JP3197328U - 羽毛状綿素材 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、従来、天然の羽毛布団は、キルトを施してもマス目内で1つ1つの羽毛が動いてしまい目いっぱい詰めない限り偏りがでて、保温性を損なうこと、また、従来、天然の羽毛布団を洗濯しようとすると、所謂バルーン現象を惹起してしまうこと等の理由で洗濯不可であり、更に、羽毛布団に使用されるダックやグースは、動物から採取するため、気候や環境等に左右され供給量が不安定であるとともに、動物特有の臭気を伴うこと等の問題点が指摘されている。
なお、前記特許文献1の詰め物用交絡糸の場合、それは単に芯糸と花糸とが極めて不規則に混在しながら花糸が芯糸に単に巻き付いたような形態のものであり本願考案のように、諸種の有用効果を発揮する従来全く存在しない特有のダウンボール状の塊を形成するものではないことは勿論である。
前記Z撚りのダウンボール状の塊状態と、S撚りのダウンボール状の塊状態とが間隔をもって連続的に形成されて、これが本実施例に係る羽毛状綿素材1となる。
なお、エアー交絡用ユニット21内のエアー圧とダウンボール状の塊の寸法との関係については後述する。
まず、図4に示すように、軸糸2を送りローラ11を用いてエアー交絡用ユニット21内に送り込むとともに、クリルスタンド12により支持された供給ローラ13に予め巻き付けた浮糸3を図示例で示す一例のガイド筒14、送りローラ15を用いてエアー交絡用ユニット21内に送り込み、このとき、浮糸3がガイド筒14、送りローラ15を用いることで自然に捩れてエアー交絡用ユニット21内の空気抵抗を一層受け易くするために捩られなりながらエアー交絡用ユニット21内に送り込まれる。
なお、図4の図示例では、前記ガイド筒14を用いた状態の実施例を示すが、本考案においては、当該ガイド筒14は必須のものではなく、これを用いることなく実施しても良い。
当該浮糸3のエアー交絡用ユニット21に対する送り込み角度θは、前記エアー交絡用ユニット21内に入る前に軸糸2、浮糸3が絡み合わないようにするためであることは勿論、用いられる浮糸3、軸糸2の種類や形状、エアー交絡用ユニット21内の風量、エアー流(空気流)等に応じて当該角度θの調整が必要であり、この角度θ調整がひいては形成されるダウンボール状の塊形成にも影響する。
前記浮糸3の軸糸2に対する送り込み角度θの変更は、図4中の浮糸3のエアー交絡用ユニット21に対する送り込み角度θを自在に変更させることで可能となる。また、軸糸2と浮糸3との双方のエアー交絡用ユニット21に対する送り込み角度θを自在に変更させることでも、浮糸3の軸糸2に対する送り込み角度θの変更可能となる。
次に、図4に示すように、エアー交絡用ユニット21により軸糸2、浮糸3に対するエアー交絡工程を実施する。
当該衝突板81を設けることなく、ベンチュリー71の下端から排出され長さ方向に所定間隔で形成されるダウンボール状の塊である羽毛状綿素材1を巻取り送りローラ16を介して巻取りローラ17に巻き取るようにしても良い。
エアー受凹部43内に至り、更に、エアー孔43aを経て前記すり鉢状壁面部72が形成する空間部に供給され、すり鉢状壁面部の傾斜面に吹き付けられて図16に示すように散乱する。
上述したようにして衝突板81の側方に曲げられた羽毛状綿素材1は、図4に示すように巻取り送りローラ16を経て、巻取りローラ17により巻き取られる。
次に、上述したようにして形成した羽毛状綿素材1を、図18に示すように、容器111内のシリコーン剤にドブ浸けする。
次に、シリコーン樹脂加工工程を終了した羽毛状綿素材1に対して第1回加熱工程を実施する。
次に、第1回加熱工程を終了した羽毛状綿素材1に対して第2回加熱工程を実施する。
第2回加熱工程実施後の羽毛状綿素材1を、例えば乾燥機を用い、50〜90℃(特に70〜85℃が好ましい。)の温度で冷まし、製品とする。
2 軸糸
3 浮糸
11 送りローラ
12 クリルスタンド
13 供給ローラ
14 ガイド筒
15 送りローラ
16 巻取り送りローラ
17 巻取りローラ
21 エアー交絡用ユニット
31 糸・エアー供給体
32 ノズル筒部
33 先端ノズル部
33a ノズルテーパー孔
35 貫通孔
35a ストレート孔
35b テーパー孔
36 入口筒部
36a 挿通孔
37 突出円形状部
38 円形ハンドル部
38a ノズル受筒体部
38b 円形凹部
39 大径筒部
40 小径筒部
41 位置決め締め付け機構部
42 下側円形段部
43 エアー受凹部
43a エアー孔
44 凹部
45 傾斜外周部
46 傾斜溝部
51 ユニット内筒体
52 突出筒部
53 挿通筒部
54 大径筒部受段部
55 ユニット内筒体貫通孔
55a 円形突部
56 Oリング
57 エアー通過孔
61 ユニット外筒体
61a 円形上部
61b 円形凹部
62 円形受孔部
63 貫通挿通孔
64 エアー受栓
65 装着受孔
71 ベンチュリー
72 すり鉢状壁面部
73 ベンチュリー貫通孔
81 衝突板
91 エアー供給源
92 エアーパイプ
101 止めリング
102 Cリング
103 円形孔部
104 小突起
105 間隔調整リング
111 容器
D 各ダウンボール状の塊と塊との間隔
H1 突出長
H2 ベンチュリー貫通孔の寸法
H3 先端ノズル部の端部とベンチュリー貫通孔の出口までの寸法
d1 隙間間隔
d2 隙間間隔
θ 送り込み角度
θ1 傾斜面角度
φ 直径
Claims (11)
- ポリエステル系の原糸を用いた軸糸・浮糸のフィラメント同士がエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により結束して絡み合い繋がってダウンボール状の塊を有しつつ一体化されて、一列に連なった形態で、前記ダウンボール状の塊が所定の直径を有し、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して所定の間隔をもって連続的に配列されて綿状の長繊維として形成されたことを特徴とする羽毛状綿素材。
- ポリエステル系の原糸を用いた軸糸・浮糸のフィラメント同士がエアー交絡用ユニット内のエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により結束して絡み合い繋がってダウンボール状の塊を間隔を隔てて有しつつ一体化されて、一列に連なった形態で、前記ダウンボール状の塊の直径が1.0〜3.5cmで、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して最大10cm程度以内の間隔をもって連続的に配列されて綿状の長繊維として形成されたことを特徴とする羽毛状綿素材。
- ポリエステル系の原糸を用いた軸糸・浮糸のフィラメント同士がエアー交絡用ユニット内のエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により結束して絡み合い繋がってダウンボール状の塊を間隔を隔てて有しつつ一体化されて、一列に連なった形態で、前記ダウンボール状の塊の直径が1.0〜3.5cmで、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して最大10cm程度以内の間隔をもって連続的に配列された綿状の長繊維として形成され、前記綿状の長繊維にシリコーン樹脂を定着し加熱により形状安定化したものであるたことを特徴とする羽毛状綿素材。
- 前記浮糸は、軽量の中空糸、表面積が円形断面糸より大きいC型断面糸又は異形断面糸から選定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の羽毛状綿素材。
- ポリエステル系の原糸を用いた軸糸、浮糸の夫々をエアー交絡用ユニット内へ供給する工程と、
エアー交絡用ユニット内のエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により、前記軸糸・浮糸のフィラメント同士を結束させ、絡み合い繋がってダウンボール状の塊を有しつつ一体化され、一列に連なった形態とし、ダウンボール状の塊が所定の直径を有し、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して所定の間隔をもって連続的に配列された綿状の長繊維である羽毛状綿素材とするエアー交絡工程と、
前記羽毛状綿素材を巻き取る工程と、
を経て形成したことを特徴とする羽毛状綿素材。 - ポリエステル系の原糸を用いた軸糸、浮糸の夫々をエアー交絡用ユニット内へ供給する工程と、
エアー交絡用ユニット内のエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により、前記軸糸・浮糸のフィラメント同士を結束させ、絡み合い繋がってダウンボール状の塊を有しつつ一体化され、一列に連なった形態とし、ダウンボール状の塊の直径が1.0〜3.5cmで、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して最大10cm程度以内の間隔をもって連続的に配列された綿状の長繊維である羽毛状綿素材とするエアー交絡工程と、
前記綿状の長繊維を巻き取る工程と、
を経て形成したことを特徴とする羽毛状綿素材。 - ポリエステル系の原糸を用いた軸糸、浮糸の夫々をエアー交絡用ユニット内へ供給する工程と、
エアー交絡用ユニット内におけるノズル筒部の先端ノズル部とベンチュリーのすり鉢状壁面部との間に形成される外部から供給されるエアーの散乱雰囲気中でのエアー交絡により、前記軸糸・浮糸のフィラメント同士を結束させ、絡み合い繋がってダウンボール状の塊を有しつつ一体化され、一列に連なった形態とし、ダウンボール状の塊の直径が1.0〜3.5cmで、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して最大10cm程度以内の間隔をもって連続的に配列された綿状の長繊維である羽毛状綿素材とするエアー交絡工程と、
前記綿状の長繊維を巻き取る工程と、
前記羽毛状綿素材にシリコーン剤を付けるシリコーン樹脂加工工程と、
シリコーン剤を付けた前記羽毛状綿素材を加熱し水分を飛ばす第1回加熱工程と、
水分を飛ばした前記羽毛状綿素材を加熱し熱収縮させて形状を安定化させる第2回加熱工程と、
第2回加熱工程終了後の前記羽毛状綿素材を冷ます冷まし工程と、
を経て形成したことを特徴とする羽毛状綿素材。 - 前記第1回加熱工程の加熱温度は100〜149℃、好ましくは130℃であり、前記第2回加熱工程の加熱温度は加熱温度150〜200℃、好ましくは180℃であることを特徴とする請求項7記載の羽毛状綿素材。
- 前記軸糸と浮糸との供給倍率と、前記エアー交絡用ユニット内におけるエアー交絡用のエアーの風量及びエアー圧と、前記エアー交絡用ユニット内における先端ノズル部とベンチュリーのすり鉢状壁面部との間の間隔調整との各要因の組み合わせにより、前記ダウンボール状の塊の大きさ、各ダウンボール状の塊と塊との間隔、浮糸密度を種々に変更させて所望の形態としたダウンボール状の塊を得られるようにしたことを特徴とする請求項7又は8記載の羽毛状綿素材。
- 前記浮糸は、軽量の中空糸、表面積が円形状断面糸より大きいC型断面糸又は異形断面糸から選定されることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の羽毛状綿素材。
- 前記エアー交絡用ユニットは、このエアー交絡用ユニットに設けたエアー受栓にエアーパイプを介してエアー交絡用の圧縮エアーを送るエアー圧、風量を調整可能なエアー供給源に連結していて、
糸・エアー供給体と、
金属製で円筒状のユニット内筒体と、
金属製で円筒状のユニット外筒体と、
ユニット内筒体内に内装したベンチュリーと、
を具備し、
前記ユニット外筒体内の上部側で上方から装着されるユニット内筒体の上部側を同心配置で固定保持されているとともに、前記ユニット内筒体の下方側をユニット外筒体の下端面中央部から下方に突出させるように構成し、
前記ユニット内筒体の内部下側に内装されている前記ベンチュリーの下端面をユニット内筒体の下端面中央部から下方に突出させるように構成し、
前記ユニット外筒体の上方からユニット内筒体内に装着される糸・エアー供給体の下部側に設けた金属製のノズル筒部の下端中央から下方に向けて突出させた先端ノズル部を前記ベンチュリー内に臨ませ、この先端ノズル部と前記ベンチュリーのすり鉢状壁面部との間の空間にエアーの散乱雰囲気状態を形成するように構成し、
前記糸・エアー供給体は、円筒状のノズル筒部と、ノズル筒部の下端中央から下方に向けて突出させた先端ノズル部とを具備し、当該ノズル筒部の上端側には、ノズル受筒体部を介して円形ハンドル部を一体的に取り付け、円形ハンドル部の底面側には、ユニット外筒体の円形上部が進入する円形凹部を設け、ノズル筒部の上端側の中央部からノズル筒部の下端中央部に至る貫通孔を設け、前記ノズル筒部には、位置決め締め付け機構部を構成する大径筒部を設け、大径筒部の下側から下端に至る部分を小径筒部として構成し、
前記糸・エアー供給体におけるノズル筒部の上端側の中央部からノズル筒部の下端中央部に至る貫通孔の上部側には、その上部に突出円形状部を有し、かつ、挿通孔を有する円筒状の入口筒部を装着し、この入口筒部の挿通孔内に軸糸、浮糸を送り込むように構成し、前記貫通孔の上部は、深さ方向に小寸法であるテーパー状に形成されているとともに、テーパー状の部分の直下から前記大径筒部の下端相当位置の範囲がストレート孔とされ、更にその直下から、小径筒部内の下端近傍の範囲にわたって下方に至るに沿って縮径するテーパー孔とされていて、前記小径筒部の下端側の中央部には下側円形段部が設けられ、この下側円形段部の中央位置に、前記先端ノズル部の上端部が同心配置に装着固定されるように構成しているとともに、前記先端ノズル部にも、ノズルテーパー孔が設けてあり、前記貫通孔におけるテーパー孔の最下端の孔径とノズルテーパー孔の最上部の孔径とを同一に設定して段差を無くし、前記貫通孔からノズルテーパー孔を経てベンチュリー内に軸糸、浮糸を円滑に送るように構成し、
前記糸・エアー供給体における前記ノズル筒部の小径筒部には、前記テーパー孔の外側に位置して中心の回りに回動可能なエアー受け凹部を設け、このエアー受け凹部の下面と前記下側円形段部とを連通しその下方に向けてエアーを噴出する2個のエアー孔を設けて構成し、
前記ユニット内筒体は、その上部に、側方に突出する平面視円形状の突出筒部を設け、この突出筒部から下方に前記突出筒部より小径の挿通筒部を同心配置に突設するように構成し、前記ユニット内筒体の突出筒部の上面側には、前記糸・エアー供給体の大径筒部の下部側が装入される円形の大径筒部受段部を設け、この大径筒部受段部の中央部から挿通筒部の内部を経てその下端に至るユニット内筒体貫通孔を設けているとともに、前記ユニット内筒体のユニット内筒体貫通孔の下端には、内径が前記ユニット内筒体貫通孔の内径より小さい円形突部を設けてユニット内筒体貫通孔の内方に突出させて、前記糸・エアー供給体の小径筒部の下端を受けるように構成し、前記ユニット内筒体の突出筒部の側壁にはOリングを取り付け、前記突出筒部を前記ユニット外筒体の円形受孔部に装着したとき、前記Oリングを円形受孔部の内壁面に密接させるように構成しているとともに、前記ユニット内筒体における挿通筒部の側壁部には、ユニット内筒体をユニット外筒体に装着したとき前記エアー受栓用の装着受孔と対応配置となるようにエアー通過孔を設けて構成し、
前記ユニット外筒体は、円筒状で、その円形上部の内周部には前記ユニット内筒体の突出筒部が装着される円形受孔部を設け、更に、円形受孔部の下側に下端に至るまで貫通状態の前記円形受孔部より小径に形成され、ユニット内筒体の挿通筒部を貫通させる貫通挿通孔を設けて構成しているとともに、前記ユニット外筒体の側壁部には、エアーパイプを介してエアー供給源に連通させるエアー受栓用の装着受孔を設け、前記ユニット外筒体の円形上部の内周部には円形受孔部側が開口した円形凹部を設け、この円形凹部に平坦なCリングを装着するように構成し、
前記ユニット内筒体内に内装したベンチュリーは、全体として円筒状で、その内部中央の上側に軸糸、浮糸が夫々進入する上端面側から下方に至るほど縮径するすり鉢状壁面部を設け、このすり鉢状壁面部の最深部から下端面まで軸糸、浮糸が通過し得るように貫通させた下端側ほど拡径するテーパー形状のベンチュリー貫通孔を設けて構成し、
前記糸・エアー供給体の先端ノズル部は、全体としてほぼ円筒状で、上端面側から下端面に至るまで貫通する状態で、かつ、上端面側から下端面に至るほど縮径するノズルテーパー孔を設けて構成し、
前記前記糸・エアー供給体の前記ノズル筒部における位置決め締め付け機構部は、前記糸・エアー供給体の大径筒部と、前記ユニット外筒体内で前記ユニット内筒体上に配置する止めリングとにわたって構成しているとともに、当該止めリングは、前記糸・エアー供給体の大径筒部の外径よりも僅かに大径の円形孔部を有し、この円形孔部の一部にその内方に向けて突出する半円形状又は台形状を呈する位置合わせ用及び当接受部として機能する小突起を設けて構成し、
前記ユニット内筒体をユニット外筒体に装着した状態で、このユニット内筒体の突出筒部の上端面に平坦な円環状の止めリングを当接し、更に、止めリング上に配置したCリングの外周部を前記円形凹部に装着することで、前記ユニット外筒体内にユニット内筒体を固定配置に内装するように構成していて、
前記糸・エアー供給体には、大径筒部に前記小突起に位置合わせした状態で、この大径筒部の下部側を小突起により遮られることなくユニット内筒体の大径筒部受段部内に装入可能とする半円形状又は台形状の凹部と、この凹部の一端側から大径筒部の円周方向で180度離れた位置まで設けた前記ノズル受筒体部の下面外周部との間で傾斜溝部を形成する傾斜外周部とを設けて構成し、当該傾斜外周部は、凹部側の肉厚が薄く凹部から離れるほど肉厚が厚くなるように形成されていることにより、傾斜溝部の下面が傾斜面を呈するように構成し、これにより、前記ユニット内筒体をユニット外筒体内に装着し固定した後、糸・エアー供給体を位置合わせしてユニット内筒体内に装着し、次に前記円形ハンドル部を回転操作することで、前記位置決め締め付け機構部の前記傾斜溝部の下面が前記止めリングの小突起の下面に圧接し、この結果、糸・エアー供給体をユニット外筒体に締め付け固定できるように構成し、前記糸・エアー供給体のエアー受凹部は、前記ユニット内筒体のエアー通過孔に対向するように構成し、
前記前記糸・エアー供給体における軸糸、浮糸の供給工程を経てエアー交絡用ユニット内に送り込まれた軸糸、浮糸は、糸・エアー供給体の入口筒部内、貫通孔内、先端ノズル部内を経てベンチュリー内のすり鉢状壁面部内に進入するとともに、前記エアー受栓に供給されるエアーは、前記エアー交絡用ユニット内のエアー受凹部内に至り、更に、エアー孔を経て前記すり鉢状壁面部が形成する空間部に供給され、すり鉢状壁面部の傾斜面に吹き付けられて散乱することにより、前記ベンチュリーのすり鉢状壁面部が形成する空間部内に進入した浮糸は、前記空間部内で散乱状態となったエアーの流れを受けて撹乱され、軸糸、浮糸のフィラメント同士が結束して絡み合い繋がって一体化されて、一列に連なった形態のダウンボール状の塊を有し、かつ、綿状となった形態の前記羽毛状綿素材を形成できるように構成したとともに、
前記糸・エアー供給体から送り込まれる軸糸と浮糸との供給倍率と、エアー交絡用ユニットのエアー供給源からのエアーの風量、エアー圧と、前記糸・エアー供給体の先端ノズル部の端部と前記ベンチュリーのすり鉢状壁面部の最深部までの隙間間隔とを種々に組み合わせることにより、前記羽毛状綿素材のダウンボール状の塊の大きさ、各ダウンボール状の塊と塊との間隔、浮糸密度を種々に変更させて製造できるように構成したことを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載の羽毛状綿素材。
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