JP3198051U - パネル - Google Patents
パネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP3198051U JP3198051U JP2015001622U JP2015001622U JP3198051U JP 3198051 U JP3198051 U JP 3198051U JP 2015001622 U JP2015001622 U JP 2015001622U JP 2015001622 U JP2015001622 U JP 2015001622U JP 3198051 U JP3198051 U JP 3198051U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- auxiliary
- structural frame
- plate
- plate material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Abstract
【課題】簡便に取付けることができ、取付け前の運搬時の利便性が高く、耐震性に優れたパネルを提供する。【解決手段】パネル1は、木造建築物の構造躯体の片面に釘で打ち付けて取付けられるものであり、構造躯体に対して斜め方向に複数の板材2が接合されて形成された板材接合体3からなるものである。屋根材、床材として使用される場合には、板材接合体3の周縁に沿って四角形状に形成された補助部4を備えている。補強部4は木材を組み合わせて形成されており、2つの縦補助部材4aと、2つの縦補助部材4aのそれぞれの両端を連結する2つの横補助部材4bとによって構成されている。補助部4を構成する木材の厚みは、板材接合体3を構成する板材の厚み以下のように、薄い木材を用いることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、木造建築物の構造躯体の片面に取付けられて、屋根材、床材、または壁材として使用されるパネルに関する。
木造建築物の屋根材、床材、または壁材として使用されるパネルに関する技術について、本考案者による発明が、特許文献1、特許文献2に記載されている。
特許文献1、特許文献2に記載されているものはいずれも、上枠材と下枠材と左側縦枠材と右側縦枠材とによって形成される矩形状の矩形枠体の片面側に、上枠材と下枠材とに対して斜め方向に取り付けられた複数の板材とを備えたパネルであり、矩形枠体を用いていることに一つの特徴がある。
特許文献1、特許文献2に記載されているものは、耐震性に優れたものである点において優位性があるが、構造躯体にはめ込むための精度が要求される。
本考案は、このような事情を考慮してなされたもので、より簡便に取付けることができ、取付け前の運搬時の利便性が高く、耐震性に優れたパネルを提供することを目的とする。
本考案は、このような事情を考慮してなされたもので、より簡便に取付けることができ、取付け前の運搬時の利便性が高く、耐震性に優れたパネルを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本考案のパネルは、木造建築物の構造躯体の片面に取付けられるパネルであって、構造躯体に対して斜め方向に複数の板材が接合されて形成された板材接合体からなることを特徴とする。
木造建築物の構造躯体の片面に取付けられるものであるため、特許文献1、特許文献2に記載されているもののように、構造躯体にはめ込むための精度は必要なく、取付けが簡単であり、作業性が向上するとともに、斜め方向に複数の板材が接合されて形成された板材接合体を形成することにより、耐震性を確保することができる。
また、特許文献1、特許文献2に記載されているもののように、枠体を用いていないため、パネルの厚みを薄くすることができ、運搬の際の利便性が高い。
また、特許文献1、特許文献2に記載されているもののように、枠体を用いていないため、パネルの厚みを薄くすることができ、運搬の際の利便性が高い。
本考案のパネルにおいては、屋根材または床材として使用されるパネルについて、前記板材接合体の周縁に沿って四角形状に形成された補助部を備えている構造とすることができる。
板材接合体の周縁に沿って四角形状に形成された補助部を備えていることにより、取付け前の運搬時の強度を確保して変形を防止し、運搬時に破損しないパネルとすることができる。
本考案のパネルにおいては、壁材として使用されるパネルについて、前記板材接合体の片面に接するように取り付けられ、2つの間欠部を有する四角形状に形成された補助部を備えている構造とすることができる。
壁材として使用する場合には、壁の下地材である間柱の邪魔にならないようにパネルを取り付ける必要があるが、2つの間欠部を有する四角形状に形成された補助部を、板材接合体の片面に接するように設けることにより、間柱の邪魔にならずに、取付け前の運搬時の強度を確保して変形を防止し、運搬時に破損しないパネルとすることができる。
本考案によると、簡便に取付けることができ、取付け前の運搬時の利便性が高く、耐震性に優れたパネルを実現することができる。
以下に、本考案のパネルを、その実施形態に基づいて説明する。
図1に、本考案のパネルを床材、屋根材として用いた例を示す。
図1(a)は、パネルの正面図、図1(b)は、図1(a)のA―A断面図、図1(c)は、図1(a)のB―B断面図、図1(d)は、補助部を示す。
図1に、本考案のパネルを床材、屋根材として用いた例を示す。
図1(a)は、パネルの正面図、図1(b)は、図1(a)のA―A断面図、図1(c)は、図1(a)のB―B断面図、図1(d)は、補助部を示す。
パネル1は、木造建築物の構造躯体の片面に釘で打ち付けて取付けられるものであり、屋根材、床材として使用され、構造躯体に対して斜め方向に複数の板材2が接合されて形成された板材接合体3からなるものである。
板材接合体3の周縁に沿って四角形状に形成された補助部4を備えている。補強部4は木材を組み合わせて形成されており、2つの縦補助部材4aと、2つの縦補助部材4aのそれぞれの両端を連結する2つの横補助部材4bとによって構成されている。
補助部4を構成する木材の厚みは、板材接合体3を構成する板材の厚み以下のように、薄い木材を用いることができる。一例として、10mm×27mmの小さい木材を、補助部4を構成する木材として使用し、板材接合体3を形成する板材2の厚みを27mm程度とし、補助部4を構成する木材の厚みを10mm程度とすることができる。補助部4は、特許文献1、特許文献2に記載されている枠体と異なり、取付け前の運搬時の強度を確保することが目的であるため、このような薄い木材を用いても十分にその機能を発揮する。
パネル1を屋根材として用いる場合には、斜めに張った板材2がそのまま天井仕上げ材となるため、天井仕上げをする必要が無く、工期の短縮とコストの低減を図ることができる。また、仕上げ材を張る必要が無いため、地震が発生した際に、見た目で損傷の有無を確認することができる。
図2に、本考案のパネルを壁材として用いた例を示す。
図2(a)は、パネルの正面図、図2(b)は、図2(a)のA―A断面図、図2(c)は、図2(a)のB―B断面図、図2(d)は、補助部を示す。
図2(a)は、パネルの正面図、図2(b)は、図2(a)のA―A断面図、図2(c)は、図2(a)のB―B断面図、図2(d)は、補助部を示す。
パネル1は、木造建築物の構造躯体の片面に釘で打ち付けて取付けられるものであり、壁材として使用され、構造躯体に対して斜め方向に複数の板材2が接合されて形成された板材接合体3からなるものである。
板材接合体3の片面に接するように、補助部4が設けられている。補助部4は、2つの間欠部5を有する四角形状に形成されている。補強部4は木材を組み合わせて形成されており、縦補助部材4aと、縦補助部材4aの両端に連結された2つの横補助部材4bによって形成されるコの字型部材6aと、縦補助部材4aと、縦補助部材4aの両端に連結された2つの横補助部材4bによって形成される逆コの字型部材6bとが、間欠部5を挟んで対向するように配置されて構成されている。このように補助部4を構成することにより、構造躯体にパネル1を取り付けたときに、間柱の邪魔にならずに取り付けることができる。
補助部4を構成する木材の厚みは、板材接合体3を構成する板材の厚み以下のように、薄い木材を用いることができる。一例として、10mm×45mmの薄い木材を、補助部4を構成する木材として使用し、板材接合体3を形成する板材2の厚みを15mm程度とし、補助部4を構成する木材の厚みを10mm程度とすることができる。補助部4は、特許文献1、特許文献2に記載されている枠体と異なり、取付け前の運搬時の強度を確保することが目的であるため、このような薄い木材を用いても十分にその機能を発揮する。
図3に、本考案のパネルを構造躯体に取付けた状態を示す。
パネル1は、屋根パネル7、床パネル8、壁パネル9としてそれぞれ用いられ、構造躯体(母屋)10、構造躯体(登り梁)11、構造躯体(床梁)12、構造躯体(軒桁)13、構造躯体(柱)14、構造躯体(胴差)15、構造躯体(間柱)16、構造躯体(土台)17、構造躯体(大引)18に対してそれぞれ取付けられて使用される。パネル1は、それぞれの構造躯体の片面に釘で打ち付けて取付けられるため、構造躯体にはめ込むもののような精度は必要ではなく、取付けを容易に行うことができるため、作業性が向上する。
パネル1は、屋根パネル7、床パネル8、壁パネル9としてそれぞれ用いられ、構造躯体(母屋)10、構造躯体(登り梁)11、構造躯体(床梁)12、構造躯体(軒桁)13、構造躯体(柱)14、構造躯体(胴差)15、構造躯体(間柱)16、構造躯体(土台)17、構造躯体(大引)18に対してそれぞれ取付けられて使用される。パネル1は、それぞれの構造躯体の片面に釘で打ち付けて取付けられるため、構造躯体にはめ込むもののような精度は必要ではなく、取付けを容易に行うことができるため、作業性が向上する。
壁パネル9として用いる場合には、図3に示すように、壁の下地材である間柱16の邪魔にならないように取り付ける必要があるが、2つの間欠部5を有する四角形状に形成された補助部4を、板材接合体3の片面に接するように設けることにより、間柱16の邪魔にならずに、取付け前の運搬時の強度を確保して変形を防止し、運搬時に破損しないパネルとすることができる。
本考案は、簡便に取付けることができ、取付け前の運搬時の利便性が高く、耐震性に優れたパネルとして、建築用に広く利用することができる。
1 パネル
2 板材
3 板材接合体
4 補助部
4a 縦補助部材
4b 横補助部材
5 間欠部
6a コの字型部材
6b 逆コの字型部材
7 屋根パネル
8 床パネル
9 壁パネル
10 構造躯体(母屋)
11 構造躯体(登り梁)
12 構造躯体(床梁)
13 構造躯体(軒桁)
14 構造躯体(柱)
15 構造躯体(胴差)
16 構造躯体(間柱)
17 構造躯体(土台)
18 構造躯体(大引)
2 板材
3 板材接合体
4 補助部
4a 縦補助部材
4b 横補助部材
5 間欠部
6a コの字型部材
6b 逆コの字型部材
7 屋根パネル
8 床パネル
9 壁パネル
10 構造躯体(母屋)
11 構造躯体(登り梁)
12 構造躯体(床梁)
13 構造躯体(軒桁)
14 構造躯体(柱)
15 構造躯体(胴差)
16 構造躯体(間柱)
17 構造躯体(土台)
18 構造躯体(大引)
Claims (3)
- 木造建築物の構造躯体の片面に取付けられるパネルであって、構造躯体に対して斜め方向に複数の板材が接合されて形成された板材接合体からなることを特徴とするパネル。
- 屋根材または床材として使用されるパネルであって、前記板材接合体の周縁に沿って四角形状に形成された補助部を備えていることを特徴とする請求項1記載のパネル。
- 壁材として使用されるパネルであって、前記板材接合体の片面に接するように取り付けられ、2つの間欠部を有する四角形状に形成された補助部を備えていることを特徴とする請求項1記載のパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001622U JP3198051U (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001622U JP3198051U (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3198051U true JP3198051U (ja) | 2015-06-11 |
Family
ID=53537401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015001622U Expired - Fee Related JP3198051U (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198051U (ja) |
-
2015
- 2015-04-02 JP JP2015001622U patent/JP3198051U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6612552B2 (ja) | 耐火柱及びこれを備えた耐力壁 | |
JP2016084665A (ja) | 耐火構造 | |
US11428013B2 (en) | Mounting member and building wall structure | |
JP3198051U (ja) | パネル | |
JP2016194208A (ja) | 垂木の継手構造 | |
US10907361B2 (en) | Fixture and wall structure for buildings | |
JP5635749B2 (ja) | Alc部材及びalc部材への取付構造 | |
JP3208273U (ja) | パネル | |
JP6177759B2 (ja) | 大判化外壁パネル | |
JP2017227104A (ja) | 木造建築物モノコック耐震工法 | |
JP2018104884A (ja) | 建物の補強構造及び補強方法 | |
JP5926995B2 (ja) | 付属ユニット及びユニット建物 | |
JP3207573U (ja) | 建材連結金物 | |
JP6935317B2 (ja) | 建物 | |
JP6581354B2 (ja) | 建物 | |
JP6433285B2 (ja) | 屋根パネルの取付構造 | |
JP6863850B2 (ja) | 長尺部材、パネル及びパネル施工方法 | |
KR20160010082A (ko) | 이중바닥재용 판넬 | |
JP5778616B2 (ja) | 入隅用建物ユニットおよびユニット式建物 | |
WO2013012012A1 (ja) | 木造軸組建物 | |
JP6279410B2 (ja) | 界壁構造 | |
JP6364340B2 (ja) | ラスの設置構造、ジョイント用ラス、壁パネル及び壁体の製造方法 | |
JP5519921B2 (ja) | 建物 | |
JP2013130054A (ja) | パネル、接合構造及びこれらを用いた木造建築物 | |
JP5489308B1 (ja) | 継ぎ目ひび割れ防止用下地部材取付方法および継ぎ目ひび割れ防止用下地部材取付用の取付部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3198051 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |