JP3197210B2 - カードへのエンボス形成装置 - Google Patents

カードへのエンボス形成装置

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JP3197210B2
JP3197210B2 JP10341296A JP10341296A JP3197210B2 JP 3197210 B2 JP3197210 B2 JP 3197210B2 JP 10341296 A JP10341296 A JP 10341296A JP 10341296 A JP10341296 A JP 10341296A JP 3197210 B2 JP3197210 B2 JP 3197210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードやIC
カード等において使用される、カードの一部を文字状に
突出させてエンボスを形成させるための、カードへのエ
ンボス形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カードに記録された情報の記録、再生を
行うことによって各種機器の支払いや他の用途に広く利
用されている磁気カードやICカード等において、カー
ドを識別させるために、該カードの一部を文字や記号等
の形状に突出させてエンボスを形成しているものが普及
している。
【0003】従来は、カードにエンボスを形成する手段
として、例えば図4に示すような活字体を使用してエン
ボスを形成していた。図4は、従来のエンボスを形成す
る手段の説明図であり、カード20は例えば塩化ビニル
等の樹脂から成り、前記カード20を挟んでカード20
の上面側の所定位置に対して、底面に文字や記号等の凹
溝53が形成されている雌側活字体52が設けられ、該
雌側活字体52に対向して前記カード20の下面側の所
定位置に対しては、前記凹溝53に対応して上面に文字
や記号等の凸条部55が形成されている雄側活字体54
が設けられていた。
【0004】以上のような、従来のカードへのエンボス
を形成するための手段において、カード20の所定位置
に、該カード20の上面側から雌側活字体52と、前記
カード20の下面側の雄側活字体54を挟み込んで打撃
を印加することによって、カード20に文字や記号等の
文字状のエンボスを形成するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のカードへのエンボスを形成するための手段では、活
字を使用しなければならず、前記雌側活字体52及び前
記雄側活字体54が、文字や記号等の書体数の数量分必
要となり、又、書体の大きさに関してはサイズ毎に保有
しなければならず、さらに、前記凹溝53や凸状部55
を形成するための材料に特殊合金を必要とするためコス
ト上昇の要因を招いていた。又、活字体を使用するため
に、書体の種類や大きさに関して選択の余地がなく、自
由度が制約されていた。又、活字体の保管スペースを広
く専有することとなってエンボスを形成するための作業
性が悪化していた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、活字を使用しないことによって、活字を使用
する場合のように文字や記号の種類や大きさ等に制約さ
れることなく、必要に応じて自由に書体の設定をするこ
とができ、多くの書体数及びサイズを保有することな
く、又、高価な材料を使用することなくコストの低減を
図り、又、保管スペースの削減を図り、作業性の向上を
図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、 カードの一部を文字状
に突出させて該突出部によりエンボスを形成してなるカ
ードへのエンボス形成装置において、上記突出部をドッ
トとして形成可能なエンボス形成用のエンボスピンと、
該エンボスピンを進退させる駆動源と、上記エンボスピ
ンとは上記カードを間に挟んだ逆側に設置され上記エン
ボス形成によるカードの突出変形を吸収可能なカード受
け部材と、上記カードを設置したカード受け部材と上記
エンボスピンとの相対位置を変化させる移動機構とを有
し、上記カードと上記エンボスピンとの相対位置を変化
させてエンボスピンを進退させ、上記カードにドット状
のエンボスを形成したことを特徴とするカードへのエン
ボス形成装置。
【0007】請求項2に記載の発明は、 前記移動機構
はX軸及びY軸方向に移動可能なX−Yテーブルであ
り、前記カード受け部材は上記X−Yテーブル上に設置
され、前記エンボスピンに対して前記カードの位置を変
化させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
カードへのエンボス形成装置。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明のカードへのエンボ
ス形成装置の実施の形態を、図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0009】図1は本発明に係るカードへのエンボス形
成装置における一実施例を示すエンボス形成装置の側面
図、図2はエンボス形成装置の外観斜視図、図3(a)
(b)はカードにおけるエンボス部分の説明図を表わ
す。これらの図において、本発明に係るカードへのエン
ボス形成装置は、前記従来のカードへのエンボスを形成
するための手段で使用した活字に代えて、ピンを使用す
ることにより、連続したドットの軌跡を形成し、カード
の一部を文字状に突出させてエンボスを形成するもので
ある。
【0010】本発明は、図1及び図2に示すように、フ
レーム1の上部に水平方向にピン保持台2が張り出して
あり、該ピン保持台2の上面に凹部3が形成されて中央
部に孔4を設けている。前記凹部3には、戻しバネ5を
挿通させたエンボスピン6がピン保持台2の孔4に挿通
されており、前記エンボスピン6は、上端側に設けたフ
ランジ10の下側面から前記戻しバネ5によって押上げ
る方向に付勢され、下端面には略半球形の凸部15が形
成されている。フレーム1の上端側にはヒンジ部7を設
け、該ヒンジ部7には支点12を形成して他端部がモー
タ9によって上下動されるアーム8が設けてあり、該ア
ーム8の下側面には、前記エンボスピン6の上部に形成
されたフランジ10を押し下げるための凸状部11が形
成されている。モータ9のシャフト13には偏心カム1
4が取付けられてあり、モータ9はフレーム1の図示し
ない部分に固定されている。
【0011】上記のエンボスピン打撃ユニットの下部に
は、カード20を保持して所定の位置に移動を行うX−
Yテーブル21が設けられており、直交するX,Yの各
方向に対して、カード20をパルスモータ22、40、
によって移動させている。X−Yテーブル21は、移動
フレーム24に固定されたパルスモータ22のシャフト
と一体的にネジ部を形成した送りネジ23を設け、上段
テーブル27の移動する方向に、ネジ溝37を形成して
送りネジ23を螺合させている。該上段テーブル27に
は、カード20の周辺部を保持できるように、複数の爪
25を有するホルダ26が対向して前記上段テーブル2
7の側面に設けられ、図示しないロック機構により、ス
プリング28で付勢されたホルダ26を上下動させてカ
ード20を上段テーブル27にロック及び解除させてい
る。又、カード20の下側面と上段テーブル27の中間
には、ゴム、フェルト、布等の平板状の弾性体から成る
カード受け部のベース29が設けてある。
【0012】又、上段テーブル27の送りネジ23を挟
んだ両側にガイド穴30、31を設けて、両端を台座2
4に固定したガイドバー32、33を該ガイド穴30、
31に貫通させている。以上の構成によってXテーブル
42を形成している。さらに、上記のXテーブル42の
下部には、移動フレーム24がY方向に移動するように
ガイド穴35’、36’を設けて、台座45に固定した
ガイドバー35、36を該ガイド穴35’、36’に貫
通させ、又、移動フレーム24の中央部には、ネジ溝4
1を設けて、パルスモータ40のシャフトに一体的に設
けた送りネジ38を螺合させたYテーブル43が形成さ
れている。
【0013】上記構成における作動について説明する
と、モータシャフト13の回転に伴って偏心カム14が
回転し、アーム8を経て凸状部11がエンボスピン6に
連続して打撃力を印加することにより、エンボスピン6
は矢印F方向に連続して上下動を繰返し、カード20に
対して上面から打撃を与え、カード20の下側に設けた
弾性体29はカード20の打撃部位を吸収してカード2
0に対し、図3(a)に示すようなドット状のエンボス
からなる文字等45を形成する。X−Yテーブル21
は、パルスモータ22及び40をステップ駆動させて、
Xテーブル42の送りネジ23及びYテーブル43の送
りネジ38を微細にステップ駆動することにより、文字
等が形成できるように、カード20に対する所定の位置
決めを行っている。上記X−Y方向の送りピッチを微細
にすることにより、図3(b)に示すように、カード2
0の一部が文字状に連続して下側に突出し、エンボス4
6を形成することができ、また、送りピッチをある程度
大きくしてドット状の文字や記号、図面等を形成するこ
とも可能である。
【0014】これにより、本発明は、活字を使用しない
ことによって、活字を使用する場合のように文字や記号
の種類や大きさ等に制約されることなく、必要に応じて
自由に書体の設定をすることができ、多くの書体数及び
サイズを保有することなく、高価な材料を使用すること
なくコストの低減を図り、又、保管スペースの削減を図
り、作業性の向上を図ることが可能となる。さらに、カ
ードの移動機構をX−Yテーブルによって構成したこと
により、精度よくしかも容易にエンボスを形成すること
ができる。
【0015】本発明に係るカードへのエンボス形成装置
は、上記のような構成の他に、エンボスピン6の先端部
の形状は、略半球形の凸部15に代えて水平断面が楕円
形や長円形の突出部に設定してもよい。又、打撃機構に
おいて、モータに代えてソレノイド等を使用してもよ
く、又、弾性体29は、平板状の他に球状或はローラ形
状等であってもよい。さらに、エンボスピン6は、イン
パクトドット式のプリントヘッドに使用されているよう
に、複数のピンを1列又は千鳥状に設けて、カードをX
方向のみに移動させて文字等を形成し、行間移動はカー
ドをY方向に移動させる方式としてもよい。さらに、エ
ンボスピンの打撃とX−Yテーブルの動きは同期するよ
うに設定し、エンボスピンの打撃作動中にはテーブルを
移動させず、エンボスピンが上昇するタイミングに同期
してテーブルを移動させるようにしてもよく、エンボス
形成の精度をさらに向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカー
ドへのエンボス形成装置にあっては、カードの一部を文
字状に突出させて該突出部によりエンボスを形成してな
るカードへのエンボス形成装置において、上記突出部を
ドットとして形成可能なエンボス形成用のエンボスピン
と、該エンボスピンを進退させる駆動源と、上記エンボ
スピンとは上記カードを間に挟んだ逆側に設置され上記
エンボス形式によるカードの突出変形を吸収可能なカー
ド受け部材と、上記カードを設置したカード受け部材と
上記エンボスピンとの相対位置を変化させる移動機構と
を有し、上記カードと上記エンボスピンとの相対位置を
変化させてエンボスピンを進退させ、上記カードにドッ
ト状のエンボスを形成したことにより、活字を使用しな
いことによって、活字を使用する場合のように文字や記
号の種類や大きさ等に制約されることなく、必要に応じ
て自由に書体の設定をすることができ、多くの書体数及
びサイズを保有することなく、又、高価な材料を使用す
ることなくコストの低減を図り、又、保管スペースの削
減を図り、作業性の向上を図ることができ、又、カード
の移動機構をX−Yテーブルによって構成したことによ
り、精度よくしかも容易にエンボスを形成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカードへのエンボス
形成装置の側面図である。
【図2】同じく、外観斜視図である。
【図3】カードにおけるエンボス部分の説明図である。
【図4】従来のカードへのエンボスを形成するための説
明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ピン保持台 5 戻しバネ 6 エンボスピン 8 アーム 9,22,40 モータ 10 フランジ 11 凸状部 13 シャフト 14 カム 15 凸部 20 カード 21 X−Yテーブル 23,38 送りネジ 24 移動フレーム 27 上段テーブル 29 ベース 30,31 ガイド穴 32,33,35,ガイドバ− 36 42 Xテーブル 43 Yテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 59/00 - 59/18 B42D 15/10 501 G07F 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの一部を文字状に突出させて該突
    出部によりエンボスを形成してなるカードへのエンボス
    形成装置において、上記突出部をドットとして形成可能
    なエンボス形成用のエンボスピンと、該エンボスピンを
    進退させる駆動源と、上記エンボスピンとは上記カード
    を間に挟んだ逆側に設置され上記エンボス形成によるカ
    ードの突出変形を吸収可能なカード受け部材と、上記カ
    ードを設置したカード受け部材と上記エンボスピンとの
    相対位置を変化させる移動機構とを有し、上記カードと
    上記エンボスピンとの相対位置を変化させてエンボスピ
    ンを進退させ、上記カードにドット状のエンボスを形成
    したことを特徴とするカードへのエンボス形成装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構はX軸及びY軸方向に移動
    可能なX−Yテーブルであり、前記カード受け部材は上
    記X−Yテーブル上に設置され、前記エンボスピンに対
    して前記カードの位置を変化させるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のカ−ドへのエンボス形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006031387B3 (de) * 2006-07-07 2007-12-27 Mühlbauer Ag Prägevorrichtung und Verfahren zum Prägen von Karten
KR100999538B1 (ko) * 2010-07-23 2010-12-08 한국기계연구원 임팩트 프린트 타입의 핫 엠보싱 장치

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