JP3197549U - 落下防止具及び収納棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震や衝突などの振動により内部から飛び出しそうになった収納物が扉にもたれかかっている場合、扉を開く時に落下させないよう棚板に押し戻すことができる落下防止具及び収納棚を提供する。【解決手段】収納棚に収納された物品の落下を防止するための押し込み板と、押し込み板の中央部に取り付けられたステム22と、を有し、押し込み板は、押し込み板を収納棚の扉11の内側に取り付けるガイド棒12を装入するためのガイド孔21を有し、ガイド孔21にガイド棒12を装入することで、押し込み板は、扉11の内側に取り付けられており、ステム22は、扉11の中央部に設けられた孔23を介して押し込み板に取り付けられており、人手操作でステム22を移動させることにより、押し込み板が可動し、物品の落下を防止する。【選択図】図1
Description
本考案は、地震等による揺動時に、収納棚に収納されている物品が棚板から落下するのを防止する落下防止具及び収納棚に関する。
従来、食器棚、本棚、薬品棚等の収納棚は、棚板に物品を出し入れする作業性を考慮し、棚板の奥行き寸法が収納棚本体の側板の奥行き寸法より8〜10センチ程度狭くなるように構成されている。そのため、棚板と扉との間には8〜10センチ程度の空間がある。
上記した食器棚、本棚、薬品棚等の収納棚の棚板に収納されている物品は、地震等の際に収納棚が揺れることにより収納棚が倒れなくとも棚板等の棚部から落下することがある。特に震度4を超える地震の場合には、この落下の恐れが非常に強くなる。そうすると、この落下物が人の身体に当たって危害を加える恐れがある上に、床上に散乱して避難時の足元を取られたり、破片や床上に壊れた物品で足をけがしたりして危険である。さらに高価な食器等の物品は落下によって破損してしまい経済的な損失にもなる。このため、地震発生時に、落下防止装置を収納棚に設けて棚部からの物品の落下を防止する落下防止装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の発明は、家具、什器、棚などに収納した物品が地震や衝突などの振動により内部から飛び出すことを防止するため、地震や衝突等の振動を感知した場合に、家具、什器、棚の前面に取り付けられたブラインド状の部材が稼働して、家具、什器、棚などの前面の開口部を覆うことで物品の落下を防止する落下防止装置が開示されている。しかし、特許文献1に記載の発明は、地震や衝突等の振動を感知した場合に、ブラインド状の部材により家具、什器、棚の開口部を覆うことで落下を防止しているが、振動が停止し、ブラインド状の部材を開く時にブラインド状の部材にもたれかかっている物品の落下を防止することができないという問題があった。
そこで本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、地震や衝突などの振動により内部から飛び出しそうになった収納物が扉にもたれかかっている場合、扉を開く時に落下させないよう棚板に押し戻すことができる落下防止具及び収納棚を提供することを目的とする。
本考案の落下防止具は、収納棚に収納された物品の落下を防止するための押し込み板と、前記押し込み板の中央部に取り付けられたステムと、を有し、前記押し込み板は、前記押し込み板を前記収納棚の扉の内側に取り付けるガイド棒を装入するためのガイド孔を有し、前記ガイド孔に前記ガイド棒を装入することで、前記押し込み板は、前記扉の内側に取り付けられており、前記ステムは、前記扉の中央部に設けられた孔を介して前記押し込み板に取り付けられており、人手操作で前記ステムを移動させることにより、前記押し込み板が可動し、前記物品の落下を防止することを特徴とする。
前記ガイド孔は、前記押し込み板の四隅に設けられていることを特徴とする。
前記ステムの先端部にノブを有することを特徴とする。
本考案の収納棚は、落下防止具を有することを特徴とする。
本考案によれば、地震や衝突などの振動により内部から飛び出しそうになった収納物が扉にもたれかかっている場合に、扉を開く時に落下させないよう棚板に押し戻すことができる落下防止具及び収納棚を提供することが可能となる。
本考案の実施形態に係る落下防止具は、収納棚に収納された物品の落下を防止するための押し込み板と、押し込み板の中央部に取り付けられたステムと、を有して構成されている。また、押し込み板は、扉の内側に取り付けられたガイド棒を装入するためのガイド孔を有し、ガイド孔にガイド棒を装入することで、押し込み板は、扉の内側に取り付けられており、ステムは、扉の中央部に設けられた孔を介して押し込み板に取り付けられており、人手操作でステムを移動させることにより、押し込み板が可動し、物品の落下を防止することを特徴とする。なお、本考案に係る落下防止具は、家具、例えば、食器棚、本棚、薬品棚などの収納棚などに設けられるものであり、本考案の実施形態に係る落下防止具においては、食器棚としての吊り戸棚に設けた場合について説明する。しかし、これに限定するものではない。
以下に図面を参照にして、本考の案実施形態に係る落下防止具の最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が吊り戸棚10に取り付けられている様子を示し、(a)は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が吊り戸棚10に取り付けられている様子を示す斜視図(扉が開いている状態)であり、(b)は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が吊り戸棚10に取り付けられている様子を示す断面図であり、(c)は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が吊り戸棚10に取り付けられている様子を示す斜視図(扉が閉じている状態)である。
図1(a)、(b)、(c)に示すように、本考案の実施形態に係る落下防止具1は、吊り戸棚10に取り付けられた扉11の内側に設けられている。なお、扉11は、複数のガイド棒12を有し、各ガイド棒12は、落下防止具1の四隅に設けられたガイド孔21に一つずつ装着されている。また、扉11は、落下防止具1の中央部に取り付けられるステム22が貫通するステム孔23を有し、ステム22は、扉11に設けられたステム孔23を介して落下防止具1の中央部に取り付けられている。なお、扉11に設けられているステム孔23の口径は、ステム22の口径より大きく、落下防止具1がスムーズにスライドできるように形成されている。
図2は、本考案の実施形態に係る落下防止具1の構成を示す図である。図2に示すように本考案の実施形態に係る落下防止具1は、収納された物品の落下を防止するための押し込み板20と、押し込み板20の四隅に設けられたガイド孔21と、押し込み板の中央部に取り付けられたステム22と、ステム22の先端に設けられたノブ24と、を有する。
押し込み板20は、扉11の形状に適合するように任意の形状に形成され、四隅に設けたガイド孔21にガイド棒12が装着されることで扉11に取り付けられている。ガイド孔21の口径は、ガイド棒12の口径より大きく、押し込み板20がスムーズにスライドできるよう形成されている。
次に、図3より本考案の実施形態に係る落下防止具1が収納物の落下を防止する動作について説明する。
図3は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が収納物25の落下を防止する動作を示す図であり、(a)は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が収納物25の落下を防止する前の状態を示す図であり、(b)は、本考案の実施形態に係る落下防止具1が収納物25の落下を防止している状態を示す図である。なお、本考案の実施形態に係る吊り戸棚10に収納される収納物25としては、例えば、グラス、皿、コップ等がある。ただし、収納物25は、吊り戸棚10に収納できればよくこに限定されない。本考案の実施形態に係る吊り戸棚10は、グラスが収納されている場合について説明する。
図3(a)に示すように、吊り戸棚10に収納されているグラスが落下しそうな状態であった場合、本考案の実施形態に係る落下防止具1は、ステム22の先端に設けられたノブ24を握り、人手操作によりノブ24を扉11の方向に移動させる。ノブ24の移動に伴い、ステム22を介して押し込み板20が移動する。
図3(b)に示すように、本考案の実施形態に係る落下防止具1は、ノブ24の移動に伴い、ステム22を介して押し込み板20が移動することで、落下しそうなグラスを棚板の奥に押し戻す。
以上から、地震などにより棚板から落下しそうな状態にあるグラスなどの収納物は、扉11を開く前にあらかじめノブ24を握りステム22を介して押し込み板20を可動させることで、棚板の奥に押し込み、棚板上に安定させてから静かに扉11を開けば収納物が落下することなく安全に開くことが可能となった。また、地震の強弱、揺れの方向の違いにより棚板上の収納物はいろいろな方向に変位しているが、押し込み板20を押し込む時にノブ24から得られる手ごたえを感じながら注意深く数回移動させることで効果を確実なものにすることができる。
また、本考案の実施形態に係る落下防止具1は、耐震ロックと併用することで更に効果を得ることができる。耐震ロックとは、扉に設けられ、地震を感知した際に扉を自動でロックし、中の収納物が外に飛び出さないように扉を固定する落下防止具である。すなわち、耐震ロックは、収納物が外に飛び出すことは防止できるが、扉を開くときに扉にもたれかかっている収納物の落下は回避することはできない。よって、本考案の実施形態に係る落下防止具1を併用することで、扉を開く前に収納物を奥に押し戻せば、さらに落下防止の効果を得ることができる。
また、本考案の実施形態に係る落下防止具1は、図4に示すような両開き戸棚2にも応用することができる。図4は、本考案の実施形態に係る落下防止具1を両開き戸棚2に取り付けた場合の一例を示す図である。なお、図4に示すように、本考案の実施形態に係る落下防止具1が両開き戸棚2に取り付けられた場合、両開き戸棚2は、上記した吊り戸棚1の構成が左右対称の構成となるため、詳細な説明は省略する。
以上から、本考案の好適な実施の形態により本考案を説明した。ここでは特定の具体例を示して本考案を説明したが、実用新案登録請求の範囲に定義された本考案の広範囲な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これら具体的に様々な修正及び変更が可能である。
1 落下防止具
2 両開き戸棚
10 吊り戸棚
11 扉
12 ガイド棒
20 押し込み板
21 ガイド孔
22 ステム
23 ステム孔
24 ノブ
25 収納物
2 両開き戸棚
10 吊り戸棚
11 扉
12 ガイド棒
20 押し込み板
21 ガイド孔
22 ステム
23 ステム孔
24 ノブ
25 収納物
Claims (4)
- 収納棚に収納された物品の落下を防止するための押し込み板と、
前記押し込み板の中央部に取り付けられたステムと、
を有し、
前記押し込み板は、前記押し込み板を前記収納棚の扉の内側に取り付けるガイド棒を装入するためのガイド孔を有し、前記ガイド孔に前記ガイド棒を装入することで、前記押し込み板は、前記扉の内側に取り付けられており、
前記ステムは、前記扉の中央部に設けられた孔を介して前記押し込み板に取り付けられており、人手操作で前記ステムを移動させることにより、前記押し込み板が可動し、前記物品の落下を防止することを特徴とする落下防止具。 - 前記ガイド孔は、前記押し込み板の四隅に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の落下防止具。
- 前記ステムの先端部にノブを有することを特徴とする請求項1または2に記載の落下防止具。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の落下防止具を有することを特徴とする収納棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001035U JP3197549U (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 落下防止具及び収納棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001035U JP3197549U (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 落下防止具及び収納棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197549U true JP3197549U (ja) | 2015-05-21 |
Family
ID=53277794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015001035U Expired - Fee Related JP3197549U (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 落下防止具及び収納棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197549U (ja) |
-
2015
- 2015-03-05 JP JP2015001035U patent/JP3197549U/ja not_active Expired - Fee Related
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