JP3196633B2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- JP3196633B2 JP3196633B2 JP02572396A JP2572396A JP3196633B2 JP 3196633 B2 JP3196633 B2 JP 3196633B2 JP 02572396 A JP02572396 A JP 02572396A JP 2572396 A JP2572396 A JP 2572396A JP 3196633 B2 JP3196633 B2 JP 3196633B2
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- jaw
- cutting
- side cut
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/96—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
- E02F3/965—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨或いは鉄筋コ
ンクリート製等の構造物の解体を目的とし、鉄骨梁材の
切断或いは鉄筋コンクリート壁,床等の破砕作業におい
て、固定顎側切断体又は可動顎側切断体に切断効率を上
昇させ、且つその高寿命化と、鉄筋コンクリートの破砕
にも優れ、さらに、鉄筋コンクリート塊を固定顎側切断
体又は可動顎側切断体の損傷を最小限にできる破砕機に
関する。
ンクリート製等の構造物の解体を目的とし、鉄骨梁材の
切断或いは鉄筋コンクリート壁,床等の破砕作業におい
て、固定顎側切断体又は可動顎側切断体に切断効率を上
昇させ、且つその高寿命化と、鉄筋コンクリートの破砕
にも優れ、さらに、鉄筋コンクリート塊を固定顎側切断
体又は可動顎側切断体の損傷を最小限にできる破砕機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート製の構造物(ビ
ル等)の鉄骨梁又は鉄筋等の被切断物を切断し、壁,柱
の鉄筋コンクリート構造物等の被破砕物を破砕するため
の破砕機が種々存在している。その破砕時において、鉄
筋又は鉄骨の切断作業も行われる。この鉄筋,鉄骨の切
断作動は、破砕機の固定顎側に設けた切断体と可動顎側
に設けた切断体(破砕機によっては二つの左右対称に装
着された可動顎からなるものもあり、このタイプのもの
では両可動顎に切断体を装着している。)との挟持作用
によって行われるものであるが、作業状況,被破砕物の
形状,大きさ等の条件によっては鉄筋,鉄骨の切断効率
が悪くなることがあった。
ル等)の鉄骨梁又は鉄筋等の被切断物を切断し、壁,柱
の鉄筋コンクリート構造物等の被破砕物を破砕するため
の破砕機が種々存在している。その破砕時において、鉄
筋又は鉄骨の切断作業も行われる。この鉄筋,鉄骨の切
断作動は、破砕機の固定顎側に設けた切断体と可動顎側
に設けた切断体(破砕機によっては二つの左右対称に装
着された可動顎からなるものもあり、このタイプのもの
では両可動顎に切断体を装着している。)との挟持作用
によって行われるものであるが、作業状況,被破砕物の
形状,大きさ等の条件によっては鉄筋,鉄骨の切断効率
が悪くなることがあった。
【0003】即ち、切断時において、両切断体を閉じて
ゆくにしたがい、両切断体h,hと被破砕物との間に滑
りが生じて被破砕物が切断体h,h外部に押し出される
ようになり、切断作業における効率が低下することがあ
った。また、図13乃至図15に示した公知技術によれ
ば、その切断体h,hの切断用刃面を波形にしたものが
存在している。この技術によれば、波形状の切断用刃面
により鉄筋等をくわえて固定しやすくなるとの説明がな
されている。
ゆくにしたがい、両切断体h,hと被破砕物との間に滑
りが生じて被破砕物が切断体h,h外部に押し出される
ようになり、切断作業における効率が低下することがあ
った。また、図13乃至図15に示した公知技術によれ
ば、その切断体h,hの切断用刃面を波形にしたものが
存在している。この技術によれば、波形状の切断用刃面
により鉄筋等をくわえて固定しやすくなるとの説明がな
されている。
【0004】しかし、実際には、図15(A)に示すよ
うに、鉄筋をくわえて切断を行う場合には、その時の切
断体h,hが被破砕物に及ぼす切断力の方向が各部分に
より種々の方向に分散したり、或いは切断力が被破砕物
に対して分布荷重q,q,…となって切断作業を行うこ
ととなり、切断効率を低下させる欠点があった〔図15
(A)参照〕。
うに、鉄筋をくわえて切断を行う場合には、その時の切
断体h,hが被破砕物に及ぼす切断力の方向が各部分に
より種々の方向に分散したり、或いは切断力が被破砕物
に対して分布荷重q,q,…となって切断作業を行うこ
ととなり、切断効率を低下させる欠点があった〔図15
(A)参照〕。
【0005】また、断面角形の鋼材を切断するときで
も、一つの切断体h,hと被破砕物との接触箇所が2箇
所となり、それゆえに切断力が完全なる集中荷重となら
ず切断力が分散荷重Q,Q,…となり、切断効率を低下
させる欠点があった〔図15(C)参照〕。
も、一つの切断体h,hと被破砕物との接触箇所が2箇
所となり、それゆえに切断力が完全なる集中荷重となら
ず切断力が分散荷重Q,Q,…となり、切断効率を低下
させる欠点があった〔図15(C)参照〕。
【0006】或いは、切断用刃面を波形状とした切断体
h,hは、図13(B)に示すように、略直方体状の一
面のみを波形状の切断用刃面としていることにより該切
断用刃面の幅方向両側の隅角部′と隅角部′とが存
在するときに、隅角部′箇所が磨耗等で使用不能とな
ったり、切れ味が悪くなると、その切断体h,hを取り
外して反対側に入れ換えて隅角部′を外部にしていた
〔図14(A),(B)参照〕。上述したように、この
タイプのものでは、2つの隅角部のみしか使用すること
ができず、切断体h,hの寿命はあまり長いとは言えな
かった。
h,hは、図13(B)に示すように、略直方体状の一
面のみを波形状の切断用刃面としていることにより該切
断用刃面の幅方向両側の隅角部′と隅角部′とが存
在するときに、隅角部′箇所が磨耗等で使用不能とな
ったり、切れ味が悪くなると、その切断体h,hを取り
外して反対側に入れ換えて隅角部′を外部にしていた
〔図14(A),(B)参照〕。上述したように、この
タイプのものでは、2つの隅角部のみしか使用すること
ができず、切断体h,hの寿命はあまり長いとは言えな
かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、固
定顎本体と、可動顎本体とを開閉自在として破砕機外筺
に設け、前記固定顎本体及び可動顎本体との基部側に、
固定顎側切断体取付部及び可動顎側切断体取付部を介し
て固定顎側切断体及び可動顎側切断体をそれぞれ設け、
前記固定顎側切断体取付部及び可動顎側切断体取付部の
少なくとも一方に固定顎側切断体又は可動顎側切断体の
切断隅角部よりも突出した固定顎側切断部中間突起又は
可動顎側切断部中間突起を適宜の間隔をおいて長手方向
に複数設けてなる破砕機としたことにより、鉄骨梁材の
切断或いは鉄筋コンクリート壁,床等の破砕作業におい
て、固定顎側切断体又は可動顎側切断体に切断効率を上
昇させ、且つその高寿命化と、鉄筋コンクリートの破砕
にも優れ、さらに、鉄筋コンクリート塊を固定顎側切断
体又は可動顎側切断体の損傷を最小限にでき、前記の課
題を解決したものである。
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、固
定顎本体と、可動顎本体とを開閉自在として破砕機外筺
に設け、前記固定顎本体及び可動顎本体との基部側に、
固定顎側切断体取付部及び可動顎側切断体取付部を介し
て固定顎側切断体及び可動顎側切断体をそれぞれ設け、
前記固定顎側切断体取付部及び可動顎側切断体取付部の
少なくとも一方に固定顎側切断体又は可動顎側切断体の
切断隅角部よりも突出した固定顎側切断部中間突起又は
可動顎側切断部中間突起を適宜の間隔をおいて長手方向
に複数設けてなる破砕機としたことにより、鉄骨梁材の
切断或いは鉄筋コンクリート壁,床等の破砕作業におい
て、固定顎側切断体又は可動顎側切断体に切断効率を上
昇させ、且つその高寿命化と、鉄筋コンクリートの破砕
にも優れ、さらに、鉄筋コンクリート塊を固定顎側切断
体又は可動顎側切断体の損傷を最小限にでき、前記の課
題を解決したものである。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明すると、破砕機は、図1に示すように、主に
破砕機外筺1,固定顎本体2及び可動顎本体3から構成
され、まず破砕機外筺1に固定顎本体2が形成され、該
固定顎本体2上において可動顎本体3が開閉動作を行う
ものである。その可動顎本体3は略中間箇所が破砕機外
筺1に枢支されている。
づいて説明すると、破砕機は、図1に示すように、主に
破砕機外筺1,固定顎本体2及び可動顎本体3から構成
され、まず破砕機外筺1に固定顎本体2が形成され、該
固定顎本体2上において可動顎本体3が開閉動作を行う
ものである。その可動顎本体3は略中間箇所が破砕機外
筺1に枢支されている。
【0009】ここで、固定顎本体2及び可動顎本体3の
開閉方向において互いに対向する側を固定顎本体2及び
可動顎本体3の作業面側と称し、また該作業面側の反対
側を固定顎本体2及び可動顎本体3の外方側と称する。
さらに、固定顎本体2及び可動顎本体3の長手方向と
は、破砕機外筺1から外方に突出する方向とし、幅方向
はその長手方向に直交する方向とする。
開閉方向において互いに対向する側を固定顎本体2及び
可動顎本体3の作業面側と称し、また該作業面側の反対
側を固定顎本体2及び可動顎本体3の外方側と称する。
さらに、固定顎本体2及び可動顎本体3の長手方向と
は、破砕機外筺1から外方に突出する方向とし、幅方向
はその長手方向に直交する方向とする。
【0010】その固定顎本体2及び可動顎本体3は、内
部が中空状或いは中実状〔図4(A)参照〕に形成され
たものであって、可動顎本体3は、図1,図2に示すよ
うに、破砕機外筺1の内部に装着されている油圧シリン
ダ4により可動する。該油圧シリンダ4は、図1に示す
ように、シリンダ筒体4aが破砕機外筺1内に破砕機外
筺1の垂直面上を回動自在に設けられ、ピストンロッド
4bの先端が可動顎本体3の刃先反対側端に枢支されて
いる。
部が中空状或いは中実状〔図4(A)参照〕に形成され
たものであって、可動顎本体3は、図1,図2に示すよ
うに、破砕機外筺1の内部に装着されている油圧シリン
ダ4により可動する。該油圧シリンダ4は、図1に示す
ように、シリンダ筒体4aが破砕機外筺1内に破砕機外
筺1の垂直面上を回動自在に設けられ、ピストンロッド
4bの先端が可動顎本体3の刃先反対側端に枢支されて
いる。
【0011】その固定顎本体2の作業面側には、該作業
面側に突出した固定顎側切断体取付部7を介して、長手
方向に沿って固定顎側切断体5が設けられており、また
可動顎本体3の作業面側にも、該作業面側に突出した可
動顎側切断体取付部8を介して、長手方向に沿って可動
顎側切断体6が設けられ、その固定顎本体2上を可動顎
本体3が開閉するときに、これらとともに固定顎側切断
体5と可動顎側切断体6とが鋏状に可動して剪断によ
り、鉄筋,梁等の被切断物Sを切断することができるも
のである(図1,図4,図6等参照)。
面側に突出した固定顎側切断体取付部7を介して、長手
方向に沿って固定顎側切断体5が設けられており、また
可動顎本体3の作業面側にも、該作業面側に突出した可
動顎側切断体取付部8を介して、長手方向に沿って可動
顎側切断体6が設けられ、その固定顎本体2上を可動顎
本体3が開閉するときに、これらとともに固定顎側切断
体5と可動顎側切断体6とが鋏状に可動して剪断によ
り、鉄筋,梁等の被切断物Sを切断することができるも
のである(図1,図4,図6等参照)。
【0012】前記固定顎側切断体5及び可動顎側切断体
6は共に、同等で細長立方体状をなし、所定厚さで、適
宜の高さHをなしており、材質としては工具鋼等が焼入
れ加工されている。この固定顎側切断体5及び可動顎側
切断体6の高さHの2分の1の箇所で、且つ長手方向に
複数(実施形態の図面では6箇所)の取付螺子孔5a,
5a,…、6a,6a,…が穿設されている〔図5
(C)及び図6(B)参照〕。前記固定顎側切断体取付
部7,可動顎側切断体取付部8は、前記固定顎側切断体
5及び可動顎側切断体6の大きさよりも大きな略細長立
方体形状をなし、該固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6が取り付けられるL形溝7a,8aがそれぞれ形成
されている。
6は共に、同等で細長立方体状をなし、所定厚さで、適
宜の高さHをなしており、材質としては工具鋼等が焼入
れ加工されている。この固定顎側切断体5及び可動顎側
切断体6の高さHの2分の1の箇所で、且つ長手方向に
複数(実施形態の図面では6箇所)の取付螺子孔5a,
5a,…、6a,6a,…が穿設されている〔図5
(C)及び図6(B)参照〕。前記固定顎側切断体取付
部7,可動顎側切断体取付部8は、前記固定顎側切断体
5及び可動顎側切断体6の大きさよりも大きな略細長立
方体形状をなし、該固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6が取り付けられるL形溝7a,8aがそれぞれ形成
されている。
【0013】前記固定顎側切断体5及び可動顎側切断体
6が、図1乃至図3及び図6等に示すように、固定顎側
切断体取付部7及び可動顎側切断体取付部8のL形溝7
a,8aに取付ボルト9,9,…を介してそれぞれ取り
付けられると、固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6
の作業する切断隅角部,箇所は、前記固定顎側切断
体取付部7,可動顎側切断体取付部8の頂面7b,8b
と略面一となり、且つ鋏状となる対向面も、前記固定顎
側切断体取付部7,可動顎側切断体取付部8の側面と面
一となるように構成されている(図1参照)。
6が、図1乃至図3及び図6等に示すように、固定顎側
切断体取付部7及び可動顎側切断体取付部8のL形溝7
a,8aに取付ボルト9,9,…を介してそれぞれ取り
付けられると、固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6
の作業する切断隅角部,箇所は、前記固定顎側切断
体取付部7,可動顎側切断体取付部8の頂面7b,8b
と略面一となり、且つ鋏状となる対向面も、前記固定顎
側切断体取付部7,可動顎側切断体取付部8の側面と面
一となるように構成されている(図1参照)。
【0014】また、該固定顎側切断体取付部7,可動顎
側切断体取付部8のそれぞれ先端側は、前記固定顎側切
断体5及び可動顎側切断体6の切断隅角部,箇所よ
りも、作業面側に高く形成された先端突起部7c,8c
が形成されている。前記固定顎側切断体取付部7,可動
顎側切断体取付部8にそれぞれ形成された取付孔7d,
8dに、前記取付ボルト9のボルト頭が収納され、外面
に突出しないようにように構成されている。また、前記
固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6には、未使用の
他の切断隅角部,、,、,の3つの隅角部
が存在する〔図4(A)参照〕。この3つの切断隅角部
,、,、,は、磨耗し又は隅角部がかける
等の損傷等をおこしたときに、図4(B)及び(C)に
示すように、固定顎側切断体5(或いは可動顎側切断体
6)のそれぞれの高さ方向の断面において反転、或いは
長手方向において反転させることで、合計4回の新規な
る切断体として使用可能である〔図4(D)参照〕。
側切断体取付部8のそれぞれ先端側は、前記固定顎側切
断体5及び可動顎側切断体6の切断隅角部,箇所よ
りも、作業面側に高く形成された先端突起部7c,8c
が形成されている。前記固定顎側切断体取付部7,可動
顎側切断体取付部8にそれぞれ形成された取付孔7d,
8dに、前記取付ボルト9のボルト頭が収納され、外面
に突出しないようにように構成されている。また、前記
固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6には、未使用の
他の切断隅角部,、,、,の3つの隅角部
が存在する〔図4(A)参照〕。この3つの切断隅角部
,、,、,は、磨耗し又は隅角部がかける
等の損傷等をおこしたときに、図4(B)及び(C)に
示すように、固定顎側切断体5(或いは可動顎側切断体
6)のそれぞれの高さ方向の断面において反転、或いは
長手方向において反転させることで、合計4回の新規な
る切断体として使用可能である〔図4(D)参照〕。
【0015】前記固定顎側切断体取付部7,可動顎側切
断体取付部8の頂面7b,8bには、前記固定顎側切断
体5及び可動顎側切断体6の切断隅角部,箇所の高
さよりも高く形成された固定顎側切断部中間突起10,
10,…、可動顎側切断部中間突起11,11,…が前
記固定顎側切断体取付部7,可動顎側切断体取付部8の
長さ方向(長手方向)の範囲内に適宜の間隔をおいて一
体又は別体にて形成されている(図1乃至図3参照)。
その固定顎側切断部中間突起10,可動顎側切断部中間
突起11の高さは、前記先端突起部7c,8cの高さと
同等又は僅かに低く形成され、その形状は台形角柱状に
形成されている。また、図示しないが台形円柱状に形成
されることもあり、形状には限定されない。
断体取付部8の頂面7b,8bには、前記固定顎側切断
体5及び可動顎側切断体6の切断隅角部,箇所の高
さよりも高く形成された固定顎側切断部中間突起10,
10,…、可動顎側切断部中間突起11,11,…が前
記固定顎側切断体取付部7,可動顎側切断体取付部8の
長さ方向(長手方向)の範囲内に適宜の間隔をおいて一
体又は別体にて形成されている(図1乃至図3参照)。
その固定顎側切断部中間突起10,可動顎側切断部中間
突起11の高さは、前記先端突起部7c,8cの高さと
同等又は僅かに低く形成され、その形状は台形角柱状に
形成されている。また、図示しないが台形円柱状に形成
されることもあり、形状には限定されない。
【0016】前記固定顎本体2の先端箇所には、図1及
び図6(A)等に示すように、破砕刃12が装着されて
いる。該破砕刃12は、具体的に図1に示すように、は
算盤珠を略半分とした形状で、その刃先は先端に向かう
に従い次第に細くなっている。また、可動顎本体3も先
端より少し内側位置にも、前記破砕刃12と同等形状で
これよりも大きな破砕刃13が装着されている(図1参
照)。
び図6(A)等に示すように、破砕刃12が装着されて
いる。該破砕刃12は、具体的に図1に示すように、は
算盤珠を略半分とした形状で、その刃先は先端に向かう
に従い次第に細くなっている。また、可動顎本体3も先
端より少し内側位置にも、前記破砕刃12と同等形状で
これよりも大きな破砕刃13が装着されている(図1参
照)。
【0017】また、前記破砕刃12及び破砕刃13は算
盤珠を略半分とした形状以外のタイプも存在し、例えば
図示しないが裁頭角錐状としたもの等が含まれる。その
可動顎本体3の先端には、先端立上り部14が設けられ
ている。このように構成された固定顎本体2と可動顎本
体3とを閉じても、前記破砕刃12と破砕刃13とは互
いに当たらないように設けられている。また、前記破砕
機外筺1の後部端(図1において左側)には、適宜の角
度に回転してその位置で停止可能な旋回体15が設けら
れ、被切断物S又は被破砕物Cを、最良なる角度で切断
又は破砕するように構成されている。
盤珠を略半分とした形状以外のタイプも存在し、例えば
図示しないが裁頭角錐状としたもの等が含まれる。その
可動顎本体3の先端には、先端立上り部14が設けられ
ている。このように構成された固定顎本体2と可動顎本
体3とを閉じても、前記破砕刃12と破砕刃13とは互
いに当たらないように設けられている。また、前記破砕
機外筺1の後部端(図1において左側)には、適宜の角
度に回転してその位置で停止可能な旋回体15が設けら
れ、被切断物S又は被破砕物Cを、最良なる角度で切断
又は破砕するように構成されている。
【0018】第2の実施形態としては、図9(A)に示
すように、固定顎側切断部中間突起10のみを設けた場
合であり、他の構成は第1の実施形態と同一である。ま
た、第3の実施形態としては、図9(B)に示すよう
に、可動顎側切断部中間突起11のみを設けた場合であ
り、他の構成は第1の実施形態と同一である。
すように、固定顎側切断部中間突起10のみを設けた場
合であり、他の構成は第1の実施形態と同一である。ま
た、第3の実施形態としては、図9(B)に示すよう
に、可動顎側切断部中間突起11のみを設けた場合であ
り、他の構成は第1の実施形態と同一である。
【0019】また、上記第1乃至第3の実施形態におい
て、固定顎本体2と可動顎本体3の少なくとも一方に固
定顎側切断部中間突起10或いは可動顎側切断部中間突
起11を一つのみ設けた実施形態も存在する。図10で
は、固定顎本体2と可動顎本体3とに固定顎側切断部中
間突起10及び可動顎側切断部中間突起11をそれぞれ
一つずつ設けたものを示している。
て、固定顎本体2と可動顎本体3の少なくとも一方に固
定顎側切断部中間突起10或いは可動顎側切断部中間突
起11を一つのみ設けた実施形態も存在する。図10で
は、固定顎本体2と可動顎本体3とに固定顎側切断部中
間突起10及び可動顎側切断部中間突起11をそれぞれ
一つずつ設けたものを示している。
【0020】次に、第4実施形態としては、図11に示
すように、一対の可動顎本体3,3から構成され、本発
明の第1乃至第3の実施形態に示されているような固定
顎本体2と可動顎本体3とから構成されたタイプのもの
ではなく、前記固定顎本体2が存在しないで、二つの可
動顎本体3,3から構成されるものが存在している。そ
の両可動顎本体3,3は、一本の油圧シリンダ4にて可
動する構造となっている。このように可動顎本体3,3
の基部側の可動顎側切断体6,6を取り付ける可動側切
断体取付部8,8に、所定間隔をおいて可動顎側切断部
中間突起11,11,…が複数設けられている。また、
第4実施形態において、特に図示しないが前記油圧シリ
ンダー4は二本が装着され、それぞれの可動顎本体3,
3が別々の油圧シリンダー4,4を介して駆動する構成
としたタイプも存在する。
すように、一対の可動顎本体3,3から構成され、本発
明の第1乃至第3の実施形態に示されているような固定
顎本体2と可動顎本体3とから構成されたタイプのもの
ではなく、前記固定顎本体2が存在しないで、二つの可
動顎本体3,3から構成されるものが存在している。そ
の両可動顎本体3,3は、一本の油圧シリンダ4にて可
動する構造となっている。このように可動顎本体3,3
の基部側の可動顎側切断体6,6を取り付ける可動側切
断体取付部8,8に、所定間隔をおいて可動顎側切断部
中間突起11,11,…が複数設けられている。また、
第4実施形態において、特に図示しないが前記油圧シリ
ンダー4は二本が装着され、それぞれの可動顎本体3,
3が別々の油圧シリンダー4,4を介して駆動する構成
としたタイプも存在する。
【0021】次に、第5実施形態としては、図示しない
が、構造的に第4実施形態と同一であり、その一対の可
動顎本体3,3の何れか一方の可動側切断体取付部8
に、所定間隔をおいて可動顎側切断部中間突起11,1
1,…が複数設けられている。
が、構造的に第4実施形態と同一であり、その一対の可
動顎本体3,3の何れか一方の可動側切断体取付部8
に、所定間隔をおいて可動顎側切断部中間突起11,1
1,…が複数設けられている。
【0022】また、第4実施形態において、両可動顎本
体3,3の少なくともいずれか一方に可動顎側切断部中
間突起11を一つのみ設けたものが存在する。図12
は、両可動顎本体3,3に可動顎側切断部中間突起11
をそれぞれ一つずつ設けものが示されている。
体3,3の少なくともいずれか一方に可動顎側切断部中
間突起11を一つのみ設けたものが存在する。図12
は、両可動顎本体3,3に可動顎側切断部中間突起11
をそれぞれ一つずつ設けものが示されている。
【0023】
【作用】本発明にて鉄筋等の被切断物Sを切断する作用
について説明すると、その固定顎側切断体5と可動顎側
切断体6を開いて、鉄筋等の被切断物Sに押しつけるよ
うにし、次いで挟むように作動させると、その被切断物
Sなる鉄筋は、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6を
滑るように作用するが、図6(A),(B)及び図7に
示すように、適宜の位置の固定顎側切断部中間突起10
及び可動顎側切断部中間突起11にてその滑りを停止さ
せ、回転の基部側で切断させることができる。そして、
このときに固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とは被
切断物Sに対して常時、集中荷重fなる切断力をかけな
がら切断することができる〔図6(B)参照〕。
について説明すると、その固定顎側切断体5と可動顎側
切断体6を開いて、鉄筋等の被切断物Sに押しつけるよ
うにし、次いで挟むように作動させると、その被切断物
Sなる鉄筋は、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6を
滑るように作用するが、図6(A),(B)及び図7に
示すように、適宜の位置の固定顎側切断部中間突起10
及び可動顎側切断部中間突起11にてその滑りを停止さ
せ、回転の基部側で切断させることができる。そして、
このときに固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とは被
切断物Sに対して常時、集中荷重fなる切断力をかけな
がら切断することができる〔図6(B)参照〕。
【0024】この点を詳述すると、図7に示すように、
従来では、鉄筋等の被切断物Sが、切断時において、滑
ったとしても先端突起部7c,8c箇所で停止し、ここ
で切断することとなるが、本発明では、可動顎本体3の
回転側に近い基部側の固定顎側切断部中間突起10及び
可動顎側切断部中間突起11にて被切断物Sの滑りを停
止させ、固定状態として固定顎側切断体5及び可動顎側
切断体6とで切断することができる。
従来では、鉄筋等の被切断物Sが、切断時において、滑
ったとしても先端突起部7c,8c箇所で停止し、ここ
で切断することとなるが、本発明では、可動顎本体3の
回転側に近い基部側の固定顎側切断部中間突起10及び
可動顎側切断部中間突起11にて被切断物Sの滑りを停
止させ、固定状態として固定顎側切断体5及び可動顎側
切断体6とで切断することができる。
【0025】このため、可動顎本体3の軸支部P位置か
ら従来までの切断中心箇所までの距離をL2 とし、その
ときの加圧力をF2 とする。また、可動顎本体3の軸支
部Pの位置から本発明での切断中心箇所までの距離をL
1 とし、そのときの加圧力をF1 とする。また、破砕機
における油圧シリンダ4の圧力は一定であり、L1 ×F
1 =L2 ×F2 となる。すると、図7に示すように、L
1 <L2 であるため、常に、F1 >F2 となり、従来位
置の切断力に比較して格段と切断力が増加させることが
でき、切断効率を向上させ得る。
ら従来までの切断中心箇所までの距離をL2 とし、その
ときの加圧力をF2 とする。また、可動顎本体3の軸支
部Pの位置から本発明での切断中心箇所までの距離をL
1 とし、そのときの加圧力をF1 とする。また、破砕機
における油圧シリンダ4の圧力は一定であり、L1 ×F
1 =L2 ×F2 となる。すると、図7に示すように、L
1 <L2 であるため、常に、F1 >F2 となり、従来位
置の切断力に比較して格段と切断力が増加させることが
でき、切断効率を向上させ得る。
【0026】次に、本発明にてコンクリート構造材等の
被破砕物Cを破砕するのに、一般には、図1に示す,固
定顎本体2に対して可動顎本体3を可動させて、破砕刃
12,13にて破砕する。この場合には、大形材に向
く。さらに、コンクリート構造材等の被破砕物Cが、図
8(A)に示すように、比較的小径の場合には、固定顎
側切断体5と可動顎側切断体6とでくわえることとな
る。そして、固定顎側切断部中間突起10及び可動顎側
切断部中間突起11にてコンクリートを破砕し、内部の
鉄骨を切断するものである〔図8(B)参照〕。
被破砕物Cを破砕するのに、一般には、図1に示す,固
定顎本体2に対して可動顎本体3を可動させて、破砕刃
12,13にて破砕する。この場合には、大形材に向
く。さらに、コンクリート構造材等の被破砕物Cが、図
8(A)に示すように、比較的小径の場合には、固定顎
側切断体5と可動顎側切断体6とでくわえることとな
る。そして、固定顎側切断部中間突起10及び可動顎側
切断部中間突起11にてコンクリートを破砕し、内部の
鉄骨を切断するものである〔図8(B)参照〕。
【0027】その作用について詳述すると、その固定顎
側切断体5と可動顎側切断体6とで挟むように作動させ
ると、まず、固定顎側切断部中間突起10又は可動顎側
切断部中間突起11にて被破砕物Cの表面に当接させる
こととなる。すると、その固定顎側切断部中間突起10
又は可動顎側切断部中間突起11が破砕突起の役割をな
し、被破砕物Cを破砕させることができる。
側切断体5と可動顎側切断体6とで挟むように作動させ
ると、まず、固定顎側切断部中間突起10又は可動顎側
切断部中間突起11にて被破砕物Cの表面に当接させる
こととなる。すると、その固定顎側切断部中間突起10
又は可動顎側切断部中間突起11が破砕突起の役割をな
し、被破砕物Cを破砕させることができる。
【0028】特に、この場合でも、先端箇所に存在する
切断刃12,13ではないため、根元側での破砕とな
り、その破砕エネルギーは大きくなる。また、固定顎側
切断体取付部7又は可動顎側切断体取付部8の先端突起
部7c,8cにて被破砕物Cを破砕することもある。こ
の場合にも、可動顎本体3の軸支部P側寄りで破砕する
こととなり、破砕効率を向上させることができる。
切断刃12,13ではないため、根元側での破砕とな
り、その破砕エネルギーは大きくなる。また、固定顎側
切断体取付部7又は可動顎側切断体取付部8の先端突起
部7c,8cにて被破砕物Cを破砕することもある。こ
の場合にも、可動顎本体3の軸支部P側寄りで破砕する
こととなり、破砕効率を向上させることができる。
【0029】以上のように固定顎側切断部中間突起10
又は可動顎側切断部中間突起11が破砕の役割をなすも
のであり、さらに、固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6の切断隅角部,,,を損傷することも防止
できる。即ち、従来では、固定顎側切断体5及び可動顎
側切断体6箇所で、コンクリート構造材等の被破砕物C
を破砕すると、どうしても、固定顎側切断体5及び可動
顎側切断体6の切断隅角部,,,を破損又は損
傷させることになったが、前記固定顎側切断部中間突起
10又は可動顎側切断部中間突起11が破壊反力の大部
分を受けることとなるために破損又は損傷を無視できる
程度に防止できる。
又は可動顎側切断部中間突起11が破砕の役割をなすも
のであり、さらに、固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6の切断隅角部,,,を損傷することも防止
できる。即ち、従来では、固定顎側切断体5及び可動顎
側切断体6箇所で、コンクリート構造材等の被破砕物C
を破砕すると、どうしても、固定顎側切断体5及び可動
顎側切断体6の切断隅角部,,,を破損又は損
傷させることになったが、前記固定顎側切断部中間突起
10又は可動顎側切断部中間突起11が破壊反力の大部
分を受けることとなるために破損又は損傷を無視できる
程度に防止できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明においては、固定顎本体
2と、可動顎本体3とを開閉自在として破砕機外筺1に
設け、前記固定顎本体2及び可動顎本体3との基部側
で,且つ前記固定顎本体2及び可動顎本体3の作業面側
から突出した固定顎側切断体取付部7及び可動顎側切断
体取付部8を介して固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6をそれぞれ設け、前記固定顎側切断体取付部7及び
可動顎側切断体取付部8の少なくとも一方に固定顎側切
断体5又は可動顎側切断体6の切断隅角部よりも突出し
た固定顎側切断部中間突起10又は可動顎側切断部中間
突起11を前記取付部の長さ方向の範囲内に適宜の間隔
をおいて複数設けてなる破砕機としたことにより、まず
第1に特に鉄筋等の被切断物Sの切断効率が増加し、第
2にコンクリート構造材等の被破砕物Cの破砕に好適で
あるし、第3に固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6
箇所で被破砕物Cを破砕しても刃の破損・損傷を殆どな
くすことができる等の効果を奏する。
2と、可動顎本体3とを開閉自在として破砕機外筺1に
設け、前記固定顎本体2及び可動顎本体3との基部側
で,且つ前記固定顎本体2及び可動顎本体3の作業面側
から突出した固定顎側切断体取付部7及び可動顎側切断
体取付部8を介して固定顎側切断体5及び可動顎側切断
体6をそれぞれ設け、前記固定顎側切断体取付部7及び
可動顎側切断体取付部8の少なくとも一方に固定顎側切
断体5又は可動顎側切断体6の切断隅角部よりも突出し
た固定顎側切断部中間突起10又は可動顎側切断部中間
突起11を前記取付部の長さ方向の範囲内に適宜の間隔
をおいて複数設けてなる破砕機としたことにより、まず
第1に特に鉄筋等の被切断物Sの切断効率が増加し、第
2にコンクリート構造材等の被破砕物Cの破砕に好適で
あるし、第3に固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6
箇所で被破砕物Cを破砕しても刃の破損・損傷を殆どな
くすことができる等の効果を奏する。
【0031】これら複数の効果を詳述すると、従来で
は、鉄筋等の被切断物Sが、切断時において、滑った場
合に切断体の先端部分の突起でのみ停止し、ここで切断
することとなり、最も強力なる切断力を得ることはでき
ないものであったが、本発明によれば、可動顎本体3の
回転側に近い基部側の固定顎側切断部中間突起10又は
可動顎側切断部中間突起11のいずれかによって被切断
物Sの滑りを停止させ、固定状態として固定顎側切断体
5及び可動顎側切断体6とで切断することができる。そ
して、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とによる切
断作業に際しては、該固定顎側切断体5と可動顎側切断
体6との切断用刃面の隅角部が直線状であるために、被
切断物Sに対して常時、集中荷重fなる切断力となり、
被切断物Sの切断効率を良好にさせることができる〔図
6(B)参照〕。
は、鉄筋等の被切断物Sが、切断時において、滑った場
合に切断体の先端部分の突起でのみ停止し、ここで切断
することとなり、最も強力なる切断力を得ることはでき
ないものであったが、本発明によれば、可動顎本体3の
回転側に近い基部側の固定顎側切断部中間突起10又は
可動顎側切断部中間突起11のいずれかによって被切断
物Sの滑りを停止させ、固定状態として固定顎側切断体
5及び可動顎側切断体6とで切断することができる。そ
して、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とによる切
断作業に際しては、該固定顎側切断体5と可動顎側切断
体6との切断用刃面の隅角部が直線状であるために、被
切断物Sに対して常時、集中荷重fなる切断力となり、
被切断物Sの切断効率を良好にさせることができる〔図
6(B)参照〕。
【0032】このため、図6,図7等に示すように、被
切断物Sを固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6とで
くわえた場合に、その被切断物Sが両切断体の閉じる動
きによって、切断用刃面を滑ったとしても固定顎側切断
部中間突起10又は可動顎側切断部中間突起11のいず
れかの部分にひっかかり、その被切断物Sをしっかりと
両切断体の間に固定しながら切断作業を行うことができ
るものである(図7参照)。
切断物Sを固定顎側切断体5及び可動顎側切断体6とで
くわえた場合に、その被切断物Sが両切断体の閉じる動
きによって、切断用刃面を滑ったとしても固定顎側切断
部中間突起10又は可動顎側切断部中間突起11のいず
れかの部分にひっかかり、その被切断物Sをしっかりと
両切断体の間に固定しながら切断作業を行うことができ
るものである(図7参照)。
【0033】次に、内部に鉄骨及び鉄筋を含むコンクリ
ート構造材等の被破砕物Cを破砕する場合では、従来で
は一般には、固定顎本体2に対して可動顎本体3を可動
させて、破砕刃12,13側にて破砕するものである
が、本発明においては固定顎側切断部中間突起10或い
は可動顎側切断部中間突起11を設けていることにより
コンクリート構造材等の被破砕物Cが比較的小型の場合
には、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とでくわえ
ながら、固定顎側切断部中間突起10或いは可動顎側切
断部中間突起11による破砕とし、これは固定顎本体2
と可動顎本体3との根元側での破砕となり、その破砕エ
ネルギーは大きくなり、破砕効率を向上させることがで
きる。
ート構造材等の被破砕物Cを破砕する場合では、従来で
は一般には、固定顎本体2に対して可動顎本体3を可動
させて、破砕刃12,13側にて破砕するものである
が、本発明においては固定顎側切断部中間突起10或い
は可動顎側切断部中間突起11を設けていることにより
コンクリート構造材等の被破砕物Cが比較的小型の場合
には、固定顎側切断体5と可動顎側切断体6とでくわえ
ながら、固定顎側切断部中間突起10或いは可動顎側切
断部中間突起11による破砕とし、これは固定顎本体2
と可動顎本体3との根元側での破砕となり、その破砕エ
ネルギーは大きくなり、破砕効率を向上させることがで
きる。
【0034】次に、固定顎側切断部中間突起10は固定
顎側切断体5の切断用刃面より突出しているので、被破
砕物Cを破砕するときには、その固定顎側切断部中間突
起10が固定顎側切断体5よりも先に被破砕物Cに当た
り固定顎側切断体5にかかる負担を少なくすることがで
き、固定顎側切断体5を保護し、引いては固定顎側切断
体5の寿命を長くすることができる。同様に、可動顎側
切断部中間突起11は、可動顎側切断体6の切断用刃面
より突出しているので、被破砕物Cを破砕するときに
は、その可動顎側切断部中間突起11が可動顎側切断体
6よりも先に被破砕物Cに当たり可動顎側切断体6にか
かる負担を少なくすることができ、可動顎側切断体6を
保護し、引いては可動顎側切断体6の寿命を長くするこ
とができる。
顎側切断体5の切断用刃面より突出しているので、被破
砕物Cを破砕するときには、その固定顎側切断部中間突
起10が固定顎側切断体5よりも先に被破砕物Cに当た
り固定顎側切断体5にかかる負担を少なくすることがで
き、固定顎側切断体5を保護し、引いては固定顎側切断
体5の寿命を長くすることができる。同様に、可動顎側
切断部中間突起11は、可動顎側切断体6の切断用刃面
より突出しているので、被破砕物Cを破砕するときに
は、その可動顎側切断部中間突起11が可動顎側切断体
6よりも先に被破砕物Cに当たり可動顎側切断体6にか
かる負担を少なくすることができ、可動顎側切断体6を
保護し、引いては可動顎側切断体6の寿命を長くするこ
とができる。
【0035】次に、請求項2の発明においては、請求項
1において、前記固定顎側切断部中間突起10及び可動
顎側切断部中間突起11の両方を設けてなる破砕機とし
たことにより、より効果的に被切断物Sの切断や被破砕
物Cの破砕を好適にできる利点がある。即ち、固定顎側
切断体5側には固定顎側切断部中間突起10が備わって
おり、可動顎側切断体6側には可動顎側切断部中間突起
11が備わっていることから被切断物Sや被破砕物Cを
両固定顎側切断部中間突起10と可動顎側切断部中間突
起11とで確実に係止させることができ、効率的な切断
作業を行うことができる。
1において、前記固定顎側切断部中間突起10及び可動
顎側切断部中間突起11の両方を設けてなる破砕機とし
たことにより、より効果的に被切断物Sの切断や被破砕
物Cの破砕を好適にできる利点がある。即ち、固定顎側
切断体5側には固定顎側切断部中間突起10が備わって
おり、可動顎側切断体6側には可動顎側切断部中間突起
11が備わっていることから被切断物Sや被破砕物Cを
両固定顎側切断部中間突起10と可動顎側切断部中間突
起11とで確実に係止させることができ、効率的な切断
作業を行うことができる。
【0036】請求項3の発明においては、請求項1にお
いて、前記固定顎側切断体5又は可動顎側切断体6を細
長立方体とし、その取付螺子孔5a,6aを高さHの中
央に穿設してなる破砕機としたことにより、一つの固定
顎側切断体5或いは可動顎側切断体6の寿命を長くする
ことができる。即ち、固定顎側切断体5の取付螺子孔5
aを高さHの中央としたことで、その固定顎側切断体5
を高さ方向に反転させても、固定顎側切断体5を同一状
態に装着することができる。そして、その固定顎側切断
体5の各隅角部,,,を順番に全部使用するこ
とができる。即ち、4つの隅角部の磨耗が進行するまで
使用することができる。
いて、前記固定顎側切断体5又は可動顎側切断体6を細
長立方体とし、その取付螺子孔5a,6aを高さHの中
央に穿設してなる破砕機としたことにより、一つの固定
顎側切断体5或いは可動顎側切断体6の寿命を長くする
ことができる。即ち、固定顎側切断体5の取付螺子孔5
aを高さHの中央としたことで、その固定顎側切断体5
を高さ方向に反転させても、固定顎側切断体5を同一状
態に装着することができる。そして、その固定顎側切断
体5の各隅角部,,,を順番に全部使用するこ
とができる。即ち、4つの隅角部の磨耗が進行するまで
使用することができる。
【0037】請求項4の発明においては、一対の可動顎
本体3,3を開閉自在として破砕機外筺1に設け、前記
可動顎本体3の基部側に、可動顎側切断体取付部8を介
して可動顎側切断体6を設け、前記一対の可動側切断体
取付部8,8の少なくとも一方に可動顎側切断体6の切
断隅角部よりも突出した可動顎側切断部中間突起11,
11,…を適宜の間隔をおいて長手方向に複数設けてな
る破砕機としたことにより、両可動顎本体3,3が可動
し、該可動顎本体3,3の動きに伴い破砕刃5,5も可
動することとなり、両側より破砕することで、より破砕
力を増加した破砕効率にできる。比較的大きなコンクリ
ート構造材Sの破砕に好適である。
本体3,3を開閉自在として破砕機外筺1に設け、前記
可動顎本体3の基部側に、可動顎側切断体取付部8を介
して可動顎側切断体6を設け、前記一対の可動側切断体
取付部8,8の少なくとも一方に可動顎側切断体6の切
断隅角部よりも突出した可動顎側切断部中間突起11,
11,…を適宜の間隔をおいて長手方向に複数設けてな
る破砕機としたことにより、両可動顎本体3,3が可動
し、該可動顎本体3,3の動きに伴い破砕刃5,5も可
動することとなり、両側より破砕することで、より破砕
力を増加した破砕効率にできる。比較的大きなコンクリ
ート構造材Sの破砕に好適である。
【図1】本発明の第1の実施形態の斜視図
【図2】図1の固定顎本体箇所と固定顎側切断体との分
解斜視図
解斜視図
【図3】図1の可動顎本体箇所と可動顎側切断体との分
解斜視図
解斜視図
【図4】(A)は図1の固定顎本体箇所と可動顎本体箇
所の断面図 (B)は固定顎側切断体を磨耗等で取り替えている状態
斜視図
所の断面図 (B)は固定顎側切断体を磨耗等で取り替えている状態
斜視図
【図5】(A)は固定側切断体取付部に固定顎側切断体
が固着された状態の断面図 (B)は固定顎側切断体の切断隅角部が破損した後
に、その固定顎側切断体を外した状態の断面図 (C)は固定顎側切断体の切断隅角部の新規箇所を切
断部とするために、固定側切断体取付部に取り付けよう
とする状態の断面図 (D)は固定顎側切断体の3つの切断隅角部が破損した
後に、最後の一つの切断隅角部を切断部として固定側切
断体取付部に取り付けた断面図
が固着された状態の断面図 (B)は固定顎側切断体の切断隅角部が破損した後
に、その固定顎側切断体を外した状態の断面図 (C)は固定顎側切断体の切断隅角部の新規箇所を切
断部とするために、固定側切断体取付部に取り付けよう
とする状態の断面図 (D)は固定顎側切断体の3つの切断隅角部が破損した
後に、最後の一つの切断隅角部を切断部として固定側切
断体取付部に取り付けた断面図
【図6】(A)は切断作用を示す側面図 (B)は(A)の要部拡大図
【図7】被切断物を切断する状態の要部側面図
【図8】(A)は被破砕物を破砕している状態の一部断
面とした側面図 (B)は鉄骨,鉄筋を切断している状態の一部断面とし
た要部拡大側面部
面とした側面図 (B)は鉄骨,鉄筋を切断している状態の一部断面とし
た要部拡大側面部
【図9】(A)は本発明の第2の実施形態の要部側面図 (B)は本発明の第3の実施形態の要部側面図
【図10】本発明の第1の実施形態において固定顎本体
及び可動顎本体に固定顎側切断部中間突起および可動顎
側切断部中間突起をそれぞれ一つずつ設けたタイプの斜
視図
及び可動顎本体に固定顎側切断部中間突起および可動顎
側切断部中間突起をそれぞれ一つずつ設けたタイプの斜
視図
【図11】本発明の第4の実施形態を示す側面図
【図12】本発明の第4の実施形態において両可動顎本
体に可動顎側切断部中間突起を一つずつ設けたタイプの
斜視図
体に可動顎側切断部中間突起を一つずつ設けたタイプの
斜視図
【図13】(A)は従来技術の要部側面図 (B)は従来の切断体の斜視図
【図14】(A)は従来の切断体を顎本体に取り付けた
断面図 (B)はその一部の破損したために切断隅角箇所を取り
替えた状態の断面図
断面図 (B)はその一部の破損したために切断隅角箇所を取り
替えた状態の断面図
【図15】(A)は従来の切断体にて鉄筋を切断してい
る状態図 (B)は(A)の要部拡大図 (C)は従来の切断体にて断面角形の被切断物を切断す
るときの切断荷重が分散する状態を示す要部拡大図
る状態図 (B)は(A)の要部拡大図 (C)は従来の切断体にて断面角形の被切断物を切断す
るときの切断荷重が分散する状態を示す要部拡大図
1…破砕機外筺 2…固定顎本体 3…可動顎本体 5…固定顎側切断体 5a,6a…取付螺子孔 6…可動顎側切断体 7…固定側切断体取付部 8…可動側切断体取付部 10…固定顎側切断部中間突起 11…可動顎側切断部中間突起 H…高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂戸 正幸 千葉市花見川区千種町314番地 株式会 社坂戸工作所内 (72)発明者 仲田 征男 千葉市花見川区千種町314番地 株式会 社坂戸工作所内 (72)発明者 三浦 末八 千葉市若葉区桜木町615の14 (56)参考文献 特開 昭58−29971(JP,A) 特開 平6−221002(JP,A) 実開 昭55−76343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/08 B02C 1/02
Claims (4)
- 【請求項1】 固定顎本体と、可動顎本体とを開閉自在
として破砕機外筺1に設け、前記固定顎本体及び可動顎
本体との基部側で,且つ前記固定顎本体及び可動顎本体
の作業面側から突出した固定顎側切断体取付部及び可動
顎側切断体取付部を介して固定顎側切断体及び可動顎側
切断体をそれぞれ設け、前記固定顎側切断体取付部及び
可動顎側切断体取付部の少なくとも一方に固定顎側切断
体又は可動顎側切断体の切断隅角部よりも突出した固定
顎側切断部中間突起又は可動顎側切断部中間突起を前記
取付部の長さ方向の範囲内に適宜の間隔をおいて複数設
けてなることを特徴とする破砕機。 - 【請求項2】 請求項1において、前記固定顎側切断部
中間突起及び可動顎側切断部中間突起の両方を設けてな
ることを特徴とする破砕機。 - 【請求項3】 請求項1において、前記固定顎側切断体
又は可動顎側切断体を細長立方体とし、その取付螺子孔
を高さの中央に穿設してなることを特徴とする破砕機。 - 【請求項4】 一対の可動顎本体を開閉自在として破砕
機外筺に設け、前記可動顎本体の基部側に、可動顎側切
断体取付部を介して可動顎側切断体を設け、前記一対の
可動側切断体取付部の少なくとも一方に可動顎側切断体
の切断隅角部よりも突出した可動顎側切断部中間突起を
適宜の間隔をおいて長手方向に複数設けてなることを特
徴とする破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02572396A JP3196633B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02572396A JP3196633B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217502A JPH09217502A (ja) | 1997-08-19 |
JP3196633B2 true JP3196633B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=12173731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02572396A Expired - Fee Related JP3196633B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3196633B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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US20110225829A1 (en) * | 2010-03-22 | 2011-09-22 | Genesis Attachments, Llc | Heavy duty configurable shear crusher demolition tool |
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-
1996
- 1996-02-13 JP JP02572396A patent/JP3196633B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09217502A (ja) | 1997-08-19 |
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