JP3197137U - ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー - Google Patents
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Abstract
【課題】液ボトルのポンプヘッドを保護し、箱詰めしたり梱包して輸送したりする際、外力を受けたり振動が発生したりしても掻き傷が生じることがなく、押圧可能な状態となることを防ぐ、ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーを提供する。【解決手段】ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーは、ポンプヘッド10の外周を覆ってガード壁を形成する保護クリップ20を備える。ポンプヘッド10は、管座30上に保持される。管座30の外周には、ボトル蓋40が枢着される。管座30とボトル蓋40との間には、環状凹溝50が形成される。保護クリップ20は、ポンプヘッド10を収容する伸縮チャンバが中心部に形成されたCリングである。保護クリップ20の底部には、凹溝50内に挟持されるとともに保護クリップ20を位置決めする少なくとも1つの保持部が延設されている。【選択図】図1
Description
本考案は、乳液ボトル及びスプレー用液ボトルに取り付けるポンプディスペンサーのポンプヘッドに関し、特に、ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーに関する。
一般の乳液には、肌の汚れを落としたり肌の手入れをしたりするか、衣類を洗浄するために用いる乳液などが含まれる。又、一般のスプレー用液体には、香水、クリーニング剤などが含まれる。これら乳液及びスプレー用液体は、ボトルに詰められて販売され、乳液ボトル及びスプレー用液ボトルには、ポンプヘッドが取り付けられている。ポンプヘッドはノズルを有し、一部のノズルのポンプヘッド表面が突出し、一部のノズルのポンプヘッド表面が平坦に形成されている。しかしポンプディスペンサーの形状が如何なるものであっても、利用者がポンプヘッドを往復押圧すると、ボトル内の乳液又はスプレー用液体がノズルを介して流れ出るか噴射され、容易に使用することができる。
従来の液ボトルは、工場にて乳液又はスプレー液が詰められた後、液ボトルのボトル口にポンプヘッドが取り付けられ、ポンプヘッドはステムを有し、取り付ける前に、ポンプヘッドのステムを管座へ可動自在に挿設し、管座の周りの外壁には回転自在のボトル蓋が枢着され、ポンプヘッドがボトル蓋を介して液ボトルのボトル口にねじ込まれ、ポンプヘッドが管座によりストップされ、利用者は往復押圧して使用することができる。
ポンプヘッドのステムは、往復押圧する行程高さを有し、既に取り外されて使用する液ボトルのポンプヘッドがガチョウの頭部のような形状に形成されて管座から突出されている。しかし、液ボトルの商品を箱に詰めて運搬する際、占有体積を減らすために、出荷前に予め管座の頂面にポンプヘッドを保持するかねじ込み、ステムを予め管座又は液ボトル内に埋め込み、ポンプヘッドがそのステムにより外方へ延伸され、箱に詰めるときと運搬する際の占有体積を小さくすることができる。また、ポンプヘッドが管座の頂面に保持されるかねじ込まれる際、押圧機能を備えていないため、ボトル内の液体がボトルの外部へ流れ出ることはない。
しかし、ポンプヘッドは予め管座の頂面に保持されるかねじ込まれているため、箱詰めしたり梱包して輸送する際に、ポンプヘッドに外力が加わって当たったり振動したりすることを防ぐことが困難であるため、ポンプヘッドの表面に掻き傷が生じ、当たったり振動したりする外力が大きすぎる場合、ポンプヘッドが弾発して管座の頂面から外れて上方向へ延び、押圧可能な状態となることがある。このような状況下では、ポンプヘッドが容易に外力を受け続け、運搬する際にボトル内の液体が外部へ漏れて汚してしまう虞があった。
本考案の主な目的は、液ボトルのポンプヘッドを保護し、箱詰めしたり梱包して輸送したりする際、外力を受けたり振動が発生したりしても掻き傷が生じることがなく、押圧可能な状態となることを防ぐ、ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーを提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、表面からノズルが突出されたポンプヘッドに対し、保護クリップ上にノズルを挿通するノズル孔が形成され、このノズル孔によりポンプヘッドが弾発して押圧可能な状態となることを防ぐ、ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーを提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、表面からノズルが突出されたポンプヘッドに対し、保護クリップ上にノズルを挿通するノズル孔が形成され、このノズル孔によりポンプヘッドが弾発して押圧可能な状態となることを防ぐ、ポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、ポンプヘッドの外周を覆ってガード壁を形成する保護クリップを備え、前記ポンプヘッドは、管座上に保持され、 前記管座の外周には、ボトル蓋が枢着され、前記管座と前記ボトル蓋との間には、環状凹溝が形成され、前記保護クリップは、前記ポンプヘッドを収容する伸縮チャンバが中心部に形成されたCリングであり、前記保護クリップの底部には、前記凹溝内に挟持されるとともに前記保護クリップを位置決めする少なくとも1つの保持部が延設されていることを特徴とするポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーが提供される。
前記ポンプヘッドの一側には、ノズルが延設され、前記保護クリップは、前記ノズルを挿通するノズル孔を有することが好ましい。
前記ボトル蓋は、液ボトルにねじ込まれ、前記ノズル内には、前記液ボトル内に至るまで延びた液体流路が形成されていることが好ましい。
前記保護クリップは、互いに対応した2つの端部を有し、前記2つの端部間には、前記伸縮チャンバと連通する伸縮口が形成されていることが好ましい。
前記保護クリップは、傾いた頂壁を有し、前記頂壁は、前記ポンプヘッドの頂部外周から突出されていることが好ましい。
前記保護クリップは、水平状の頂壁を有し、前記頂壁は、前記ポンプヘッドの頂部外周から突出されていることが好ましい。
本考案のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーは、ポンプヘッドが管座の頂面に保持されたりねじ込まれたりする際(即ち、液ボトルが出荷されて箱詰めされたり、運搬されたり陳列販売されたりするとき)、外力によりポンプヘッドに掻き傷が生じることを保護クリップにより防ぎ、保護クリップが、保持部により管座とボトル蓋との間に形成された凹溝内に保持され、緩んで外れることを防ぐことができる上、ポンプヘッドの表面からノズルが突出されているため、保護クリップはノズル孔を利用してポンプヘッドが弾発して押圧可能な状態となることを防ぎ、これによっても緩んで外れることを防ぐことができ、さらに、保護クリップが外力を受けると、ポンプヘッドが外れにくくなる上、ポンプヘッドが弾発して押圧可能な状態となることを防ぎ、ボトル内の液体が外部へ漏れ出ることを防ぐことができる。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係るポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーは、少なくともポンプヘッド10及び保護クリップ20から構成されてなる。
ポンプヘッド10は、プラスチックでモールドしたものである。ポンプヘッド10の一側には、ノズル11が突出されている。ノズル11は、突出されているか平坦な形状であり、ポンプヘッド10内には、ノズル11と連通した液体流路13が形成され、例えば、乳液、噴液などの液体が液体流路13を通過し、ノズル11から外部へ流れ出る。さらに言えば、ポンプヘッド10の底部には、ステム12が延設されている。ステム12は、可動自在に円形状の管座30内に挿設され、かつ、管座30上まで可動自在に延びている。管座30の周囲の外壁には、自在に回転するボトル蓋40が枢着されているため、ポンプヘッド10がボトル蓋40を介して液ボトル60のボトル口にねじ込まれ、ポンプヘッド10内の液体流路13が液ボトル60内に至るまで延び、ポンプヘッド10が管座30のストッパーを有するため、ユーザが往復押圧すると、液ボトル60内の液体が液体流路13を通過し、ノズル11から外部へ流れ出る。実際には、ポンプヘッド10のステム12も管座30の頂面に保持されるかねじ込まれ、管座30又は液ボトル60内にステム12が埋め込まれ、ポンプヘッド10がステムを介して外部へ延びることを防ぎ、箱詰めしたり梱包して輸送したりする際の占有体積を小さくすることができる。本実施形態において、管座30とボトル蓋40との間には、リング状の凹溝50が形成されている。
図4及び図5を参照する。図4及び図5に示すように、本考案の一実施形態に係るポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーの保護クリップ20は、プラスチックでモールドしたものである。保護クリップ20は、ポンプヘッド10を収容する伸縮チャンバ22を中心部に有するCリングである。ポンプヘッド10が伸縮チャンバ22内に収容されると、保護クリップ20により、ポンプヘッド10を覆うために用いるガード壁が形成され、外力によりポンプヘッド10に掻き傷が生じることを防ぐことができる上、保護クリップ20の底部には、少なくとも1つのリブ状の保持部25が内方へ延びる。保護クリップ20は、保持部25を介して上述の凹溝50内に弾性保持され(図3参照)、保護クリップ20がポンプヘッド10を保持する際に緩んで外れることを効果的に防ぐことができる。また、保護クリップ20はノズル孔21を有する。ノズル孔21には、延伸したノズル11を挿通させ、ノズル孔21により、凹溝50内の保持部25を固定端として用いてノズル11を拘束し、ポンプヘッド10が弾発して押圧状態が形成される。さらに詳細には、保護クリップ20は、互いに対応した2つの端部23を有する。上述した端部23間には、伸縮口24が形成されている。伸縮口24は、伸縮チャンバ22と連通し、ポンプヘッド10は、伸縮口24を介して伸縮チャンバ22内に収容され、保護クリップ20により保護される。
図4及び図6を参照する。図4及び図6に示すように、本考案の一実施形態に係るポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパーの保護クリップ20の周囲に設けられた頂部には、頂壁26が形成されている。ポンプヘッド10が保護クリップ20の伸縮チャンバ22内に収容されると、頂壁26がポンプヘッド10の頂部外周から突出され、外力を受けてポンプヘッド10に掻き傷が生じてしまうことを防ぎ、頂壁26の構造は傾いた状態であるか(図4参照)平坦な状態である(図6参照)。上述した2種類の相異なる構造を有する頂壁26は、どちらもポンプヘッド10を効果的に保護することができる。
本考案では、保護クリップ20を用いてポンプヘッド10の外周を覆ってガード壁を形成し、ポンプヘッド10が外力を受けて掻き傷が生じることを防ぐとともに、管座30とボトル蓋40との間に形成された凹溝50内に保持部25を堅牢に保持することにより、保護クリップ20がポンプヘッド10を保持する際に緩んで外れてしまうことを防ぎ、保護クリップ20のノズル孔21により延伸したノズルを拘束することにより、保護クリップ20がポンプヘッド10を保持するときに緩んで外れることを防ぐことができる他、ポンプヘッド10が外力を受けるときに、保護クリップ20によりポンプヘッド10が弾発して押圧可能な状態になることを効果的に防ぎ、液ボトル60内の液体が外部へ流れ出ることを防ぐ。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 ポンプヘッド
11 ノズル
12 ステム
13 液体流路
20 保護クリップ
21 ノズル孔
22 伸縮チャンバ
23 端部
24 伸縮口
25 保持部
26 頂壁
30 管座
40 ボトル蓋
50 凹溝
60 液ボトル
11 ノズル
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60 液ボトル
Claims (6)
- ポンプヘッドの外周を覆ってガード壁を形成する保護クリップを備え、
前記ポンプヘッドは、管座上に保持され、
前記管座の外周には、ボトル蓋が枢着され、
前記管座と前記ボトル蓋との間には、環状凹溝が形成され、
前記保護クリップは、前記ポンプヘッドを収容する伸縮チャンバが中心部に形成されたCリングであり、
前記保護クリップの底部には、前記凹溝内に挟持されるとともに前記保護クリップを位置決めする少なくとも1つの保持部が延設されていることを特徴とするポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。 - 前記ポンプヘッドの一側には、ノズルが延設され、
前記保護クリップは、前記ノズルを挿通するノズル孔を有することを特徴とする請求項1に記載のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。 - 前記ボトル蓋は、液ボトルにねじ込まれ、
前記ノズル内には、前記液ボトル内に至るまで延びた液体流路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。 - 前記保護クリップは、互いに対応した2つの端部を有し、
前記2つの端部間には、前記伸縮チャンバと連通する伸縮口が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。 - 前記保護クリップは、傾いた頂壁を有し、
前記頂壁は、前記ポンプヘッドの頂部外周から突出されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。 - 前記保護クリップは、水平状の頂壁を有し、
前記頂壁は、前記ポンプヘッドの頂部外周から突出されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプディスペンサーのポンプヘッド用ストッパー。
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