JP3197974B2 - 可変サイズ折機 - Google Patents

可変サイズ折機

Info

Publication number
JP3197974B2
JP3197974B2 JP06020293A JP6020293A JP3197974B2 JP 3197974 B2 JP3197974 B2 JP 3197974B2 JP 06020293 A JP06020293 A JP 06020293A JP 6020293 A JP6020293 A JP 6020293A JP 3197974 B2 JP3197974 B2 JP 3197974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
sewing machine
cylinder
horizontal sewing
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06020293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06271194A (ja
Inventor
国介 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP06020293A priority Critical patent/JP3197974B2/ja
Priority to US08/214,743 priority patent/US5429579A/en
Publication of JPH06271194A publication Critical patent/JPH06271194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197974B2 publication Critical patent/JP3197974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/28Folding in combination with cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/54Auxiliary folding, cutting, collecting or depositing of sheets or webs
    • B41F13/56Folding or cutting
    • B41F13/60Folding or cutting crosswise
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア輪転印刷機等
の複数の版胴サイズを有する印刷機に対応する可変サイ
ズ折機に係り、印刷後の印刷紙に横ミシン目を入れる横
ミシン装置に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、印刷機で連続して印刷された印刷
紙は、折導入部から折機の内部に送られ、ここで適宜送
り方向に対して縦方向や横方向に裁断加工および折り加
工されて折丁として折機から排出される。この際、印刷
紙に印刷を行う印刷機内の版胴にはサイズ(版胴径)の
異なる複数の版胴が用いらることがあり、これに対応し
て印刷機の下流の折機においても異なる折丁サイズを折
ることができる可変サイズ折機が用いられている。
【0003】図8には、このような可変サイズ折機の一
例である従来の可変サイズ折機900の一部分が示されて
いる。図8において、可変サイズ折機900 は、上流の輪
転印刷機等の印刷機により連続して印刷された印刷紙90
1 を図示されない折導入部から導入し、これを裁断、横
折り、チョッパ折り(縦折り)して折丁902 として排出
する折機である。可変サイズ折機900 は、印刷紙901 ま
たは折丁902 の送り方向の上流側から、つまり折導入部
側から、ニッピングローラ903,904,905,906 、裁断胴91
0 および裁断受胴911 、折丁加速搬送部920 、突込胴93
0 、咬え胴940 、上側の減速爪胴950 および下側の減速
爪胴951 、チョッパ部960,961 等を備えた構成となって
いる。
【0004】このような可変サイズ折機900 において
は、印刷機から連続して送られてくる印刷紙901 を図示
されない折導入部から導入し、ニッピングローラ903,90
4,905,906 で押さえながら裁断胴910 および裁断受胴91
1 に送り、ここで所定サイズの折丁902 に裁断する。裁
断された折丁902 は、折丁加速搬送部920 で両側からベ
ルト921,922 に挟まれて加速され突込胴930 に受け渡さ
れる。突込胴930 は咬え爪932 を有しており、裁断され
て加速された折丁902 は、この咬え爪932 により先端部
分をつかまれて咬え胴940 に送られる。また、突込胴93
0 は咬え爪932 と交互になる位置に突込板931 を有して
おり、この突込板931は咬え胴940 と突込胴930 との接
触部分で咬え胴940 の方向に突っ込まれ、これにより折
丁902 は咬え胴940 の咬え板941 および咬え顎942 によ
りその横折り目の位置(略中央部分)を咬えられて上下
の減速爪胴950,951 に送られる。
【0005】上下の減速爪胴950,951 には、それぞれベ
ルト952,953 (図8中一点鎖線)が巻かれており、さら
にこれらのベルト952,953 と対向するように各減速爪胴
950,951 の下側に、それぞれベルト954,955 が(図8中
点線)が設けられている。各減速爪胴950,951 は、咬え
胴940 により送られてきた折丁902 の横折り目の位置を
咬える咬え爪957 を有しており、折丁902 は上下の減速
爪胴950,951 の咬え爪957 により交互に上下に振り分け
られる。そして、上下に振り分けられた折丁902 は、横
折りされた状態でそれぞれベルト952,954 、ベルト953,
955 の間に挟まれて下流側の各チョッパ部960,961 に送
られ、ここでチョッパ折りされてコンベア等で排出され
る。
【0006】このような可変サイズ折機900 では、裁断
後の印刷紙901 の送り速度、すなわち折丁加速搬送部92
0 以降の折丁902 の送り速度が、上流の印刷機の複数の
版胴サイズのうち最大サイズの版胴の表面周速以上に設
定されている、つまり裁断前の連続した状態の印刷紙90
1 の最大送り速度以上に設定されているので、あらゆる
版胴サイズ、つまりはあらゆる折丁902 のサイズに対応
できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可変サイズ折機900 では、印刷紙901 を裁断
胴910 および裁断受胴911 で裁断した後、折丁加速搬送
部920 で加速し、突込胴930 以降の各胴でグリップして
横折りするので、従来の固定型折機が咬え爪によるグリ
ップ後に印刷紙を裁断する場合に比べ、横折りの精度が
良くないという問題があった。つまり、印刷紙901 が裁
断後に加速され、グリップされる過程において、突込胴
930 の咬え爪932 によるグリップ、咬え胴940 の咬え板
941 および咬え顎942によるグリップ、あるいは各減速
爪胴950,951 の咬え爪957 によるグリップが折丁902 の
所定位置で安定して行われないという問題があった。
【0008】また、このような可変サイズ折機900 で
は、印刷紙901 の紙が変わった場合に折丁902 の所定位
置で横折りが行われるように各胴の位相等の調整を行う
には、多くの時間を要し、手間がかかるという問題があ
った。さらに、書籍や出版用印刷等においては、可変サ
イズ折機900 の各チョッパ部960,961 のように、横折り
後にさらにチョッパ折り(縦折り)を行う場合がある
が、このような場合、特に折丁902 が16ページ以上に折
られる場合には、図9に示すように、いわゆる「のどじ
わ」と呼ばれる折りじわ970 がチョッパ折り(図中A
部)の内側の部分に発生しやすいという問題があった。
【0009】このような可変サイズ折機900 における横
折り精度の問題、あるいは「のどじわ」の問題に対し、
横折りを行う前に横折り目線の位置に横ミシン目を入れ
ておくという対策が考えられる。つまり、図10に示す
ように横ミシン目971 を予め入れておくことで、折丁90
2 の所定位置で安定して横折り(図中B部)を行うよう
にすることができ、またチョッパ折りの際に横ミシン目
971 の穴から折丁902 内の空気が抜けるため「のどじ
わ」が発生することもなくなる。
【0010】ところが、実際問題として、従来の可変サ
イズ折機900 においては、先のような横ミシン目を入れ
る横ミシン装置は、以下のような理由で装備することが
できなかった。すなわち、上流の印刷機の版胴により印
刷されて送られてくる連続した状態の印刷紙(ウェブ)
901 は、その送り速度が印刷機の版胴の表面周速となる
が、可変サイズ折機900 の上流の印刷機は複数の版胴サ
イズ(版胴径)を有しているため、版胴の表面周速はこ
れに従って変化し、つまりは印刷紙901 の送り速度が変
化する。この際、ウェブ状態の印刷紙901 に横ミシン目
971 を入れるためには、横ミシン目971 を入れる横ミシ
ン装置の横ミシン胴および横ミシン受胴の表面周速を、
印刷機の版胴の表面周速、すなわちウェブ状態の印刷紙
901 の送り速度と一致させなければならない。これは印
刷紙901 の送り速度とこれらの横ミシン胴および横ミシ
ン受胴の表面周速とが一致していないと横ミシン目971
が印刷紙901 の送り方向に流れてしまううえ、印刷紙90
1 の表面と横ミシン胴および横ミシン受胴の表面との摺
りにより印刷品質が低下するからである。従って、複数
の版胴サイズの存在に伴って印刷紙901 の送り速度が変
化した際には、これに合わせて横ミシン装置の横ミシン
胴および横ミシン受胴の表面周速も変化させなければな
らない。
【0011】ところで、同じ横ミシン胴および横ミシン
受胴を用いて、すなわちこれらの胴の胴径を変えない
で、これらの胴の表面周速を変化させるためには、変速
装置等を用いてこれらの胴の回転速度(回転数)を変化
させることが考えられる。しかしながら、横ミシン装置
の横ミシン胴および横ミシン受胴は、印刷機の版胴と一
定の回転比とされるため、変速装置等を用いてその回転
速度を変化させることはできず、従ってその表面周速を
変化させることはできない。
【0012】つまり、横ミシン目971 は折丁902 一部に
対して常に所定の一箇所に加工されなければならないの
で、印刷機の版胴によって印刷される単位時間当たりの
部数(折丁902 相当分)と、横ミシン胴および横ミシン
受胴によって横ミシン目971を入れられる単位時間当た
りの部数(折丁902 相当分)とは一致していなければな
らない。このため、横ミシン装置の横ミシン胴および横
ミシン受胴と印刷機の版胴とは一定の回転比に保たれな
ければならないのである。仮に、変速装置等を用いて横
ミシン胴および横ミシン受胴の回転速度を変化させた場
合には、前述した一定の回転比が保たれないので、横ミ
シン目971 を常に折丁902 の所定箇所に加工することは
できないことになる。以上のような理由で可変サイズ折
機900 においては、横ミシン装置を装備することができ
なかった。
【0013】本発明の目的は、折丁の横折りの精度を向
上でき、折りじわの発生を防止できる可変サイズ折機を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なる折丁サ
イズに対応する複数の横ミシン装置を可変サイズ折機に
装備して前記目的を達成しようとするものである。具体
的には、本発明の可変サイズ折機は、印刷紙に横ミシン
目を入れる複数の横ミシン装置を備え、これらの複数の
横ミシン装置はそれぞれ前記印刷紙の異なる折丁サイズ
に対応され、これらの複数の横ミシン装置は任意の一つ
が選択的に前記印刷紙の送りライン上に配置可能である
ことを特徴とする。また、本発明の可変サイズ折機は、
前記複数の横ミシン装置が横ミシンユニットに配列固定
され、この横ミシンユニットは前記横ミシン装置の任意
の一つが前記印刷紙の送りライン上の所定の位置にくる
ように移動可能であることを特徴とする。さらに、本発
明の可変サイズ折機は、前記複数の横ミシン装置の各々
と本体駆動部との間の回転伝達をそれぞれ個別に断続す
るクラッチ機構を備え、これらの各クラッチ機構の横ミ
シン装置側と本体駆動部側とは所定の相対角度でのみ連
結可能であることを特徴とする。
【0015】
【作用】このような本発明においては、可変サイズ折機
に複数の横ミシン装置を設けておき、上流の印刷機の版
胴サイズに合わせて、言い換えると折丁サイズに合わせ
て複数の横ミシン装置のうちから対応する横ミシン装置
を選択し、この選択された横ミシン装置により印刷機か
ら印刷されて送られてくる印刷紙に横ミシン目を入れ
る。このため、可変サイズ折機において印刷紙の任意の
折丁サイズに対し、適切な横ミシン目を入れることが可
能となり、横折り精度の向上、折りじわの発生防止が図
られる。
【0016】この際、複数の横ミシン装置を一体化して
横ミシンユニットとし、この横ミシンユニットをネジ軸
等の移動手段により移動可能としておけば、横ミシン装
置を選択する作業が容易になる。また、複数の横ミシン
装置の個々にそれぞれクラッチ機構を設けておくこと
で、複数の横ミシン装置のうち使用されない横ミシン装
置をクラッチ機構により本体駆動部と切り離して停止さ
せることが可能となり、エネルギーの無駄が解消され
る。そして、クラッチ機構の連結は、所定の相対角度で
のみ行われるので、連結の際に各横ミシン装置と本体駆
動部との位相がずれることはない。これらにより前述し
た任意の折丁サイズへの適切な横ミシン目の加工がより
容易かつ確実に行われるようになり、前記目的が達成さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本発明に係る可変サイズ折機10の全
体構成が示されている。可変サイズ折機10は、上流の印
刷機により印刷された連続した状態の印刷紙であるウェ
ブ11(不図示)を導入する折導入部20と、その下流に設
けられウェブ11の裁断、横折り、チョッパ折り等を行う
折機本体30とにより構成されている。折導入部20は、印
刷済のウェブ11を図示されない五つのスリッタで六本の
リボン14A,14B,14C,14D,14E,14F にスリットし、この各
リボン14A 〜14F をそれぞれ六つのターンバー21A,21B,
21C,21D,21E,21F で走行方向を変え、六組の補正ローラ
部22A,22B,22C,22D,22E,22F で各リボン14A 〜14F の送
り位相を調整し、各リボンドラッグローラ23A,23B,23C,
23D,23E,23F で下方に送り出して重合わせるものであ
る。そして、折導入部20の最下流部には、ニッピングロ
ーラ24, 25が設けられ、各リボン14A 〜14F を押さえな
がら下流の折機本体30へ送り出すようになっている。
【0018】折機本体30は、その最上流部に、各リボン
14A 〜14F に縦ミシン目を入れる三つの縦ミシン装置5
1, 52, 53と横ミシン目を入れる三つの横ミシン装置61,
62,63とを有しており、これらの縦ミシン装置51, 52,
53により縦ミシンユニット50が構成され、横ミシン装置
61, 62, 63により横ミシンユニット60が構成され、さら
にこれらの縦ミシンユニット50と横ミシンユニット60と
は一体化されてミシンユニット54を構成している。ミシ
ンユニット54の詳細は後述する。ミシンユニット54の下
流部分の構成は、前述した従来の可変サイズ折機900 と
同様な構成であり、上流側よりニッピングローラ31, 3
2, 33, 34、裁断胴37および裁断受胴38、折丁加速搬送
部40、突込胴41、咬え胴42、上側の減速爪胴43および下
側の減速爪胴44、上下二つのチョッパ部45、および上下
二つのコンベア46をを備えた構成となっている。各部の
機能の説明は、前述した従来の可変サイズ折機900 と同
様なので省略する。
【0019】図2ないし図4には、ミシンユニット54の
うち横ミシンユニット60の部分の詳細が示されている。
図2は、横ミシンユニット60の駆動機構を含む縦断面図
であり、図3は、横ミシンユニット60内の個々の横ミシ
ン装置の詳細図であり、図4は、横ミシンユニット60の
駆動機構を含む水平断面図である。図2において、横ミ
シンユニット60は、前述したように三つの横ミシン装置
61, 62, 63を有しているが、これらの横ミシン装置61,
62, 63は、それぞれ対になった横ミシン胴61A,62A,63A
および横ミシン受胴61B,62B,63B を備えている。これら
の各横ミシン胴61A,62A,63A および各横ミシン受胴61B,
62B,63B は、詳細は後述するように、上流の印刷機の版
胴サイズに従って三対のうちから一対が選択されて使用
されるようになっており、それぞれサイズ(胴の外径)
が異なるものとなっている。例えば、本実施例では、横
ミシン胴61A および横ミシン受胴61B は版サイズ383/4
インチ(折丁サイズでは19 3/8インチ)に対応するサイ
ズとなっており、横ミシン胴62A および横ミシン受胴62
B は版サイズ45 1/2インチ(折丁サイズでは22 3/4イン
チ)に対応するサイズ、横ミシン胴63A および横ミシン
受胴63B は版サイズ42インチ(折丁サイズでは21イン
チ)に対応するサイズとなっている。ここで、折丁サイ
ズを示す各寸法値は、横ミシン目の位置で一回横折りさ
れた状態における折丁15の横ミシン目と交差する方向の
寸法値である。
【0020】図3において、各横ミシン胴61A,62A,63A
の外周には、横ミシン刃64が設けられており、この横ミ
シン刃64が設けられた位置に対応するように各横ミシン
受胴61B,62B,63B の外周には、ミシン刃受ゴム65が設け
られている。各横ミシン装置61, 62, 63は、上流の各縦
ミシン装置51, 52, 53から上下を各ニッピングローラ2
4, 25, 31, 32で押さえられた状態で送られてくるリボ
ン14A〜14F に、横ミシン刃64により横ミシン目66を加
工するように構成されている。そして、各横ミシン胴61
A,62A,63A および各横ミシン受胴61B,62B,63B の外周の
表面周速、すなわち横ミシン刃64の速度は、リボン14A
〜14F の送り速度と略一致しており、横ミシン目66が送
り方向に流れないようになっている。
【0021】図4において、横ミシンユニット60は、各
横ミシン装置61, 62, 63の各胴の軸端両側に操作側フレ
ーム70と伝動側フレーム71とを備え、これらの操作側フ
レーム70と伝動側フレーム71とは、ステー72, 73により
互いに固定されている。各横ミシン装置61, 62, 63は、
これらの操作側フレーム70および伝動側フレーム71とと
もに一体となって横ミシンユニット60として後述する移
動手段128 により図1または図4中X方向に移動可能に
構成されている。なお、図4では、図面の煩雑を避ける
ため横ミシン装置62, 63の記載は省略されている。
【0022】伝動側フレーム71内には、各横ミシン装置
61, 62, 63の駆動機構74が設けられている。伝動側フレ
ーム71の図4中右側部分には、パイプ状の軸受75が設け
られ、この軸受75内には、軸受75に支えられた入力軸76
が設けられている。入力軸76の一方の軸端には、後述す
る駆動源から駆動力の入力を行う入力歯車77が設けら
れ、他方の軸端には、駆動機構74にこの駆動力を伝達す
る傘歯車78が設けられている。伝動側フレーム71に固定
されたパイプ状の軸受75は、折機本体30の固定部分であ
る本体フレーム130 に設けられたフランジ131 により支
持され、このフランジ131 と摺動可能になっている。そ
して、これにより入力歯車77は、本体フレーム130 内で
図4中X方向に移動可能となっている(図中二点鎖
線)。また、フランジ131 はOリング132 を内蔵し、こ
のOリング132 により本体フレーム130 内の潤滑油の外
部(印刷紙が流れる部分)への流出防止が図られてい
る。
【0023】図2および図4において、傘歯車78の回転
駆動は傘歯車79に伝達され、これにより軸80とともに軸
80に固定された歯車81が回転し、順次、各アイドラ歯車
82,83, 84, 85, 86が回転駆動されるようになってい
る。なお、図4では、アイドラ歯車83, 84, 85は、一点
鎖線により省略されている。アイドラ歯車86は、ベアリ
ング89を介して軸87に支持されている。この軸87には、
図4中Y方向に摺動可能に歯車88が取り付けられてお
り、この歯車88の回転は、横ミシン胴61A の軸端に設け
られた歯車90、さらに横ミシン受胴61B の軸端に設けら
れた歯車91に伝わり、これにより横ミシン装置61を構成
する横ミシン胴61A および横ミシン受胴61B が互いに逆
方向に同期回転されるようになっている。
【0024】アイドラ歯車86と歯車88との間には、クラ
ッチ92が設けられている。また、軸87の近傍には、軸87
と軸線が平行になるようにエアシリンダ93が設けられて
いる。そして、歯車88は、ベアリング99を介してエアシ
リンダ93に固定されたアーム94によりエアシリンダ93に
接続されている。エアシリンダ93は、横ミシン装置61の
使用、不使用の選択を行う際に作動させるものであり、
アーム94を図4中Y方向に移動させることにより、ベア
リング99を介して歯車88を図4中Y方向に移動させてク
ラッチ92の入切を行うように構成されている。クラッチ
92が入の状態では、アイドラ歯車86の回転は、クラッチ
92から歯車88に伝わり、これにより横ミシン装置61の横
ミシン胴61A および横ミシン受胴61Bが駆動され、一
方、クラッチ92が切の状態では、アイドラ歯車86は回転
しているが、この回転は歯車88に伝達されずに横ミシン
装置61の横ミシン胴61A および横ミシン受胴61B は停止
した状態となる。
【0025】クラッチ92用の軸とされている軸87は、そ
の回転数が横ミシン胴61A および横ミシン受胴61B の回
転数と一致しており、クラッチ92は、これらの各胴61A,
61Bの一回転につき、一角度でのみ連結可能とされてい
る。つまり、クラッチ92のアイドラ歯車86側と歯車88側
とには、それぞれ一回転360度のうち相対的に一角度
でのみ噛み合う凹凸等の連結機構が設けられており、ク
ラッチ92は、いわゆるワントュースクラッチ(ONE TOOT
H CLUTCH)となっている。このため、横ミシン装置61と
突込胴41等の折機本体30の他の部分との位相がクラッチ
92の入切でずれないようになっている。
【0026】軸87の端部には、エアーブレーキ95が設け
られている。このエアーブレーキ95は、横ミシン装置61
を不使用の際、すなわちクラッチ92が切の状態のとき
に、アイドラ歯車86の回転がベアリング89を介して軸87
に伝わることにより横ミシン胴61A および横ミシン受胴
61B が回転したり、あるいは振動等によりこれらの各胴
61A,61B が回転することを防止するために設けられてい
る。
【0027】また、図2に示すように、横ミシン装置6
2, 63も横ミシン装置61と同様に駆動されるように構成
されている。つまり、各横ミシン装置62, 63は、アイド
ラ歯車86に相当する各アイドラ歯車84, 82から、歯車88
に相当する各歯車108,109 に駆動伝達を受けて作動する
ように構成されている。各横ミシン装置62, 63には、横
ミシン装置61と同様に、それぞれ個別にクラッチ100,10
1 (不図示)、エアシリンダ102,103 、アーム104,105
、エアーブレーキ106,107 等が備わっている。そし
て、これにより三つの各横ミシン装置61, 62, 63は、任
意の一装置が印刷機の版胴サイズに従って選択され、残
りの二装置はクラッチを切の状態とされ不使用とされる
ようになっている。
【0028】図5において、前述したように横ミシンユ
ニット60の上流には、縦ミシンユニット50が設けられて
おり、この縦ミシンユニット50の各縦ミシン装置51, 5
2, 53は、横ミシン装置61, 62, 63と同様にそれぞれ対
になった縦ミシン刃51A,52A,53A および縦ミシン受ロー
ラ51B,52B,53B を備えている。これらの縦ミシン刃51A,
52A,53A および縦ミシン受ローラ51B,52B,53B は、ミシ
ン刃およびミシン刃受ゴムが縦方向(リボン14A 〜14F
の送り方向)に設けられていることを除いては、横ミシ
ン装置61, 62, 63の各胴61A 〜63A,61B 〜63B と略同様
に構成されている。また、縦ミシン刃51A,52A,53A およ
び縦ミシン受ローラ51B,52B,53B のサイズは、それぞれ
横ミシン胴61A,62A,63A および横ミシン受胴61B ,62B,6
3Bのサイズと同一である。各縦ミシン装置51, 52, 53の
駆動機構は、横ミシン装置61, 62, 63の駆動機構74と連
動されており、各横ミシン装置61, 62, 63のクラッチ9
2,100,101、エアシリンダ93,102,103、アーム94,104,10
5、エアーブレーキ95,106,107はそれぞれ縦ミシン装置5
1, 52, 53に共用されている。そして、各縦ミシン装置5
1, 52, 53の使用、不使用の選択は、各横ミシン装置61,
62, 63の選択に従って行われるようになっている。
【0029】図5の右側部分において、これらの縦ミシ
ン装置51, 52, 53および横ミシン装置61, 62, 63を駆動
するための入力歯車77は、パイプ状の軸受75に沿って設
けられた長歯車110 に連結されている。この長歯車110
の位置は、折機本体30の固定部分である本体フレーム13
0 に対して固定されている。そして、入力歯車77が図中
二点鎖線のようにX方向に移動しても、入力歯車77と長
歯車110 との間の噛み合わせが保たれるようになってい
る。長歯車110 は、歯車111 、傘歯車112,113 、二重の
アイドラ歯車114 を順次介して上側の減速爪胴43に固定
された胴駆動用歯車115 に連結されており、結局、ミシ
ンユニット54内の各縦ミシン装置51, 52, 53および横ミ
シン装置61, 62, 63の駆動源は上側の減速爪胴43となっ
ている。二重のアイドラ歯車114 は、はすば歯車式の差
動装置を構成しており、これにより各横ミシン装置61,
62, 63と突込胴41等の折機本体30の他の部分との位相調
整を行うことができるようになっている。なお、この部
分には、位相調整を行うことができる遊星歯車機構、あ
るいは他の既存の差動歯車機構が構成されていてもよ
い。
【0030】図6および図7には、ミシンユニット54を
図中X方向(印刷紙の紙面に対して法線方向)に移動さ
せる移動機構が示されており、図6は平面図、図7は立
面図である。これらの図において、ミシンユニット54を
囲む操作側フレーム70および伝動側フレーム71には、そ
れぞれネジ軸120,121 が設けられ、このネジ軸120,121
の先端には、傘歯車122,123 が設けられている。また、
先端にハンドル124 を備えたハンドル軸125 が各ネジ軸
120,121 に直交する方向に設けられており、このハンド
ル軸125 には各ネジ軸120,121 に固定された傘歯車122,
123 と噛み合う傘歯車126,127 が固定されている。これ
らのネジ軸120,121 、ハンドル124 、ハンドル軸125 、
および各傘歯車122,123,126,127 によりミシンユニット
54(横ミシンユニット60および縦ミシンユニット50)を
図中X方向(印刷紙の紙面に対して法線方向)に移動さ
せる移動手段128 が構成されている。移動手段128 は、
ハンドル124 を操作してハンドル軸125 を回転させ、こ
の回転を各傘歯車122,123,126,127 を介してネジ軸120,
121 に伝えてミシンユニット54を移動させるように構成
されている。本実施例では、ミシンユニット54のX方向
移動量は 800mmとされているが、このような移動量は、
横ミシン装置61, 62, 63(または縦ミシン装置51, 52,
53)の個数あるいはこれらの配置間隔に応じて各横ミシ
ン装置61, 62, 63のいずれをも選択可能な適宜な移動量
とすればよい。
【0031】このような本実施例においては、以下のよ
うに印刷紙に横ミシン目を入れて折丁を製造する。先
ず、可変サイズ折機10の上流の図示されない印刷機によ
り印刷した印刷紙を折導入部20から導入し、この折導入
部20で裁断、位相調整等を行ってリボン14A〜14F とし
て折機本体30へ送り出す(図1参照)。一方、折機本体
30では、移動手段128 でミシンユニット54(横ミシンユ
ニット60および縦ミシンユニット50)を移動させること
により、上流の印刷機の版胴サイズに対応した各横ミシ
ン装置61, 62, 63および縦ミシン装置51, 52, 53を予め
選択しておく(図6および図7参照)。次に、各リボン
14A 〜14F を上下のニッピングローラ24, 25,31, 32で
押さえながら、各縦ミシン装置51, 52, 53のうちの選択
された装置により縦ミシン目を入れ、各横ミシン装置6
1, 62, 63のうちの選択された装置により横ミシン目66
を入れる(図3参照)。
【0032】その後、連続した状態の各リボン14A 〜14
F を裁断胴37および裁断受胴38で折丁15のサイズに裁断
し、折丁加速搬送部40で加速して突込胴41に送る。突込
胴41から咬え胴42への受渡しの際に、この折丁15を横折
りし、上側の減速爪胴43および下側の減速爪胴44によっ
てこれらを交互に上下に振り分けて上下二つのチョッパ
部45に送る。折丁15はこのチョッパ部45でさらにチョッ
パ折り(縦折り)されて下方のコンベア46に送られて排
出される。
【0033】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、可変サイズ折機10に複数の横ミ
シン装置61, 62, 63を設け、これを上流の印刷機の版胴
サイズに合わせて、言い換えると折丁サイズに合わせて
選択して使用するようにしたので、可変サイズ折機10に
おいても横ミシン目66を入れることができる。このた
め、折丁15を正確に安定して横ミシン目66の位置で横折
りすることができ、横折り精度の向上を図ることができ
るうえ、チョッパ折りの際に従来の可変サイズ折機900
のような「のどじわ」と呼ばれる折りじわ970 の発生を
防止することができる。
【0034】また、各横ミシン装置61, 62, 63を横ミシ
ンユニット60として一体化し、この横ミシンユニット60
を移動手段128 により移動可能としたので、各横ミシン
装置61, 62, 63のうち必要な装置を選択する作業を容易
に行うことができる。さらに、このような移動手段128
は、ネジ軸 120,121等を用いて容易に実現できるので、
可変サイズ折機10の機構が複雑化することはない。
【0035】また、各横ミシン装置61, 62, 63には、そ
れぞれ個別にクラッチ92,100,101、エアシリンダ93,10
2,103、およびアーム94,104,105等によるクラッチ機構
が設けられているので、各横ミシン装置61, 62, 63のう
ち使用されない横ミシン装置を、このクラッチ機構によ
り本体駆動側と切り離して停止させておくことができ
る。そして、縦ミシン装置51, 52, 53の場合も同様であ
る。このため、使用する横ミシン装置、縦ミシン装置の
みをクラッチを繋いで回転させることができるので、エ
ネルギーの有効利用を図ることができる。
【0036】さらに、クラッチ92用の軸とされている軸
87は、その回転数が横ミシン胴61Aおよび横ミシン受胴6
1B の回転数と一致しており、クラッチ92のアイドラ歯
車86側と歯車88側とは、これらの各胴61A,61B の一回転
につき、一角度でのみ連結可能とされたいわゆるワント
ュースクラッチとなっているので、横ミシン装置61と突
込胴41等の折機本体30の他の部分との位相がクラッチ92
の入切の際にずれることを防止することができる。そし
て、他の横ミシン装置62, 63および縦ミシン装置51, 5
2, 53の場合も同様である。
【0037】また、各横ミシン装置61, 62, 63には、そ
れぞれエアーブレーキ95,106,107が備わっているので、
各クラッチ92,100,101を切り離した時に、使用しない横
ミシン胴61A,62A,63A または横ミシン受胴61B,62B,63B
が回転してしまうことを確実に防止することができる。
そして、縦ミシン装置51, 52, 53の場合も同様である。
【0038】また、横ミシン装置61, 62, 63の駆動源は
上側の減速爪胴43となっているので、折丁15の咬え折り
位置を変更した場合(ラップ調整を行う場合等)には、
横ミシン装置61, 62, 63が突込胴41や咬え胴42に追従
し、咬え折り位置の変更分だけ横ミシン目66の加工位置
が自動的に変更されるため、この変更に伴う横ミシン装
置61, 62, 63の位相調整を不要にできる。また、突込胴
41や咬え胴42が駆動源とされていても同様な効果を得る
ことができる。さらに、入力歯車77は長歯車110 に連結
されているので、入力歯車77が移動した場合にも駆動源
から横ミシン装置61, 62, 63へ確実に駆動伝達が行われ
る。
【0039】また、二重のアイドラ歯車114 は、はすば
歯車式の差動装置を構成しているので、この差動装置に
より各横ミシン装置61, 62, 63と突込胴41等の折機本体
30の他の部分との位相調整を行うことができる。
【0040】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、三つの横ミシ
ン装置61, 62, 63が設けられているが、三つに限定され
るものではなく、他の複数個であってもよく、要するに
印刷機の版胴サイズに合わせて、言い換えると折丁サイ
ズに合わせて適宜選択使用できるように複数個設けられ
ていればよい。また、各横ミシン装置61, 62, 63の適用
サイズも前記実施例に示した具体的数値例に限定される
ものではなく任意である。そして、各横ミシン装置61,
62, 63の配列形態は任意であり、例えば、前記実施例の
ような水平面上で横並びにされた配列ではなく、水平面
上で縦並びにされた配列であってもよく、あるいはいわ
ゆるリボルバー式の円形状の配列としてもよく、要する
に各横ミシン装置61, 62, 63を適宜印刷紙の送りライン
上に移動配置できるような配列であればよい。さらに、
前記実施例では、横ミシンユニット60の上流に縦ミシン
ユニット50が設けられているが、本発明では、縦ミシン
ユニット50はなくてもよい。
【0041】また、前記実施例では、移動手段128 はネ
ジ軸120,121 等により構成されているが、この構成に限
定されるものではなく、例えば、ラック・ピニオン等の
他の公知機構による移動手段としてもよく、要するに横
ミシンユニット60を必要なだけ移動することができれば
よい。そして、移動手段128 はハンドル124 を手動で回
す構成となっているが、手動ではなく、電動式モータ等
を用いて横ミシンユニット60を移動させるような構成で
あってもよい。さらに、移動手段128 による最大移動量
は、前記実施例の具体的数値例に限定されるものではな
く任意である。
【0042】また、前記実施例では、クラッチ92は、そ
のアイドラ歯車86側と歯車88側とが相対的に一角度での
み連結するいわゆるワントュースクラッチとされている
が、このように両側が相対的に所定の一角度でのみ連結
するようになっていれば、その連結形態は任意であり、
例えば、回転中心から150 度の角度をなす凹凸を両側に
設けておき、これらを噛み合わせるようにしてもよく、
このように回転面に対して非対称な噛み合わせを設ける
ことで容易に所定の一角度でのみの連結を達成できる。
さらに、クラッチ92は、各横ミシン装置61, 62, 63の選
択使用の都度に、つまりクラッチ連結の都度に別部分に
設けられた位相調整機構等(例えば、二重のアイドラ歯
車114 による差動装置等)により位相調整を行えば、い
わゆるワントュースクラッチでなくてもよい。しかし、
ワントュースクラッチとすることが位相調整の手間がか
からないため好ましい。そして、前記実施例では、クラ
ッチ92は所定の一角度でのみ連結するようになっている
が、例えば、各横ミシン装置61, 62, 63の横ミシン胴61
A,62A,63A の外周に等間隔に複数の横ミシン刃64が設け
られているような場合には、所定の一角度ではなく所定
の二角度等、所定の複数角度でのみ連結可能なクラッチ
としてもよい。
【0043】また、前記実施例では、各横ミシン装置6
1, 62, 63には、それぞれ個別にクラッチ92,100,101、
エアシリンダ93,102,103、およびアーム94,104,105等に
よるクラッチ機構が設けられ、各横ミシン装置61, 62,
63のうち使用されない横ミシン装置をこのクラッチ機構
で切り離すようになっているが、このようなクラッチ機
構を設けずに使用しない横ミシン装置を回転させたまま
としてもよい。しかし、エネルギーの無駄を省くために
クラッチ機構を各横ミシン装置に個別に設けておくこと
が好ましい。
【0044】さらに、本発明では、横ミシンユニット60
を除く折機本体30の構成および折導入部20の構成は、前
記実施例の構成に限定されるものではない。例えば、前
記実施例の折導入部20はターンバー21A 〜21F を用いた
リボン折導入とされているが、リボン14A 〜14F にスリ
ットせずにフォーマ折りのみで導入するものであっても
よく、あるいはリボン14A 〜14F にスリットしてからさ
らにフォーマ折りして導入するものであってもよい。ま
た、折機本体30は、上下二段振り分けのチョッパ部45を
有する折機となっているが、一列出しの折機であっても
よく、あるいはチョッパ部45のない折機であってもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、可
変サイズ折機に複数の横ミシン装置を設け、これらの複
数の横ミシン装置のうちの一つを印刷紙の折丁サイズに
合わせて適宜選択して使用するので、印刷紙に横ミシン
目を入れることができるため、折丁の横折り精度を向上
させることができるうえ、チョッパ折りの際の折りじわ
の発生を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図。
【図2】前記実施例の要部を示す縦断面図。
【図3】前記実施例の横ミシン目の加工の説明図。
【図4】前記実施例の要部を示す水平断面図。
【図5】前記実施例の要部およびその駆動源を示す説明
図。
【図6】前記実施例の移動手段の平面図。
【図7】前記実施例の移動手段の立面図。
【図8】従来例を示す構成図。
【図9】従来例におけるチョッパ折りおよび折りじわ発
生の説明図。
【図10】横ミシン目と横折りとチョッパ折りとの説明
図。
【符号の説明】
10 可変サイズ折機 14A 〜14F リボン(印刷紙の一状態) 15 折丁(印刷紙の一状態) 20 折導入部 30 折機本体 37 裁断胴 38 裁断受胴 40 折丁加速搬送部 41 突込胴 42 咬え胴 43,44 減速爪胴 45 チョッパ部 46 コンベア 50 縦ミシンユニット 54 ミシンユニット 60 横ミシンユニット 61,62,63 横ミシン装置 61A,62A,63A 横ミシン胴 61B,62B,63B 横ミシン受胴 66 横ミシン目 92 クラッチ 120,121 ネジ軸 128 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−29824(JP,A) 特開 昭57−62167(JP,A) 特開 昭60−120055(JP,A) 実開 平1−97885(JP,U) 実開 昭62−179262(JP,U) 実開 平1−106196(JP,U) 実開 平1−106198(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 45/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷紙に横ミシン目を入れる複数の横ミ
    シン装置を備え、これらの複数の横ミシン装置はそれぞ
    れ前記印刷紙の異なる折丁サイズに対応され、これらの
    複数の横ミシン装置は任意の一つが選択的に前記印刷紙
    の送りライン上に配置可能であることを特徴とする可変
    サイズ折機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した可変サイズ折機にお
    いて、前記複数の横ミシン装置は横ミシンユニットに配
    列固定され、この横ミシンユニットは前記横ミシン装置
    の任意の一つが前記印刷紙の送りライン上の所定の位置
    にくるように移動可能であることを特徴とする可変サイ
    ズ折機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した可変
    サイズ折機において、前記複数の横ミシン装置の各々と
    本体駆動部との間の回転伝達をそれぞれ個別に断続する
    クラッチ機構を備え、これらの各クラッチ機構の横ミシ
    ン装置側と本体駆動部側とは所定の相対角度でのみ連結
    可能であることを特徴とする可変サイズ折機。
JP06020293A 1993-03-19 1993-03-19 可変サイズ折機 Expired - Fee Related JP3197974B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06020293A JP3197974B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 可変サイズ折機
US08/214,743 US5429579A (en) 1993-03-19 1994-03-18 Varible size folding machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06020293A JP3197974B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 可変サイズ折機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06271194A JPH06271194A (ja) 1994-09-27
JP3197974B2 true JP3197974B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=13135336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06020293A Expired - Fee Related JP3197974B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 可変サイズ折機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5429579A (ja)
JP (1) JP3197974B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6099502A (en) * 1995-04-20 2000-08-08 Acist Medical Systems, Inc. Dual port syringe
DE19516445A1 (de) * 1995-05-04 1996-11-07 Wifag Maschf Rotationsdruckmaschine mit frei aufstellbarem Falzapparat
FR2782504B1 (fr) * 1998-08-18 2001-01-12 Bernard Maurice Ganneval Procede de pliage furtif des feuilles de papier superposees et destinees a des pliages croises
WO2000010899A1 (de) * 1998-08-18 2000-03-02 Heidelberger Druckmaschninen Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur perforation von materialbahnen
US6038974A (en) * 1998-11-05 2000-03-21 Heidelberger Druckmaschinen Ag Gripper deceleration cross folder
JP2001232760A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Sato Corp ミシン目入り表示札の製造方法
DE10128122A1 (de) * 2001-06-09 2002-12-12 Roland Man Druckmasch Antrieb für einen Falzapparat
US20060229184A1 (en) * 2005-04-07 2006-10-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Creaser
US8166857B2 (en) 2005-07-01 2012-05-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Perforator
US8425389B2 (en) * 2006-02-01 2013-04-23 Epac Technologies, Inc. Method and a system for manufacturing printed products
ATE552197T1 (de) * 2009-10-23 2012-04-15 Mueller Martini Holding Ag Verfahren zur herstellung eines druckproduktes
US20130269493A1 (en) * 2012-04-17 2013-10-17 Goss International Americas, Inc. Variable cutoff in a cutter folder
US20140121091A1 (en) * 2012-10-26 2014-05-01 Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho Variable cutoff folding device and printer comprising variable cutoff folding device

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1993652A (en) * 1931-08-31 1935-03-05 Duplex Printing Press Co Paper folding machine
US2070324A (en) * 1932-07-22 1937-02-09 Wood Newspaper Mach Corp Method of and means for folding paper products
US2017619A (en) * 1934-01-25 1935-10-15 Firm Schnellpressenfabrik Koen Folding device for rotary printing machines
US2335431A (en) * 1942-10-16 1943-11-30 Cottrell C B & Sons Co Sheet collecting and folding mechanism for printing presses
US3752469A (en) * 1970-08-07 1973-08-14 Oppenweiler Binder & Co Maschb Folding machine and method of pressing a fold
US3980291A (en) * 1971-02-23 1976-09-14 Harris Corporation Machine for folding a continuous web assembly
US3843113A (en) * 1971-07-12 1974-10-22 Harris Intertype Corp Multi-page signatures and apparatus and method for producing same
DE3626287C3 (de) * 1986-08-02 1997-04-03 Koenig & Bauer Albert Ag Falzapparat
DE3636246A1 (de) * 1986-10-24 1988-05-05 Roland Man Druckmasch Falzapparat mit einer vorrichtung zum querperforieren
DE3640373A1 (de) * 1986-11-26 1988-06-09 Winkler Duennebier Kg Masch Verfahren und vorrichtung zum herstellen von gefalteten papieren und dgl.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06271194A (ja) 1994-09-27
US5429579A (en) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197974B2 (ja) 可変サイズ折機
US4159823A (en) Multiple product folder
RU2121439C1 (ru) Фальцаппарат
JPH11193177A (ja) 高速の四つ折り装置及び折丁を四つ折りする方法
GB2291862A (en) Relatively positioning rotating parts,eg in a folding machine.
JP2000510428A (ja) くわえを調節するための装置
JP4191732B2 (ja) 輪転印刷機用折機
JPH03180346A (ja) 印刷機用の折り機
US5390599A (en) On-line sheeter of printing system and method of changing length of cut
JP4847637B2 (ja) 刷り本の速度を変更するための装置
JP4083440B2 (ja) マルチプルモータ駆動装置を用いた折り機
JPH11310366A (ja) 折機の折り丁搬送装置
US20080001339A1 (en) Folder
JP2004142836A (ja) 折機のデリバリー装置
JP2532507B2 (ja) チョッパ折装置
JP4699173B2 (ja) 輪転印刷機用ウェブ処理装置,折機及びバリアブルカットオフ輪転印刷機並びに輪転印刷機の胴の周速度変更方法
JP5317739B2 (ja) 折機
JP4326195B2 (ja) 折込ローラ装置
JP3695018B2 (ja) 頁物印刷物の生産機械
US20050070416A1 (en) Flying tuck folding device
JP4103904B2 (ja) 折畳装置
JPS5934623B2 (ja) 印刷機の回転速度を調節し得る折りロ−ルを含む折機
JP2000063018A (ja) 長尺シート搬送装置
JP4325854B2 (ja) 印刷機用シータ
JP2004277070A (ja) 輪転印刷機に設備する折機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010522

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees