信動作の停止が必要な状態発生時に、強制的に送受信
を停止させる停止手段とを有することを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の情報通信端末において、前記割込み信号生成手段は、
前記割込み信号によって生じる割込みの最低間隔を規定
するように前記割込み信号の出力を遅延させることを特
徴とする。
【0023】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の情報通信端末において、前記割込み信号生成手段は、
前記割込み信号による割込みステータスの構成を段階的
に切り換えることを特徴とする。
【0024】請求項14記載の発明は、請求項11記載
の情報通信端末において、前記割込み信号生成手段は、
前記割込み信号を1度生成すると、再起動トリガ入力ま
で状態を停止状態に保持することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0026】図1は本発明の実施の一形態の情報通信端
末を構成するファクシミリ装置の主要部構成を示すブロ
ック図である。
【0027】ファクシミリ装置は、図1に示すように、
電話回線に接続されている網制御装置(以下、NCUと
いう)105と、外部装置例えばコンピュータ(以下、
パソコンという)とを双方向に通信可能に接続するパラ
レルインタフェイス(以下、パラレルi/fという)と
を備える。
【0028】NCU105は、電話網をデータ通信など
に使用するための回線端末へ接続するなどの電話交換網
の接続制御を行う。
【0029】NCU105にはモデム106が接続され
ている。モデム106は、電話回線を介して相手先ファ
クシミリ装置に送信される送信系からの送信データに対
する変調と、電話回線を介して相手先ファクシミリ装置
から受信される受信系への受信データに対する復調とを
行う。この変調処理および復調処理は、例えばITU−
T勧告V.8,V.21,V.27ter,V.29,
V.17,V.34に基づき行われる。この変調、復調
処理の内容は主制御部109からシステムバスを介して
与えられる信号によって指示され、この指示された変
調、復調処理によって伝送モードが決定される。
【0030】パラレルi/fは、IEEE−P1284
に規定の双方向パラレルポートインタフェイス規格に準
拠したハンドシェイクおよびデータ転送動作を可能とす
るためのインタフェイスからなる。パラレルi/fは、
i/f出力ステータス信号STSO−4:0(0−4)
を出力するラインと、i/f入力ステータス信号STS
I−3:0(0−3)を入力するラインと、i/fパラ
レルデータバス(8)とを有する。i/f出力ステータ
ス信号STSO−4:0、i/f入力ステータス信号S
TSI−3:0の各ステータス信号は、データ転送にお
ける動作モードに応じて入出力される。なお、このデー
タ転送における動作モードについては後述する。
【0031】パソコンからパラレルi/fを介して転送
されたデータは、バッファIC101に一旦保持された
後にパラレルポート制御部102に送出され、パラレル
ポート制御部102から送出された送信系からの送信デ
ータはバッファIC101に一旦保持された後にパラレ
ルi/fを介してパソコンに転送される。
【0032】パラレルポート制御部102は、後述す
る、割り込み要求信号INTPIFの発生を遅延させる
ための割り込み要求遅延信号クロックINTDCKに同
期を取りながらバッファIC101に対しパラレルi/
fのi/fパラレルデータバスの活性を指示するi/f
パラレルバスイネーブル信号XPIFENと、i/fパ
ラレルデータバスの入出力方向を指示するためのバス方
向信号PIFDIRとをバッファIC101に、DMA
転送要求信号DMAREQ2を後述するDMA制御部1
07にそれぞれ出力するとともに、最終の送信データ転
送終了を示す最終データ転送終了信号LASTを入力す
る。
【0033】送信系は、送信原稿から画像を読み取る読
取り部103を有し、受信系は相手先ファクシミリ装置
からの受信データまたはパソコンからの受信データを記
録する記録部110を有する。
【0034】読取り部103で読み取られた画像データ
は、相手先ファクシミリ装置またはパソコンへの送信デ
ータとしてCODEC104に与えられる。CODEC
104は与えられた送信データを符号化し、その符号化
された送信データを画像メモリ108に書き込むととも
に、画像メモリ108に格納された送信データを読み出
し、復号化する。CODEC104は、上述の送信デー
タの符号化/復号化とともに、相手先ファクシミリ装置
またはパソコンからの受信データの符号化/復号化を行
う。すなわち画像メモリ108には、符号化された送信
データおよび受信データが格納されている。
【0035】画像メモリ108に格納されている送信デ
ータは、設定されたモードに応じて、CODEC104
による復号化後にシステムバスを介してパラレルポート
制御部102またはモデム106に送出される。
【0036】CODEC104による送受信データの画
像メモリ108への読出し、書込制御、画像メモリ10
8に対するDMA転送制御、および各部からのDMA転
送要求に対する主制御部109とのバス使用調停は、D
MA制御部107で行われる。DMA制御部107によ
るDMA転送制御および各部からのDMA転送要求に対
する主制御部109とのバス使用調停には、DMA転送
要求信号DMAREQ1,DMAREQ2およびDMA
転送要求受付信号XDMAACK1,XDMAACK2
と、バス使用要求信号HLDREQおよびバス使用要求
受付信号XHLDACKとが用いられる。DMA転送要
求信号DMAREQ1およびDMA転送要求受付信号X
DMAACK1はCODEC104とDMA制御部10
7との間でやり取りされ、DMA転送要求信号DMAR
EQ2およびDMA転送要求受付信号XDMAACK2
はパラレルポート制御部102とDMA制御部107と
の間でやり取りされる。バス使用要求信号HLDREQ
およびバス使用要求受付信号XHLDACKは、主制御
部109とDMA制御部107との間でやり取りされ
る。
【0037】主制御部109はシステム全体の制御を行
うとともに、割り込み要求信号INTIPFに基づき割
り込みに対する動作切換制御を行う。
【0038】主制御部109にはシステムのモード設定
などの設定操作を行うための指示が操作部111から与
えられる。
【0039】次に、パラレルポート制御部102および
動作について説明する。
【0040】まず、パラレルポート制御部102の構成
について図2を参照しながら説明する。図2は図1のフ
ァクシミリ装置におけるパラレルポート制御部の構成を
示すブロック図である。
【0041】パラレルポート制御部102は、図2に示
すように、システムバスに接続されるレジスタ210
と、パラレルi/fに接続されるステータス制御部20
4およびDATAバッファ206とを有する。
【0042】レジスタ210は、システムバスを介して
主制御部109から指示に応じて送受信データおよびモ
ードを指定し、その指定したモードはモード生成部20
8に与えられる。モード生成部208は、指定された送
受信データおよびモードに基づきパラレルポート制御部
102における動作モードを指定するIFMOD信号を
生成する。このIFMOD信号は、具体的には、データ
送受信動作、データ転送に関するパソコンとのハンドシ
ェイクの形式を指定する信号からなり、この信号は、D
MA要求制御部207、TPIタイマ203、ステータ
ス制御部204に与えられる。
【0043】ステータス制御部204は、バッファIC
101に出力ステータス信号STSO−4:0を出力す
るとともに、バッファIC101に保持されたi/f入
力ステータス信号STSI−3:0を入力する。
【0044】DATAバッファ206は、i/fパラレ
ルデータバスおよびバッファIC101を介して送受さ
れるデータD0−7を一旦保持する。DATAバッファ
206に保持されるデータの読出し、書込は、R/W制
御部209によって制御されるとともに、DATAバッ
ファ206に保持されているデータの転送はDMA要求
制御部207で制御される。
【0045】R/W制御部209は、上述のDATAバ
ッファ206に保持されるデータの読出し、書込に対す
る制御とともに、レジスタ210に対する制御を行う。
【0046】DMA要求制御部207は、DATAバッ
ファ206に保持されているデータの転送制御を、受信
制御部201または送信制御部202が行うハンドシェ
イクに形式に基づき実行される。
【0047】受信制御部201は、レジスタ210から
の指示およびステータス制御部204のステータス信号
に基づき受信時のデータ転送に関するハンドシェイクを
行い、送信制御部202は、レジスタ210からの指示
およびステータス制御部204のステータス信号に基づ
き送信時のデータ転送に関するハンドシェイクを行う。
【0048】TPIタイマ203は、送受信時のタイミ
ング信号を生成する。
【0049】割り込み発生部205は、レジスタ210
からの指示、ステータス制御部204のステータス信号
などに割り込み信号を出力する。
【0050】次に、パラレルポート制御部102におけ
る動作について図3ないし図10と表1および表2を参
照しながら説明する。図3は図2のパラレルポート制御
部のCompatibirity におけるデータストローブタイミン
グ設定による応答変化を示すタイミングチャート、図4
は図2のパラレルポート制御部のCompatibirity におけ
るBusy-nAck 応答タイミング制御を示すタイミングチャ
ート、図5は図2のパラレルポート制御部のCompatibir
ity におけるnAck応答中のストローブ信号入力時の応答
を示すタイミングチャート、図6は図2のパラレルポー
ト制御部のNIBLLEモードにおけるデータ転送タイミング
を示すタイミングチャート、図7および図8は図2のパ
ラレルポート制御部のNIBLLE/BYTE モードにおけるデー
タ転送制御を示すフローチャート、図9は図2のパラレ
ルポート制御部のBYTEモードにおけるデータ転送タイミ
ングを示すタイミングチャート、図10は図2のパラレ
ルポート制御部のECP モードにおけるデータ転送タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【0051】本実施の形態では、IEEE−P1284
規格に規定されるデータ転送方法の内の以下4つの動作
モードに準拠した動作が可能である。
【0052】(1)Compatibirity モード (2)NIBLLEモード (3)BYTEモード (4)ECP モード(ECP Fwd /ECP Rev ) これらの各モードにおける入出力ステータス信号(ステ
ータス信号STSO−4:0、ステータス信号STSI
−3:0)の信号名の対応は表1に表し、以下の説明は
各モードにおける信号定義に沿って記述する。
【0053】
【表1】 上述の各モードに対応する動作を行うために、パラレル
ポート制御部102の動作モードはレジスタ210の設
定に従って、モード生成部208が生成するIFMOD
信号によって指定される。パラレルポート制御部102
は、IFMOD信号に基づきデータの送受の切換とデー
タ転送に関するパソコンとのハンドシェイクの形式の切
換とを行う。
【0054】次に、各モード毎のデータ転送動作につい
て説明する。
【0055】(Compatibirity モード)レジスタ210
に対するモード設定を行うことによって、パラレルポー
ト制御部102の動作モードはCompatibirity モードに
なる。
【0056】Compatibirity モードでは、図3に示すよ
うに、データストローブはnStrobe信号の変化
(立上り、立下り)によって行われ、そのデータストロ
ーブの実行タイミングとしては、nStrobe信号の
立上りまたは立下りにいずれかのタイミングを選択する
ことができる。このタイミングの選択はレジスタ210
において行われる。
【0057】例えば、データストローブの実行タイミン
グとしてnStrobe信号の立上りを選択すると、図
3(a)に示すように、nStrobe信号の立上りに
対しBusy信号が応答し、Busy信号のレベルは
「H」レベルになる。Busy信号の応答に続いて、n
Ack信号が応答し、そのレベルは「L」レベルにな
る。同様に、データストローブの実行タイミングとして
nStrobe信号の立下りを選択すると、図3(b)
に示すように、nStrobe信号の立下りに対しBu
sy信号が応答し、それに続いて、nAck信号が応答
する。
【0058】Busy信号、nAck信号のそれぞれの
応答タイミングは、TPIタイマ203で指定される時
間T1(≧0.5μs)と、Busy信号、nAck信
号のそれぞれに割り当てられている4ビットのシフトレ
ジスタの設定とによって決定される。
【0059】TPIタイマ203の時間T1と4ビット
のシフトレジスタの設定によるBusy信号、nAck
信号のそれぞれの応答タイミング制御では、nStro
be信号の変化(立上り、立下り)に伴いTPIタイマ
203のカウントが開始され、各信号に対するシフトレ
ジスタがT1時間毎に1ビットシフトし、最上位のビッ
ト値が出現すると、Busy信号、nAck信号が応答
する。
【0060】例えば、図4(a)に示すように、Bus
y信号に対するシフトレジスタが「1110」に、nA
ck信号に対するシフトレジスタが「0100」にそれ
ぞれ設定されると、Busy信号に対するシフトレジス
タが「1」のビット値を示す毎にBusy信号はその応
答によって「H」レベルになり、nAck信号に対する
シフトレジスタが「1」のビット値を示す毎にnAck
信号はその応答によって「L」レベルになる。
【0061】また、他の例として、図4(b)に示すよ
うに、Busy信号に対するシフトレジスタが「110
0」に、nAck信号に対するシフトレジスタが「01
11」にそれぞれ設定されると、Busy信号に対する
シフトレジスタの最上ビット値が「1」になる毎にBu
sy信号は応答し、nAck信号に対するシフトレジス
タの最上ビット値が「1」になる毎にnAck信号は応
答する。
【0062】このTPIタイマ203の時間T1と4ビ
ットのシフトレジスタの設定によるBusy信号、nA
ck信号のそれぞれの応答タイミング制御は、データバ
ッファ206に空き領域がないときには即時に行われ
ず、Busyステータスを送出することによって待機状
態の設定が行われ、データバッファ206に空き領域が
生じると、実行される。
【0063】このように、この応答タイミング制御で
は、nStrobe信号の変化(立上り、立下り)に伴
いTPIタイマ203のカウントが開始されるから、B
usy信号のレベルLからH変化以降の応答タイミング
はnStrobe信号の変化によらず、最大の受信レー
トを規定することができる。
【0064】次に、nAck応答中のストローブ信号に対す
る応答について説明する。
【0065】ホスト側がnACK信号の監視を行わない
時には、1度目のデータストローブに続くBusy,n
Ack信号の応答時にBusy信号が「L」になると、
nAck信号の応答中でも、次のストローブパルスが送
出される可能性がある。
【0066】このストローブパルスに対する応答は、B
usy,nAck信号応答タイミングの設定が同じで
も、パラレルポート制御部102の設定によって2種類
のタイミングで行われる。
【0067】その応答タイミングの一方としては、図5
(a)に示すように、現在行われているnAck信号の
送出終了後、次のBusy,nAck信号応答動作の起
動をかけるように設定している。この応答タイミング設
定においては、Busy,nAck信号応答動作タイミ
ングを規定するためのシフトレジスタの内容が図中の
「*」で示すタイミングで更新され、本例では、データ
受信応答の終了時にレジスタの内容が更新される。
【0068】これに対し、他方の応答タイミングとして
は、図5(b)に示すように、現在行われているnAc
k信号応答動作をストローブ信号入力によって直ちに終
了し、次のBusy,nAck信号応答動作を行うよう
に設定している。この応答タイミング設定においては、
Busy,nAck信号応答動作タイミングを規定する
ためのシフトレジスタの内容が図中の「*」で示すタイ
ミングで更新され、本例では、データ受信時にレジスタ
の内容が更新される。
【0069】Compatibirity モードには、データ受信時
の処理モードとして次の2つのモードが存在する。
【0070】(1)マニュアル応答モード このモード設定時には、データのストローブをハードウ
ェアによって行い、Busy,nAck信号応答動作を
ソフトウェアによって行う。このソフトウェアによる応
答制御の方法としては、信号変化のタイミング生成をソ
フトウェアが行う方法と、ソフトウェアによる応答開始
トリガーの発行によって、ハードウェアが上述のレジス
タ設定に従った、Busy,nAck信号応答動作を行
う方法とがある。
【0071】(2)自動応答モード このモードでは、データのストローブに続くBusy,
nAck信号応答動作をハードウェアによって自動的に
行い、データバッファ206に空きが存在する間は連続
したデータ受信を行う。ソフトウェアによってデータバ
ッファ206から有効な受信データの読出しのみを行え
ば、連続受信が可能になる。
【0072】この自動応答モードにDMA転送モードを
合わせて使用すれば、ソフトウェアによるDMA制御部
107に対する設定を行うのみで、データ受信をハード
ウェアにより自動的に行うことが可能になる。
【0073】(NIBLLEモード)次に、NIBLLEモードにつ
いて図6ないし図8を参照しながら説明する。
【0074】パラレルポート制御部210の動作モード
は、レジスタ210のモード設定によってNIBLLEモード
になる。
【0075】NIBLLEモードにおけるデータ送信時のステ
ータス応答タイミングは、図6に示すように、TPIタ
イマ203で指定される時間Tpに応じて決定される。
【0076】例えば、データバッファ206へのデータ
書込後、ホスト側のステータスがアイドリングになる
と、下位NIBBLEがセットされ、TPIタイマの指
定時間TP(≧0.5μs)経過後にPtrClk信号
レベルは「L]に設定される。
【0077】ホストからHostBusy信号の応答が
あると、直ちにPtrClk信号レベルは「H]に設定
される。これと同時に、送出ステータスラインの送出信
号はデータからプリンタステータスに切り替えられる。
【0078】ホストのHostBusy信号レベルが
「L」になると、上位NIBBLEのデータがセットさ
れ、Tp時間経過後にPtrClk信号レベルは「L」
に設定される。ホストからHostBusy信号の応答
があると、その応答があった時点からTp時間経過後
に、送出ステータスラインの送出信号はデータからプリ
ンタステータスに切り替えられる。
【0079】複数バイトの送信時には上述の処理が繰り
返され、また、Tp時間を制御することによって、最大
の受信レートを規定することができる。
【0080】このように、NIBBLEモードでは、データセ
ットおよびPtrClk信号送出動作がハードウェアに
よって自動的に行なわれ、データバッファ206に有効
な送信データが存在する期間中においては、連続してデ
ータ送信が行われる。この送信データの連続送信動作
は、ソフトウェアによる送信データの書込動作のみ行な
えば、実行される。また、DMA転送モードを併せて使
用すれば、ソフトウェアはDMA制御部107の設定を
行うことのみで、データの送信はハードウェアにより自
動的に行われる。
【0081】次に、NIBBLEモードにおけるデータ開始時
の処理について図7および図8を参照しながら説明す
る。
【0082】NIBBLEモードでは、データの送信に先立
ち、送信データの有無を宣言する必要がある。データバ
ッファに有効な送信データが存在すれば、ハードウェア
は送信データ有りと判定する。
【0083】しかし、NIBBLEモードでは、送出ステータ
スラインをデータラインと共用するために、ソフトウェ
アによるステータスラインの操作やハードウェアによる
送信データ有無の判定が、図6の*印で示されるデータ
転送の一定のタイミングでステータスとして反映されさ
れるから、データ送信に先立ち送信データ有りの宣言を
するための特別の処理が必要になる。
【0084】図7を参照するに、まず、パラレルポート
制御102のモードがInterruputモードに設
定される(ステップS701)。このInterrup
utモードでは、送出ステータスラインを任意のタイミ
ングで変化させることができる。
【0085】次いで、送信データがあるか否かの監視が
行われ(ステップS702)、送信データがあると、送
信データ有りの宣言がレジスタ210に出される(ステ
ップS703)。その宣言を出す処理以降の処理に代わ
る処理としてステップS711以降の処理またはステッ
プS721以降の処理が実行される。このステップS7
11以降の処理およびステップS721以降の処理につ
いては後述する。
【0086】送信データ有りの宣言を受けたレジスタ2
10によって送信ステータスの制御が行われ(ステップ
S704)、パラレルポート制御部102のモードがNI
BBLEモードに設定される(ステップS705)。
【0087】NIBBLEモード設定後、データバッファ20
6の空き領域を監視しながら(ステップS706)、そ
の空き領域に送信データの書込が行われる(ステップS
707)。データバッファ206への書き込まれた送信
データが最終データであるとき(ステップS708)、
送信データなしの宣言がレジスタ210に出される(ス
テップS709)。この最終データの送信後に、宣言に
基づき自動的に転送データなしのステータスが送出さ
れ、処理は終了する。
【0088】送信データがあると(ステップS70
2)、図8に示すように、送信データ有りの宣言の送出
(ステップS703)以降の処理に代わる処理として、
まず、データバッファ206に送信データが書き込まれ
る(ステップS711)。
【0089】次いで、レジスタ210によって送信ステ
ータスの制御が行われ(ステップS712)、パラレル
ポート制御部102のモードがNIBBLEモードに設定され
る(ステップS713)。
【0090】NIBBLEモード設定後、データバッファ20
6の空き領域を監視しながら(ステップS714)、デ
ータバッファ206に有効な送信データが存在するよう
に、その空き領域への送信データの書込が行われる(ス
テップS715)。この送信データの書込動作によっ
て、連続したデータの送信が可能になるとともに、上述
のステップS703による宣言の代わりにすることがで
きる。
【0091】送信データがあると(ステップS70
2)、図8に示すように、送信データ有りの宣言の送出
(ステップS703)以降の処理に代わる処理として、
まず、DMA転送を行うようにレジスタ210に指示さ
れる(ステップS721)。
【0092】次いで、レジスタ210によって送信ステ
ータスの制御が行われ(ステップS722)、パラレル
ポート制御部102のモードがNIBBLEモードに設定され
る(ステップS723)。
【0093】NIBBLEモード設定後、データバッファ20
6の空き領域を監視しながら(ステップS714)、デ
ータバッファ206に有効な送信データが存在するよう
に、その空き領域への送信データの書込が行われる(ス
テップS715)。
【0094】このDMA転送使用時には、DMA要求制
御部207からのLAST信号が有効になり、かつデー
タバッファ206の有効データがなくなると、自動的に
転送データ無しのステータスが送出される。
【0095】(BYTEモード)次に、BYTEモードについて
図7ないし図9を参照しながら説明する。
【0096】パラレルポート制御部210の動作モード
は、レジスタ210のモード設定によってBYTEモードに
なる。
【0097】BYTEモードにおけるデータ送信時のステー
タス応答タイミングは、図9に示すように、TPIタイ
マ203で指定される時間Tpに応じて決定される。
【0098】例えば、データバッファ206へのデータ
書込後、ホスト側のステータスがアイドリングになる
と、データバスにデータがセットされ、TPIタイマの
指定時間TP(≧0.5μs)経過後にPtrClk信
号レベルは「L]に設定される。
【0099】ホストからHostBusy信号の応答か
らTp時間経過後にPtrClk信号レベルは「H]に
設定される。HostBusy信号レベルが「H」期間
中、PtrClk信号レベルの「L」から「H」への立
上りがあると、1バイトの転送が終了する。複数バイト
を送信するときには、HostBusy信号レベルが
「L」になることを待ってデータをセットし、以降同じ
処理を繰り返す。また、Tp時間を制御することによっ
て、最大の受信レートを規定することができる。なお、
図9中の*印はデータ転送のタイミングを表す。
【0100】次に、BYTEモードにおけるデータ開始時の
処理について図7および図8を参照しながら説明する。
【0101】BYTEモードでは、データの転送に先立ち、
送信データの有無を宣言する必要があり、データバッフ
ァ206に有効な送信データが存在すれば、ハードウェ
アは送信データ有りと判定する。
【0102】しかし、ソフトウェアによるステータスラ
インの操作やハードウェアによる送信データ有無の判定
が、図9の*印で示されるデータ転送の一定のタイミン
グでステータスとして反映されされるから、データ送信
に先立ち送信データ有りの宣言をするための特別の処理
が必要になる。
【0103】この特別な処理に伴う設定方法について図
7および図8を参照しながら説明する。
【0104】図7を参照するに、まず、パラレルポート
制御102のモードがInterruputモードに設
定される(ステップS701)。このInterrup
utモードでは、送出ステータスラインを任意のタイミ
ングで変化させることができる。
【0105】次いで、送信データがあるか否かの監視が
行われ(ステップS702)、送信データがあると、送
信データ有りの宣言がレジスタ210に出される(ステ
ップS703)。その宣言を出す処理以降の処理に代わ
る処理としてステップS711以降の処理またはステッ
プS721以降の処理が実行される。このステップS7
11以降の処理およびステップS721以降の処理につ
いては後述する。
【0106】送信データ有りの宣言を受けたレジスタ2
10によって送信ステータスの制御が行われ(ステップ
S704)、パラレルポート制御部102のモードがBY
TEモードに設定される(ステップS705)。
【0107】BYTEモード設定後、データバッファ206
の空き領域を監視しながら(ステップS706)、その
空き領域に送信データの書込が行われる(ステップS7
07)。データバッファ206への書き込まれた送信デ
ータが最終データであるとき(ステップS708)、送
信データなしの宣言がレジスタ210に出される(ステ
ップS709)。この最終データの送信後に、宣言に基
づき自動的に転送データなしのステータスが送出され、
処理は終了する。
【0108】送信データがあると(ステップS70
2)、図8に示すように、送信データ有りの宣言の送出
(ステップS703)以降の処理に代わる処理として、
まず、データバッファ206に送信データが書き込まれ
る(ステップS711)。
【0109】次いで、レジスタ210によって送信ステ
ータスの制御が行われ(ステップS712)、パラレル
ポート制御部102のモードがBYTEモードに設定される
(ステップS713)。
【0110】BYTEモード設定後、データバッファ206
の空き領域を監視しながら(ステップS714)、デー
タバッファ206に有効な送信データが存在するよう
に、その空き領域への送信データの書込が行われる(ス
テップS715)。この送信データの書込動作によっ
て、連続したデータの送信が可能になるとともに、上述
のステップS703による宣言の代わりにすることがで
きる。
【0111】送信データがあると(ステップS70
2)、図8に示すように、送信データ有りの宣言の送出
(ステップS703)以降の処理に代わる処理として、
まず、DMA転送を行うようにレジスタ210に指示さ
れる(ステップS721)。
【0112】次いで、レジスタ210によって送信ステ
ータスの制御が行われ(ステップS722)、パラレル
ポート制御部102のモードがBYTEモードに設定される
(ステップS723)。
【0113】BYTEモード設定後、データバッファ206
の空き領域を監視しながら(ステップS714)、デー
タバッファ206に有効な送信データが存在するよう
に、その空き領域への送信データの書込が行われる(ス
テップS715)。
【0114】このDMA転送使用時には、DMA要求制
御部207からのLAST信号が有効になり、かつデー
タバッファ206の有効データがなくなると、自動的に
転送データ無しのステータスが送出される。
【0115】BYTEモードには、データ送信時の処理モー
ドとして次の2つのモードが存在する。
【0116】(1)マニュアル応答モード このモード設定時には、データバッファ206へのデー
タ書込後、送信トリガをセットすることによって送信動
作が開始される。ホストのステータス監視とデータのセ
ットおよびPtrClk信号操作はハードウェアによっ
て行われれる。なお、ホストのステータス監視とデータ
のセットおよびPtrClk信号操作をハードウェアに
代えてソフトウェアによって行うようにすることもでき
る。
【0117】(2)自動応答モード このモードでは、データバッファ206へデータを書き
込むことによって、送信動作が開始される。ホストのス
テータス監視とデータのセットおよびPtrClk信号
操作はハードウェアによって行われれ、データバッファ
206に有効なデータが存在する間は連続してデータ送
信が行われる。この連続送信時、ソフトウェアによるデ
ータバッファ206への送信データの書込が行われる。
【0118】この自動応答モードにDMA転送モードを
合わせて使用すれば、ソフトウェアによるDMA制御部
107に対する設定を行うのみで、データ送信はハード
ウェアにより自動的に行うことが可能になる。
【0119】(ECP モード)次に、ECP モードについて
図10を参照しながら説明する。
【0120】レジスタ210に対するモード設定を行う
ことによって、パラレルポート制御部102の動作モー
ドはECP モードになる。
【0121】ECP モードには、送信・受信モードの2つ
のモードが定義され、ECP モード設定時には送受信モー
ドのいずれかのモードを選択する必要がある。
【0122】(ECP Fwd )…受信 ECP Fwd モードすなわち受信モードにおいては、図10
(a)に示すように、データストローブはホスト側から
のHostClk信号の変化(立上り、立下り)に応じ
て行われ、そのデータストローブの実行タイミングとし
ては、HostClk信号の立上りまたは立下りのいず
れかのタイミングを選択することができる。このタイミ
ングの選択はレジスタ210において行われる。
【0123】これに対し、PtrBusy信号は、Ho
stClk信号の変化(立上り、立下り)に関係なく、
HostClk信号の立下りに同期して「H」になる。
【0124】Compatibirity モードと同様に、PtrB
usy信号応答タイミングは、TPIタイマ203で指
定される時間T1(≧0μs)と、Busy信号に割り
当てられている4ビットのシフトレジスタの設定とによ
って決定される(T1×1〜4の範囲)。
【0125】このTPIタイマ203の時間T1と4ビ
ットのシフトレジスタの設定による上述のタイミング制
御は、データバッファ206に空き領域がないときには
即時に行われず、Busyステータスを送出することに
よって待機状態の設定が行われ、データバッファ206
に空き領域が生じると、実行される。
【0126】このように、このようにPtrBusy信
号の応答タイミングを制御することによって、最大の受
信レートを規定することができる。
【0127】次に、nAck応答中のストローブ信号に対す
る応答について説明する。
【0128】ECP モードには、データ受信時の処理モー
ドとして次の2つのモードが存在する。
【0129】(1)マニュアル応答モード このモード設定時には、HostClk信号の立下りに
同期したPtrBusy信号の「L」から「H」へのレ
ベル移行をハードウェアによって行い、以降のPtrB
usy信号応答動作をソフトウェアによって行う。この
ソフトウェアによる応答制御の方法としては、信号変化
のタイミング生成をソフトウェアが行う方法と、ソフト
ウェアによる応答開始トリガーの発行によって、ハード
ウェアが上述のレジスタ設定に従った、PtrBusy
信号応答動作を行う方法とがある。
【0130】(2)自動応答モード このモードでは、データのストローブに続くPtrBu
sy信号応答動作をハードウェアによって自動的に行
い、データバッファ206に空きが存在する間は連続し
たデータ受信を行う。ソフトウェアによってデータバッ
ファ206から有効な受信データの読出しのみを行え
ば、連続受信が可能になる。
【0131】この自動応答モードにDMA転送モードを
合わせて使用すれば、ソフトウェアによるDMA制御部
107に対する設定を行うのみで、データ受信をハード
ウェアにより自動的に行うことが可能になる。
【0132】(ECP Rev )…送信 ECP Rev すなわち送信モードにおけるデータ送信時のス
テータス応答タイミングは、図10(b)に示すよう
に、TPIタイマ203で指定される時間Tpに応じて
決定される。
【0133】例えば、データバッファ206へのデータ
書込後、ホスト側のステータスがアイドリングになる
と、データバスにデータがセットされ、TPIタイマの
指定時間TP(≧0μs)経過後にPtrClk信号レ
ベルは「L」に設定される。
【0134】PtrClk信号レベルの「L」への設定
から指定時間TP(≧0μs)が経過し、かつホストか
らHostBusy信号の応答があると、HostBu
sy信号の「L」レベルの変化を待ってPtrClk信
号レベルは「H」に設定され、1バイトの転送は終了す
る。
【0135】複数バイトの送信時には上述の処理が繰り
返され、また、Tp時間を制御することによって、最大
の送信レートを規定することができる。
【0136】ECP モードには、データ送信時の処理モー
ドとして次の2つのモードが存在する。
【0137】(1)マニュアル応答モード このモード設定時には、データバッファ206へのデー
タ書込後、送信トリガをセットすることによって送信動
作が開始される。ホストのステータス監視とデータのセ
ットおよびPtrClk信号操作はハードウェアによっ
て行われれる。なお、ホストのステータス監視とデータ
のセットおよびPtrClk信号操作をハードウェアに
代えてソフトウェアによって行うようにすることもでき
る。
【0138】(2)自動応答モード このモードでは、データバッファ206へデータを書き
込むことによって、送信動作が開始される。ホストのス
テータス監視とデータのセットおよびPtrClk信号
操作はハードウェアによって行われれ、データバッファ
206に有効なデータが存在する間は連続してデータ送
信が行われる。この連続送信時、ソフトウェアによるデ
ータバッファ206への送信データの書込が行われる。
【0139】次に、割り込み発生部205の構成につい
て図11および表2を参照しながら説明する。図11は
図2のパラレルポート制御部に設けられている割り込み
発生部205の構成を示すブロック図である。
【0140】割り込み発生部205は、上述したよう
に、レジスタ210からの指示、ステータス制御部20
4のステータス信号などに割り込み信号を出力する。
【0141】割り込み発生部205は、図11に示すよ
うに、割り込み要因の発生を検出する割込要因検出部1
001を有する。具体的には、割込要因検出部1001
は、独立した8つの割込要因を入力として、その1つの
信号STS1−7:0を出力する。各割込要因の詳細内
容は表2に表す。
【0142】
【表2】 各割り込み要因は、後述するように、個別にマスクする
ことが可能であり、そのマスクされた要因は割り込み信
号の生成要求対象とはならないが、ステータスには反映
されるように設定されている。各割込要因は、ステータ
スクリアパルス発生部1006がWR*信号に基づき発
生するステータスクリアパルスCLRP1*によってク
リアされるように設定されている。
【0143】割込要因検出部1001の出力STS1−
7:0は、マスク制御部1004、ステータスバッファ
1002、ステータスセレクト部1003にそれぞれ与
えられる。
【0144】マスク制御部1004は、割込要因検出部
1001における割込要因をマスクするための信号MS
KINT−7:0、ステータス出力の切替選択信号SE
LSTSを取り込み、MSKINT−7:0信号、SE
LSTS信号に基づき割り込み要因のマスクを行うとと
もに、割り込み信号生成を要求する信号INTTRGを
出力する。なお、マスクされた割り込み要因は、割り込
み信号生成の要求対象とはならない。
【0145】INTTRG信号は、WR*信号とともに
割込要求信号発生部1005に与えられ、割込要求信号
発生部1005は、INTTRG信号に基づき主制御部
105に対する割込要求信号INTPIFを生成すると
ともに、ステータスバッファ1002に対するデータロ
ード信号LDSTS*を生成する。割込要求信号INT
PIFは、DLYCLK信号によって遅延されて主制御
部105に出力される。
【0146】ステータスバッファ1002は、割込要因
検出部1001の出力STS1−7:0とともに、デー
タロード信号LDSTS*、ステータスクリアパルス発
生部1006からのステータスクリアパルスCLRP2
*を取り込み、各信号に応じて所定のステータスを示す
STS2−7:0を出力する。
【0147】STS2−7:0は、STS1−7:0お
よびSELSTS信号とともにステータスセレクト部1
003に与えられる。ステータスセレクト部1003
は、STS2−7:0、STS1−7:0およびSEL
STS信号に基づき、i/fパラレルデータバスおよび
バッファIC101を介して送受されるデータD0−7
を指定するための信号D−7:0を出力する。
【0148】次に、割り込み発生部に動作について説明
する。
【0149】割り込み発生部205は、上述したよう
に、8つの独立した割り込み要因を入力として、1つの
STS1−7:0信号を出力する。割り込み要因は、パ
ラレルポート制御部102のモード設定と連携し、無効
な要因は発生しないように設定されている。送受信の割
り込みは、DMA転送と自動/手動受信モードとの設定
に応じて異なった条件で発生する。
【0150】手動モードでは、レジスタ210の設定に
従いSTS1−0信号の変化が発生し、自動受信モード
では、1バイト、または2バイトのデータ受信動作の終
了時に割り込みが発生する。DMA転送が設定されてい
る場合、割り込みは発生しない。
【0151】手動送信設定時には、1、または2バイト
の送信動作終了時に、自動送信設定時には、データバッ
ファ206に空きが生じたときに割り込みが発生する。
送信時にDMA転送の設定がされたときには、DMA要
求制御部207からの最終データの転送終了を指示する
LAST信号が「H」でかつデータバッファ206に送
信データがなくなると、割り込みが発生する。送信・D
MA転送設定時の割り込みは、画像メモリ108からデ
ータバッファ206へのデータ転送終了後に、パラレル
i/fのデータ転送終了を主制御部109に知らせるた
めに用いられる。また、パラレルi/fを介して通信し
ている送信相手(パソコン)に送信データの有無を通知
する必要があるときには、データバッファ206におけ
るデータの有無に関わらず、LAST信号が「L」の期
間中、データバッファ206に対し送信データの有との
判定がパラレルポート制御部102によって行われる。
【0152】次に、割り込み発生部205における割り
込みモードの変化に伴う割り込み信号(INTPIF信
号)とデータバッファ206の内容の更新タイミングに
ついて図12を参照しながら説明する。図12は図11
の割り込み発生部205における割り込みモードの変化
に伴う割込要求信号(INTPIF信号)とデータバッ
ファ206の内容の更新タイミングを示すタイミングチ
ャートである。図中のステータス1は割込要因検出部1
001からのステータス出力を、ステータス2はステー
タスバッファ1002からのステータス出力をそれぞれ
示し、各ステータスに付されている(n)の数字は、ス
テータス内容に対応するものである。具体的には、
(0)はクリア状態を、(1),(2)は割込発生時の
ステータスをぞれぞれ表している。
【0153】図12(a)を参照するに、SELSTS
信号が「L」レベルの状態では、割り込みステータスは
2段構成となり、主制御部109から読めるデータはス
テータスバッファ1002のデータである。割込要因検
出部1001とステータスバッファ1002のリセット
タイミングにおいて、割込要因検出部1001ではIN
TPIF信号生成時に、ステータスバッファ1002で
は主制御部109からの再起動のためのWRITEパル
ス入力時になる。
【0154】これに対し、SELSTS信号が「H」レ
ベルの状態では、図12(b)に示すように、割り込み
ステータスは1段構成となり、主制御部109から読め
るデータはステータスバッファ1002のデータであ
る。割込要因検出部1001のリセットタイミングは、
主制御部109からの対応するアドレスへのWRITE
(書き込み)時になる。なお、SELSTS信号が
「H」レベルの状態であるとき、ステータス2は無効設
定される。
【0155】割込要求信号生成部1205は、1度割込
要求信号を生成すると、停止状態になり、主制御部10
9からの対応するアドレスへのWRITEが再起動トリ
ガとなる。
【0156】次に、DLYCLK信号によって割込要求
信号を遅延させる場合、遅延させない場合の各場合にお
ける割込発生のタイミングについて図13を参照しなが
ら説明する。図13はDLYCLK信号によって割込要
求信号を遅延させる場合、遅延させない場合の各場合に
おける割込発生のタイミングを示すタイミングチャート
である。
【0157】割込要求信号発生部1005の割込要求信
号の遅延出力動作は、SELIMOD信号(図示せず)
のレベルに応じて選択される。
【0158】SELIMOD信号を「L」レベルに設定
することによって、割込要求信号の出力を遅延させると
き、図13(a)に示すように、連続して発生する割込
要因に対して、生成される割込要求信号(INTPIF
信号)の間隔は、最小DLYCLK信号の1周期にな
る。
【0159】これに対し、SELIMOD信号を「H」
レベルに設定することによって、割込要求信号の出力を
遅延させるとき、図13(b)に示すように、連続して
発生する割込要因に対して、再起動トリガ(WRITE
パルス)入力直後に、割込要求信号(INTPIF信
号)が生成、出力される。
【0160】割込要因である、TERM、INIT、E
CPRCDF発生時には、送受信動作は停止され、バス
上の衝突を防ぐために、XPIFEN信号を「H」レベ
ルにすることによってパラレルi/fのデータバスをハ
イインピーダンス状態にする処理がハードウェアによっ
て自動的に行われる。この処理は、割込要因のマスク状
態によらずに実行され、処理の解除は割込要求信号発生
部1005に対する再起動トリガの発行によって行われ
る。
【0161】次に、データバッファ206の構成につい
て図14を参照しながら説明する。図14は図2のデー
タバッファの構成を示すブロック図である。
【0162】データバッファ206は、図14に示すよ
うに、パラレルi/fへのデータの入出力の切替を行う
セレクタ1301を有する。セレクタ1301には、送
信データのバッファリングを行う送信データバッファ
(TXB2,TXB1)1302,1303と、受信デ
ータのバッファリングを行う受信データバッファ(RX
B2,RXB1)1304,1305とが接続されてい
る。
【0163】送信データバッファ1303は、2バイト
の容量を有し、データバスに接続されている。送信デー
タバッファ1303へのデータの書込は、主制御部10
7から出力される信号WR*で制御される。送信データ
バッファ1302は2バイトの容量を有し、送信データ
バッファ1303からの送信データの取込みは、信号L
DT2によって制御され、送信データバッファ1302
に取り込まれた送信データはセレクタ1301を介して
パラレルi/fへ転送される。各送信データバッファ1
302,1303は、8ビット、16ビットの両データ
バスに対応可能に構成され、8ビット幅選択時には各送
信データバッファの上位のバイトは無効になる。
【0164】受信データバッファ1304は、2バイト
の容量を有し、パラレルi/fからセレクタ1301を
介して転送された受信データを取り込む。この受信デー
タの取込みは、信号STRBH,STRBLによって制
御される。受信データバッファ1304で受信された受
信データは、受信データバッファ1305へ転送され、
この転送は、信号LDR2によって制御される。受信デ
ータバッファ1305は2バイトの容量を有し、それに
取り込まれた受信データはデータバスへ送出される。各
受信データバッファ1304,1305は、8ビット、
16ビットの両データバスに対応可能に構成され、8ビ
ット幅選択時には各受信データバッファの上位のバイト
は無効になる。
【0165】次に、データバッファ206における送受
信時の動作について説明する。
【0166】送信に伴い送信データバッファ1303に
データが書き込まれると、送信制御部202は送信デー
タバッファ1302の空き状態を監視し、送信データバ
ッファ1302に空きがあると、LDT2信号を生成す
る。このLDT2信号は送信データバッファ1302に
与えられ、送信データバッファ1302は送信データバ
ッファ1303から送信データを取り込み、その送信デ
ータはセレクタ1301を介してパラレルi/fに転送
される。
【0167】DMA転送を使用しないモードにおいて
は、このデータのロードに同期にして割り込みが発生
し、DMA転送を使用するときには、DMA転送要求信
号(DMAREQ1)が生成される。送信データバッフ
ァ1302の出力は、データバスのビット設定に応じて
セレクタ1301を介して所定のバイト数が出力される
ように制御される。具体的には、データバスが16ビッ
ト幅に設定されているとき、送信データは、下位、上位
のバイトの順に出力され、データバスが8ビット幅に設
定されているとき、送信データの下位のバイトのみがパ
ラレルi/f上に転送される。
【0168】パラレルi/fを介して外部からデータ入
力があると、セレクタ1301からの出力は、データバ
スのビット設定に応じて所定のバイト数が出力されるよ
うに制御される。具体的には、データバスが16ビット
幅に設定されているとき、受信データは、下位、上位の
バイトの順に書き込まれ、データバスが8ビット幅に設
定されているとき、受信データは、上位、下位それぞれ
に同一データとして書き込まれる。
【0169】受信制御部201は、受信データバッファ
1305の状態を監視し、それに空きが生じると、LD
R2を生成する。受信データバッファ1304はLDR
2信号に基づき受信データを受信データバッファ130
5に転送する。DMA転送を使用しないモードにおいて
は、このデータのロードに同期にして割り込みが発生
し、DMA転送を使用するときには、DMA転送要求信
号(DMAREQ1)が生成される。受信データバッフ
ァ1305のデータが読み出されると、受信制御部20
1は受信データバッファ1305の状態を空き状態であ
ると認識する。
【0170】このように、パーソコンなどの外部装置と
の間でIEEE−P1284の規格に準拠したパラレル
インタフェイスからなるパラレルi/fを用いることに
よって、高速な双方向通信を実現することができる。
【0171】また、このパラレルi/fに関わる制御部
がデータ転送に関する大半の制御を行うから、主システ
ムに負荷を掛けることがない。
【0172】さらに、画像メモリからデータバッファ2
06に対するデータの転送終了を主制御部に通知するこ
とによって、ソフトウェアの負荷を増すことなく、デー
タ転送終了の監視を行うことができる。
【0173】なお、本実施の形態では、データバスを8
ビット幅に設定したときに、上位バイトを無効にしてい
るが、8ビット幅設定時、各バッファの上位、下位それ
ぞれのバイトを独立させれば、全バッファを有効に使用
することができる。
【0174】また、本実施の形態では、最大の転送レー
トを規定するために、パラレルi/f上のハンドシェイ
クタイミングを制限しているが、これを内部の転送レー
トの規定に置き換えることも可能である。例えば、DM
A制御部にプリスケーラーを設け、これにより転送レー
ト制限を行うことによって、パラレルi/f上の最大転
送レートを規定することもできる。パラレルi/f上の
固定した転送レート規定では、実際の転送時間が、周辺
機器側で規定する1バイト当りの最低転送時間と、ホス
ト側の応答時間とを加えたものになるから、実効転送レ
ートはホスト側の応答速度に応じて遅くなる。これに対
し、システム内部での転送レート規定を行えば、実効転
送レートは想定した最大転送速度に近くなる。
【0175】さらに、本実施の形態では、データバッフ
ァ206における送受信データバッファを2段構成にし
ているが、これに代えて、通常のメモリ空間と同様の構
成とすることもできる。
【0176】さらに、本実施の形態におけるパラレルi
/fのデータ転送形式に代えて、IEEE−P1284
規格に準拠した他のデータ転送モード、その他の双方向
通信形式を用いても同様の機能を達成することができ
る。
【0177】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
情報通信端末によれば、外部装置に対し、IEEE−P
1284に規定の双方向パラレルポートインタフェイス
規格に準拠したハンドシェイクおよびデータ転送動作を
可能とするインタフェイスを構成する外部インタフェイ
ス手段と、外部装置との間で構築されるシステムに対す
る制御を行う制御手段と、画像などのデータを蓄積する
データ蓄積手段とを設け、外部インタフェイス手段とデ
ータ蓄積手段との間におけるデータ転送の終了を外部イ
ンタフェイス手段に通知するから、パーソナルコンピュ
ータなどの外部装置との間でIEEE−P1284の規
格に準拠したパラレルインタフェイスによる高速な双方
向通信を実現することができる。
【0178】請求項2記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、外部装置に対する送受信デー
タのバッファリングを行うためのデータバッファ手段
と、データバッファ手段における外部装置への送信デー
タの有無を監視するデータバッファ監視手段と、データ
転送終了手段から最終データの転送終了通知を受ける
と、データバッファ監視手段の監視結果に応じてシステ
ムに対しデータ転送終了を通知する内部データ転送終了
手段とが設けられているから、ソフトウェアに掛かる負
荷を増すことなく、データ転送の終了監視を行うことが
できる。
【0179】請求項3記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、データ転送終了手段から最終
データの転送終了通知を受けると、データバッファ監視
手段の監視結果に応じて外部装置へインタフェイスを介
してデータ転送終了を通知する外部データ転送終了手段
が設けられているから、外部装置へのデータ転送終了通
知を容易に行うことができる。
【0180】請求項4記載の情報通信端末によれば、デ
ータバッファ監視手段で、データバッファ手段における
受信データを格納する空き領域の有無を外部装置への送
信データの有無とともに監視するから、送受信の切替え
に伴う割り込み制御を容易にすることができる。
【0181】請求項5記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、複数のデータ転送モードの中
から設定されたデータ転送モードに対し、そのデータ送
受の制御を行うデータ転送制御手段が設けられているか
ら、データ転送制御に伴う主システム側に掛かる負荷を
小さく抑えることができる。
【0182】請求項6記載の情報通信端末によれば、各
データ転送モードとして、バイト単位のデータ転送毎
に、応答指示を行うことによって連続したデータ転送を
行うモードと、データ送信時にデータバッファ監視手段
の監視結果からデータバッファ手段に送信データが存在
すると判定されると、データ受信時にデータバッファ監
視手段の監視結果からデータバッファ手段に受信データ
に対する空き領域が存在すると判定されると、それぞれ
自動的にデータの送受を行うモードとを実行することが
できる。
【0183】請求項7記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、複数のデータ転送モードの中
から所定のデータ転送モードを設定するモード設定手段
が設けられているから、データ転送モードの設定を容易
に行うことができる。
【0184】請求項8記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、外部装置との間におけるデー
タ転送速度を制限するように、外部装置との間のハンド
シェイクタイミングを制御するとともに、インタフェイ
ス上の最大データ転送速度を規定する転送速度規定手段
が設けられているから、インタフェイス上の最大データ
転送速度を容易に得ることができる。
【0185】請求項9記載の情報通信端末によれば、外
部インタフェイス手段に、データ蓄積手段とデータバッ
ファ手段との間における直接アクセス転送動作を制御す
るDMA制御手段が設けられているから、DMA転送に
よるデータ転送を行うことができる。
【0186】請求項10記載の情報通信端末によれば、
外部インタフェイス手段に、DMA制御手段に対しデー
タ蓄積手段とデータバッファ手段との間における直接ア
クセス転送動作を要求するDMA要求手段が設けられて
いるから、DMA転送使用を容易に要求することができ
る。
【0187】請求項11記載の情報通信端末によれば、
外部インタフェイス手段に、データ転送動作などに伴う
複数の割込み要因によって単一の割込み信号を生成する
割込み信号生成手段と、バス駆動の解除が必要な状態発
生時に強制的にバス解放を行うバス解放手段と、送受信
動作の停止が必要な状態発生時に、強制的に送受信を停
止させる停止手段とが設けられているから、複数の割込
み要因に伴う切替制御などの制御を簡単に実現すること
ができる。
【0188】請求項12記載の情報通信端末によれば、
割込み信号生成手段で、割込み信号によって生じる割込
みの最低間隔を規定するように割込み信号の出力を遅延
させるから、割込み要因に伴う切替制御などにおける切
替タイミングを適正に制御することができる。
【0189】請求項13記載の情報通信端末によれば、
割込み信号生成手段で、割込み信号による割込みステー
タスの構成を段階的に切り換えるから、複数の割込み要
因に伴う切替制御などの制御を適正に行うことができ
る。
【0190】請求項14記載の情報通信端末によれば、
割込み信号生成手段で、割込み信号を1度生成すると、
再起動トリガ入力まで状態を停止状態に保持するから、
次の割込み要因による制御への移行を制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の情報通信端末を構成す
るファクシミリ装置の主要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のファクシミリ装置におけるパラレルポー
ト制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のパラレルポート制御部のCompatibirity
におけるデータストローブタイミング設定による応答変
化を示すタイミングチャートである。
【図4】図2のパラレルポート制御部のCompatibirity
におけるBusy-nAck 応答タイミング制御を示すタイミン
グチャートである。
【図5】図2のパラレルポート制御部のCompatibirity
におけるnAck応答中のストローブ信号入力時の応答を示
すタイミングチャートである。
【図6】図2のパラレルポート制御部のNIBLLEモードに
おけるデータ転送タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図7】図2のパラレルポート制御部のNIBLLE/BYTE モ
ードにおけるデータ転送制御を示すフローチャートであ
る。
【図8】図2のパラレルポート制御部のNIBLLE/BYTE モ
ードにおけるデータ転送制御を示すフローチャートであ
る。
【図9】図2のパラレルポート制御部のBYTEモードにお
けるデータ転送タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図10】図2のパラレルポート制御部のECP モードに
おけるデータ転送タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図11】図2のパラレルポート制御部に設けられてい
る割り込み発生部205の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】図11の割り込み発生部205における割り
込みモードの変化に伴う割込要求信号(INTPIF信
号)とデータバッファ206の内容の更新タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図13】DLYCLK信号によって割込要求信号を遅
延させる場合、遅延させない場合の各場合における割込
発生のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図14】図2のデータバッファの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
102 パラレルポート制御部 107 DMA制御部 108 画像メモリ 201 受信制御部 202 送信制御部 203 TPIタイマ 204 ステータス制御部 205 割り込み発生部 206 データバッファ 207 DMA要求制御部 208 モード生成部 210 レジスタ 1001 割込要因検出部 1002 ステータスバッファ 1003 ステータスセレクト部 1004 マスク制御部 1005 割込要求信号発生部 1302,1303 送信データバッファ 1304,1305 受信データバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 G06F 3/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置との間でデータ通信を行う情報
    通信端末において、前記外部装置に対し、IEEE−P
    1284に規定の双方向パラレルポートインタフェイス
    規格に準拠したハンドシェイクおよびデータ転送動作を
    可能とするインタフェイスを構成する外部インタフェイ
    ス手段と、前記外部装置との間で構築されるシステムに
    対する制御を行う制御手段と、画像などのデータを蓄積
    するデータ蓄積手段と、前記外部インタフェイス手段と
    前記データ蓄積手段との間におけるデータ転送の終了を
    前記外部インタフェイス手段に通知するデータ転送終了
    通知手段とを備えることを特徴とする情報通信端末。
  2. 【請求項2】 前記外部インタフェイス手段は、前記外
    部装置に対する送受信データのバッファリングを行うた
    めのデータバッファ手段と、前記データバッファ手段に
    おける前記外部装置への送信データの有無を監視するデ
    ータバッファ監視手段と、前記データ転送終了手段から
    最終データの転送終了通知を受けると、前記データバッ
    ファ監視手段の監視結果に応じて前記システムに対しデ
    ータ転送終了を通知する内部データ転送終了手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載の情報通信端末。
  3. 【請求項3】 前記外部インタフェイス手段は、前記デ
    ータ転送終了手段から最終データの転送終了通知を受け
    ると、前記データバッファ監視手段の監視結果に応じて
    前記外部装置へ前記インタフェイスを介してデータ転送
    終了を通知する外部データ転送終了手段を有することを
    特徴とする請求項2記載の情報通信端末。
  4. 【請求項4】 前記データバッファ監視手段は、前記デ
    ータバッファ手段における受信データを格納する空き領
    域の有無を前記外部装置への送信データの有無とともに
    監視することを特徴とする請求項2または3記載の情報
    通信端末。
  5. 【請求項5】 前記外部インタフェイス手段は、複数の
    データ転送モードの中から設定されたデータ転送モード
    に対し、そのデータ送受の制御を行うデータ転送制御手
    段を有することを特徴とする請求項2ないし4のいずれ
    か1つに記載の情報通信端末。
  6. 【請求項6】 前記各データ転送モードは、バイト単位
    のデータ転送毎に、応答指示を行うことによって連続し
    たデータ転送を行うモードと、データ送信時に前記デー
    タバッファ監視手段の監視結果から前記データバッファ
    手段に送信データが存在すると判定されると、データ受
    信時に前記データバッファ監視手段の監視結果から前記
    データバッファ手段に受信データに対する空き領域が存
    在すると判定されると、それぞれ自動的にデータの送受
    を行うモードとからなることを特徴とする請求項5記載
    の情報通信端末。
  7. 【請求項7】 前記外部インタフェイス手段は、前記複
    数のデータ転送モードの中から所定のデータ転送モード
    を設定するモード設定手段を有することを特徴とする請
    求項5または6記載の情報通信端末。
  8. 【請求項8】 前記外部インタフェイス手段は、前記外
    部装置との間におけるデータ転送速度を制限するよう
    に、前記外部装置との間のハンドシェイクタイミングを
    制御するとともに、前記インタフェイス上の最大データ
    転送速度を規定する転送速度規定手段を有することを特
    徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の情報
    通信端末。
  9. 【請求項9】 前記外部インタフェイス手段は、前記デ
    ータ蓄積手段と前記データバッファ手段との間における
    直接アクセス転送動作を制御するDMA制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1つに
    記載の情報通信端末。
  10. 【請求項10】 前記外部インタフェイス手段は、前記
    DMA制御手段に対し前記データ蓄積手段と前記データ
    バッファ手段との間における直接アクセス転送動作を要
    求するDMA要求手段を有することを特徴とする請求項
    9記載の情報通信端末。
  11. 【請求項11】 前記外部インタフェイス手段は、前記
    データ転送動作などに伴う複数の割込み要因によって単
    一の割込み信号を生成する割込み信号生成手段と、バス
    駆動の解除が必要な状態発生時に強制的にバス解放を行
    うバス解放手段と、送受信動作の停止が必要な状態発生
    時に、強制的に送受信を停止させる停止手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1つに記
    載の情報通信端末。
  12. 【請求項12】 前記割込み信号生成手段は、前記割込
    み信号によって生じる割込みの最低間隔を規定するよう
    に前記割込み信号の出力を遅延させることを特徴とする
    請求項11記載の情報通信端末。
  13. 【請求項13】 前記割込み信号生成手段は、前記割込
    み信号による割込みステータスの構成を段階的に切り換
    えることを特徴とする請求項11記載の情報通信端末。
  14. 【請求項14】 前記割込み信号生成手段は、前記割込
    み信号を1度生成すると、再起動トリガ入力まで状態を
    停止状態に保持することを特徴とする請求項11記載の
    情報通信端末。
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