JP3197135U - 弁当用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザインとして面白みのある容器としながらも、積み重ねた弁当用容器が不安定になることを防止した弁当用容器を提供する。【解決手段】上方に向かって開口する容器本体開口部13を有し、内部に食品が収容される容器本体1と、容器本体開口部13を覆う蓋体底壁部21と、蓋体底壁部21の周縁部から上方に伸延する蓋体周壁部22と、少なくとも蓋体底壁部21と蓋体周壁部22とによって区画された装飾体収容部と、を有する蓋体2と、装飾体収容部に配設された装飾体本体部31と、下端部が蓋体底壁部21に当接し、上端部が装飾体本体部31に連なり、装飾体本体部31から装飾体本体部31の内側斜め下方に向かって延びる起立位置と起立位置よりも更に装飾体本体部31の内側に向かって延びる倒伏位置との間を揺動可能に構成されている脚部32と、倒伏位置に位置する脚部32を起立位置に向かって付勢する付勢部33と、を有する装飾体3と、を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、弁当用容器に関する。
従来から、駅弁や店売りの弁当箱として使用され、積み重ねて陳列することが可能な弁当用容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
この弁当用容器は、容器本体と、容器本体に被せる蓋とを備えている。そして、蓋の上面は平坦に形成されている。これによって、弁当を積み重ねたときに不安定になり難くしている。
特開平9−2447号公報
しかし、特許文献1に記載の弁当用容器は、蓋の上面が平坦に形成され、安定して積み重ねることができるものの、包装用容器のデザインに面白みを持たせにくいという問題があった。
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係る弁当用容器は、上方に向かって開口する容器本体開口部を有し、内部に食品が収容される容器本体と、前記容器本体開口部を覆う蓋体底壁部と、該蓋体底壁部の周縁部から上方に伸延する蓋体周壁部と、少なくとも前記蓋体底壁部と前記蓋体周壁部とによって区画された装飾体収容部と、を有する蓋体と、前記装飾体収容部に配設された装飾体本体部と、下端部が前記蓋体底壁部に当接し、上端部が前記装飾体本体部に連なり、前記装飾体本体部から前記装飾体本体部の内側斜め下方に向かって延びる起立位置と前記起立位置よりも更に前記装飾体本体部の内側に向かって延びる倒伏位置との間を揺動可能に構成されている脚部と、前記倒伏位置に位置する前記脚部を前記起立位置に向かって付勢する付勢部と、を有する装飾体であって、前記脚部が前記起立位置に位置している状態において前記装飾体本体部の少なくとも一部が前記蓋体周壁部の上端周縁から上方に突出し、前記脚部が前記倒伏位置に位置している状態において前記装飾体本体部が前記脚部が前記起立位置に位置している状態よりも下方に位置するよう構成されている装飾体と、を備える。
この構成によれば、弁当用容器を上面が上方に突出したデザインとして面白みのある容器とすることができる。また、弁当用容器を上面が上方に突出したデザインとして面白みのある容器としながらも、積み重ねた弁当用容器が不安定になることを防止することができる。
前記装飾体は、前記脚部が前記倒伏位置に位置している状態において、前記装飾体本体部の全体が前記装飾体収容部の内部に位置するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、積み重ねた弁当用容器が不安定になることをより効果的に防止することができる。
前記付勢部は、上下方向に延在する板状の弾性体であり、上端部が前記装飾体本体部に取り付けられ、中間部が内側に向かって屈曲して形成され、下端部が前記起立位置よりも前記装飾体本体部の内側に向かって延びる位置に位置する前記脚部に当接して当該脚部を前記起立位置に向かって付勢していてもよい。
この構成によれば、簡素な構成で、装飾体を蓋体に対して上昇させることができる。
前記装飾体は、上下方向から見て、下端周縁の形状が前記蓋体周壁部の上端周縁の形状と相似形に形成され、且つ下端周縁によって区画される部分が前記蓋体周壁部の上端周縁によって区画される部分の面積よりも大きい面積を有していてもよい。
この構成によれば、装飾体が蓋体から抜け落ちることを防止することができる。
前記装飾体収容部は、上面が下面の面積よりも小さい面積を有する錘台状に形成されていてもよい。
この構成によれば、装飾体収容部の内部において装飾体を円滑に昇降させることができる。
前記容器本体は、上下方向から見て前記蓋体周壁部の上端周縁によって区画される部分の面積よりも大きい面積を有する容器本体底壁部を有していてもよい。
この構成によれば、蓋部の上に他の弁当用容器を置いて複数の弁当用容器を積み上げることができる。
本考案は、弁当用容器を上面が上方に突出したデザインとして面白みのある容器とすることができるという効果を奏する。また、弁当用容器を上面が上方に突出したデザインとして面白みのある容器としながらも、積み重ねた弁当用容器が不安定になることを防止することができるという効果を奏する。
本考案の実施の形態に係る弁当用容器の構成例を示す斜視図である。 図1の弁当用容器の構成例を示す分解斜視図である。 図1の弁当用容器の構成例を示す縦断面図であり、装飾体の脚部が起立位置に位置する状態を示す図である。 図1の弁当用容器の構成例を示す縦断面図であり、装飾体の脚部が倒伏位置に位置する状態を示す図である。 図1の弁当用容器の使用例を示す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は、本考案の実施の形態に係る弁当用容器100の構成例を示す斜視図である。図2は、弁当用容器100の構成例を示す分解斜視図である。図3は、弁当用容器100の構成例を示す縦断面図であり、後述する装飾体3の脚部32が起立位置P1に位置する状態を示す図である。図4は、弁当用容器100の構成例を示す縦断面図であり、後述する装飾体3の脚部32が倒伏位置P2に位置する状態を示す図である。
以下では、弁当用容器100を載置面に載置した状態における鉛直上方向を単に上といい、鉛直下方向を単に下という。
図1〜4に示すように、弁当用容器100は、容器本体1と、蓋体2と、装飾体3とを備える。容器本体1、蓋体2、及び装飾体3は、ぞれぞれ主に紙、樹脂等で構成されている。
容器本体1は、内部に食品が収容される容器である。容器本体1は、例えば、四角錘台状に形成され、底壁部(容器本体底壁部)11(図2及び図3参照)と、周壁部(容器本体周壁部)12とを含む。
周壁部12は、上下方向に延在している。周壁部12は、筒状に形成され、上方に向かうに従って窄まるように形成されている。周壁部12の上端縁が容器本体開口部13を構成している(図3,4参照)。したがって、容器本体開口部13は、上方に向かって開口している。容器本体1は、周壁部12の下端周縁12bを接地させて載置面に載置される。この載置面とは、例えば陳列棚の棚板の上面である。周壁部12の上端縁(容器本体開口部13)及び下端周縁12bは、何れも水平方向に延在している。
底壁部11は、平板状に形成され、水平方向に延在するよう配設されている。そして、底壁部11は、周壁部12の下側開口を閉塞している。そして、底壁部11の上方に位置し、且つ底壁部11及び周壁部12によって区画された容器本体1の内部空間が食品収容部15を構成する。食品収容部15は、食品を収容する空間であり、容器本体開口部13を介して、食品を食品収容部15に収容したり、取り出したりすることができるように構成されている。
また、底壁部11は、周壁部12の下端部よりも上方の内側の面に連なって配設されている。すなわち、周壁部12は、底壁部11よりも下方に突出している。すなわち、容器本体1を載置面に載置した時に、載置面と底壁部11とが離間するように構成されている。これによって、弁当用容器100の載置面から食品収容部15に収容された食品に熱が伝わり、食品収容部15に収容された食品の保存状態が悪化することを防止している。
蓋体2は、容器本体開口部13を覆うように容器本体1に装着される蓋である。蓋体2は、例えば、四角錘台状に形成され、底壁部(蓋体底壁部)21と、周壁部(蓋体周壁部)22とを含む。
周壁部22は、上下方向に延在している。周壁部22は、筒状に形成され、上方に向かうに従って窄まるように形成されている。
上下方向から見て、上述の容器本体1の底壁部11は、周壁部22の上端周縁22aによって区画される部分の面積よりも大きい面積を有するように構成されている。したがって、ある弁当用容器100の周壁部22の上端周縁22aの上に他の弁当用容器100の容器本体1の底壁部11が当接するようにして、複数の弁当用容器100を積み上げることができるように構成される。これによって、複数の弁当用容器100をコンパクトに陳列することができる。
底壁部21は、水平方向に延在するよう配設され、蓋体2を容器本体1に被せた状態において、容器本体1の容器本体開口部13を覆うように構成されている。そして、底壁部21は、周壁部22の下側開口を閉塞している。すなわち、周壁部22は、底壁部21の周縁部から上方に伸延している。底壁部21の上方に位置し、底壁部21と周壁部22とによって区画された空間が装飾体収容部23を構成している。この装飾体収容部23は、上面が下面の面積よりも小さい面積を有する錘台状に形成されている。本実施の形態において、装飾体収容部23は、角錘台状に形成されている。
また、底壁部21は、周壁部22の下端周縁22bよりも上方の周壁部22の内側の面に連なって配設されている。すなわち、周壁部22は、底壁部21よりも下方に突出している。そして、上下方向から見て、周壁部22の下端周縁22bによって区画される部分の面積は、容器本体1の周壁部12の上端周縁12aによって区画される部分の面積よりも大きく形成されている。したがって、容器本体1の周壁部12の外側に蓋体2の周壁部22が位置するようにして、蓋体2を容器本体1に被せることができるようになっている。これによって、容器本体1に対して蓋体2が水平方向に動くことが規制され、蓋体2が容器本体1からずれて落ちることを防止している。
装飾体3は、装飾体本体部31と、脚部32と、付勢部33とを含む。
装飾体本体部31は、装飾体収容部23に配設されている。そして、装飾体本体部31は、例えば寄棟屋根状に形成されている。すなわち、装飾体本体部31は、下端周縁31aが矩形に形成され、水平方向に延在している。そして、下端周縁31aの2対の対向する辺のうち、一方の対を成す辺のそれぞれから台形状の第1上壁31bが内側斜め上方に延在している。そして、一方の第1上壁31bの上端縁は、他方の第1上壁31bの上端縁と連なっており、他方の第1上壁31bの上端縁と共に装飾体本体部31の頂部を構成している。また、他方の対を成す辺のそれぞれから三角形状の第2上壁31cが内側斜め上方に延在している。そして、各第2上壁31cの一対の側縁は、それぞれ内側斜め上方に延在する。そして、各第2上壁31cは、一対の第1上壁31bの対応する側の側縁に連なっている。
また、装飾体本体部31は、下端周縁31aの形状が、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの形状と相似形に形成されている。そして、下端周縁31aによって区画される部分が蓋体2の周壁部22の上端周縁22aによって区画される部分の面積よりも大きい面積を有するように構成されている。したがって、図3に示すように、装飾体収容部23に位置する装飾体本体部31を上方に移動させると、装飾体本体部31の下端周縁31a又はこれに近接する部分が蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの近傍に当接し、そこからの更なる装飾体本体部31の上方への移動が規制される。したがって、装飾体収容部23に位置する装飾体3が蓋体2から抜け落ちることを防止することができる。
図3及び図4に示すように、脚部32は、下端部が蓋体2の底壁部21に当接し、上端部が装飾体本体部31に連なっている。そして、脚部32は、装飾体本体部31から装飾体本体部31の内側斜め下方に向かって延びる起立位置P1(図3参照)と、起立位置P1よりも更に装飾体本体部31の内側に向かって延びる倒伏位置P2(図4参照)との間を揺動可能に構成されている。したがって、脚部32が起立位置P1に位置している状態においては、装飾体本体部31が脚部32によって上昇させられた(持ち上げられた)状態となる。また、脚部32が倒伏位置P2に位置している状態においては、脚部32が起立位置P1に位置している状態よりも装飾体本体部31が下方に位置する状態となる。
そして、図3に示すように、装飾体3は、脚部32が起立位置P1に位置している状態において装飾体本体部31の少なくとも一部が蓋体2の周壁部22の上端周縁22aから上方に突出するように構成されている。これによって、弁当用容器100を上面が上方に突出したデザインとし、弁当用容器100を面白みのある容器とすることができる。
また、図4に示すように、装飾体3の装飾体本体部31は、脚部32が倒伏位置P2に位置している状態において、脚部32が起立位置P1に位置している状態よりも下方に位置するよう構成されている。
本実施の形態において、脚部32は、一対設けられている。そして、一対の脚部32は、一対の第2上壁31cの下端のそれぞれに連なる部材が内側に折り曲げられることによって構成されている。各脚部32は、横長長方形状に形成され、蓋体2の底壁部21に当接している脚部32の下端部は、自由端である。このように、一対の脚部32は、装飾体本体部31を支持している。
そして、装飾体3の装飾体本体部31は、脚部32が倒伏位置P2に位置している状態において、装飾体本体部31の全体が装飾体収容部23の内部に位置するよう構成されている。すなわち、装飾体本体部31の頂部が、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置と同じ高さ位置又は蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置よりも下方に位置するよう構成されている。
付勢部33は、倒伏位置P2に位置する脚部32を起立位置P1に向かって付勢する。そして、付勢部33は、倒伏位置P2に位置する脚部32を起立位置P1に向かって付勢する。
本実施の形態において、付勢部33は、一対設けられている。そして、付勢部33は、上下方向に延在する薄い板状の弾性体であり、例えば合成樹脂製である。そして、付勢部33の上端部33aは、対応する第2上壁31cに取り付けられている。また、付勢部33の中間部33bは、上下方向から見て、装飾体本体部31の内側に向かって屈曲して形成されている。そして、付勢部33の下端部33cは、自由端に形成されている。付勢部33の中間部33bの幅寸法は、上端部33a及び下端部33cの幅寸法よりも狭く形成されている。よって、付勢部33の中間部33bは、上端部33a及び下端部33cよりも曲がり易く構成されており、付勢部33の下端部33cを内側に押圧すると、付勢部33の中間部33bが屈曲するように構成されている。但し、当該構成に限られるものではない。
そして、付勢部33は、上下方向から見て、下端部33cが起立位置P1よりも装飾体本体部31の内側に向かって延びる位置に位置する脚部32に当接するように構成されている。よって、起立位置P1よりも装飾体本体部31の内側に向かって延びるように脚部32が位置している状態において、付勢部33は、上下方向から見て、脚部32を装飾体本体部31の外側に向かって、すなわち起立位置P1に向かって押圧する。これによって、脚部32は、下端部が蓋体2の底壁部21上を外側に向かってスライドし、倒伏位置P2から起立位置P1に向かって揺動する。その結果、脚部32は起き上がった姿勢となり、装飾体本体部31は、この脚部32によって底壁部21に対して上方に持ち上げられる。
付勢部33の中間部33bの幅寸法は、脚部32を介して装飾体本体部31を持ち上げるために必要な反発力を発生するように規定されている。
また、上述した通り、蓋体2の装飾体収容部23は、上面が下面の面積よりも小さい面積を有する錘台状に形成されているので、装飾体収容部23の内部において装飾体3を円滑に昇降させることができる。
[使用例]
次に、弁当用容器100の使用例を説明する。
図5は、弁当用容器100の使用例を示す図である。
図5に示すように、載置面に載置した弁当用容器100Aの上に他の弁当用容器100Bを載置すると、弁当用容器100Bの容器本体1の底壁部11によって、弁当用容器100Aの装飾体3の装飾体本体部31が下方に押圧され、装飾体本体部31の頂部が、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置と同じ高さ位置又は蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置よりも下方に位置する。その結果、弁当用容器100Bは、弁当用容器100Aの水平方向に延在する周壁部22の上端周縁22a上に載置され、弁当用容器100Aの周壁部22が弁当用容器100Bを支持する。したがって、弁当用容器100Aの上に載置した弁当用容器100Bが不安定になることを防止することができる。すなわち、弁当用容器100Aの上方に突出する装飾体本体部31によって弁当用容器100Bが不安定に弁当用容器100A上に載置されることを防止することができる。
そして、同様に、弁当用容器100Bの上に、更に他の弁当用容器100Cを載置することができる。このように、店頭等において、複数の弁当用容器100を積み上げてコンパクトに陳列することができる。
そして、弁当用容器100Bの上に載置した弁当用容器100Cを取り除くと、再び装飾体本体部31は上方に持ち上げられる。弁当用容器100Bは、再びデザインとしての面白みを発揮する。すなわち、弁当用容器100に係る弁当を購入した者は、弁当用容器100に係る弁当を喫食する際等に、弁当用容器100のデザインとしての面白みを楽しむことができる。
また、弁当用容器100を上下に昇降する動きを有する装飾体3を備える面白みのあるものとすることができる。よって、弁当用容器100に係る弁当を喫食した後に、例えば玩具として用いることができる。
以上に説明したように、本考案の弁当用容器100は、脚部32が起立位置P1に位置している状態において装飾体本体部31の少なくとも一部が蓋体2の周壁部22の上端周縁22aから上方に突出するように構成され、脚部32が倒伏位置P2に位置している状態において、装飾体本体部31の全体が装飾体収容部23の内部に位置するよう構成され、すなわち、装飾体本体部31の頂部が、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置と同じ高さ位置又は蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置よりも下方に位置するよう構成されているので、弁当用容器100を上面が上方に突出したデザインとして面白みのある容器としながらも、積み重ねた弁当用容器100が不安定になることを防止することができる。
<変形例>
上記実施の形態においては、脚部32及び付勢部33は一対設けられているがこれに限られるものではない。これに代えて、例えば、別の対の脚部32を一対の第1上壁31bにも連ねて構成し、当該別の対の脚部32に付勢部33を設けてもよい。
また、上記実施の形態においては、付勢部33は、合成樹脂製の板を屈曲させたものとしたがこれに限られるものではない。これに代えて、例えば、付勢部33をコイルばねとしてもよい。
更に、上記実施の形態においては、容器本体1の底壁部11は、平板状に形成されているがこれに限られるものではない。これに代えて、容器本体1の底壁部は、上方又は下方に突出する凸部を備えていてもよい。そして、容器本体1の底壁部が上方に突出している場合、複数の弁当用容器を積み上げると、装飾体3の装飾体本体部31は、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置よりも上方に位置する。また、容器本体1の底壁部が下方に突出している場合、複数の弁当用容器を積み上げると、装飾体3の装飾体本体部31は、蓋体2の周壁部22の上端周縁22aの高さ位置よりも下方に位置する。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
P1 起立位置
P2 倒伏位置
1 容器本体
2 蓋体
3 装飾体
11 底壁部
12 周壁部
12a 上端周縁
12b 下端周縁
13 容器本体開口部
15 食品収容部
21 底壁部
22 周壁部
22a 上端周縁
22b 下端周縁
23 装飾体収容部
31 装飾体本体部
31a 下端周縁
31b 第1上壁
31c 第2上壁
32 脚部
33 付勢部
33a 上端部
33b 中間部
33c 下端部
100 弁当用容器

Claims (6)

  1. 上方に向かって開口する容器本体開口部を有し、内部に食品が収容される容器本体と、
    前記容器本体開口部を覆う蓋体底壁部と、該蓋体底壁部の周縁部から上方に伸延する蓋体周壁部と、少なくとも前記蓋体底壁部と前記蓋体周壁部とによって区画された装飾体収容部と、を有する蓋体と、
    前記装飾体収容部に配設された装飾体本体部と、下端部が前記蓋体底壁部に当接し、上端部が前記装飾体本体部に連なり、前記装飾体本体部から前記装飾体本体部の内側斜め下方に向かって延びる起立位置と前記起立位置よりも更に前記装飾体本体部の内側に向かって延びる倒伏位置との間を揺動可能に構成されている脚部と、前記倒伏位置に位置する前記脚部を前記起立位置に向かって付勢する付勢部と、を有する装飾体であって、前記脚部が前記起立位置に位置している状態において前記装飾体本体部の少なくとも一部が前記蓋体周壁部の上端周縁から上方に突出し、前記脚部が前記倒伏位置に位置している状態において前記装飾体本体部が前記脚部が前記起立位置に位置している状態よりも下方に位置するよう構成されている装飾体と、を備える弁当用容器。
  2. 前記装飾体は、前記脚部が前記倒伏位置に位置している状態において、前記装飾体本体部の全体が前記装飾体収容部の内部に位置するよう構成されている、請求項1に記載の弁当用容器。
  3. 前記付勢部は、上下方向に延在する板状の弾性体であり、上端部が前記装飾体本体部に取り付けられ、中間部が内側に向かって屈曲して形成され、下端部が前記起立位置よりも前記装飾体本体部の内側に向かって延びる位置に位置する前記脚部に当接して当該脚部を前記起立位置に向かって付勢する、請求項1又は2に記載の弁当用容器。
  4. 前記装飾体は、上下方向から見て、下端周縁の形状が前記蓋体周壁部の上端周縁の形状と相似形に形成され、且つ下端周縁によって区画される部分が前記蓋体周壁部の上端周縁によって区画される部分の面積よりも大きい面積を有する、請求項1乃至3の何れかに記載の弁当用容器。
  5. 前記装飾体収容部は、上面が下面の面積よりも小さい面積を有する錘台状に形成されている、請求項1乃至4の何れかに記載の弁当用容器。
  6. 前記容器本体は、上下方向から見て前記蓋体周壁部の上端周縁によって区画される部分の面積よりも大きい面積を有する、請求項1乃至5の何れかに記載の弁当用容器。
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